JPS5855000Y2 - 化粧合板 - Google Patents

化粧合板

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JPS5855000Y2
JPS5855000Y2 JP3696178U JP3696178U JPS5855000Y2 JP S5855000 Y2 JPS5855000 Y2 JP S5855000Y2 JP 3696178 U JP3696178 U JP 3696178U JP 3696178 U JP3696178 U JP 3696178U JP S5855000 Y2 JPS5855000 Y2 JP S5855000Y2
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JP
Japan
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core material
decorative
veneer
frp
thin plate
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Expired
Application number
JP3696178U
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JPS54140087U (ja
Inventor
尚志 石津
Original Assignee
ヤマハ株式会社
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Publication date
Application filed by ヤマハ株式会社 filed Critical ヤマハ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、繊維強化プラスチック(以下FRPと称す
る)を芯材とする化粧合板に関する。
本出願人は先に未硬化合成樹脂を含浸させた表面化粧単
板と未硬化繊維強化プラスチック成形材料とを熱圧して
FRP芯材と熱硬化性樹脂含浸表面化粧単板とを接着一
体化させることからなるFRP芯材を有する化粧合板の
製法を提案している(特願昭52−150028号)。
この方法によれば、従来法の欠点が解消され、成形工程
が単純となり、作業性、生産性が良くなる。
上記方法で得られたFRP芯材と熱硬化性樹脂含浸表面
化粧単板とからなる化粧合板は、充分な耐候性、耐水性
等を有するものであるが、耐熱性の点では未だ改善の余
地が残っている。
この考案は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、耐候性、耐水性が良好であることは勿
論、耐熱性が非常に良好であると共に、充分な強度、剛
性、表面平滑性等の特性を有する化粧合板を提供するこ
とであり、その要旨はFRP芯材とこの芯材の少なくと
も一面に設けられた熱硬化性樹脂含浸表面化粧単板との
間にアルミニウム薄板を介在させたことにある。
以下、図面を参照して、この考案の一実施例を説明する
図中1は化粧合板で、この化粧合板1はFRP芯材2と
、この芯材2の一面に設けられたアルミニウム薄板3と
、この薄板3上に設けられた熱硬化性樹脂含浸表面化粧
単板4とから構成されている。
上記FRP芯材2用の成形材料は、例えば加熱時に流動
してから硬化するシートモールディングコンパウンド(
SMC)またはバルクモールディングコンパウンド(B
MC)等の半硬化のものである。
この成形材料を強化する繊維はマット或いはクロス等の
通常のものである。
例えば、成形材料としてSMCを使用する場合には、次
の組成を有するFRP威形相形材料用できる。
(注)括弧内の数字は好ましい量を示す。
なお、FRP芯材2は、後に詳述する成形法により半硬
化の芯材用FRP成形材料を熱圧して硬化させることに
より形成される。
また、前記アルミニウム薄板3は、アルミニウム金属や
アルミニウム合金から形成され、厚さはO605〜0.
5mmである。
0.05mm未満である場合には充分な耐熱性を有する
化粧合板が得られず、他方0.5mmより大である場合
には0.05〜0.5mmの場合と同程度の効果しか得
られず、特別の利点が得られないため余り厚くするのは
好ましくない 更に、前記熱硬化性樹脂含浸表面化粧単板4の厚さは特
に限定されないが、例えば0.2〜1 、5 mmであ
る。
なお、被含浸単板は、天然木である。この天然木に含浸
される熱硬化性樹脂は、例えばユリアーホルムアルデヒ
ド樹脂、メラミン−ホルムアルデヒド樹脂またはエポキ
シ樹脂等である。
含浸処理は通常の方法で良く、例えば天然木を熱硬化性
樹脂溶液に浸漬することにより熱硬化性樹脂を天然木に
含浸させた後、乾燥させて半硬化の表面化粧単板を形成
する。
なお、熱硬化性樹脂含浸表面化粧単板4は、後に詳述す
る成形性により半硬化の熱硬化性樹脂を含浸した表面化
粧単板を熱圧して硬化させることにより形成される。
なお、アルミニウム薄板3と表面化粧単板4とをFRP
芯材2の両面に設けるようにしても差し支えない。
また、この考案の化粧合板は図面に示すように板状のも
のでも良く、或いは曲面部を有するものでも良い。
次に、この考案の化粧合板の製造法を説明する。
先ず、所定の成形型内に、加熱時に流動してかも硬化す
るシールモールディングコンパウンド(SMC)または
