JPH1145325A - 画像処理方法、画像処理装置および画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

画像処理方法、画像処理装置および画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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Publication number
JPH1145325A
JPH1145325A JP9184031A JP18403197A JPH1145325A JP H1145325 A JPH1145325 A JP H1145325A JP 9184031 A JP9184031 A JP 9184031A JP 18403197 A JP18403197 A JP 18403197A JP H1145325 A JPH1145325 A JP H1145325A
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JP
Japan
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color
reproduction range
belonging
color reproduction
chromaticity
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Application number
JP9184031A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Sano
央 佐野
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
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Publication of JPH1145325A publication Critical patent/JPH1145325A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 カラーマッチング後に得たカラー画像を白黒
画像に変換するとき所望の濃度の分布パタンを得るとと
もに、色数の多い画像の色管理を可能にする。 【解決手段】 プロファイル格納部12には、画像入力
機器52の第1色再現範囲と画像出力機器54の第2色
再現範囲とが記録される。明度抽出部14は、プロファ
イル格納部12のデータに属する色の明度を抽出する。
第1テーブル作成部16は、第1色再現範囲に属する色
を第3色再現範囲に属する色に対応させる明度変換テー
ブルを作成する。色度抽出部20は、明度変換テーブル
格納部18およびプロファイル格納部12から第3色再
現範囲および第2色再現範囲を呼び出し、これらに属す
る色の色度を抽出する。第2テーブル作成部22は、第
3色再現範囲に属する色と第2色再現範囲に属する色と
を対応させる色度変換テーブルを作成する。変換部26
は、画像入力機器52からの画像データの明度情報と色
度情報とをおのおの対応する変換テーブルに従い変化さ
せて画像出力機器54に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スキャナなどの
第1画像処理機器から画像データを読み出し、その画像
データに基づいてモニタなどの第2画像処理機器にカラ
ー画像を表示させるといった場合に、これら第1および
第2画像処理機器の各々の色再現範囲(色表現範囲とも
いう。)を合わせるためのカラーマッチング方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】第1画像処理機器の色再現範囲と第2画
像処理機器の色再現範囲とが異なると、第1画像処理機
器での画像データの色表示と第2画像処理機器での色表
示とが相違してしまう。この機器間での色の違いを抑え
るすなわち色を合わせる技術がカラーマッチング方法と
して種々提案されていて、その具体的な方法としてサチ
ュレーションの方法やカラリメトリックの方法がある。
【0003】従来より用いられているカラーマッチング
方法として、例えば、サチュレーションの方法が知られ
ている(文献「日経エレクトロニクス 1992.1
2.21(no.570),pp.96−103」参
照)。サチュレーションの方法では、第1画像処理機器
の色再現範囲(以下、第1色再現範囲と称する。)を第
2画像処理機器の色再現範囲(以下、第2色再現範囲と
称する。)に合わせる(すなわちカラーマッチングを行
う)ときに、なるべく彩度を変化させないようにする。
例えば、L*** (エルスター、エースター、ビー
スター)表色系を設定したとき、第1色再現範囲内の色
(L* 、a* 、b* )=(L* 1、a* 1、b* 1)が、第2
色再現範囲外にあるとする。このとき、この色(L* 1
* 1、b* 1)は、この座標(L* 1、a* 1、b* 1)から座
標(L* 2、0、0)に向けて引いた直線が最初に第2色
再現範囲の境界(外縁)と交わる座標で表される色に変
換される。
【0004】また、従来より、カラーマッチング方法と
して、カラリメトリックの方法が知られている(上記文
献参照)。カラリメトリックの方法では、第1色再現範
囲と第2色再現範囲とが重なり合う部分の色について
は、そのままにしておく。そして、第1色再現範囲の第
2色再現範囲からはみ出している部分の色は、明度を変
