JP7309933B2 - 決済装置、登録決済装置及び情報処理プログラム - Google Patents

決済装置、登録決済装置及び情報処理プログラム Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、決済装置、登録決済装置及び情報処理プログラムに関する。
セミセルフタイプのPOSシステムに含まれる決済装置、あるいはセルフチェックアウト装置などの買物客が操作者となる決済装置又は登録決済装置が知られている。
これらの装置では、買物客が操作に不慣れである場合には、1件の取引に関する処理に要する時間が長くなり、稼働率の低下を来す。そこで、店員をアテンダントとして配置することが多い。そしてアテンダントは、買物客の様子を観察し、操作に戸惑っている買物客に対する案内を行う。
このため、アテンダントは、常に買物客の様子を観察している必要があり、その負担は大きい。
このような事情から、操作に不慣れな買物客に対する案内に係るアテンダントの負担を軽減できることが望まれていた。
特開2015-201147号公報
本発明が解決しようとする課題は、操作に不慣れな買物客に対する案内に係るアテンダントの負担を軽減できる決済装置、登録決済装置及び情報処理プログラムを提供することである。
実施形態の決済装置は、決済手段、検出手段及び通報手段を備える。決済手段は、取引に関する代金を決済するための決済処理を実行する。検出手段は、操作者を検出する。通報手段は、予め定められた受付期間内に操作者による決済方法を指定するための操作がなされず、かつ受付期間に渡り検出手段が操作者を検出している第1の状態と、受付期間内に検出手段が操作者を検出しない状態に変化してから操作者を検出しない状態が予め定められた時間に渡り継続した第2の状態とにおいて、予め定められた通報先に通報するための通報処理を行う。
第1の実施形態に係るセルフチェックアウト装置の外観の斜視図。 図1に示すセルフチェックアウト装置の要部回路構成を示すブロック図。 図2に示されるCPUによる情報処理のフローチャート。 図2に示されるCPUによる監視処理としての情報処理のフローチャート。 第2の実施形態に係るセルフチェックアウト装置の要部回路構成を示すブロック図。 図5に示されるCPUによる情報処理のフローチャート。
以下、実施の形態について図面を用いて説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態は、買上商品の登録及び当該登録された買上商品の代金の決済のための処理を行う登録決済装置としての機能を備えたセルフチェックアウト装置を例に説明する。
図1は第1の実施形態に係るセルフチェックアウト装置100の外観の斜視図である。なお本実施形態のセルフチェックアウト装置100は、セルフチェックアウト式のPOS端末、あるいはセルフレジ装置とも呼ばれる。セルフチェックアウト装置100は、買物客により操作される。従って、買物客がセルフチェックアウト装置100の操作者である。ただし、店員がセルフチェックアウト装置100の操作者となることもある。
セルフチェックアウト装置100は、本体1及び計量ユニット2,3を含む。
本体1は、タッチパネル10、スキャナ窓11、ハンディスキャナ12、レシート発行口13、カード挿入口14、硬貨投入皿15、受け皿16、紙幣挿入口17、紙幣払出口18、人感センサ19及びパトランプ20を含む。
タッチパネル10は、操作者に各種の情報を報知するための各種の画面を表示する。当該各種の画面の一部はGUI(graphical user interface)を構成するものであって、タッチパネル10はGUIの操作のためのタッチ操作を受け付ける。
スキャナ窓11は、本体1に形成した開口を透明な樹脂またはガラスなどで覆って形成される。スキャナ窓11は、スキャナ窓11の前に操作者により翳された商品を、本体1の内部に配置される固定スキャナによりスキャン可能とする。固定スキャナについては後述する。
ハンディスキャナ12は、商品に表示されたバーコードを読み取って、そのバーコードが表した情報を出力する。
レシート発行口13は、レシートを本体1の外部に排出するためのスリット状の開口である。
カード挿入口14は、カードを本体1の内部へと挿入し、またそのカードを本体1の外部へと排出するためのスリット状の開口である。
硬貨投入皿15は、決済のために操作者が投入する硬貨を受ける。硬貨投入皿15の底面には、開口が形成されており、硬貨投入皿15が受けた硬貨は、開口から本体1の内部に取り込まれる。
受け皿16は、本体1から釣銭などとして払い出される硬貨を受ける。
紙幣挿入口17は、決済のために操作者が挿入する紙幣を本体1の内部へと取り込むためのスリット状の開口である。
紙幣払出口18は、本体1から釣銭としての紙幣を払い出すためのスリット状の開口である。紙幣払出口18は、紙幣を、その一部を本体1の外部に突出させた状態で保持する。
人感センサ19は、セルフチェックアウト装置100を操作するための操作者の立ち位置における人間の存在を検出する。つまり人感センサ19は、操作者となり得る人間がセルフチェックアウト装置100の前方に位置している場合に、当該人間を検出する。人感センサ19としては、例えば赤外線センサ又は光センサなどを用いた周知のデバイスを用いることができる。また人感センサ19に代えて、セルフチェックアウト装置100の前方の床に配置した足踏みスイッチ又は感圧センサにより操作者を検出してもよい。あるいは、セルフチェックアウト装置100の前方をカメラにより撮影した画像から人間の抽出を試みることにより操作者を検出してもよい。なお、セルフチェックアウト装置100の前方とは、図1における手前側である。人感センサ19は、操作者を検出する検出手段の一例である。
パトランプ20は、装置状態の通報のための点灯動作を行う。
計量ユニット2は、未登録の商品を載置するための台2aを含む。計量ユニット2は、台2aに載置された商品の総重量を計測する。
