JPH08293995A - 画像処理装置及び方法 - Google Patents

画像処理装置及び方法

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JPH08293995A
JPH08293995A JP7098965A JP9896595A JPH08293995A JP H08293995 A JPH08293995 A JP H08293995A JP 7098965 A JP7098965 A JP 7098965A JP 9896595 A JP9896595 A JP 9896595A JP H08293995 A JPH08293995 A JP H08293995A
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JP
Japan
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color
range
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image processing
setting
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Application number
JP7098965A
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English (en)
Inventor
Kenji Hara
健二 原
Fumio Mikami
文夫 三上
Shigeo Yamagata
茂雄 山形
Koji Arai
康治 新井
Eiichi Motoyama
栄一 本山
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 処理対象の色の範囲をより正確に、より簡単
に設定することを可能ならしめる画像処理装置及び方法
を提供する。 【構成】 原稿画像中の色を変更しようとする場合、変
更しようとする色を持った部分画像中の点を複数個、座
標入力部105より指定する。そして、スキャナ101
から読み込ませ、それを画像メモリ102に格納する。
次に、指定された座標位置の画素の色相、彩度、明度を
それぞれ抽出して、それら成分の最大値と最小値を決定
する。この後、変更した色を指定すると、先に決定した
範囲にある画素を指定色で置き換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像処理装置及び方法、
詳しくは原稿画像の所望とする色の部分に対して所望と
する処理を行う画像処理装置及び方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、色変換は、RGBの比の大きさ
を変更することにより変換対象色の幅を変更するRGB
の対主色比方式や、RGB(レッド、グリーン、ブル
ー)→HSL(色相、彩度、明度)変換を施した後にH
SL空間上で色の判定、置き換えを行うHSL方式など
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】だが、現在までの方式
では実画とは無関係な数値によって変換幅を設定してい
るため、実際には余計なところまで変換してしまった
り、逆に、変換範囲に満たないことが多々ある。これで
は、良好な画像を得ることはできない。
【0004】
【課題を解決するための手段】及び
【作用】本発明はかかる問題点に鑑みなされたものであ
り、処理対象の色の範囲をより正確に、より簡単に設定
することを可能ならしめる画像処理装置及び方法を提供
しようとするものである。
【0005】この課題を解決するため、例えば本発明の
画像処理装置は以下の構成を備える。すなわち、指定さ
れた色の範囲を有する部分画像に対して所定の処理を施
す画像処理装置であって、原稿画像中の処理対象部分の
点を複数個指定する指定手段と、該指定手段で指定され
た点位置に基づく画素のデータを検出手段と、検出され
たデータから色相、彩度、明度の色情報を抽出する抽出
手段と、該抽出手段で抽出された各画素の色情報の分布
に基づいて、処理対象の色範囲を設定する設定手段とを
備える。
【0006】ここで本発明の好適な実施態様に従えば、
検出手段は、前記指定手段によって2点一組によって決
定される線分上の画素のデータを検出することが望まし
い。これによって、処理対象の画像の色情報を多数入力
でき、しかも、精度良く入力できるようになる。
【0007】また、前記検出手段は、前記指定手段によ
って2点一組によって決定される矩形内の画素のデータ
を検出するようにしても良い。この場合には、2点で2
次元的な広がりの色情報を抽出するので、より精度良く
処理対象の範囲を決定できる。
【0008】また、前記設定手段には、検出された各色
情報を軸とする頻度を求める手段と、最大頻度に対する
所定の割合の閾値を求めて、当該閾値以上の頻度を有す
る分布を変換対象の色範囲とすることことが望ましい。
これによって、目的の画像中に孤立点があっても、その
孤立点の影響を受けないで処理対象の範囲が決定でき
る。
【0009】また、前記設定手段には、検出された各色
情報を軸とする頻度を求める手段と、前記軸方向の境界
位置を所定の割合だけ広げる調整手段とを備えるように
してもよい。これにより、調整手段で調整した範囲を処
