JP2878536B2 - 印字制御方法 - Google Patents

印字制御方法

Info

Publication number
JP2878536B2
JP2878536B2 JP30523892A JP30523892A JP2878536B2 JP 2878536 B2 JP2878536 B2 JP 2878536B2 JP 30523892 A JP30523892 A JP 30523892A JP 30523892 A JP30523892 A JP 30523892A JP 2878536 B2 JP2878536 B2 JP 2878536B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
line
image data
print
printing
buffer memory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP30523892A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06143728A (ja
Inventor
英輔 武部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ARUPUSU DENKI KK
Original Assignee
ARUPUSU DENKI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ARUPUSU DENKI KK filed Critical ARUPUSU DENKI KK
Priority to JP30523892A priority Critical patent/JP2878536B2/ja
Publication of JPH06143728A publication Critical patent/JPH06143728A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2878536B2 publication Critical patent/JP2878536B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Record Information Processing For Printing (AREA)
  • Character Spaces And Line Spaces In Printers (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータ等の出力
機器として多用されているプリンタの印字制御方法に係
り、特に、印字ヘッドとして複数の印字行を同時に印字
することが可能な、いわゆるマルチラインヘッドを有す
るプリンタに好適な印字制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、印字速度の向上を図るために複
数の印字行を同時に印字するマルチラインヘッドを用い
た各種のプリンタが提案されている。
【0003】このようなプリンタとしては、例えばプラ
テンの前方に、用紙等の記録媒体と、熱溶融性インクを
塗工させたインクリボンとを支持しておき、所望の複数
の印字行(印字行幅)に対応する複数の発熱素子を配列
させたマルチラインヘッドとしてのサーマルヘッドをキ
ャリッジとともにプラテンに沿って往復動作させなが
ら、前記サーマルヘッドに整列配置されている発熱素子
をコンピュータから送信されて来る印字情報に基づいて
選択的に発熱させることにより、用紙等の記録媒体上に
所望の文字などの画像の印字を一走査の印字動作におい
て複数の印字行を同時に印字する熱転写プリンタ等が提
案されている。
【0004】また、記録媒体は印字位置より記録媒体の
走行方向上流側に配設されている紙送りローラ等の適宜
な走行手段により、プラテンの長手方向と直交する方向
に紙送りされるようになっている。
【0005】また、前記熱転写プリンタにおいては、コ
ンピュータから送信されて来る印字情報に基づいて、熱
転写プリンタに内蔵されているCG(例えば48ドット
の文字フォント等が格納されている画像データ格納メモ
リ、キャラクタージェネレータの略称)から、所望の画
像データをサーマルヘッドの複数行の印字行幅(例えば
48ドットの文字フォントの3行分に相当する144ド
ット等)に対応させたラインバッファメモリに、印字行
幅分の画像データを展開し、このラインバッファメモリ
に展開した印字行幅分の画像データを一度に印字させる
ようにした印字制御方法が用いられている。つまり、一
走査の印字動作において複数行の文字列もしくはビット
イメージを印字可能としている。
【0006】また、このような印字制御方法を用いた熱
転写プリンタにおいては、例えば144ドットの印字行
幅を有するラインバッファメモリに、48ドットの画像
データを適宜なマージン(改行幅)を以て展開すると、
