JPH0789155A - プリンタ - Google Patents

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JPH0789155A
JPH0789155A JP23464793A JP23464793A JPH0789155A JP H0789155 A JPH0789155 A JP H0789155A JP 23464793 A JP23464793 A JP 23464793A JP 23464793 A JP23464793 A JP 23464793A JP H0789155 A JPH0789155 A JP H0789155A
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JP
Japan
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platen
paper
sheet
speed
time
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JP23464793A
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Yoshiharu Nishimura
喜治 西村
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数の各プラテンによる用紙の搬送速度を正確
に均一にする。 【構成】各プラテンをそれぞれ回転駆動させる第1のパ
ルスモータ、第2のパルスモータ、第3のパルスモー
タ、第4のパルスモータと、各プラテンの近傍にそれぞ
れ設けられた第1の用紙センサ、第2の用紙センサ、第
3の用紙センサ、第4の用紙センサとを設け、プラテン
間距離より短い長さの試験用紙を供給し、各用紙センサ
により試験用紙の前端から後端までの通過時間を計時し
て、各プラテンによる用紙の搬送速度を求め、ROMに
記憶された基準搬送速度に基づいて、各パルスモータ毎
に補正パルス幅を算出し、この補正パルス幅の駆動パル
ス信号により各パルスモータを回転駆動制御するもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数の印字ヘッドと
複数のモータにより回転駆動するプラテンとを備えた、
例えばカラープリンタ等のプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】一般にサーマル転写式プリンタは、発熱
してインクリボンのインクを溶かす複数の発熱抵抗体か
らなり、その溶かしたインクを用紙に転写して印字を行
うサーマルヘッドと、このサーマルヘッドに対向配置さ
れ、用紙をサーマルヘッドと共に挟持するプラテン等か
ら構成され、用紙をこのサーマルヘッドとプラテンとの
間に供給して印字が行われる。このとき用紙は、モータ
を駆動源とするプラテンの回転により搬送され、このプ
ラテンの回転速度に応じてサーマルヘッドの発熱タイミ
ング(印字タイミング)が制御されていた。
【0003】従来のサーマル転写式のカラープリンタと
して、1個のサーマルヘッドを設けたものと複数のサー
マルヘッドを設けたものとが知られている。
【0004】1個のサーマルヘッドを設けたものは、例
えばイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の領
域が順番に連続して接続された(ダンダラ塗りの)イン
クリボンを使用し、用紙のみをサーマルヘッドの印字面
に対して4回往復させると共にインクリボンの各色の領
域を順次サーマルヘッドの印字面に供給して、重ね印字
(カラー印字)を行う。
【0005】従って、この1個のサーマルヘッドを設け
たサーマル転写式カラープリンタでは、用紙を4回も往
復搬送するので、印字速度が遅いという問題があった。
【0006】また、複数のサーマルヘッドを設けたもの
では、複数のサーマルヘッドを用紙を搬送する搬送路上
に順番に配置し、各サーマルヘッドにはそれぞれ色の異
なる単色のインクリボンを装着し、その搬送路上を搬送
される用紙に各サーマルヘッドにより順番に重ね印字
