JPH0690496B2 - 無地網フイルム作成装置 - Google Patents

無地網フイルム作成装置

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JPH0690496B2
JPH0690496B2 JP23136587A JP23136587A JPH0690496B2 JP H0690496 B2 JPH0690496 B2 JP H0690496B2 JP 23136587 A JP23136587 A JP 23136587A JP 23136587 A JP23136587 A JP 23136587A JP H0690496 B2 JPH0690496 B2 JP H0690496B2
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一也 綱島
彰夫 柳瀬
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、印刷物における色が一定の部分、いわゆる無
地網部分の製版をコンピュータで行う装置に関するもの
である。
(従来の技術) カラー印刷物の中には無地網部分が多数存在するが、こ
の無地網部分の製版工程は一般のカラー部分、いわゆる
調子物の製版工程とはとは異なった特殊な工程で行われ
る。
第11図は無地網部分の印刷物の例を示した模式図であ
り、以下図に基づいて無地網部分の製版工程について説
明する。
図に示す印刷物においては人物等を表す絵柄Aが領域A1
〜A5に色分けされている。そして、各領域の色は図に示
すようなY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シア
ン)、K(ブラック)の割合で形成されたものである。
例えば、領域A1の色を示す「Y10」、「M50」、「C20」
は、印刷のY、M、Cの各分解版における網点の面積率
をパーセントで表すと(以下「網%」という)、各々10
%、50%、20%になることを示している。したがって、
図示のような印刷物を作成する製版工程において各色の
分解版を作成するためには、同一の網%領域を抽出する
ためのマスクと、透明フイルムに所望の網%が一様に設
られたもの(以下「平網」という)を何種類か用意し、
各色の網%毎にこのマスクと平網を露光フイルムに重ね
て露光を繰り返すという煩雑な作業が行われていた。
そして、このような煩雑な作業を改善するものとして、
版下原稿に描画された線画像をスキャナ等により読み取
り、この読み取られた画像データをもとにコンピュータ
を使用して色塗りを行ない、直接各色の分解版を作成す
る装置が特願昭60−213259号あるいは特願昭60−270501
号の発明として本出願人により提案されている。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、特願昭60−213259号の装置においてはスキャ
ナが読み取った画像全体をディスプレイに表示して色塗
りを行っているが、通常サイズの版下原稿に対して、ス
キャナが読み取った画像全体をディスプレイに表示する
ためには、ディスプレイの表示画素数の制約上画像を間
引く必要がある。したがって、特願昭60−213259号の装
置では、通常間引いた画像に対して色塗りが行われるこ
ととなる。
しかしながら、間引いた画像に対して色塗りを行うと、
間引く前は途切れている輪郭線が間引くことによりつな
がり、ディスプレイ上ではつながってみえる輪郭線から
色もれが生じたり、間引く前はつながっていた輪郭線が
間引くことによって途切れ、ディスプレイ上では途切れ
てみえる輪郭線から色もれが生じないという、ディスプ
レイ上での色塗りと画像メモリ上で行われる実際の色塗
りとが一致せず、正確に色塗り処理を行うことができな
いという問題が生じていた。
また、特願昭60−270501号の装置においては、上記色も
れを防止するために、画像全体を分割し間引かない状態
の分割画像をディスプレイに表示して色塗りを行ってい
る。
しかしながら、特願昭60−270501号の装置では分割した
画像しかディスプレイに表示できないため、作業者が画
像全体に対してどの部分の画像の色塗りを行っているか
認識しづらく、色指示を間違いやすいという問題が生じ
ていた。
本発明は上述の問題点に鑑みてなされたもので、間引か
ない部分画像に対して色塗りができるとともにどの部分
画像に対して色塗りを行っているのか作業者が容易に認
識でき、正確かつ迅速に色塗り作業のできる装置を提供
することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) この目的達成のため本発明は、絵柄の輪郭線を形成する
画像データを入力する画像データ入力手段と、このデー
タ入力手段により入力された画像データを記憶する画像
データ記憶手段と、この画像データ記憶手段に記憶され
た画像データを表示するディスプレイと、前記画像デー
タ記憶手段に記憶された画像データを適宜間引いて前記
絵柄全体を前記ディスプレイに表示する第一画面表示手
段と、前記画像データの一部を抽出する画像抽出手段
と、この画像抽出手段が抽出した画像データを間引くこ
となく前記ディスプレイに表示する第二画面表示手段と
を有する入力画面表示手段と、前記第二画面表示手段が
前記ディスプレイに表示した画像に対して該ディスプレ
イ上で色塗りを行う各色にイエロー、マゼンタ、シア
ン、およびブラックの網パーセントデータを対応づける
カラーテーブル作成手段と、前記第二画面表示手段が前
記ディスプレイに表示した画像に対して色塗りを行う領
域を指示する領域指示手段と、この領域指示手段が指示
した領域を前記カラーテーブル作成手段が網パーセント
データを付した色で順次色塗りを行なう分色手段と、こ
の分色手段が作成した分色データを記憶する分色データ
記憶手段と、この分色データ記憶手段に記憶された分色
データを出力する分色データ出力手段と、この分色デー
タ出力手段が出力したデータに基づいて印刷製版用の色
分解版を作成する原版作成手段とを具備する無地網フイ
ルム作成装置を提供する。
(作用) 本発明において、絵柄の輪郭線を形成する画像データが
画像データ入力手段から入力されて一旦画像データ記憶
手段に記憶された後、この記憶された画像データは、入
