JP3640123B2 - 画像形成装置及び画像形成方法並びに画像形成装置制御用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パーソナルコンピュータ等のホスト装置あるいは他の画像形成装置からデータを受信して画像を形成する画像形成装置、及び画像形成方法、並びに画像形成装置の制御用のプログラムを記録した記録媒体の技術分野に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、パーソナルコンピュータ等に接続されるプリンタとしては、1ページ毎にプリントを行うレーザプリンタ等のページプリンタが一般に用いられている。
【0003】
このプリンタを用いる場合には、パーソナルコンピュータ等のホスト装置上で起動されるプリンタドライバが、印刷情報を一旦プリントコマンド(ページ記述言語)に翻訳し、プリンタへ送信する方式と、ホスト装置側で印刷情報をビットマップデータあるいはランレングスデータ等に展開し、プリンタへ当該ビットマップデータあるいはランレングスデータ等を送信する方式が採用されている。
【0004】
前者の方式を採用する場合には、プリンタ側で受け取ったプリントコマンドを理解してビットマップへ展開するためにプリンタ側に高い処理能力を持ったCPUを備える必要があり、後者の方式を採用する場合には、プリンタは簡単なイメージの点描だけを行うので、プリンタ側に高い処理能力を持ったCPUを備える必要がない。
【0005】
しかし、いずれの方式を用いた場合でも、プリンタへのデータの送信は1ページ単位で行われ、プリンタは指定されたサイズの紙に1ページ単位のデータのプリントを行うようになっている。
【0006】
従って、従来のプリンタにおいては、最大の用紙サイズよりも大きな描画範囲を有する画像データを受信しても、1枚の用紙でプリント可能な範囲しか印刷されなかった。
【0007】
そこで、特開平6−67819号公報に開示されているように、前記のような描画範囲の画像については、複数枚の用紙に画像を分割して印字する装置が提案された。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のプリンタにおいては、図7に斜線部で示すように、描画範囲が4枚の用紙にまたがる場合には、横方向にはみ出す幅Wが僅かであっても、図7に示すように、はみ出し部分201,202をそれぞれ別の用紙に印刷するので、結局4枚の用紙に分割して印刷が行われることになる。
【0009】
そして、このような印刷が行われた場合には、通常、描画部分のみを用紙から切り取り、各描画部分を張り合わせて一つの画像を作成している。
【0010】
従って、はみ出し部分201,202を合わせた大きさが、用紙1枚分よりも小さいのにも拘わらず、2枚の用紙について切り取り作業を行わなければならず、用紙が無駄に消費されるという問題があった。
【0011】
本発明は、上述の問題点に鑑みなされたものであり、画像データの描画範囲がプリント範囲を越える場合でも、用紙を無駄にすることなく、適切に画像形成を行うことのできる画像形成装置、及び画像形成方法、並びに画像形成装置の制御用のプログラムを記録した記録媒体を提供することを課題としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の画像形成装置は、上記課題を解決するために、画像記述データを受信する受信手段と、前記受信手段により受信した画像記述データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶した前記画像記述データに基づいて描画データを生成するデータ解析手段と、前記データ解析手段により生成された描画データに基づいて記録材上に画像を形成する画像形成手段と、前記描画データの全描画範囲が、予め設定された記録材一頁分の最大画像形成範囲を越える場合には、前記最大画像形成範囲を一画像形成単位として前記全描画範囲を分割し、当該分割により前記最大画像形成範囲未満となる描画範囲の横幅が前記記録材の幅の半分未満若しくは該描画範囲の縦幅が前記記録材の高さの半分未満であるとき、該描画範囲は他の前記最大画像形成範囲未満となる描画範囲と合成可能であると判断し、前記最大画像形成範囲未満となる描画範囲を、前記最大画像形成範囲内に収まる組み合わせにて、いずれかの一画像形成単位内に描画位置を変更させ、前記画像形成手段により全描画範囲に対して画像形成を行わせる画像形成制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】
請求項1に記載の画像形成装置によれば、受信手段により受信された画像記述データは、記憶手段に記憶された後、データ解析手段により解析され、この解析の結果、描画データが生成される。生成された描画データは、画像形成手段により記録材上に顕像化されることになるが、画像形成制御手段は、前記描画データの描画範囲が、予め設定された記録材一頁分の最大画像形成範囲を越える場合には、該最大画像形成範囲を一画像形成単位として全描画範囲を分割する。更に、分割により最大画像形成範囲未満となる描画範囲については、当該描画範囲の横幅が前記記録材の幅の半分未満若しくは該描画範囲の縦幅が前記記録材の高さの半分未満であるとき、該描画範囲は他の前記最大画像形成範囲未満となる描画範囲と合成可能であると判断し、前記最大画像形成範囲未満となる描画範囲を、最大画像形成範囲内に収まるように最大画像形成範囲未満となる描画範囲のデータを組み合わせ、いずれかの一画像形成単位内に描画位置を変更させる。そして、前記画像形成手段により全描画範囲に対して画像形成を行わせる。その結果、前記描画データは、描画範囲の大きさに拘わらず、確実に画像形成され、かつ、最大画像形成範囲未満となる描画範囲については、記録材一頁の大きさを超えない限りにおいて合成されて画像形成されるので、記録材が節約される。
