JPH0691793A - 内装基材 - Google Patents

内装基材

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JPH0691793A
JPH0691793A JP27096292A JP27096292A JPH0691793A JP H0691793 A JPH0691793 A JP H0691793A JP 27096292 A JP27096292 A JP 27096292A JP 27096292 A JP27096292 A JP 27096292A JP H0691793 A JPH0691793 A JP H0691793A
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JP
Japan
Prior art keywords
base material
laminated
smc
paper
interior
Prior art date
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Pending
Application number
JP27096292A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Arinaga
長 一 雄 有
Yoshihiro Asano
野 芳 弘 浅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ikeda Corp
Original Assignee
Ikeda Bussan Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 段ボール基材からなる内装基材にシートモー
ルディングコンパウンド(SMC)を接合する。SMC
の両面よりセパレータフィルムを剥離する剥離作業を行
う必要がなく、作業能率を著しく向上させる。内装基材
の成形時に加熱プレス成形型に離型剤を塗布する必要が
なく、簡易迅速な成形作業を可能とする。 【構成】 中芯紙13と、該中芯紙13の両面に積層さ
れたライナー紙15,16とを備える段ボール基材12
からなる内装基材11において、前記段ボール基材12
の中芯紙13とライナー紙15との間にポリエステル樹
脂にガラス繊維を混入して形成されたシートモールディ
ングコンパウンド(SMC)18が積層され、且つSM
C18の両面にフィルム状ホットメルトシート21,2
2が積層され、所望形状に一体に加熱プレス成形されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内装基材に関し、更に詳
細に説明すると、中芯紙と、該中芯紙の両面に積層され
たライナー紙とを備える段ボール基材からなる内装基材
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両等の内装材として成形天
井やドアトリム及びトランクトリム等が存在し、これら
の内装材の内装基材として中芯紙と、該中芯紙の両面に
積層されたライナー紙とを備える段ボール基材を用いた
ものが知られている。また図4に示す如く、ウレタン基
材2の表面及び裏面にポリエステル樹脂にガラス繊維を
混入して形成されたシートモールディングコンパウンド
(SMC)3,4を接合するものが知られている(特開
平2−208041号公報)。ウレタン基材2の表面及
び裏面に積層されるSMC3,4はガラス繊維マットに
不飽和ポリエステル樹脂を含浸させているので、150
〜170℃で速く硬化し、また空気で硬化が進行しない
ように、図5に示す如く、セパレータフィルム6,6が
SMC3,4の両面に貼着されている。
【0003】SMC3,4の両面よりセパレータフィル
ム6,6を剥離させた状態でSMC3,4を夫々前記ウ
レタン基材2の両面に積層し、これら積層品を下型と上
型とからなる加熱プレス成形型に挿入し、所望形状に加
熱プレス成形することにより内装基材1が形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ウレタン基材2の両面
にSMC3,4を積層する場合に、SMC3,4の両面
よりセパレータフィルム6,6を夫々剥離させなければ
ならず、この剥離作業が煩雑で、SMC3,4が大きく
なればなる程、工数が増加するものであった。また、S
MC3,4の不飽和ポリエステル樹脂が加熱プレス成形
型7に付着し易く、離型剤の塗布作業等を必要とし、成
形作業が煩雑となる欠点を有するものであった。本発明
の目的はSMCの両面よりセパレータフィルムを夫々剥
離させる剥離作業を行う必要がなく、作業能率を著しく
向上させることができ、またSMCの不飽和ポリエステ
ル樹脂が加熱プレス成形型に付着する虞れがなく、離型
剤の塗布作業等を必要とせず、簡易迅速な成形作業を行
うことのできる内装基材を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述せる課題に
鑑みてなされたもので、請求項1に記載の内装基材は、