計量ユニット3は、登録済みの商品を載置するための台3a,3bと、登録済みの商品を入れる袋を掛けるアーム3cとを含む。計量ユニット3は、台3a,3bに載置された商品と、アーム3cに掛けられた袋に入れられた商品との総重量を計測する。
図2はセルフチェックアウト装置100の要部回路構成を示すブロック図である。なお、図2において図1と同一の要素には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図2に示すようにセルフチェックアウト装置100は、前述の計量ユニット2,3、タッチパネル10、ハンディスキャナ12、人感センサ19及びパトランプ20の他に、CPU(central processing unit)21、ROM(read-only memory)22、RAM(random-access memory)23、補助記憶ユニット24、固定スキャナ25、プリンタ26、カードリーダライタ27、スピーカユニット28、貨幣収受ユニット29及び通信ユニット30を含む。そしてこれらCPU21、ROM22、RAM23、補助記憶ユニット24、固定スキャナ25、プリンタ26、カードリーダライタ27、スピーカユニット28、貨幣収受ユニット29及び通信ユニット30は、本体1に収容されている。また、計量ユニット2,3、タッチパネル10、ハンディスキャナ12、CPU21、ROM22、RAM23、補助記憶ユニット24、固定スキャナ25、プリンタ26、カードリーダライタ27、スピーカユニット28、貨幣収受ユニット29及び通信ユニット30は、伝送路31を介して接続されている。そしてこれにより、CPU21、ROM22、RAM23及び補助記憶ユニット24によって、セルフチェックアウト装置100を制御するための情報処理を実行するコンピュータが構成される。
CPU21は、上記コンピュータの中枢部分に相当する。CPU21は、ROM22及び補助記憶ユニット24に記憶されたオペレーティングシステム及びアプリケーションプログラムに基づく情報処理によって、セルフチェックアウト装置100の各種の機能を実現するべく各部を制御する。
ROM22は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。ROM22は、オペレーティングシステム及びアプリケーションプログラムを記憶する。またROM22は、CPU21が各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する場合もある。
RAM23は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。RAM23は、CPU21が各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する。さらにRAM23は、CPU21が各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶しておく、いわゆるワークエリアとして利用される。
補助記憶ユニット24は、上記のコンピュータの補助記憶部分に相当する。補助記憶ユニット24は、CPU21が各種の処理を行う上で使用するデータ、あるいはCPU21での処理によって生成されたデータを保存する。補助記憶ユニット24は、アプリケーションプログラムを記憶する場合もある。補助記憶ユニット24としては、例えばEEPROM(electric erasable programmable read-only memory)、HDD(hard disk drive)、あるいはSSD(solid state drive)などを使用できる。
固定スキャナ25は、スキャナ窓11の前に翳された商品を撮像した上で、当該商品に表示されたバーコードを画像処理によって識別する。そして固定スキャナ25は、識別したバーコードが表す情報をCPU21へ出力する。なお、固定スキャナ25は、レーザ光の反射を利用してバーコードを識別するような他のタイプの周知のデバイスを利用することもできる。固定スキャナ25は、商品自体の画像の特徴に基づくオブジェクト認識技術を用いて商品を識別する機能を備えていてもよい。
プリンタ26は、レシートプリンタ及びジャーナルプリンタを含む。レシートプリンタは、レシート用紙に各種の情報をプリントすることにより各種の証票を発行する。各種の証票は、商取引の内容などを表したレシートなどである。レシートプリンタにより発行される証票は、レシート発行口13から本体1の外部へと排出される。ジャーナルプリンタは、レシートプリンタによりレシート用紙にプリントされる情報を含んだジャーナルデータをジャーナル用紙にプリントする。ジャーナル用紙は、保守者によって取り出されない限りは、本体1の内部に保留される。なお、ジャーナルデータは補助記憶ユニット24に記憶し、必要に応じてレシートプリンタでレシート用紙にプリントするようにしてもよい。
カードリーダライタ27は、カード挿入口14へと買物客によって挿入されるカードに記録されたデータを読み取る。カードリーダライタ27は、上記のカードへデータを書き込む。カードは、ポイントカード及び決済用のICカードなどである。カードリーダライタ27は、必要な処理を終えたカードをカード挿入口14から本体1の外部へと排出する。カード挿入口14は、排出するカードを、その一部を本体1の外部に突出させた状態で保持する。
スピーカユニット28は、スピーカ及び駆動回路を含む。スピーカユニット28は、CPU21の制御の下に任意の音を出力する。
貨幣収受ユニット29は、硬貨投入皿15の開口から本体1の内部に取り込まれた硬貨を金種毎に計数した上で収容する。貨幣収受ユニット29は、釣銭としての硬貨を受け皿16へと払い出す。貨幣収受ユニット29は、紙幣挿入口17から挿入された紙幣を金種毎に計数した上で収容する。貨幣収受ユニット29は、釣銭としての紙幣を紙幣払出口18から払い出す。
