JPH0692571A - エレベータの補償ロープ張り車装置 - Google Patents

エレベータの補償ロープ張り車装置

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JPH0692571A
JPH0692571A JP24773892A JP24773892A JPH0692571A JP H0692571 A JPH0692571 A JP H0692571A JP 24773892 A JP24773892 A JP 24773892A JP 24773892 A JP24773892 A JP 24773892A JP H0692571 A JPH0692571 A JP H0692571A
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JP
Japan
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weight member
compensating rope
rope tensioning
frame body
compensating
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Application number
JP24773892A
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English (en)
Inventor
Nobuhito Kimura
宣仁 木村
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPH0692571A publication Critical patent/JPH0692571A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 補償ロープ張り車機構に取付けられ、エレベ
ータかごの非常停止時などにおける釣合おもりの跳び上
がりを検出する検出器について、通常において誤作動す
るのを防止し、釣合おもりが跳び上がった時に確実に作
動させる。 【構成】 補償ロープ張り車機構10の補償シーブ12
を枢着する枠体11に上下動自在に重量部材35を配設
し、前記枠体11に前記重量部材35を上下動自在に保
持する保持部材を設け、前記保持部材を介して通常は重
量部材13を上昇位置に付勢し、枠体11が急激に上昇
した時は重量部材35の慣性力によって重量部材35の
下降を許容する引きばね36と、前記重量部材35の下
降を検出する検出スイッチ32とを補償ロープ張り車機
構10に取付けるとともに、前記補償ロープ張り車機構
10に取付けられた突起と当接して補償ロープ8の季節
的、経年的な変動を検出するリミットスイッチを備え
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は吊りロープの重量バラン
スを補償するために昇降路のピットに配設されたエレベ
ータの補償ロープ張り車装置に関するもので、特に、何
らかの異常によりエレベータかごの非常停止装置が作動
したり、エレベータかごが昇降路ピットの緩衝器に衝突
した時に釣合おもりが跳び上がるのを防止するエレベー
タの補償ロープ張り車装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のエレベータの補償ロープ
張り車装置として、実公昭63−26378号公報に掲
載の技術を挙げることができる。図4は従来のエレベー
タの補償ロープ張り車装置が配設された昇降路の全体
図、図5は従来のエレベータの補償ロープ張り車装置を
示す正面図、図6は従来のエレベータの補償ロープ張り
車装置を示す要部側面図である。
【0003】図4において、1は昇降路、2はエレベー
タかご、2aはエレベータかご2の非常停止機構、3は
昇降路1のピットに立設されたエレベータかごの緩衝
器、4は釣合おもり、4aは釣合おもり4の非常停止機
構、5は吊りロープ、6は昇降路1の頂部に設けられた
機械室、7は機械室6内に設けられた巻上機、8は吊り
ロープの重量バランスを補償するための補償ロープ、9
は昇降路1のピットに立設された釣合おもり4の緩衝
器、10は昇降路1のピットに配設され、補償ロープ8
に一定の張力を付与する補償ロープ張り車機構である。
【0004】また、図5において、11は補償シーブ1
2を枢持している枠体、11aは枠体11の上枠部、1
1bは上枠部11aの四隅に設けられた孔、11cはこ
の孔11bとは別に上枠部に設けられた孔、12aは補
償シーブ12のロープ溝、13はガイドレール、14は
補償シーブ12の枠体11のガイドシューである。15
は補償ロープ張り車機構10における上部に配列された
ばね支持部材、15aはばね支持部材15に設けられた
傾斜面、15bはばね支持部材15から突出したガイ