図6に示すように、データAおよびデータBで示す1行
目および2行目の画像データはラインバッファメモリ内
に展開させることができるが、データCで示す示す3行
目の画像データはその行の図中上部の一部のみがライン
バッファメモリ内に展開されることになる。つまり、一
走査の印字動作において、データAおよびデータBなら
びにデータCの上部が用紙に印字される。そして、デー
タCの下部は次の印字動作時に他のデータとともに印字
(分割印字)されるようにされている。すなわち、分割
印字させることにより、インクリボンを効率よく消費さ
せるとともに、印字速度の向上が図られている。
【0007】また、熱転写プリンタにおいては、一般
に、サーマルヘッドに対する記録媒体の位置(印字位
置)として、記録媒体が前記走行手段を離脱しないで紙
送り可能な印字可能領域と、記録媒体が走行手段を離脱
し印字不可能となる印字不可能領域(記録媒体の走行方
向後端部)とが設けられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の印字制御方法を用いた熱転写プリンタにおいて
は、印字位置が記録媒体の走行方向後端部近傍の印字可
能領域の最終端位置になった場合に、ラインバッファ内
に分割されない画像データが展開され、かつ、用紙が正
しく装着されていれば印字は適正に行われるので問題な
いが、ラインバッファ内に画像データが分割された状態
で展開されている場合には、最終印字行の上部の一部だ
けが印字され、最終行の残りの部分の印字は次の頁の先
頭行になされるという問題点があった。
【0009】つまり、図7に示すように、ラインバッフ
ァメモリ内に格納させた複数行の画像データの一部の
行、例えば最終行が記録媒体の印字可能領域を越えて印
字不可能領域内にまで亘るようになった場合には、ライ
ンバッファメモリ内に格納させた複数行の画像データの
すべてを次の頁に印字するのでは、記録媒体の走行方向
後端部(記録媒体の下部)に大きな余白が生じるという
問題が発生するので、ラインバッファメモリ内に印字可
能な行のみの画像データを展開せざるを得ず、ラインバ
ッファメモリ内に印字可能な行のみの画像データを展開
するには、種々のセンサを配置するとともに、煩雑な印
字制御方法を用いなければならず、部品点数の増加によ
る経済的負担の増大、煩雑な印字制御方法を用いること
による処理速度の低下、プリンタの性能低下という問題
点があり、経済的負担が少ないとともにプリンタの性能
低下のない印字制御方法が望まれていた。
【0010】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、前述した従来のものにおける問題点を克服し、
経済的負担の増大および性能低下を招かずに正確な印字
を可能とするマルチラインヘッドを有するプリンタに好
適な印字制御方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため請求項1に記載の本発明の印字制御方法は、印字情
報に基づいて画像データ格納メモリに格納されている画
像データを、複数のワークバッファメモリに行単位にて
一旦展開し、その後印字ヘッドの印字行幅に対応させた
ラインバッファメモリに展開させることにより、複数行
の画像データを印字ヘッドの一走査の印字動作で印字す
る印字制御方法であって、記録媒体に対する印字位置が
記録媒体の印字可能領域の最終端位置となった場合に、
該記録媒体の残りの印字可能範囲を判別し、この判別結
果に基づいて、前記複数のワークバッファメモリに展開
されている画像データを行単位で分割可能か否かを判断
し、前記印字可能範囲の行に対応した前記ワークバッフ
ァメモリの分割可能な行単位の画像データのみを前記ラ
インバッファメモリに展開させて印字することを特徴と
している。
【0012】
【0013】
【作用】前述した構成からなる本発明の印字制御方法に
よれば、複数のワークバッファメモリに所望の画像デー
タを行単位にて一旦展開し、その後印字ヘッドの印字行
幅に対応させたラインバッファメモリに展開させること
ができるので、画像データを行単位で簡単に制御するこ
とができる。そして、画像データを行単位で簡単に制御
することがきるので、必要な行の画像データのみをワー
クバッファメモリからラインバッファメモリに、簡単に
対応させて展開し印字させることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1から図5につい
て説明する。
【0015】図1は本発明に係る印字制御方法をマルチ
ラインヘッドを有する熱転写プリンタに適用した一実施
例の要部の構成を示す模式図である。
【0016】図1に示すように、本実施例の印字制御方
法を適用する熱転写プリンタ1には、平板状のプラテン
2に対向するようにして、図示しないキャリッジに搭載
されたマルチラインヘッドとして144ドットの印字行
幅を有するサーマルヘッド3が配置されている。なお、
サーマルヘッド3のドットの数は所望の複数の印字行を
1回の印字動作で印字可能とされていればよく、後述す