請求項2に記載の画像形成装置は、画像記述データを受信する受信手段と、前記受信手段により受信した画像記述データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶した前記画像記述データに基づいて描画データを生成するデータ解析手段と、前記データ解析手段により生成された描画データに基づいて記録材上に画像を形成する画像形成手段と、前記描画データの全描画範囲が、予め設定された記録材一頁分の最大画像形成範囲を縦方向及び 横方向において越える場合には、前記最大画像形成範囲を一画像形成単位として前記全描画範囲を前記最大画像形成範囲と等しい大きさの画像と、前記横方向において前記最大画像形成範囲よりも小さな領域の横端画像と、前記縦方向において前記最大画像形成範囲よりも小さな領域の縦端画像とに分割し、前記横端画像が複数あるときは複数の前記横端画像同士を前記最大画像形成範囲内に収まる組み合わせにて、何れかの一画像形成単位内に合成し、前記縦端画像が複数あるときは複数の前記縦端画像同士を前記最大画像形成範囲内に収まる組み合わせにて、何れかの一画像形成単位内に合成し、前記画像形成手段により全描画範囲に対して画像形成を行わせる画像形成制御手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の画像形成装置によれば、受信手段により受信された画像記述データは、記憶手段に記憶された後、データ解析手段により解析され、この解析の結果、描画データが生成される。生成された描画データは、画像形成手段により記録材上に顕像化されることになるが、画像形成制御手段は、前記描画データの描画範囲が、予め設定された記録材一頁分の最大画像形成範囲を縦方向及び横方向において越える場合には、前記最大画像形成範囲を一画像形成単位として全描画範囲を前記最大画像形成範囲と等しい大きさの画像と、前記横方向において前記最大画像形成範囲よりも小さな領域の横端画像と、前記縦方向において前記最大画像形成範囲よりも小さな領域の縦端画像とに分割する。そして分割の結果前記横端画像が複数あるときは複数の前記横端画像同士を前記最大画像形成範囲内に収まる組み合わせにて、何れかの一画像形成単位内に合成し、前記縦端画像が複数あるときは複数の前記縦端画像同士を前記最大画像形成範囲内に収まる組み合わせにて、何れかの一画像形成単位内に合成し、前記画像形成手段により全描画範囲に対して画像形成を行わせる。その結果、前記描画データは、描画範囲の大きさに拘わらず、確実に画像形成され、かつ、最大画像形成範囲未満となる描画範囲は、記録材一頁の大きさを超えない限りにおいて合成されて画像形成されるので、記録材が節約される。
【0014】
請求項3に記載の画像形成装置は、請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置において、前記画像形成制御手段は、更に、組み合わせる各描画範囲の間に所定の間隙を設けて前記画像形成手段により画像形成させることを特徴とする。
【0015】
請求項3に記載の画像形成装置によれば、記録材一頁内に組み合わされて画像形成される各描画範囲の間には、所定の間隙が設けられるので、画像形成後に、各描画範囲ごとに切り取る作業が容易となる。
【0016】
請求項4に記載の画像形成装置は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記画像形成制御手段は、更に、組み合わせる各描画範囲の境界線を前記画像形成手段により画像形成させることを特徴とする。
【0017】
請求項4に記載の画像形成装置によれば、記録材一頁内に組み合わされて画像形成される各描画範囲の間には、各描画範囲の境界線が顕像化されるので、画像形成後に各描画範囲ごとに切り取る作業がより一層容易となる。
【0018】
請求項5に記載の画像形成方法は、上記課題を解決するために、画像記述データを受信する工程と、前記受信した画像記述データを記憶する工程と、前記記憶した前記画像記述データに基づいて描画データを生成する工程と、前記生成された描画データに基づいて記録材上に画像を形成する画像形成工程であって、前記描画データの全描画範囲が、予め設定された記録材一頁分の最大画像形成範囲を越える場合には、前記最大画像形成範囲を一画像形成単位として前記全描画範囲を分割し、当該分割により前記最大画像形成範囲未満となる描画範囲の横幅が前記記録材の幅の半分未満若しくは該描画範囲の縦幅が前記記録材の高さの半分未満であるとき、該描画範囲は他の前記最大画像形成範囲未満となる描画範囲と合成可能であると判断し、前記最大画像形成範囲未満となる描画範囲を、前記最大画像形成範囲内に収まる組み合わせにて、いずれかの一画像形成単位内に描画位置を変更させ、全描画範囲に対して画像を形成する前記画像形成工程とを備えたことを特徴とする。
【0019】
請求項5に記載の画像形成方法によれば、受信された画像記述データは、記憶手段等に記憶された後、データ解析手段により解析され、この解析の結果、描画データが生成される。生成された描画データは、画像形成工程において記録材上に顕像化されることになるが、前記描画データの描画範囲が、予め設定された記録材一頁分の最大画像形成範囲を越える場合には、該最大画像形成範囲を一画像形成単位として全描画範囲が分割される。更に、分割により最大画像形成範囲未満となる描画範囲については、当該描画範囲の横幅が前記記録材の幅の半分未満若しくは該描画範囲の縦幅が前記記録材の高さの半分未満であるとき、該描画範囲は他の前記最大画像形成範囲未満となる描画範囲と合成可能であると判断し、前記最大画像形成範囲未満となる描画範囲を、最大画像形成範囲内に収まるように最大画像形成範囲未満となる描画範囲のデータが組み合わされ、いずれかの一画像形成単位内に描画位置を変更される。そして、画像形成工程において全描画範囲に対して画像形成が行われる。その結果、前記描画データは、描画範囲の大きさに拘わらず、確実に画像形成され、かつ、最大画像形成範囲未満となる描画範囲については、記録材一頁の大きさを超えない限りにおいて合成されて画像形成されるので、記録材が節約される。