ド、15cはガイド15bに設けた孔、16はレバー、
17はレバー16を中間部分で枢持するピン、18は傾
斜面15aとガイドレール13との間に設けられ、レバ
ー16の一端に回動自在に枢持されたローラ、19はば
ね支持部材15の側面中央部に形成された凹部の当接
面、20はガイド棒で、レバー16の他端に設けられた
孔16aと前記上枠部11aの四隅の孔11bとを貫通
している。
【0005】21はガイド棒20に嵌装された支持ば
ね、22はガイド棒20に嵌装され、かつ、支持ばね2
1の上側に配設された調整ばねである。23及び24は
支持ばね21の上端部に取付けられたワッシャ及びナッ
トで、支持ばね21を上枠11aに取付けており、ま
た、25及び26は調整ばね22の下端部に取付けられ
たワッシャ及びナットで、調整ばね22をばね支持部材
15に取付けている。27は枠体11の中央部分に設け
られたガイド棒であり、上枠部11aの孔11cを貫通
し、ばね支持部材15に固着されている。28はガイド
棒27に嵌装された緩衝ばね、29はワッシャ、30は
ナット、31はゴム板などで形成された緩衝材である。
ここで、緩衝ばね28の下端は、緩衝材31を介して、
ワッシャ29とナット30により、上枠部11aとの間
に一定の間隔を設けてガイド棒27に固着されている。
【0006】また、図6において、11dは補償ロープ
張り車機構10の枠体11の上部にガイドレール13側
に突設された上部突起、11eは補償ロープ張り車機構
10の枠体11の前記上部突起11dより下部において
ガイドレール13側に突設された下部突起、32はガイ
ドレール13に所定の押圧力で取付けられ、前記上部突
起11d及び下部突起11eと当接して枠体11の跳び
上がりを検出する検出スイッチである。上部突起11d
は検出スイッチ32に上側から接触し、吊りロープ5、
補償ロープ8の経年的な伸びにより、枠体11が下降し
ても、上部突起11dによって下方に押圧され、枠体1
1とともに下方に移動するので、下部突起11eと検出
スイッチ32との間隔は一定に保持されている。
【0007】次に、従来のエレベータの補償ロープ張り
車装置の動作について説明する。エレベータかご2が下
降走行しているときに、エレベータかご2の非常停止機
構2aが作動するか、エレベータかご2が緩衝器3に衝
突すると、釣合おもり4は慣性によって跳び上がる。す
ると、補償ロープ張り車機構10の補償シーブ12が釣
合おもり4に引張られて補償ロープ8を介して枠体11
とともに上昇し、この枠体11の急激な上昇によってロ
ーラ18がばね支持部材15の傾斜面15aとガイドレ
ール13との間に喰い込み、ローラ18とばね支持部材
15とでガイドレールを挟圧し、制動力を得る。これに
よって、釣合おもり4は跳び上がりが減少する。
【0008】このとき、補償ロープ張り車機構10が通
常位置よりも一定量以上跳び上がった場合は下部突起1
1eが検出スイッチ32と当接することとなり、このと
きの検出信号によって巻上機7の駆動電源が遮断され
る。これは、エレベータかご2の非常停止機構2aが作
動したり、エレベータかご2が緩衝器3と衝突すると、
最終的には枠体11がローラ18を介して通常より上方
の位置でばね支持部材15に喰い込み、補償ロープ8が
緩むので、この状態での走行を阻止するためである。即
ち、非常停止機構2aまたは緩衝器3が復帰しても、補
償ロープ張り車機構10の食い込みを解除しない限り走
行させないようにすることによって、誤って補償ロープ
8を損傷させることがないようにしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のエレベータの補
償ロープ張り車装置は、上記のように構成されているか
ら、エレベータかご2が下降走行しているときに、エレ
ベータかご2の非常停止装置2aが作動するか、エレベ
ータかご2が緩衝器3に衝突して釣合おもり4が慣性に
より跳び上がった場合は、急激な上昇は回避されて緩和
されるとともに、下部突起11eが検出スイッチ32と
当接し、検出スイッチ32が作動する。ところで、吊り
ロープ5及び補償ロープ8はシーブにしごかれるととも
に懸垂重量の影響で経年的には伸びる傾向にあるので、
補償ロープ張り車機構10は次第に下降する。それに伴
って、枠体11に取付けられた上部突起11dも下降
し、検出スイッチ32を押下げるので、下部突起11e
と検出スイッチ32とは一定の間隔に保持されることと
なる。
【0010】ところが、ロープは経年的な伸びを示すだ
けでなく、季節的に伸縮することもある。即ち、ロープ
内部の芯部の繊維が吸湿によって膨脹するため、梅雨時
から夏期にかけては縮み、冬期には伸びるという季節的
変動も繰り返す。一方、検出スイッチ32はロープの伸
びには追従して下降する。しかし、ロープの縮みに対し
ては追従して上昇しない。その結果、ロープが縮む季節
には、検出スイッチ32が誤作動することがある。ロー