力画面表示手段が有する第一画面表示手段により適宜間
引かれて前記絵柄全体がディスプレイに表示され、さら
に、前記抽出手段によりその一部が抽出され、この抽出
された画像データは前記入力画面表示手段が有する第二
画面表示手段により間引かれることなく前記ディスプレ
イに表示される。そして、前記第二画面表示手段が前記
ディスプレイに表示した画像に対して、カラーテーブル
作成手段が前記ディスプレイ上で色塗りを行う各色にイ
エロー、マゼンタ、シアン、およびブラックの網パーセ
ントデータを対応づけるカラーテーブルを作成し、領域
指示手段により色塗りを行う領域が指示されると、この
指示された領域について分色手段が前記カラーテーブル
作成手段にて網パーセントデータが付された色で順次色
塗りを行ない、このようにして作成された分色データは
一旦分色データ記憶手段に記憶された後分色データ出力
手段から出力され、この分色データ出力手段が出力する
データに基づいて、原版作成手段が印刷製版用の色分解
版を作成する。
(実施例) 以下図面に基づいて本発明の実施例について説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す装置のブロック図であ
る。図において、1はレイアウトスキャナであり、入力
ドラム2、出力ドラム3、インタフェイス4、インタフ
ェイス5、レイアウトコンピュータ6および磁気ディス
ク7より構成されている。入力ドラム2には版下原稿F
がセットされ、版下原稿Fに描画された線画像は走査ヘ
ッド(図示せず)により読み取られて、インタフェイス
4を介してレイアウトコンピュータ6に取り込まれて磁
気ディスク7に記憶されるようになっている。ここで、
磁気ディスク7に記憶された各種画像データはレイアウ
トコンピュータで編集されて、インタフェイス5を介し
て出力ドラム上にセットされた露光フイルム上に出力さ
れ、Y、M、C、Kの色分解版Pが作成されるようにな
っているが、この各種画像データの編集は本発明とは関
係がないため詳細な説明は省略する。また、8はフロッ
ピーディスクであり、レイアウトスキャナによって取り
込まれた版下原稿Fの画像データをフロッピー9に書き
込むようになっている。また、レイアウトスキャナ1
は、フロッピー9に書き込まれてフロッピーディスク8
で読み出された分色データに基づいて印刷製版用の色分
解版を作成する原版作成手段でもある。
10は本発明のデータ入力手段および分色データ出力手段
となるフロッピーであり、フロッピー9に書き込まれた
原稿Fの画像データの読み出し、あるいは、後述する記
憶装置18に記憶された分色データのフロッピー9への書
込み等を行う。
11はコンピュータであり、本発明の入力画面表示手段1
2、カラーテーブル作成手段13および分色手段14を有す
るとともに、装置全体を総括的に制御している。17は本
発明のディスプレイであり、入力画面表示手段12により
各種画像が表示される。18は本発明の画像データ記憶手
段および分色データ記憶手段となる記憶装置であり、フ
ロッピーディスク10からコンピュータ11に入力された画
像データを格納する画像データ格納領域と、分色手段14
が作成した分色データを格納する分色データ格納領域が
設定されている。
入力画像表示手段12は、記憶装置18に記憶された画像デ
ータを適宜間引いて版下原稿Fの絵柄全体をディスプレ
イ17に表示する第一画面表示手段12aと、記憶装置18に
記憶された画像データをディスプレイ17に間引かずに表
示できるようにこの画像データの一部を抽出する画像抽
出手段12bと、画像抽出手段12bが抽出した各画像データ
を間引くことなくディスプレイ17に表示する第二画面表
示手段12cと、ディスプレイ17に表示された画像に対し
て色塗りを行うための色メニューを表示するカラーパレ
ット表示手段12dとを有している。画像抽出手段12bは、
記憶装置18に記憶された画像データを所定の領域に分割
し、分割された領域内の画像データを抽出する固定画像
抽出手段と、第一画面表示手段12aによりディスプレイ1
7に表示された画像に対して、所定のパターンに任意に
選択された領域内の画像を抽出する自由画像抽出手段と
を有している。
カラーテーブル作成手段13は、ディスプレイ17に表示さ
れた画像に対して色塗りを行う各色にイエロー、マゼン
タ、シアン、およびブラックの網%データを対応づける
カラーテーブルを作成するものであり、この網%データ
を入力するための網%入力メニュー表示手段13aと、入
力された網%データを記憶装置18に登録する網%登録手
段13eと、網パーセント登録手段13eより登録されたデー
タをディスプレイ17に表示する登録テーブルメニー表示
手段13bと、網%入力メニュー表示手段13aに基づいて入
力された網%データより形成される色に近似する色をデ
ィスプレイ17に表示する近似色表示手段13cと、近似色
表示手段13cがディスプレイ17に表示した色を変更する
表示色変更手段13dを有している。そして、登録テーブ
ルメニュー表示手段13bによりディスプレイ17に表示さ
れる色は、カラーパレット表示手段12dによって、近似
色表示手段13cが表示する色あるいは表示色変更手段13d
が変更した色となる。
15は本発明の領域指示手段となるポインティングデバイ
スであり、ディスプレイ17に表示された画像に対して色
塗りを行う領域の指示、あるいは、カラーパレット表示
手段12dにより表示された色メニューからの所望の色の
選択等を行う。
分色手段14は、ポインティングデバイス15が指示した領
域をカラーパレット表示手段12dが表示した色で順次色
塗りを行うものであり、第二画面表示手段12cによりデ
ィスプレイ17に表示された画像に対して、予め色塗りさ
れた抽出画像の境界部分を含む領域の色を境界部分と同
じ色で自動的に色塗りを行う自動色塗り手段14aと、既
に表示されている色を指定された色に変換して色塗りを
行う元色変換手段14bと、入力画面表示手段12によりデ
ィスプレイ17に表示された画像に対して、指定された色
で所望の線を描画するための描画パターンをディスプレ
イ17に表示する描画パターン表示手段14dと、描画パタ
ーン表示手段14dが表示した描画パターンから選択され
たパターンにより色の境界線を描画する土手作成手段14
