JPS6329555Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6329555Y2 JPS6329555Y2 JP1982000598U JP59882U JPS6329555Y2 JP S6329555 Y2 JPS6329555 Y2 JP S6329555Y2 JP 1982000598 U JP1982000598 U JP 1982000598U JP 59882 U JP59882 U JP 59882U JP S6329555 Y2 JPS6329555 Y2 JP S6329555Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layered sheet
- fiber layered
- sheet
- liner paper
- thermosetting resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 17
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Landscapes
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は車両等の内装基材に関し、更に詳細に
説明すると、自動車等の成形天井、ドアトリム等
に用いられ、表面に表装材が積層されて内装材と
して用いられる車両等の内装基材に関する。
説明すると、自動車等の成形天井、ドアトリム等
に用いられ、表面に表装材が積層されて内装材と
して用いられる車両等の内装基材に関する。
従来の自動車等の成形天井、ドアトリム等の内
装基材としては、ダンボール、レジンフエルト、
グラスフアイバー及び樹脂シート等が用いられ、
これらの内装基材の単体では十分な剛性を有しな
い場合が多く、また自動車等の内装基材として軽
量化の要望もあり、これら剛性と軽量化の双方を
満足させる内装基材を得る事が困難であつた。ま
た従来の内装基材にはフエノール含浸紙と熱硬化
性樹脂添加の繊維層状シートとの一体積層体や、
片ダンボールとレジンフエルトとの一体積層体が
用いられて剛性と軽量化の要望を満足させようと
するものがあるが、何れも積層体を形成する場合
には接合面にホツトメルトシートの如き接着剤を
用いなければならず、作業が煩雑となり、コスト
アツプの原因となつていた。更に、熱硬化性樹脂
添加の繊維層状シートを用いる場合には繊維層状
シートを加熱板または熱ロール等により上面及び
下面をセミキユアさせなければ移送等の際に添加
したフエノールレジン等が落ちこぼれ、繊維層状
シートの形状保持が困難となり、セミキユアさせ
た繊維層状シートの上面及び下面はライナー紙を
積層して一体加熱プレス成形しても積層面の接着
力が不十分で、剥離し易く、ホツトメルトシート
の如き高価な接着剤を用いざるを得なかつた。
装基材としては、ダンボール、レジンフエルト、
グラスフアイバー及び樹脂シート等が用いられ、
これらの内装基材の単体では十分な剛性を有しな
い場合が多く、また自動車等の内装基材として軽
量化の要望もあり、これら剛性と軽量化の双方を
満足させる内装基材を得る事が困難であつた。ま
た従来の内装基材にはフエノール含浸紙と熱硬化
性樹脂添加の繊維層状シートとの一体積層体や、
片ダンボールとレジンフエルトとの一体積層体が
用いられて剛性と軽量化の要望を満足させようと
するものがあるが、何れも積層体を形成する場合
には接合面にホツトメルトシートの如き接着剤を
用いなければならず、作業が煩雑となり、コスト
アツプの原因となつていた。更に、熱硬化性樹脂
添加の繊維層状シートを用いる場合には繊維層状
シートを加熱板または熱ロール等により上面及び
下面をセミキユアさせなければ移送等の際に添加
したフエノールレジン等が落ちこぼれ、繊維層状
シートの形状保持が困難となり、セミキユアさせ
た繊維層状シートの上面及び下面はライナー紙を
積層して一体加熱プレス成形しても積層面の接着
力が不十分で、剥離し易く、ホツトメルトシート
の如き高価な接着剤を用いざるを得なかつた。
本考案の目的は剛性と軽量化の要望を満足させ
る事が出来、移送等の際に繊維層状シートに添加
した熱硬化性樹脂の落ちこぼれがなく、繊維層状
シートの形状保持が容易であり、ホツトメルトシ
ートの如き高価な接着剤を必要とせず積層体の接
着力も強い著しく経剤性に優れた車両等の内装基
材を提供するもので、以下図面を参照して詳述す
る所より明らかとなるであろう。
る事が出来、移送等の際に繊維層状シートに添加
した熱硬化性樹脂の落ちこぼれがなく、繊維層状
シートの形状保持が容易であり、ホツトメルトシ
ートの如き高価な接着剤を必要とせず積層体の接
着力も強い著しく経剤性に優れた車両等の内装基
材を提供するもので、以下図面を参照して詳述す
る所より明らかとなるであろう。
第1図乃至第5図には本考案に係る車両等の内
装基材の一実施例の概略が示されており、第1図
に示す如く、粗毛、ジユート等の繊維をほぐし機
及び混合機等により十分に混合し、フエルト層1
が形成され、このフエルト層1にフエノールレジ
ン等の熱硬化性樹脂2が添加され、混合されて繊
維層状シート3が形成されている。尚、前記フエ
ルト層1の目付量は1.45Kg/m2、熱硬化性樹脂2
の添加量は30〜35重量%が好ましい。
装基材の一実施例の概略が示されており、第1図
に示す如く、粗毛、ジユート等の繊維をほぐし機
及び混合機等により十分に混合し、フエルト層1
が形成され、このフエルト層1にフエノールレジ
ン等の熱硬化性樹脂2が添加され、混合されて繊
維層状シート3が形成されている。尚、前記フエ
ルト層1の目付量は1.45Kg/m2、熱硬化性樹脂2
の添加量は30〜35重量%が好ましい。
この繊維層状シート3の両面は、第2図に示す
如く、加熱板または熱ロール等の加熱手段4によ
りセミキユアされる。尚この加熱手段4による加
熱は繊維層状シート3の両面の表面側だけセミキ
ユアさせるもので、繊維層状シート3の内部は未
キユアの状態に形成されている。
如く、加熱板または熱ロール等の加熱手段4によ
りセミキユアされる。尚この加熱手段4による加
熱は繊維層状シート3の両面の表面側だけセミキ
ユアさせるもので、繊維層状シート3の内部は未
キユアの状態に形成されている。
次にこの繊維層状シート3をスライス手段(図
示せず)によりスライス加工され、繊維層状シー
ト3が第3図に示す如く、上部繊維層状シート3
aと下部繊維層状シート3bに分割形成されてい
る。このスライス加工により繊維層状シート3は
2分割されても、繊維層状シート3の上面及び下
面がセミキユアされているので添加したフエノー
ルレジン等の熱硬化性樹脂2が落ちこぼれる事が
なく、セミキユアした熱硬化性樹脂2がシート形
状を保持している。
示せず)によりスライス加工され、繊維層状シー
ト3が第3図に示す如く、上部繊維層状シート3
aと下部繊維層状シート3bに分割形成されてい
る。このスライス加工により繊維層状シート3は
2分割されても、繊維層状シート3の上面及び下
面がセミキユアされているので添加したフエノー
ルレジン等の熱硬化性樹脂2が落ちこぼれる事が
なく、セミキユアした熱硬化性樹脂2がシート形
状を保持している。
繊維層状シート3のスライス面に、即ち上部繊
維層状シート3aと下部繊維層状シート3b間に
ライナー紙5が挿入されて積層体6が形成される
(第4図参照)。
維層状シート3aと下部繊維層状シート3b間に
ライナー紙5が挿入されて積層体6が形成される
(第4図参照)。
上部及び下部繊維層状シート3a及び3bと、
これらの中間に位置するライナー紙5とからなる
積層体6を加熱プレス成形することにより内装基
材7が形成される。即ち上部及び下部繊維層状シ
ート3a及び3bのスライス面は未キユアの状態
にあり、挿入されたライナー紙5にスライス面よ
り熱硬化性樹脂2が含浸し、この積層体6を所望
の形状に加熱プレス成形する事により、上部及び
下部繊維層状シート3a及び3bのセミキユア状
態の表面部分及び未キユア状態のスライス面の熱
硬化性樹脂2及びライナー紙5に含浸した熱硬化
性樹脂2がキユアし、このキユアの際にライナー
紙5が上部及び下部繊維層状シート3a及び3b
に一体に接合され内装基材7が形成される。
これらの中間に位置するライナー紙5とからなる
積層体6を加熱プレス成形することにより内装基
材7が形成される。即ち上部及び下部繊維層状シ
ート3a及び3bのスライス面は未キユアの状態
にあり、挿入されたライナー紙5にスライス面よ
り熱硬化性樹脂2が含浸し、この積層体6を所望
の形状に加熱プレス成形する事により、上部及び
下部繊維層状シート3a及び3bのセミキユア状
態の表面部分及び未キユア状態のスライス面の熱
硬化性樹脂2及びライナー紙5に含浸した熱硬化
性樹脂2がキユアし、このキユアの際にライナー
紙5が上部及び下部繊維層状シート3a及び3b
に一体に接合され内装基材7が形成される。
以上が本考案に係る車両等の内装基材の一実施
例の概略であるが、斯る構成に依ればライナー紙
の剛性と繊維層状シートによる軽量化の要望が満
たされた内装基材が得られ、またライナー紙の接
合は繊維層状シートに添加された未キユア状態の
熱硬化性樹脂を利用するので別途高価な接着剤を
使用する必要がなく、繊維層状シートを分割した
場合にスライス面でない側がセミキユアされてい
るので熱硬化性樹脂の落ちこぼれがなく、更にラ
イナー紙が加熱プレス成形された際にライナー紙
に生ずる屈折、皺等の成形性の悪さを繊維層状シ
ートがカバーする事が出来、著しく経済性に優れ
た車両等の内装基材を得る事が出来る。
例の概略であるが、斯る構成に依ればライナー紙
の剛性と繊維層状シートによる軽量化の要望が満
たされた内装基材が得られ、またライナー紙の接
合は繊維層状シートに添加された未キユア状態の
熱硬化性樹脂を利用するので別途高価な接着剤を
使用する必要がなく、繊維層状シートを分割した
場合にスライス面でない側がセミキユアされてい
るので熱硬化性樹脂の落ちこぼれがなく、更にラ
イナー紙が加熱プレス成形された際にライナー紙
に生ずる屈折、皺等の成形性の悪さを繊維層状シ
ートがカバーする事が出来、著しく経済性に優れ
た車両等の内装基材を得る事が出来る。
第1図乃至第5図は本考案に係る車両等の内装
基材の一実施例を夫々示すもので、第1図は繊維
層状シートの断面説明図、第2図は繊維層状シー
トの両面を加熱ロールにより加熱し、繊維層状シ
ートの表面をセミキユアさせている状態を示す断
面説明図、第3図は繊維層状シートをスライス加
工した状態を示す断面説明図、第4図はスライス
面にライナー紙を挿入し、積層体を形成する状態
を示す断面説明図、第5図は積層体を加熱プレス
成形して内装基材を成形した状態を示す断面説明
図である。 図中、1……フエルト層、2……熱硬化性樹
脂、3……繊維層状シート、3a……上部繊維層
状シート、3b……下部繊維層状シート、4……
加熱手段、5……ライナー紙、6……積層体、7
……内装基材。
基材の一実施例を夫々示すもので、第1図は繊維
層状シートの断面説明図、第2図は繊維層状シー
トの両面を加熱ロールにより加熱し、繊維層状シ
ートの表面をセミキユアさせている状態を示す断
面説明図、第3図は繊維層状シートをスライス加
工した状態を示す断面説明図、第4図はスライス
面にライナー紙を挿入し、積層体を形成する状態
を示す断面説明図、第5図は積層体を加熱プレス
成形して内装基材を成形した状態を示す断面説明
図である。 図中、1……フエルト層、2……熱硬化性樹
脂、3……繊維層状シート、3a……上部繊維層
状シート、3b……下部繊維層状シート、4……
加熱手段、5……ライナー紙、6……積層体、7
……内装基材。
Claims (1)
- フエルト層に熱硬化性樹脂を添加して形成され
た繊維層状シートがスライス加工により上部繊維
層状シートと下部繊維層状シートとに分割形成さ
れ、前記上部繊維層状シートと下部繊維層状シー
トのスライス面を除く表面及び裏面は前記スライ
ス加工前にセミキユアされ、前記上部繊維層状シ
ートと下部繊維層状シートの未キユア状態のスラ
イス面間にライナー紙が挿入され、前記上部繊維
層状シート、ライナー紙及び下部繊維層状シート
とが、加熱プレス成形され、前記上部繊維層状シ
ート及び下部繊維層状シートに添加されている未
キユアの熱硬化性樹脂が前記ライナー紙に含浸さ
れた状態でキユアさせることにより、前記上部繊
維層状シート、ライナー紙及び下部繊維層状シー
トが一体的に接合されている事を特徴とする車両
等の内装基材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59882U JPS58104634U (ja) | 1982-01-08 | 1982-01-08 | 車両等の内装基材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59882U JPS58104634U (ja) | 1982-01-08 | 1982-01-08 | 車両等の内装基材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58104634U JPS58104634U (ja) | 1983-07-16 |
JPS6329555Y2 true JPS6329555Y2 (ja) | 1988-08-09 |
Family
ID=30013664
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59882U Granted JPS58104634U (ja) | 1982-01-08 | 1982-01-08 | 車両等の内装基材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58104634U (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50100372A (ja) * | 1974-01-14 | 1975-08-08 | ||
JPS5330827A (en) * | 1976-09-03 | 1978-03-23 | Hitachi Ltd | Numerical display system |
JPS55146122A (en) * | 1979-04-28 | 1980-11-14 | Matsushita Electric Works Ltd | Carpet |
JPS5637352A (en) * | 1979-08-24 | 1981-04-11 | Ikeda Bussan Co | Felt producing method |
JPS571640B2 (ja) * | 1971-11-12 | 1982-01-12 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55163132U (ja) * | 1979-05-11 | 1980-11-22 | ||
JPS571640U (ja) * | 1980-06-05 | 1982-01-06 |
-
1982
- 1982-01-08 JP JP59882U patent/JPS58104634U/ja active Granted
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS571640B2 (ja) * | 1971-11-12 | 1982-01-12 | ||
JPS50100372A (ja) * | 1974-01-14 | 1975-08-08 | ||
JPS5330827A (en) * | 1976-09-03 | 1978-03-23 | Hitachi Ltd | Numerical display system |
JPS55146122A (en) * | 1979-04-28 | 1980-11-14 | Matsushita Electric Works Ltd | Carpet |
JPS5637352A (en) * | 1979-08-24 | 1981-04-11 | Ikeda Bussan Co | Felt producing method |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58104634U (ja) | 1983-07-16 |
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