中芯紙と、該中芯紙の両面に積層されたライナー紙とを
備える段ボール基材からなる内装基材において、前記段
ボール基材の中芯紙とライナー紙との間にポリエステル
樹脂にガラス繊維を混入して形成されたシートモールデ
ィングコンパウンドが積層されていることを特徴とす
る。
【0006】請求項2に記載の内装基材は、中芯紙と、
該中芯紙の両面に積層されたライナー紙とを備える段ボ
ール基材からなる内装基材において、前記段ボール基材
の中芯紙とライナー紙との間にポリエステル樹脂にガラ
ス繊維を混入して形成されたシートモールディングコン
パウンドが積層され、且つシートモールディングコンパ
ウンドの両面にフィルム状ホットメルトシートが積層さ
れ、所望形状に加熱プレス成形されていることを特徴と
する。
【0007】
【作用】本発明の請求項1に記載の内装基材に依れば、
段ボール基材の内部にSMCが挿入され、このSMCの
一側にはライナー紙が積層され、他側には中芯紙が接合
されているので、SMCが空気により硬化するのを段ボ
ール基材が防止することができ、またセパレータフィル
ムを用いていないのでこれらのフィルムを夫々剥離させ
る剥離作業を行う必要がない。
【0008】本発明の請求項2に記載の内装基材に依れ
ば、段ボール基材の中芯紙とライナー紙との間にSMC
が挿入され、且つSMCの両面にフィルム状ホットメル
トシートが積層され、所望形状に加熱プレス成形されて
いるので、SMCが空気により硬化するのを両面のフィ
ルム状ホットメルトシートが防止することができ、また
セパレータフィルムを用いていないのでこれらのフィル
ムを夫々剥離させる剥離作業を行う必要がなく、またS
MCの不飽和ポリエステル樹脂が加熱プレス成形型に付
着する虞れがなく、離型剤の塗布作業等を必要とせず、
簡易迅速な成形作業を行え、作業能率を著しく向上させ
ることができる。
【0009】
【実施例】以下本発明に係る内装基材を図面を参照して
詳述する。図1には本発明の内装基材の一実施例の概略
が示されており、この内装基材11は中芯紙13と、該
中芯紙13の両面に積層されたライナー紙15,16と
を備える段ボール基材12からなる。前記段ボール基材
12の中芯紙13と一方のライナー紙15との間にポリ
エステル樹脂にガラス繊維を混入して形成されたSMC
(シートモールディングコンパウンド)18が積層され
ている。
【0010】前記SMC18は50〜100g/m2の不飽
和ポリエステル樹脂に50〜100g/m2のガラス繊維が
混入され、充填材その他の添加材が混入して形成されて
いる。また、SMC18の両面にフィルム状ホットメル
トシート21,22が積層され、更に、中芯紙13と他
方のライナー紙16との間にフィルム状ホットメルトシ
ート23が積層され、段ボール基材12とSMC18が
これらのフィルム状ホットメルトシート21,22,2
3により一体に接合されている。
【0011】尚、本実施例ではSMC18は中芯紙13
と一方のライナー紙15との間にのみ挿入したが、他方
のライナー紙16との間にも挿入してもよい。また前記
ライナー紙15,16の厚さは0.2〜0.25mm、目
付量200〜250g/m2であり、SMC18の厚さは4
〜4.5mmである。中芯紙13と両方のライナー紙1
5,16との間にSMC18を挿入する場合には、薄い
SMC18を用いることができ、また何れか一方のSM
Cの厚さを薄く形成し、または厚く形成するものであっ
てもよい。
【0012】図2に示す如く、前記段ボール基材12は
加熱プレス成形型31により加熱プレス成形される。加
熱プレス成形型31は凹形状の下型32と、下型32に
型合せされる下方に凸形状の上型33とからなり、この
加熱プレス成形型31の下型32は、例えば車両等の成
形天井の内装基材11を成形する場合には、成形天井の
内装基材11の大きさに対応する大きさを有する下部成
形面35を有し、前記上型33は前記下型32の下部成
形面35に対応する形状の上部成形面38を有してい
る。
【0013】加熱プレス成形型31の下型32の下部成
形面35と上型33の上部成形面38との間に段ボール
基材12が挿入され、型温が120〜150℃の温度
で、2〜5kg/cm2 の圧力で、40〜60秒の加圧時間
で加熱プレス成形され、所望形状の内装基材11に成形
される。前記SMC18は1〜2mmの厚さに加熱プレス
成形される。
【0014】この加熱プレス成形によりSMC18の一
側の接着用のフィルム状ホットメルトシート21が溶融
し、SMC18と一方のライナー紙15とが接合され
る。またSMC18の他側の接着用のフィルム状ホット
メルトシート22が溶融し、SMC18と中芯紙13と
が接合される。尚、中芯紙13と他方のライナー紙16
とはフィルム状ホットメルトシート23により接合され
ている。
【0015】この内装基材11の成形後、図3に示す如
く、加熱プレス成形型31を型開きし、フィルム状ホッ
トメルトシート43が積層された表皮材41を一方のラ
イナー紙15側に対向させて配設し、20〜30秒の加
圧時間で加熱プレス成形すれば、所望形状の成形天井等
の内装材を得ることができる。
【0016】