通信ユニット30は、LAN(local area network)などよりなる店舗内ネットワーク、あるいはインターネットなどの通信ネットワークに接続され、POSサーバなどの任意の装置と通信する。
伝送路31は、アドレスバス、データバス及び制御信号線等を含み、接続されている各部の間で授受されるデータ及び制御信号を伝送する。
次に以上のように構成されたセルフチェックアウト装置100の動作について説明する。
CPU21は、買物客の操作に応じて当該買物客の買い物のチェックアウトのための処理を行うべき動作モードにセルフチェックアウト装置100が設定されているとき、以下に説明する情報処理を実行する。
なお、ROM22又は補助記憶ユニット24は、後述する情報処理について記述した情報処理プログラムをアプリケーションプログラムの1つとして記憶する。当該の情報処理プログラムは、セルフチェックアウト装置100のハードウェアの譲渡の際にROM22又は補助記憶ユニット24に記憶されていてもよいし、上記のハードウェアとは別に譲渡されてもよい。後者の場合、情報処理プログラムは、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリなどのようなリムーバブルな記録媒体に記録して、あるいはネットワークを介して譲渡される。後者の場合、情報処理プログラムはバージョンアッププログラムとして提供されて補助記憶ユニット24に書き込まれて、ROM22又は補助記憶ユニット24に既に記憶されている同種の別の情報処理プログラムに置き換えて使用されるケースが想定される。
図3はCPU21による情報処理のフローチャートである。なお、以下に説明する処理の内容は一例であって、同様な結果を得ることが可能な様々な処理を適宜に利用できる。
Act1としてCPU21は、商品リストのクリアなどの初期化処理を行う。なお商品リストは、1つの商取引の対象となる商品のリストであり、RAM23又は補助記憶ユニット24に記憶される。
Act2としてCPU21は、操作者が検出されるのを待ち受ける。そしてCPU21は、人感センサ19により人間が検出されたならば、操作者が検出されたとしてYesと判定し、Act3へと進む。
Act3としてCPU21は、実行中の図3に示す情報処理とは別の監視処理を起動する。CPU21は、この監視処理を図3に示す情報処理と並行して実行するが、その説明は後述する。
CPU21はこののち、Act4へと進む。なおCPU21は、Act2の待ち受け状態にあるときには、待機状態にあることを表すために予め定められた待機画面をタッチパネル10に表示させておく。そしてCPU21は、Act4へと進むに当たって、タッチパネル10の表示を、買上商品の指定のためのGUIを表したり、商品リストの内容を表したりする登録画面に変更する。
Act4としてCPU21は、商品コードが取得されたか否かを確認する。そしてCPU21は、商品コードが取得されていないならばNoと判定し、Act5へと進む。
Act5としてCPU21は、操作者が検出されているか否かを確認する。そして人感センサ19が引き続き人間を検出しているならば、操作者が検出されているとしてYesと判定し、Act4へと戻る。
かくしてCPU21はAct4及びAct5として、商品コードが取得されるか、あるいは操作者が検出されなくなるのを待ち受ける。そしてCPU21は、人感センサ19が人間を検出しなくなったならば、Act5にてNoと判定し、図3に示す情報処理を終了する。そしてこののちにCPU21は、図3に示す処理を改めて開始する。
買物客は、自らが買い上げる商品を売場からピックアップし、該当の商品をチェックアウトコーナーへと持って行く。そして買物客は、チェックアウトコーナーに設置されたセルフチェックアウト装置100の前に立ち、商品を買い上げ登録させるための登録操作を行う。登録操作は、買上商品をスキャナ窓11の前に翳す動作、買上商品に表示されたバーコードにハンディスキャナ12を近接させる動作、あるいは買上商品を指定するべくタッチパネル10にタッチする動作などである。これらの動作は、商品コードを入力するための操作に相当し、買上登録のための操作に含まれる。
買上商品がスキャナ窓11の前に翳されると、固定スキャナ25は、当該買上商品を画像処理によって認識し、その商品の商品コードをCPU21に送る。バーコードにハンディスキャナ12が近接されると、ハンディスキャナ12は当該バーコードが表す商品コードをCPU21に送る。買上商品を指定するべくタッチパネル10にタッチする動作が行われると、タッチパネル10は、タッチ位置に関連付けられている商品コードをCPU21に送る。これらに応じてCPU21は、Act4にてYesと判定し、Act6へと進む。
Act6としてCPU21は、上述のように送られた商品コードで識別される商品を買上商品として含むように商品リストを更新する。またCPU21はこれに応じて、タッチパネル10に表示させている登録画面を、更新後の商品リストの内容を表すように更新する。かくして情報処理プログラムに基づく図3に示す情報処理をCPU21が実行することによって、CPU21を中枢部分とするコンピュータは登録手段として機能する。
Act7としてCPU21は、商品コードが新たに取得されたか否かを確認する。そして商品コードが取得されていないならばNoと判定し、Act8へと進む。
Act8としてCPU21は、買上登録の締めを指定するための締め操作が行われたか否かを確認する。そしてCPU21は、該当する操作が行われていないならば、Act7へと戻る。
かくしてCPU21はAct7及びAct8としては、商品コードが新たに取得されるか、あるいは締め操作がなされるのを待ち受ける。そしてCPU21は、商品コードが新たに取得されたならばAct7にてYesと判定し、Act6を再度行った上でAct7及びAct8の待ち受け状態に戻る。これによりCPU21は、買物客の操作に応じて買上商品を商品リストに登録してゆく。