プの縮み量は長さに比例するため、特に、近年の超高層
建築の増大に伴ってこのような不具合が増加している。
【0011】そこで、本発明は、補償ロープ張り車機構
に取付けられ、エレベータかごの非常停止時などにおけ
る釣合おもりの跳び上がりを検出する検出器が、通常に
おいて誤作動することがなく、釣合おもりが跳び上がっ
た時に確実に作動するエレベータの補償ロープ張り車装
置の提供を課題とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
エレベータの補償ロープ張り車装置は、昇降路のピット
に配設された補償ロープ張り車機構の補償シーブを枢着
する枠体に重量部材を上下動自在に配設し、前記枠体に
前記重量部材を上下動自在に保持する保持部材を取付
け、前記保持部材を介して通常は重量部材を上昇位置に
付勢し、枠体が急激に上昇した時は重量部材の慣性力に
よって重量部材の下降を許容する弾性体と、前記重量部
材の下降を検出する検出器とを補償ロープ張り車機構に
取付けたものである。
【0013】また、請求項2の発明にかかるエレベータ
の補償ロープ張り車装置は、昇降路のピットに配設され
た補償ロープ張り車機構の補償シーブを枢着する枠体に
重量部材を上下動自在に配設し、通常は重量部材を上昇
位置に付勢し、枠体が急激に上昇した時は重量部材の慣
性力によって重量部材の下降を許容する弾性体を設ける
とともに、前記重量部材の下方に配設され、ピストンが
前記重量部材と一体に上下動する第1シリンダと、前記
第1シリンダ内の流体を導入してピストンが別の方向に
往復動する第2シリンダとを介して、前記重量部材の下
降を検出する検出器を補償ロープ張り車機構または第2
シリンダのピストンに取付けたものである。
【0014】更に、請求項3の発明にかかるエレベータ
の補償ロープ張り車装置は、昇降路のピットに配設され
た補償ロープ張り車機構の補償シーブを枢着する枠体に
上下動自在に重量部材を配設し、前記枠体に前記重量部
材を上下動自在に保持する保持部材を設け、前記保持部
材を介して通常は重量部材を上昇位置に付勢し、枠体が
急激に上昇した時は重量部材の慣性力によって重量部材
の下降を許容する弾性体と、前記重量部材の下降を検出
する第1検出器とを補償ロープ張り車機構に取付けると
ともに、前記補償ロープ張り車機構または昇降路内に取
付けられた検出突起と当接して補償ロープの季節的、経
年的な変動を検出する第2検出器を備えたものである。
【0015】そして、請求項4の発明にかかるエレベー
タの補償ロープ張り車装置は、昇降路のピットに配設さ
れた補償ロープ張り車機構の補償シーブを枢着する枠体
に重量部材を上下動自在に配設し、通常は重量部材を上
昇位置に付勢し、枠体が急激に上昇した時は重量部材の
慣性力によって重量部材の下降を許容する弾性体を設
け、前記重量部材の下方に配設され、ピストンが前記重
量部材と一体に上下動する第1シリンダと、前記第1シ
リンダ内の流体を導入してピストンが別の方向に往復動
する第2シリンダとを介して、前記重量部材の下降を検
出する第1検出器を補償ロープ張り車機構または第2シ
リンダのピストンに取付けるとともに、前記補償ロープ
張り車機構または昇降路内に取付けられた検出突起と当
接して補償ロープの季節的、経年的な変動を検出する第
2検出器を備えたものである。
【0016】
【作用】請求項1の発明においては、エレベータかごの
非常停止などにより釣合おもりが跳び上がるのを検出す
る検出器は補償ロープ張り車機構に取付けられているの
で、経年的、季節的なロープの伸縮による補償ロープ張
り車機構の移動に対して下方だけでなく上方にも追従し
て移動し、検出器が通常の運転において誤作動すること
がない。一方、エレベータかごの非常停止などにより釣
合おもりが跳び上がった時には、補償ロープ張り車機構
が急激に上昇するのに対して、重量部材は慣性力によっ
てその位置に止まろうとするため、弾性体の付勢力に抗
して相対的に下方に移動することとなる。そして、検出
器によりその移動が検出される。
【0017】また、請求項2の発明においては、特に、
ピストンが重量部材を支持して上下動する第1シリンダ
と、前記第1シリンダ内の流体を導入してピストンが別
の方向に往復動する第2シリンダとを介して前記重量部
材の下降を検出しているから、重量部材の下方への移動
を任意の方向において捉えることができる。
【0018】更に、請求項3の発明のエレベータの補償
ロープ張り車装置は、特に、補償ロープ張り車機構また
は昇降路内に取付けられた検出突起と当接して補償ロー
プの季節的、経年的な変動を検出する第2検出器を取付
けているので、補償ロープが季節的、経年的な要因で異
常に伸縮したとき、これが検出されて、伸びたときに補
償ロープ張り車機構が昇降路ピットに接触したり、縮ん
だときにエレベータかごの下部と接触したりするのを回
避できる。
【0019】そして、請求項4の発明のエレベータの補
