JPH0691907A - 熱転写記録装置 - Google Patents

熱転写記録装置

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JPH0691907A
JPH0691907A JP26563692A JP26563692A JPH0691907A JP H0691907 A JPH0691907 A JP H0691907A JP 26563692 A JP26563692 A JP 26563692A JP 26563692 A JP26563692 A JP 26563692A JP H0691907 A JPH0691907 A JP H0691907A
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Yoshiyuki Naito
芳幸 内藤
Masatoshi Noguchi
雅敏 野口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱転写記録装置において、記録画像のズレを
防止する。 【構成】 記録紙5へ記録する画像データの記録領域が
所定長さを超える場合、画像データの格納領域を所定の
頁単位領域毎に分割して記録を行う。そして記録の終了
後、参照データを検出すると共に次の頁の空送り終了後
に位置データを検出し、検出した参照データと位置デー
タとのズレ量を求め、このズレ量から平均のズレ量及び
補正量を算出する。この算出された補正量に基づいて次
の頁の記録開始部の記録形状を定める。この結果、記録
画像のズレが防止できると共に、頁間の接合部分に空白
部分の生じない高品質の画像を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロール状の記録紙を用
いこの記録紙へヘッドを発熱させて記録する熱転写記録
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の熱転写記録装置では、多
色の画像を得るためには記録紙上の同一面に複数回の記
録を行う方式、即ちマルチパス方式のものが一般的とな
っている。図9は、このような記録装置の概要を示す構
成図であり図中の1は記録機構、2は紙送り機構、3は
カッター機構、5はロール状の記録紙である。
【0003】ここで記録機構1には、サーマルヘッドと
シート状のインクシートとが用いられており、多色画像
を得る際には記録色を変更可能な記録機構を備えて1回
の記録動作毎に記録色を変更するようにしている。ま
た、紙送り機構2には紙送りローラが用いられており、
この紙送りローラは記録紙幅よりも長い円筒物の円筒表
面にゴム等の滑り止め加工が施され、これを対にして加
工された面同士を重ね合わせて一体となるように設置さ
れ、一方が駆動用ローラ,他方が支持用の従動ローラと
して用いられている。そして、記録紙5を駆動用ローラ
に巻き付けると共に、モータ等の駆動手段を用いてこの
駆動用ローラを回転させることにより、記録紙5を搬送
している。図9に示す例では、駆動用ローラとしてのプ
ラテンローラと支持用のガイドローラを備えており、プ
ラテンローラの両側にガイドローラが配置されている。
また、カッター機構3は、記録済みの記録紙を切断して
単葉紙とする機構で、記録紙の排出口近傍に配置されて
いる。なお記録紙5は、図示しない記録紙保持部により
保持され、上記紙送り機構2が作動したときに送り出さ
れるように回動自在に支持されているが、この記録紙保
持部にはバックテンションを与える機構が備えられてい
る。
【0004】なお、この熱転写記録装置には、図10に
示すように、上位装置から送られるデータに基づいてこ
れら各部を制御する制御部4が設けられており、この制
御部4の制御により記録紙上に所望の画像が記録され
る。即ち、制御部4は、上位装置から例えば、「A1点
からAn点まで直線を描画」旨のコマンドデータを受け
取ると、このデータに基づいて各色毎のベクターデータ
を生成すると共に、このベクターデータを1ライン毎に
ラスターデータに変換する。そして、紙送り機構2を制
御し、記録紙5を全印字領域に相当する長さ分引きだし
た後これの引き戻しを行う空送り動作を行わせ、その
後、記録機構1を制御して記録紙5へ1ラインづつ印字
(記録)させるようにしている。即ち、制御部4は記録
紙5へ印字される印字長(印字ライン数)の長短にかか
わらず、全印字面積に相当する長さの記録紙を1回の送