買物客は、買上商品の全てを登録し終えたならば、例えば登録画面に含まれた所定のボタンにタッチするなどにより、締め操作を行う。なお当該締め操作は、買上登録のための操作に含まれる。そうするとCPU21は、Act8にてYesと判定し、Act9へと進む。このときにCPU21は、タッチパネル10の表示を、決済方法の指定のためのGUI等を表した指定画面に変更する。またこのときにCPU21は、登録された全ての買上商品の売買のために決済すべき決済金額を算出し、それを指定画面に表す。
Act9としてCPU21は、決済方法が指定されるのを待ち受ける。そしてCPU21は、指定画面において決済方法を指定する操作が買物客により行われ、それがタッチパネル10により入力されると、Yesと判定し、Act10へと進む。なお、決済方法を指定する操作は、決済処理のための操作に含まれる。
Act10としてCPU21は、決済処理を行う。CPU21は具体的には、上述の決済金額を、複数の決済方法のうちから操作者が指定した決済方法を用いて決済する。決済方法としては、現金、クレジットカード、デビットカード、プリペイドカード、電子マネー、ポイント及び金券などを用いる種々の周知の決済方法を適宜に利用できる。なお、CPU21は、この決済処理の中でも、貨幣の投入、各種カードの投入、利用ポイント数の指定、あるいは決済の実行指示などの種々の操作を受け付ける。これらの操作は、決済処理のための操作に含まれる。
かくして情報処理プログラムに基づく図3に示す情報処理をCPU21が実行することによって、CPU21を中枢部分とするコンピュータは決済手段として機能する。
Act11としてCPU21は、買上商品のリスト及び決済の結果などを表したレシートをプリンタ26に発行させる。
Act12としてCPU21は、監視処理を停止させる。つまりCPU21は、初期化された状態での待機状態にあるときに最初に操作者が検出されてから、決済処理が完了するまでの期間中において、監視処理を実行する。
Act13としてCPU21は、操作者が検出されているか否かを確認する。そして人感センサ19により人間が検出されたままであるならばYesと判定し、Act13を繰り返す。かくしてCPU21はAct13としては、操作者が検出されなくなるのを待ち受ける。そしてCPU21は、人感センサ19により人間が検出されなくなったならば、操作者が検出されなくなったとしてNoと判定し、図3に示す情報処理を終了する。そしてこののちにCPU21は、図3に示す処理を改めて開始する。
図4はCPU21による監視処理としての情報処理のフローチャートである。なお、以下に説明する処理の内容は一例であって、同様な結果を得ることが可能な様々な処理を適宜に利用できる。なお、図3に示す情報処理と図4に示す情報処理とは、同じ情報処理プログラムに含まれる別々のプログラムモジュールにそれぞれ基づいて実行される。ただし、両情報処理が、別々のアプリケーションプログラムに基づいて実行されてもよい。
Act21としてCPU21は、操作者が検出されているか否かを確認する。そして人感センサ19により人間が検出されたままであるならばYesと判定し、Act22へと進む。
Act22としてCPU21は、操作待ち状態であるか否かを確認する。そしてCPU21は、図3に示す情報処理において前述した買上登録のための操作又は決済処理のための操作のいずれかを待ち受けている状態ではないならばNoと判定し、Act21へと戻る。
かくしてCPU21は、Act21及びAct22としては、操作者が検出されなくなるか、買上登録又は決済処理のための操作を待ち受ける状態となるのを待ち受ける。そしてCPU21は、買上登録又は決済処理のための操作を待ち受ける状態となったならばAct22にてYesと判定し、Act23へと進む。
Act23としてCPU21は、補助記憶ユニット24に記憶されている第1の設定データを読み込む。この第1の設定データは、操作の待ち受けを許容する時間としての第1の設定時間を表す。CPU21は、セルフチェックアウト装置100の動作条件などを設定する動作モードであるときに、操作者によって第1の設定時間の設定が指定されると、当該第1の設定時間を取得し、それを表した第1の設定データを補助記憶ユニット24に書き込む。CPU21は、既に別の第1の設定データが補助記憶ユニット24に記憶されているならば、それを新たな第1の設定データで上書きする。かくして、この情報処理をCPU21が実行する場合において、CPU21を中枢部分とするコンピュータは更新手段として機能する。また補助記憶ユニット24は、第1の設定データを記憶する記憶デバイスの一例である。なお、ROM22又は補助記憶ユニット24に第1のデフォルトデータを記憶しておき、CPU21は当該第1のデフォルトデータと設定データとのいずれか操作者により指定された一方を有効な設定データとしてもよい。なお、ここでの操作者は、セルフチェックアウト装置100の管理を担う店員などである。
Act24としてCPU21は、操作者が検出されているか否かを確認する。そして人感センサ19により人間が検出されたままであるならばYesと判定し、Act25へと進む。
Act25としてCPU21は、前述の操作を依然として待ち受けている状態であるか否かを確認する。そしてCPU21は、操作を待ち受けている状態が継続しているならばYesと判定し、Act26へと進む。
Act26としてCPU21は、Act22にてYesと判定したときから第1の設定時間が経過したか否かを確認する。そしてCPU21は、当該時間が経過していないならばNoと判定し、Act24へと戻る。
かくしてCPU21は、Act24-Act26としては、操作者が検出されなくなるか、買上登録又は決済処理のための操作を待ち受ける状態が解消されるか、あるいは上記の操作を待ち受ける状態が第1の設定時間に渡り継続するのを待ち受ける。そしてCPU21は、操作を待ち受ける状態が第1の設定時間に渡り継続し、第1の設定時間が経過したならば、Act26にてYesと判定し、Act27へと進む。つまり、操作を待ち受ける状態となってから第1の設定時間が経過するまでの期間を受付期間としている。