請求項6に記載の画像形成方法は、上記課題を解決するために、画像記述データを受信する工程と、前記受信した画像記述データを記憶する工程と、前記記憶した前記画像記述データに基づいて描画データを生成する工程と、前記生成された描画データに基づいて記録材上に画像を形成する画像形成工程であって、前記描画データの全描画範囲が、予め設定された記録材一頁分の最大画像形成範囲を縦方向及び横方向において越える場合には、前記最大画像形成範囲を一画像形成単位として前記全描画範囲を前記最大画像形成範囲と等しい大きさの画像と、前記横方向において前記最大画像形成範囲よりも小さな領域の横端画像と、前記縦方向において前記最大画像形成範囲よりも小さな領域の縦端画像とに分割し、前記横端画像が複数あるときは複数の前記横端画像同士を前記最大画像形成範囲内に収まる組み合わせにて、何れかの一画像形成単位内に合成し、前記縦端画像が複数あるときは複数の前記縦端画像同士を前記最大画像形成範囲内に収まる組み合わせにて、何れかの一画像形成単位内に合成し、全描画範囲に対して画像形成を行わせる前記画像形成工程と、を備えたことを特徴とする。その結果、前記描画データは、描画範囲の大きさに拘わらず、確実に画像形成され、かつ、最大画像形成範囲未満となる描画範囲については、記録材一頁の大きさを超えない限りにおいて合成されて画像形成されるので、記録材が節約される。
【0020】
請求項7に記載の画像形成方法は、請求項5又は請求項6に記載の画像形成方法において、前記画像形成工程は、更に、組み合わせる各描画範囲の間に所定の間隙を設けて画像形成する工程を含むことを特徴とする。
【0021】
請求項7に記載の画像形成方法によれば、記録材一頁内に組み合わされて画像形成される各描画範囲の間には、所定の間隙が設けられるので、画像形成後に、各描画範囲ごとに切り取る作業が容易となる。
【0022】
請求項8に記載の画像形成方法は、請求項5乃至請求項7のいずれか一項に記載の画像形成方法において、前記画像形成工程は、更に、組み合わせる各描画範囲の境界線を画像形成する工程を含むことを特徴とする。
【0023】
請求項8に記載の画像形成装置によれば、記録材一頁内に組み合わされて画像形成される各描画範囲の間には、各描画範囲の境界線が顕像化されるので、画像形成後に各描画範囲ごとに切り取る作業がより一層容易となる。
【0024】
請求項9に記載の画像形成装置制御用のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、上記課題を解決するために、外部より受信した画像記述データから描画データを生成させ、生成させた描画データに基づいて記録材上に画像を形成させる画像形成装置制御用のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記プログラムは、コンピュータに、前記描画データの描画範囲が予め設定された記録材一頁分の最大画像形成範囲を越えるか否かを判別させ、前記描画データの全描画範囲が、前記最大画像形成範囲を越える場合には、前記最大画像形成範囲を一画像形成単位として前記全描画範囲を分割させ、当該分割により前記最大画像形成範囲未満となる描画範囲の横幅が前記記録材の幅の半分未満若しくは該描画範囲の縦幅が前記記録材の高さの半分未満であるとき、該描画範囲は他の前記最大画像形成範囲未満となる描画範囲と合成可能であると判断し、前記最大画像形成範囲未満となる描画範囲を、前記最大画像形成範囲内に収まる組み合わせにて、いずれかの一画像形成単位内に描画位置を変更させ、全描画範囲に対して画像形成を行わせることを特徴とする。
【0025】
請求項9に記載の画像形成装置制御用プログラムを記録した記録媒体を、コンピュータに読み取らせることにより、外部から受信された画像記述データに基づいて描画データを生成させ、生成させた描画データに基づいて記録材上への画像形成を行わせるが、前記描画データの描画範囲が、予め設定された記録材一頁分の画像形成範囲を越える場合には、該画像形成範囲に収まるように前記描画範囲を分割させ。更に、分割により最大画像形成範囲未満となる描画範囲については、当該描画範囲の横幅が前記記録材の幅の半分未満若しくは該描画範囲の縦幅が前記記録材の高さの半分未満であるとき、該描画範囲は他の前記最大画像形成範囲未満となる描画範囲と合成可能であると判断し、前記最大画像形成範囲未満となる描画範囲を、最大画像形成範囲内に収まるように最大画像形成範囲未満となる描画範囲のデータを組み合せる処理を行わせ、いずれかの一画像形成単位内に描画位置を変更させる。そして、全描画範囲に対して画像形成を行わせる。その結果、前記描画データは、描画範囲の大きさに拘わらず、確実に画像形成され、かつ、最大画像形成範囲未満となる描画範囲については、記録材一頁の大きさを超えない限りにおいて合成されて画像形成されるので、記録材が節約される。
請求項10に記載の画像形成装置制御用のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、上記課題を解決するために、外部より受信した画像記述データから描画データを生成させ、生成させた描画データに基づいて記録材上に画像を形成させる画像形成装置制御用のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記プログラムは、コンピュータに、前記描画データの描画範囲が予め設定された記録材一頁分の最大画像形成範囲を越えるか否かを判別させ、前記描画データの全描画範囲が、前記最大画像形成範囲を縦方向及び横方向において越える場合には、前記最大画像形成範囲を一画像形成単位として前記全描画範囲を前記最大画像形成範囲と等しい大きさの画像と、前記横方向において前記最大画像形成範囲よりも小さな領域の横端画像と、前記縦方向において前記最大画像形成範囲よりも小さな領域の縦端画像とに分割し、前記横端画像が複数あるときは複数の前記横端画像同士を前記最大画像形成範囲内に収まる組み合わせにて、何れかの一画像形成単位内に合成し、前記縦端画像が複数あるときは複数の前記縦端画像同士を前記最大画像形成範囲内に収まる組み合わせにて、何れかの一画像形成単位内に合成し、全描画範囲に対して画像形成を行わせることを特徴とする。
請求項10に記載の画像形成装置制御用プログラムを記録した記録媒体を、コンピュータに読み取らせることにより、前記描画データは、描画範囲の大きさに拘わらず、確実に画像形成され、かつ、最大画像形成範囲未満となる描画範囲については、記録材一頁の大きさを超えない限りにおいて合成されて画像形成されるので、記録材が節約される。
【0026】