理対象の範囲とすることになるから、点の入力が多少少
ない、あるいは雑であっても意図した範囲を得ることが
可能になる。
【0010】また、更に、出力色を設定する出力色設定
手段と、前記設定手段で設定された色範囲にある画素デ
ータを前記出力色設定手段で設定された色に変換し、前
記色範囲外の画素データを無変換状態にする変換手段
と、該変換手段の変換結果を出力する出力手段とを備え
ることが望ましい。これによって、原稿画像中の所定の
色を他の色に変換することが可能になる。
【0011】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明に係る実施例
を詳細に説明する。尚、本実施例ではデジタルカラー複
写機に適応した例を説明する。
【0012】図16は、実施例における複写機のブロッ
ク構成図を示している。図示において、100は本装置
全体の制御を司るCPUであり、後述する各処理部とし
ての機能を有し、内部にはその動作処理手順(後述する
各フローチャートに基づくプログラムを含む)を記憶し
ているROMとワーク領域として使用するRAMを備え
る。101は原稿画像を読み取るスキャナであり、実施
例ではR,G,Bそれぞれに対して8ビットのデータを
出力する。102はスキャナ102から読み込まれた画
像データを記憶する画像メモリ、103は実際の複写処
理を行う印刷部であり、例えばY,M,C,Bkの各色
画像を重畳印刷するものである。104は、各種処理
(変倍率やコピー部数の指定等)を指示する操作パネル
であり、簡単なメッセージ等を表示する表示部を備え
る。105は座標入力部であって、例えば点を指示する
ペンと、このペンによる指示位置を検出する検出部(タ
ブレット)で構成される。実施例では、この検出部は、
複写機の原稿載置カバー上に設けられていて、ここに原
稿をセットすることで、所望とする位置をペンで指示で
きる。また、実際に原稿画像を読み取る場合には、この
原稿載置カバーを開けて、プラテンガラス上に原稿を載
置し、スタートキー(操作パネルに設けられている)を
押すことで、複写等を開始する。
【0013】さて、色の表現する要素としては、例えば
色味を表す色相、明るさを表す明度、彩やかさを表す彩
度がある。本実施例ではこの色相・彩度・明度を色変換
の判定パラメータとして使用する事とする。
【0014】図1(A)は例えばイメージスキャナから
読み取った原稿画像を示している。図示の1は原稿画像
であり、2〜4はそれぞれのオブジェクト(図示ではリ
ンゴと背景)を示している。
【0015】ここで、今、リンゴ2の色変換を行う場合
を考えてみると、読み取った画像中のリンゴ2の色相分
布は図1(B)の符号10で示すように、色相は符号1
1で示す範囲にあり、彩度は符号12で示す範囲、明度
は符号13で示す範囲にあるとする。
【0016】尚、色相は、色味を表すファクターで、円
形のイメージを持っており、存在する全ての色相が連続
的につながっているものとし角度でその特徴量(色)を
表す。本図では目で見て6色に分解して簡略表記してあ
るが、実際は、境界があるわけではない。彩度は鮮やか
さを表すファクターで、このグラフでは値“0”が無彩
色で、値“10”が最も彩やかなことを表す。明度は明
るさを表すファクターで、このグラフでは値“0”が最
も暗く、値“10”が最も明るいことを示している。
【0017】通常自然画は連続的にこれらの色相・彩度
・明度が変化している。そして、リンゴ2を構成する色
は各成分の範囲11、12、13の範囲内で表現できる
色で決定される。
【0018】このリンゴ2を色変換するための色判定の
パラメータとして、色相・彩度・明度を使用するとなる
と、リンゴ2を完全に色変換するためには少なくとも符
号10に示したような、色相・彩度・明度の範囲11〜
13で示されるデータ以上の色判定パラメータを設定し
なければならない事になる。
【0019】しかし、実際に現状まで良く使われていた
色変換の変換パラメータの設定法例は図2の通りであ
る。
【0020】すなわち、符号20で示すように、装置か
ら変換したい色の入力を求められ、ユーザは変換したい
と思っている変換対象物であるリンゴの中の1点を例え
ばポインティングデバイスやキーボードで入力する。次
に、装置はその入力された座標の色データを色相・彩度
・明度に変換し、予めRAM等に確保された各テーブル
上にプロットする。この場合、指定されたポイントの赤
色の色相は例えば符号22、彩度が符号23、明度が符
号24となってプロットされる。
【0021】次に符号21で示すように、装置は「変換
幅を入力してください」等のメッセージを表示し、先に
決定した成分値22〜24で表される値から、それぞれ
どれくらい離れた色までを変換対象とするかというパラ
メータである変換幅の入力を求めてくる。この時、ユー
ザは変換幅が小から大までの数段階の抽象的な入力しか
出来ず、色変換結果を確認することはできない。装置は
変換幅に対応する内部パラメータ25(実際の幅はパラ
メータによって異なる)を各成分値22〜24のポイン
タから変換幅として演算して変換範囲境界を求め、この
幅の中に入っている色を色変換対象と見なす事としてい
た。
【0022】ここで、図1の符号10と図2の符号21
で生成された変換範囲パラメータを比較してみると実際
に変換対象物であるリンゴの色分布とは異なる範囲を指
定している事になる。このようにリンゴの色分布に合わ
せるような処理を有していないために変換対象物が完全