Act27としてCPU21は、第1の通報処理を実行する。第1の通報処理は、操作者が居る状況であるのに拘わらず操作待ちの状態が継続していることを、予め定められた通報先に通報するための処理である。第1の通報処理の1つは、上記通報のために予め定められた警報音又は音声メッセージを出力するためのスピーカユニット28の制御である。通報処理の1つは、第1の上記通報のために予め定められた文字メッセージ及び画像の少なくとも一方を表示するためのタッチパネル10の制御である。第1の通報処理の1つは、上記通報のために予め定められた点灯のためのパトランプ20の制御である。第1の通報処理の1つは、アテンダント端末、携帯情報端末、POS端末、あるいはPOSサーバなどの任意の情報端末への通報データの送信である。CPU21は、Act27としては、これらの処理の1つ又は複数を実行する。これにより、買物客が操作に戸惑っているなどの事情により、行われるべき操作が行われない状態となっている場合には、そのことが、セルフチェックアウト装置100の周囲に居る人、あるいは通報先の情報端末を利用する人などに通報される。かくして情報処理プログラムに基づく図4に示す情報処理をCPU21が実行することによって、CPU21を中枢部分とするコンピュータは通報手段として機能する。そしてCPU21は、こののち、Act21及びAct22の待ち受け状態に戻る。
なおCPU21は、第1の設定時間が経過するのよりも早く操作を待ち受けている状態が解消されたならば、Act25にてNoと判定し、Act27としての第1の通報処理を実行することなしに、Act21及びAct22の待ち受け状態に戻る。
さてCPU21は、人感センサ19により人間が検出されなくなったならば、操作者が検出されなくなったとしてAct21又はAct24にてNoと判定し、Act28へと進む。
Act28としてCPU21は、補助記憶ユニット24に記憶されている第2の設定データを読み込む。この第2の設定データは、上述のような監視処理を実行する期間内において買物客が人感センサ19により検出されなくなることを許容する時間としての第2の設定時間を表す。つまり、買物客がセルフチェックアウト装置100の前に立っていても、その位置及び姿勢によっては、人感センサ19が操作者を検出できない場合もある。また、何らかの事情で、短時間だけ、買物客がセルフチェックアウト装置100の前から離れることもある。そこで、上記の第2の設定時間を設定可能としている。CPU21は、セルフチェックアウト装置100の動作条件などを設定する動作モードであるときに、操作者によって第2の設定時間の設定が指定されると、当該第2の設定時間を取得し、それを表した設定データを補助記憶ユニット24に書き込む。CPU21は、既に別の第2の設定データが補助記憶ユニット24に記憶されているならば、それを新たな第2の設定データで上書きする。かくして、この情報処理をCPU21が実行する場合において、CPU21を中枢部分とするコンピュータは更新手段として機能する。また補助記憶ユニット24は、第2の設定データを記憶する記憶デバイスの一例である。なお、ROM22又は補助記憶ユニット24に第2のデフォルトデータを記憶しておき、CPU21は当該第2のデフォルトデータと設定データとのいずれか操作者により指定された一方を有効な設定データとしてもよい。なお、ここでの操作者は、セルフチェックアウト装置100の管理を担う店員などである。
Act29においてCPU21は、操作者が検出されているか否かを確認する。そして人感センサ19が引き続き人間を検出できていないならばNoと判定し、Act30へと進む。
Act30においてCPU21は、Act21又はAct24にてNoと判定したときから第2の設定時間が経過したか否かを確認する。そしてCPU21は、当該第2の設定時間が経過していないならばNoと判定し、Act29へと戻る。
かくしてCPU21はAct29及びAct30として、操作者が検出されるようになるか、操作者が検出されない時間が第2の設定時間に渡り継続するのを待ち受ける。そしてCPU21は、人感センサ19が人間を検出するようになったならば、Act29にてYesと判定し、Act21及びAct22の待ち受け状態に戻る。つまりCPU21は、操作者を一旦検出できなくなっても、その状態が第2の設定時間に渡り継続することなく操作者を検出できる状態となったならば、後述する第2の通報処理を行うことなしにAct21及びAct22の待ち受け状態に戻る。
CPU21は、操作者が検出されない時間が第2の設定時間に渡り継続すると、第2の設定時間を経過したとしてAct30にてYesと判定し、Act31へと進む。
Act31としてCPU21は、第2の通報処理を実行する。第2の通報処理は、一取引に関する前述した処理が完了していない状態で買物客が居なくなってしまった恐れがあることを、予め定められた通報先に通報するための処理である。第2の通報処理は、第1の通報処理と同様なものであってよい。ただし、出力する警報音又は音声メッセージ、表示する文字メッセージ又は画像、点灯の色又はパターン、あるいは通報先などを第1の通報処理と第2の通報処理とで異ならせるなどして、両通報を区別可能とすることが好ましい。そしてこの第2の通報処理に応じた動作により、一取引に関する処理を実行中に買物客が離れてしまったことが、セルフチェックアウト装置100の周囲に居る人、あるいは通報先の情報端末を利用する人などに通報される。かくして情報処理プログラムに基づく図4に示す情報処理をCPU21が実行することによって、CPU21を中枢部分とするコンピュータは通報手段として機能する。そしてCPU21は、当該監視処理を終了する。なおCPU21は、Act21及びAct22の待ち受け状態、Act24-Act26の待ち受け状態、あるいはAct29及びAct30の待ち受け状態にあるときに、前述した図3の情報処理におけるAct12により監視処理が停止されるならば、そのまま監視処理を終了する。