eと、描画パターン表示手段14dが表示した描画パターン
から選択されたパターンにより画像の輪郭線、不要な
線、ゴミ等の修正を行う画像修正手段14fと、入力画面
表示手段12によりディスプレイ17に表示された画像のう
ち、土手作成手段14eにより色の境界線を描画する部分
あるいは画像修正手段14fにより修正される部分の画像
を拡大する画像拡大手段14gと、自動色塗り手段14aある
いは元色変換手段14b等により色塗りされた分色データ
を記憶装置18に登録する分色データ登録手段14cを有し
ている。
なお、16はキーボードであり、コンピュータ11に動作開
始信号等を与える。また、本実施例では、レイアウトス
キャナ1とコンピュータ11との間のデータの転送はフロ
ッピー9により行っているが、オンラインあるいは通信
回線等により行ってもよい。
次に第1図に示すコンピュータ11の制御動作を詳細に説
明する。
この場合、レイアウトスキャナ1において、版下原稿F
の画像データは既にフロッピー9に書き込まれていると
する。すなわち、入力ドラム2にセットされた版下原稿
Fからその線画像の画像データがインタフェイス4を介
してレイアウトコンピュータ6により取り込まれて磁気
ディイク7に格納され、この格納された画像データか
ら、所望のデータがフロッピーディスク8によってフロ
ッピー9に書き込まれているとする。
また、このフロッピー9に書き込まれた画像データは、
レイアウトスキャナ1により2値化処理され、ゴミ取り
処理およびノッチ除去処理が行われ、さらにランレング
スデータに圧縮されている。ここで、ゴミ取り処理は数
ピクセル以下の画像はゴミとみなして自動的に取り除く
処理であり、ノッチ除去処理は輪郭線の凹凸を取り除く
処理であり、ランレングスデータは上記2値化処理され
た画像データの1ライン分を白から黒へと変化する点の
アドレスデータに置き換えたものである。
第2図はコンピュータ11の制御動作の概要を示したフロ
ーチャート、第3図(a)はフロッピー9に書き込まれ
た版下原稿Fの画像データを表した模式図、第3図
(b)は同図(a)に示した画像データを固定画像抽出
用に分割した状態を示した模式図、第4図(a)、
(b)、(c)は第一画面表示手段12aによりディスプ
レイ17に表示された画面の状態を示した模式図である。
以下図に基づいてコンピュータ11の制御動作の概要を説
明する。
まず、フロッピーディスク10がフロッピー9に書き込ま
れた版下原稿Fの画像データを読み出し(S1)、記憶装
置18の画像データ格納領域に読み出した画像データを記
憶する(S2)。本実施例では、第3図(a)に示すよう
に1800×1300画素よりなる画像データBが記憶装置18に
記憶されるものとする。次いで、色塗りの対象となる画
像が分色前のものであるか、分色途中あるいは分色完了
後(以下「分色後」という)のものであるかがポインテ
イングデバイス15あるいはキーボード16を操作して選択
されるのを待機し(S3)、選択されたら第一画面表示手
段12aがディスプレイ17に色塗りの対象となる画像およ
び各種メニューからなる第1画面を表示する(S4)。第
1画面20は、第4図(a)に示すように画像21、カラー
パレットメニュー22、作業メニュー23、制御メニュー24
およびサブメニュー表示部25より構成され、ステップS3
で分色前の画像が選択された場合は、記憶装置18の画像
データ格納領域に格納された分色前の2値画像が画面20
に表示され、分色後が選択された場合は、記憶装置18の
分色データ格納領域に格納された分色後のカラー画像が
画面20に表示される。画像21は第3図(a)に示す1800
×1300画像からなる画像Bをその全体像がディスプレイ
17に表示できるように適宜間引いたものであり、500×5
00以下の画素で形成される。カラーパレットメニュー22
は、第3図(a)に示す画像データBに対してディスプ
レイ17上で色塗り(後述する)を行うための色メニュー
となるものであり、図示の如く1〜16の番号で特定され
る色帯より形成され、カラーパレット表示手段12dによ
り表示される。作業メニュー23は、記憶装置18に記憶さ
れた画像データの一部を間引かずに抽出して第二画面
(後述する)に表示するためのメニュー23a(「表
示」)と、第二画面に表示されている分色データ(後述
する)を記憶装置18の分色データ格納領域に登録するた
めのメニュー23b(「保存」)と、ディスプレイ17上で
色塗りを行う各色に対応づけられるイエロー、マゼン
タ、シアンおよびブラックの網%データを入力する入力
画面を表示するためのメニュー23c(「選色」)とから
構成されている。制御メニュー24は、分色手段14での分
色処理を終了するためのメニュー24a(「終了」)と、
画面を第二画面(後述する)に切り換えるためのメニュ
ー24b(「→」)とより構成される。また、サブメニュ
ー表示部25には作業メニュー23から所望のメニューを選
択した場合のサブメニュー(後述する)が表示される。
このようにして表示された第一画面20においてポインテ
ィングデバイス15を操作してメニュー選択が行われる
(S5)。メニュー23cの「選色」が選択された場合は、
カラーテーブル作成手段13によるカラーテーブルの作成
(後述する)が行われる(S6)。メニュー23aの「表
示」を選択した場合は、サブメニュー表示部25に表示さ
れる分色前から分色後かを選択するメニュー(図示せ
ず)が選択されるのを待機し(S7)、続いて表示モード
が選択されるのを待機する(S8)。表示モードの選択は
第4図(b)に示すようにサブメニュー表示部25に表示
されるメニュー25a(「固定」)、あるいはメニュー25b
(「自由」)をポインティングデバイス15で選択するこ
とにより行われる。メニュー25aが選択された場合は、
第4図(b)に示すように分割線26が表示される(S
9)。分割線26は、画像データBをディスプレイ17に表
示できる画素単位に分割した状態を表したものである。
本実施例ではディスプレイ17に表示できる画素数は500
×500であるため、第3図(b)に示すように、分割線2
6により画像データBは500×500画素からなる画像デー
タB1〜B9と300×500画素からなる画像データB10〜B12に
分割される。次いで、分割画像B1〜B12から所望の分割
画像が選択されるのを待機する(S10)。この分割画像