【発明の効果】以上が本発明に係る内装基材の一実施例
の構成であるが、斯る構成に依れば、中芯紙と、該中芯
紙の両面に積層されたライナー紙とを備える段ボール基
材からなる内装基材において、前記段ボール基材の中芯
紙とライナー紙との間にポリエステル樹脂にガラス繊維
を混入して形成されたシートモールディングコンパウン
ドが積層されているので、SMCが空気により硬化する
のを段ボール基材が防止することができ、またセパレー
タフィルムを用いていないのでこれらのフィルムを夫々
剥離させる剥離作業を行う必要がない。
【0017】また、SMCの両面にフィルム状ホットメ
ルトシートが積層され、所望形状に加熱プレス成形され
ているので、SMCが空気により硬化するのを両面のフ
ィルム状ホットメルトシートが防止することができ、ま
たセパレータフィルムを用いていないのでこれらのフィ
ルムを夫々剥離させる剥離作業を行う必要がなく、また
SMCの不飽和ポリエステル樹脂が加熱プレス成形型に
付着する虞れがなく、離型剤の塗布作業等を必要とせ
ず、簡易迅速な成形作業を行え、作業能率を著しく向上
させることができる内装基材を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る内装基材の断面図。
【図2】 本発明に係る内装基材の成形状態を示す加熱
プレス成形型の断面図。
【図3】 本発明に係る内装基材に表皮材を接合させる
成形状態を示す加熱プレス成形型の断面図。
【図4】 従来の内装基材の断面図。
【図5】 従来のSMCの断面図。
【符号の説明】
11 内装基材 12 段ボール基材 13 中芯紙 15 ライナー紙 16 ライナー紙 18 SMC 21 フィルム状ホットメルトシート 22 フィルム状ホットメルトシート 23 フィルム状ホットメルトシート 31 加熱プレス成形型 32 下型 33 上型 35 下部成形面 38 上部成形面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 67:00 4F B29L 9:00 4F 31:58 4F

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中芯紙と、該中芯紙の両面に積層された
    ライナー紙とを備える段ボール基材からなる内装基材に
    おいて、前記段ボール基材の中芯紙とライナー紙との間
    にポリエステル樹脂にガラス繊維を混入して形成された
    シートモールディングコンパウンドが積層されているこ
    とを特徴とする内装基材。
  2. 【請求項2】 中芯紙と、該中芯紙の両面に積層された
    ライナー紙とを備える段ボール基材からなる内装基材に
    おいて、前記段ボール基材の中芯紙とライナー紙との間
    にポリエステル樹脂にガラス繊維を混入して形成された
    シートモールディングコンパウンドが積層され、且つシ
    ートモールディングコンパウンドの両面にフィルム状ホ
    ットメルトシートが積層され、所望形状に加熱プレス成
    形されていることを特徴とする内装基材。
JP27096292A 1992-09-14 1992-09-14 内装基材 Pending JPH0691793A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01279999A (ja) * 1988-05-06 1989-11-10 Katayama Chem Works Co Ltd 洗浄剤
US6461649B1 (en) 1998-10-12 2002-10-08 Katayama Chemical, Inc. Improving quality of flour-baked compositions
AT7176U3 (de) * 2004-06-24 2005-07-25 Teich Ag Deckel zum verschliessen von nahrungsmittelbehältern, sowie verfahren zu dessen herstellung
CN103264531A (zh) * 2013-05-02 2013-08-28 杭州华聚复合材料有限公司 易弯折的玻纤增强塑料夹心复合板材及其制备方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5318878A (en) * 1976-08-06 1978-02-21 Nissan Motor Co Ltd Interior member made of shaped corrugated cardboard and method of making the same
JPS5918768A (ja) * 1982-07-22 1984-01-31 Ajinomoto Co Inc 磁性塗料
JPH01168541A (ja) * 1987-12-25 1989-07-04 Asahi Fiber Glass Co Ltd 車輌用内装材及びその製造方法

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