以上のようにセルフチェックアウト装置100によれば、操作に不慣れであるためなどにより操作を行えないでいる買物客が居る場合、アテンダントはそれへの対処を第1の通報に応じて行えばよいので、買物客の様子を常に観察している必要はない。このため、そのような観察を行わなければならない場合に比べて、アテンダントの負担は軽減される。
また、セルフチェックアウト装置100によれば、第1の設定時間を任意に設定可能である。これにより、第1の通報が行われるタイミングを、セルフチェックアウト装置100の運用状況に応じた適切なタイミングとなるように調整することが可能である。例えばセルフチェックアウト装置100の店舗への導入直後のように、多くの買物客がその操作に不慣れである状況においては第1の設定時間を短くする。そうすれば、早めの案内をアテンダントに行わせることにより、チェックアウトコーナーにおける処理能力を向上することが可能となる。一方で例えば、セルフチェックアウト装置100の店舗への導入から十分な時間が経過し、多くの買物客がその操作に慣れた状況においては第1の設定時間を長くする。これにより、案内を行う機会を減らし、アテンダントの負荷を軽減することが可能となる。
また、セルフチェックアウト装置100によれば、第2の通報により、通報先の近くに居る店員が、買物客の不適切な立ち去りを速やかに認識できる。そして当該店員が、例えば該当のチェックアウト装置を新たな商取引に関する処理を開始可能な状態に設定するなどの適切な対処を速やかに講じることが可能となる。
そして第1の通報処理と第2の通報処理とを上述のように区別可能としておけば、例えば操作が不慣れな買物客への案内と、例えば立ち去ろうとする客への対処とのいずれを行うべきであるかをアテンダント等が容易に判断できる。これによりアテンダント等は、速やかに適切な対処を行う事が可能となる。
また、通報処理による通報が警報音又は音声メッセージの出力又はパトランプの点灯などのように、立ち去ろうとする買物客が認識可能なものとすれば、買物客が誤って立ち去ろうとしているのであれば、当該買物客にそのような誤りを認識させることが可能である。また買物客が意図的に立ち去ろうとしているのであれば、そのような行為を思いとどまらせることが可能となる。
またセルフチェックアウト装置100によれば、操作者が検出されない状態が第2の設定データに応じた時間に渡り継続した場合に通報処理を実行する。このため、買物客を人感センサ19が一時的に検出できない場合、あるいは、買物客がセルフチェックアウト装置100の前から短時間だけ離れた場合などに、いちいち通報が行われてしまうことを防止できる。
なお、第2の設定時間は、操作者が不適切に立ち去った場合に通報が行われるまでのタイムラグとなる。しかしながらセルフチェックアウト装置100によれば、第2の設定データを任意に変更することが可能であるため、このタイムラグを、諸条件を考慮して、立ち去りに対する対処が遅れてしまわないように適切に設定することが可能である。諸条件としては、セルフチェックアウト装置100が設置されるチェックアウトコーナーの広さや構造、あるいはセルフチェックアウト装置100の設置位置から通報に対応する店員の駐在場所までの距離などである。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、セミセルフタイプのPOSシステムの決済端末として用いられる決済装置を例に説明する。
図5は第2の実施形態に係る決済装置200の要部回路構成を示すブロック図である。なお、図5において図1及び図2に示されるのと同一の要素には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
決済装置200の外観は例えば、図1に示すセルフチェックアウト装置100における計量ユニット2,3、スキャナ窓11及びハンディスキャナ12を省いたものとすることができる。
図5に示すように決済装置200は、タッチパネル10、人感センサ19、パトランプ20、CPU21、RO22、RAM23、補助記憶ユニット24、プリンタ26、カードリーダライタ27、スピーカユニット28、貨幣収受ユニット29及び通信ユニット30を含む。
つまり決済装置200は、セルフチェックアウト装置100における計量ユニット2,3及びハンディスキャナ12に加えて、固定スキャナ25を省いている。そして本実施形態においては、CPU21、ROM22、RAM23及び補助記憶ユニット24によって構成されるコンピュータが、決済装置200を制御するための情報処理を実行するものである。
通信ユニット30は、通信ネットワーク400に接続され、同じく通信ネットワーク400に接続されている登録装置300との間で、通信ネットワーク400を介してデータを授受する。
次に以上のように構成された決済装置200の動作について説明する。
図6はCPU21による情報処理のフローチャートである。なお、以下に説明する処理の内容は一例であって、同様な結果を得ることが可能な様々な処理を適宜に利用できる。また、図3に示すのと同様な処理に関しては同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
Act41としてCPU21は、1つ前の商取引に関する決済のための決済情報のクリアなどの初期化処理を行う。
Act42としてCPU21は、登録装置300から送信され、決済装置200において決済のための処理を行うべき決済情報が通信ユニット30により受信されたか否かを確認する。