(カラー印字)を行う。
【0007】従って、この複数のサーマルヘッドを設け
たサーマル転写式カラープリンタでは、用紙の搬送距離
が長くなるものの、往復搬送しないため、印字速度が速
いという利点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、用紙の搬送速
度は、主にプラテンの回転駆動によって決定されるが、
複数のサーマルヘッドを設けたカラープリンタでは、複
数のプラテンを使用することになり、これらの各プラテ
ンの外径は精密に全て一致することはなく、各プラテン
毎に誤差が生じている。また使用状態によっても微小な
がら経年変化も生じているので、各プラテンによる用紙
の搬送速度は正確に均一ではない。
【0009】従って、複数のサーマルヘッドを設けたサ
ーマル転写式カラープリンタでは、微小ながら色ズレ等
の印字誤差が生じているという問題があった。
【0010】そこでこの発明は、複数の各プラテンによ
る用紙の搬送速度を正確に均一にすることができるプリ
ンタを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、印字ヘッド
とこの印字ヘッドに対向配置されたプラテンとを同一の
搬送路に順番に複数配置し、印字ヘッドとプラテンとの
間に用紙を介挿し、印字ヘッドにより用紙に印字を行う
プリンタにおいて、各プラテン毎に設けられ、各プラテ
ンをそれぞれ回転駆動する複数の回転駆動手段と、各プ
ラテン毎にその近傍にそれぞれ配置され、搬送路を搬送
される用紙の前端及び後端を検出する複数の用紙センサ
と、各用紙センサにより各プラテンの間隔距離以下の長
さの試験用紙の前端から後端までが通過する各時間間隔
を計時して、各プラテンによる用紙の搬送速度をそれぞ
れ算出するプラテン搬送速度算出手段と、このプラテン
搬送速度算出手段により算出された各搬送速度と予め設
定された基準搬送速度とに基づいて、各回転駆動手段を
それぞれ調整制御する調整制御手段とを設けたものであ
る。
【0012】
【作用】このような構成の本発明において、プラテンの
間隔距離以下の長さの試験用紙を供給したときに、プラ
テン搬送速度算出手段により、各用紙センサにより試験
用紙の前端から後端までが通過する各時間間隔を計時し
て、各プラテンによる用紙の搬送速度がそれぞれ算出さ
れる。
【0013】この算出された各搬送速度と予め設定され
た基準搬送速度とに基づいて、調整制御手段により、各
回転駆動手段がそれぞれ調整制御される。
【0014】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を参照して
説明する。なお、この実施例は、この発明をストレート
パスの搬送路上に順番に4個のサーマルヘッドを配置し
たサーマル転写式カラープリンタに適用したものであ
る。
【0015】図1は、このサーマル転写式カラープリン
タの概略の構成を示すもので、印字ヘッドとしての第1
のサーマルヘッド1、第2のサーマルヘッド2、第3の
サーマルヘッド3、第4のサーマルヘッド4は、用紙5
が搬送されるストレートパスの搬送路6上にピッチNの
等間隔で順番に配置されている。
【0016】前記各サーマルヘッド1〜4にはそれぞ
れ、前記搬送路6を介して第1のプラテン1a、第2の
プラテン2a、第3のプラテン3a、第4のプラテン4
aが対向配置され、これらの各プラテン1a〜4aはそ
れぞれ、回転駆動手段としての第1のパルスモータ1
b、第2のパルスモータ2b、第3のパルスモータ3
b、第4のパルスモータ4bにより回転されるようにな
っている。なお、これらの各プラテン1a〜4aも、前
記各サーマルヘッド1〜4に対応して、ピッチNの等間
隔で配置されている。
【0017】さらに、前記各サーマルヘッド1〜4の各
印字面をそれぞれ張架して、例えばイエローの第1のイ
ンクリボン1c、マゼンタの第2のインクリボン2c、
シアンの第3のインクリボン3c、ブラックの第4のイ
ンクリボン4cが装着されている。
【0018】前記各プラテン1a〜4aの各用紙供給側
近傍にはそれぞれ、第1の用紙センサ1d、第2の用紙
センサ2d、第3の用紙センサ3d、第4の用紙センサ
4dの各発光部と受光部とが、前記搬送路6を挟むよう