えずに色度を変えることにより、第2色再現範囲の外縁
に写像する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たサチュレーションの方法では、第1色再現範囲におい
て互いに同じ明度であった色が、第2色再現範囲におい
ても同じ明度の色になるとは限らない。このため、サチ
ュレーションの方法でカラーマッチングを施したカラー
画像をさらに白黒画像に変換するとき、以下のような問
題が生じる。すなわち、カラーマッチング前のカラー画
像を白黒画像に変換した場合と、カラーマッチング後の
カラー画像を白黒画像に変換した場合とで、変換後の白
黒画像の濃度の分布パタンが互いに異なったものとなっ
てしまう。つまり、カラーマッチング前の白黒画像にお
いては同じ濃度であった画素が、カラーマッチング後の
白黒画像においても同じ濃度の画素となる保証がない。
【0006】一方、上述したカラリメトリックの方法で
は、彩度を変化させることにより、第1色再現範囲にお
いて互いに同じ明度であった色が、第2色再現範囲にお
いても同じ明度の色となるように変換される。しかし、
第1および第2色再現範囲の重なり合う部分については
変換を行わないので、色数の多い画像を取り扱う際には
適当な方法とは言えない。
【0007】従って、従来より、カラーマッチング後に
得たカラー画像を白黒画像に変換するとき所望の濃度の
分布パタンが得られ、かつ色数の多い画像の色管理が可
能であるカラーマッチングに関する画像処理方法の出現
が望まれていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明の画像
処理方法によれば、先ず、(a)第1画像処理機器の第
1色再現範囲と第2画像処理機器の第2色再現範囲とを
あらかじめ第1メモリ装置に記録しておく。そして、
(b)前記第1メモリ装置から前記第1および第2色再
現範囲を呼び出して、これら第1および第2色再現範囲
の各々に属する色の明度を抽出する。次に、(c)前記
第1色再現範囲に属する互いに同じ明度の色が第3色再
現範囲に属する互いに同じ明度の色となるように、前記
第1色再現範囲に属する色を前記第3色再現範囲に属す
る色に対応させる明度変換テーブルを、前記抽出した明
度を用いて作成する。また、この明度変換テーブルを第
2メモリ装置に記録する。さらに、(d)前記第2メモ
リ装置に記録してある明度変換テーブルを参照して前記
第3色再現範囲を呼び出し、前記第1メモリ装置から前
記第2色再現範囲を呼び出して、これら第3および第2
色再現範囲の各々に属する色の色度を抽出する。続い
て、(e)前記第3色再現範囲に属する色と前記第2色
再現範囲に属する色とを対応させる色度変換テーブル
を、前記抽出した色度を用いて作成して、この色度変換
テーブルを第3メモリ装置に記録する。最後に、(f)
前記第1画像処理機器から画像データを読み出して、こ
の画像データの明度情報を前記明度変換テーブルに従い
変化させ、さらにこの画像データの色度情報を前記色度
変換テーブルに従い変化させてからこの画像データを前
記第2画像処理機器に出力する。
【0009】このように、この方法によれば、第1色再
現範囲における互いに同じ明度の色が、第3色再現範囲
においても互いに同じ明度の色となるように色変換(明
度変換)が実行できる。すなわち、第1色再現範囲にお
ける互いに同じ明度の色が、第2色再現範囲においても
互いに同じ明度の色となるように色変換を実行できる。
従って、処理対象の画像データに基づいて白黒画像を得
るとき、色変換前に互いに同じ濃度の画素が色変換後も
互いに同じ濃度の画素となるように、この白黒画像を構
成する画素の濃度を制御できる。
【0010】この発明の画像処理方法において、好まし
くは、前記明度変換テーブルは、前記第1色再現範囲に
属する色と前記第3色再現範囲に属する色とを1対1に
対応させるように作成しておくのが良い。
【0011】このようにすると、第1色再現範囲に属す
る色と第3色再現範囲に属する色とが1対1の対応をも
つように変換される。従って、色変換後の画像の色数が
色変換前に比べて減少しないので、色変換前の画像に適
合した色を再現することができる。
【0012】また、この発明の画像処理方法の実施に当
り、前記(c)ステップでは、前記抽出した明度の中か
ら前記第1色再現範囲に属する色の最大明度L* 10 と前
記第2色再現範囲に属する色の最大明度L* 20 とを検出
して、これら最大明度L* 10 およびL* 20 の比L* 20
* 10 を計算し、この比の値を第4メモリ装置に記録し
ておき、前記第4メモリ装置に記録してある前記比の値
を呼び出し、この比の値と前記抽出した第1色再現範囲
に属する色の明度L* 1とを順次に積算することにより、
前記第3色再現範囲に属する色の明度L* 3を順次に計算
し、前記明度L* 1およびL* 3を下記の関係(I)に従い
対応させて配列することにより前記明度変換テーブルを
作成するのが好適である。
【0013】 L* 3/L* 1=L* 20 /L* 10 ・・・(I) このようにして明度変換テーブルを作成するので、第1
色再現範囲に属する色の明度L* 1と第3色再現範囲に属
する色の明度L* 3とを対応させることができる。そし
て、この明度変換テーブルに従えば、これら明度L* 1
よびL* 3の相対関係と、最大明度L* 10 およびL* 20
相対関係とが、等しくなるように色変換(明度変換)が
実行される。従って、第1色再現範囲において互いに同
じ明度の色であれば、第3色再現範囲においても互いに
同じ明度の色となるように色変換ができる。しかも、第