ここで登録装置300は、店員の操作に応じて買物客の買上商品の登録を行い、その商品リストと、決済金額などを表した決済情報を通信ネットワーク400へと送出する。なお多くの場合は、通信ネットワーク400に決済装置200とは別の決済装置も接続されており、これら複数の決済装置によって登録装置300から送出される決済情報を分担して処理する。一例として登録装置300は、複数の決済装置のいずれか1つを選択し、当該決済装置に宛てて決済情報を送出する。この場合には、通信ユニット30は、決済装置200宛の決済情報を受信する。そしてCPU21は、これに応じてAct42にてYesと判定する。ただし、複数の決済装置によって複数の決済情報をどのように分担するかは、任意に変更が可能である。そしてCPU21は、Act42にてYesと判定したならば、Act43へと進む。
Act43としてCPU21は、操作者が検出されるのを待ち受ける。そしてCPU21は、人感センサ19により人間が検出されたならば、操作者が検出されたとしてYesと判定し、Act5へと進む。つまり決済装置200では、決済情報が受信されたのちに操作者が検出されたことに応じて監視処理が開始される。CPU21は、監視処理は第1の実施形態と同様に行う。
CPU21はこののち、Act44へと進む。なおCPU21は、Act43の待ち受け状態にあるときには、待機状態にあることを表すために予め定められた待機画面をタッチパネル10に表示させておく。そしてCPU21は、Act44へと進むに当たって、タッチパネル10の表示を、決済の開始指示を受け付けるためのGUIを表した開始画面に変更する。
Act44としてCPU21は、開始指示がなされたか否かを確認する。そしてCPU21は、当該指示がなされていないならばNoと判定し、Act45へと進む。
Act45としてCPU21は、操作者が検出されているか否かを確認する。そして人感センサ19が引き続き人間を検出しているならば、操作者が検出されているとしてYesと判定し、Act44へと戻る。
かくしてCPU21はAct44及びAct45として、開始指示がなされるか、あるいは操作者が検出されなくなるのを待ち受ける。そしてCPU21は、人感センサ19が人間を検出しなくなったならば、Act45にてNoと判定し、Act46へと進む。
Act46としてCPU21は、監視処理を停止させる。このとき監視処理においては、第1の通報処理は実行済みである可能性がある。しかし、図4中のAct28へと進む前に監視処理が停止されるので、第2の通報処理が実行されることはない。つまりCPU21は、開始指示がなされる前であれば、操作者が立ち去ったとしても、第2の通報処理を実行しない。そしてこののちにCPU21は、図6に示す処理を改めて開始する。
買物客は、買上登録のための操作を登録装置300で行った店員による案内に応じて、決済装置200の前へと移動し、例えば開始画面に含まれた所定のボタンにタッチするなどして開始指示を行う。そうするとCPU21は、Act44にてYesと判定し、Act9へと進む。
そしてCPU21は以後、Act9-Act13を第1の実施形態と同様に実行する。
かくしてこの場合に決済装置200においては、決済が完了するまでの期間中において、監視処理を実行する。
この決済装置200においても、第1の実施形態と同様な効果を達成できる。
以上の第1及び第2の実施形態は、次のような種々の変形実施が可能である。
商品の売買を伴う商取引以外の任意の取引に関する内容の登録及び代金の決済を行う登録決済装置又は上記の取引の代金の決済を行う決済装置として実施することも可能である。該当する取引としては、例えば施設やサービスの利用などが想定される。
CPU21が行う前述した情報処理の一部は省略してもよい。例えば、図3及び図6におけるAct11としてのレシートの発行は、行わなくてもよい。そしてこの場合は、変わりに、電子レシートデータをレシートサーバに送信してもよい。また、当該レシートの発行は、監視処理を停止した後に実行してもよい。また例えば、図3及び図6におけるAct2,Act5,Act13,Act43,Act45の確認は、その全て又は一部を省略してもよい。
第1の設定データは、待ち受ける複数の操作のそれぞれに関連付けて個別に補助記憶ユニット24に記憶されてもよい。あるいは第1の設定データは、待ち受ける複数の操作をグループ分けしてなる複数のグループのそれぞれに関連付けて個別に補助記憶ユニット24に記憶されてもよい。そしてこれらの場合にCPU21は図4中のAct23にて、待ち受け中の操作に関連付けられた第1の設定データ、又は待ち受け中の操作が属するグループに関連付けられた第1の設定データを読み込むようにすればよい。
情報処理によりCPU21が実現する各機能は、その一部または全てをロジック回路などのようなプログラムに基づかない情報処理を実行するハードウェアにより実現することも可能である。また上記の各機能のそれぞれは、上記のロジック回路などのハードウェアにソフトウェア制御を組み合わせて実現することも可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1] 取引に関する代金を決済するための決済処理を実行する決済手段と、
操作者を検出する検出手段と、
前記決済手段が前記決済処理を実行するための前記操作者による操作が、予め定められた受付期間内になされず、かつ前記検出手段が前記操作者を検出している場合に、予め定められた通報先に通報するための通報処理を行う通報手段と、
を具備した決済装置。
[付記2] 前記通報手段は、記憶デバイスに記憶された設定データが表す期間を前記受付期間とし、
前記決済装置は、
新たな受付期間を取得し、当該取得した受付期間を表すように、前記記憶デバイスに記憶された設定データを更新する更新手段、
をさらに備える付記1に記載の決済装置。
[付記3] 前記通報手段は、前記決済手段が前記決済処理を実行している期間に前記検出手段が前記操作者を検出しない場合にも前記通報処理を行う、
付記1又は付記2に記載の決済装置。