請求項11に記載の画像形成装置制御用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、請求項9又は請求項10に記載の画像形成装置制御用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、外部より受信した画像記述データから描画データを生成させ、生成させた描画データに基づいて記録材上に画像を形成させる画像形成装置制御用のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記プログラムは、コンピュータに、更に、組み合わせる各描画範囲の間に所定の間隙を設けて画像形成を行わせることを特徴とする。
【0027】
請求項11に記載の画像形成装置制御用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を、コンピュータに読み取らせることにより、記録材一頁内に組み合わさせて画像形成させる各描画範囲の間に、所定の間隙を設けさせるので、画像形成後に、各描画範囲ごとに切り取る作業が容易となる。
【0028】
請求項12に記載の画像形成装置制御用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、請求項9乃至請求項11のいずれか一項に記載の画像形成装置制御用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、外部より受信した画像記述データから描画データを生成させ、生成させた描画データに基づいて記録材上に画像を形成させる画像形成装置制御用のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記プログラムは、コンピュータに、更に、組み合わせる各描画範囲の境界線の画像形成を行わせることを特徴とする。
【0029】
請求項12に記載の画像形成装置制御用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を、コンピュータに読み取らせることにより、記録材一頁内に組み合わさせて画像形成させる各描画範囲の間に、各描画範囲の境界線を顕像化させるので、画像形成後に、各描画範囲ごとに切り取る作業がより一層容易となる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した実施形態を添付図面の図1乃至図6に基づいて説明する。
【0031】
図1は本発明の一実施形態における画像形成装置の主要部の概略構成を示すブロック図である。
【0032】
本実施形態の画像形成装置としてのプリンタ1は、CPU2、ホストインターフェース3、ROM4、RAM5、及びエンジンインターフェース6を備えたプリンタコントローラ部と、画像形成手段としてのプリンタエンジン7とを備えている。
【0033】
プリンタコントローラ部は、図示しないホスト装置から送信される画像記述言語等で記述されたプリントデータの受信及び記憶、更には描画データとしてのビットマップデータ等への展開、また、当該ビットマップデータ等のプリンタエンジン7への出力、及びプリンタエンジン7の駆動制御等を行っている。
【0034】
これらの各処理は、CPU2がエミュレーションプログラム及び制御プログラムを実行し、ホストインターフェース3、ROM4、RAM5、及びエンジンインターフェース6を制御することにより、プリンタコントローラ部を受信手段、記憶手段、データ解析手段、及び画像形成制御手段として機能させることにより実現されるものである。以下、CPU2によって制御される各要素について説明する。
【0035】
ホストインターフェース3は、図示しないコンピュータ等のホスト装置と、プリンタコントローラ部との通信を行う手段であり、ネットワーク等を介してホスト装置と接続されている。
【0036】
ROM4は、プログラム及びデータを記憶する手段であり、前記エミュレーションプログラム、及びプリンタ全体を制御する制御プログラム、並びに文字等のフォントデータ等が格納されている。
【0037】
RAM5は、印刷ジョブデータを記憶する受信バッファ、あるいはページメモリとして機能し、エミュレーションプログラム、あるいは制御プログラムで使用する各種パラメータ等を記憶する。
【0038】
プリンタエンジンインターフェース6は、プリンタエンジン7とプリンタコントローラ部との通信を行うものである。
【0039】
なお、図1には図示していないが、RAM5の記憶容量を補うハードディスクと、ハードディスクとの接続を行うためのハードディスクインターフェース等を備えるように構成しても良い。
【0040】
なお、CPU2、ホストインターフェース3、ROM4、RAM5、及びプリンタエンジンインターフェース6は、バス8を介して相互に接続されている。
【0041】
また、本実施形態では、ROM4内にエミュレーションプログラム、プリンタ全体を制御する制御プログラム、及び文字等のフォントデータを記録することとしたが、これらをハードディスク内に記録し、必要に応じてRAM5上に読み出すように構成することも可能である。また、記録媒体としては、本実施形態ではROM4が相当しているが、この形態の他には、エミュレーションプログラムや制御プログラムをフロッピィーディスクやCD−ROMに記録させておき、プリンタコントローラ部にこれらの読み取りドライブ装置を接続し、プリンタコントローラ部のROMにはフロッピィーディスクやCD−ROMの読み取りプログラムを記録させておき、フロッピィーディスクやCD−ROMから制御プログラム等を読み出してコントローラを制御させるようにすることも可能である。この場合、フロッピィーディスクやCD−ROMが記録媒体に相当する。また、他のプリンタやホストコンピュータから制御プログラムをインストールして動作させることもできる。この場合は、他のプリンタやホストコンピュータの制御プログラムを記録したメモリが本発明の記録媒体に相当するのである。
【0042】
次に、プリンタエンジン7は、電子写真方式を用いたレーザービームプリンタ、あるいはインクジェット方式のプリンタ等の画像形成手段であり、プリンタコントローラ部から送信される描画データに基づいてカット紙上に画像を形成する。
【0043】