1色再現範囲に属する色と第3色再現範囲に属する色と
が1対1の対応をもつように変換される。
【0014】また、この発明の画像処理方法の実施に当
り、前記色度変換テーブルは、前記第3色再現範囲に属
する互いに同じ彩度の色が前記第2色再現範囲に属する
互いに同じ彩度の色となるように、前記第3色再現範囲
に属する色を前記第2色再現範囲に属する色に対応させ
るのが好適である。
【0015】このように色度変換テーブルを作成する
と、第3色再現範囲における互いに同じ彩度の色が、第
2色再現範囲においても互いに同じ明度の色となるよう
に色変換(彩度変換)が実行できる。
【0016】また、この発明の画像処理方法の実施に当
り、前記色度変換テーブルは、前記第3色再現範囲に属
する色と前記第2色再現範囲に属する色とを1対1に対
応させるように作成するのが好適である。
【0017】このようにすると、第3色再現範囲に属す
る色と第2色再現範囲に属する色とが1対1の対応をも
つように変換される。従って、彩度変換後の画像の色数
が彩度変換前に比べて減少しないので、彩度変換前の画
像に適合した色を再現することができる。
【0018】また、この発明の画像処理方法の実施に当
り、前記(e)ステップでは、前記抽出した色度の中か
ら前記第3色再現範囲に属する色の最大彩度S30と前記
第2色再現範囲に属する色の最大彩度S20とを色相ごと
に検出して、これら最大彩度S30およびS20の比S20
30を計算し、これら比の値を第5メモリ装置に記録し
ておき、前記第5メモリ装置に記録してある前記比の値
を呼び出し、これら比の値と前記抽出した第3色再現範
囲に属する色の彩度S3 とを色相ごとに順次に積算する
ことにより、前記第2色再現範囲に属する色の彩度S2
を順次に計算し、前記彩度S3 およびS2 を色相ごとに
下記の関係(II)に従い対応させて配列することにより
前記色度変換テーブルを作成するのが好適である。
【0019】S2 /S3 =S20/S30 ・・・(II) このようにして明度変換テーブルを作成するので、第3
色再現範囲に属する色の彩度S3 と第2色再現範囲に属
する色の明度S2 とを対応させることができる。そし
て、この明度変換テーブルに従えば、これら彩度S3
よびS2 の相対関係と、最大彩度S30およびS20の相対
関係とが、等しくなるように色変換(彩度変換)が実行
される。従って、第3色再現範囲において互いに同じ彩
度の色であれば、第2色再現範囲においても互いに同じ
彩度の色となるように色変換ができる。しかも、第3色
再現範囲に属する色と第2色再現範囲に属する色とが1
対1の対応をもつように変換される。
【0020】あるいは、また、この発明の画像処理方法
の実施に当り、前記色度変換テーブルは、前記第3色再
現範囲に属する色の色度と前記第2色再現範囲に属する
色の色度との色差が最小となるように、前記第3色再現
範囲に属する色のうち前記第2色再現範囲の外側に位置
する色を前記第2色再現範囲に属する色に対応させるよ
うに作成するのが好適である。
【0021】また、この発明の画像処理方法の実施に当
り、前記(e)ステップでは、前記抽出した色度の中か
ら前記第3色再現範囲に属する色のうち前記第2色再現
範囲の外側に位置する色の色度C3 を検出し、この検出
した色度C3 の各々に対して、前記第2色再現範囲に属
する色の色度との色差を計算し、この色差が最小となる
当該第2色再現範囲に属する色の色度C2 を検出し、前
記色度C3 およびC2 を対応させて配列することにより
前記色度変換テーブルを作成するのが好適である。
【0022】このようにすると、第3色再現範囲と第2
色再現範囲とが重ならない範囲の色の色度が、第2色再
現範囲に属する、変換前後の色差が最小となる色の色度
に変換される。従って、色度数は少なくなるが、なるべ
く元の色に近い色を再現することができる。
【0023】また、この発明の画像処理方法は画像処理
プログラムにより実現され、このプログラムはコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体に記録して提供される。
【0024】次に、この発明の画像処理装置によれば、
第1メモリ装置、明度抽出部、第1テーブル作成部、第
2メモリ装置、色度抽出部、第2テーブル作成部、第3
メモリ装置および変換部を具えている。
【0025】第1メモリ装置は、第1画像処理機器の第
1色再現範囲と第2画像処理機器の第2色再現範囲とを
記録しておくための装置である。通常、これら第1およ
び第2色再現範囲は、各機器のプロファイルから得られ
る。プロファイルは、画像処理機器の特性をそれぞれ定
義したデータの集合体である。このプロファイルには、
主として機器の色再現範囲の大きさが格納されている。
第1メモリ装置には、これらプロファイルが電子的に格
納されている。
【0026】明度抽出部は、前記第1メモリ装置から前
記第1および第2色再現範囲を呼び出して、これら第1
および第2色再現範囲の各々に属する色の明度を抽出す
る装置である。
【0027】第1テーブル作成部は、前記明度抽出部が
抽出した明度を用いて、前記第1色再現範囲に属する互
いに同じ明度の色が第3色再現範囲に属する互いに同じ
明度の色となるように、前記第1色再現範囲に属する色
を前記第3色再現範囲に属する色に対応させる明度変換
テーブルを作成する装置である。
【0028】第1テーブル作成部が作成する明度変換テ
ーブルは、第1色再現範囲に属する色の明度と第3色再
現範囲に属する色の明度とを、一定の規則で配列したも
のである。そして、この明度変換テーブルは、第1色再