[付記4] 前記通報手段は、前記操作が前記受付期間内になされず、かつ前記検出手段が前記操作者を検出している場合と、前記決済処理を実行している期間に前記検出手段が前記操作者を検出しない場合とを区別可能に前記通報処理を行う、
付記3に記載の決済装置。
[付記5] 取引の内容を登録するための登録処理を、操作者による操作に応じて実行する登録手段と、
前記登録手段により登録された内容の取引に関する代金を決済するための決済処理を実行する決済手段と、
前記操作者を検出する検出手段と、
前記登録手段又は前記決済手段が前記登録処理又は前記決済処理を実行するための前記操作者による操作が、予め定められた受付期間内になされず、かつ前記検出手段が前記操作者を検出している場合に、予め定められた通報先に通報するための通報処理を行う通報手段と、
を具備した登録決済装置。
[付記6] 操作者を検出する検出手段を備えた決済装置を制御するための情報処理を実行するコンピュータを、
取引に関する代金を決済するための決済処理を実行する決済手段と、
前記決済手段が前記決済処理を実行するための前記操作者による操作が、予め定められた受付期間内になされず、かつ前記検出手段が前記操作者を検出している場合に、予め定められた通報先に通報するための通報処理を行う通報手段と、
して機能させるための情報処理プログラム。
1…本体、2…計量ユニット、3…計量ユニット、10…タッチパネル、11…スキャナ窓、12…ハンディスキャナ、13…レシート発行口、14…カード挿入口、15…硬貨投入皿、16…受け皿、17…紙幣挿入口、18…紙幣払出口、19…人感センサ、20…パトランプ、21…CPU、22…ROM、23…RAM、24…補助記憶ユニット、25…固定スキャナ、26…プリンタ、27…カードリーダライタ、28…スピーカユニット、29…貨幣収受ユニット、30…通信ユニット、31…伝送路、100…セルフチェックアウト装置、200…決済装置、300…登録装置、400…通信ネットワーク。

Claims (6)

  1. 取引に関する代金を決済するための決済処理を実行する決済手段と、
    操作者を検出する検出手段と、
    予め定められた受付期間内に前記操作者による決済方法を指定する操作がなされず、かつ前記受付期間に渡り前記検出手段が前記操作者を検出している第1の状態と、前記受付期間内に前記検出手段が前記操作者を検出しない状態に変化してから前記操作者を検出しない状態が予め定められた時間に渡り継続した第2の状態とにおいて、予め定められた通報先に通報するための通報処理を行う通報手段と、
    を具備した決済装置。
  2. 前記通報手段は、前記決済手段が前記決済処理を実行するための前記操作者による操作を待ち受ける状態の継続時間が記憶デバイスに記憶された第1の設定データが表す第1の設定時間となるまでの期間を前記受付期間とするとともに、前記記憶デバイスに記憶された第2の設定データが表す第2の設定時間を前記の予め定められた時間とし、
    第1の設定時間とすべき時間を取得し、当該取得した時間を第1の設定時間として表すように、前記記憶デバイスに記憶された第1の設定データを更新するとともに、第2の設定時間とすべき時間を取得し、当該取得した時間を第2の設定時間として表すように、前記記憶デバイスに記憶された第2の設定データを更新する更新手段、
    をさらに備える請求項1に記載の決済装置。
  3. 前記通報手段は、前記第1の状態と前記第2の状態とを区別可能に前記通報処理を行う、
    請求項1又は請求項2に記載の決済装置。
  4. 取引の内容を登録するための登録処理を、操作者による操作に応じて実行する登録手段と、
    前記登録手段により登録された内容の取引に関する代金を決済するための決済処理を実行する決済手段と、
    前記操作者を検出する検出手段と、
    予め定められた受付期間内に前記登録処理又は前記操作者による決済方法を指定する操作がなされず、かつ前記受付期間に渡り前記検出手段が前記操作者を検出している第1の状態と、前記受付期間内に前記検出手段が前記操作者を検出しない状態に変化してから前記操作者を検出しない状態が予め定められた時間に渡り継続した第2の状態とにおいて、予め定められた通報先に通報するための通報処理を行う通報手段と、
    を具備した登録決済装置。
  5. 操作者を検出する検出手段を備えた決済装置を制御するための情報処理を実行するコンピュータを、
    取引に関する代金を決済するための決済処理を実行する決済手段と、
    予め定められた受付期間内に前記操作者による決済方法を指定するための操作がなされず、かつ前記受付期間に渡り前記検出手段が前記操作者を検出している第1の状態と、前記受付期間内に前記検出手段が前記操作者を検出しない状態に変化してから前記操作者を検出しない状態が予め定められた時間に渡り継続した第2の状態とにおいて、予め定められた通報先に通報するための通報処理を行う通報手段と、
    して機能させるための情報処理プログラム。
  6. 操作者を検出する検出手段を備えた登録決済装置を制御するための情報処理を実行するコンピュータを、
    取引の内容を登録するための登録処理を、操作者による操作に応じて実行する登録手段と、
    前記登録手段により登録された内容の取引に関する代金を決済するための決済処理を実行する決済手段と、
    予め定められた受付期間内に前記登録処理又は前記操作者による決済方法を指定する操作がなされず、かつ前記受付期間に渡り前記検出手段が前記操作者を検出している第1の状態と、前記受付期間内に前記検出手段が前記操作者を検出しない状態に変化してから前記操作者を検出しない状態が予め定められた時間に渡り継続した第2の状態とにおいて、予め定められた通報先に通報するための通報処理を行う通報手段と、
    して機能させるための情報処理プログラム。
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