JP2011113477A - 自動販売機 - Google Patents

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Abstract

【課題】事前に個人情報の登録を必要としないで、利用頻度の高いユーザを取り込むことが可能な自動販売機を提供すること。
【解決手段】自身が採用する認証方式により利用者情報を取得して、機内に収容する選択された商品を販売する自動販売機において、認証方式により取得した利用者情報が、過去の取引履歴情報に予め決められた5回以上記録されている場合には、該利用者に対して予め設定された特典を付与する主制御部20を備えたものであり、この主制御部20は、商品が選択されることなく認証方式により利用者情報を取得した場合には、前面に配設されたディスプレイモニタ7に予め設定された特定のコンテンツを表示させることが好ましい。
【選択図】図4

Description

本発明は、自動販売機に関し、より詳細には、自身が採用する認証方式により利用者情報を取得して、機内に収容する選択された商品を販売する自動販売機に関するものである。
従来、非接触式のICカードや携帯電話等の記録媒体との間で決済処理を行って、機内に収容する選択された商品を販売するような自動販売機が知られている。そのような自動販売機においては、所定の通信可能領域(アクセス領域)に記録媒体が保持されると、かかる記録媒体との間で認証処理を実施して決済処理を行い、かかる決済処理が完了すると、機内に収容する選択された商品を搬出して販売している。
そして、当該記憶媒体の識別番号であるID、並びに購入商品及び購入日時を記憶し、購入頻度等に応じてポイントを付与することにより、顧客満足度を向上させるようなものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−164164号公報
ところで、上述した特許文献1に提案されているような自動販売機では、マーケティングを行うことを主眼としてポイントの付与を行っており、ポイントが付与されるためには、利用者自身が事前に自己の個人情報を登録していることが必要である。ここで個人情報としては、ICカードの識別番号であるカードID、利用者の氏名、住所等の情報である。このように事前に個人情報の登録を要求することは、多くの利用者にとっては煩わしいものであり、結果的に多くの利用者はポイントの付与を受けることができない虞れがある。また、一つのロケーションに多くの自動販売機が設置されていることがあり、他の自動販売機との差別化を図ることが求められている。
本発明は、上記実情に鑑みて、事前に個人情報の登録を必要としないで、利用頻度の高いユーザを取り込むことが可能な自動販売機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る自動販売機は、自身が採用する認証方式により利用者情報を取得して、機内に収容する選択された商品を販売する自動販売機において、前記認証方式により取得した利用者情報が、過去の取引履歴情報に予め決められた基準回数以上記録されている場合には、該利用者に対して予め設定された特典を付与する特典付与手段を備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る自動販売機は、上述した請求項1において、商品が選択されることなく前記認証方式により利用者情報を取得した場合には、前記特典付与手段は、前面に配設されたタッチパネル式の表示画面に予め設定された特定のコンテンツを表示させることを特徴とする。
本発明の自動販売機によれば、特典付与手段が、認証方式により取得した利用者情報が、過去の取引履歴情報に予め決められた基準回数以上記録されている場合には、該利用者に対して予め設定された特典を付与するので、事前にユーザ登録を必要とせず、また購入手続を通常の購入手続を同じものとすることができ、事前に個人情報の登録を必要としないで、利用頻度の高いユーザを取り込むことが可能になるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態1である自動販売機を示す斜視図である。 図2は、本発明の実施の形態1である自動販売機の内部構造を示す斜視図である。 図3は、図1に示したディスプレイモニタの表示例を示す説明図である。 図4は、本発明の実施の形態1である自動販売機の特徴的な制御系を模式的に示すブロック図である。 図5は、主制御部が実施する商品販売処理の処理内容を示すフローチャートである。 図6は、図5に示した取引履歴検索の処理内容を示すフローチャートである。 図7は、図6に示した取引履歴検索を説明するための説明図である。 図8は、本実施の形態2における自動販売機の主制御部が実施する販売前表示処理の処理内容を示すフローチャートである。 図9は、本発明の実施の形態3である自動販売機の特徴的な制御系を模式的に示すブロック図である。 図10は、主制御部が実施する特定コンテンツ表示処理の処理内容を示すフローチャートである。 図11は、本実施の形態4における自動販売機の主制御部が実施する特定商品販売処理の処理内容を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る自動販売機の好適な実施の形態について詳細に説明する。