るCGのドット数および設計コンセプト等により種々の
ものを選択することができ、特に、本実施例に限定され
るものではない。
【0017】また、前記サーマルヘッド3の図において
左方には、記録媒体としての用紙4等を、図において矢
印で示すプラテン2の方向に走行させる走行手段5が配
置されている。この走行手段5は、給紙ローラ6と補助
ローラ7とにより構成されている。給紙ローラ6は適宜
な素材により断面略円形に形成されて、図示しない適宜
なフレームに装着されており、図示しない駆動モータ等
の適宜な駆動手段により回動自在とされている。そし
て、補助ローラ7は適宜な素材により断面略円形に形成
されており、前記給紙ローラ6に対して所定の当接力を
以て接離自在とされるとともに、回転自在とされてい
る。
【0018】また、前記走行手段5の用紙4の走行方向
後方には、用紙5の終端を検出する光センサ、リミット
スイッチ等の用紙終端検出手段8が配置されている。
【0019】前記サーマルヘッド3、走行手段5、用紙
終端検出手段8の位置関係を説明すると、サーマルヘッ
ド3のヘッド高さをH(例えば約10mm)、サーマル
ヘッド3の走行手段5と対向する後端位置をA、走行手
段5の中心位置をB、用紙終端検出手段8による用紙4
の終端検出位置をCとすると、AB間の距離をL2(例
えば12mm程度)、BC間の距離をL1(例えば12
mm程度)とされている。なお、この位置関係は本実施
例に限定されるものでなく、設計コンセプト等により適
宜な距離を決定すればよい。
【0020】また、熱転写プリンタ1の適宜な位置に
は、少なくとも図示しないコンピュータなどの印字情報
および前記用紙終端検出手段8等の情報等に基づいて、
前記サーマルヘッド3および走行手段等5の駆動、停止
等を制御する所望の制御手段9等が配置されている。
【0021】前記制御手段9には、少なくとも48ドッ
トの文字フォント等の画像データが格納されているCG
10と、このCG10に格納されている画像データのド
ットの数、本実施例では48ドットの文字幅からなる複
数、本実施例では3個のワークバッファメモリ11と、
サーマルヘッド3の1回の印字動作の印字行幅、本実施
例では144ドットに対応させたラインバッファメモリ
12と、図示しない制御プログラムを格納するプログラ
ム格納メモリ等が設けられている。なお、CG10のド
ットの数は種々のものを選択することができ、特に、本
実施例に限定されるものではない。また、ワークバッフ
ァメモリ11の数およびラインバッファメモリ12の印
字行幅等は、種々のものを選択することができ、特に、
本実施例に限定されるものではない。
【0022】つぎに、本実施例の熱転写プリンタ1に適
用する印字制御方法について図2から図5により説明す
る。
【0023】図2は本発明に係る印字制御方法の一実施
例を示すフローチャートであり、図3は画像データをワ
ークバッファメモリに展開した状態を説明する模式図で
あり、図4は要部の位置関係を示す説明図であり、図5
はワークバッファメモリに展開した画像データをライン
バッファメモリに展開した状態を説明する模式図であ
る。
【0024】なお、説明上図2に示すフローチャートを
主とし、図3から図5により補足しながら説明する。
【0025】まず、印字情報に基づいて、所望の文字等
の画像データを48ドットのCG10から取り出し、制
御コード等により指定される各種の装飾を施した後に、
図3に示すように、3個の行単位で構成されるワークバ
ッファメモリ11,11,11にデータA、データB、
データCとして順次展開させて格納するとともに処理が
開始される。
【0026】そして、ステップST10において、図4に
示すように、用紙4を前回の印字位置P0から図におい
て破線で示す次の印字位置P2に走行させるために必要
な所定の走行距離M2が印字情報に基づいて指令され、
つぎのステップST11に進行する。
【0027】つぎに、ステップST11において、走行手
段5を駆動させて用紙4の走行を開始し、つぎのステッ
プST12に進行する。
【0028】つぎに、ステップST12において、用紙終
端検出手段8が用紙4の終端を検出したかどうかを判断
し、ステップST12の判断がNO(用紙4の終端が検出
されない)の場合には、つぎのステップST13に進行す
る。
【0029】つぎに、ステップST13において、所定の
走行距離M2を用紙4が走行したかどうかを判断し、ス
テップST13の判断がNO(所定の走行距離M2を用紙
4が未走行)の場合には、前記ステップST12に戻り、
ステップST13の判断がYES(所定の走行距離M2を
走行完了)になるまで走行手段5を駆動させる。そし
て、ステップST13の判断がYES(所定の走行距離M
2を走行完了)の場合には、走行手段5を停止させ、つ
ぎのステップST14に進行し、3個のワークバッファメ
モリ11,11,11に格納された行単位の画像データ
(データA、データB、データC)を144ドットのラ
インバッファメモリ12の所定位置に展開させた後、つ