にして設けられている。
【0019】これらの各用紙センサ1d〜4dにより、
用紙5の先端を検出することにより、その検出から予め
設定された数ステップ搬送後に、前記各サーマルヘッド
1〜4の印字開始タイミングが発生するようになってい
る。
【0020】また、前記搬送路6上の前記各サーマルヘ
ッド1〜4の間等の複数の箇所に、用紙の搬送を補助す
るための補助ローラ7a〜7eが設けられている。しか
し、この補助ローラ7a〜7eは補助的に設けられてお
り、印字における前記各プラテン1a〜4aによる用紙
の搬送に影響を与えるものではない。
【0021】図2は、このサーマル転写式カラープリン
タの概略の回路構成のブロック図を示すものである。
【0022】11は、制御部本体を構成するCPU(ce
ntral processing unit )である。
【0023】このCPU11が行う処理のプログラムデ
ータ及びプラテンによる用紙の基準搬送速度のデータが
記憶されたROM(read only memory)12、前記CP
U11が処理を行う時に使用する各種メモリのエリアが
形成されたSRAM(staticrandom access memory )
からなるワークRAM(random access memory)13、
文字コード等に対応してドットイメージが記憶されたC
/G( character/gen-erator)ファイル等の各種ファ
イルが記憶されたSRAMからなり、しかも停電時にも
電源バックアップされるバックアップRAM14、電源
のオン/オフ及び各種設定等のため各種操作キー及びデ
ータが表示される表示器等が設けられている操作部15
とのデータの伝送制御を行う操作部インターフェイス1
6、保守に関する入力設定を行うための保守パネル17
とのデータの伝送制御を行う保守パネルインターフェイ
ス18、ホストコンピュータ等の端末装置19と回線を
介して接続された外部インターフェイス20は、それぞ
れシステムバス21を介して前記CPU11と接続され
ている。
【0024】前記第1のサーマルヘッド1により印字す
るイメージデータが描画される第1のフレームバッファ
1e、前記第2のサーマルヘッド2により印字するイメ
ージデータが描画される第2のフレームバッファ2e、
前記第3のサーマルヘッド3により印字するイメージデ
ータが描画される第3のフレームバッファ3e、前記第
4のサーマルヘッド4により印字するイメージデータが
描画される第4のフレームバッファ4eもまた、それぞ
れ前記システムバス21を介して前記CPU11と接続
されている。
【0025】さらに、前記第1のサーマルヘッド1、前
記第1のプラテン1a、前記第1のパルスモータ1b、
前記第1のインクリボン1c、前記第1の用紙センサ1
d等からなる第1の印字部1fを制御する第1の印字コ
ントローラ1g、前記第2のサーマルヘッド2、前記第
2のプラテン2a、前記第2のパルスモータ2b、前記
第2のインクリボン2c、前記第2の用紙センサ2d等
からなる第2の印字部2fを制御する第2の印字コント
ローラ2g、前記第3のサーマルヘッド3、前記第3の
プラテン3a、前記第3のパルスモータ3b、前記第3
のインクリボン3c、前記第3の用紙センサ3d等から
なる第3の印字部3fを制御する第3の印字コントロー
ラ3g、前記第4のサーマルヘッド4、前記第4のプラ
テン4a、前記第4のインクリボン4b、前記第4のイ
ンクリボン4c、前記第4の用紙センサ9d等から構成
された第4の印字部4fを制御する第4の印字コントロ
ーラ4gも、前記システムバス21を介して前記CPU
11と接続されている。
【0026】前記第1の印字部1f、前記第2の印字部
2f、第3の印字部3f、第4の印字部4fにより、そ
れぞれ印字ユニットが構成されている。
【0027】また、印字された用紙が収納されるスタッ
カ部22を制御するスタッカ部コントローラ23及び、
用紙の種類を判別するため用紙上に印刷されているマー
クを読取るマーカリーダ24a及び前記搬送路6へ用紙
を供給する送出し機構(図示せず)を備え、印字前の用
紙が収納保管される前記ホッパ部24を制御するホッパ
部コントローラ25は、それぞれ前記システムバス21