償ロープ張り車装置は、特に、ピストンが重量部材を支
持して上下動する第1シリンダと、前記第1シリンダ内
の流体を導入してピストンが別の方向に往復動する第2
シリンダとを介して前記重量部材の下降を検出する第1
検出器を取付け、補償ロープ張り車機構または昇降路内
に取付けられた検出突起と当接して補償ロープの季節
的、経年的な変動を検出する第2検出器を取付けている
ので、重量部材の下方への移動を任意の方向において捉
えることができるとともに、補償ロープが季節的、経年
的な要因で異常に伸縮したとき、これが検出されて、伸
びたときに補償ロープ張り車機構が昇降路ピットに接触
したり、縮んだときにエレベータかごの下部と接触した
りするのを回避できる。
【0020】
【実施例】
〈第一実施例〉まず、本発明の第一実施例を図1及び図
2に基づいて説明する。図1は本発明の第一実施例によ
るエレベータの補償ロープ張り車装置の要部正面図、図
2は本発明の第一実施例によるエレベータの補償ロープ
張り車装置の正面図である。図中、図4乃至図6と同一
符号は従来の構成部分と同一または相当する部分であ
る。
【0021】図において、33は補償ロープ張り車機構
10の枠体11の上部に垂直に立設された棒部材或いは
板材からなるガイド部材、34は前記ガイド部材33の
上部に水平に取付けられたレバーで、中央部において斜
め方向に穿設された貫通孔34aを介してガイド部材3
3を案内に上下動可能となっている。35は前記レバー
34の一端部に固着された重量部材であり、その側面に
は従来例と同様のリミットスイッチ等の検出スイッチ3
2が取付けられている。更に、前記レバー34の他端部
には補償ロープ張り車機構10の枠体11との間に引き
ばね36が設けられており、常時レバー34の他端部を
引張ることによってその貫通孔34aの開口縁部がガイ
ド部材33の側面を押圧し、これによって、重量部材3
5を反時計方向即ち上方に持上げている。37は枠体1
1の上面に設けられた作動突起である。38はこれらの
検出スイッチ32から作動突起37までの各部材によっ
て構成された補償ロープ張り車機構10の急激な跳び上
がりを検出する検出機構である。
【0022】41及び42は補償ロープ張り車機構10
の上下動を案内するガイドレール13の上部と下部の所
定位置に取付けられた上部変位リミットスイッチ及び下
部変位リミットスイッチ、43及び44は補償ロープ張
り車機構10のガイドレール13との対向側の上部と下
部に取付けられた上部突起及び下部突起であり、それぞ
れ前記上部変位リミットスイッチ41及び下部変位リミ
ットスイッチ42と当接可能となっている。前記上部変
位リミットスイッチ41はロープが季節的な要因で異常
に縮んだ場合にその上限を検出し、下部変位リミットス
イッチ42はロープが季節的、経年的な要因で異常に伸
びた場合にその下限を検出するものであり、前記検出機
構38とは独立して設けられたものである。
【0023】次に、上記のように構成された本実施例の
エレベータの補償ロープ張り車装置の動作を説明する。
通常のエレベータの運転においては、ガイド部材33を
中心とした重量部材35によって得られるモーメントよ
りも引きばね36によって得られるモーメントの方が大
きいので、レバー34は時計方向に回動しようとし、そ
の中央部の貫通孔34aの開口縁部はガイド部材33の
側面を押圧保持する。このため、レバー34は落下する
ことなく所定の位置に保持される。このとき、重量部材
35の側面に取付けられた検出スイッチ32は枠体11
の上面の作動突起37の上方に離間しており、作動しな
い。
【0024】一方、何らかの原因によってエレベータか
ご2の非常停止機構2aが作動したり、エレベータかご
2が昇降路1のピットの緩衝器3に突入したりして、釣
合おもり4及び補償ロープ張り車機構10が跳び上がっ
て枠体11が急激に上昇すると、ガイド部材33、レバ
ー34、引きばね36なども枠体11と同期して上昇し
ようとする。ところが、レバー34の一端部に固着され
た重量部材35は慣性によって元の位置に止まろうとす
るため、相対的に下方向の重力加速度が著しく増大する
こととなり、したがって、その重量が増し、重量部材3
5によるモーメントの方が引きばね36によるモーメン
トよりも大きくなる。その結果、レバー34は中央部を
支点として反時計方向に回動し、僅かに傾いて貫通孔3
4aの開口縁部の押圧保持が解除され、ガイド部材33
に沿って落下する。それに伴って、重量部材35及び検
出スイッチ32が下降し、この検出スイッチ32が枠体
11上面の作動突起37と当接して作動する。
【0025】検出スイッチ32が作動すると、その検出
信号が巻上機7に送出され、駆動電源の遮断が行なわれ
て、補償ロープ張り車機構10内の枠体11がローラ1
8を介して通常より上の位置でばね支持部材15に喰い
込んで補償ロープ8が緩んだ状態で走行し、補償ロープ
8が損傷するのが防止される。