に変換されない現象である変換残しや、余計なところま
で変換してしまう過変換が多く起こる結果になってい
た。
【0023】また、前記不都合である変換残しや過変換
を最小限に抑えるためには、色判定時に必要最小限の色
相・彩度・明度の範囲を指定することが重要となる。本
実施例では、変換対象物を変換するのに最低必要な色相
・明度・彩度の値を自動設定する数点指示法という手法
を作りだし、その優れたマンマシンインターフェイス及
び制御法を提供するものである。
【0024】色変換処理のフローは後述することとし
て、色判定パラメータを生成する場所である本発明の数
点指示法のアルゴリズムを図3を用いて説明する。
【0025】同図(A)における符号5は、変換対象と
なるリンゴ2(図1参照)の拡大図である。図示の如
く、実施例では、複数の点(図示ではP1〜P4の4
点)を指定する。
【0026】説明を簡単にするため、ユーザが指定する
点の順序は、P1、P2、P3、P4であるものとして
説明する(勿論この順序に限らない)。
【0027】まず、最初の点P1を指定すると、その指
定位置における色相、彩度、明度を算出し、同図(B)
の符号6に示すようなウインドウを表示し、その中の対
応する位置を明示する(図示のh1、s1、l1)。
【0028】次に、点P2を指定すると、前回の点P1
に対応する明示位置はそのまま残して、新たに算出され
た色相、彩度、明度に対応するh1、s1、l1を同ウ
インドウ上に明示する(符号7)。以下、点P3に対し
て同様の処理を行うと、ウインドウ8のようにしなり、
P4に対してはウインドウ9のようになる。
【0029】ここで、最終的に点入力が終了した旨を指
示すると、装置は、各成分の最大値と最少値とを決定
し、それを明示する。ウインドウ9におけるh1mi
n、h1max、s1min,s1max、及び、l1
min,l1maxがそれである。
【0030】以上の結果、指定する点が対象となるリン
ゴ画像2に対して多ければ多いほど、その変換範囲は先
に示した図1(B)の範囲に近づくことになるのは、容
易に理解できよう。実施例の装置では、この変換対象の
範囲決定を上記の手順により自動化する。
【0031】図4に、この数点指示法の制御フローチャ
ートを示し、以下手順に従って説明する。尚、同フロー
チャートに基づくプログラムは図16のCPU100の
ROMに格納されていて、例えば色変換を行う旨の指示
を操作パネル104から指示され、その色変換処理の中
の初期段階で実行されるルーチンを示している。
【0032】また、以下の処理を開始する前に、既に原
稿が座標入力部105に載置されているものとして説明
する。
【0033】ステップS1では、CPU100内のRA
Mの所定アドレスに変数iを確保し、その値を“0”で
初期化する。
【0034】次いで、ステップS2では、操作パネルか
らOKボタン(座標入力の終了を指示するボタン)が押
下されたか否かを判断する。
【0035】OKボタンの押下が検出されないと判断し
たら、ステップS3に進み、座標入力の継続中であると
判断し、座標入力部よりペンで指示された位置x,yを
検出する処理を行う。そして、検出された座標x,yを
予め確保した配列変数x(i)、y(i)に格納し、ス
テップS5で変数iを“1”だけインクメントしてステ
ップS2に戻る。
【0036】上記原稿画像上の座標入力を行っている最
中に、okボタンが押下されると、処理はステップS6
に進む。ここでは、必要な個数の座標入力がなされたか
どうかを判断するため、その時点での変数iの値と、予
め決められた値Mとを比較する。
【0037】この比較結果、変数iがM未満であると判
断した場合には、未だ十分な個数の座標データの入力が
おこなれていないと判断できるので、ステップS7で入
力個数が足りない旨のメッセージを操作パネル104の
表示部に表示する。そして、ステップS8でキャンセル
ボタン(操作パネルに設けられている)の押下を検出し
た場合には、ユーザにより処理が中断された旨を上位ル
ーチンに知らせ、本処理を終了する。また、逆に継続す
る旨が指示された場合には、ステップS2に戻って座標
入力を続行する。なお、実施例では閾値Mの値を“2”
にしたが、この値に限るものではなく、適宜変更できる
ようにしても良い。
【0038】さて、十分な個数の座標入力が行われたと
判断した場合には、ステップS9、S10に進み、読み
取りスタートボタンの押下の検出或いはキャンセルボタ
ンの押下の検出ループを実行する。この間、ユーザは、
座標入力中に使用していた原稿を読み取り面(プラテン
ガラス)上に載置する処理を行うことになる。
【0039】尚、ここでキャンセルボタンが押下された
場合には、処理が中断された旨を上位ルーチンに知らせ
て本処理を終了する。
【0040】また、読み取りスタートボタンが押下され
たと判断した場合には、ステップS11に進んで、原稿
画像を読み取り、それをRGB形式のデータとして画像
メモリ102に格納する。
【0041】ステップS12では、先の座標入力操作で
入力された座標位置の画素データのRGBのデータを画
像メモリ102より読み込み、それを色相、彩度、明度
の3成分に変換する。
【0042】ステップS13では、変換された各座標位
置の色相、彩度、明度それぞれの最大値と最小値とを求
める。
【0043】尚、色相についてであるが、色相値は角度
(例えば0°〜360°)で表される。しかしながら、
その角度の最大値と最小値だけから色相範囲を特定する