の選択は、画面20に対してポインティングデバイス15を
操作して分割線26で囲まれた領域から所望の領域を選択
することにより行われ、選択された領域の分割画像は画
像抽出手段12bのうちの固定画像抽出手段により抽出さ
れてディスプレイ17に表示される。ここで、ステップS7
にて分色前が選択されている場合は、上記固定画像抽出
手段は記憶装置18の画像データ格納領域に格納された分
色前の2値画像からステップS10で選択された領域の分
割画像を抽出し、分色後が選択された場合は、上記固定
画像抽出手段は記憶装置18の分色データ格納領域に格納
された分色後のカラー画像から選択された領域の分割画
像を抽出する。
なお、第4図(b)においてメニュー領域の斜線部は選
択されたメニューを表し、以下図中の斜線を施したメニ
ューは選択されたメニューを表す。
また、ステップS8でメニュー25bが選択された場合は、
画像抽出手段12bのうちの自由画像抽出手段が第4図
(c)に示すように画像21内に矩形の抽出枠27を表示し
(S11)、記憶装置17に記憶された画像データのうちス
テップS7で選択された画像データに対して抽出すべき領
域が選択されるのを待機する(S12)。ここで、抽出枠2
7は第4図(b)に示す分割線26で区切られた1つの領
域を最大領域としてその大きさを変化させることがで
き、かつ、画面20上でその位置を移動できるようになっ
ている。したがって、ステップS12の領域選択は、ポイ
ンティングデバイス15を操作して画面20上で抽出枠の大
きさおよび位置を指示することにより行われ、これによ
り上記自由画像抽出手段が抽出枠27内の画像データを抽
出する。ここで、上記自由画像抽出手段により抽出され
る画像データの対象は、上記固定画像抽出手段が抽出す
る画像データと同様にステップS7で選択された分色前の
2値画像あるいは分色後のカラー画像である。
このようにして固定画像抽出手段あるいは自由画像抽出
手段により記憶装置17に記憶された画像データからその
一部が抽出されると、第二画面表示手段12cが抽出され
た画像と各種メニューからなる第二画面をディスプレイ
17に表示し(S13)、分色手段14による分色処理(後述
する)が行われる(S14)。この分色処理において、一
通りの分色処理はステップS8でメニュー25a(表示モー
ド「固定」)を選択して各分割画像に対して行ない、あ
る特定の領域に対してのみ分色処理を行いたい場合に
は、ステップS8でメニュー25b(表示モード「自由」)
を選択して所望の領域に分色処理を行う等、表示モード
を適宜選択することによりステップS14の分色処理を効
率よく行うことができる。
ステップS5でメニュー23bの「保存」が選択されると、
保存領域が選択されるのを待機する(S15)。この保存
領域の選択において、ステップS8でメニュー25a(表示
モード「固定」)が選択されている場合は、ステップS1
0の分割画像選択と同様にして保存すべき領域が選択さ
れ、ステップS8でメニュー25b(表示モード「自由」)
が選択されている場合は、ステップS12の領域選択と同
様にして保存すべき領域が選択される。保存領域が選択
されたら分色データ登録手段14cが分色データを記憶装
置18の分色データ格納領域に登録する(S16)。したが
って、メニュー23bの「保存」は通常ステップS14の分色
処理が行われた後に選択されるものである。次いで、終
了するか否かが判断され(S17)、終了しない場合はス
テップS4に戻り第4図(a)に示す第一画面20が表示さ
れてステップS5以降の処理が行われる。
なお、ステップS4の第一画面の表示、ステップS13の第
二画面の表示およびステップS16の分色データの登録等
は、コンピュータ11に接続された記憶装置18に格納され
た画像データに対して行っているが、コンピュータ11内
に画像データを一次的に格納する内部メモリを設け、最
初にこの内部メモリに記憶装置18から対象となる画像デ
ータを格納し、この内部メモリに格納された画像データ
に対して上記第一画面、第二画面の表示および分色デー
タの登録等を行い、処理の終了した内部メモリ内の画像
データを再度記憶装置18に格納するようにしてもよい。
このような内部メモリを設けることにより、ディスプレ
イへの画像の表示あるいは分色データの登録の処理速度
を大幅にアップすることができる。
第5図はカラーテーブル作成手段13の制御動作を説明す
るためのフローチャート、第6図(a)、(b)、
(c)はこの制御動作においてディスプレイ17に表示さ
れる各種画面の状態を示した模式図であり、以下図に基
づいてステップS6のカラーテーブル作成について詳細に
説明する。
まず、第2図のステップS5でメニュー24cの「選色」が
選択されると第6図(a)に示す登録テーブルメニュー
31およびサブメニュー32をディスプレイ17に表示する
(S21)。図示の如く、登録テーブルメニュー31はカラ
ー番号部31a、色表示部31b、Y、M、C、Kの網%部31
cおよび特定No.部31bより構成され、記憶装置18に登録
されたカラーテーブルの内容を示している。サブメニュ
ー32はメニュー32aの「網%」、メニュー32bの「特定N
o.」およびメニュー32cの「色変更」から構成され、第
4図に示すサブメニュー表示部25に表示される。次い
で、ポインティングデバイス15を操作してサブメニュー
32の選択が行われる(S5)。
まず、メニュー32aの「網%」が選択された場合は、網
%入力メニュー表示手段13aが第6図(a)に示すよう
な網%入力メニュー33をディスプレイ17上に表示する
(S23)。図示の如く、網%入力メニュー33には入力さ
れる値を視覚的に表示する棒グラフ表示領域33aと数値
として直接表示するための数値表示領域33bが設けられ
ている。
この状態でカラー番号31aの中から所望の番号がポイン
ティングデバイス15で選択されるのを待機し(S24)、
選択されたら登録テーブルメニュー31の選択されたカラ
ー番号の行が白黒反転し、選択されたカラー番号に対応
づけられる網%が入力されるのを待機する(S25)。こ
の網%の入力は、Y、M、C、K毎にポインティングデ
バイス15を操作して網%入力メニュー33の棒クラフ表示
領域33a内の所望の位置を選択することにより行われ、