<実施の形態1>
図1及び図2は、それぞれ本発明の実施の形態1である自動販売機を示すものであり、図1は斜視図、図2は内部構造を示す斜視図である。ここで例示する自動販売機は、例えば缶入り飲料やペットボトル入り飲料等の商品を販売するためのもので、自動販売機本体である本体キャビネット1を備えている。この本実施の形態1である自動販売機は、例えば鉄道の駅のホームに設置されるものとして説明する。
本体キャビネット1の内部には、複数(図示の例では3つ)の独立した商品収容庫2が左右に並設してある。これら商品収容庫2は、缶入り飲料やペットボトル入り飲料等の商品を所望の温度に維持した状態で収容するためのものである。
各商品収容庫2には、商品収納ラック3、搬出機構4及び搬出シュータ5が設けてある。商品収納ラック3は、商品を上下方向に沿って並ぶ態様で収納するためのものである。搬出機構4は、商品収納ラック3の下部に設けてあり、この商品収納ラック3に収納された商品群の最下位にある商品を1つずつ搬出するためのものである。搬出シュータ5は、搬出機構4から搬出された商品を後述する商品取出口13に導くためのものである。また、商品収容庫2の搬出シュータ5によって区画される下方には熱交換器(図示せず)が配設してあり、該熱交換器の駆動により、商品収納ラック3に収納された飲料缶やペットボトルを所望の冷却温度、あるいは加熱温度に維持することが可能である。尚、本実施の形態1においては、自動販売機を正面から見た場合の左方を左側とし、自動販売機を正面から見た場合の右方を右側として説明する。
上記自動販売機には、本体キャビネット1の左側縁部に扉体6が設けてある。扉体6は、本体キャビネット1の前面開口を開閉するためのもので、内扉6a及び外扉6bを備えて構成してある。内扉6aは、本体キャビネット1に設けた商品収容庫2の前面を覆うのに十分な大きさを有しており、断熱構造を有するものである。図示の例では、内扉6aを上下に分割し、それぞれを個別に開閉できるようにしてある。
外扉6bは、本体キャビネット1の前面開口を覆うのに十分な大きさを有したものである。この外扉6bには、その前面側にディスプレイモニタ7、硬貨投入口8、紙幣挿入口9、一体表示器10、リーダライタ11、硬貨返却口12、商品取出口13が設けてある一方、その後面側には、硬貨処理機14、硬貨回収箱15、紙幣処理機16が設けてある。
ディスプレイモニタ7は、いわゆるタッチパネル式の表示画面であり、液晶表示画面の所定個所を指先で押圧すると、押圧個所に対応した信号を後述する自販機制御部30に与える周知の構造を採用している。かかるディスプレイモニタ7は、図3に示すように、複数種類の商品見本Sを整列させて表示する表示手段としての機能を有している。このように商品見本Sを表示する場合には、それぞれの商品見本Sの下方個所に該商品見本Sに対応する商品がホット商品なのか、コールド商品なのかを示す冷温表示Hも併せて表示する。すなわち、ホット商品の商品見本Sには「HOT」を表示し、コールド商品の商品見本Sには「COLD」を表示している。また、ディスプレイモニタ7は、商品選択手段としての機能も有しており、表示画面上のいずれかの商品見本Sを押圧すると、押圧個所に対応した信号が自販機制御部30に与えられ、その後、該商品見本Sに対応する商品が所定条件の下で、本体キャビネット1の内部から払い出されるようになっている。
硬貨投入口8は、利用者が硬貨を投入するための開口である。この硬貨投入口8を通じて投入された硬貨は、硬貨処理機14においてその金種が識別され、その後、硬貨回収箱15に収容されることになる。紙幣挿入口9は、利用者が紙幣を挿入するための開口である。この紙幣挿入口9を通じて挿入された紙幣は、紙幣処理機16においてその金種が識別されることになる。また上記紙幣挿入口9は、紙幣処理機16において識別できなかった紙幣を返却するための機能を有している。一体表示器10は、貨幣の投入金額、販売中であるか否か、釣銭があるか否か等、各種情報を利用者に表示するためのものである。リーダライタ11は、所定のアクセス領域(通信可能領域)にICカード等の記録媒体が保持された場合に、ICカードのICチップに対して情報の読み書きが可能になるものである。本実施の形態1においては記録媒体の一例としてICカードを例示するが、本発明においては、携帯電話を記録媒体として適用しても良い。硬貨返却口12は、硬貨処理機14において識別できなかった硬貨、あるいは釣銭となる硬貨を利用者に返却するための開口である。商品取出口13は、商品収納ラック3から払い出された商品を利用者が受け取るための開口である。