を介して前記CPU11と接続されている。
【0028】図3に、前記パルスモータ1b〜4bの回
転速度を補正するモードが設定されたとき、各プラテン
1a〜4a間のピッチNよりも短い試験用紙5が搬送さ
れたときに、前記CPU11が行うパルスモータ補正処
理の流れを示す。
【0029】まず、ワークRAM13に形成された変数
エリアiに1を設定する。
【0030】次にステップ1(ST1)の処理として、
第iの用紙センサidにより試験用紙5の先端が検出さ
れてからその後端が検出されるまでの経過時間tiを計
時する。
【0031】すなわち、まず、第iの用紙センサidに
より試験用紙5の先端が検出されるまでの待機状態とな
り、第iの用紙センサ1dにより試験用紙5の先端が検
出されると、ワークRAM13に形成されたカウンタを
スタートさせて、第iの用紙センサ1dにより試験用紙
5の後端が検出されるまでの待機状態となる。第iの用
紙センサ1dにより試験用紙5の後端が検出されると、
その時のカウンタのカウンタ値が経過時間tiとなる。
【0032】次に、予め設定されている試験用紙の長さ
Lをその計時したtiにより除算して(L/ti)、第
iのプラテンiaによる用紙の搬送速度viを算出し、
この搬送速viをROM12に予め設定された基準搬送
速度vで除算して補正値(vi/v)を算出し、その時
の第iのパルスモータibの駆動パルス信号のパルス幅
にその補正値(vi/v)を乗算して、この乗算して得
たパルス幅を、第iのパルスモータibのパルス幅とし
て設定する。従って、この補正されたパルス幅の駆動パ
ルス信号が第iのパルスモータibに出力されて、第i
のパルスモータibの回転速度が補正される。
【0033】ここで、変数エリアiに設定された数値が
4か否かを判断し、変数エリアiの設定値iが4でなけ
れば、変数エリアiに対して+1の加算処理を行い、再
び前述のステップ1の処理に戻るようになっている。
【0034】また、変数エリアiの設定値iが4なら
ば、試験用紙5が再搬送されるまでの待機状態となり、
試験用紙5が再搬送されると、第1の用紙センサ1d〜
第4の用紙センサ4dのそれぞれにより、試験用紙5の
先端が検出されてからその後端が検出されるまでの経過
時間t1〜t4を計時する。
【0035】ここで、この計時された経過時間t1〜t
4は、全て予め設定された基準搬送速度vに対応する基
準経過時間tと等しいか否かを判断する。計時された経
過時間t1〜t4のうち1つでも、基準経過時間tと等
しくないものがあれば、再び前述のステップ1の処理に
戻るようになっている。
【0036】また、計時された経過時間t1〜t4が全
て、基準経過時間tと等しければ、補正完了として、こ
のパルスモータ補正処理を終了するようになっている。
【0037】このような構成の本実施例においては、各
プラテン1a〜4aによる用紙の搬送速度を均一にする
ためには、まず各プラテン1a〜4a間のピッチNより
も短い長さL(N>L)の試験用紙5を、搬送路6に供
給する。この時、各パルスモータ1b〜4bには共通
に、予め設定された基準パルス幅の基準駆動パルス信号
が供給される。
【0038】するとまず、第1の用紙センサ1dによ
り、試験用紙5の先端が検出される。この試験用紙5の
先端はすぐに第1のサーマルヘッド1と第1のプラテン
1aとの間に介挿され、試験用紙5はこの第1のプラテ
ン1aにより一定速度でさらに先へと搬送される。
【0039】この第1のプラテン1aによる搬送中に、
試験用紙5の後端が第1の用紙センサ1dにより検出さ
れる。この時、第1の用紙センサ1dにより試験用紙5
の先端が検出されてからその後端が検出されるまでの経
過時間t1が計時されており、得られ経過時間t1と試
験用紙5の長さLとから、この第1のプラテン1aによ
る試験用紙5の搬送速度v1が求められる。この求めた
搬送速度v1をROM12に記憶された基準搬送速度v
で除算して補正値v1/vを算出し、この算出した補正
値v1/vを基準パルス幅に乗算して補正パルス幅を算
出し、この算出した補正パルス幅を、第1のパルスモー
タ1bの駆動パルス信号のパルス幅として設定する。
【0040】この後すぐに、試験用紙5の後端が第1の
プラテン1aを通過して、第2のプラテン2aへ供給さ