ことはできない。なぜなら、変換対象の色の色相が例え
ば0°近傍にある場合には、上記の処理では、例えば3
50°〜10°というように判断しなければならないの
に、10°〜350°と判断してしまうと、もはや意図
した通りにはならないからである。そこで、本実施例で
は、全座標位置における各画素の色相値が集中している
部分を判断し、その中で色相の範囲を特定した。
【0044】具体的な処理内容を図8を用いて説明す
る。今、図8(A)に示すように、変換対象の色を指定
して、色相値P1〜P5が得られたとする。ここで、P
2が色相の最大角度(基準角Oから反時計回りの角度)
になるのは理解できよう。
【0045】しかし、ユーザは、このとき、P3〜P5
を変換対象として指定したと思われるので、角度の最大
値と最小値のみから判断すると間違う可能性が大であ
り、少なくとも図8に示すようなケースでは適応できな
い。
【0046】そこで、初期として第1点目(点P1)を
着目し、その点を基準として、他の点との相対的な角度
差を検出し、その角度差の最大値を点P1を着目した際
の仮の変換角度とする。この結果、図8(A)に示すよ
うに、仮角度は点P1〜P4で示されるθ1となる。
【0047】次に、第2点目を着目し、同様の処理を行
いθ2を求める。以下、第3点目、第4点目、そして最
後の第5点目を着目してθ3、θ4、θ5を決定する。
【0048】この後、θi(i=1、2、…5)の中の
最小値を検出する。この結果、図8(B)に示すよう
に、点P3〜P5の範囲が変換対象の角度として決定さ
れる。
【0049】尚、上記処理では、変換対象となる色範囲
は狭い範囲であることを前提とするものであるが、実際
問題として、例えば図8(A)に示すような広い範囲を
変換することはまず有り得ないので、問題はない。但
し、最終的に求めた角度で良いのかどうかを、ユーザに
問い合わせ、場合によっては変更するようにしてもよ
い。
【0050】以上の結果、色変換しようとする画像の色
情報は得られるので、後は、その範疇に入る色の画素を
指定された色にして出力すれば良い。
【0051】図5は、色変換の具体的処理内容を示すフ
ローチャートである。
【0052】ステップS21では、上記処理を行ない、
変換対象の色範囲を決定する。次いで、ステップS22
に進んで、変換後の色を決定する。この変換後の色は、
実施例では、値を入力するのではなく、その値を得るま
では装置に任せる。すなわち、変換後の色は、その変換
後の色を持っている原稿画像中のその色の位置を指定し
て決定する。
【0053】ステップS22の詳細を図6に基づいて説
明する。
【0054】まず、変換後の色を持った原稿を先に説明
した変換対象の原稿と同様に、座標入力部105にセッ
トし、変換後の色にしたいところをペンで指定する(ス
テップS31)。次いで、その指定した位置で良い旨の
ボタン(操作パネル104に設けられている)を押下す
ると(ステップS33に進む)。
【0055】ステップS33では、読み取り開始指示ボ
タンの押下がされるのを待つ。これは、ユーザはその原
稿を読み取り位置にセットする操作が必要だからであ
る。
【0056】さて、読み取り開始指示がされると、先に
指定した位置の画素の色データを読み取り、これを変換
後の色として決定する。
【0057】尚、説明が前後するが、実施例におけるス
キャナ101からの画像データは、少なくとも1ライン
分の容量を有するバッファメモリに一旦格納される。従
って、1ライン単位に読み込まれる度に不図示のカウン
タをインクリメントしていき、先に入力された座標値と
を比較することで、目的の画素のデータを有するライン
の読み取られたかどうかを判断できる。そして、該当す
るラインのデータが読み込まれた場合には、そのライン
中に目的の画素データが存在することになるから、その
位置を先に指定された座標位置から算出して、目的の画
素の色データであるRGBデータを得る。
【0058】以上のようにする理由は、変換後の画像の
特定の位置の色を検出するためだけに、その画像全体を
記憶するための余分なメモリを用意しなくても良くなる
という点である。
【0059】さて、上記の処理によって変換後の色を決
定すると、処理は図3のステップS23に進む。
【0060】ここで、画像メモリ102から1画素分の
RGBデータを読み込む。そして、ステップS24に進
んで、その読み込んだRGNデータを色相、彩度、明度
に変換し、先のステップS21で決定した変換対象色範
囲に入るか否かを判定する。ステップS25では、この
判定結果に基づいて処理を分岐させる。すなわち、判定
フラグがON、つまり、注目画素が変換対象の色である
を判断した場合には、ステップS26に進んで、決定し
た変換後のRGBデータに置き換える。そして、ステッ
プS27に進んで、置き換えたRGBデータを画像メモ
リ102内の注目画素位置に書き込む。また、注目画素
が変換対象の色ではないと判断した場合には、ステップ
S26、27の処理をスキップする。
【0061】こうして、ステップS28で全ての画素に
ついての処理が完了したと判断するまで、上記ステップ
S23以降の処理を繰り返す。この結果、画像メモリ1
02内には、変換対象となる色を持った画素が全て、変
更しようとする色のデータに置き代わることになる。
【0062】これ以降は、例えば画像メモリ102内の
RGBデータを、YMCKに変換して、印刷部103よ
り出力することになる。
【0063】上記処理における、ステップS24の色判
定処理は、例えば図7に示す処理で実現する。