図4は、本発明の実施の形態1である自動販売機の特徴的な制御系を模式的に示すブロック図である。この図4に示すように、自動販売機は、制御ユニットとして、主制御部20及び自販機制御部30を備えている。主制御部20は、メモリ21に記憶されたプログラムやデータにしたがって自動販売機の販売動作を統括して制御するものである。メモリ21には種々の情報が記憶してあり、リーダライタ11を通じて決済処理が行われた場合、購入履歴情報、すなわち記録媒体の利用者ID(利用者個人を特定する情報)、購入商品及び購入日時が記憶される。
自販機制御部30は、主制御部20とデータの送受信が可能な態様で電気的に接続してある。この自販機制御部30は、図示せぬ内蔵メモリに記憶されたプログラムやデータにしたがってディスプレイモニタ7の表示を制御するものである。
以上のような構成を有する自動販売機においては、次のようにして商品を販売することができる。
図5は、上記主制御部20が実施する商品販売処理の処理内容を示すフローチャートである。かかる商品販売処理について説明しながら上記自動販売機の動作について説明する。
この商品販売処理においては、利用者によりディスプレイモニタ7の購入したい商品に相当する商品見本Sの表示個所が押圧されると、自販機制御部30がディスプレイモニタ7から与えられた押圧信号を入力した場合、すなわち主制御部20は、商品を選択された場合(ステップS101:Yes)、所定のアクセス領域に記録媒体が保持されると(ステップS102:Yes)、メモリ21から取引履歴情報を読み出して取引履歴検索を行う(ステップS103)。
図6は、図5に示した取引履歴検索の処理内容を示すフローチャートである。この取引履歴検索では、バッファ、カウンタ及びポインタをクリアし(ステップS111)、上記ステップS102で読み出した利用者IDをバッファに入れる(ステップS112)。
そしてポインタに同一のIDナンバーがあるか否かを検索し、同一のIDナンバーがあればカウンタを「+1」にしてから次のポインタに移動する(ステップS113:Yes,ステップS114,ステップS115)。一方、同一のIDナンバーがなければ、次のポインタに移動する(ステップS113:No,ステップS115)。そして、ポインタが最終レコードに達するまでステップS113〜ステップS115の処理を繰り返し、ポインタが最終レコードに達すれば(ステップS116:Yes)、検索を終了して(ステップS117)、手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
上記取引履歴検索の結果、ステップS102で読み出した利用者IDと同一のIDが取引履歴情報に5回以上記録されている場合には(ステップS103:Yes)、当該利用者をロイヤルカスタマーと認定して、選択された商品の販売価格を予め設定された割引価格に決定する(ステップS104)。一方、上記取引履歴検索の結果、ステップS102で読み出した利用者IDと同一のIDが取引履歴情報に5回未満しか記録されていない場合には(ステップS103:No)、選択された商品の販売価格を通常価格に決定する(ステップS105)。ここで利用者がロイヤルカスタマーであるか否かを判断するために閾値として用いた「5回」は一例であり、種々の回数を基準回数として用いても構わない。
ステップS104、若しくはステップS105で販売価格を決定した後、主制御部20は、所定のアクセス領域に保持された記録媒体から販売金額の減算を行い(ステップS106)、すなわち決済処理を行い、取引データ(利用者ID、購入商品及び購入日時)をメモリ21に記憶させて取引データの更新を行う(ステップS107)。その後、選択された商品を収納する商品収納ラック3に対応する搬出機構4に駆動指令を与えて商品を搬出し(ステップS108)、手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
以上、本発明の実施の形態1である自動販売機によれば、主制御部20が、自身が採用する認証方式により取得した利用者IDが、メモリ21に記憶する取引履歴情報に5回以上記録されている場合には、該利用者をロイヤルカスタマーであるとして、選択された商品の販売価格を予め設定された割引価格に決定して販売している。すなわち、主制御部20が、特典付与手段として、ロイヤルカスタマーであると認定した場合には予め設定された特典を付与している。これによれば、事前にユーザ登録を必要とせず、また購入手続を通常の購入手続を同じものとすることができ、事前に個人情報の登録を必要としないで、利用頻度の高いユーザを取り込むことが可能になる。
