JPH0692950A - エポキシ化合物の製造方法 - Google Patents
エポキシ化合物の製造方法Info
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- JPH0692950A JPH0692950A JP4246695A JP24669592A JPH0692950A JP H0692950 A JPH0692950 A JP H0692950A JP 4246695 A JP4246695 A JP 4246695A JP 24669592 A JP24669592 A JP 24669592A JP H0692950 A JPH0692950 A JP H0692950A
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- general formula
- aralkyl
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 電子不足オレフィンを酸化して対応するエポ
キシ化合物を与える、効率の高い新規製造方法を提供す
る。 【構成】 一般式(I)、(V)等の化合物を有機溶媒
中で一級アミンまたは二級アミンの存在下、過酸化水素
誘導体(たとえば、t−ブチルヒドロペルオキシド)を
酸化剤として酸化反応し、それぞれ対応する一般式(I
I)、(VI)等のエポキシ化合物とする製造方法。 〔式中R1は水素、ハロゲン、アルキル基、CF3,C
1〜4アルコキシ基等;R2は(置換)フェニルまたは
(置換)ナフチル基を;R4,R5,R6,R6′,R
7,R7′は水素、C1〜3アルキル基、フェニル基、
−C(R8)=CH2を;R8は水素、メチル基を;そ
れぞれ示す〕。
キシ化合物を与える、効率の高い新規製造方法を提供す
る。 【構成】 一般式(I)、(V)等の化合物を有機溶媒
中で一級アミンまたは二級アミンの存在下、過酸化水素
誘導体(たとえば、t−ブチルヒドロペルオキシド)を
酸化剤として酸化反応し、それぞれ対応する一般式(I
I)、(VI)等のエポキシ化合物とする製造方法。 〔式中R1は水素、ハロゲン、アルキル基、CF3,C
1〜4アルコキシ基等;R2は(置換)フェニルまたは
(置換)ナフチル基を;R4,R5,R6,R6′,R
7,R7′は水素、C1〜3アルキル基、フェニル基、
−C(R8)=CH2を;R8は水素、メチル基を;そ
れぞれ示す〕。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医薬品、香料などとし
て重要な該化合物を工業的に有利に製造する中間体とし
て重要なエポキシ化合物の製造法に関する。本発明にお
いて製造されるエポキシ化合物はたとえば、つぎのよう
に使用される。
て重要な該化合物を工業的に有利に製造する中間体とし
て重要なエポキシ化合物の製造法に関する。本発明にお
いて製造されるエポキシ化合物はたとえば、つぎのよう
に使用される。
【0002】
【化9】
【0003】
【従来の技術】本発明の原料に用いられるような電子不
足オレフィンを酸化して、エポキシ化合物を製造する方
法としては、古典的には、ワイツ−シェッファー(Weitz
-Scheffer)法により塩基(水酸化ナトリウム)の存在下
酸化剤として過酸化水素を用いる方法が知られている。
(ベリヒテ デア ドイチェン ヘミッシェン ゲゼル
シャフト(Ber.)54巻、2327(1921))。
足オレフィンを酸化して、エポキシ化合物を製造する方
法としては、古典的には、ワイツ−シェッファー(Weitz
-Scheffer)法により塩基(水酸化ナトリウム)の存在下
酸化剤として過酸化水素を用いる方法が知られている。
(ベリヒテ デア ドイチェン ヘミッシェン ゲゼル
シャフト(Ber.)54巻、2327(1921))。
【0004】さらに、酸化剤として過蟻酸を用いる方法
(ジャーナル オブ アメリカンケミカル ソサエティ
ー(J. Am. Chem. Soc.) 78巻、3087(1956))、次亜塩
素酸ナトリウムを用いる方法(ジャーナル オブ オー
ガニック ケミストリー(J. Org. Chem.) 28巻、 250
(1963))、N−ブロモコハク酸イミドを用いる方法
(ジャーナル オブ アメリカン ケミカル ソサエテ
ィー(J. Am. Chem. Soc.) 98巻、6412(1976))、m−
クロロ過安息香酸を用いる方法(ジャーナル オブ メ
ディシナル ケミストリー(J. Med. Chem.) 30巻、1978
(1987))が知られている。また、t−ブチルヒドロペ
ルオキシドを用いる方法については、トリメチルベンジ
ルアンモニウム ヒドロキシドを塩基としてかつ界面活
性剤として用いる方法(ジャーナル オブ アメリカン
ケミカル ソサエティー(J. Am.Chem. Soc.) 80巻、5
845(1958))、アルブミンを塩基として用いる方法
(テトラヘドロン レター(Tetrahedron Letter)21巻、
1980))、ジアザビシクロウンデセンを塩基として用い
る方法(ジャーナル オブ アメリカン ケミカル ソ
サエティー(J. Am. Chem. Soc.)107巻、1777(1985))
などが知られている。
(ジャーナル オブ アメリカンケミカル ソサエティ