バルクモールテ゛イングコンパウンド(BMC)等の半
硬化の芯材用FRP戒形相形材料要量配置した後、その
上に厚さ0.05〜Q、5mmのアルミニウム薄板を載
置し、半硬化の熱硬性樹脂を含浸させた厚さ0.2〜l
、5mmの平板状の表面化粧単板を配置した後、型締め
し、成形型温度80〜150℃、好ましくは100〜1
10℃、圧力5〜40kg/Cm2、時間30秒〜10
分の条件下で熱圧成形する。
すると、上記FRP成形材料は加熱時に流動した後硬化
されてFRP芯材2が形成されると共に、熱圧時に表面
化粧単板中に含浸された半硬化の熱硬化性樹脂が硬化さ
れて表面化粧単板4が形成され、かつ上記FRP芯材2
と表面化粧単板4とがアルミニウム薄板3に接着一体化
し、図面に示すようなFRP芯材2とアルミニウム薄板
3と表面化粧単板4とからなる化粧合板1が得られる。
前記のように、この考案の化粧合板はFRP芯材2とア
ルミニウム薄板3と表面化粧単板4とから構成されてい
るので、表面化粧単板4の特定の部分が加熱されても、
熱は表面化粧単板4にアンダーレイされたアルミニウム
薄板3に伝わり、このアルミニウム薄板3が高伝熱性を
有しているため熱がアルミニウム薄板3全体に迅速に分
散し、表面化粧単板4の局部的な昇温は生ぜず、化粧合
板1の耐熱性は向上する。
また、アルミニウム薄板3は表面化粧単板4と良好に接
着一体化されるため、表面化粧単板4のクラックの発生
は防止される。
更に、アルミニウム薄板3は軽量であるため、化粧合板
1の重量が嵩む不都合が生じない。
なおまた、アルミニウム薄板3が表面化粧単板4とFR
P芯材2との間に介在されているため、表面化粧単板形
成用の熱硬化性樹脂とFRP芯材用の樹脂とを同時に硬
化させる際にも両方の樹脂の混和は防止され、特にFR
P芯材用の樹脂が表面化粧単板4の表面に浸出するのが
完全に防止される。
また、芯材2がFRPから形成されているため、非常に
良好な強度や剛性を有する化粧合板1が得られ、平板状
のものは勿論、例えばピアノの鍵盤蓋等の2次曲面部を
有するパネルを形成できると共に、芯ダクが出ない。
また、表面化粧単板4には熱硬化性樹脂が含浸されてい
るため、得られる化粧合板1の耐水性、耐湿性や耐日光
照射性等の耐候性、耐摩耗性、表面平滑性もしくは外観
は良好となるので、この考案の化粧合板1はピアノの鍵
盤蓋として好適なものである。
更に、耐水性が非常に良好であるため、後処理を施こさ
なくともそのままで水のかかる場所に使用でき、洗面台
の前壁のような水のかかる部分のパネルとしても使用で
きる。
また、耐熱性が非常に良好であるため、キッチンカウン
ターのような場所のパネルとして使用できる。
更に、1回の熱圧によりFRP成形材料が成形硬化され
、FRP芯材2が形成されると共に、表面化粧単板中に
含浸された半硬化の熱硬化性樹脂が硬化され、表面化粧
単板4が成形され、かつ同時にアルミニウム薄板3がF
RP芯材2と表面化粧単板4と接着一体化されるため、
1回の熱圧により一挙にこの考案の化粧合板1を形成す
ることができる。
このため、簡単な形状の化粧合板は勿論、複雑な形状の
ものも接着工程なしに、作業性、生産性良く、容・易か
つ確実に形成できる。
更にまた、上記のように1回の熱圧により一体成形でき
るため、アルミニウム薄板3を塗装する別工程を設ける
必要がないという実用的効果も奏される。
以上説明したように、この考案の化粧合板は、FRP芯
材とこの芯材の少なくとも一面に設けられた熱硬化性樹
脂含浸表面化粧単板との間にアルミニウム薄板を介在さ
せるように構成されている。
従って、この考案によれば、耐候性、耐水性が良好であ
ることは勿論、耐熱性が非常に優秀であると共に、充分
な強度、剛性、表面平滑性等の特性を有するものが得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
図面は、この考案の一実施例の化粧合板の縦断面図であ
る。 1・・・・・・化粧合板、2・・・・・・FRP芯材、
3・・・・・・アルミニウム薄板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 繊維強化プラスチツク芯材と、この芯材の少なくとも一
    面に設けられたアルミニウム薄板と、この薄板上に設け
    られた熱硬化性樹脂含浸表面化粧単板とからなる化粧合
    板。
JP3696178U 1978-03-23 1978-03-23 化粧合板 Expired JPS5855000Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3696178U JPS5855000Y2 (ja) 1978-03-23 1978-03-23 化粧合板

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JP3696178U JPS5855000Y2 (ja) 1978-03-23 1978-03-23 化粧合板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54140087U JPS54140087U (ja) 1979-09-28
JPS5855000Y2 true JPS5855000Y2 (ja) 1983-12-15

Family

ID=28899124

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