JP4504793B2 - 自動販売機、試供品提供管理装置および試供品提供方法 - Google Patents

自動販売機、試供品提供管理装置および試供品提供方法 Download PDF

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Description

本発明は、自動販売機、試供品提供管理装置および試供品提供方法に関し、さらに詳しくは、顧客に配布する試供品の提供を人手によらずに行うための技術に関する。
一般に、商品の販売者は、新製品等の試供品を配布して、販売促進を図っている。通常、試供品の配布は、キャンペーンガール等の人手によって街頭や店頭で無差別に行われることが多い。また、店頭等の一角に試供品を手に取れるように陳列しておき、気づいた顧客のみ持っていけるようにして配布することもよく行われる。さらに、近年のインターネットの発展に伴い、PC(Personal Computer)を使用してインターネットに接続する店舗のサーバにアクセスしてアンケートに答えた顧客に対して引換券を発行しておき、自動販売機または自動物品供給機が引換券の情報を読み取って試供品やプレゼントを顧客に提供する方法も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−208524号公報(段落0022〜0064、図1〜6)
しかし、人手によって試供品を配布する場合または所定の場所に陳列して配布する場合には、無差別に試供品を配布してしまうため、商品購入の意思のない人に対しても配布してしまったり、一人の顧客が複数の試供品を受け取ってしまったりすることが多い。また、販売対象のターゲットを絞って配布しようとしても、キャンペーンガール等の配布者の主観に基づいてしまうため、販売者のターゲットとずれた相手に配布してしまうことも多い。そのため、試供品の配布数により見込まれる販売促進効果を十分に得ることができず、また、十分な販売促進効果を得ようとすると試供品の個数を増やさなければならないため、試供品の製造コストが嵩んでしまう。
一方、特許文献1で提案された技術では、顧客が自動販売機で試供品を受け取る前に、その都度、あらかじめ試供品の配布を受けるための識別標識を受け取る必要があり、識別標識を受け取ったときには試供品の提供の意思があったとしても、その意思がなくなったり、試供品のことを忘れてしまったりして、試供品を確実に配布することができない恐れがある。
そのため、本発明は、ニーズのある顧客に対して確実に試供品を提供し、試供品の製造コストを削減することが可能な自動販売機、試供品提供管理装置および試供品提供方法を提供することを課題とする。
そこで、本発明は、前記課題を解決するために、顧客が所持するための認証媒体に記憶された識別情報に関係づけられた試供品提供判定情報に基づいて試供品の提供の有無を判定する試供品提供管理装置と、この試供品提供管理装置に提供許可と判定された顧客に対して無料で試供品を提供する自動販売機とを提供する。
本発明によれば、ニーズのある顧客に対して確実に試供品を提供でき、また、試供品の製造コストを削減できる効果が得られるため、少ない試供品の配布数であっても効率よく販売促進を図ることが可能になる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
[試供品提供システムの構成]
図1は、本発明に係る第1実施形態の試供品提供システムを説明する図である。(a)は、試供品提供システムの構成を示すブロック図である。(b)は、試供品提供システムを構成する自動販売機の外観を示す斜視図である。
この試供品提供システム100は、図1(a)に示すとおり、複数の自動販売機1A(1A1,1A2,1A3,…,1An)と、試供品提供管理装置2Aと、各自動販売機1Aと試供品提供管理装置2Aとを通信可能に接続するネットワーク3と、各自動販売機1Aによって読み書きされる認証媒体4Aとによって構成される。以下、自動販売機1Aと試供品提供管理装置2Aとネットワーク3と認証媒体4Aとについて順に説明する。
[自動販売機の構成]
図2は、本発明の第1実施形態に係る自動販売機の構成を示すブロック図である。なお、以下の説明では、適宜図1(b)を参照する。
この自動販売機1Aは、商品Gを販売する機能と、試供品Sを配布する機能とを実現するために、媒体読み書き手段(媒体読み出し手段)10(図1(b)参照)と、取引判別手段11と、商品販売手段12と、試供品提供制御手段13と、搬送制御手段14と、搬送機構15と、商品スタッカ16a,16bと、試供品スタッカ16cと、商品取出口17(図1(b)参照)と、送受信手段18と、商品ボタン19a,19b(図1(b)参照)と、試供品ボタン19c(図1(b)参照)とを主に備えて構成されている。
なお、商品Gは、現金取引、前払い取引(プリペイド)または後払い取引(ポストペイ)によって販売されるものであり、飲料やたばこ等である。試供品Sは、販売する商品Gの実際の使用効果を顧客Xに認知させて購買意欲を促がして商品Gの販売促進を図るために、顧客Xに無料で配布するものである。この試供品Sは、顧客Xに商品Gを試させることが可能であれば、商品Gの量と同一(商品G自体)であっても、商品Gよりも少ない量であってもよい。例えば、試供品Sは、1箱当たり20本入りのたばこを商品Gとした場合に、3本のたばこをパッケージ化したものとすればよい。この場合には、後記するとおり、試供品Sのパッケージは、商品Gの容器と同一形状および大きさのものであることが好ましい。
媒体読み書き手段10は、試供品Sの提供の有無を判定するための試供品提供判定情報に対応づけた識別情報を格納した認証媒体4Aと、図示を省略するプリペイド用媒体やポストペイ用媒体(以下、総称するときは「取引媒体」という。)との媒体を読み書きするリーダ・ライタである。例えば、この媒体読み書き手段10は、対象の媒体がICカードである場合には、ICチップとの間での無線通信手段として構成される。そこで、この実施形態では、媒体読み書き手段10を無線通信手段として説明するが、媒体に応じて読み書き可能な手段(例えば、磁気ストライプリーダ・ライタ)として構成すればよい。この媒体読み書き手段10は、図1(b)参照に示すとおり、自動販売機1Aの前側(接客面側)に表れるように備えてある。