【0064】まず、ステップS41でRAM上に確保し
た判定フラグをOFFに初期化する。ついで、画像メモ
リ102から読み込んだ画素のRGBデータを色相h、
彩度s、明度lに変換する。
【0065】次いで、ステップS43〜45において、
それぞれが先に示した範囲にあるのかどうかを判定す
る。全ての範囲内にあると判定された場合には、判定フ
ラグをONに本処理を終了する。また、いずれか1つで
も範囲外になると判断した場合には何もせず、本処理を
終える(判定フラグがOFFのままになる)。
【0066】以上説明したように本実施例によれば、処
理対象となる色の範囲をユーザが複数点指定するだけ
で、ほぼ意図した通りになるので、変換後の画像も意図
した通りに出力されることになる。
【0067】また、実施例では、色変換について説明し
たが、本実施例の主旨は、処理対象となる範囲を特定す
る処理に特徴があるので、これによって本発明が限定さ
れるものではない。但し、複写機に適応する場合の用途
としては、上記の色変換が最適である。
【0068】<第2の実施例の説明>上記実施例(第1
の実施例)では変換対象物の数点を指定する数点指示法
について説明したが、本第2の実施例ではライン指示法
について説明する。
【0069】ライン指示法の入力方法を図9を用いて説
明する。
【0070】ライン入力法では2ポイントを一組として
入力を行なう(点の指定方法は第1の実施例と同じであ
るものとする)。図9(A)は図1におけるリンゴ2の
拡大図を示している。本実施例では、2ポイントの入力
で点P5を最初に入力し、その後にP6が入力された場
合、同図(B)のように、P5の座標を(x1,y1)、
P6の座標を(x2,y2)として内部に記憶しておき、
その2点間を結ぶ直線上の全ての色を変換対象とする範
囲を作るためのパラメータとするものである。つまり数
点指示法を2点指示するだけでその間の注目画素を直線
的に結びながら点指示を行ない設定する。また、同図
(A)のように、P7とP8で作られるラインのように
複数のラインを設定することも出来る。
【0071】以上の結果、少ない点入力の操作もでって
多数の点の入力が行われたと同様の効果が発生するの
で、変換対象範囲はより信頼性を増すことになる。
【0072】このライン指示法の制御フローを図10と
図11のフローチャートに従って説明する。尚、以下に
示すi,j及びx1()、Y1()、X2()、Y
2()等はRAM内に予め確保された変数である。
【0073】まず、ステップS51で、変数i(2点の
組み数を示す変数),j(点の個数を示す変数)を初期
として“0”を与える。次いで、ステップS52に進ん
で、座標入力が完了した旨の指示があったかどうかを判
断する。
【0074】入力完了の指示がない場合には、ステップ
S53に進んで、座標入力部105に載置された原稿上
の座標X,Yの検出を行ない、ステップS54で、変数
jを“1”だけインクリメントする。次いで、ステップ
S55に進み、変数jが偶数であるかどうかを判断す
る。偶数ではない、つまり、2点の組みの最初の点の入
力がなされたと判断した場合には、ステップS66に進
んで、X1(i)、Y(i)に検出されたX、Y座標値
を格納し、ステップS52に戻る。
【0075】一方、変数jが偶数であると判断した場合
には、2点の組みの最後の点の入力がなされたことを意
味するから、ステップS56に進んで、X2(i)、Y
2(i)に検出された座標値X,Yを格納し、ステップ
S57で変数iを“1”だけインクリメントする。すな
わち、変数iは2組みの座標が入力された場合にのみ、
その値が更新されることになる。
【0076】さて、上記処理を行っている最中に、操作
パネル104から完了した旨の指示があったら、処理は
ステップS58に進み、変数iが1以上であるかどうか
を判断する。
【0077】変数iが1未満、すなわち、“0”であっ
た場合には、2点の組みの座標データが一度も入力され
ていないことになるから、ステップS59でエラーを報
知し、処理を続行するかどうかを問い合わせる。ステッ
プS60で中断する旨の指示があったら、本処理を終え
るが、続行する旨の指示を受けた場合には、ステップS
53に進み、座標入力を継続する。
【0078】さて、変数iの値が“1”以上になると、
処理はステップS61、62のループに移り、ユーザか
らの次の指示を待つことになる。
【0079】このループ中、キャンセル指示がなされた
場合には本処理は終了するが、ユーザが原稿をスキャナ
101にセットして読み取り開始指示を行った場合には
ステップS63に進む。
【0080】ステップS63では、原稿画像を読み取り
それを画像メモリ102に格納する。次いで、ステップ
S64に進んで、変数iで示される組みの数だけ、X1
()、Y1()、X2()、Y2()で表される、画像
メモリ102内の直線上の各画素のRGBデータから色
相、彩度、明度の色データを抽出する処理を行う。
【0081】そして、ステップS65で範囲を決定す
る。
【0082】次に、上記処理におけるステップS64の
処理を図11のフローチャートに従って説明する。尚、
以下の説明におけるx1、y1、x2、y2は、上記処
理で得られたX1(n)、Y1(n)、X2(n)、Y
2(n)が代入される変数(n=1、2、…iのいずれ
か)であり、x,y及びka,kbもRAM上に確保さ
れた変数である。
【0083】ステップS71では、2点間を結ぶ直線の