現範囲を第3色再現範囲に合わせるために、どのように
色の明度を変化させるかといった情報である。従って、
この明度変換テーブルを参照すると、ある明度をどのよ
うに変化させればよいかが分かる。そして、この明度変
換テーブルは、上述した第2メモリ装置に記録される。
【0029】色度抽出部は、前記第2メモリ装置に記録
してある明度変換テーブルを参照して前記第3色再現範
囲を呼び出し、前記第1メモリ装置から前記第2色再現
範囲を呼び出して、これら第3および第2色再現範囲の
各々に属する色の色度を抽出する装置である。
【0030】第2テーブル作成部は、前記色度抽出部が
抽出した色度を用いて、前記第3色再現範囲に属する色
と前記第2色再現範囲に属する色とを対応させる色度変
換テーブルを作成する装置である。
【0031】第2テーブル作成部が作成する色度変換テ
ーブルは、第3色再現範囲に属する色の彩度と第2色再
現範囲に属する色の彩度とを、一定の規則で配列したも
のである。そして、この色度変換テーブルは、第3色再
現範囲を第2色再現範囲に合わせるために、どのように
色の彩度を変化させるかといった情報である。従って、
この色度変換テーブルを参照すると、ある彩度をどのよ
うに変化させればよいかが分かる。そして、この色度変
換テーブルは、上述した第3メモリ装置に記録される。
【0032】変換部は、前記第1画像処理機器から画像
データを読み出して、この画像データの明度情報を前記
明度変換テーブルに従い変化させ、さらにこの画像デー
タの色度情報を前記色度変換テーブルに従い変化させて
からこの画像データを前記第2画像処理機器に出力する
装置である。
【0033】この変換部は、先ず、第1画像処理機器か
ら読み出した画像データの明度情報を検出する。明度情
報とは、画像データに基づいてカラー画像を表示する際
に、画素の色の明度を指定する情報である。変換部は、
検出した明度情報で指定される明度を明度変換テーブル
に照らし合わせる。そして、変換部は、その明度情報で
指定される明度を、明度変換テーブルで対応付けられた
明度に変換する。
【0034】また、変換部は、明度変換を施した画像デ
ータの色度情報を検出する。色度情報とは、画像データ
に基づいてカラー画像を表示する際に、画素の色の色度
(色相および彩度)を指定する情報である。変換部は、
検出した色度情報で指定される色度を色度変換テーブル
に照らし合わせる。そして、変換部は、その色度情報で
指定される色度を、色度変換テーブルで対応付けられた
色度に変換する。最後に、変換部は、明度変換および色
度変換を施した画像データを第2画像処理機器に出力す
る。
【0035】以上説明したように、第1テーブル作成部
は、第1色再現範囲における互いに同じ明度の色が、第
3色再現範囲においても互いに同じ明度の色となるよう
に色変換(明度変換)を実行するための明度変換テーブ
ルを作成する。すなわち、第1色再現範囲における互い
に同じ明度の色が、第2色再現範囲においても互いに同
じ明度の色となるように色変換が実行できる。従って、
処理対象の画像データに基づいて白黒画像を得るとき、
色変換前に互いに同じ濃度の画素が色変換後も互いに同
じ濃度の画素となるように、この白黒画像を構成する画
素の濃度を制御できる。つまり、明度変換前の画像デー
タに基づいて得た白黒画像と、明度変換後の画像データ
に基づいて得た白黒画像とを比べると、これら白黒画像
を構成する画素の濃度は、変換前に互いに同じ濃度であ
れば変換後でも互いに同じ濃度となる。
【0036】この発明の画像処理装置の実施に当り、前
記第1テーブル作成部は、前記第1色再現範囲に属する
色と前記第3色再現範囲に属する色とを1対1に対応さ
せる前記明度変換テーブルを作成するのが好適である。
【0037】このように明度変換テーブルを作成してお
けば、第1色再現範囲に属する色と第3色再現範囲に属
する色とが1対1の対応をもつように色変換が実行され
る。従って、色変換後の画像の色数が色変換前に比べて
減少しないので、色変換前の画像に適合した色を再現す
ることができる。
【0038】また、この発明の画像処理装置の好適な構
成例によれば、前記第1テーブル作成部は、最大明度検
出部、最大明度比計算部、第4メモリ装置、明度演算部
および明度配列部を具えている。
【0039】最大明度検出部は、前記明度抽出部が抽出
した明度の中から前記第1色再現範囲に属する色の最大
明度L* 10 と前記第2色再現範囲に属する色の最大明度
* 20 とを検出する装置である。
【0040】最大明度比計算部は、前記明度検出部で検
出された最大明度L* 10 およびL* 20 の比L* 20 /L*
10 を計算する装置である。この比の値は、第4メモリ
装置に記録される。
【0041】明度演算部は、前記第4メモリ装置に記録
してある前記比の値を呼び出し、この比の値と前記抽出
した第1色再現範囲に属する色の明度L* 1とを順次に積
算することにより、前記第3色再現範囲に属する色の明
度L* 3を順次に計算する装置である。
【0042】明度配列部は、前記明度L* 1およびL* 3
上述の関係(I)に従い対応させて配列することにより
前記明度変換テーブルを作成する装置である。
【0043】このように、最大明度検出部は、第1メモ
リ装置に記録された第1および第2色再現範囲から最大
明度L* 10 およびL* 20 を検出する。また、最大明度比
計算部は、最大明度L* 10 およびL* 20 の比L* 20 /L
* 10 を計算する。明度演算部は、明度L* 1に比L* 20
* 10 を積算して明度L* 3を計算する。明度配列部は、