【0026】ところで、吊りロープ5及び補償ロープ8
は季節的、経年的な要因によって伸縮する。今、梅雨時
から夏期にかけてロープが異常に縮んだ場合には、それ
に伴って補償ロープ張り車機構10が上昇し、上部突起
43がガイドレール13に取付けられた上部変位リミッ
トスイッチ41と接触し、この上部変位リミットスイッ
チ41が作動して、異常が検出される。また、冬期及び
経年的にロープが異常に伸びた場合には、それに伴って
補償ロープ張り車機構10が下降し、下部突起44がガ
イドレール13に取付けられた下部変位リミットスイッ
チ42と接触し、この下部変位リミットスイッチ42が
作動して、異常が検出される。したがって、万一ロープ
が季節的、経年的な要因で異常に伸縮したとき、検出機
構38ではこの異常は検出できないが、前記上部変位リ
ミットスイッチ41及び下部変位リミットスイッチ42
によってこれを検出することができる。これによって、
補償ロープ張り車機構10が昇降路1のピットに当接し
たり、エレベータかご2の下部と接触したりするのを回
避することができる。
【0027】このように、上記実施例のエレベータの補
償ロープ張り車装置は、昇降路1のピットに配設された
補償ロープ張り車機構10の補償シーブ12を枢着する
枠体11に上下動自在に重量部材35を配設し、前記枠
体11に前記重量部材35を上下動自在に保持する保持
部材としてのガイド部材33及びレバー34を設け、前
記保持部材を介して通常は重量部材35を上昇位置に付
勢し、枠体11が急激に上昇した時は重量部材35の慣
性力によって重量部材35の下降を許容する弾性体とし
ての引きばね36と、前記重量部材35の下降を検出す
る第1検出器としての検出スイッチ32とを補償ロープ
張り車機構10に取付けるとともに、前記補償ロープ張
り車機構10に取付けられた上部突起43及び下部突起
44と当接して補償ロープ8の季節的、経年的な変動を
検出する第2検出器としての上部変位リミットスイッチ
41及び下部変位リミットスイッチ42を備えたもので
ある。
【0028】したがって、上記実施例によれば、エレベ
ータかご2の非常停止などにより釣合おもり4が跳び上
がるのを検出する検出スイッチ32を補償ロープ張り車
機構10に取付けているので、前記検出スイッチ32は
経年的、季節的なロープの伸縮による補償ロープ張り車
機構10の移動に追従して下方だけでなく上方にも移動
し、通常の運転において検出スイッチ32が誤作動する
のを防止することができる。
【0029】一方、エレベータかご2の非常停止などに
より釣合おもり4が跳び上がった時には、補償ロープ張
り車機構10が急激に上昇するのに対して、重量部材3
5は慣性力によって相対的に下方に移動するので、検出
スイッチ32が作動し、異常を確実に検出できる。その
結果、巻上機7の駆動電源を遮断し、補償ロープ8の損
傷を防止することができる。また、補償ロープ張り車機
構10の上部突起43及び下部突起44と当接して補償
ロープ8の季節的、経年的な変動を検出する上部変位リ
ミットスイッチ41及び下部変位リミットスイッチ42
を取付けているので、補償ロープ8が季節的、経年的な
要因で異常に伸縮したとき、これを検出でき、伸縮によ
る補償ロープ張り車機構10の昇降路1のピットとの接
触、エレベータかご2の下部との接触を回避できる。な
お、この第一実施例は、請求項3の態様に相当するもの
であり、また、請求項1の態様に相当するとすることも
できる。
【0030】〈第二実施例〉次に、本発明の第二実施例
を図3に基づいて説明する。図3は本発明の第二実施例
によるエレベータの補償ロープ張り車装置の要部正面図
である。図中、図1及び図2と同一符号は第一実施例の
構成部分と同一または相当する部分である。
【0031】図において、32は補償ロープ張り車機構
10の枠体11の上面に取付けられた第一実施例と同様
の検出スイッチ、51は前記枠体11の上部に配設され
た重量部材、52は重量部材51の下面に固着された第
1ピストン、53は枠体11の上面に取付けられ、内部
を前記第1ピストン52が上下に摺動し、作動油が封入
された第1油圧シリンダ、54は前記第1油圧シリンダ
53の内部に配設された押しばねで、重量部材51及び
第1ピストン52を弾性的に支持している。55は第1
シリンダ53の下部側面に穿設された貫通孔に接続さ
れ、水平方向に伸びた油圧配管、56及び57は前記油
圧配管55の先端に取付けられた第2シリンダ及び第2
ピストンであり、その第2ピストン57の先端は水平方
向に往復動して検出スイッチ32と当接可能となってい
る。
【0032】次に、上記のように構成された第二実施例
のエレベータの補償ロープ張り車装置の動作を説明す
る。通常のエレベータの運転においては、第1油圧シリ
ンダ53内の押しばね54及び第1油圧シリンダ53内
に封入されている作動油によって重量部材51は上方に
支持されている。このとき、枠体11の上面の検出スイ