以上、本発明の好適な実施の形態1について説明したが、本発明ではこれに限定されず、種々の変更を行うことができる。
上述した実施の形態1では、特典の付与の一例として、選択された商品を割引価格で販売していたが、本発明では、割引価格での販売に限られず、商品を1つサービスで付加させたり、ポイントを付与したり、市場に出回っていない試供品等の商品を購入商品と一緒に提供したり、または市場に出回っているプレミア商品等の専用商品を購入商品と一緒に提供したりしてもよい。また、特典として、ディスプレイモニタ7にロイヤルカスタマー専用の表示を行ったり、育成型キャラクタを表示させたり、広告等を行ってもよい。更には、ルーレットのようなくじ付きの自動販売機の場合には、ロイヤルカスタマーには当たりの確率を高くしたり、ロイヤルカスタマーには、専用の記録媒体を付与してかかる記録媒体にスタンプラリーのように予め決められた自動販売機に訪れたことを示すための訪問履歴が残るようにしたり、訪問履歴の数に応じて更に別の特典を付与するようにしてもよい。
<実施の形態2>
次に本発明の実施の形態2について説明する。本実施の形態2における自動販売機においては、上述した実施の形態1に係る自動販売機と同一の構成を有するため、同一の符号を付して説明する。
図8は、本実施の形態2における自動販売機の主制御部20が実施する販売前表示処理の処理内容を示すフローチャートである。かかる販売前表示処理について説明しながら、本実施の形態2における自動販売機の動作について説明する。
この販売前表示処理においては、利用者による商品選択、すなわち利用者によりディスプレイモニタ7の購入希望商品に相当する商品見本Sの表示個所の押圧がなされる前に、リーダライタ11の所定のアクセス領域に記録媒体が保持された場合(ステップS201:Yes)、主制御部20は、メモリ21から取引履歴情報を読み出して取引履歴検索を行う(ステップS202)。この取引履歴検索は、上述した実施の形態1で説明した通りであるので、その説明は割愛する。
上記取引履歴検索の結果、ステップS201で読み出した利用者IDと同一のIDが取引履歴情報に5回以上記録されている場合には(ステップS203:Yes)、当該利用者をロイヤルカスタマーと認定して、主制御部20は、自販機制御部30を通じてディスプレイモニタ7に予め設定された特定のコンテンツを表示させる(ステップS204)。ここで特定のコンテンツの表示としては、通常の商品見本Sの表示の他にお勧め商品をディスプレイモニタ7に表示させたり、取引履歴情報に記録されている当該利用者の過去に購入した商品の商品見本のみをディスプレイモニタ7に表示させたりすることが該当する。
一方、上記取引履歴検索の結果、ステップS201で読み出した利用者IDと同一のIDが取引履歴情報に5回未満しか記録されていない場合には(ステップS203:No)、主制御部20は、一体表示器10に記録媒体に記録されている残高の表示を行う(ステップS205)。ここで利用者がロイヤルカスタマーであるか否かを判断するために閾値として用いた「5回」は一例であり、種々の回数を基準回数として用いても構わない。
その後、所定時間内に利用者によりディスプレイモニタ7の購入希望商品に相当する商品見本Sの表示個所が押圧されて商品が選択された場合には(ステップS206:Yes,ステップS207)、主制御部20は、所定のアクセス領域に記録媒体が再度保持されると(ステップS208:Yes)、当該記録媒体から販売金額の減算を行い(ステップS209)、すなわち決済処理を行い、取引データ(利用者ID、購入商品及び購入日時)をメモリ21に記憶させて取引データの更新を行う(ステップS210)。その後、選択された商品を収納する商品収納ラック3に対応する搬出機構4に駆動指令を与えて商品を搬出し(ステップS211)、手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
このような本実施の形態2である自動販売機によれば、主制御部20が、商品が選択されることなく所定のアクセス領域に保持された記録媒体から取得した利用者IDが、メモリ21に記憶する取引履歴情報に5回以上記録されている場合には、該利用者をロイヤルカスタマーであるとして、ディスプレイモニタ7に予め設定された特定のコンテンツを表示させるので、事前にユーザ登録をしなくても、商品選択前にお勧め商品の表示等のサービスの提供が可能となる。しかも購入手続を通常の購入手続を同じものとすることができ、これにより事前に個人情報の登録を必要としないで、利用頻度の高いユーザを取り込むことが可能になる。
以上、本発明の好適な実施の形態2について説明したが、本発明はこれに限定されず、種々の変更を行うことができる。