ぎのステップST15に進行する。
【0030】なお、図5のaに示すように、3個のワー
クバッファメモリ11,11,11に展開された48ド
ットの行単位の画像データ(データA、データB、デー
タC)を144ドットのラインバッファメモリ12へ所
望のマージン(行間ピッチ:α)を持たせる等して展開
させた場合には、総ドット数(48×3+3α=144
+3α)がラインバッファメモリ12の印字行幅である
144ドットを越えるので、図において最下部のワーク
バッファメモリ11の画像データ(データC)の実線の
斜線で示す一部のみがラインバッファメモリ12内に展
開されることとなる。
【0031】つぎに、ステップST15において、ライン
バッファメモリ12に格納された、画像データ(データ
A、データB、データC)がサーマルヘッドの一走査
(1回の印字動作)で用紙4に印字され、つぎのステッ
プST16に進行する。
【0032】なお、図5のaにおいて最下部の画像デー
タ(データC)の破線の斜線で示す部分は、つぎの印字
動作時につぎの他の画像データとともに印字されるよう
にされている。
【0033】つぎにステップST16において、前述した
一連のステップ(ステップST10からステップST15ま
で)にて、用紙4の終端が検出されたかどうかを判断
し、ステップST16の判断がNO(用紙4の終端を検出
しない)の場合には、ステップST10に戻り、つぎの行
の印字処理を行なう。そして、ステップST16の判断が
YES(用紙4の終端を検出した)の場合には、つぎの
ステップST17に進行し、走行手段5を駆動させて用紙
4の改頁を行ない終了する。
【0034】また、前記ステップST12の判断が、YE
S(用紙4の終端が検出された)の場合には、印字位置
を用紙4の印字可能領域内とするために、つぎのステッ
プST18に進行し、図4において中央に示す位置で用紙
4の走行を中断させるために走行手段5を一旦停止さ
せ、サーマルヘッド3の走行手段5と対向する後端位置
Aを印字位置P1とした後、つぎのステップST19に進
行する。
【0035】つぎに、ステップST19において、図4に
おいて中央に示す用紙4の終端が検出されるまでの用紙
4の走行距離M1を図示しない適宜なメモリに記憶させ
つぎのステップST20に進行する。
【0036】つぎに、ステップST20において、図4に
おいて右方に示す用紙4の印字可能領域を越えないよう
に距離L1のみ用紙4を走行させ、つぎのステップST
21に進行する。
【0037】つぎに、ステップST21において、図4に
示す用紙4の実際に走行させた実走行距離M1+L1を
適宜な演算手段により算出しTA(TA=M1+L1)
とし、この用紙4の実走行距離TAを図示しない適宜な
メモリに記憶させつぎのステップST22に進行する。
【0038】つぎに、ステップST22において、図4に
示す用紙4を前回の印字位置P0から次の印字位置P2
に走行させるために必要な所定の走行距離M2と、用紙
4の実走行距離TAとの移動距離の差を適宜な演算手段
により算出しTB(TB=M2−TA)とし、このTB
を図示しない適宜なメモリに記憶させつぎのステップS
T23に進行する。
【0039】つぎに、ステップST23において、3個の
ワークバッファメモリ11,11,11に展開された4
8ドットの行単位の画像データ(データA、データB、
データC)が連続画像データ(例えばデータA、データ
B、データCの3行により一文字が144ドットで形成
される画像データや、縦倍角文字等のようにデータB、
データCを連続させることにより一文字が96ドットで
形成されるような画像データ)か否かを判断する。つま
り、ワークバッファメモリ11,11,11に展開され
た行単位の画像データ(データA、データB、データ
C)を行単位で分割可能かどうか判断し、ステップST
23の判断がNO(行単位の分割不可)の場合には、前記
ステップST17に進行する。そして、ステップST23の
判断がYES(行単位の分割可能)の場合には、つぎの
ステップST24に進行する。
【0040】つぎに、ステップST24において、図5の
bに示すように、ラインバッファメモリ12にワークバ
ッファメモリ11の画像データを前記移動距離の差TB
を補正して展開した場合(位置補正展開)に、行中を分
割しないで印字可能(分割印字されない)な画像デー
タ、例えばデータA、データBの有無を判断し、ステッ
プST24の判断がNO(分割印字されない画像データな
し)の場合には、前記ステップST17に進行する。そし
て、ステップST23の判断がYES(分割印字されない
画像データ有り)の場合には、つぎのステップST25に
進行する。
【0041】つぎに、ステップST25において、図5の
bに示すように、ラインバッファメモリ12の先頭に距
離TBを加算した領域を除いた領域にワークバッファメ
モリ11の印字可能な画像データ、例えばデータA、デ
ータBのみを展開し(位置補正展開)前記ステップST
15に進行する。
【0042】このように本実施例によれば、印字位置が