入力された値は棒グラフ表示領域33aおよび数値表示領
域33bに表示される。このようにしてポインティングデ
バイス15を操作して網%が入力されたら、近似色表示手
段13cが入力したY、M、C、Kの網%より形成される
色に近似する色を図に示す色確認メニュー34に表示する
(S26)。次いで、ステップS24で選択された登録テーブ
ルメニュー31にあるカラー番号の行すなわち白黒反転し
ている行のカラー番号31aあるいは色表示部31bをポイン
ティングデバイス15で選択することにより、ステップS2
4で選択されたカラー番号にステップS25で入力された網
%が対応づけられた網%データが記憶装置18に登録され
る(S27)。同時に色表示部31bには色確認メニュー34に
表示した色が表示される。図においてはカラー番号
「7」の網%データが登録された状態を示している。こ
の後、他のカラー番号に上記処理を続行するか否かが判
断され(S28)、「Yes」の場合はステップS24に戻り以
降の処理を行う。
次に、ステップS22でメニュー32bの「特定No.」が選択
された場合は、第6図(b)に示すような特定No.入力
メニュー35がディスプレイ17上に表示される(S29)。
図示の如く、特定No.入力メニュー33には番号を入力す
るためのテンキー部35aと入力された番号を表示するた
めの特定No.表示部35bが設けられている。
この状態でカラー番号31aの中から所望の番号がポイン
ティングデバイス15で選択されるのを待機し(S30)、
選択されたら登録テーブルメニュー31の選択されたカラ
ー番号の行が白黒反転し、選択されたカラー番号を対応
づけられる特定No.が入力されるのを待機する(S31)。
この特定No.の入力は、ポインティングデバイス15を操
作してテンキー部35aから所望の番号を選択することに
より行われ、入力された番号は特定No.表示部35bに表示
される。このようにしてポインティングデバイス15を操
作して特定No.が入力された後、テンキー部35aから「Re
t」を選択すると、近似色表示手段13cが入力した番号に
対応するY、M、C、Kの網%より形成される色に近似
する色を色確認メニュー34に表示する(S32)。ここ
で、特定No.に対応するY、M、C、Kの網%は予め記
憶装置18に記憶されている。次いで、ステップS27と同
様にして網%データの登録が行われるが(S33)、入力
された番号は特定No.部31dとして表示され、この番号に
対応する網%は網%部31cに表示される。図においては
カラー番号「4」の特定No.に対応する網%データが登
録された状態を示している。この後、他のカラー番号に
上記処理を続行するか否かが判断され(S34)、「Yes」
の場合はステップS30に戻り以降の処理を行う。
さらに、ステップS22でメニュー32cの「色変更」が選択
された場合は、第6図(c)に示すような色変更入力メ
ニュー36がディスプレイ17上に表示される(S35)。図
示の如く、色変更入力メニュー36にはディスプレイ17上
で表示する色を変更するための色成分増減メニュー36
a、36b、36c、および36dがY、M、C、K毎に設けられ
ている。
この状態でカラー番号31aの中から所望の番号がポイン
ティングデバイス15で選択されるのを待機し(S36)、
選択されたら登録テーブルメニュー31の選択されたカラ
ー番号の行が白黒反転し、選択されたカラー番号のディ
スプレイ上での表示色を変更する(S37)。この表示色
の変更は、ポインティングデバイス15を操作して色成分
増減メニュー36a、36b、36c、36dを適宜選択することに
より行われ、変更後の色が色確認メニュー34および色表
示部31bに表示される。この場合の色調整は、Y、M、
C、K毎にその成分を増減することにより行われ、大き
く増減する場合はメニュー35aあるいは35dを使用し、小
さく増減する場合はメニュー35bあるいは35cを使用す
る。このような表示色の変更は、登録テーブルメニュー
31の色表示部31bで表示された色が近似し視覚的に判別
できず、後で行う分色処理で色の選択をあやまるのを防
止したい場合に行われるもので、変更されるのはディス
プレイに表示される色のみであり、ステップS27で登録
された網%データ自体は変更されない。図においてはカ
ラー番号「4」の表示色が変更された状態を示してい
る。この後、他のカラー番号に上記処理を続行するか否
かが判断され(S38)、「Yes」の場合はステップS36に
戻り以降の処理を行う。
以上のようにして網%データの登録あるいは表示色の変
更が終了すると、カラーテーブルの作成を終了するか否
かが判断され(S39)、「No.」の場合はステップS22に
戻り、「Yes」の場合は終了する。
第7図(a)は分色手段14の制御動作の概要を説明する
ためのフローチャート、第7図(b)は第2図のステッ
プS13で表示される画面の状態を示した模式図であり、
以下図に基づいて第2図のステップS14の分色処理につ
いて詳細に説明する。
まず、第2図のステップS10あるいはステップS12で選択
された抽出画像について第二画面表示手段12cが第7図
(b)に示すような第二画面40をディスプレイ17に表示
する。第二画面40は抽出画像表示部41、カラーパレット
メニュー22、分色作業メニュー42および分色制御メニュ
ー50が設けられている。抽出画像表示部41には境界画像
41aと抽出画像41bが表示され、抽出画像41bは、画像抽
出手段12bにより記憶装置18に記憶された画像データの
一部が間引くことなく表示されたものであり、図におい
ては第3図(b)に示す分割画像B8が間引くことなく表
示されている。境界画像41aは分割画像B8の周囲の画像
の境界部分が表示されたものである。分色作業メニュー
42は、画像41bに対して色塗り行うための分色メニュー4
2a、土手メニュー42bおよび修正メニュー42cより構成さ
れ、カラーパレットメニュー22には、カラーテーブル作
成手段13で作成され記憶装置18に登録されたカラーテー
ブルすなわち第6図に示す登録テーブルメニュー31のカ
ラー番号31aが色表示部31bの色を付されて表示されてい
る。分色制御メニュー50は拡大メニュー50aと画面切換
メニュー50bより構成され、拡大メニュー50aは抽出画像
41bの一部を拡大して表示するためのメニューであり、