取引判別手段11は、媒体読み書き手段10が読み取った媒体に応じて、または、図示しない投入現金計数手段によって計数される現金に応じて、認証媒体4Aのときは試供品配布処理と、取引媒体のときは商品販売処理とを判別するものである。また、この取引判別手段11は、商品ボタン19a,19bまたは試供品ボタン19cのいずれの押下であるかによって取引を判別するようにしてもよい。この場合は、認証媒体4Aが、ポストペイ機能を備え、媒体読み書き手段10によって読み込まれた認証媒体4Aの識別情報のみでは、商品販売処理と試供品配布処理とを区別できないときの判別基準とすることができる。
商品販売手段12は、商品ボタン19a,19bにより選択された商品Gの定価分が、現金として入金されるか、または、取引媒体から電子マネーとして入金されると、搬送制御手段14に対して選択された商品Gの搬送を指令し、商品取出口17から選択された商品Gを取り出せるようにして、商品Gの販売を行う。
試供品提供制御手段13は、媒体読み書き手段10により認証媒体4Aから読み出された識別情報(媒体ID)に対応する試供品提供判定情報に基づいて判定された提供有無判定結果が対象の試供品Sの提供許可である場合に、搬送制御手段14により対象の試供品Sを試供品スタッカ16cから商品取出口17に搬送させることにより、対象の試供品Sを顧客Xに提供するものである。そのため、試供品提供制御手段13は、試供品提供管理装置2Aから試供品提供許可の提供有無判定結果を受けた場合に、試供品ボタン19cにより選択された試供品Sの搬送を搬送制御手段14に対して指令し、商品取出口17から試供品Sを取り出せるようにして、試供品Sの提供を行う。
また、試供品提供制御手段13は、顧客Xに対して試供品Sの提供を促がすようなメッセージを報知するようにしてもよい。報知手段は、自動販売機1Aの前面に備える図示しない液晶表示画面、および/または、自動販売機1Aの前面や側面に備える図示しないスピーカなどで構成すればよい。
搬送制御手段14は、商品販売手段12または試供品提供制御手段13の指令に基づいて、搬送機構15を動作させ、商品スタッカ16a,16bから商品Gを、または、試供品スタッカ16cから試供品Sを繰り出して商品取出口17まで搬送する制御を行うことによって、商品Gの販売または試供品Sの提供を行うものである。
搬送機構15は、商品スタッカ16a,16bから繰り出された商品Gまたは試供品スタッカ16cから繰り出された試供品Sを商品取出口17まで搬送する機構である。ここでは、搬送機構15は、商品スタッカ16a,16bから商品Gを、または、試供品スタッカ16cから試供品Sを繰り出す繰り出し機構(図示省略)を含むものとする。
商品スタッカ16a,16bは、種類ごとに商品Gを収容するものである。ここでは、商品スタッカ16a,16bが2個の場合を示しているが、その個数は1個または3個以上であってもよい。試供品スタッカ16cは、試供品Sを収容するものである。この試供品スタッカ16cの個数もここでは1個の場合を示しているが、2個以上であってもよい。また、商品取出口17は、自動販売機1Aの前面側に設けられ、商品Gや試供品Sを顧客Xに取り出させるところである。なお、以下、商品スタッカ16a,16bおよび試供品スタッカ16cを総称するときは、スタッカ16という。
送受信手段18は、ネットワーク3を介して試供品提供管理装置2Aとの間で通信を行うインターフェースである。そのため、送受信手段18は、接続するネットワーク3の構成に応じて異なるインターフェースとなる。また、ネットワーク3と常時接続であっても、試供品提供の際にその都度接続するダイヤルアップ接続であってもよい。この送受信手段18は、識別情報(媒体ID)や後記する提供判定要求を試供品提供管理装置2Aに送信し、提供有無判定結果を試供品提供管理装置2Aから受信する。
商品ボタン19a,19bまたは試供品ボタン19cは、商品スタッカ16a,16bまたは試供品スタッカ16cのそれぞれに対応して自動販売機1Aの前面に備えられ、顧客Xにより押下されることによって、商品Gまたは試供品Sを顧客Xに選択させるものである。例えば、商品ボタン19a,19bおよび試供品ボタン19c(以下、総称するときは「ボタン19」という。)は、自動販売機1Aの前面(接客面側)に備えた商品見本陳列領域19Zに各商品見本の下側等の位置に配されている(図1(b)参照)。
なお、ここでは、スタッカ16およびボタン19を商品用および試供品用と区別して説明するが、同一のスタッカ16およびボタン19を複数備える自動販売機1Aに、商品Gおよび試供品Sをそれぞれ充填するのが好ましい。つまり、前記したとおり、商品Gの容器と同一の大きさおよび形のパッケージの試供品Sとすることより、既存の自動販売機1Aのスタッカ16内に商品Gと試供品Sとを分けて充填するものである。そのため、この場合には、既存の自動販売機1A(実機)のソフトウェアまたは制御基盤を交換するのみで、スタッカ16およびボタン19の商品Gと試供品Sとが区別でき、実機自体の交換を必要としないため経済的である。
なお、ここでは、試供品提供制御手段13は、試供品Sの提供を試供品ボタン19cの押下のあった場合に提供するものとするが、あらかじめ提供する試供品Sが決まっているときには、提供有無判定結果が提供許可のときに顧客Xの選択を待たずに対象の試供品Sを提供するようにしてもよい。
また、自動販売機1Aにおいて、取引判別手段11と、商品販売手段12と、試供品提供制御手段13と、搬送制御手段14とを、一般的なコンピュータにプログラムを実行させ、コンピュータ内の演算装置や記憶装置を動作させることにより実現することができる。このプログラムは、通信回線を介して配布することも可能であるし、CD−ROM等の記録媒体に書き込んで配布することも可能である。