傾き係数kaを計算して代入する。ステップS72で
は、2点間を結ぶ直線の接辺kbを計算する。実際に画
像処理を行う際には2次元のイメージで画像を画素単位
で信号化しているために座標は整数値を取る事になる。
また、直線の傾きが1より大きい時にはyを変数として
xを求め、1より小さいときにはxを係数としてyを求
めないと、飛び飛びの点しかプロットでないないため、
ステップS73では傾きのチェックして、変数をx座標
にするかy座標にするかを決定している。
【0084】まず最初に傾きの絶対値が1より小さかっ
たときを想定してみる。
【0085】この場合処理はステップS74に進み、x
1とx2を比較し、x1の方に小さい数字がくるように
座標間の入れ換えを行う。これは後述するステップS7
8において単純にx1をインクリメントすることで変数
値を操作できるようにするためである。
【0086】次にステップS75に進み、変数xにx1
を代入する。ステップS76では、xがステップS75
で定めた値のときのy座標値をその直線より導く。ステ
ップS77では、座標(x,y)の画素のデータRGBデ
ータを画像メモリ102から読み込む。そして、読み込
んだデータは変数r1、g1、b1に格納する。続くス
テップS78で、変数r1、g1、b1から色相・彩度
・明度に分解する処理を行う。この処理は第1の実施例
と同様であるので省略する。
【0087】次に、ステップS79に進んで、直線間の
x座標のインデックスとなる変数x1の座標をインクリ
メントし、再終点であるx2に到達したと判断するま
で、ステップS75以下の処理を繰り返す。
【0088】尚、ステップS73における判断で、変数
kaが“1”(傾きが45°を越える)と判断した場合
には、ステップS81以降の処理を行うが、基準となる
座標が異なるだけであるので説明は省略する。
【0089】以上の結果、2点1組みの線分上の画素群
の色相、彩度、明度が得られる。図10におけるステッ
プS65における範囲の決定は、先に説明した通りであ
るので、ここでの説明は省略する。
【0090】以上説明したように本第2の実施例によれ
ば、少ない点の入力でもって、多数の点を入力したこと
と同様の効果があり、処理対象となる色の範囲の信頼性
はより高くなる。
【0091】<第3の実施例の説明>上記第2の実施例
では、変換対象物の2点間を結ぶ直線上の色から色判定
領域を検出するライン指示法について説明したが、本第
3の実施例では面積指示法について説明する。
【0092】面積指示法の入力方法を図12に示す。
【0093】ライン入力法では2ポイントを一組として
入力を行っていたが、本面積指示法でも操作回数を少な
くするため2ポイントを一組として入力を行う。図12
(A)は、図1のリンゴ2の拡大図である。2ポイント
の入力でP9を最初に入力し、その後にP10が入力さ
れたとすると、P9の座標を(x1,y1)、P10の座
標を(x2,y2)として内部に記憶しておき、その2点
間を対角線(同図(B)の破線部)とする矩形のエリア
上の全ての色を変換対象とする範囲を作るためのパラメ
ータとする方法である。尚、図12では、1つの矩形し
か指示してないが、複数設定できるものとする。
【0094】2点1組みの座標を入力して、矩形を特定
するわけであるから、操作処理手順は第2の実施例にお
ける図10と略同じである。異なる処理は、図10にお
けるステップS64であり、この処理を本第3の実施例
では、矩形内部の画素データについて色データを検出す
る処理にすれば良い。
【0095】従って、本第3の実施例では、1組みの座
標データで示される矩形内の画素データから色相、彩
度、明度を抽出する処理を図13を用いて説明する。
尚、以下の説明における各変数は予めRAMに確保され
ているものである。
【0096】まず、ステップS91、92では、矩形の
左上の座標を決定する。つまり、(x1,y1)と(x2,
y2)のから得られる対角線を左上から右下の方向にな
るように座標の調整を行う。
【0097】ステップS93でじゃ。主走査を行うx座
標の開始位置をstartxというバッファに格納す
る。ステップS94では読み込み座標のyの位置を変数
yに格納する。ステップS95では、読み込み座標のx
の位置を変数xに格納する。
【0098】そして、ステップS96で、座標(x,y)
の位置の色をr1,g1,b1として読み込み、ステップ
S97で数点指示法やライン指示法と同様にr1,g1,
bを色相・彩度・明度のファクターを計算して内部テー
ブルにセットする。
【0099】この後、ステップS98でx1を1つ進
め、ステップS99で1ライン分の変換(プロット)処
理が終了したと判断するまで、上記ステップS95以下
の処理を繰り返す。
【0100】さて、1ライン分の処理が終了した場合に
は、ステップS100、S101で、次のラインの処理
に対処するため、x1にstartxを、y1の値を
“1”にセットする。そして、ステップS102で全て
のラインに対する処理が完了したと判断されるまで、ス
テップS94以下の処理を繰り返す。
【0101】この面積指示法では数点指示法やライン指
示法よりも少ない入力で多くの色を参照して色判定パラ
メータを作成することができ、第2の実施例と比較し
て、より処理対象の範囲を精密にすることが可能にな
る。
【0102】但し、2点で矩形を特定するので、残りの
頂点位置は目測で判断する必要がある。つまり、残りの
2点が確実に変換対象内に入っている場合には問題はな
いが、誤ってその2点が変換対象外になってしまう可能