画面切換メニュー50bはディスプレイに表示されている
第二画面40を第4図に示す第一画面20に切換えるための
メニューである。また、25は第4図と同様のサブメニュ
ー表示部であり、分色作業メニュー42から所望のメニュ
ーを選択した場合のサブメニューが表示される。
この状態で分色作業メニュー42の選択が行われる(S4
1)。分色メニュー42aが選択された場合はカラーパレッ
トメニュー22に表示された色で抽出画像41bの色塗りを
行う分色処理が行われ(S42)、土手メニュー42bが選択
された場合は抽出画像41bの輪郭線が途切れている部分
をカラーパレットメニュー22に表示された色で結合する
土手作成処理が行われ(S43)、修正メニュー42cが選択
された場合は抽出画像41bの輪郭線、不要な線、ゴミ等
をカラーパレットメニュー22に表示された色で修正する
修正処理が行われる(S44)。
次いでこの色塗り処理、土手作成処理あるいは修正処理
を終了するか否かが判断され(S45)、「No」の場合は
ステップS41に戻り、「Yes」の場合は終了する。
第8図(a)は第7図(a)のステップS42の色塗り処
理を詳細に示したフローチャートであり、第8図
(b)、(c)はこの色塗り処理中に表示される画面の
状態を示した模式図であり、以下図に基づいてステップ
S42の処理について詳細に説明する。
まず、分色モードの選択が行われる(S51)。この分色
モードの選択は第7図(b)のサブメニュー表示部25に
表示されるメニュー「標準」または「自動」(図示せ
ず)をポインティングデバイス15で選択することにより
行われる。
「標準」が選択された場合は、第8図(b)に示すよう
にサブメニュー表示部25に標準メニュー43、色表示メニ
ュー44、元色表示メニュー45および領域表示メニュー60
が表示される。次いで、ポインティングデバイス15でカ
ラーパレットメニュー22から塗る色が選択されるのを待
機し(S52)、選択されたら選択されたカラーパレット
の色を色表示メニュー44に表示する(S53)。次いで、
抽出画像41bの色塗りを行う領域の色すなわち元の色
(以下「元色」という)がカラーパレットメニュー22か
らポインティングデバイス15で選択されるのを待機し
(S54)、選択されたらその元色を元色表示メニュー45
に表示する(S55)。この後、ポインティングデバイス1
5で色塗りを行う領域が選択されるのを待機し(S56)、
選択された領域に対して色塗りが行われる(S57)。こ
の色塗りは、第1図に示す元色変換手段14bが選択され
た領域のうちステップS54で選択された色が付された部
分をステップS52で選択された色で塗ることにより、す
なわち、選択された領域の元色をステップS52で選択し
た色で置き換えることにより行われる。ここで、ステッ
プS56で選択される領域とは抽出画像41bの輪郭線で区切
られた領域である。
また、ステップS51で「自動」が選択された場合は、分
色済か否かが判断され(S58)、「No」の場合は第1図
に示す自動色塗り手段14aによる自動分色が行われ(S5
9)、「Yes」の場合はステップS51に戻る。ステップS58
の分色済か否かの判断においては、第2図のステップS7
で分色前が選択されかつ第二画面40に表示された抽出画
像に未だ分色処理が行われていない場合のみ「No」と判
断される。そして、ステップS59の自動分色において
は、第二画面に表示された抽出画像に対して、境界画像
の色を参照して自動的に色塗りが行われる。具体的に
は、第7図(b)に示す抽出画像41bのうち境界画像41a
に隣接する領域が、自動色塗り手段14aにより境界画像4
1aの色と同じ色で色塗りされる。
このようにして抽出画像41bの所定の領域の色塗りが終
了すると、さらに色塗りを続行するか否かが判断され
(S60)、「Yes」の場合はステップS51に戻り、「No」
の場合は終了する。
なお、第8図(b)に示す領域表示メニュー60は指定さ
れた領域内に対して色塗りを行う(以下「領域分色」と
いう)ためのメニューである。この領域分色は、ステッ
プS51で標準モードが選択された後、ポインティングデ
バイス15を操作して領域表示メニュー60を選択し、ステ
ップS52〜55の処理を行って塗る色および元色の設定を
行い、色塗りを行う領域を指示することにより行われ
る。領域分色による領域指示においては第8図(c)に
示すように抽出画像表示部41に枠線61が表示され、枠線
61は大きさおよびその位置が任意に設定できるようにな
っているため、ポインティングデバイス15を操作して所
望の領域を選択することにより上記領域指示が行われ
る。そして、上記領域分色においては、元色変換手段14
bにより枠線61内にある全ての元色が色表示メニュー44
に表示された色に置き換えられる。
このように上記領域分色は指定された領域内の色塗りを
一括して行うため、ごみあるいは汚れ等を不要な部分を
除去したり、同一の色を塗る輪郭線で囲まれた領域が複
数ある場合に上記領域分色を施すと、迅速に分色処理を
行うことができる。
第9図(a)は第7図(a)のステップS43の土手作成
処理を詳細に示したフローチャートであり、第9図
(b)、(c)はこの土手作成処理中に表示される画面
の状態を示した模式図であり、以下図に基づいてステッ
プS43の処理について詳細に説明する。
まず、第7図のステップS41で土手メニュー42bが選択さ
れると、第9図(b)に示すようにサブメニュー表示部
25に色表示メニュー46、上色表示メニュー47および描画
パターンメニュー48が表示される。色表示メニュー46は
新たに描画する輪郭線等の色を表示するものであり、上
色表示メニュー47は新たに描画された輪郭線等で消され
ない色を表示するものである。また、描画パターンメニ
ュー48はディスプレイ17に表示された抽出画像に対して
新たな輪郭線等を描画するときに使用される描画パター
ンを表示するものであり、第1図に示す描画パターン表
示手段14dにより表示される。
この状態で、拡大メニュー50aがポインティングデバイ
ス15で選択されるか否か、すなわち、抽出画像41bの一
部を拡大するか否かが判断され(S71)、拡大する場合
はポインティングデバイス15で拡大メニュー50aが選択
される。このとき、第9図(c)に示すように抽出画像