明度L* 1およびL* 3の配列を行う。このようにして、第
1テーブル作成部は、第1色再現範囲に属する色と第3
色再現範囲に属する色との間の明度変換テーブルを作成
する。
【0044】従って、この第1テーブル作成部によれ
ば、第1色再現範囲に属する色の明度L* 1と第3色再現
範囲に属する色の明度L* 3とを対応させる明度変換テー
ブルを作成できる。そして、この明度変換テーブルに従
うと、これら明度L* 1およびL* 3の相対関係と、最大明
度L* 10 およびL* 20 の相対関係とが、等しくなるよう
に色変換(明度変換)が実行される。従って、第1色再
現範囲において互いに同じ明度の色であれば、第3色再
現範囲においても互いに同じ明度の色となるよう色変換
が実行できる。しかも、第1色再現範囲に属する色と第
3色再現範囲に属する色とが1対1の対応をもつように
変換される。
【0045】また、この発明の画像処理装置において、
好ましくは、前記第2テーブル作成部は、前記第3色再
現範囲に属する互いに同じ彩度の色が前記第2色再現範
囲に属する互いに同じ彩度の色となるように、前記第3
色再現範囲に属する色を前記第2色再現範囲に属する色
に対応させる前記色度変換テーブルを作成するのが良
い。
【0046】このように色度変換テーブルを作成する
と、第3色再現範囲における互いに同じ彩度の色が、第
2色再現範囲においても互いに同じ明度の色となるよう
に色変換(彩度変換)が実行できる。
【0047】あるいは、また、この発明の画像処理装置
において、好ましくは、前記第2テーブル作成部は、前
記第3色再現範囲に属する色と前記第2色再現範囲に属
する色とを1対1に対応させる前記色度変換テーブルを
作成するのが良い。
【0048】このように第2テーブル作成部を構成する
と、第3色再現範囲に属する色と第2色再現範囲に属す
る色とが1対1の対応をもつように彩度変換が実行でき
る。従って、彩度変換後の画像の色数が彩度変換前に比
べて減少しないので、彩度変換前の画像に適合した色を
再現することができる。
【0049】また、この発明の画像処理装置の好適な構
成例によれば、前記第2テーブル作成部は、最大彩度検
出部、最大彩度比計算部、第5メモリ装置、彩度演算部
および彩度配列部を具えている。
【0050】最大彩度検出部は、前記色度抽出部が抽出
した色度の中から前記第3色再現範囲に属する色の最大
彩度S30と前記第2色再現範囲に属する色の最大彩度S
20とを色相ごとに検出する装置である。
【0051】最大彩度比計算部は、前記最大彩度検出部
で検出された最大彩度S30およびS20の比S20/S30
計算する装置である。この比の値は、第5メモリ装置に
記録される。
【0052】彩度演算部は、前記第5メモリ装置に記録
してある前記比の値を呼び出し、これら比の値と前記抽
出した第3色再現範囲に属する色の彩度S3 とを色相ご
とに順次に積算することにより、前記第2色再現範囲に
属する色の彩度S2 を順次に計算する装置である。
【0053】彩度配列部は、前記彩度S3 およびS2
色相ごとに上述の関係(II)に従い対応させて配列する
ことにより前記色度変換テーブルを作成する装置であ
る。
【0054】このように、最大彩度検出部は、第2メモ
リ装置に記録された第3色再現範囲と第1メモリ装置に
記録された第2色再現範囲とから最大彩度S30およびS
20を検出する。また、最大彩度比計算部は、最大彩度S
30およびS20の比S20/S30を計算する。彩度演算部
は、彩度S3 に比S20/S30を積算して彩度S2 を計算
する。彩度配列部は、彩度S3 およびS2 の配列を行
う。このようにして、第2テーブル作成部は、第3色再
現範囲に属する色と第2色再現範囲に属する色との間の
色度変換テーブルを作成する。
【0055】従って、この第2テーブル作成部によれ
ば、第3色再現範囲に属する色の彩度S3 と第2色再現
範囲に属する色の彩度S2 とを対応させる色度変換テー
ブルを作成できる。そして、この色度変換テーブルに従
うと、これら彩度S3 およびS2 の相対関係と、最大彩
度S30およびS20の相対関係とが、等しくなるように色
変換(彩度変換)が実行される。従って、第3色再現範
囲において互いに同じ彩度の色であれば、第2色再現範
囲においても互いに同じ彩度の色となるよう色変換が実
行できる。しかも、第3色再現範囲に属する色と第2色
再現範囲に属する色とが1対1の対応をもつように変換
される。
【0056】あるいは、また、この発明の画像処理装置
の実施に当り、前記第2テーブル作成部は、前記第3色
再現範囲に属する色の色度と前記第2色再現範囲に属す
る色の色度との色差が最小となるように、前記第3色再
現範囲に属する色のうち前記第2色再現範囲の外側に位
置する色を前記第2色再現範囲に属する色に対応させる
前記色度変換テーブルを作成するのが好適である。
【0057】また、この発明の画像処理装置の好適な構
成例によれば、前記第2テーブル作成部は、第1色度検
出部、第2色度検出部および色度配列部を具えている。
【0058】第1色度検出部は、前記色度抽出部が抽出
した色度の中から前記第3色再現範囲に属する色のうち
前記第2色再現範囲の外側に位置する色の色度C3 を検
出する装置である。
【0059】第2色度検出部は、前記検出した色度C3
の各々に対して、前記第2色再現範囲に属する色の色度
との色差を計算し、この色差が最小となる当該第2色再
現範囲に属する色の色度C2 を検出する装置である。
【0060】色度配列部は、前記色度C3 およびC2
対応させて配列することにより前記色度変換テーブルを