上述した実施の形態2である自動販売機においては、商品選択前に所定のアクセス領域に記録媒体が保持された場合に、記録媒体を保持する利用者がロイヤルカスタマーであると、通常行われる残高表示ではなくディスプレイモニタ7に特定のコンテンツを表示させているが、本発明では、特定のコンテンツの表示の代わりに、特定の音声を発するようにしても構わない。
<実施の形態3>
図9は、本発明の実施の形態3である自動販売機の特徴的な制御系を模式的に示すブロック図である。尚、上述した実施の形態1と同一の構成を有するものには同一の符号を付してその説明を省略する。
この図9に示すように、自動販売機は、制御ユニットとしての主制御部20及び自販機制御部30の他に、カメラ31を備えている。カメラ31は、外扉6bの前面の適当な個所に設置してある。このカメラ31は、自販機制御部30から動作指令が与えられると、自動販売機の前面を撮影し、その画像情報を自販機制御部30を通じて主制御部20に与える。主制御部20では、自販機制御部30を通じて与えられた画像情報から自動販売機の前面の人通りが多いか否かを判断できるようになっている。
図10は、上記主制御部20が実施する特定コンテンツ表示処理の処理内容を示すフローチャートである。かかる特定コンテンツ表示処理について説明しながら、本実施の形態3における自動販売機の動作について説明する。
主制御部20は、自販機制御部30を通じてカメラ31を作動させる(ステップS301)。そして、カメラ31により撮影された画像情報が自販機制御部30を通じて与えられると、当該画像情報から自動販売機の前面の人通りが多いか否かを判断する(ステップS302)。ここで人通りの多いか否かの判断の基準は、適宜設定可能であり、ここでは10名以上いる場合に人通りが多いと判断するものとする。
人通りが多くないと判断した場合には(ステップS302:No)、主制御部20は、後述する処理を実施することなく、手順をリターンさせて今回の処理を終了する。一方、人通りが多いと判断した場合には(ステップS302:Yes)、主制御部20は、自販機制御部30を通じてディスプレイモニタ7に特定コンテンツの表示を行い(ステップS303)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
このステップS303で表示される特定コンテンツであるが、具体的には、新商品の宣伝広告、あるいは当該自動販売機が設置されるロケーションに応じた表示、すなわち列車の発車時刻等が該当する。
また、本実施の形態3である自動販売機においては、上記特定コンテンツ表示処理以外に、実施の形態1で説明したような商品販売処理や、実施の形態2で説明したような販売前表示処理を、人通りが多くないと判断した場合に実施することが可能である。
このように実施の形態3である自動販売機によっても、事前に個人情報の登録を必要としないで、利用頻度の高いユーザを取り込むことが可能であり、しかも人通りが多いと判断した場合には、特定コンテンツをディスプレイモニタ7に表示させることにより、自動販売機の利用者に限らず、自動販売機の周辺にいる人達の利便性を向上させることができる。
以上、本発明の実施の形態3について説明したが、本発明はこれに限定されず、種々の変更を行うことができる。本発明では、人通りが多いと判断した場合であって、更に通勤ラッシュ時と判断したときに、上記特定コンテンツをディスプレイモニタ7に表示するようにしても良い。
<実施の形態4>
次に本発明の実施の形態4について説明する。本実施の形態4における自動販売機においては、上述した実施の形態1に係る自動販売機と同一の構成を有するため、同一の符号を付して説明する。
図11は、本実施の形態4における自動販売機の主制御部20が実施する特定商品販売処理の処理内容を示すフローチャートである。かかる特定商品販売処理について説明しながら、本実施の形態4における自動販売機の動作について説明する。
この特定商品販売処理においては、利用者による商品選択、すなわち利用者によりディスプレイモニタ7の購入希望商品に相当する商品見本Sの表示個所の押圧がなされる前に、リーダライタ11の所定のアクセス領域に記録媒体が保持された場合(ステップS401:Yes)、主制御部20は、メモリ21から取引履歴情報を読み出して取引履歴検索を行う(ステップS402)。この取引履歴検索は、上述した実施の形態1で説明した通りであるので、その説明は割愛する。
上記取引履歴検索の結果、ステップS401で読み出した利用者IDと同一のIDが取引履歴情報に5回以上記録されているか否かを判断する(ステップS403:Yes)。これにより利用者IDと同一のIDが取引履歴情報に5回以上記録されていない場合には(ステップS403:No)、主制御部20は、一体表示器10に記録媒体に記録されている残高の表示を行って(ステップS404)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
