JPH0692670B2 - 端部src造,中央部s造梁 - Google Patents

端部src造,中央部s造梁

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JPH0692670B2
JPH0692670B2 JP25446986A JP25446986A JPH0692670B2 JP H0692670 B2 JPH0692670 B2 JP H0692670B2 JP 25446986 A JP25446986 A JP 25446986A JP 25446986 A JP25446986 A JP 25446986A JP H0692670 B2 JPH0692670 B2 JP H0692670B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、S造梁の軽量性とSRC造梁の剛強性とを複合
した端部SRC造,中央部S造梁に関するものであり、大
スパンの大梁架構法として利用される。
〔従来の技術〕 従来のいわゆる端部SRC造梁(端部をSRC造とし、中央部
をS造とした梁)においては、端部のSRC造部分の主筋
を、上端主筋、下端主筋ともコンクリートに埋め込むこ
とによって定着させていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記の従来例においては、SRC造部分の主筋をコンクリ
ートに埋め込むことによって定着させているので、SRC
造部分の主筋とS造部分との間の応力伝達は、コンクリ
ートの付着に依っていると考えられているが、不明な点
が多い。そのため、端部をSRC造としていながら、耐力
はS造梁のみに負担させ、SRC造部分には剛性のみを期
待した設計とすることが多かった。
また梁の設計耐力に主筋を算入する場合においても、主
筋のコンクリートに対する定着長(通常は40D)を確保
するために、端部を必要以上の長さにわたってSRC造と
しており、SRC造部分の長さの選択の自由度が低かっ
た。
即ち、梁は、スパンが大きいほど、揺れが大きくなり、
梁の剛性を高めることが必要であるが、地震時における
建物の周期特性は柱と梁の抵抗によって決まるので、梁
の剛性は高すぎても良くなく、適当な範囲にコントロー
ルすることが必要とされている。
この場合、いわゆる端部SRC造梁においては、端部のSRC
造部分が長いほど梁の剛性が高くなるので、SRC造部分
の長さによって梁の剛性をコントロールすることが可能
である。
しかしながら、従来の端部SRC造梁では、主筋の定着長
さを確保する必要上、SRC造部分の長さの設計が主筋の
定着長による制約を受け、自由度が低くなっていたので
ある。
本発明の目的は、上記従来例の問題点を解消することに
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本発明が講じた技術的手
段は、次の通りである。即ち、本発明による端部SRC
造,中央部S造梁の特徴は、SRC造部分とS造部分との
境界において梁鉄骨に梁長手方向と略直角な鉄骨プレー
トを溶接し、SRC造部分の下端主筋の先端部を前記鉄骨
プレートに挿通すると共に、当該下端主筋の先端ねじ部
に螺合する一対のナットで前記鉄骨プレートの表裏両面
を締め付け固定して、下端主筋を梁鉄骨に定着したこと
にある。
〔作用〕
上記の構成によれば、端部SRC造部分の下端主筋と中央
部S造部分の梁鉄骨との間の応力伝達は、下端主筋の先
端ねじ部に螺合した一対のナットと当該ナットで挟持さ
れ且つ梁鉄骨に溶接された鉄骨プレートとを介して行わ
れ、端部SRC造部分の下端主筋と中央部S造部分の梁鉄
骨との間の応力伝達機構が明快である。
尚、上端主筋の定着については、後述する実施例の通
り、スラブコンクリートを利用して、その内部に埋め込
む場合と、下端主筋と同様な定着構造を採用する場合と
がある。そして、いずれによる場合も、端部SRC造部分
の端面位置を決定ずける下端主筋と中央部S造部分の梁
鉄骨との間の応力伝達機構が明快であるため、端部SRC
造部分の長さを自由に選択でき、端部SRC造,中央部S
造梁本来の可変剛性性能が向上することになる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図乃至第5図は本発明の一実施例を示す。図におい
て、1は端部をSRC造とし、中央部をS造とした梁であ
る。2はSRC造の柱である。
前記梁1の梁鉄骨3には、SRC造部分1a,1aとS造部分1b
との境界において梁長手方向と略直角な鉄骨プレート4,
4が配置され、上下のフランジ及びウエブに溶接されて
いる。4a,4aは鉄骨プレート4,4の切欠き部、5,5は鉄骨