れる。
【0041】供給された試験用紙5は、まず第2の用紙
センサ2dによりその先端が検出された後すぐに、第2
のサーマルヘッド2と第2のプラテン2aとの間に介挿
される。ここから試験用紙5は第2のプラテン2aによ
り搬送される。
【0042】この第2のプラテン2aによる搬送中に、
試験用紙5の後端が第2の用紙センサにより検出され、
上述したようにして、第2の用紙センサ2dにより試験
用紙5の先端が検出されてから後端が検出されるまでの
経過時間t2により、第2のプラテン2aによる試験用
紙5の搬送速度v2が求められる。この求めた搬送速度
v2をROM12に記憶された基準搬送速度vで除算し
た補正値v2/vを基準パルス幅に乗算して補正パルス
幅を算出し、この補正パルス幅を第2のパルスモータ2
bの駆動パルス信号のパルス幅として設定する。
【0043】以下、同様にして、第3のプラテン3aに
よる試験用紙5の搬送速度v3を求め、補正パルス幅を
算出して第3のパルスモータ3bの駆動パルス信号のパ
ルス幅として設定する。
【0044】第4のプラテン4aによる試験用紙5の搬
送速度v4を求め、補正パルス幅を算出して第4のパル
スモータ4bの駆動パルス信号のパルス幅として設定す
る。
【0045】従って、この試験用紙5の通過後には、各
パルスモータ1b〜4bは、それぞれ算出された各補正
パルス幅が設定された各駆動パルス信号によって駆動さ
れ、各パルスモータ1b〜4bによる用紙の搬送速度v
1〜v4は全て、ROM12に記憶された基準搬送速度
vに補正される。
【0046】例えば、基準駆動パルス信号の基準パルス
幅を820μsec とし、第iのパルスモータibのステ
ップ角度を1.8度、ギア比を18/36=0.5、第
iのプラテンiaの直径を21.22mmとすれば、こ
の第iのプラテンiaによる用紙の実際の搬送速度(線
速度)viは、 vi=21.22π×((1.8/360)/0.00
082)×0.5 という式で求められ、その搬送速度viは、約203.
2mm/sec となる。
【0047】この搬送速度viを基準搬送速度として、
第jのプラテンjaによる用紙の搬送速度vjを考え
る。この第jのプラテンjaの直径が21.18mmの
ときには、この第jのプラテンjaによる用紙の搬送速
度vjは、 vj=21.18π×((1.8/360)/0.00
082)×0.5 という式で求められ、その搬送速度vjは、約202.
9mm/sec となる。
【0048】従って、上記搬送速度の算出結果からでは
なく、上記式から補正値vj/vi(=21.18/2
1.22)を求めると、その補正値は約0.99811
となり、これにより求める補正パルス幅は、818.4
5μsec となる。
【0049】その結果、この補正パルス幅の駆動パルス
信号を、第jのパルスモータjbに出力すれば、その時
の第jのプラテンjaによる用紙の搬送速度Vjは、 Vj=21.18π×((1.8/360)/0.00
081845)×0.5 という式で求められ、その搬送速度Vjは、約203.
2mm/sec となる。
【0050】つまり、第iのプラテンiaによる用紙の
搬送速度viと、補正パルス幅の駆動パルス信号を出力
したときの第jのプラテンjaによる用紙の搬送速度V
jとを同一の搬送速度にすることができる。
【0051】また、第kのプラテンkaの直径が21.
26mmのときには、この第kのプラテンkaによる用
紙の搬送速度vkは、 vk=21.26π×((1.8/360)/0.00
082)×0.5 という式で求められ、その搬送速度vkは、約203.
6mm/sec となる。
【0052】従って、上記搬送速度の算出結果からでは
なく、上記式から補正値vk/vi(=21.26/2
1.22)を求めると、その補正値は、約1.0018
9となり、これにより求める補正パルス幅は、821.
55μsec となる。
【0053】その結果、この補正パルス幅の駆動パルス
信号を、第kのパルスモータkbに出力すれば、その時
の第kのプラテンkaによる用紙の搬送速度Vkは、 Vk=21.26π×((1.8/360)/0.00
082155)×0.5 という式で求められ、その搬送速度Vkは、約203.