[試供品提供管理装置の構成]
図3は、本発明の第1実施形態に係る試供品提供管理装置の構成を示すブロック図である。
この試供品提供管理装置2Aは、自動販売機1Aによる試供品Sの提供の判定基準とする試供品提供基準情報と、顧客Xが試供品Sの提供対象者であるか否かを判定するための試供品提供判定情報とに基づいて、試供品Sの提供・不許可を判定して、自動販売機1Aに提供有無判定結果を送信するために、試供品提供データベース20と、試供品提供DB(Data Base)管理手段21と、試供品提供判定手段22と、管理側送受信手段23とを主に備えている。
試供品提供データベース(試供品提供基準情報記憶手段、試供品提供判定情報記憶手段)20は、試供品提供判定情報テーブル20aと、試供品提供基準情報テーブル20bとを備えている。
試供品提供判定情報テーブル20aは、認証媒体4Aに付与されている識別情報(媒体ID(IDentification))をキーとして検索可能に構築されている。そのため、試供品提供判定情報は、年齢、性別、嗜好(好んで購入する商品銘柄)、および、試供品提供回数等を媒体IDに対応づけて構成される。
年齢としては、例えば、法的に購入が規制されている年齢(成人)か否か、また、任意の年代か否かという条件を判定基準とすることができる。性別としては、例えば、女性向けの商品Gか否かという条件を判定基準とすることができる。嗜好としては、例えば、顧客Xが毎回購入する商品銘柄を記憶しておき、その商品銘柄と同一傾向の商品へ乗り換えさせるという条件を判定基準とすることができる。試供品提供回数としては、任意の顧客Xに提供する試供品Sの提供回数の上限を試供品提供基準情報の一つとして規定しておき、提供回数が所定回数以下の場合に、対象の試供品Sを提供するという判定基準とすることができる。なお、媒体ID自体を試供品提供判定情報として用いてもよい。
年齢・性別・嗜好の場合の試供品提供判定情報テーブル20aの一例を表1に示す。
Figure 0004504793
表1によると、例えば、媒体ID(aaaaaaaaaaaa)をキーとして、23歳、女、銘柄aのように記憶された各情報が試供品提供DB管理手段21によって抽出される。
また、提供回数の場合の試供品提供判定情報テーブル20aの一例を表2に示す。
Figure 0004504793
表2によると、例えば、媒体ID(aaaaaaaaaaaa)をキーとして、試供品Aが1回、試供品Bが2回というように記憶された提供回数が試供品提供DB管理手段21によって抽出される。そのため、試供品Sごとの提供実績が管理されることになる。
試供品提供基準情報テーブル20bは、試供品種別と条件(判定項目)とを関係づけ、試供品Sの種別をキーに条件を検索して抽出可能に構築されている。例えば、試供品Aをキーとした場合に、成人か否かという条件が試供品提供基準情報として抽出される。
なお、判定項目は、試供品Sごとに設定するようにしてもよいため、ここでは、複数の試供品種別ごとに条件を設定した表3のような試供品提供基準情報テーブル20bとするのが好ましい。
Figure 0004504793
表3によると、例えば、試供品Aの場合には「成人」「設定項目(3回)」を判定項目とすることが記憶されている。このように複数の試供品種別ごとに準備しておくことによって、自動販売機1Aに異なる複数の試供品Sを収容しておく場合、または、ネットワーク3(図1参照)に接続する複数の自動販売機1Aのそれぞれに異なる試供品Sを収容させる場合に対応することができる。ここでは、試供品Sの提供の条件(判定項目)を「成人」および「所定回数」として説明する。
なお、提供回数としては、提供の上限(試供品提供基準情報)を3回のように回数を設定すると共に、試供品提供判定情報を回数として記憶するのではなく、試供品の提供の有無を表す試供品フラグによって表すようにしてもよい。例えば、試供品Sを既に提供済みの場合にはONという試供品フラグを立て、提供しない場合にはOFFという試供品フラグを立てるようにする。そして、試供品提供基準情報は、「ON」として試供品提供基準情報テーブル20bに記憶しておく。一方、この場合の試供品提供基準情報テーブル20bには、例えば、表4のように、試供品提供DB管理手段21により媒体IDをキーとしてアクセス可能に試供品フラグが記憶されている。ここでは、試供品種別ごとに記憶する場合を示している。
Figure 0004504793
表4によると、例えば、媒体ID(aaaaaaaaaaaa)をキーとして、試供品Aが「ON」、試供品Bが「OFF」の試供品フラグになっている。つまり、試供品フラグ「OFF」の場合にのみ試供品Sの提供許可となる。
試供品提供DB管理手段21は、試供品提供データベース20の読み書きを管理する。具体的には、試供品提供DB管理手段21は、媒体IDをキーとして試供品提供判定情報テーブル20aから対応する判定項目を抽出すると共に、試供品提供基準情報テーブル20bから対応する試供品Sの判定項目となる基準を抽出する。
試供品提供判定手段22は、管理側送受信手段23により受信する識別情報(媒体ID)に基づいて試供品提供データベース20を検索して、試供品提供判定情報テーブル20aから識別情報(媒体ID)をキーとして、判定項目を抽出する。また、自動販売機1Aが収容し、顧客Xによって選択された試供品Sの種別に応じた判定基準となる条件を抽出する。そして、試供品提供判定手段22は、判定項目(試供品提供基準情報)と条件(試供品判定基準情報)とを比較して、試供品提供判定情報が試供品提供基準情報を満たしている場合に提供許可と判定し、満たしていない場合に提供不許可と判定する。その試供品提供有無結果を自動販売機1A側に送る。