プレート4,4の裏面と梁鉄骨3のウエブとにわたって溶
接したスチフナーである。
前記各鉄骨プレート4の所定位置には、SRC造部分1aの
下端主筋6…を挿通するための孔が形成されており、こ
れらの孔に挿通した各下端主筋6の先端ねじ部に螺合す
る一対のナット7,7で前記鉄骨プレート4の表裏両面を
締め付け固定して、当該下端主筋6を梁鉄骨3に定着し
てある。
各SRC造部分1aの上端主筋8…は、S造部分1b上方にコ
ンクリートを現場打ちして構築されるスラブ9のコンク
リートに埋め込むことにより定着されている。10は、下
端主筋6…と上端主筋8…とにわたって巻回固定したス
ターラップである。図示しないが、梁鉄骨3の上フラン
ジの上面にスタッドボルト等のシヤコネクタを設けて実
施してもよい。
上記の構成によれば、SRC造部分1a,1aの上端主筋8…の
定着は、スラブ9のコンクリートの付着に頼っている
が、SRC造部分1a,1aのコンクリート端面の位置を決定す
る上で重要な下端主筋6…とS造部分1bの梁鉄骨3との
間の応力伝達は、下端主筋6…の先端ねじ部に螺合した
一対のナット7,7と当該ナット7,7で挟持され且つ梁鉄骨
3に溶接された鉄骨プレート4とを介して行われ、応力
伝達機構が明快である。
第6図、第7図は本発明の別実施例を示す。この実施例
は、各SRC造部分1aの上端主筋8…についても、下端主
筋6…と同様に、上端主筋8…に螺合するナット7,7で
梁鉄骨3に溶接された鉄骨プレート4の表裏両面を締め
付け固定して梁鉄骨3に定着した点に特徴がある。4bは
上フランジに対応して鉄骨プレート4に形成した切欠き
部である。その他の構成と先の実施例と同じであるから
同一構成部材に同一符号を付し、説明を省く。
この実施例によれば、SRC造部分1a,1aの下端主筋6…、
上端主筋8…とも、ナット7,7と鉄骨プレート4を介し
て梁鉄骨3に定着させてあるので、応力伝達機構はより
一層明快である。
尚、上記各実施例においては、下端主筋6…や上端主筋
8…として、ねじ節鉄筋を使用しているが、普通の異形
鉄筋の端部にねじ切り加工して用いてもよい。
〔発明の効果〕
本発明は、上述した構成よりなり、端部SRC造部分の下
端主筋と中央部S造部分の梁鉄骨との間の応力伝達は、
下端主筋の先端ねじ部に螺合した一対のナットと梁鉄骨
に溶接された鉄骨プレートとを介して行われるので、端
部SRC造部分の下端主筋と中央部S造部分の梁鉄骨との
間の応力伝達機構が明快である。
従って、従来の端部SRC造部分に比してより確実な強度
確保が可能であると共に、端部SRC造部分の長さの選択
の自由度が高くなり、端部SRC造,中央部S造梁本来の
可変剛性性能を向上し得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本発明の一実施例を示し、第1図は
側面図、第2図は要部の一部切欠き側面図、第3図は第
2図のIII−III線断面図、第4図は第2図のIV−IV線断
面図、第5図は第2図のV−V線断面図である。 第6図と第7図は本発明の別実施例を示す要部の側面図
と第6図のVII−VII線断面図である。 1…梁、1a…SRC造部分、1b…S造部分、3…梁鉄骨、
4…鉄骨プレート、6…下端主筋、7…ナット。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】端部をSRC造とし、中央部をS造とした梁
    であって、SRC造部分とS造部分との境界において梁鉄
    骨に梁長手方向と略直角な鉄骨プレートを溶接し、SRC
    造部分の下端主筋の先端部を前記鉄骨プレートに挿通す
    ると共に、当該下端主筋の先端ねじ部に螺合する一対の
    ナットで前記鉄骨プレートの表裏両面を締め付け固定し
    て、下端主筋を梁鉄骨に定着してあることを特徴とする
    端部SRC造,中央部S造梁。
JP25446986A 1986-10-24 1986-10-24 端部src造,中央部s造梁 Expired - Fee Related JPH0692670B2 (ja)

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JPS63107634A JPS63107634A (ja) 1988-05-12
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JP2747678B2 (ja) * 1990-12-26 1998-05-06 株式会社竹中工務店 複合梁

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