以上のようなシステムにおいては、CPU2による制御の下でホスト装置からホストインターフェース3を介してプリンタコントローラ部で受信される印刷ジョブデータは、RAM5内の受信バッファに記憶される。そして、印刷ジョブデータを記憶後、プリンタコントローラ部のCPU2がROM4に予め記憶されたエミュレーションプログラムを実行することにより受信バッファとしてのRAM5内に記憶している印刷ジョブデータを読み出し、印刷ジョブデータを解析してページメモリへの展開処理を行う。このページメモリ内に展開された結果は、プリンタエンジンインターフェース6を介してプリンタエンジン7に送られ、プリンタエンジン7で印刷され、出力される。
【0044】
このような機能は従来のプリンタにおいても同様に備えられていたが、従来においては、印刷ジョブデータに基づく描画範囲が、最大画像形成範囲を越えると、印刷可能範囲を越える範囲については、その範囲の大きさに拘わらず、1枚の用紙に印刷していた。
【0045】
そこで、本実施形態では、画像形成制御手段としてのプリンタコントローラ部により、描画範囲が最大画像形成範囲を越える場合には、当該描画範囲を最大画像形成範囲毎に分割し、この分割により最大画像形成範囲未満となる描画範囲については、最大画像形成範囲内に収まるように組み合わせ、1枚の用紙にできるだけ多くの画像をプリントするように制御を行うこととした。そして、このような組み合わせ処理及び分割に基づくプリントの繰り返し回数を決定し、ページ送りを行いながら、当該繰り返し回数分の印刷を行うことで、全描画範囲について印刷を行うこととした。
【0046】
以下、図2及び図3のフローチャートと、図4(A),(B)及び図5並びに図6(A)〜(D)の説明図に基づいて本実施形態における具体的な印刷処理について説明する。
【0047】
まず、ホスト装置から印刷データが送信されると、この印刷データはホストインターフェース3を介して受信され、RAM5内の受信バッファに記憶される(ステップS1)。
【0048】
次に、印刷データを記憶後、ROM4に予め記憶されたエミュレーションプログラムをプリンタコントローラ部のCPU2が実行することにより受信バッファとしてのRAM5内に記憶している印刷データを読み出し、印刷データを解析してビットマップデータとしてページメモリへ展開する(ステップS2)。
【0049】
この展開処理は、例えば、用紙の幅方向をX方向、排紙方向をY方向として、印刷データの描画範囲を、ページメモリのX方向アドレスとY方向アドレスにより計算しながら行われる。他にも、ポイント、ドット等の単位で計算を行っても良い。
【0050】
そして、計算の結果、印刷データに基づく印刷領域の大きさが、用紙サイズ以下である場合には(ステップS3;NO)、ページメモリ内に展開された結果は、プリンタエンジンインターフェース6を介してプリンタエンジン7に送られ、プリンタエンジン7で印刷され、出力される(ステップS7)。
【0051】
しかし、図4(A)に示すように、斜線で描かれた印刷データに基づく印刷領域の大きさが、幅X、高さYの用紙サイズを超える場合には(ステップS3;YES)、ビットマップデータ領域を用紙サイズの大きさで分割する(ステップS4)。
【0052】
この結果、印刷データは、図4(A)に示すように、用紙サイズよりも小さな領域9,10,11と、用紙サイズと等しい大きさの領域12とに分割され、分割された領域ごとに印刷を実行すれば、全領域についての画像形成が可能となる。
【0053】
しかし、この状態のままで印刷を実行してしまうと、従来例と同様に4枚の用紙を使用することになってしまう。
【0054】
そこで、本実施形態では、用紙サイズよりも小さな領域を、1枚の用紙に合成可能か否かを判定する(ステップS5)。
【0055】
この判定処理の詳細は、図3のフローチャートに示されており、まず、横方向(X方向)の分割数が2以上であるか否かを判定する(ステップS10)。その結果、図4(A)に示すように、横方向の分割数が2であったような場合には(ステップS10;YES)、次に、横端画像の幅と予め定められた隙間とを加えた大きさが、用紙幅の半分未満であるか否かを判定する(ステップS11)。例えば、図4(A)に示す例では、領域9,10の画像が横端画像であり、これらについては、図4(B)に示すように幅aと、本実施形態で定めた隙間の幅bとを加えても、用紙幅Xの半分未満である。このように、横端画像の幅と予め定められた隙間とを加えた大きさが、用紙幅の半分未満である場合には(ステップS11;YES)、横方向の合成が可能であると判定する(ステップS12)。
【0056】
一方、横方向の分割数が1の場合(ステップS10;NO)、あるいは横端画像の幅と予め定められた隙間とを加えた大きさが、用紙幅の半分以上である場合(ステップS11;YES)には、横方向の合成が不可能であると判定する(ステップS13)。
【0057】
なお、以上のように、予め定められた幅の隙間を設けるのは、印刷後における切り取り作業を容易にするためである。
【0058】
次に、縦方向について同様の処理を行う。つまり、縦方向(Y方向)の分割数が2以上であるか否かを判定する(ステップS14)。その結果、図4(A)に示すように、縦方向の分割数が2であったような場合には(ステップS14;YES)、次に、縦端画像の幅と予め定められた隙間とを加えた大きさが、用紙高さの半分未満であるか否かを判定する(ステップS15)。例えば、図4(A)に示す例では、領域11の画像が縦端画像であり、これについては、図4(B)に示すように幅cと本実施形態で定めた隙間の幅bとを加えると、用紙高さY以上となる。従って、このように縦端画像の幅と予め定められた隙間とを加えた大きさが、用紙高さの半分以上である場合には(ステップS15;NO)、縦方向の合成が不可能であると判定する(ステップS17)。しかし、印刷データが図5に示すような大きさの場合には、縦端画像14,15,16,17,18の幅cと前記隙間bとを加えた大きさは、用紙高さYの半分未満である。このように、縦端画像の幅と予め定められた隙間とを加えた大きさが、用紙高さの半分未満である場合には(ステップS15;YES)、縦方向の合成が可能であると判定する(ステップS16)。
【0059】
なお、縦方向の分割数が1の場合(ステップS14;NO)には、縦方向の合成が不可能であると判定する(ステップS17)。