ー(J. Am. Chem. Soc.) 78巻、3087(1956))、次亜塩
素酸ナトリウムを用いる方法(ジャーナル オブ オー
ガニック ケミストリー(J. Org. Chem.) 28巻、 250
(1963))、N−ブロモコハク酸イミドを用いる方法
(ジャーナル オブ アメリカン ケミカル ソサエテ
ィー(J. Am. Chem. Soc.) 98巻、6412(1976))、m−
クロロ過安息香酸を用いる方法(ジャーナル オブ メ
ディシナル ケミストリー(J. Med. Chem.) 30巻、1978
(1987))が知られている。また、t−ブチルヒドロペ
ルオキシドを用いる方法については、トリメチルベンジ
ルアンモニウム ヒドロキシドを塩基としてかつ界面活
性剤として用いる方法(ジャーナル オブ アメリカン
ケミカル ソサエティー(J. Am.Chem. Soc.) 80巻、5
845(1958))、アルブミンを塩基として用いる方法
(テトラヘドロン レター(Tetrahedron Letter)21巻、
1980))、ジアザビシクロウンデセンを塩基として用い
る方法(ジャーナル オブ アメリカン ケミカル ソ
サエティー(J. Am. Chem. Soc.)107巻、1777(1985))
などが知られている。
【0005】また、塩基としては、先にあげた化合物の
他、ナトリウムメトキシドを用いる方法(ユースツス
リービッヒス アナーレン デア ヘミー(Ann.608(19
84))が知られている。
他、ナトリウムメトキシドを用いる方法(ユースツス
リービッヒス アナーレン デア ヘミー(Ann.608(19
84))が知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ワイツ
−シェッファー法で製造するばあいには、強塩基の水酸
化ナトリウムを使用しなければならず、さらに水溶液中
の反応であるためにエステル基が加水分解するという問
題がある。次亜塩素酸ナトリウムを用いる方法において
もワイツ−シェッファー法と同様な問題がある。酸化剤
として過蟻酸、N−ブロモコハク酸イミド、m−クロロ
過安息香酸を用いる方法は、酸化剤が高価であり、必ず
しも満足すべき製造方法とはいいがたい。
−シェッファー法で製造するばあいには、強塩基の水酸
化ナトリウムを使用しなければならず、さらに水溶液中
の反応であるためにエステル基が加水分解するという問
題がある。次亜塩素酸ナトリウムを用いる方法において
もワイツ−シェッファー法と同様な問題がある。酸化剤
として過蟻酸、N−ブロモコハク酸イミド、m−クロロ
過安息香酸を用いる方法は、酸化剤が高価であり、必ず
しも満足すべき製造方法とはいいがたい。
【0007】また、塩基として界面活性剤を用いるばあ
いには、液−液または固−液の二層の反応になり煩雑な
操作になるほか、反応溶液が乳濁するなどの問題があ
る。ジアザビシクロウンデセンや、ナトリウムメトキシ
ドを塩基として用いる場合にも反応条件が温和でないた
め、多量の副生成物が生じるという難点を有している。
いには、液−液または固−液の二層の反応になり煩雑な
操作になるほか、反応溶液が乳濁するなどの問題があ
る。ジアザビシクロウンデセンや、ナトリウムメトキシ
ドを塩基として用いる場合にも反応条件が温和でないた
め、多量の副生成物が生じるという難点を有している。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、これらの
課題を解決すべく、鋭意研究を重ねた結果、電子が不足
したオレフィンを一級または二級アミンの存在下、過酸
化水素誘導体を用いて酸化することによる効率の高いエ
ポキシ化合物の新規製造法を見いだし、本発明を完成し
た。
課題を解決すべく、鋭意研究を重ねた結果、電子が不足
したオレフィンを一級または二級アミンの存在下、過酸
化水素誘導体を用いて酸化することによる効率の高いエ
ポキシ化合物の新規製造法を見いだし、本発明を完成し
た。
【0009】すなわち、本発明は一般式(I):
【0010】
【化10】
【0011】(式中、R1 は水素、アルキル基、アラル
キル基、アリール基、水酸基、ハロゲン、シアノ基、ト
リフルオロメチル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、ア
ルキルメルカプト基またはニトロ基を示し、R2 は、水
素、アルキル基、アラルキル基、アリール基、水酸基、
ハロゲン、シアノ基、トリフルオロメチル基、炭素数1
〜4のアルコキシ基、アルキルメルカプト基もしくはニ
トロ基で置換されたフェニル基またはナフチル基を示
す)で示される化合物を、有機溶媒中で一級アミンまた
は二級アミンの存在下、過酸化水素誘導体を酸化剤とし
て酸化反応させることを特徴とする、一般式(II):
キル基、アリール基、水酸基、ハロゲン、シアノ基、ト
リフルオロメチル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、ア
ルキルメルカプト基またはニトロ基を示し、R2 は、水
素、アルキル基、アラルキル基、アリール基、水酸基、
ハロゲン、シアノ基、トリフルオロメチル基、炭素数1
〜4のアルコキシ基、アルキルメルカプト基もしくはニ
トロ基で置換されたフェニル基またはナフチル基を示