管理側送受信手段23は、自動販売機1Aとの間での通信を制御するものである。具体的には、自動販売機1Aから送信される識別情報(媒体ID)および提供判定要求を受信する。なお、取り扱う試供品Sが複数の場合には、対象の試供品種別情報を自動販売機1A側から受信する。なお、この場合の受信タイミングは、その都度でもよいし、自動販売機1Aごとにあらかじめ受信しておくようにしてもよい。また、管理側送受信手段23は、試供品提供判定手段22により判断された試供品提供有無結果を自動販売機1Aに送信する。
なお、試供品提供管理装置2Aにおいて、試供品提供DB管理手段21と試供品提供判定手段22とを、一般的なコンピュータにプログラムを実行させ、コンピュータ内の演算装置や記憶装置を動作させることにより実現することができる。このプログラムは、通信回線を介して配布することも可能であるし、CD−ROM等の記録媒体に書き込んで配布することも可能である。
[ネットワークの構成]
ネットワーク3は、自動販売機1Aと試供品提供管理装置2Aとの間の通信手段である。このネットワーク3は、有線または無線を問わず、広く開放されたインターネットまたは公衆回線網であってもよいし、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等であって閉じた専用回線であってもよく、異なる複数のネットワークによって構成されていてもよい。また、ネットワーク3は、情報伝送可能であればよいため、電気通信に限らず光通信であってもよい。このネットワーク3によって、広く設置されている多くの自動販売機1Aを集中管理することが可能になる。
[認証媒体の構成]
認証媒体4Aは、顧客Xを識別するための識別情報(媒体ID)の記憶手段であって、自動販売機1Aによって読み書き可能な機能を有している。この認証媒体4Aとしては、磁気ストライプが貼付された磁気カードもしくはICチップが埋め込まれたICカード等のカード状媒体、または、ICチップを搭載した携帯電話や腕時計やPDA等の可搬な小型電子機器を用いることができる。ここでは、認証媒体4Aは、ICカードとする。
なお、認証媒体4Aの発行は、発行会社が顧客Xにより届けられた個人情報を元に顧客Xの信用を調査して行われるものとする。そのため、認証媒体4Aを所持する顧客Xが正当なものとすると、認証媒体4Aの媒体IDと顧客Xとの関係が明らかである。
また、認証媒体4Aは、ICカードの場合には、図示しない無線通信部や記憶部が備えられている。特に、記憶部には、試供品Sの提供の有無を判定するための試供品提供判定情報に対応づけられた識別情報が記憶される。また、ここでは、認証媒体4Aは、ポストペイ用媒体としての機能を有するものとする。
それでは、以下に、試供品提供システムの全体処理としての試供品提供方法について、図1〜3を適宜参照しつつ、図4のフローチャートに基づいて説明する。
[試供品提供システムの全体処理(試供品提供方法)]
図4は、本発明の第1実施形態に係る試供品提供方法を説明するフローチャートである。この試供品提供方法は、媒体読み出しステップと、提供判定ステップと、提供制御ステップとに大きく分けることができる。以下、ステップごとに順に説明する。
<媒体読み出しステップ>
この媒体読み出しステップは、試供品Sの提供の有無を判定するための試供品提供判定情報に対応づけた識別情報(媒体ID)を認証媒体4Aから読み出す処理である。この処理では、顧客Xが、認証媒体4Aを媒体読み書き手段10にかざしたときに(S1)、自動販売機1Aでは、媒体読み書き手段10が、認証媒体4Aを読み取り(S2)、次の提供判定ステップに処理を移す。
<提供判定ステップ>
この提供判定ステップは、媒体読み出しステップにより認証媒体4Aから読み出された識別情報に対応する試供品提供判定情報と、対象の試供品Sを提供する対象者の基準を規定した試供品提供基準情報とを比較して、試供品提供判定情報が試供品提供基準情報を満たしている場合に提供許可と判定し、満たしていない場合に提供不許可と判定する処理である。この処理は、第1実施形態では、試供品提供管理装置2A側で提供許可と提供不許可とを判定するために、自動販売機1Aと試供品提供管理装置2Aとの間で情報のやりとりを行う。以下、このやりとりを含めS2〜13までを説明する。
まず、自動販売機1Aでは、取引判別手段11が、媒体読み書き手段10により読み出された媒体情報を解読し、試供品提供か否かを判別する(取引種別の判別(S3))。そして、取引判別手段11は、媒体読み書き手段10にかざされた媒体が取引媒体であって、商品ボタン19a,19bが選択された場合には、商品販売処理と判別して(S3,No)、処理をS4に移す。そして、商品販売手段12は、例えば、ポストペイによる後払い取引により金銭授受を行わせて、図示しない取引管理サーバにより取引を確立させると、搬送制御手段14に対して搬送機構15の動作を開始させ、選択された商品ボタン19a,19bに対応する商品スタッカ16a,16bから商品Gを繰り出させて、商品取出口17まで搬送し、商品Gを顧客Xに受け取らせて販売する(S4,S5)。
一方、取引判別手段11は、媒体読み書き手段10にかざされた媒体が認証媒体4Aであって、試供品ボタン19cが選択された場合には、試供品提供処理と判別して(S3,Yes)、処理をS6に移す。そして、試供品提供制御手段13は、試供品提供管理装置2Aに対して、送受信手段18を介して提供判定要求および媒体IDを転送する(S6)。
なお、取引判別手段11が行う試供品提供処理か否かの判別は、媒体読み書き手段10にかざされた媒体が認証媒体4Aか取引媒体かによって異なるだけでなく、認証媒体4Aに取引媒体としての機能が付加されているか否かに応じても異なる。例えば、取引判別手段11は、認証媒体4Aが、ポストペイ機能を備えている場合には、商品ボタン19a,19bおよび試供品ボタン19cのいずれも選択可能にして、図示しない報知手段によっていずれかの選択を促がすメッセージを顧客Xに報知して選択させればよい。
また、認証媒体4Aが取引媒体としての機能を備えていない場合には、試供品ボタン19cの選択を促がすメッセージを図示しない報知手段によって報知し、試供品ボタン19cが選択された場合に、取引判別手段11は試供品提供処理と判別すればよい。