り動作で送り、これに印字するように制御しており、し
たがってこの間には所定の印字ライン数×印字色数分の
印字動作が行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の装置
は、全印字領域に相当する長さの記録紙を1回の送り動
作で送ってこれに印字しており、記録紙5への印字長が
例えば1m以上の長さの長尺印字の場合には、図11に
示すように、スキュー現象(記録紙の斜め方向送り現
象)が生じ、本来の印字画像51aに対し例えば左方向
にずれた印字画像51bが生成されるという問題があっ
た。特にマルチパス方式の場合には、このズレがそのま
ま色ズレとなり、画品質が悪化するという問題を生じて
いる。即ち、このズレは、紙送りを行う場合に印字がそ
の抵抗となることから生じるもので、記録紙5上の印字
部と非印字部とで紙送りの速度に若干の差が生じること
から発生する。したがって、本発明は、長尺印字を行う
場合に印字画像のズレを無くすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、記録紙に記録される画像データの記
録領域が所定長さを超える場合に画像データの格納領域
を所定の頁単位領域に分割しこの頁単位領域毎に記録す
る手段と、頁単位領域の画像データを記録紙に記録した
後に記録紙の両端部のそれぞれの位置を第1,第2のセ
ンサを介して第1,第2の参照データとして読み取る手
段と、次の頁単位領域の画像データを記録するに先だっ
て駆動モータへ所定の駆動信号を与えて記録紙の空送り
を行うと共に,空送りの終了時に記録紙の両端部の位置
をセンサを介して第1,第2の位置データとして読み取
る手段と、第1,第2の位置データと第1,第2の参照
データとを比較して第1,第2のズレ量を算出する手段
と、第1,第2のズレ量からその平均を求め平均のズレ
量と第1,第2のズレ量とから補正量を算出する手段
と、算出された補正量に基づいて次の頁単位領域の記録
開始部の記録形状を決定する手段とを設けたものであ
る。
【0007】
【作用】記録紙への画像データの格納領域が所定領域を
超える場合、格納領域が所定の頁単位領域毎に分割され
て記録が行われると共に、記録の終了後、参照データが
検出され、次の頁の空送り終了後に位置データが検出さ
れる。そして、検出された参照データと位置データとの
ズレ量が求められ、このズレ量から平均のズレ量及び補
正量が算出され、この補正量に基づいて次の頁の記録開
始位置が定められる。
【0008】
【実施例】以下、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は、本発明に係る熱転写記録装置の一実施例を
示すブロック図であり、この装置の要部を示している。
同図において、図7,図8に示す従来装置と同一部分は
同一符号を付してある。図1において、この装置を構成
する制御部4は次のように構成されている。即ち、41
は上位装置からのコマンドデータaに基づいて各色毎の
ベクターデータを生成すると共にこれに基づいてライン
毎の記録ドットデータであるラスターデータを生成する
VRC(ベクター・ラスター・コンバータ)、42はコ
ントローラ、43は紙送り制御手段、44はサーマルヘ
ッド制御手段である。なお、bは同期信号、cは記録紙
5を1ライン分送るための紙送り信号、d1,d2は記
録紙5の位置を検出する後述のセンサS1,S2からの
パターン信号である。また11は上述した記録機構1を
構成するサーマルヘッド、12は同様に記録機構1を構
成し多色画像を得るためのインクシート、21は紙送り
機構2を構成する駆動モータとしてのパルスモータ(以
下、モータ)、22は同様に紙送り機構2を構成し駆動
ローラであるプラテンローラ、23は同様に紙送り機構
2を構成するガイドローラである。
【0009】図1において、制御部4内のVRC41は
図示しない上位装置からのコマンドデータaを受け取る
と、このデータaからベクターデータ、さらにラスター
データに変換し内蔵のメモリに後述する頁単位毎に蓄積
すると共に、サーマルヘッド制御手段44へ送出する。
一方このときコントローラ42は、紙送り制御手段43
を制御してモータ21を駆動させ、モータ21と接続さ
れるプラテンローラ22を回転させて記録紙5を所定量
引き出し、その後プラテンローラ22を逆回転させて記
録紙5の引き戻しを行う。その後、コントローラ42
は、サーマルヘッド制御手段44へ同期信号bを送出し