す)で示される化合物を、有機溶媒中で一級アミンまた
は二級アミンの存在下、過酸化水素誘導体を酸化剤とし
て酸化反応させることを特徴とする、一般式(II):
【0012】
【化11】
【0013】(式中、R1 、R2 は前記と同じ)で示さ
れるエポキシ化合物の製造方法、一般式(III):
れるエポキシ化合物の製造方法、一般式(III):
【0014】
【化12】
【0015】(式中、R3 は水素、アルキル基、アラル
キル基、アリール基、水酸基、ハロゲン、シアノ基、ト
リフルオロメチル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、ア
ルキルメルカプト基またはニトロ基を示し、AおよびB
は、独立してシアノ基;カルバモイル基;アルキル基、
アリール基もしくはアラルキル基で置換されたカルボニ
ル基;炭素数1〜4のアルコキシカルボニル基またはフ
ェノキシカルボニル基を示す)で示される化合物を、有
機溶媒中で一級アミンまたは二級アミンの存在下、過酸
化水素誘導体を酸化剤として酸化反応させることを特徴
とする、一般式(IV):
キル基、アリール基、水酸基、ハロゲン、シアノ基、ト
リフルオロメチル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、ア
ルキルメルカプト基またはニトロ基を示し、AおよびB
は、独立してシアノ基;カルバモイル基;アルキル基、
アリール基もしくはアラルキル基で置換されたカルボニ
ル基;炭素数1〜4のアルコキシカルボニル基またはフ
ェノキシカルボニル基を示す)で示される化合物を、有
機溶媒中で一級アミンまたは二級アミンの存在下、過酸
化水素誘導体を酸化剤として酸化反応させることを特徴
とする、一般式(IV):
【0016】
【化13】
【0017】(式中、R3 、A、Bは前記と同じ)で示
されるエポキシ化合物の製造方法および一般式(V):
されるエポキシ化合物の製造方法および一般式(V):
【0018】
【化14】
【0019】(式中、R4 、R5 、R6 、R 6´、R7
およびR 7´は独立に水素、メチル基、エチル基、フェ
ニル基、ビニル基、プロピル基、イソプロピル基または
1−メチルビニル基を表わす)で示される化合物を、有
機溶媒中で一級アミンまたは二級アミンの存在下、過酸
化水素誘導体を酸化剤として酸化反応させることを特徴
とする、一般式(VI):
およびR 7´は独立に水素、メチル基、エチル基、フェ
ニル基、ビニル基、プロピル基、イソプロピル基または
1−メチルビニル基を表わす)で示される化合物を、有
機溶媒中で一級アミンまたは二級アミンの存在下、過酸
化水素誘導体を酸化剤として酸化反応させることを特徴
とする、一般式(VI):
【0020】
【化15】
【0021】(式中、R4 、R5 、R6 、R 6´、R7
およびR 7´は前記と同じ)で示されるエポキシ化合物
の製造方法に関する。
およびR 7´は前記と同じ)で示されるエポキシ化合物
の製造方法に関する。
【0022】本発明において、前記一般式(I)、(I
I)、(III)および(IV)で示される化合物の、
R1 、R2 およびR3 におけるアルキル基は炭素数1〜
4のアルキル基、アラルキル基はベンジル基、1−フェ
ネチル基、2−フェネチル基など、アリール基はフェニ
ル基、ナフチル基、ピリジル基など、アルキルメルカプ
ト基はメチルメルカプト基、エチルメルカプト基などで
ある。
I)、(III)および(IV)で示される化合物の、
R1 、R2 およびR3 におけるアルキル基は炭素数1〜
4のアルキル基、アラルキル基はベンジル基、1−フェ
ネチル基、2−フェネチル基など、アリール基はフェニ
ル基、ナフチル基、ピリジル基など、アルキルメルカプ
ト基はメチルメルカプト基、エチルメルカプト基などで
ある。
【0023】また、一般式(III)および(IV)で
示される化合物のA、Bにおいて、アルキル基、アリー
ル基またはアラルキル基で置換されたカルボニル基は、
炭素数1〜10のアルキル基、フェニル基、ナフチル基、
ピリジル基などのアリール基またはベンジル基、1−フ
ェネチル基、2−フェネチル基などのアラルキル基で置
換されたカルボニル基である。
示される化合物のA、Bにおいて、アルキル基、アリー
ル基またはアラルキル基で置換されたカルボニル基は、
炭素数1〜10のアルキル基、フェニル基、ナフチル基、
ピリジル基などのアリール基またはベンジル基、1−フ
ェネチル基、2−フェネチル基などのアラルキル基で置
換されたカルボニル基である。
【0024】本反応に用いる反応媒質は有機溶媒が好適
であり、有機溶媒としては、ペンタン、ヘキサン、ヘプ
タン、シクロヘキサン、イソオクタンなどの飽和炭化水
素系溶媒、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族
炭化水素系溶媒、クロロホルム、塩化メチレン、四塩化
炭素、1,2−ジクロロエタン、テトラクロロエタンな
どの塩素系溶媒、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエ
ーテル、ジオキサン、テトラヒドロフランなどのエーテ
ル系溶媒、メタノール、エタノール、n−プロパノー
ル、i−プロパノール、t−ブタノールなどのアルコー