【0060】
以上のような判定処理の結果、横方向あるいは縦方向の少なくともいずれか一方について、合成可能と判定された場合には(ステップS5;YES)、横方向あるいは縦方向に横端画像あるいは縦端画像のビットマップを合成する(ステップS6)。この合成は、各横端画像あるいは各縦端画像の幅と各隙間の幅を加えた大きさが、用紙幅あるいは用紙高さを超えない限り、各画像が1枚の用紙に収まるように、各画像の描画位置を変更させることにより行われる。
【0061】
一方、横方向及び縦方向のいずれについても合成不可能である場合には(ステップS5;NO)、合成を行わない。
【0062】
そして、以上のようにして合成したデータを含む全画像領域のビットマップデータを、プリンタエンジンインターフェース6を介してプリンタエンジン7に出力し、印刷を実行する(ステップS7)。
【0063】
その結果、図4(B)、あるいは図6(A)〜(D)に示すように、複数の横端画像あるいは縦端画像が1枚の用紙に印刷され、図4(B)の場合には1枚の用紙が節約されたことになる。また、図5の場合には、6枚の用紙が節約されたことになる。
【0064】
以上のように、本実施形態によれば、横端画像あるいは縦端画像を1枚の用紙に収まるように描画位置を変更して合成を行うので、描画範囲が用紙サイズを超える画像を印刷する場合でも、用紙の節約を行うことができる。
【0065】
(変形例)
上述した実施形態においては、印刷後の切り取りの便宜を図るために、合成する画像間に空白の隙間を設けるように構成したが、更に、各画像の境界を明確にするように境界線を印刷するように構成しても良い。
【0066】
つまり、図4(B)に矢印で示す各画像の境界線に、点線等の印刷を行うことにより、各画像をより一層適切に切り取ることが可能となる。
【0067】
また、図5のように合成画像が多数に及ぶ場合には、各画像に対応した番号を合成画像の余白領域等に印刷するようにしても良い。このようにすれば、各画像が似通ったものである場合にも、切り取り後における張り合わせ作業が容易となる。
【0068】
なお、実施形態として、ホスト装置からプリンタへ印刷データを送信する場合について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、他のプリンタから同様の印刷データが送信された場合でも同様の処理により対処することができる。
【0069】
また、実施形態として、印刷データの描画範囲が当初から用紙サイズを越える場合についてのみ説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、拡大印刷のコマンドをホスト装置等から送信し、プリンタ側において拡大印刷コマンドを実行した結果、描画範囲が用紙サイズを越える場合でも、上述と同様の処理を行うことができる。
【0070】
【発明の効果】
請求項1に記載の画像形成装置によれば、描画データの全描画範囲が、予め設定された記録材一頁分の最大画像形成範囲を越える場合には、最大画像形成範囲を一画像形成単位として全描画範囲を分割し、当該分割により最大画像形成範囲未満となる描画範囲については、当該描画範囲の横幅が前記記録材の幅の半分未満若しくは該描画範囲の縦幅が記録材の高さの半分未満であるとき、該描画範囲は他の最大画像形成範囲未満となる描画範囲と合成可能であると判断し、最大画像形成範囲未満となる描画範囲を、最大画像形成範囲内に収まる組み合わせにて、いずれかの一画像形成単位内に描画位置を変更させ、全描画範囲に対して画像形成を行わせるようにしたので、描画範囲の大きさに拘わらず、確実に画像形成を行うことができ、かつ、最大画像形成範囲未満となる描画範囲については、記録材一頁の大きさを超えない限りにおいて合成されて画像形成することができるので、記録材の節約を図ることができる。
【0071】
請求項3に記載の画像形成装置によれば、記録材一頁内に組み合わされて画像形成される各描画範囲の間に、所定の間隙を設けるので、画像形成後に、各描画範囲ごとに切り取る作業を容易にすることができる。
【0072】
請求項4に記載の画像形成装置によれば、記録材一頁内に組み合わされて画像形成される各描画範囲の間に、各描画範囲の境界線を顕像化するので、画像形成後に各描画範囲ごとに切り取る作業をより一層容易にすることができる。
【0073】
請求項5に記載の画像形成方法によれば、描画データの全描画範囲が、予め設定された記録材一頁分の最大画像形成範囲を越える場合には、最大画像形成範囲を一画像形成単位として全描画範囲を分割し、当該分割により最大画像形成範囲未満となる描画範囲については、当該描画範囲の横幅が記録材の幅の半分未満若しくは該描画範囲の縦幅が記録材の高さの半分未満であるとき、該描画範囲は他の最大画像形成範囲未満となる描画範囲と合成可能であると判断し、最大画像形成範囲未満となる描画範囲を、最大画像形成範囲内に収まる組み合わせにて、いずれかの一画像形成単位内に描画位置を変更させ、全描画範囲に対して画像形成を行うようにしたので、描画範囲の大きさに拘わらず、確実に画像形成を行うことができ、かつ、最大画像形成範囲未満となる描画範囲については、記録材一頁の大きさを超えない限りにおいて合成されて画像形成することができるので、記録材の節約を図ることができる。
【0074】
請求項7に記載の画像形成方法によれば、記録材一頁内に組み合わされて画像形成される各描画範囲の間に、所定の間隙を設けるので、画像形成後に、各描画範囲ごとに切り取る作業を容易にすることができる。
【0075】
請求項8に記載の画像形成装置によれば、記録材一頁内に組み合わされて画像形成される各描画範囲の間に、各描画範囲の境界線を顕像化するので、画像形成後に各描画範囲ごとに切り取る作業をより一層容易にすることができる。
【0076】