ッチ32は第2ピストン57の先端から離間しており、
作動しない。
【0033】一方、何らかの原因によってエレベータか
ご2の非常停止機構2aが作動したり、エレベータかご
2が昇降路1のピットの緩衝器3に突入したりして、釣
合おもり4及び補償ロープ張り車機構10が跳び上がっ
て枠体11が急激に上昇すると、押しばね54は枠体1
1と同期して上昇しようとする。ところが、重量部材5
1は慣性によって元の位置に止まろうとするため、相対
的に下方向の重力加速度が著しく増大することとなり、
その重量が増す。その結果、第1ピストン52も押しば
ね54の弾性力に抗して第1油圧シリンダ53内を下降
し、作動油を圧縮する。すると、第1油圧シリンダ53
内の作動油は油圧配管55を通過して第2油圧シリンダ
56内に流入し、第2ピストン57を外方向に摺動させ
る。そこで、その先端が検出スイッチ32と当接し、検
出スイッチ32が作動する。検出スイッチ32が作動す
ると、その検出信号が巻上機7に送出され、駆動電源の
遮断が行なわれて、補償ロープ張り車機構10内の枠体
11がローラ18を介して通常より上の位置でばね支持
部材15に喰い込んで補償ロープ8が緩んだ状態で走行
し、補償ロープ8が損傷するのが防止される。
【0034】このように、上記第二実施例のエレベータ
の補償ロープ張り車装置は、昇降路1のピットに配設さ
れた補償ロープ張り車機構10の補償シーブ12を枢着
する枠体11の上部に重量部材51を上下動自在に配設
し、通常は重量部材51を上昇位置に付勢し、枠体11
が急激に上昇した時は重量部材51の慣性力によって重
量部材51の下降を許容する弾性体としての押しばね5
4を設けるとともに、前記重量部材51の下方に配設さ
れ、第1ピストン52が前記重量部材51と一体に上下
動する第1油圧シリンダ53と、前記第1油圧シリンダ
53内の作動油を導入して第2ピストン57が水平方向
に往復動する第2油圧シリンダ56とを介して前記重量
部材51の下降を検出する検出スイッチ32を補償ロー
プ張り車機構10の枠体11に取付けたものである。
【0035】したがって、第一実施例と同様の効果を奏
するとともに、第1ピストン52が重量部材51と一体
に上下動する第1油圧シリンダ53と、前記第1油圧シ
リンダ53内の作動油を導入して第2ピストン57が水
平方向に往復動する第2油圧シリンダ56とを介して、
検出スイッチ32が前記重量部材51の下降を検出する
から、重量部材51の下方への移動を水平方向において
捉えることができる。なお、この第二実施例は請求項2
の態様に相当する。
【0036】なお、ロープは通常の状態において季節
的、経年的な要因で伸縮する。そこで、第一実施例と同
様に、更に、別途、ガイドレール13に上部変位リミッ
トスイッチ41及び下部変位リミットスイッチ42を取
付け、補償ロープ張り車機構10に上部突起43及び下
部突起44を形成することによって、万一ロープが季節
的、経年的な要因で異常に伸縮したとき、この異常が検
出され、補償ロープ張り車機構10が昇降路1のピット
に当接したり、エレベータかご2の下部と接触したりす
るのを回避することができる。これは請求項4の態様に
相当する。
【0037】ところで、上記第一実施例では、検出スイ
ッチ32を重量部材35に、これと当接する作動突起3
7を補償ロープ張り車機構10の枠体11に取付け、ま
た、第二実施例では、検出スイッチ32を前記枠体11
に、これと当接して作動させる部材を第2ピストン57
としているが、本発明を実施する場合には、これらの取
付けを逆にしてもよい。この場合、第二実施例では、第
2ピストン57の先端部に検出スイッチ32を、枠体1
1側に例えば作動突起を取付けることとなる。また、上
記第二実施例の押しばね54は、第1油圧シリンダ53
の内部に配設しているが、本発明を実施する場合は、こ
れに限定されるものではなく、第1油圧シリンダ53の
外側に設けて重量部材51を支持するようにしてもよ
い。更に、上記各実施例の重量部材は枠体11の上部に
配設しているが、これに限定されるものではなく、枠体
11の側部などに配設してもよい。
【0038】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明のエレベ
ータの補償ロープ張り車装置は、昇降路のピットに配設
された補償ロープ張り車機構の補償シーブを枢着する枠
体に重量部材を上下動自在に配設し、前記枠体に前記重
量部材を上下動自在に保持する保持部材を取付け、前記
保持部材を介して通常は重量部材を上昇位置に付勢し、
枠体が急激に上昇した時は重量部材の慣性力によって重
量部材の下降を許容する弾性体と、前記重量部材の下降
を検出する検出器とを補償ロープ張り車機構に取付けた
ものである。したがって、エレベータかごの非常停止な
どにより釣合おもりが跳び上がるのを検出する検出器を
補償ロープ張り車機構に取付けているので、検出器は経