ル系溶媒、アセトン、アセトニトリル、ジメチルホルム
アミド、酢酸エチルなどの一般的に用いられる有機溶媒
であればよい。
であり、有機溶媒としては、ペンタン、ヘキサン、ヘプ
タン、シクロヘキサン、イソオクタンなどの飽和炭化水
素系溶媒、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族
炭化水素系溶媒、クロロホルム、塩化メチレン、四塩化
炭素、1,2−ジクロロエタン、テトラクロロエタンな
どの塩素系溶媒、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエ
ーテル、ジオキサン、テトラヒドロフランなどのエーテ
ル系溶媒、メタノール、エタノール、n−プロパノー
ル、i−プロパノール、t−ブタノールなどのアルコー
ル系溶媒、アセトン、アセトニトリル、ジメチルホルム
アミド、酢酸エチルなどの一般的に用いられる有機溶媒
であればよい。
【0025】酸化反応によるエポキシ化の収率は、溶媒
の疎水性が上がるにつれて増加する傾向にあり、ヘキサ
ン、シクロヘキサンを用いたばあいが最も高い。
の疎水性が上がるにつれて増加する傾向にあり、ヘキサ
ン、シクロヘキサンを用いたばあいが最も高い。
【0026】本反応は、一般アミンあるいは二級アミン
の存在下、顕著に促進される。
の存在下、顕著に促進される。
【0027】一級アミンは一般式(VII): R8 −NH2 (VII) (式中、R8 は水素、アルキル基、置換されたアルキル
基、アラルキル基またはアリール基を表わす)で示され
る化合物または一般式(VIII):
基、アラルキル基またはアリール基を表わす)で示され
る化合物または一般式(VIII):
【0028】
【化16】
【0029】(式中、R9 は水素、アルキル基、アラル
キル基またはアリール基を表わす)で示される化合物で
ある。
キル基またはアリール基を表わす)で示される化合物で
ある。
【0030】前記一般式(VII)においてR8 で示さ
れるアルキル基は、炭素数1〜6のアルキル基、置換さ
れたアルキル基は、アミノ基および/またはカルボキシ
ル基で置換されたアルキル基であり、アラルキル基はベ
ンジル基、1−フェニルエチル基、2−フェニルエチル
基など、アリール基はフェニル基、ナフチル基、ピリジ
ル基などである。
れるアルキル基は、炭素数1〜6のアルキル基、置換さ
れたアルキル基は、アミノ基および/またはカルボキシ
ル基で置換されたアルキル基であり、アラルキル基はベ
ンジル基、1−フェニルエチル基、2−フェニルエチル
基など、アリール基はフェニル基、ナフチル基、ピリジ
ル基などである。
【0031】また、前記一般式(VIII)において、
R9 で示されるアルキル基は炭素数1〜10のアルキル
基、アラルキル基はベンジル基、1−フェニルエチル
基、2−フェニルエチル基などであり、アリール基はフ
ェニル基、ナフチル基、ピリジル基などである。
R9 で示されるアルキル基は炭素数1〜10のアルキル
基、アラルキル基はベンジル基、1−フェニルエチル
基、2−フェニルエチル基などであり、アリール基はフ
ェニル基、ナフチル基、ピリジル基などである。
【0032】二級アミンは一般式(IX):
【0033】
【化17】
【0034】(式中、C、Dは独立に、水素、アルキル
基、アラルキル基、アリール基、水酸基、炭素数1〜4
のヒドロキシアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ
基、ハロゲンまたはピロリジノ基を表わす)で示される
化合物、一般式(X): R10−NH−R11 (X) (式中、R10、R11は独立に、アルキル基、アラルキル
基またはアリール基を表わす)で示される化合物、ピペ
リジンまたはモルフォリンである。
基、アラルキル基、アリール基、水酸基、炭素数1〜4
のヒドロキシアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ
基、ハロゲンまたはピロリジノ基を表わす)で示される
化合物、一般式(X): R10−NH−R11 (X) (式中、R10、R11は独立に、アルキル基、アラルキル
基またはアリール基を表わす)で示される化合物、ピペ
リジンまたはモルフォリンである。
【0035】前記一般式(IX)においてC、Dで表わ
されるアルキル基は炭素数1〜10のアルキル基であり、
アラルキル基はベンジル基、1−フェニルエチル基、2
−フェニルエチル基などであり、アリール基はフェニル
基、ナフチル基、ピリジル基などである。
されるアルキル基は炭素数1〜10のアルキル基であり、
アラルキル基はベンジル基、1−フェニルエチル基、2
−フェニルエチル基などであり、アリール基はフェニル
基、ナフチル基、ピリジル基などである。
【0036】また、前記一般式(X)においてR10、R
11で表わされるアルキル基は炭素数1〜10のアルキル基
であり、アラルキル基はベンジル基、1−フェニルエチ
ル基、2−フェニルエチル基などであり、アリール基は
フェニル基、ナフチル基、ピリジル基などである。
11で表わされるアルキル基は炭素数1〜10のアルキル基
であり、アラルキル基はベンジル基、1−フェニルエチ
ル基、2−フェニルエチル基などであり、アリール基は
フェニル基、ナフチル基、ピリジル基などである。
【0037】これらのアミンは、触媒としても作用しう
るので、原料のオレフィンに対して0.01〜5等量の範囲
から選ばれる。
るので、原料のオレフィンに対して0.01〜5等量の範囲
から選ばれる。
【0038】本反応は、トリエチルアミン、N,N,N
´,N´−テトラメチルエチレンジアミン、トリエチレ
ンジアミンなどの三級アミンによっては、進行しない。
しかしながら、これらの三級アミンは一級アミン、二級
アミンよりも明らかに塩基性が高い。したがって、本反
応は、強塩基の存在下エポキシ化が進行するワイツ−シ
ェッファー法とは明らかに異なった反応である。
´,N´−テトラメチルエチレンジアミン、トリエチレ
ンジアミンなどの三級アミンによっては、進行しない。
しかしながら、これらの三級アミンは一級アミン、二級
アミンよりも明らかに塩基性が高い。したがって、本反
応は、強塩基の存在下エポキシ化が進行するワイツ−シ
ェッファー法とは明らかに異なった反応である。
【0039】本反応に用いられる酸化剤としては、過酸
化水素誘導体が好適に用いられる。さらに詳しくは、安
価なことからt−ブチルヒドロペルオキシドまたはクメ
ンヒドロペルオキシドが好適である。t−ブチルヒドロ
ペルオキシドは、市販されている70〜80%の水溶液をそ
のまま用いることができるが、硫酸マグネシウムなどで
乾燥したものやジャーナル オブ アメリカン ケミカ
ル ソサエティー(J.Am. Chem. Soc.)109巻、5765(198
7))に見られるように塩化メチレンによる共沸による
乾燥を行ったものも用いることができる。過酸化水素誘
導体の使用量は、多量の使用は生成物の精製を困難とす
ることから原料の0.3 〜10等量の範囲である。
化水素誘導体が好適に用いられる。さらに詳しくは、安
価なことからt−ブチルヒドロペルオキシドまたはクメ
ンヒドロペルオキシドが好適である。t−ブチルヒドロ
ペルオキシドは、市販されている70〜80%の水溶液をそ
のまま用いることができるが、硫酸マグネシウムなどで
乾燥したものやジャーナル オブ アメリカン ケミカ
ル ソサエティー(J.Am. Chem. Soc.)109巻、5765(198
7))に見られるように塩化メチレンによる共沸による
乾燥を行ったものも用いることができる。過酸化水素誘
導体の使用量は、多量の使用は生成物の精製を困難とす
ることから原料の0.3 〜10等量の範囲である。
【0040】反応温度は、用いた有機溶媒と密接な関係
を有するが、一般に0℃〜60℃が好ましく、反応時間は
10分〜3日間であるが、一般に30分〜1日である。
を有するが、一般に0℃〜60℃が好ましく、反応時間は
10分〜3日間であるが、一般に30分〜1日である。
【0041】以下に実施例を用いて本発明をさらに詳し
く説明する。
く説明する。
【0042】実施例1 カルコン73mg(0.35mmol)、硫酸マグネシウムで乾燥し
たt−ブチルヒドロペルオキシド95mg(1.05mmol)、n
−オクチルアミン45mg(0.35mmol)をヘキサン1mlに溶
解し、15時間室温で撹拌した。生成物をヘキサン−酢酸
エチル10:1でカラムクロマトグラフィーすることによ
り、trans−エポキシカルコン44mgをえた(収率90
%)。
たt−ブチルヒドロペルオキシド95mg(1.05mmol)、n
−オクチルアミン45mg(0.35mmol)をヘキサン1mlに溶
解し、15時間室温で撹拌した。生成物をヘキサン−酢酸
エチル10:1でカラムクロマトグラフィーすることによ
り、trans−エポキシカルコン44mgをえた(収率90
%)。
【0043】 Rf(ヘキサン:酢酸エチル=2:1)=0.451 H−NMR(CDCl3 δ):8.0 (d,2H)、7.6
(t,1H) 7.5 (t,2H)、7.4 〜7.3 (m,5H) 4.3 (d,1H)、4.0 (d,1H) 実施例2 カルコン73mg(0.35mmol)、市販のt−ブチルヒドロペ
ルオキシド(80%水溶液)95mg(1.05mmol)、n−オク
チルアミン45mg(0.35mmol)をヘキサン1mlに溶解し、
15時間室温で撹拌した。生成物をヘキサン−酢酸エチル
10:1でカラムクロマトグラフィーすることにより、t
rans−エポキシカルコン39mgをえた(収率80%)。
(t,1H) 7.5 (t,2H)、7.4 〜7.3 (m,5H) 4.3 (d,1H)、4.0 (d,1H) 実施例2 カルコン73mg(0.35mmol)、市販のt−ブチルヒドロペ
ルオキシド(80%水溶液)95mg(1.05mmol)、n−オク
チルアミン45mg(0.35mmol)をヘキサン1mlに溶解し、
15時間室温で撹拌した。生成物をヘキサン−酢酸エチル
10:1でカラムクロマトグラフィーすることにより、t
rans−エポキシカルコン39mgをえた(収率80%)。
【0044】実施例3〜16 カルコン73mg(0.35mmol)、市販のt−ブチルヒドロペ
ルオキシド(80%水溶液)95mg(1.05mmol)、n−オク
チルアミン45mg(0.35mmol)を種々の有機溶媒に溶解
し、15時間室温で撹拌した。生成物をヘキサン−酢酸エ
チル10:1でカラムクロマトグラフィーすることにより
trans−エポキシカルコンをえた。表1に生成した
trans−エポキシカルコンの収率を示した。
ルオキシド(80%水溶液)95mg(1.05mmol)、n−オク
チルアミン45mg(0.35mmol)を種々の有機溶媒に溶解
し、15時間室温で撹拌した。生成物をヘキサン−酢酸エ
チル10:1でカラムクロマトグラフィーすることにより
trans−エポキシカルコンをえた。表1に生成した
trans−エポキシカルコンの収率を示した。
【0045】
【表1】
【0046】参考例 カルコン73mg(0.35mmol)、硫酸マグネシウムで乾燥し
たt−ブチルヒドロペルオキシド95mg(1.05mmol)をヘ
キサンに溶解し種々の添加物を0.35mmol加え、15時間室
温で撹拌したが、原料を回収したのみで生成物はえられ
なかった。加えた添加物は以下の通り。
たt−ブチルヒドロペルオキシド95mg(1.05mmol)をヘ
キサンに溶解し種々の添加物を0.35mmol加え、15時間室
温で撹拌したが、原料を回収したのみで生成物はえられ
なかった。加えた添加物は以下の通り。
【0047】酢酸ナトリウム、ピリジン、イミダゾー
ル、トリエチルアミン、N,N,N´,N´−テトラメ
チルエチレンジアミン、トリエチレンジアミン、ヒドラ
ジン、シンコニン。
ル、トリエチルアミン、N,N,N´,N´−テトラメ
チルエチレンジアミン、トリエチレンジアミン、ヒドラ
ジン、シンコニン。
【0048】実施例17〜28 カルコン73mg(0.35mmol)、硫酸マグネシウムで乾燥し
たt−ブチルヒドロペルオキシド95mg(1.05mmol)に種
々の一級または二級アミン0.35mmolを加え、ヘキサンに
溶解し15時間室温で撹拌した。生成物をヘキサン−酢酸
エチル10:1でカラムクロマトグラフィーすることによ
り、trans−エポキシカルコンをえた。表2に生成
したtrans−エポキシカルコンの収率を示した。
たt−ブチルヒドロペルオキシド95mg(1.05mmol)に種
々の一級または二級アミン0.35mmolを加え、ヘキサンに
溶解し15時間室温で撹拌した。生成物をヘキサン−酢酸
エチル10:1でカラムクロマトグラフィーすることによ
り、trans−エポキシカルコンをえた。表2に生成
したtrans−エポキシカルコンの収率を示した。
【0049】
【表2】
【0050】実施例29 カルコン73mg(0.35mmol)、硫酸マグネシウムで乾燥し
たt−ブチルヒドロペルオキシド95mg(1.05mmol)、n
−オクチルアミン4.5mg(0.035mmol)をヘキサン1mlに溶
解し、15時間室温で撹拌した。生成物をヘキサン−酢酸
エチル10:1でカラムクロマトグラフィーすることによ
り、trans−エポキシカルコン37mgをえた(収率75
%)。
たt−ブチルヒドロペルオキシド95mg(1.05mmol)、n
−オクチルアミン4.5mg(0.035mmol)をヘキサン1mlに溶
解し、15時間室温で撹拌した。生成物をヘキサン−酢酸
エチル10:1でカラムクロマトグラフィーすることによ
り、trans−エポキシカルコン37mgをえた(収率75
%)。
【0051】実施例30 カルコン73mg(0.35mmol)、クメンヒドロペルオキシド
160mg (1.05mmol)、n−オクチルアミン45mg(0.35mm
ol)をヘキサン1mlに溶解し、15時間室温で撹拌した。
生成物をヘキサン−酢酸エチル10:1でカラムクロマト
グラフィーすることにより、trans−エポキシカル
コン39mgをえた(収率80%)。
160mg (1.05mmol)、n−オクチルアミン45mg(0.35mm
ol)をヘキサン1mlに溶解し、15時間室温で撹拌した。
生成物をヘキサン−酢酸エチル10:1でカラムクロマト
グラフィーすることにより、trans−エポキシカル
コン39mgをえた(収率80%)。
【0052】実施例31 ジエチルベンジリデンマロネート2.61g(10.5mmol)、
硫酸マグネシウムで乾燥したt−ブチルヒドロペルオキ
シド2.70g(30.0mmol)、ジイソプロピルアミン0.90g
(9mmol)をヘキサン20mlに溶解し、15時間室温で撹拌
した。生成物をヘキサン−アセトン10:1でカラムクロ
マトグラフィーすることにより、ジエチル3−フェニル
−2,2−オキシランジカーボキシレート700mg をえた
(収率25%)。
硫酸マグネシウムで乾燥したt−ブチルヒドロペルオキ
シド2.70g(30.0mmol)、ジイソプロピルアミン0.90g
(9mmol)をヘキサン20mlに溶解し、15時間室温で撹拌
した。生成物をヘキサン−アセトン10:1でカラムクロ
マトグラフィーすることにより、ジエチル3−フェニル
−2,2−オキシランジカーボキシレート700mg をえた
(収率25%)。
【0053】 Rf(ヘキサン:アセトン=2:1)=0.541 H−NMR(CDCl3 δ):7.33(m,5H)、4.5
6(s,1H)、4.33(q,2H)、4.04(q,2
H)、1.34(t,3H)、0.97(t,3H) 実施例32 2−シクロヘキセン−1−オン34mg(0.35mmol)、硫酸
マグネシウムで乾燥したt−ブチルヒドロペルオキシド
95mg(1.05mmol)、n−オクチルアミン45mg(0.35mmo
l)をヘキサン1mlに溶解し、15時間室温で撹拌した。
生成物をヘキサン−酢酸エチル10:1でカラムクロマト
グラフィーすることにより、2,3−エポキシシクロヘ