請求項9に記載の画像形成装置制御用プログラムを記録した記録媒体を、コンピュータに読み取らせることにより、描画データの描画範囲が、予め設定された記録材一頁分の最大画像形成範囲を越える場合には、最大画像形成範囲に収まるように描画範囲が分割され、更に、分割により最大画像形成範囲未満となる描画範囲については、当該描画範囲の横幅が記録材の幅の半分未満若しくは該描画範囲の縦幅が記録材の高さの半分未満であるとき、該描画範囲は他の最大画像形成範囲未満となる描画範囲と合成可能であると判断し、最大画像形成範囲未満となる描画範囲を、最大画像形成範囲内に収まるように最大画像形成範囲未満となる描画範囲のデータを組み合され、いずれかの一画像形成単位内に描画位置を変更させ、全描画範囲に対して画像形成が行われるので、描画範囲の大きさに拘わらず、確実に画像形成を行うことができ、かつ、最大画像形成範囲未満となる描画範囲については、記録材一頁の大きさを超えない限りにおいて合成されて画像形成することができるので、記録材の節約を図ることができる。
【0077】
請求項11に記載の画像形成装置制御用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を、コンピュータに読み取らせることにより、記録材一頁内に組み合わさせて画像形成させる各描画範囲の間に、所定の間隙が設けられるので、画像形成後に、各描画範囲ごとに切り取る作業を容易にすることができる。
【0078】
請求項12に記載の画像形成装置制御用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を、コンピュータに読み取らせることにより、記録材一頁内に組み合わされて画像形成される各描画範囲の間に、各描画範囲の境界線が顕像化されるので、画像形成後に、各描画範囲ごとに切り取る作業をより一層容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態におけるプリンタの概略構成を示すブロック図である。
【図2】 図1のプリンタにおける印刷処理を示すフローチャートである。
【図3】 図1のプリンタにおける横端画像及び縦端画像の合成判定処理を示すフローチャートである。
【図4】 (A)は図1のプリンタにおける最大画像形成範囲を超える描画範囲を示す図、(B)は図1のプリンタにおける印刷結果を示す図である。
【図5】 図1のプリンタにおける最大画像形成範囲を超える描画範囲の他の例を示す図
【図6】 (A)は図5の描画範囲の内、横端画像の印刷結果を示す図である。(B)は図5の描画範囲の内、残りの横端画像の印刷結果を示す図、(C)は図5の描画範囲の内、縦端画像の印刷結果を示す図、(D)は図5の描画範囲の内、残りの縦端画像の印刷結果を示す図である。
【図7】 (A)は従来のプリンタにおける最大画像形成範囲を超える描画範囲を示す図、(B)は従来のプリンタにおける印刷結果を示す図である。
【符号の説明】
1…プリンタ
2…CPU
3…ホストインターフェース
4…ROM
5…RAM
6…プリンタエンジンインターフェース
7…プリンタエンジン
8…バス
9,10,14,15,16,17,18…縦端画像領域
19,20,21,22,23…横端画像領域
Claims (12)
- 画像記述データを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信した画像記述データを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶した前記画像記述データに基づいて描画データを生成するデータ解析手段と、
前記データ解析手段により生成された描画データに基づいて記録材上に画像を形成する画像形成手段と、
前記描画データの全描画範囲が、予め設定された記録材一頁分の最大画像形成範囲を越える場合には、前記最大画像形成範囲を一画像形成単位として前記全描画範囲を分割し、当該分割により前記最大画像形成範囲未満となる描画範囲の横幅が前記記録材の幅の半分未満若しくは該描画範囲の縦幅が前記記録材の高さの半分未満であるとき、該描画範囲は他の前記最大画像形成範囲未満となる描画範囲と合成可能であると判断し、前記最大画像形成範囲未満となる描画範囲を、前記最大画像形成範囲内に収まる組み合わせにて、いずれかの一画像形成単位内に描画位置を変更させ、前記画像形成手段により全描画範囲に対して画像形成を行わせる画像形成制御手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 画像記述データを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信した画像記述データを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶した前記画像記述データに基づいて描画データを生成するデータ解析手段と、
前記データ解析手段により生成された描画データに基づいて記録材上に画像を形成する画像形成手段と、
前記描画データの全描画範囲が、予め設定された記録材一頁分の最大画像形成範囲を縦方向及び横方向において越える場合には、前記最大画像形成範囲を一画像形成単位として前記全描画範囲を前記最大画像形成範囲と等しい大きさの画像と、前記横方向において前記最大画像形成範囲よりも小さな領域の横端画像と、前記縦方向において前記最大画像形成範囲よりも小さな領域の縦端画像とに分割し、前記横端画像が複数あるときは複数の前記横端画像同士を前記最大画像形成範囲内に収まる組み合わせにて、何れかの一画像形成単位内に合成し、前記縦端画像が複数あるときは複数の前記縦端画像同士を前記最大画像形成範囲内に収まる組み合わせにて、何れかの一画像形成単位内に合成し、前記画像形成手段により全描画範囲に対して画像形成を行わせる画像形成制御手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記画像形成制御手段は、更に、組み合わせる各描画範囲の間に所定の間隙を設けて前記画像形成手段により画像形成させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記画像形成制御手段は、更に、組み合わせる各描画範囲の境界線を前記画像形成手段により画像形成させることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 画像記述データを受信する工程と、
前記受信した画像記述データを記憶する工程と、
前記記憶した前記画像記述データに基づいて描画データを生成する工程と、