作成する装置である。
【0061】従って、この第2テーブル作成部によれ
ば、第3色再現範囲と第2色再現範囲とが重ならない範
囲の色の色度を、第2色再現範囲に属する、変換前後の
色差が最小となる色の色度に変換することができる。従
って、色度数は少なくなるが、なるべく元の色に近い色
を再現することができる。
【0062】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して、この発明の
実施の形態につき説明する。尚、図は、この発明の構
成、接続関係および動作が理解できる程度に概略的に示
されているに過ぎない。また、以下に記載する数値等の
条件は単なる一例に過ぎない。従って、この発明は、こ
の実施の形態に何ら限定されることがない。
【0063】[第1の実施の形態]以下、第1の実施の
形態の画像処理装置につき説明する。図1は、画像処理
装置の第1構成を示すブロック図である。画像処理装置
10は、プロファイル格納部12、明度抽出部14、第
1テーブル作成部16、明度変換テーブル格納部18、
色度抽出部20、第2テーブル作成部22、色度変換テ
ーブル格納部24および変換部26を具えている。第1
テーブル作成部16は、最大明度検出部28、最大明度
比計算部30、最大明度比格納部32、明度演算部34
および明度配列部36を具えている。第2テーブル作成
部22は、最大彩度検出部38、最大彩度比計算部4
0、最大彩度比格納部42、彩度演算部44および彩度
配列部46を具えている。変換部26は、明度変換部4
8および色度変換部50を具えている。
【0064】第1メモリ装置としてのプロファイル格納
部12には、画像入力機器52のプロファイルと画像出
力機器54のプロファイルとが記録される。プロファイ
ルは、画像処理機器の色再現範囲を定めるためのデータ
で構成されている。例えば、色再現範囲の外縁上の明
度、色相および彩度の値がプロファイルとして格納され
ている。明度抽出部14は、プロファイル格納部12か
らプロファイルを読み出し、このプロファイルで定めら
れた第1色再現範囲を認識する。明度抽出部14は、こ
の第1色再現範囲に属する色の明度を抽出する。この抽
出された明度は、第1テーブル作成部16に送られる。
第1テーブル作成部16は、送られた明度を基にして明
度変換テーブルを作成する。この明度変換テーブルは、
第2メモリ装置としての明度変換テーブル格納部18に
格納される。
【0065】また、色度抽出部20は、プロファイル格
納部12からプロファイルを読み出し、このプロファイ
ルで定められた第2色再現範囲を認識する。色度抽出部
20は、この第2色再現範囲に属する色の色度を抽出す
る。この抽出された色度は、第2テーブル作成部22に
送られる。第2テーブル作成部22は、送られた色度を
基にして色度変換テーブルを作成する。この色度変換テ
ーブルは、第3メモリ装置としての色度変換テーブル格
納部24に格納される。
【0066】また、明度変換部48に対して、第1画像
処理機器としての画像入力機器52から画像データが読
み出されるように構成してある。明度変換部48は、画
像データを読み出すときに、明度変換テーブル格納部1
8から明度変換テーブルを読み出す。そして、明度変換
部48は、この明度変換テーブルに基づいて画像データ
を処理する。処理が施された画像データは、色度変換部
50に送られる。色度変換部50は、画像データが送ら
れると、色度変換テーブル格納部24から色度変換テー
ブルを読み出す。そして、色度変換部50は、この色度
変換テーブルに基づいて画像データを処理する。色度変
換部50は、処理した画像データを第2画像処理機器と
しての画像出力機器54に出力する。
【0067】この画像処理装置10では、不図示の制御
部によって信号やデータの受け渡しタイミングなどの動
作が制御されている。例えば、この画像処理装置10
は、中央演算処理装置(CPU)、メモリ装置および入
出力装置を具えたコンピュータ装置として構成される。
また、画像処理装置10の動作は画像処理プログラムに
よりCPUで実現される。この画像処理プログラムは、
コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して提供さ
れる。
【0068】画像処理装置10につき、さらに詳細に説
明する。上述した第1テーブル作成部16および第2テ
ーブル作成部22では、画像入力機器52の色再現範囲
(第1色再現範囲)と、画像出力機器54の色再現範囲
(第2色再現範囲)とを合わせるために、各種の変換テ
ーブルが作成される。第1テーブル作成部16は、第1
色再現範囲を第3色再現範囲に合わせるための明度変換
テーブルを作成する。第2テーブル作成部22は、第3
色再現範囲を第2色再現範囲に合わせるための色度変換
テーブルを作成する。上述の第3色再現範囲は、第1色
再現範囲を第2色再現範囲に合わせる過程で生じる、中
間状態の色再現範囲である。第1色再現範囲と第2色再
現範囲とは、この第3色再現範囲を介して合わせられ
る。
【0069】最初に、第1テーブル作成部16につき説
明する。第1テーブル作成部16は、明度抽出部14が
抽出した明度を用いて、明度変換テーブルを作成する。
この明度変換テーブルは、第1色再現範囲に属する互い
に同じ明度の色が第3色再現範囲に属する互いに同じ明
度の色となるように、第1色再現範囲に属する色を第3
色再現範囲に属する色に対応させる。また、この明度変
換テーブルは、第1色再現範囲に属する色と第3色再現
範囲に属する色とを1対1に対応させる。以下、この第
1テーブル作成部16の動作につき主として説明する。