キサノン36mgをえた(収率90%)。
6(s,1H)、4.33(q,2H)、4.04(q,2
H)、1.34(t,3H)、0.97(t,3H) 実施例32 2−シクロヘキセン−1−オン34mg(0.35mmol)、硫酸
マグネシウムで乾燥したt−ブチルヒドロペルオキシド
95mg(1.05mmol)、n−オクチルアミン45mg(0.35mmo
l)をヘキサン1mlに溶解し、15時間室温で撹拌した。
生成物をヘキサン−酢酸エチル10:1でカラムクロマト
グラフィーすることにより、2,3−エポキシシクロヘ
キサノン36mgをえた(収率90%)。
【0054】 Rf(ヘキサン:酢酸エチル=2:1)=0.821 H−NMR(CDCl3 δ):3.5 (m,1H)、3.1
(d,1H)、2.7 〜1.3 (m,6H)
(d,1H)、2.7 〜1.3 (m,6H)
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、一般式(II):
【0056】
【化18】
【0057】(式中、R1 およびR2 は前記と同じ)、
一般式(IV):
一般式(IV):
【0058】
【化19】
【0059】(式中、R3 、AおよびBは前記と同じ)
または一般式(VI):
または一般式(VI):
【0060】
【化20】
【0061】(式中、R4 、R5 、R6 、R 6´、R7
およびR 7´は前記と同じ)で表わされるエポキシ化合
物を安価にかつ工業的に有利に製造する方法することが
できる。したがって、本発明は、医薬・香料として重要
なこれらの化合物の製造にきわめて有効な方法を提供す
るものである。
およびR 7´は前記と同じ)で表わされるエポキシ化合
物を安価にかつ工業的に有利に製造する方法することが
できる。したがって、本発明は、医薬・香料として重要
なこれらの化合物の製造にきわめて有効な方法を提供す
るものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 303/46
Claims (6)
- 【請求項1】 一般式(I): 【化1】 (式中、R1 は水素、アルキル基、アラルキル基、アリ
ール基、水酸基、ハロゲン、シアノ基、トリフルオロメ
チル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、アルキルメルカ
プト基またはニトロ基を示し、R2 は、水素、アルキル
基、アラルキル基、アリール基、水酸基、ハロゲン、シ
アノ基、トリフルオロメチル基、炭素数1〜4のアルコ
キシ基、アルキルメルカプト基もしくはニトロ基で置換
されたフェニル基またはナフチル基を示す)で示される
化合物を、有機溶媒中で一級アミンまたは二級アミンの
存在下、過酸化水素誘導体を酸化剤として酸化反応させ
ることを特徴とする、一般式(II): 【化2】 (式中、R1 、R2 は前記と同じ)で示されるエポキシ
化合物の製造方法。 - 【請求項2】 一般式(III): 【化3】 (式中、R3 は水素、アルキル基、アラルキル基、アリ
ール基、水酸基、ハロゲン、シアノ基、トリフルオロメ
チル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、アルキルメルカ
プト基またはニトロ基を示し、AおよびBは、独立して
シアノ基;カルバモイル基;アルキル基、アリール基も
しくはアラルキル基で置換されたカルボニル基;炭素数
1〜4のアルコキシカルボニル基またはフェノキシカル
ボニル基を示す)で示される化合物を、有機溶媒中で一
級アミンまたは二級アミンの存在下、過酸化水素誘導体
を酸化剤として酸化反応させることを特徴とする、一般
式(IV): 【化4】 (式中、R3 、A、Bは前記と同じ)で示されるエポキ
シ化合物の製造方法。 - 【請求項3】 一般式(V): 【化5】 (式中、R4 、R5 、R6 、R 6´、R7 およびR 7´
は独立に水素、メチル基、エチル基、フェニル基、ビニ
ル基、プロピル基、イソプロピル基または1−メチルビ
ニル基を表わす)で示される化合物を、有機溶媒中で一
級アミンまたは二級アミンの存在下、過酸化水素誘導体
を酸化剤として酸化反応させることを特徴とする、一般
式(VI): 【化6】 (式中、R4 、R5 、R6 、R 6´、R7 およびR 7´
は前記と同じ)で示されるエポキシ化合物の製造方法。 - 【請求項4】 一級アミンが、一般式(VII): R8 −NH2 (VII) (式中、R8 は水素、アルキル基、置換されたアルキル
基、アラルキル基またはアリール基を表わす)で示され
る化合物または一般式(VIII): 【化7】 (式中、R9 は水素、アルキル基、アラルキル基または
アリール基を表わす)で示される化合物である請求項
1、2または3記載の製造方法。 - 【請求項5】 二級アミンが、一般式(IX): 【化8】 (式中、C、Dは独立に、水素、アルキル基、アラルキ
ル基、アリール基、水酸基、炭素数1〜4のヒドロキシ
アルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、ハロゲンま
たはピロリジノ基を表わす)で示される化合物、一般式
(X): R10−NH−R11 (X) (式中、R10、R11は独立に、アルキル基、アラルキル