次に、試供品提供管理装置2Aでは、管理側送受信手段23が提供判定要求および媒体IDを受信すると、試供品提供判定手段22に提供判定要求および媒体IDを渡す。そして、試供品提供判定手段22は、提供判定要求を受けると、試供品提供DB管理手段21に試供品提供データベース20をアクセスさせ、媒体IDをキーとして試供品提供判定情報および試供品提供基準情報の抽出を行わせる(S7)。
次に、試供品提供判定手段22は、試供品提供DB管理手段21により試供品提供データベース20から読み出された試供品提供判定情報および試供品提供基準情報を比較して、試供品Sの提供の許可・不許可を判定する。ここで、成人および制限回数を判定基準とすると、試供品提供判定手段22は、まず、顧客Xが成人であるか否かにより試供品Sの提供可能者か否かを判定する(S8)。試供品提供判定手段22は、提供可能者でなければ提供不許可と判定して処理をS11に移し(S8,No)、提供可能者であれば処理をS9に移す(S8,Yes)。
次に、試供品提供判定手段22は、提供可能者であれば、制限回数以内か否かを判定する(S9)。例えば、制限回数として3回が設定されている場合には、提供回数が0〜2回の場合には制限回数以内なので(S9,Yes)、今回の試供品Sの提供が可能であり、試供品提供判定情報の提供回数を今回分だけインクリメントして、試供品提供データベース20の試供品提供判定情報テーブル20aを書き換えて(S10)、提供許可と判定して処理をS11に移す。一方、提供回数が3回のときは、既に試供品Sを3回提供しており、今回提供すると制限回数を越えてしまうため、提供不許可と判定して処理をS11に移す(S9,No)。
そして、試供品提供判定手段22は、提供許可または提供不許可の提供有無判定結果を、管理側送受信手段23により自動販売機1Aに送信すると(S11)、自動販売機1Aでは、送受信手段18により提供有無判定結果を受信して試供品提供制御手段13に渡し、次の提供制御ステップに処理を移す(S13〜16)。
<提供制御ステップ>
この提供制御ステップは、認証提供判定ステップによる提供有無判定結果が対象の試供品Sの提供許可である場合に、試供品Sを充填した自動販売機1Aの内部の試供品スタッカ16cから対象の試供品Sを取り出して商品取出口17に搬送させて、対象の試供品Sを顧客Xに提供する処理である。
この処理では、試供品提供制御手段13が、試供品提供管理装置2Aから送られてきた提供有無判定結果に基づいて、提供許可か否かを判定する(S13)。そして、試供品提供制御手段13は、提供不許可の場合には(S13,No)、図示しない報知手段により、試供品Sの提供ができない旨を顧客Xに報知して処理を終了する(S14)。また、試供品提供制御手段13は、提供許可の場合には(S13,Yes)、搬送制御手段14に対して搬送機構15の動作を開始させ、選択された試供品ボタン19cに対応する試供品スタッカ16cから試供品Sを繰り出させて、商品取出口17まで搬送し、顧客Xが商品取出口17から試供品Sを受け取れるようにして、試供品Sを顧客Xに提供する(S15,S16)。
[第1実施形態の効果]
前記詳細に説明したとおり、第1実施形態によれば、試供品Sの提供要求の意思を持って、自動販売機1Aの媒体読み書き手段10に認証媒体4Aをかざしたニーズある顧客Xに対して確実に試供品Sを提供することができる。また、ニーズある顧客Xに対し、所定条件を満たす者のみに試供品Sを提供するため、試供品Sを無駄に配布することがなくなり、少ない量の試供品Sによって販売促進の向上を図れるため、試供品Sの製造コストを削減することもできる。
以下、第2実施形態および第3実施形態について順に説明する。なお、以下では、第1実施形態と同一の構成および処理には同一符号を付し詳細な説明を省略し、相違する特徴点を主として説明する。
[第2実施形態]
[試供品提供システムの構成]
この第2実施形態の試供品提供システムは、試供品提供判定手段を自動販売機側に備えた点が、試供品提供判定手段22を試供品提供管理装置2B側に備えた第1実施形態の試供品提供システム100と異なる。なお、第2実施形態の試供品システムの概略構成は、図1で示した概略構成が第1実施形態の試供品提供システム100と同一であるため、以下では自動販売機1Bおよび試供品提供管理装置2Bの構成および処理を主として説明する。
[自動販売機の構成]
図5は、図2に相当する本発明の第2実施形態に係る自動販売機の構成を示すブロック図である。
この自動販売機1Bは、商品Gを販売する機能と、試供品Sを配布する機能とを実現するために、媒体読み書き手段10と、取引判別手段11と、商品販売手段12と、試供品提供制御手段13と、搬送制御手段14と、搬送機構15と、商品スタッカ16a,16bと、試供品スタッカ16cと、商品取出口17と、送受信手段18と、商品ボタン19a,19bと、試供品ボタン19cと、さらに、試供品提供判定手段9とを主に備えて構成されている。以下、試供品提供判定手段9の構成および処理を説明する。この試供品提供判定手段9以外の構成および処理は、第1実施形態の自動販売機1Aと同一であるため詳細な説明を省略する。
試供品提供判定手段9は、送受信手段18により試供品提供管理装置2Bに識別情報(媒体ID)および転送要求を送信する。そして、試供品提供判定手段9は、送受信手段18により試供品提供管理装置2Bから転送される判定項目(試供品提供基準情報)と条件(試供品判定基準情報)とを比較して、試供品提供判定情報が試供品提供基準情報を満たしている場合に提供許可と判定し、満たしていない場合に提供不許可と判定する。その後、試供品提供判定手段9は、提供有無判定結果を試供品提供制御手段13に渡し、第1実施形態の場合と同様にして提供許可のときに試供品Sの提供を行わせる。
[試供品提供管理装置の構成]
図6は、図3に相当する本発明の第2実施形態に係る試供品提供管理装置の構成を示すブロック図である。