てサーマルヘッド制御手段44からラスターデータをサ
ーマルヘッド11へ送出させ、1ライン分のデータを印
字させると共に、1ラインの印字が終了すると、紙送り
制御手段43へ紙送り信号cを送出して記録紙5を1ラ
イン分送らせ、サーマルヘッド制御手段44を制御して
2ライン目の印字動作を行わせる。
【0010】ここで、図2に示すような、例えば3,2
00mmの印字領域を有するような長尺印字を行う場
合、記録紙5の斜め方向送り現象により、即ちスキュー
現象により印字画像にズレが生じることから、紙送り制
御手段43によって所定単位の小領域の例えば640m
m毎に記録紙5の引き出しを行い、その後これを引き戻
すような空送り動作を行った後、サーマルヘッド制御手
段44により印字制御を行う。空送り動作により小領域
毎に記録紙の位置決めがなされ、またこの640mmと
いう長さは、印字ズレが目だたない程度の長さであるの
で、このような小領域(以下、頁単位領域)毎に分割し
て印字制御すれば、印字画像がスキュー量に影響されな
くなる。
【0011】図3は、上記したような頁単位領域毎の印
字を行う場合の印字状況を示す図であり、印字する場合
に各頁間の接合部を考慮して、例えばn頁目とn+1頁
目との印字データを格納する上記VRC41内のメモリ
間には、オーバーラップ領域52が設けられている。そ
してこのオーバーラップ領域52にはn頁目の下部の8
ラインのデータと、n+1頁目の上部の8ラインデータ
とが(いずれも同一データ)重複して記憶され、通常の
印字、即ちスキュー現象が発生していないときには、上
位7ラインのデータは消去されて下位の8ライン目のデ
ータのみがn+1頁目の印字の際に印字され、頁の接合
部に空白が生じないようにしている。
【0012】次に図4〜図8は、頁単位領域毎に印字す
る場合に、コントローラ42により各頁間に空白が生じ
ないようにその接合部が処理される状況を示す図であ
る。まず図4に示すように、紙送り機構部2内にセンサ
S1,S2を設け、制御部4内のコントローラ42は、
例えばn頁目の印字が終了した時点でn+1頁の印字開
始位置を定めるために、記録紙5の左右の端部53A,
53Bからその位置情報を読み取りこれを参照データと
する。一般に記録紙5の表面の粗さは、一様ではなく各
領域毎に粗さが異なっているため、表面に光を照射する
と位置によって反射光強度が異なる。本実施例では、こ
のような記録紙5の特性を利用してその表面に光を照射
しその反射光をセンサS1,S2で検出して電気信号に
変換することにより、記録紙の位置を検出するようにし
ている。ここでこれらセンサS1,S2により検出され
る各端部53A,53Bの紙送り方向の長さは、本実施
例の場合64mm長となっており、この64mm長の端
部の領域を2,048ビットで読み取るようにしてい
る。なお、1ビットはモータ21に与えられる1パルス
に相当し、したがってモータ21に32パルス与えると
記録紙5が1mm送られることになる。
【0013】こうして参照データが読み込まれると、次
にはモータ21に所定量のパルスが与えられて記録紙5
のn+1頁目の領域の引き出し,引き戻しを行う空送り
動作が行われる。そして空送り動作中の記録紙5の引き
戻し時に記録紙5の両端部53A,53Bを各センサー
S1,S2で64mm長分、つまり2048ビット分読
み取ってこれを位置データとする。
【0014】そして、各センサS1,S2で読み取った
上記の参照データと位置データとをそれぞれ比較して、
それぞれのズレ量を決定する。図5は、ズレ量の算出を
行うために読み取った参照データと位置データとの比較
の例を示す図である。この場合、参照データ及び位置デ
ータの双方の所定ビットを比較対象とし、互いの内容の
排他的論理和をとることで比較される。即ち、読み取っ
た参照データ及び位置データの各2,048ビットのう
ち、1,964ビットが比較対象となり、まずはじめに
図5(a)のように、参照データの最初から1,964
ビットと、位置データの中間部に位置する1,964ビ
ットとの排他的論理和をとり、その後順次参照データを
1ビットづつ合計64ビットシフトして、その都度位置
データとの排他的論理和をとる。図5(b)は参照デー
タを32ビットシフトした中間点の状況を示し、図5
(c)は64ビットシフトした最終点の状況を示してい
る。
【0015】参照データと位置データとのこのような排
他的論理和の結果は、不一致ビット数を表しており、双
方の内容が合致すると、急激に不一致ビット数が減少す