一方、利用者IDと同一のIDが取引履歴情報に5回以上記録されており、しかもステップS201からの記録媒体の保持時間が3秒間以上である場合には(ステップS403:Yes,ステップS405:Yes)、上記取引履歴情報に含まれる当該利用者が前回購入した商品、すなわち直近に購入した商品を販売商品とする(ステップS406)。
ところで、利用者IDと同一のIDが取引履歴情報に5回以上記録されていても、ステップS201からの記録媒体の保持時間が3秒間未満である場合には(ステップS403:Yes,ステップ405:No)、主制御部20は、一体表示器10に記録媒体に記録されている残高の表示を行って(ステップS404)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
前回購入した商品を販売商品とセットした主制御部20は、所定のアクセス領域に保持された当該記録媒体から販売金額の減算を行い(ステップS407)、すなわち決済処理を行い、取引データ(利用者ID、購入商品及び購入日時)をメモリ21に記憶させて取引データの更新を行う(ステップS408)。その後、選択された商品を収納する商品収納ラック3に対応する搬出機構4に駆動指令を与えて商品を搬出し(ステップS409)、手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
このような本実施の形態4である自動販売機によれば、主制御部20が、商品が選択されることなく所定のアクセス領域に保持された記録媒体から取得した利用者IDが、メモリ21に記憶する取引履歴情報に5回以上記録されている場合には、該利用者をロイヤルカスタマーであるとし、更に所定のアクセス領域への記録媒体の保持時間が所定時間以上であると、メモリ21に予め記憶する取引履歴情報から前回購入された商品を販売商品として販売するので、利用者は、商品を選択する必要がなく、毎回購入する商品を得ることができるというサービスの提供が可能となる。しかも購入手続を通常の購入手続を同じものとすることができ、これにより事前に個人情報の登録を必要としないで、利用頻度の高いユーザを取り込むことが可能になる。
以上、本発明の好適な実施の形態1〜4について説明したが、本発明はこれらに限定されず、種々の変更を行うことができる。
上述した実施の形態1〜4においては、認証方式として、所定のアクセス領域に保持された記録媒体(ICカード、携帯電話等)のIDナンバーにより認証を行ったが、本発明においては、顔認証や指紋認証等の認証方式を採用しても良い。
上述した実施の形態1〜4においては、主制御部20が、メモリ21に記憶する取引履歴情報により利用者がロイヤルカスタマーであるか否かを判断していたが、本発明においては、自動販売機がネットワークを通じて管理センタに通信可能に接続しており、かかる管理センタにおいて取引履歴情報が一括に管理されており、自動販売機自体は、メモリ21にロイヤルカスタマーに該当するIDナンバーのみを記憶しているだけでも良い。
以上のように、本発明に係る自動販売機は、自身が採用する認証方式により利用者情報を取得して、機内に収容する選択された商品を販売するのに有用である。
1 本体キャビネット
4 搬出機構
6b 外扉
7 ディスプレイモニタ
10 一体表示器
11 リーダライタ
14 硬貨処理機
16 紙幣処理機
20 主制御部
21 メモリ
30 自販機制御部
S 商品見本
H 冷温表示

Claims (3)

  1. 自身が採用する認証方式により利用者情報を取得して、機内に収容する選択された商品を販売する自動販売機において、
    前記認証方式により取得した利用者情報が、過去の取引履歴情報に予め決められた基準回数以上記録されている場合には、該利用者に対して予め設定された特典を付与する特典付与手段を備えたことを特徴とする自動販売機。
  2. 商品が選択されることなく前記認証方式により利用者情報を取得した場合には、前記特典付与手段は、前面に配設された表示画面に予め設定された特定のコンテンツを表示させることを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
  3. 商品が選択されることなく前記認証方式により利用者情報を取得した場合には、前記特定付与手段は、前記取引履歴情報に記録されている当該利用者の直近の購入商品を搬出することを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
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