用紙4の印字可能領域内にある限りにおいては、印字情
報に基づいて、所望の文字等の画像データをCG10か
ら取り出し、制御コード等により指定される各種の装飾
を施した後に、行単位でワークバッファメモリ11へ順
次展開して格納するとともに、このワークバッファメモ
リ11へ格納した画像データを印字行幅に対応させたラ
インバッファメモリ12へ更に順次展開して格納し、ラ
インバッファメモリ12に格納した複数行の画像データ
をサーマルヘッド3の一走査の印字動作により印字させ
るという印字動作を繰り返すことができる。
【0043】そして、印字位置が用紙4の印字可能領域
を越える場合(用紙4の終端を用紙終端検出手段8が検
出した場合)には、用紙4を印字可能領域の最終端位置
まで走行させ、この領域内に印字可能な画像データのみ
を行単位で構成されたワークバッファメモリ11からラ
インバッファメモリ12に展開して印字させることがで
きる。具体的に説明すると、例えば、3行印字可能なサ
ーマルヘッド3を使用する際に、用紙4の残りの印字可
能領域が1行分となった時、ワークバッファメモリ11
に展開されている画像データが、例えば拡大文字のよう
に2行に展開されているものであれば行分割して印字す
ることができないので印字せず、また、1行分だけの画
像データとして行分割できる画像データであれば、その
行のみを印字することができる。したがって、最終行に
おいて、用紙4の印字可能領域の余白を確実に埋めよう
として、拡大文字などであった場合に文字が分割されて
印字されてしまう、といった不都合を確実に防止するこ
とができる。
【0044】すなわち、複数の印字行を同時に印字でき
るマルチラインヘッドであるサーマルヘッド3の画像デ
ータを、行単位で簡単に制御することができる。
【0045】したがって、従来からある一行単位で印字
するようにした図示しない熱転写プリンタの印字制御方
法のアーキテクチャを、マルチラインヘッドを有する熱
転写プリンタ1の印字制御方法に用いることができるの
で、マルチラインヘッドの印字制御方法のファームウエ
アプログラムを、簡単、かつ、短期間で開発することが
できる。
【0046】また、本実施例の印字制御方法は、熱転写
プリンタ1にマルチラインヘッドとしてのサーマルヘッ
ド3を用いた場合を例示したが、各種のインパクトプリ
ンタ、インクジェットプリンタ等にも同様に、当然適用
することができる。
【0047】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、必要に応じて変更することができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明の印字制御方
法によれば、マルチラインヘッドにおける印字制御方法
を行単位で簡単に制御することができるので、経済的負
担およびプリンタの性能低下等をきたさないという極め
て優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る印字制御方法をマルチラインヘッ
ドを有する熱転写プリンタに適用した一実施例の要部の
構成を示す模式図
【図2】本発明に係る印字制御方法の一実施例を示すフ
ローチャート
【図3】画像データをワークバッファメモリに展開した
状態を説明する模式図
【図4】要部の位置関係を示す説明図
【図5】ワークバッファメモリに展開した画像データを
ラインバッファメモリに展開した状態を説明する模式図
であり、aは通常の印字状態におけるラインバッファメ
モリの状態を示し、bは印字可能領域の終端位置におけ
るラインバッファメモリの状態を示す。
【図6】従来の印字制御方法によるラインバッファメモ
リに画像データを展開した状態を説明する模式図
【図7】従来の印字制御方法による記録媒体の印字可能
領域を越えた場合の分割印字を説明する模式図
【符号の説明】
1 熱転写プリンタ 3 サーマルヘッド 4 用紙 5 走行手段 8 用紙終端検出手段 9 制御手段 10 CG 11 ワークバッファメモリ 12 ラインバッファメモリ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−140265(JP,A) 特開 平3−114863(JP,A) 特開 昭62−44460(JP,A) 特開 平4−135765(JP,A) 特開 平5−96831(JP,A) 特開 平5−96793(JP,A) 特開 平5−246078(JP,A) 特開 平6−64236(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 19/18 B41J 21/00 B41J 29/50

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字情報に基づいて画像データ格納メモ
    リに格納されている画像データを、複数のワークバッフ
    ァメモリに行単位にて一旦展開し、その後印字ヘッドの
    印字行幅に対応させたラインバッファメモリに展開させ