る。図6は、このような不一致ビット数とビットシフト
量との関係を示し、図中のxは不一致ビット数が急激に
減少したときのビットシフト量で、このビットシフト量
xとビットシフト量「0」との差が各端部53A,53
Bにおける参照データと位置データとのズレ量LA,L
Bを示している。なお、このビットシフト量「0」の地
点は、上記した図5(b)に示すビットシフトの中間点
を示す地点であり、ズレ量が無ければ、このビットシフ
ト量「0」の位置がビットシフト量xの位置と合致す
る。このように、本実施例では、参照データと位置デー
タとのズレ量を算出する場合、読み取った参照データ
2,048ビットのうち64ビットをシフトして位置デ
ータの1,984ビットと比較しているが、これは頁印
字の場合、頁間が経験的に1mm、即ち32ビット以上
ずれないことから決定している値であり、これ以上ずれ
るような場合には、実際の比較ビットやシフトビットの
数を増加すれば良い。
【0016】次に図7は、このようにして求められるズ
レ量を模式的に示した図である。なお、図中のはn頁
目の印字終了時の位置、はn+1頁目の空送り終了時
の位置を示している。図7(a)において、センサS1
により読み取られた参照データと位置データとをそれぞ
れRA,PAとし、センサS2により読み取られた参照
データと位置データとをそれぞれRB,PBとした場
合、上記したようにこれらの各データの合致度から記録
紙5の端部53A,53Bのズレ量LA,LBを求め
る。そして同図(b)に示すように、各ズレ量LA,L
Bを算術平均して平均のズレ量Lを求めると共に、各ズ
レ量LA,LBと平均のズレ量Lとの差から補正量αを
算出する。その後、この補正量αに基づいて各頁間の接
合部、即ちオーバーラップ領域52についての処理が行
われる。
【0017】図8は、このような各頁間の接合部の処理
状況を示す図であり、図中の54(斜線部),55は記
録紙5への印字データを格納する上記VRC41内のメ
モリ領域を示し、それぞれデータ無効領域,データ有効
領域を示している。なおこのデータ無効領域54は、上
記したオーバーラップ領域52(図3)とほぼ一致して
おり、L1,L2はライン数でそれぞれ8ライン,1ラ
インを示している。また、は基準ライン、は消去ラ
イン、は印字開始ラインである。上記したように、平
均のズレ量L及び補正量αが算出されると、まずモータ
21へ[平均ズレ量L+L1(8ライン分)]のパルス
数を与え、n頁側へ引き戻す。その後、上記メモリ内の
領域54のデータを無効とするためにこの領域54を
「0」にする。これは補正量αと基準ラインとのなす
角度により定まる消去ラインに沿って、オーバーラッ
プ領域52の大半とn+1頁目のデータ格納領域の一部
とが消去されるが、実際には消去ラインより1ライン
n頁側に平行にずれて位置する印字開始ラインと、オ
ーバーラップ開始ラインとの間のメモリ領域の内容が
消去され、したがって印字開始ラインから実際の印字
が行われる。
【0018】このように、ロール状の記録紙5へ頁単位
毎に印字を行う場合、まず或頁の印字の終了後、参照デ
ータを検出すると共に、次の頁の空送り終了後に位置デ
ータを検出する。そして検出された参照データと位置デ
ータとのズレ量LA,LBを算出し、算出されたズレ量
LA,LBから平均ズレ量L及び補正量αを求め、この
補正量αに基づいて次の頁の印字開始位置を定める。こ
の結果、頁間に印字の隙間、即ち空白部分が生じず高品
質の画像を得ることができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記録紙への画像データの格納領域が所定領域を超える場
合、格納領域を所定の頁単位領域毎に分割して記録を行
うと共に、次の頁の記録に先だって参照データ及び位置
データを検出し、検出したこれらのデータ間のズレ量を
算出し、このズレ量から平均のズレ量及び補正量を算出
して、この補正量に基づき次の頁の記録開始位置を定め
るようにしたので、ロール状の記録紙に長い印字長の画
像を印字するような場合に、印字ズレの生じない画像が
得られると共に、頁間の接合部分に空白部分の生じない
高品質の画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る熱転写記録装置の一実施例を示す
ブロック図である。
【図2】上記装置における記録動作時の状況を説明する
図である。
【図3】上記装置において画像データを格納するメモリ
の状況を示す図である。
【図4】上記装置において記録開始位置を定める状況を
示す図である。
【図5】上記装置において記録開始位置を定めるための
参照データと位置データとの比較状況を説明する図であ
る。
【図6】上記各データ間のズレ量を示す図である。
【図7】上記データ間のズレ量,平均のズレ量及び補正
量の算出状況を模式的に示す図である。
【図8】上記メモリに格納された画像データの消去状況
を説明する図である。
【図9】従来装置の斜視図である。
【図10】従来装置のブロック構成図である。
【図11】従来装置による印字動作を説明する図であ
る。
【符号の説明】
1 記録機構 2 紙送り機構 4 制御部 5 記録紙 11 サーマルヘッド 12 インクシート 21 パルスモータ 22 プラテンローラ 23 ガイドローラ 41 VRC 42 コントローラ 43 紙送り制御手段 44 サーマルヘッド制御手段 53A,53B 端部 S1,S2 センサ a コマンドデータ b 同期信号 c 紙送り信号 d1,d2 センサ信号
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】ここで、図2に示すような、例えば3,2
00mmの印字領域を有するような長尺印字を行う場
合、記録紙5の斜め方向送り現象により、即ちスキュー
現象により印字画像にズレが生じることから、紙送り制
御手段43によって所定単位の小領域の例えば640m
m毎に記録紙5の引き出しを行い、その後これを引き戻
すような空送り動作を行った後、サーマルヘッド制御手
段44により印字制御を行う。このように空送り動作に
より小領域毎に記録紙の位置決めがなされるが、具体的
には、空送り動作時の記録紙引き出し時にバックテンシ
ョンが記録紙5に作用して記録紙5のズレが矯正され、
このズレが矯正された記録紙5を引き戻すことによって
記録紙5の位置決めが行われる。なお、この640mm
という長さは、印字ズレが目だたない程度の長さである
ので、このような小領域(以下、頁単位領域)毎に分割
して印字制御すれば、印字画像がスキュー量に影響され
なくなる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】次に図4〜図8は、頁単位領域毎に印字す
る場合に、コントローラ42により各頁間に空白が生じ
ないようにその接合部が処理される状況を示す図であ
る。まず図4に示すように、紙送り機構部2内にセンサ
S1,S2を設け、制御部4内のコントローラ42は、
例えばn頁目の印字が終了した時点でn+1頁の印字開
始位置を定めるために、n頁目の印字終了後にサーマル
ヘッド11を上昇させ、次いで記録紙5をデータ読み取
りに必要な微小量だけn+1頁側へ移送し、その後この
移送量だけ記録紙5を引き戻す。この引き戻し時に記録
紙5の左右の端部53A,53Bからその位置情報、即
ちn+1頁における境界位置両端部の位置情報を読み取
りこれを参照データとする。なおこの時の空送り量は微
小量であるため、n頁の印字の際のズレ量はこの段階で
も保持されている。したがってこの参照データはn頁目
のズレ量を含んだデータとなっている。一般に記録紙5
の表面の粗さは、一様ではなく各領域毎に粗さが異なっ
ているため、表面に光を照射すると位置によって反射光
強度が異なる。本実施例では、このような記録紙5の特
性を利用してその表面に光を照射しその反射光をセンサ
S1,S2で検出して電気信号に変換することにより、
記録紙の位置を検出するようにしている。ここでこれら
センサS1,S2により検出される各端部53A,53
Bの紙送り方向の長さは、本実施例の場合64mm長と
なっており、この64mm長の端部の領域を2,048
ビットで読み取るようにしている。なお、1ビットはモ
ータ21に与えられる1パルスに相当し、したがってモ
ータ21に32パルス与えると記録紙5が1mm送られ
ることになる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】こうして参照データが読み込まれると、次
にはモータ21に所定量のパルスが与えられて記録紙5
のn+1頁目の領域の引き出し,引き戻しを行う空送り
動作が行われる。そして空送り動作中の記録紙5の引き
出し時において上記したように記録紙5のズレが矯正さ
れ、記録紙5の引き戻し時に先に参照データが取得され
たn+1頁における境界両端部と同一部分である記録紙
5の両端部53A,53Bの読み取りが参照データの読