この試供品提供管理装置2Bは、試供品提供データベース20と、試供品提供DB管理手段21と、管理側送受信手段23とを備え、自動販売機1Bからの媒体IDおよび転送要求を受けて、自動販売機1Bに対して判定項目(試供品提供基準情報)と条件(試供品判定基準情報)を試供品提供データベース20から抽出して転送するのみの情報管理を行うものである。なお、識別情報(媒体ID)をキーとして抽出したり、各情報を管理する点は、第1実施形態で説明した処理と同一であるため説明を省略する。
[試供品提供システムの全体処理(試供品提供方法)]
図7は、図4に相当する本発明の第2実施形態に係る試供品提供方法を説明するフローチャートである。この第2実施形態の試供品提供方法は、媒体読み出しステップおよび提供判定ステップの途中まで(S1〜S5)および提供制御ステップ(S15,S16)が第1実施形態の場合と同一であるため、説明を省略し、以下、S6以降の処理について、提供判定ステップ(S6,S7,S14,S21〜27)を説明する。
<提供判定ステップ>
この提供判定ステップは、媒体読み出しステップにより認証媒体4Aから読み出した識別情報に対応する試供品提供判定情報と、対象の試供品Sを提供する対象者の基準を規定した試供品提供基準情報との比較を自動販売機1Bで行う処理を含んでいる。
自動販売機1Bでは、試供品提供制御手段13が、試供品提供管理装置2Bに対して、送受信手段18を介して提供判定要求および媒体IDを転送する(S6)。そして、試供品提供管理装置2Bでは、管理側送受信手段23が提供判定要求および媒体IDを受信すると、試供品提供DB管理手段21が試供品提供DB管理手段21に試供品提供データベース20をアクセスさせ、媒体IDをキーとして試供品提供判定情報および試供品提供基準情報の抽出を行わせる(S7)。
次に、試供品提供DB管理手段21は、試供品提供データベース20から読み出された試供品提供判定情報および試供品提供基準情報を管理側送受信手段23により自動販売機1Bに転送させる(S21)。その後、自動販売機1Bでは、送受信手段18が試供品提供判定情報および試供品提供基準情報を受信して、試供品提供判定手段9に渡す(S22)。そして、試供品提供判定手段9は、試供品提供判定情報および試供品提供基準情報を比較して、試供品Sの提供の許可・不許可を判定する。ここで、成人および制限回数を判定基準とすると、試供品提供判定手段9は、まず、顧客Xが成人であるか否かにより試供品Sの提供可能者か否かを判定する(S23)。試供品提供判定手段9は、提供可能者でなければ提供不許可と判定して、顧客Xに試供品Sを提供しない(S23,No,S14)、また、提供可能者であれば処理をS24に移す(S23,Yes)。
次に、試供品提供判定手段9は、提供可能者であれば、制限回数以内か否かを判定する(S24)。第1実施形態の場合と同様に、制限回数として3回が設定されている場合には、提供回数が0〜2回の場合には制限回数以内なので(S24/Yes)、提供許可と判定して処理をS15に移す。一方、提供回数が3回のときは、既に試供品Sを3回提供しており、今回提供すると制限回数を越えてしまうため、提供不許可と判定して処理をS14に移す(S24/No)。
次に、試供品提供判定手段9は、今回の試供品Sの提供が可能である場合に、試供品提供判定情報の提供回数を今回分だけインクリメントして、そのインクメントした提供回数を更新するための試供品提供判定情報を試供品提供管理装置2Bへの転送が終了すると(S26/Yes)、次の提供制御ステップに処理を移す(S15,S16)。一方、試供品提供管理装置2Bは、自動販売機1Bから転送された試供品提供判定情報の書き換えを行う(S26/No,S27)。例えば、今回の試供品の提供が3回目のときには、試供品提供判定情報20aの提供回数の項目を3回と更新する(S27)。
[第2実施形態の効果]
前記詳細に説明したとおり、第2実施形態によれば、第1実施形態の効果と同一の効果が得られる。また、自動販売機1B側で、試供品Sの提供の有無を判定するため、自動販売機1Bの管理者が、自動販売機1Bごとに試供品Sの提供者を設定することが可能である。例えば、特定の場所で任意の年代にターゲットを絞ったりすることも可能になる。
[第3実施形態]
[試供品提供システムの構成]
図8は、本発明に係る第3実施形態の試供品提供システム(自動販売機)の構成を示すブロック図である。
この第3実施形態の試供品提供システム200は、第1実施形態の試供品提供判定手段を自動販売機側に備え、試供品提供データベースを認証媒体4Bに記憶させるようにした点が、第1実施形態の場合と異なる。すなわち、第1実施形態および第2実施形態の試供品提供システム100はオンライン処理を含むシステムであるのに対して、第3実施形態の試供品提供システム200はオフライン処理のシステムである。
[自動販売機の構成]
そのため、自動販売機1Cは、第2実施形態の試供品提供判定手段9と同等の機能の試供品提供判定手段9Cを備えたものである。この試供品提供判定手段9Cは、試供品提供判定情報を認証媒体4Bから抽出し、図示しない自動販売機1Cの内部に備える記憶手段から試供品提供基準情報を読み出して比較し判定する点が異なるのみであるため、詳細な説明を省略する。
[試供品提供システムの全体処理(試供品提供方法)]
図9は、本発明の第3実施形態に係る試供品提供方法を説明するフローチャートである。この第3実施形態の試供品提供方法は、媒体読み出しステップおよび提供判定ステップの途中まで(S1〜S5)および提供制御ステップ(S15,S16)が第1実施形態の場合と同一であるため、説明を省略する。また、提供判定ステップ(S31〜34,S14)は、第2実施形態の提供判定ステップ(S6,S7,S14,S21〜26)のオンライン処理を省いた処理であるが、ここでは、判定基準として試供品フラグの場合を説明する。
<提供判定ステップ>