表示部41には拡大する領域を選択するためのカーソル51
が表示され、さらに、サブメニュー表示部25に表示され
ている描画パターンメニュー48が拡大用描画パターンメ
ニュー49に切換わる。次いで、カーソル51で拡大領域が
選択されるのを待機し(S72)、領域が選択されたら第
1図に示す画像拡大手段14gがカーソル51内の画像を拡
大し、拡大された画像は第9図(c)に示すように分割
画像表示部41内に拡大画面52として表示される(S7
3)。また、ステップS71で拡大しない場合はステップS7
2および73の処理は行われない。
次いで、ポインティングデバイス15で描画パターン48あ
るいは49が選択されるのを待機し(S74)、選択された
ら抽出画像41bを形成する輪郭線の途切れている部分を
補うすなわち土手付け行う色がポインティングデバイス
15でカラーパレットメニュー22から選択されるのを待機
し(S75)、選択されたらその色を土手色として色表示
メニュー46に表示する(S76)。次いで、上記土手付け
を行う場合に元の輪郭線を消さないために、土手付けさ
れる輪郭線の色を残すようにするプロテクト色がポイン
ティングデバイス15でカラーパレットメニュー22から選
択されるのを待機し(S77)、その色をプロテクト色と
して上色表示メニュー47に表示する(S78)。
この後、ポインティングデバイス15で土手付けされる位
置が選択されるのを待機し(S79)、位置が選択された
ら、ステップS74で選択されたパターンにより色表示メ
ニュー46に表示された色で選択された位置に対して途切
れている部分のみ新たな輪郭線が描画される(S80)。
この輪郭線の描画は、ステップS71で抽出画像41bの一部
を拡大することが選択された場合は拡大画面52内の画像
に対して行われ、ステップS71で抽出画像41bの一部を拡
大することが選択されない場合は抽出画像41bに対して
直接行われる。次いで、続行するか否かが判断され(S8
1)、「Yes」の場合はステップS71に戻り、「No」の場
合は土手作成処理を終了する。
なお、本実施例では上記土手付けを行なう場合に元の輪
郭線を消さないために、消さない色をプロテクト色とし
て指定し上色表示メニュー47に表示しているが、このプ
ロテクト色の指定にかえて、第7図のステップS42の色
塗り処理と同様に土手付けされる部分の色を元色として
指定し、指定された元色の部分をステップS75で選択さ
れた土手色で描画するようにしてもよい。
第10図(a)は第7図(a)のステップS44の修正処理
を詳細に示したフローチャートであり、第10図(b)は
この修正処理中に表示される画面の状態を示した模式図
であり、以下図に基づいてステップS44の処理について
詳細に説明する。
まず、第7図のステップS41で修正メニュー42cが選択さ
れると、第二画面40のサブメニュー表示部25に第10図
(b)に示すようなサブメニューが表示されるが、この
表示されるサブメニュー上色表示メニュー47を除いて第
9図(b)に示すメニューと同じである。
この状態で、第9図(a)に示す土手作成処理と同様に
して、抽出画像41bの一部を拡大するか否かが判断され
(S91)、拡大する場合はポインティングデバイス15で
拡大メニュー50aが選択される。このとき、第9図
(c)と同様にカーソル51が表示され、さらに、サブメ
ニュー表示部25に表示されている描画パターンメニュー
48が拡大用描画パターンメニュー49に切換わる。次い
で、カーソル51で拡大領域が選択されるのを待機し(S9
2)、領域が選択されたら第1図に示す画像拡大手段14g
がカーソル51内の画像を拡大し、拡大された画像は第9
図(c)に示すように抽出画像表示部41内に拡大画面52
として表示される(S93)。また、ステップS91で拡大し
ない場合はステップS92および93の処理は行われない。
次いで、ポインティングデバイス15で描画パターン48あ
るいは49が選択されるのを待機し(S94)、選択された
ら抽出画像41aを形成する輪郭線、不要な線、ゴミ等を
修正する色がポインティングデバイス15でカラーパレッ
トメニュー22から選択されるのを待機し(S95)、選択
されたらその色を修正色として色表示メニュー46に表示
する(S96)。この後、ポインティングデバイス15で修
正される位置が選択されるのを待機し(S97)、位置が
選択されたら、ステップS94で選択されたパターンによ
り色表示メニュー46に表示された色で選択された位置に
対して新たな輪郭線が描画されたり、不要な線、ゴミ等
が消去される(S98)。この輪郭線の描画においては、
第9図(a)のステップS80の描画と異なり、元の輪郭
線を消されることとなる。次いで、続行するか否かが判
断され(S99)、「Yes」の場合はステップS91に戻り、
「No」の場合は修正処理を終了する。
上記のように各種処理を行って記憶装置18の分色データ
格納領域に格納された分色データは、フロッピーディス
ク10を介してフロッピー9に書き込まれる。このフロッ
ピー9に書き込まれた分色データは、入力された絵柄の
輪郭線データと各領域の網パーセントデータより構成さ
れ、フロッピーディスク8を介してレイアウトスキャナ
1に与えられ、レイアウトコンピュータ6を介して磁気
デイスク7に格納される。この磁気デイスク7に格納さ
れた分色データはレイアウトコンピュータ6により各種
画像データと合わせてレイアウト処理され、レイアウト
処理された分色データはインタフエイス5を介して出力
ドラム3にセットされた露光フイルム上に出力され、
Y、M、C、Kの色分解版Pが作成される。
(発明の効果) 以上のように本発明においては、絵柄の輪郭線を形成す
る画像データが画像データ入力手段から入力されて一旦
画像データ記憶手段に記憶された後、この記憶された画
像データは、入力画面表示手段が有する第一画面表示手
段により適宜間引かれて前記絵柄全体がディスプレイに
表示され、さらに、画像抽出手段によりその一部が抽出
され、この抽出された画像データは前記入力画面表示手
段が有する第二画面表示手段により間引かれることなく
前記ディスプレイに表示されるため、色塗りを行う領域
が全体画像のどの部分であるか容易に認識できるともに
色塗りを行う領域を任意に設定することができ、効率よ
く色塗りを行う領域を設定することができる。そして、