性は否定できない。この意味では、先に説明した第2の
実施例の方が優れている。
【0103】<第4の実施例の説明>上記第1〜第3の
実施例も色判定のパラメータhmax,hmin,sm
ax,smin,lmax,lminを求めてその3つ
の範囲の条件を満たしたときに変換対象とする構成だっ
たが、微妙に変換対象物から外れた地点を入力したり、
中に特に色の異なる孤立点などがあった場合にはその色
の為に不当に色判定範囲が広げられることが起こり得
る。
【0104】本第4の実施例では、この問題を領域生成
アルゴリズムを用いて一掃する。
【0105】図14は、変換対象物の変換対象色として
第3の実施例の面積指定もしくは第2の実施例のライン
指定または第1の実施例の数点指示法で点指定を多く行
ったときの彩度の分布である。横軸は彩度の大きさで、
0が無彩色、10が最も鮮やかな事を表す。縦軸は横軸
の彩度のドット個数である。
【0106】第1〜第3の実施例で使用される変換領域
生成アルゴルでは最大値と最小値を各smax,smi
nにしてしまう。つまり、分布をしている領域全てを選
んでしまうために図13においては符号34に示すよう
な孤立した彩度があると、それに応じて彩度の判定パラ
メータであるsmax,sminは符号33のようにな
ってしますことになる。このような孤立点を除去するた
めのオフセット法を提示する。
【0107】このオフセット法とは、以下の通りであ
る。すなわち、最も多かった彩度値の頻度数(符号30
で示される)に対して所定のパーセンテージを掛けたも
のを閾値(図示の符号31)とする。そして、この閾値
を越える度数を有する最大値と最小値を範囲(符号3
3)を決定する要因として採用する。この結果、当初の
範囲が符号33のようになっていても、孤立した色の画
素(その個数は当然少ないので)が除かれるので、範囲
決定の精度は向上する。
【0108】尚、第4の実施例では彩度について説明し
たが、他の成分に関しても同様である。
【0109】<第5の実施例の説明>第5の実施例を説
明する。先に説明したように、第1〜第3の実施例の問
題点として、点の選び方によっては理想的な変換範囲が
得られない可能性が残る。これは、正確に変換対象物内
を指定しているかぎり変換対象物の色分布以上の色判定
パラメータは発生しないが、それより狭い範囲のパラメ
ータは発生する可能性が大きいという事である。
【0110】図15は、本第5の実施例における領域生
成法を示す。以下説明する。
【0111】図14と同様に彩度のテーブルを例に説明
する。図示の符号35が変換対象物の実際の彩度分布で
ある。対して、本第1〜第3の実施例で入力した分布は
符号36の幅内にあるとする。この場合、符号35と3
6の幅の差分だけ変換残しが発生してしまう。これを緩
和するためにある程度判定領域を広げてやる方法が本実
施例の変換幅付加法である。
【0112】この図では符号36の変換範囲に対して符
号37分だけ変換範囲を広げている。これにより符号3
5に近付くことができ、変換残しが緩和される結果とな
る。
【0113】しかし、この符号37の幅はユーザの入力
に応じて変化する物なので、可変出来るよに作っておく
のがよい。図3の従来の色変換パラメータの設定法と同
様のユーザーインターフェイスをもたせ、変換幅の入力
をユーザに求めるインターフェイスをとり、変換範囲を
広げるパラメータである符号37は微小分の変化に留め
ておくことにより変換残しが解決されるものとなる。
【0114】以上各実施例を説明したが、本発明は複写
機に限定されるものではなく、画像の入力を行ない、そ
の中の適当な色範囲に対して所定の処理を行うものであ
れば、如何なるものであっても構わない。
【0115】また、実施例では、CPUの処理手順はい
ずれもROMに格納されるものとし、且つ、1つの単体
の装置として説明したが、外部からプログラムを供給す
ることでも実現できるし、画像入力部、処理部、出力部
(プリンタや表示装置等)がそれぞれ別体になっている
システムに適応しても良いわけであるから、上記説明か
ら本発明が限定されるものではない。
【0116】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、処
理対象の色の範囲をより正確に、より簡単に設定するこ
とが可能になる。
【0117】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例における原画像とその原画像中のオブジ
ェクト2の色分布を示す図である。
【図2】従来の色範囲の設定手順を示す図である。
【図3】実施例における色範囲の設定手順の点の指定と
それによる範囲の決定手順を示す図である。
【図4】第1の実施例における原稿画像中の色範囲を決
定するまでの処理手順を示すフローチャートである。
【図5】第1の実施例における色変換の全体の処理手順
を示すフローチャートである。
【図6】図5における変換後の色の指定にかかる処理手
順を示すフローチャートである。
【図7】図5における色判定処理内容の示すフローチャ
ートである。
【図8】実施例における色相範囲の判定の概要を説明す
るための図である。
【図9】第2の実施例における領域生成の概要を示す図
である。
【図10】第2の実施例における原稿画像中の色範囲を
決定するまでの処理手順を示すフローチャートである。
【図11】第2の実施例における原稿画像中の色情報の
抽出処理手順を示すフローチャートである。