年的、季節的なロープの伸縮による補償ロープ張り車機
構の移動に追従して下方だけでなく上方にも移動し、通
常の運転において検出器が誤作動するのを防止すること
ができる。そして、エレベータかごの非常停止などによ
り釣合おもりが跳び上がった時には、補償ロープ張り車
機構が急激に上昇するのに対して、重量部材は慣性力に
よって相対的に下方に移動するので、検出器が作動し、
異常を確実に検出できる。その結果、巻上機の駆動電源
を遮断し、補償ロープの損傷を防止することができる。
【0039】また、請求項2の発明のエレベータの補償
ロープ張り車装置は、昇降路のピットに配設された補償
ロープ張り車機構の補償シーブを枢着する枠体に重量部
材を上下動自在に配設し、通常は重量部材を上昇位置に
付勢し、枠体が急激に上昇した時は重量部材の慣性力に
よって重量部材の下降を許容する弾性体を設けるととも
に、前記重量部材の下方に配設され、ピストンが前記重
量部材と一体に上下動する第1シリンダと、前記第1シ
リンダ内の流体を導入してピストンが別の方向に往復動
する第2シリンダとを介して、前記重量部材の下降を検
出する検出器を補償ロープ張り車機構または第2シリン
ダのピストンに取付けたものである。したがって、特
に、ピストンが重量部材と一体に上下動する第1シリン
ダと、前記第1シリンダ内の流体を導入してピストンが
別の方向に往復動する第2シリンダとを介して前記重量
部材の下降を検出しているから、重量部材の下方への移
動を任意の方向において捉えることができる。
【0040】更に、請求項3の発明のエレベータの補償
ロープ張り車装置は、昇降路のピットに配設された補償
ロープ張り車機構の補償シーブを枢着する枠体に上下動
自在に重量部材を配設し、前記枠体に前記重量部材を上
下動自在に保持する保持部材を設け、前記保持部材を介
して通常は重量部材を上昇位置に付勢し、枠体が急激に
上昇した時は重量部材の慣性力によって重量部材の下降
を許容する弾性体と、前記重量部材の下降を検出する第
1検出器を補償ロープ張り車機構に取付けるとともに、
前記補償ロープ張り車機構または昇降路内に取付けられ
た検出突起と当接して補償ロープの季節的、経年的な変
動を検出する第2検出器を備えたものである。したがっ
て、特に、補償ロープ張り車機構または昇降路内に取付
けられた検出突起と当接して補償ロープの季節的、経年
的な変動を検出する第2検出器を取付けているので、補
償ロープが季節的、経年的な要因で異常に伸縮したと
き、これを検出でき、伸びたときに補償ロープ張り車機
構が昇降路ピットに接触したり、縮んだときにエレベー
タかごの下部と接触したりするのを回避できる。
【0041】そして、請求項4の発明のエレベータの補
償ロープ張り車装置は、昇降路のピットに配設された補
償ロープ張り車機構の補償シーブを枢着する枠体に重量
部材を上下動自在に配設し、通常は重量部材を上昇位置
に付勢し、枠体が急激に上昇した時は重量部材の慣性力
によって重量部材の下降を許容する弾性体を設け、前記
重量部材の下方に配設され、ピストンが前記重量部材と
一体に上下動する第1シリンダと、前記第1シリンダ内
の流体を導入してピストンが別の方向に往復動する第2
シリンダとを介して、前記重量部材の下降を検出する第
1検出器を補償ロープ張り車機構または第2シリンダの
ピストンに取付けるとともに、前記補償ロープ張り車機
構または昇降路内に取付けられた検出突起と当接して補
償ロープの季節的、経年的な変動を検出する第2検出器
を備えたものである。したがって、特に、ピストンが重
量部材と一体に上下動する第1シリンダと、前記第1シ
リンダ内の流体を導入してピストンが別の方向に往復動
する第2シリンダとを介して、前記重量部材の下降を検
出する第1検出器を取付け、補償ロープ張り車機構また
は昇降路内に取付けられた検出突起と当接して補償ロー
プの季節的、経年的な変動を検出する第2検出器を取付
けているので、重量部材の下方への移動を任意の方向に
おいて捉えることができるとともに、補償ロープが季節
的、経年的な要因で異常に伸縮したとき、これを検出で
き、伸びたときに補償ロープ張り車機構が昇降路ピット
に接触したり、縮んだときにエレベータかごの下部と接
触したりするのを回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第一実施例によるエレベータの
補償ロープ張り車装置の要部正面図である。
【図2】図2は本発明の第一実施例によるエレベータの
補償ロープ張り車装置の正面図である。
【図3】図3は本発明の第二実施例によるエレベータの
補償ロープ張り車装置の要部正面図である。
【図4】図4は従来のエレベータの補償ロープ張り車装
置が配設された昇降路の全体図である。
【図5】図5は従来のエレベータの補償ロープ張り車装
置を示す正面図である。
【図6】図6は従来のエレベータの補償ロープ張り車装
置を示す要部側面図である。
【符号の説明】