    ることにより、複数行の画像データを印字ヘッドの一
    査の印字動作で印字する印字制御方法であって、 記録媒体に対する印字位置が記録媒体の印字可能領域の
    最終端位置となった場合に、該記録媒体の残りの印字可
    能範囲を判別し、この判別結果に基づいて、前記複数の
    ワークバッファメモリに展開されている画像データを行
    単位で分割可能か否かを判断し、前記印字可能範囲の行
    に対応した前記ワークバッファメモリの分割可能な行単
    位の画像データのみを前記ラインバッファメモリに展開
    させて印字する ことを特徴とする印字制御方法。
JP30523892A 1992-11-16 1992-11-16 印字制御方法 Expired - Fee Related JP2878536B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30523892A JP2878536B2 (ja) 1992-11-16 1992-11-16 印字制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30523892A JP2878536B2 (ja) 1992-11-16 1992-11-16 印字制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06143728A JPH06143728A (ja) 1994-05-24
JP2878536B2 true JP2878536B2 (ja) 1999-04-05

Family

ID=17942699

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30523892A Expired - Fee Related JP2878536B2 (ja) 1992-11-16 1992-11-16 印字制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2878536B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06143728A (ja) 1994-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1862317B1 (en) Thermal printer and method of controlling the same
JP3094658B2 (ja) テープ印字装置
US4929099A (en) Multi-line serial printer
JP2878536B2 (ja) 印字制御方法
JP3016515B2 (ja) 文字処理装置および方法
US5603578A (en) Serial printer and printing method therefor
JP3101382B2 (ja) 記録装置、ホストシステム及び記録システム
US5020005A (en) Image overlay printing controlling method and apparatus for printer
JP2844731B2 (ja) 印字データ処理装置
JP2000127368A (ja) 記録装置および記録動作制御方法
JP3049458B2 (ja) 熱転写記録装置
JP3139514B2 (ja) テープ印字装置
JP3313781B2 (ja) 印字装置
JP4320478B2 (ja) プリンタ及び印刷方法
JP3424708B2 (ja) ドットマトリクス印字システム
JP3947890B2 (ja) プリンタ
JPH0531998A (ja) ジヤーナル印字制御方法
JP2984156B2 (ja) 記録方法およびその装置
JPS61287379A (ja) 印字制御方式
JP3640123B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成方法並びに画像形成装置制御用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2551792B2 (ja) 記録計の印字方式
JP3383062B2 (ja) 印字装置とその改行方法
JPH0890837A (ja) ラインプリンタの印字方法
JPH0596831A (ja) 印字装置および印字方法
JPH0596793A (ja) 印字装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990112

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080122

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090122

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees