JPS58515Y2 - Frpの積層容易な無機質化粧板 - Google Patents

Frpの積層容易な無機質化粧板

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Publication number
JPS58515Y2
JPS58515Y2 JP14755078U JP14755078U JPS58515Y2 JP S58515 Y2 JPS58515 Y2 JP S58515Y2 JP 14755078 U JP14755078 U JP 14755078U JP 14755078 U JP14755078 U JP 14755078U JP S58515 Y2 JPS58515 Y2 JP S58515Y2
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JP
Japan
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resin
frp
layer
inorganic
substrate
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Expired
Application number
JP14755078U
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JPS5563741U (ja
Inventor
稚名克夫
Original Assignee
タキロン株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、FRPを裏面に容易に積層し得るように図っ
た新規な無機質化粧板に関するものである。
周知の如く、石綿スレート化粧板、硅酸カルシウム化粧
板、パルプセメント化粧板などの無機質化粧板は、概し
て耐衝撃性に劣っており、例えば壁材の如き耐衝撃性が
ある程度要求される建築材として使用する場合には、何
らかの補強が必要となるものであるが、斯る無機質化粧
板は、一般にFRPの積層による補強が容易ではなく、
仮にFRPを裏打ちしたとしても、すぐに部分剥離を生
じる等の問題があり、それ故、これ普での補強は、合板
、鉄板、アルミ板等の補強板を接着剤にて貼合せて複合
板とすることにより行なうのが一般的であった。
しかしながら、このような複合板の場合は、全体の厚み
が増し、重量も増し、更に製造コストも増すと言った種
々の問題より、非製造工程的に看ても面倒な複合工程を
含んでいるため有利とは言い難いものでありtう 本考案は叙上の事情に鑑みてなされたものであって、熱
圧(成型)工程のみで極く簡単に製造することが出来、
しかも補強が必要な場合には通常のハンドレーアツブ法
によって補強効果の大きいFRP補強層を密着性よく積
層することが出来る便利な無機質化粧板を提供せんとす
るものである。
以下、図面を参照しながら本考案を説細に説明する。
即耘本考案無機質化粧板法無機質基板1と、この基板1
の表面に設けられた樹脂化粧層2と、この基板1の裏面
に樹脂層3を介して熱圧着一体とされた樹脂含浸能を有
するFRP用補強基材層4とから成るもので、第1図の
ように平板状とするか、或は第2図のように化粧表面側
にエンボンを施こしたものである。
ここに、無機質基板1としては、従来公知の石綿スレー
ト板、硅酸カルシウム板、パルプセメント板等がその會
1採用されるが、望ましくは下記第1表に例示の如き無
機質基板材料な熱圧成型してなる強度、耐火性、耐水性
、耐久性の良好な軽量の無機質基材が採用される。
かかる基板1の表面の樹脂化粧層2は、例えば樹脂含浸
化粧紙布類ご該基板1に載置して熱圧着する力\或は薄
い樹脂化粧板厚さ0.4〜1.2肋程度)を該基板1に
接着剤にて貼合せるかして設けられるものである。
熱圧着にて樹脂化粧層2を設ける場合には、その密着強
度を高める為に、無機質基板1の表面に親和性の大きい
樹脂にて予めブライマー処理することが望まれる。
樹脂含浸化粧紙布や樹脂化粧板としては、無機質基板1
が有する耐火性の特徴を充分に生かせるように、耐熱性
の良rHlメラミン、ジアリルフタレート等の熱硬化性
樹脂を含浸・乾燥せしめた化粧紙布、或は同様の熱硬化
性樹脂にて製した化粧板等が好適に使用される。
一方、無機質基板1の裏面に樹脂層3を介して設けられ
るFPR用補強基材層4は、本考案の最大の特りとする
ものであって、この基材層4は樹脂を全く含浸していな
い例えばガラスクロス、ガラスマット、ロービングクロ
ス、チョップストランドマット、不織布等のFRP用補
強基材を使用し、無機質基板1の裏面に後述の樹脂層部
材を介して該補強基材を敷設して熱圧着一体としたもの
である。
而して、このFRP用補強基材層4は、熱圧時に樹脂層
3からの溶出樹脂が一部含浸し、それが硬化して強固に
接着しており、樹脂層3と反対側部分には樹脂未含浸の
空隙を多量に残して充分な樹脂含浸能を備えている。
従って、このような樹脂含浸能を有するFRP用補強基
材層4は、通常の−・ンドレーアップ法によって、例え
ば不飽和ポリエステル樹脂やエポキシ樹脂等を流し塗り
すれば補強基材層4中へ容易に浸透し、ローラ等で脱泡
と圧着を行なうだけで、強靭にして密着強度の大きいF
RP補強層が簡単に積層形成できるのである。
樹脂層3は、上述の如<FRP用補強基材4と無機質基
板1との一種の接着剤として機能するものである75匁
同時に無機質基板1の反り防止用・〈ランス層としても
機能する。
即ち、前記樹脂化粧層2の形成に際し、例えばメラミン
樹脂含浸化粧紙布の如き収縮率の大きいものを使用する
と、その収縮によって無機質基板1に反りが生じるが、
樹脂層3は自らの収縮力によって該樹脂化粧層2の収縮
力を緩和し、或は相殺して無機質基板1の反りを防止す
る役目を果すのである。
従って、このような樹脂層3形成の為の部材としては、
樹脂化粧層2に用いる樹脂含浸化粧紙布と同様の樹脂を
ほぼ同量含浸況7こ紙布類が好適に使用される。
以上の如き本考案無機質化粧板は、次のいずれかの方法
によって容易に製造出来る。
即ち、無機質基板1として、従来公知の石綿スレート板
、硅酸カルシウム板、パルプセメント板等を使用する場
合には、(イ)FRP用補強基材、樹脂層部材、無機質
基板(望渣しくは表裏両面にブライマー処理したもの)
、及び樹脂化粧層部材を順次積層し、平型又はエンボス
模様を刻設したホットプレス機にて熱圧着一体とする力
N或は(ロ)F RP用補強基材、樹脂層部材及び無機
質基板を積層して同様に熱圧着一体としたものの該無機
質基板の表面に樹脂化粧層部材を接着剤にて貼合せるか
して製造すればよい。
一方、無機質基板1として第1表の如き基板材料よりな
るものを使用する場合には、(ハ)成型用金型を備えた
ホットプレス機の該金型内に、FRP用補強基材、樹脂
層部材、無機質基板材料及び樹脂化粧層部材を順次填装
し、熱圧によって無機質基板1の底型と同時にFRP用
補強基材及び樹脂化粧層部材の熱圧着を行なうか、或は
に)無機質板材料を加圧により板状に仮成型しておき、
この板状仮成型物を用いて上記(イ)又は(ロ)と同様
にして製造すればよい。
無機霞基板1として石綿スレート板等の従来公知のもの
を使用する場合&マ、エンボス処理してもエンホスが樹
月旨化粧層2に施されるだけであって、深いエンボス化
粧板は得難いへ第1表の如き無機質基板材料を用いる場
合は、第2図の如く、無機質基板1の内部に達する深い
エンボス化粧板が得られる。
以上の説明から理解できるように、本考案無機質化粧板
は、その裏面に充分な樹脂含浸能を有するFRP用補強
基材層4が熱圧着一体とされているので、補強の必要が
生じた場合には−・ンドレーアップ法によって強靭にし
て密着強度の大きいFRP補強層を簡単に積層形成する
ことができ、しかも樹脂層3を無機質基板1の裏面に設
けて該基板1の表裏における収縮カバランスをとってい
るので反りを生じることがなく、亦、製法的に、みても
有利であり、特に第1表に例示の如き無機質基板材料に
て無機質基板1を形成するときは、強度1耐火性、耐水
性、耐久性に優れた軽量の化粧板となり、且つエンボス
処理した場合には無機質基材1の内部に達する深いエン
ボス化粧板となる・・・等、実益のすこぶる大きいもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案−実施例を示す部分断面図、第2図は本
考案のもう一つの実施例を示す部分断面図である。 符号の説明、1・・・・・・無機質基板、2・・・・・
樹脂化粧層、3・・・・・・樹脂層、4・・・・・・F
RP用補強基材層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 無機質基板1と、この基板10表面に設けられた樹脂化
    粧層2と、この基板1の裏面に樹脂層3を介して熱圧着
    一体とされた樹脂含浸能を有するFRP用補強基材層4
    とから成るFRPの積層容易な無機質化粧板。
JP14755078U 1978-10-25 1978-10-25 Frpの積層容易な無機質化粧板 Expired JPS58515Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14755078U JPS58515Y2 (ja) 1978-10-25 1978-10-25 Frpの積層容易な無機質化粧板

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JP14755078U JPS58515Y2 (ja) 1978-10-25 1978-10-25 Frpの積層容易な無機質化粧板

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Publication Number Publication Date
JPS5563741U JPS5563741U (ja) 1980-05-01
JPS58515Y2 true JPS58515Y2 (ja) 1983-01-06

Family

ID=29129111

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