【図12】第3の実施例における領域生成の概要を示す
図である。
【図13】第3の実施例における原稿画像中の色情報の
抽出処理手順を示すフローチャートである。
【図14】第4の実施例における範囲決定の概要を示す
図である。
【図15】第5の実施例における範囲決定の概要を示す
図である。
【図16】実施例が適用する装置のブロック構成図であ
る。
【符号の説明】
1 色変換原稿 2 変換対象物 3、4 背景 5 変換対象物の拡大図(数点指示法) 100 CPU 101 スキャナ 102 画像メモリ 103 印刷部 104 操作パネル 105 画像入力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新井 康治 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 本山 栄一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指定された色の範囲を有する部分画像に
    対して所定の処理を施す画像処理装置であって、 原稿画像中の処理対象部分の点を複数個指定する指定手
    段と、 該指定手段で指定された点位置に基づく画素のデータを
    検出手段と、 検出されたデータから色相、彩度、明度の色情報を抽出
    する抽出手段と、 該抽出手段で抽出された各画素の色情報の分布に基づい
    て、処理対象の色範囲を設定する設定手段とを備えるこ
    とを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、前記指定手段によって
    2点一組によって決定される線分上の画素のデータを検
    出することを特徴とする請求項第1項に記載の画像処理
    装置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、前記指定手段によって
    2点一組によって決定される矩形内の画素のデータを検
    出することを特徴とする請求項第1項に記載の画像処理
    装置。
  4. 【請求項4】 前記設定手段には、検出された各色情報
    を軸とする頻度を求める手段と、 最大頻度に対する所定の割合の閾値を求めて、当該閾値
    以上の頻度を有する分布を変換対象の色範囲とすること
    を特徴とする請求項第1項に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記設定手段には、検出された各色情報
    を軸とする頻度を求める手段と、 前記軸方向の境界位置を所定の割合だけ広げる調整手段
    とを備え、前記調整手段で調整した範囲を処理対象の範
    囲とすることを特徴とする請求項第1項に記載の画像処
    理装置。
  6. 【請求項6】 更に、出力色を設定する出力色設定手段
    と、 前記設定手段で設定された色範囲にある画素データを前
    記出力色設定手段で設定された色に変換し、前記色範囲
    外の画素データを無変換状態にする変換手段と、 該変換手段の変換結果を出力する出力手段とを備えるこ
    とを特徴とする請求項第1項に記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 指定された色の範囲を有する部分画像に
    対して所定の処理を施す画像処理方法であって、 原稿画像中の処理対象部分の点を複数個指定する指定工
    程と、 該指定工程で指定された点位置に基づく画素のデータを
    検出工程と、 検出されたデータから色相、彩度、明度の色情報を抽出
    する抽出工程と、 該抽出工程で抽出された各画素の色情報の分布に基づい
    て、処理対象の色範囲を設定する設定工程とを備えるこ
    とを特徴とする画像処理方法。
  8. 【請求項8】 前記検出工程は、前記指定工程によって
    2点一組によって決定される線分上の画素のデータを検
    出することを特徴とする請求項第7項に記載の画像処理
    方法。
  9. 【請求項9】 前記検出工程は、前記指定工程によって
    2点一組によって決定される矩形内の画素のデータを検
    出することを特徴とする請求項第7項に記載の画像処理
    方法。
  10. 【請求項10】 前記設定工程には、検出された各色情
    報を軸とする頻度を求める工程と、 最大頻度に対する所定の割合の閾値を求めて、当該閾値
    以上の頻度を有する分布を変換対象の色範囲とすること
    を特徴とする請求項第7項に記載の画像処理方法。
  11. 【請求項11】 前記設定工程には、検出された各色情
    報を軸とする頻度を求める工程と、 前記軸方向の境界位置を所定の割合だけ広げる調整工程
    とを備え、前記調整工程で調整した範囲を処理対象の範
    囲とすることを特徴とする請求項第7項に記載の画像処
    理方法。
  12. 【請求項12】 更に、出力色を設定する出力色設定工
    程と、 前記設定工程で設定された色範囲にある画素データを前
    記出力色設定工程で設定された色に変換し、前記色範囲
    外の画素データを無変換状態にする変換工程と、 該変換工程の変換結果を出力する出力工程とを備えるこ
    とを特徴とする請求項第7項に記載の画像処理方法。
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