1 昇降路 10 補償ロープ張り車機構 11 枠体 12 補償シーブ 32 検出スイッチ 33 ガイド部材 34 レバー 35,51 重量部材 36 引きばね 37 作動突起 38 検出機構 41 上部変位リミットスイッチ 42 下部変位リミットスイッチ 43 上部突起 44 下部突起 52 第1ピストン 53 第1油圧シリンダ 56 第2油圧シリンダ 57 第2ピストン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降路のピットに配設された補償ロープ
    張り車機構と、 前記補償ロープ張り車機構の補償シーブを枢着する枠体
    に上下動自在に配設された重量部材と、 前記枠体に取付けられ、前記重量部材を上下動自在に保
    持する保持部材と、 前記枠体に取付けられ、前記保持部材を介して通常は重
    量部材を上昇位置に付勢し、枠体が急激に上昇した時は
    重量部材の慣性力によって重量部材の下降を許容する弾
    性体と、 前記補償ロープ張り車機構に取付けられ、前記重量部材
    の下降を検出する検出器とを具備することを特徴とする
    エレベータの補償ロープ張り車装置。
  2. 【請求項2】 昇降路のピットに配設された補償ロープ
    張り車機構と、 前記補償ロープ張り車機構の補償シーブを枢着する枠体
    に上下動自在に配設された重量部材と、 前記枠体に取付けられ、通常は重量部材を上昇位置に付
    勢し、枠体が急激に上昇した時は重量部材の慣性力によ
    って重量部材の下降を許容する弾性体と、 前記重量部材の下方に配設され、ピストンが前記重量部
    材と一体に上下動する第1シリンダと、 前記第1シリンダ内の流体を導入してピストンが別の方
    向に往復動する第2シリンダと、 前記補償ロープ張り車機構または第2シリンダのピスト
    ンに取付けられ、重量部材の下降を前記第1シリンダ及
    び第2シリンダを介して検出する検出器とを具備するこ
    とを特徴とするエレベータの補償ロープ張り車装置。
  3. 【請求項3】 昇降路のピットに配設された補償ロープ
    張り車機構と、 前記補償ロープ張り車機構の補償シーブを枢着する枠体
    に上下動自在に配設された重量部材と、 前記枠体に取付けられ、前記重量部材を上下動自在に保
    持する保持部材と、 前記枠体に取付けられ、前記保持部材を介して通常は重
    量部材を上昇位置に付勢し、枠体が急激に上昇した時は
    重量部材の慣性力によって重量部材の下降を許容する弾
    性体と、 前記補償ロープ張り車機構に取付けられ、重量部材の下
    降を検出する第1検出器と、 前記補償ロープ張り車機構または昇降路内に取付けられ
    た検出突起と当接して補償ロープの季節的、経年的な変
    動を検出する第2検出器とを具備することを特徴とする
    エレベータの補償ロープ張り車装置。
  4. 【請求項4】 昇降路のピットに配設された補償ロープ
    張り車機構と、 前記補償ロープ張り車機構の補償シーブを枢着する枠体
    に上下動自在に配設された重量部材と、 前記枠体に取付けられ、通常は重量部材を上昇位置に付
    勢し、枠体が急激に上昇した時は重量部材の慣性力によ
    って重量部材の下降を許容する弾性体と、 前記重量部材の下方に配設され、ピストンが前記重量部
    材と一体に上下動する第1シリンダと、 前記第1シリンダ内の流体を導入してピストンが別の方
    向に往復動する第2シリンダと、 前記補償ロープ張り車機構に取付けられ、重量部材の下
    降を前記第1シリンダ及び第2シリンダを介して検出す
    る第1検出器と、 前記補償ロープ張り車機構または昇降路内に取付けられ
    た検出突起と当接して補償ロープの季節的、経年的な変
    動を検出する第2検出器とを具備することを特徴とする
    エレベータの補償ロープ張り車装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104444708A (zh) * 2014-11-18 2015-03-25 怡达快速电梯有限公司 电梯补偿绳的随动张紧方法及随动张紧装置
JP2016088726A (ja) * 2014-11-10 2016-05-23 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 エレベータの主ロープアンバランス補償装置
CN106946121A (zh) * 2017-05-03 2017-07-14 怡达快速电梯有限公司 高速电梯补偿绳张紧装置
CN109941864A (zh) * 2019-04-17 2019-06-28 南通中力重科机械工程有限公司 补偿链及电梯

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