前記第二画面表示手段が前記ディスプレイに表示した画
像に対して、カラーテーブル作成手段が前記ディスプレ
イ上で色塗りを行う各色にイエロー、マゼンタ、シア
ン、およびブラックの網パーセントデータを対応づける
カラーテーブルを作成し、領域指示手段により色塗りを
行う領域が指示されると、この指示された領域について
分色手段が前記カラーテーブル作成手段にて網パーセン
トデータが付された色で順次色塗りを行なうため、色も
れなく正確に色塗りを行うことができ、このようにして
作成された分色データは一旦分色データ記憶手段に記憶
された後分色データ出力手段から出力され、この分色デ
ータ出力手段が出力するデータに基づいて、原版作成手
段が印刷製版用の色分解版を作成するため、結果として
コンピュータによる色塗りおよび無地網フイルムの作成
を正確に効率よく行えるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す装置のブロック図、第
2図はコンピュータ11の制御動作の概要を示したフロー
チャート、第3図(a)はフロッピー9に書き込まれた
版下原稿Fの画像データを表した模式図、第3図(b)
は同図(a)に示した画像データを分割した状態を示し
た模式図、第4図(a)、(b)、(c)は第一画面表
示手段12aによりディスプレイ17に表示された画面の状
態を示した模式図、第5図はカラーテーブル作成手段13
の制御動作を説明するためのフローチャート、第6図
(a)、(b)、(c)はこの制御動作においてディス
プレイ17に表示される各種画面の状態を示した模式図、
第7図(a)は分色手段14の制御動作の概要を説明する
ためのフローチャート、第7図(b)は第2図のステッ
プS13で表示される画面の状態を示した模式図、第8図
(a)、(b)は第7図(a)のステップS42の色塗り
処理を詳細に示したフローチャート、第8図(c)はこ
の色塗り処理中に表示される画面の状態を示した模式
図、第9図(a)は第7図(a)のステップS43の土手
作成処理を詳細に示したフローチャート、第9図
(b)、(c)はこの土手作成処理中に表示される画面
の状態を示した模式図、第10図(a)は第7図(a)の
ステップS44の修正処理を詳細に示したフローチャー
ト、第10図(b)はこの修正処理中に表示される画面の
状態を示した模式図、第11図は無地網部分の印刷物の例
を示した模式図である。 1……レイアウトスキャナ 2……入力ドラム、3……出力ドラム 4、5……インタフェイス 6……レイアウトコンピュータ 7……磁気ディスク 8、10……フロッピーディスク 9……フロッピー、11……コンピュータ 12……入力画面表示手段 13……カラーテーブル作成手段 14……分色手段 15……ポインティングデバイス 16……キーボード、17……ディスプレイ 18……記憶装置 F……版下原稿、P……色分解版
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−11062(JP,A) 特開 昭60−222857(JP,A) 特開 昭61−295758(JP,A) 特開 昭61−91660(JP,A) 特開 昭62−44880(JP,A) 特開 昭61−232460(JP,A) 特開 昭62−40871(JP,A) 特開 昭62−39969(JP,A) 特開 昭61−124945(JP,A) 特開 昭62−44795(JP,A) 特開 昭60−260954(JP,A) 特開 昭61−150573(JP,A)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絵柄の輪郭線を形成する画像データを入力
    する画像データ入力手段と、 この画像データ入力手段により入力された画像データを
    記憶する画像データ記憶手段と、 この画像データ記憶手段に記憶された画像データを表示
    するディスプレイと、 前記画像データ記憶手段に記憶された画像データを適宜
    間引いて前記絵柄全体を前記ディスプレイに表示する第
    一画面表示手段と、前記画像データの一部を抽出する画
    像抽出手段と、この画像抽出手段が抽出した画像データ
    を間引くことなく前記ディスプレイに表示する第二画面
    表示手段とを有する入力画面表示手段と、 前記第二画面表示手段が前記ディスプレイに表示した画
    像に対して該ディスプレイ上で色塗りを行う各色にイエ
    ロー、マゼンタ、シアン、およびブラックの網パーセン
    トデータを対応づけるカラーテーブル作成手段と、 前記第二画面表示手段が前記ディスプレイに表示した画
    像に対して色塗りを行う領域を指示する領域指示手段
    と、 この領域指示手段が指示した領域を前記カラーテーブル
    作成手段が網パーセントデータを付した色で順次色塗り
    を行なう分色手段と、 この分色手段が作成した分色データを記憶する分色デー
    タ記憶手段と、 この分色データ記憶手段に記憶された分色データを出力
    する分色データ出力手段と、 この分色データ出力手段が出力したデータに基づいて印
    刷製版用の色分解版を作成する原版作成手段と、 を具備することを特徴とする無地網フイルム作成装置。
  2. 【請求項2】前記画像抽出手段は前記画像データ記憶手
    段に記憶された画像データを所定の領域に分割し、分割
    された領域内の画像データを抽出する固定画像抽出手段
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の無
    地網フイルム作成装置。
  3. 【請求項3】前記画像抽出手段は前記第一画面表示手段
    により前記ディスプレイに表示された画像に対して、所
    定のパターンで任意に選択された領域内の画像を抽出す
    る自由画像抽出手段であることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の無地網フイルム作成装置。
JP23136587A 1987-04-03 1987-09-16 無地網フイルム作成装置 Expired - Lifetime JPH0690496B2 (ja)

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