自動販売機1Cでは、認証媒体4Bから読み出された識別情報および試供品フラグにより、試供品提供判定手段9Cが、図示しない記憶手段から試供品提供基準情報としての試供品フラグを読み出し、識別情報を比較して提供可能者か否かを確認した後(S31/Yes)、互いの試供品フラグを比較することにより(S32/Yes)、試供品Sの提供の許可・不許可を判定する。ところで、試供品フラグの場合は、制限回数の1回と同一であるため、提供回数が0回(OFF)の場合には制限回数以内なので(S32/Yes)、提供許可と判定して処理をS33に移す。一方、提供回数が1回(ON)のときは、既に試供品Sを1回提供しており、提供不許可と判定して処理をS14に移す(32/No)。なお、S31のNoの処理はS23と同一であり、S33,S34の処理はS26,S27と同一である。
[第3実施形態の効果]
前記詳細に説明したとおり、第3実施形態によれば、第1実施形態の効果と同一の効果が得られる。また、自動販売機1Cごとにオフラインで、試供品Sの提供の有無を判定するため、自動販売機1Cの管理者が、自動販売機1Cごとに試供品Sの提供者を設定することが可能である。例えば、特定の場所で任意の年代にターゲットを絞ったりすることも可能になる。また、試供品提供判定情報が認証媒体4Bに記憶されるため、ICカードを有効に利用することができる。
[補足]
ところで、第1実施形態および第2実施形態では試供品提供判定情報が試供品提供管理装置に記憶されていて、自動販売機と試供品提供管理装置との間でオンライン処理を必要とする場合を記載していた。また、第3実施形態では試供品提供判定情報が認証媒体に記憶されていて、自動販売機にとってオフライン処理の場合を記載していた。しかし、オンラインの場合には、試供品提供判定情報を自動販売機に保持するようにしてもよい。また、オンラインの場合には、試供品提供判定情報の一部(個人特定情報)をオフラインの場合と同様に認証媒体に記憶させておき、試供品提供基準情報および試供品提供判定情報(嗜好等)を試供品提供管理装置に記憶させておくようにしてもよい。
また、例えば、クレジットカード会社の発行するクレジットカードを認証媒体として利用する場合に、クレジットカードに、媒体IDや性別等の通常クレジットカードに保持されている個人情報以外の試供品提供回数や嗜好等の試供品提供判定情報を記憶できないときには、試供品提供管理装置に記憶させておくようにすればよい。
また、前記各実施形態では、識別情報が認証媒体4A,4Bに記憶されているものとして説明したが、近年、本人を識別する方法として開発が進んでいるバイオメトリックス認証技術を用いるようにしてもよい。この場合の識別情報としては、例えば、虹彩、指紋、声紋、顔情報がある。
本発明に係る第1実施形態の試供品提供システムの構成を示すブロック図である。(a)は、試供品提供システムの構成を示すブロック図である。(b)は、試供品提供システムを構成する自動販売機の外観を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る自動販売機の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る試供品提供管理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る試供品提供方法を説明するフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る自動販売機の構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る試供品提供管理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る試供品提供方法を説明するフローチャートである。 本発明に係る第3実施形態の試供品提供システム(自動販売機)の構成を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態に係る試供品提供方法を説明するフローチャートである。
符号の説明
100,200 試供品提供システム
1A(1A1,1A2,1A3,…,10An),1B,1C 自動販売機
9 試供品提供判定手段
10 媒体読み書き手段(媒体読み出し手段)
13 試供品提供制御手段
14 搬送制御手段
16a,16b 商品スタッカ
16c 試供品スタッカ
17 商品取出口
18 送受信手段
2A,2B 試供品提供管理装置
20 試供品提供データベース(試供品提供判定情報記憶手段、試供品提供基準情報記憶手段)
20a 試供品提供判定情報テーブル
20b 試供品提供判定情報テーブル
22 試供品提供判定手段
23 管理側送受信手段
4A,4B 認証媒体
G 商品
S 試供品
X 顧客

Claims (4)

  1. 顧客に配布する試供品の提供を可能にした自動販売機であって、
    前記自動販売機は、
    認証媒体を読み出す媒体読み出し手段と、
    前記認証媒体を一意に特定する媒体IDに関連付けて、前記認証媒体を携帯するユーザの属性情報及び、前記試供品の種類毎に前記ユーザに対して過去に当該試供品を提供した累積回数である提供回数を記憶した試供品提供判定情報、ならびに、前記試供品の種類に関連付けて、前記ユーザの属性情報及び、前記ユーザに対して当該試供品を提供しうる累積回数である提供可能回数を記憶した試供品提供基準情報を格納した試供品管理データベースと通信する通信手段と、
    少なくとも1種類の前記試供品と少なくとも1種類の商品とをそれぞれの種類ごとに充填するスタッカから前記試供品または商品を取り出し、前記自動販売機の内部から外部に放出する商品取出口までの搬送を制御する搬送制御手段と、
    を備え、
    前記自動販売機は、
    前記媒体読み出し手段を介して、
    前記認証媒体を読み取り、前記媒体IDを取得し、
    前記通信手段を介して、
    前記試供品提供判定情報にアクセスし、前記取得された媒体ID及び前記ユーザが選択した前記試供品の種類を検索キーとして、前記ユーザの属性情報及び前記提供回数を取得し、