み取りと同様に行われ、これを位置データとする。
お、ここで読み取られた位置データは記録紙5のズレが
矯正され整列された状態における位置情報である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】図8は、このような各頁間の接合部の処理
状況を示す図であり、図中の54(斜線部),55は記
録紙5への印字データを格納する上記VRC41内のメ
モリ領域を示し、それぞれデータ無効領域,データ有効
領域を示している。なおこのデータ無効領域54は、上
記したオーバーラップ領域52(図3)とほぼ一致して
おり、L1,L2はライン数でそれぞれ8ライン,1ラ
インを示している。また、は基準ライン、は消去ラ
イン、は印字開始ラインである。上記したように、平
均のズレ量L及び補正量αが算出されると、まずモータ
21へ[平均ズレ量L+L1(8ライン分)]のパルス
数を与え、n頁側へ引き戻す。その後、上記メモリ内の
領域54のデータを無効とするためにこの領域54を
「0」にする。これは補正量αと基準ラインとのなす
角度により定まる消去ラインに沿って、オーバーラッ
プ領域52の大半とn+1頁目のデータ格納領域の一部
とが消去されるが、実際には消去ラインより1ライン
n頁側に平行にずれて位置する印字開始ラインと、オ
ーバーラップ開始ラインとの間のメモリ領域の内容が
消去される。その後、オーバーラップ開始ラインから
順次n+1目の印字が行われるが、上記したようにその
内容が消去されているので、印字開始ラインから実際
の印字が行われる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 29/50 Z 9113−2C // B41J 17/36 Z 9211−2C

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール状の記録紙と、このロール状記録
    紙に画像を記録する記録機構と、駆動モータを備え前記
    ロール状記録紙の引き出しまたは引き戻し動作を行う紙
    送り機構と、前記記録機構及び紙送り機構を制御する制
    御機構とを備え、前記記録機構内に設けられたヘッドの
    発熱により前記ロール状記録紙への画像の記録を行う熱
    転写記録装置において、 前記ロール状記録紙に記録される画像データの記録領域
    が所定長さを超える場合に画像データの格納領域を所定
    の頁単位領域に分割しこの頁単位領域毎に記録する手段
    と、前記頁単位領域の画像データを前記ロール状記録紙
    に記録した後にロール状記録紙の両端部のそれぞれの位
    置を前記紙送り機構部に設けられた第1,第2のセンサ
    を介して第1,第2の参照データとして読み取る手段
    と、次の頁単位領域の画像データの記録に先だって前記
    駆動モータへ所定の駆動信号を与えて前記ロール状記録
    紙の空送りを行うと共に,空送りの終了時にロール状記
    録紙の両端部の位置を前記第1,第2のセンサを介して
    第1,第2の位置データとして読み取る手段と、第1,
    第2の位置データと前記第1,第2の参照データとを比
    較して第1,第2のズレ量を算出する手段と、第1,第
    2のズレ量からその平均を求め平均のズレ量と第1,第
    2のズレ量とから補正量を算出する手段と、算出された
    補正量に基づいて次の頁単位領域の記録開始部の記録形
    状を決定する手段とを備えたことを特徴とする熱転写記
    録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7295223B2 (en) 2004-07-30 2007-11-13 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for adjusting an image alignment for an image forming apparatus
JP2010052439A (ja) * 2009-12-10 2010-03-11 Seiko Epson Corp 記録装置
JP2010064494A (ja) * 2009-12-10 2010-03-25 Seiko Epson Corp 記録装置、被記録材、液体噴射装置

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