尚、この説明に当り、第1テーブル作成部16で色変換
される前後の色再現範囲の様子と色変換の原理とにつ
き、図2および図3を参照して説明する。
【0070】図2は、明度に関する色変換の説明に供す
る図で、色変換前の色再現範囲の一例を示す図である。
図中には、L*** 表色系を取って、占有する色領
域をそれぞれ表す第1色再現範囲56および第2色再現
範囲58を共に示してある。L*** 表色系は、明
度を表すL* 値が図中の縦軸で表されるように取ってあ
る。そして、図2には、この縦軸を含む位置で切った第
1色再現範囲56および第2色再現範囲58の切り口が
示されている。この切り口の形状すなわち第1色再現範
囲56および第2色再現範囲58の外縁の形状は、L*
** 表色系の縦軸および横軸とそれぞれ一致する対
角線を有したひし形となっている。また、第2色再現範
囲58の外縁は、第1色再現範囲56内に含まれてい
る。すなわち、第2色再現範囲58は、第1色再現範囲
56に比べて狭い範囲の色領域を占有する。尚、図中で
は、a* 軸およびb* 軸の各々を同一の横軸として示し
てあるが、これらはL* 軸に垂直な面内で直交座標系を
構築する軸である。そして、この直交座標系すなわちa
** 座標系において、色の色度(色相および彩度)が
表される。このa** 座標系では、色相は、原点に位
置するL* 軸を中心軸としたときの回転角度で表され
る。また、彩度は、L* 軸からの距離で表される。
【0071】但し、ここで示した第1色再現範囲56お
よび第2色再現範囲58の外縁形状は単なる一例であっ
て、もっと複雑な形状となっていても同様にして扱え
る。
【0072】また、図3は、明度変換後に得た第3色再
現範囲の様子を示す図である。図中には、図2と同様の
*** 表色系を取って、第3色再現範囲60(図
中破線で示してある。)を第1色再現範囲56および第
2色再現範囲58と共に示してある。
【0073】さらに、図4は、画像処理装置10のCP
Uで行われる色変換処理(カラーマッチング処理)の手
順を示すフローチャートである。図5は、第1テーブル
作成部16で行われる明度変換テーブルの作成手順を示
すフローチャートである。以下、所要に応じて、これら
フローチャートを参照し、この画像処理装置10の動作
につき説明する。尚、以下では、記号Sをステップを意
味する記号として用いている。
【0074】先ず、図4のS1に示すように、第1色再
現範囲56および第2色再現範囲58をあらかじめプロ
ファイル格納部12に記録しておく。次に、図4に示す
S2において、明度抽出部14は、プロファイル格納部
12から第1色再現範囲56および第2色再現範囲58
を呼び出す。そして、明度抽出部14は、これら第1色
再現範囲56および第2色再現範囲58の各々に属する
色の明度を抽出する。明度は、プロファイルで定義され
る色再現範囲内の、この画像処理装置10で取扱い可能
なデジタル値として抽出すればよい。尚、このときの明
度抽出部14は、第1色再現範囲56の外縁に位置する
色の明度だけを抽出するように構成してもよい。次に、
図4に示すS3において、第1テーブル作成部16は、
明度抽出部14が抽出した明度を用いて明度変換テーブ
ルを作成する。
【0075】図5に示すS11において、第1テーブル
作成部16の最大明度検出部28は、明度抽出部14が
抽出した明度の中から第1色再現範囲56に属する色の
最大明度L* 10 と第2色再現範囲58に属する色の最大
明度L* 20 とを検出する。図2に示すように、第1色再
現範囲56の最大明度L* 10 の値は、第2色再現範囲5
8の最大明度L* 20 よりも値が大きい。これら最大明度
* 10 およびL* 20 は、最大明度比計算部30に送られ
る。
【0076】図5に示すS12において、最大明度比計
算部30は、最大明度検出部28で検出された最大明度
* 10 およびL* 20 の比L* 20 /L* 10 を計算する。こ
の比L* 20 /L* 10 の値を記号αで表す。この比の値α
は、最大明度比格納部32に記録しておく。
【0077】図5に示すS13において、明度演算部3
4は、最大明度比格納部32に記録してある比の値αを
呼び出す。また、図5に示すS14において、明度演算
部34は、この比の値αと、明度抽出部14で抽出した
第1色再現範囲56に属する色の明度L* 1とを積算す
る。明度演算部34は、第3色再現範囲60に属する色
の明度L* 3(=L* 1×α)を算出する。
【0078】また、図5に示すS15において、明度演
算部34は、第1色再現範囲56に属する全色の明度L
* 1を呼び出したか否かを判定する。明度演算部34は、
以上説明したS13、S14およびS15の各ステップ
を、第1色再現範囲56に属する全色の明度L* 1に対し
て行う。
【0079】上述したように動作して、明度演算部34
は明度L* 3を得ている。図5に示すS16において、明
度配列部36は、明度L* 1およびL* 3を下式(1)に従
い対応させて配列する。この結果、明度変換テーブルが
作成される。
【0080】 L* 3/L* 1=L* 20 /L* 10 ・・・(1) そして、作成された明度変換テーブルは、明度変換テー
ブル格納部18に記録される。後述するように、変換部
26では、この明度変換テーブルを参照して入力画像の
明度変換を行う。
【0081】例えば、図2に示す第1色再現範囲56の
明度L* 1の値は、第1色再現範囲56の最大明度L* 10
よりも値が小さく、第2色再現範囲58の最大明度L*
20 よりも値が大きい。このような値の明度L* 1は、上