基またはアリール基を表わす)で示される化合物、ピペ
リジンまたはモルフォリンである請求項1、2または3
記載の製造方法。 - 【請求項6】 過酸化水素誘導体が、t−ブチルヒドロ
ペルオキシドまたはクメンヒドロペルオキシドである請
求項1、2または3記載の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4246695A JPH0692950A (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | エポキシ化合物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4246695A JPH0692950A (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | エポキシ化合物の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0692950A true JPH0692950A (ja) | 1994-04-05 |
Family
ID=17152257
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4246695A Pending JPH0692950A (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | エポキシ化合物の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0692950A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001098291A3 (en) * | 2000-06-20 | 2002-05-16 | Atherogenics Inc | 1,3-bis-(substituted-phenyl)-2-propen-1-ones and their use to treat vcam-1 mediated disorders |
JP2005255598A (ja) * | 2004-03-10 | 2005-09-22 | Hamamatsu Kagaku Gijutsu Kenkyu Shinkokai | エポキシ化合物の製造方法 |
US7078431B2 (en) | 2000-06-20 | 2006-07-18 | Atherogenics, Inc. | 1,3-bis-(substituted-phenyl)-2-propen-1-ones and their use to treat VCAM-1 mediated disorders |
US7094801B2 (en) | 2001-12-19 | 2006-08-22 | Atherogenics, Inc. | Chalcone derivatives and their use to treat diseases |
US7173129B2 (en) | 2003-06-06 | 2007-02-06 | Athero Genics, Inc. | Sulfonamide-substituted chalcone derivatives and their use to treat diseases |
-
1992
- 1992-09-16 JP JP4246695A patent/JPH0692950A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001098291A3 (en) * | 2000-06-20 | 2002-05-16 | Atherogenics Inc | 1,3-bis-(substituted-phenyl)-2-propen-1-ones and their use to treat vcam-1 mediated disorders |
US7078431B2 (en) | 2000-06-20 | 2006-07-18 | Atherogenics, Inc. | 1,3-bis-(substituted-phenyl)-2-propen-1-ones and their use to treat VCAM-1 mediated disorders |
US7094801B2 (en) | 2001-12-19 | 2006-08-22 | Atherogenics, Inc. | Chalcone derivatives and their use to treat diseases |
US7173129B2 (en) | 2003-06-06 | 2007-02-06 | Athero Genics, Inc. | Sulfonamide-substituted chalcone derivatives and their use to treat diseases |
JP2005255598A (ja) * | 2004-03-10 | 2005-09-22 | Hamamatsu Kagaku Gijutsu Kenkyu Shinkokai | エポキシ化合物の製造方法 |
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