    前記通信手段を介して、
    前記試供品提供基準情報にアクセスし、前記ユーザが選択した前記試供品の種類を検索キーとして、前記ユーザの属性情報及び前記提供可能回数を取得し、
    前記取得された両者の前記属性情報が一致し、かつ、前記取得された提供回数が前記取得された提供可能回数未満である場合は、
    前記搬送制御手段を介して、
    前記ユーザが選択した試供品を放出すること、
    を特徴とする自動販売機。
  2. 顧客に配布する試供品の提供を可能にした自動販売機の制御を行う試供品提供管理装置であって、
    前記試供品提供管理装置は
    認証媒体を一意に特定する媒体IDに関連付けて、前記認証媒体を携帯するユーザの属性情報及び、前記試供品の種類毎に前記ユーザに対して過去に当該試供品を提供した累積回数である提供回数を記憶した試供品提供判定情報、ならびに、前記試供品の種類に関連付けて、前記ユーザの属性情報及び、前記ユーザに対して当該試供品を提供しうる累積回数である提供可能回数を記憶した試供品提供基準情報を格納した試供品管理データベースを備え、
    少なくとも1種類の前記試供品と少なくとも1種類の商品とをそれぞれの種類ごとに充填するスタッカから前記試供品または商品を取り出し、前記自動販売機の内部から外部に放出する商品取出口までの搬送を制御する搬送制御手段を有する自動販売機と接続されており、
    前記試供品提供管理装置の試供品提供判定手段は、
    前記自動販売機から、前記媒体ID及び前記ユーザが選択した前記試供品の種類を受け付け、
    前記受け付けた媒体ID及び前記ユーザが選択した前記試供品の種類を検索キーとして、前記試供品提供判定情報を検索し前記ユーザの属性情報及び前記提供回数を取得し、
    前記ユーザが選択した前記試供品の種類を検索キーとして、前記試供品提供基準情報を検索し前記ユーザの属性情報及び前記提供可能回数を取得し、
    前記取得された両者の前記属性情報が一致し、かつ、前記取得された提供回数が前記取得された提供可能回数未満である場合は、
    前記自動販売機の搬送制御手段に対し、前記ユーザが選択した試供品を放出する指示を行うこと、
    を特徴とする試供品提供管理装置。
  3. 顧客に配布する試供品の提供を可能にした自動販売機を用いた試供品提供方法であって、
    前記自動販売機は、
    認証媒体を読み出す媒体読み出し手段と、
    前記認証媒体を一意に特定する媒体IDに関連付けて、前記認証媒体を携帯するユーザの属性情報及び、前記試供品の種類毎に前記ユーザに対して過去に当該試供品を提供した累積回数である提供回数を記憶した試供品提供判定情報、ならびに、前記試供品の種類に関連付けて、前記ユーザの属性情報及び、前記ユーザに対して当該試供品を提供しうる累積回数である提供可能回数を記憶した試供品提供基準情報を格納した試供品管理データベースと通信する通信手段と、
    少なくとも1種類の前記試供品と少なくとも1種類の商品とをそれぞれの種類ごとに充填するスタッカから前記試供品または商品を取り出し、前記自動販売機の内部から外部に放出する商品取出口までの搬送を制御する搬送制御手段と、
    を備え、
    前記自動販売機は、
    前記媒体読み出し手段を介して、
    前記認証媒体を読み取り、前記媒体IDを取得し、
    前記通信手段を介して、
    前記試供品提供判定情報にアクセスし、前記取得された媒体ID及び前記ユーザが選択した前記試供品の種類を検索キーとして、前記ユーザの属性情報及び前記提供回数を取得し、
    前記通信手段を介して、
    前記試供品提供基準情報にアクセスし、前記ユーザが選択した前記試供品の種類を検索キーとして、前記ユーザの属性情報及び前記提供可能回数を取得し、
    前記取得された両者の前記属性情報が一致し、かつ、前記取得された提供回数が前記取得された提供可能回数未満である場合は、
    前記搬送制御手段を介して、
    前記ユーザが選択した試供品を放出すること、
    を特徴とする試供品提供方法。
  4. 顧客に配布する試供品の提供を可能にした自動販売機の制御を行う試供品提供管理装置を用いた試供品提供方法であって、
    前記試供品提供管理装置は
    認証媒体を一意に特定する媒体IDに関連付けて、前記認証媒体を携帯するユーザの属性情報及び、前記試供品の種類毎に前記ユーザに対して過去に当該試供品を提供した累積回数である提供回数を記憶した試供品提供判定情報、ならびに、前記試供品の種類に関連付けて、前記ユーザの属性情報及び、前記ユーザに対して当該試供品を提供しうる累積回数である提供可能回数を記憶した試供品提供基準情報を格納した試供品管理データベースを備え、
    少なくとも1種類の前記試供品と少なくとも1種類の商品とをそれぞれの種類ごとに充填するスタッカから前記試供品または商品を取り出し、前記自動販売機の内部から外部に放出する商品取出口までの搬送を制御する搬送制御手段を有する自動販売機と接続されており、
    前記試供品提供管理装置の試供品提供判定手段は、
    前記自動販売機から、前記媒体ID及び前記ユーザが選択した前記試供品の種類を受け付け、
    前記受け付けた媒体ID及び前記ユーザが選択した前記試供品の種類を検索キーとして、前記試供品提供判定情報を検索し前記ユーザの属性情報及び前記提供回数を取得し、
    前記ユーザが選択した前記試供品の種類を検索キーとして、前記試供品提供基準情報を検索し前記ユーザの属性情報及び前記提供可能回数を取得し、
    前記取得された両者の前記属性情報が一致し、かつ、前記取得された提供回数が前記取得された提供可能回数未満である場合は、
    前記自動販売機の搬送制御手段に対し、前記ユーザが選択した試供品を放出する指示を行うこと、
    を特徴とする試供品提供方法。
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