2mm/sec となる。
【0054】つまり、第iのプラテンiaによる用紙の
搬送速度viと、補正パルス幅の駆動パルス信号を出力
したときの第kのプラテンkaによる用紙の搬送速度V
kとを同一の搬送速度にすることができる。
【0055】このように本実施例によれば、各プラテン
1a〜4aをそれぞれ回転駆動させる第1のパルスモー
タ1b、第2のパルスモータ2b、第3のパルスモータ
3b、第4のパルスモータ4bと、各プラテン1a〜4
aの近傍にそれぞれ設けられた第1の用紙センサ1d、
第2の用紙センサ2d、第3の用紙センサ3d、第4の
用紙センサ4dとを設け、プラテン間距離より短い長さ
の試験用紙5を供給し、各用紙センサ1d〜4dにより
試験用紙5の前端から後端までの通過時間を計時して、
各プラテン1a〜4aによる用紙の搬送速度を求め、R
OM12に記憶された基準搬送速度に基づいて、各パル
スモータ1b〜4b毎に補正パルス幅を算出し、この補
正パルス幅の駆動パルス信号により各パルスモータ1b
〜4bを回転駆動制御することにより、複数の各プラテ
ン1a〜4aによる用紙の搬送速度を、ROM12に記
憶された基準搬送速度に補正することができ、従って、
各プラテン1a〜4aによる用紙の搬送速度を均一にす
ることができる。
【0056】また、搬送路6をストレートにした(スト
レートパス)ため、用紙が屈曲することがなく、従って
屈曲部での用紙の摩擦がなく、搬送速度を常に一定に保
つことができる。
【0057】その結果、色ズレ等の印字誤差のないカラ
ー印字を行うことができる。
【0058】なお、この実施例においては、回転駆動手
段としてパルスモータを使用したものについて説明した
が、この発明はこれに限定されるものではなく、例えば
DCモータ等を使用しても良いものである。
【0059】また、用紙センサ1d〜4dの位置につい
て、この実施例では、用紙の供給側の近傍に設けるとと
して説明したが、この発明はこれに限定されるものでは
なく、例えば、各プラテン1a〜4aの用紙が接触する
位置(プラテンとサーマルヘッドが対向している位置、
印字位置)で、しかも前記試験用紙5の前端と後端とが
確実に検出できる位置(例えば、用紙の印字領域外の左
右両端部を検出する位置 )に配置しても良く、また、
用紙の排出側近傍に配置しても良いのもである。
【0060】なお、この実施例においては、用紙センサ
1d〜4dをサーマルヘッド1〜4での印字開始タイミ
ングを制御するためのセンサと共用していたが、この発
明はこれに限定されるものではなく、用紙センサと印字
開始タイミングを制御するためのセンサとを別途設けて
も良いものである。
【0061】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
同一の搬送路に配置された複数の各プラテンによる用紙
の搬送速度を正確に均一にして、印字の位置ずれのない
プリンタを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例のサーマル転写式カラープ
リンタの概略の構成を示す図。
【図2】同実施例のサーマル転写式カラープリンタの概
略の回路構成を示すブロック図。
【図3】同実施例のパルスモータ補正処理の流れを示す
図。
【符号の説明】
1〜4…サーマルヘッド、1a〜4a…プラテン、1b
〜4b…パルスモータ、1d〜4d…用紙センサ、5…
試験用紙、6…搬送路、11…CPU。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 2/325 B41J 3/20 117 C

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字ヘッドとこの印字ヘッドに対向配置
    されたプラテンとを同一の搬送路に順番に複数配置し、
    前記印字ヘッドと前記プラテンとの間に用紙を介挿し、
    前記印字ヘッドにより前記用紙に印字を行うプリンタに
    おいて、前記各プラテン毎に設けられ、前記各プラテン
    をそれぞれ回転駆動する複数の回転駆動手段と、前記各
    プラテン毎にその近傍にそれぞれ配置され、前記搬送路
    を搬送される用紙の前端及び後端を検出する複数の用紙
    センサと、前記各用紙センサにより前記各プラテンの間
    隔距離以下の長さの前記試験用紙の前端から後端までが
    通過する各時間間隔を計時して、前記各プラテンによる
    用紙の搬送速度をそれぞれ算出するプラテン搬送速度算
    出手段と、このプラテン搬送速度算出手段により算出さ
    れた前記各搬送速度と予め設定された基準搬送速度とに
    基づいて、前記各回転駆動手段をそれぞれ調整制御する
    調整制御手段とを設けたことを特徴とするプリンタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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