前記生成された描画データに基づいて記録材上に画像を形成する画像形成工程であって、前記描画データの全描画範囲が、予め設定された記録材一頁分の最大画像形成範囲を越える場合には、前記最大画像形成範囲を一画像形成単位として前記全描画範囲を分割し、当該分割により前記最大画像形成範囲未満となる描画範囲の横幅が前記記録材の幅の半分未満若しくは該描画範囲の縦幅が前記記録材の高さの半分未満であるとき、該描画範囲は他の前記最大画像形成範囲未満となる描画範囲と合成可能であると判断し、前記最大画像 形成範囲未満となる描画範囲を、前記最大画像形成範囲内に収まる組み合わせにて、いずれかの一画像形成単位内に描画位置を変更させ、全描画範囲に対して画像を形成する前記画像形成工程と、
を備えたことを特徴とする画像形成方法。 - 画像記述データを受信する工程と、
前記受信した画像記述データを記憶する工程と、
前記記憶した前記画像記述データに基づいて描画データを生成する工程と、
前記生成された描画データに基づいて記録材上に画像を形成する画像形成工程であって、前記描画データの全描画範囲が、予め設定された記録材一頁分の最大画像形成範囲を縦方向及び横方向において越える場合には、前記最大画像形成範囲を一画像形成単位として前記全描画範囲を前記最大画像形成範囲と等しい大きさの画像と、前記横方向において前記最大画像形成範囲よりも小さな領域の横端画像と、前記縦方向において前記最大画像形成範囲よりも小さな領域の縦端画像とに分割し、前記横端画像が複数あるときは複数の前記横端画像同士を前記最大画像形成範囲内に収まる組み合わせにて、何れかの一画像形成単位内に合成し、前記縦端画像が複数あるときは複数の前記縦端画像同士を前記最大画像形成範囲内に収まる組み合わせにて、何れかの一画像形成単位内に合成し、全描画範囲に対して画像形成を行わせる前記画像形成工程と、
を備えたことを特徴とする画像形成方法。 - 前記画像形成工程は、更に、組み合わせる各描画範囲の間に所定の間隙を設けて画像形成する工程を含むことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の画像形成方法。
- 前記画像形成工程は、更に、組み合わせる各描画範囲の境界線を画像形成する工程を含むことを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれか一項に記載の画像形成方法。
- 外部より受信した画像記述データから描画データを生成させ、生成させた描画データに基づいて記録材上に画像を形成させる画像形成装置制御用のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記プログラムは、コンピュータに、
前記描画データの描画範囲が予め設定された記録材一頁分の最大画像形成範囲を越えるか否かを判別させ、前記描画データの全描画範囲が、前記最大画像形成範囲を越える場合には、前記最大画像形成範囲を一画像形成単位として前記全描画範囲を分割させ、当該分割により前記最大画像形成範囲未満となる描画範囲の横幅が前記記録材の幅の半分未満若しくは該描画範囲の縦幅が前記記録材の高さの半分未満であるとき、該描画範囲は他の前記最大画像形成範囲未満となる描画範囲と合成可能であると判断し、前記最大画像形成範囲未満となる描画範囲を、前記最大画像形成範囲内に収まる組み合わせにて、いずれかの一画像形成単位内に描画位置を変更させ、全描画範囲に対して画像形成を行わせることを特徴とする画像形成装置制御用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 外部より受信した画像記述データから描画データを生成させ、生成させた描画データに基づいて記録材上に画像を形成させる画像形成装置制御用のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記プログラムは、コンピュータに、
前記描画データの描画範囲が予め設定された記録材一頁分の最大画像形成範囲を越えるか否かを判別させ、前記描画データの全描画範囲が、前記最大画像形成範囲を縦方向及び横方向において越える場合には、前記最大画像形成範囲を一画像形成単位として前記全描画範囲を前記最大画像形成範囲と等しい大きさの画像と、前記横方向において前記最大画像形成範囲よりも小さな領域の横端画像と、前記縦方向において前記最大画像形成範囲よりも小さな領域の縦端画像とに分割し、前記横端画像が複数あるときは複数の前記横端画像同士を前記最大画像形成範囲内に収まる組み合わせにて、何れかの一画像形成単位内に合成し、前記縦端画像が複数あるときは複数の前記縦端画像同士を前記最大画像形成範囲 内に収まる組み合わせにて、何れかの一画像形成単位内に合成し、全描画範囲に対して画像形成を行わせることを特徴とする画像形成装置制御用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 外部より受信した画像記述データから描画データを生成させ、生成させた描画データに基づいて記録材上に画像を形成させる画像形成装置制御用のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記プログラムは、コンピュータに、更に、組み合わせる各描画範囲の間に所定の間隙を設けて画像形成を行わせることを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の画像形成装置制御用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 外部より受信した画像記述データから描画データを生成させ、生成させた描画データに基づいて記録材上に画像を形成させる画像形成装置制御用のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記プログラムは、コンピュータに、更に、組み合わせる各描画範囲の境界線の画像形成を行わせることを特徴とする請求項9乃至請求項11のいずれか一項に記載の画像形成装置制御用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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