式(1)によって、第2色再現範囲58の最大明度L*
20 よりも小さい明度L* 3に対応付けられる。従って、
図2において、例えば明度L* 1の色xは、図中の縦軸に
平行な矢印に沿った位置にある明度L* 2の色yに対応付
けられる。また、第1色再現範囲56と第2色再現範囲
58とが重なる色領域の明度L* 1も、上式(1)に従っ
て、第3色再現範囲60の明度L* 3に変換される。
【0082】図3に示すように、第3色再現範囲60の
外縁は、第1色再現範囲56をL*軸方向に縮小させた
形状となる。そして、第3色再現範囲60に属する色の
最大明度は、第2色再現範囲58に属する色の最大明度
* 20 に等しい。
【0083】このように、第1テーブル作成部16は、
第1色再現範囲56に属するすべての色の明度L* 1を、
上式(1)に従って第3色再現範囲60に属する明度L
* 3に対応させる。従って、第1色再現範囲56と第3色
再現範囲60との各々に属する色は、1対1の対応をも
って結びつけられる。このため、この色変換(明度変
換)にあっては色数が減少しない。
【0084】次に、第2テーブル作成部22につき説明
する。第2テーブル作成部22は、色度抽出部20が抽
出した色度を用いて、第3色再現範囲60に属する色と
第2色再現範囲58に属する色とを対応させる色度変換
テーブルを作成する。尚、第2テーブル作成部22は、
第3色再現範囲60に属する色と第2色再現範囲58に
属する色とを1対1に対応させるように、この色度変換
テーブルを作成する。以下、この第2テーブル作成部2
2の動作につき主として説明する。尚、この説明に当
り、第2テーブル作成部22で色変換の前後での色再現
範囲の様子と色変換の原理とにつき、図6を参照して説
明する。
【0085】図6は、彩度に関する色変換の説明に供す
る図で、色変換の前後での色再現範囲の一例を示す図で
ある。図中には、L*** 表色系を取って、占有す
る色領域をそれぞれ表す第3色再現範囲60および第2
色再現範囲58を共に示してある。この図6に示す第3
色再現範囲60および第2色再現範囲58は、図3に示
す第3色再現範囲60および第2色再現範囲58をL*
=L* 3のところで切った切り口に相当している。この切
り口は、a* 軸を短軸としb* 軸を長軸としただ円形状
となっている。このa* 軸およびb* 軸の交点(a*
* 座標系の原点)の位置に、紙面に垂直に延在するL*
軸が位置している。尚、第3色再現範囲60の方が第2
色再現範囲58に比べて広い色領域を占有しており、こ
の第3色再現範囲60内に第2色再現範囲58が含まれ
る。
【0086】また、図7は、第2テーブル作成部22で
行われる色度(彩度)変換テーブルの作成手順を示すフ
ローチャートである。所要に応じて、このフローチャー
トを参照し、第2テーブル作成部22の動作につき説明
する。
【0087】明度変換テーブルが作成されると色度抽出
部20の動作が開始する。図4に示すS4において、色
度抽出部20は、明度変換テーブル格納部18に記録し
てある明度変換テーブルを参照して第3色再現範囲60
を呼び出す。また、色度抽出部20は、プロファイル格
納部12から第2色再現範囲58を呼び出す。そして、
色度抽出部20は、これら第3色再現範囲60および第
2色再現範囲58に属する色の色度を抽出する。次に、
図4に示すS5において、第2テーブル作成部22は、
色度抽出部20が抽出した色度を用いて色度変換テーブ
ルを作成する。
【0088】図7に示すS17において、最大彩度検出
部38は、明度および色相を指定する。そして、最大彩
度検出部38は、色度抽出部20が抽出した色度(色相
および彩度)の中から、先程指定した明度および色相に
対応する彩度を抽出する。このような彩度は、a**
座標系の原点から延在する半直線上に分布している。例
えば、図6に示すように、明度L* 3および色相Cで指定
される半直線uの上に抽出すべき彩度が分布している。
【0089】図7に示すS18において、最大彩度検出
部38は、抽出した彩度の中から第3色再現範囲60に
属する色の最大彩度S30を検出する。また、最大彩度検
出部38は、抽出した色度の中から第2色再現範囲58
に属する色の最大彩度S20を検出する。これら検出され
た最大彩度S30およびS20は、最大彩度比計算部40に
送られる。
【0090】図7に示すS19において、最大彩度比計
算部40は、最大彩度S30およびS20の比S20/S30
計算する。この比S20/S30の値を記号βで表す。この
比の値βは、最大彩度比格納部42に記録される。
【0091】図7に示すS20において、最大彩度検出
部38は、第3色再現範囲60または第2色再現範囲5
8に属する全色の明度および色相を指定したか否かを判
定する。最大彩度検出部38および明度演算部34は、
以上説明したS17〜S20の各ステップを、第3色再
現範囲60または第2色再現範囲58に属する全色の明
度および色相に対して行う。従って、この明度および色
相の組数に相当する個数の最大彩度の比の値βが、最大
彩度比格納部42に記録される。
【0092】図7に示すS21において、彩度演算部4
4は、明度および色相を指定する。そして、図7に示す
S22において、彩度演算部44は、第3色再現範囲6
0に属する色の彩度の中から、指定した明度および色相
に対応する彩度S3 を選択して設定する。また、図7に
示すS23において、彩度演算部44は、指定した明度
および色相に対応する比の値βを最大彩度比格納部42
から読み出す。そして、彩度演算部44は、彩度S3
比の値βとを積算する。この結果、彩度演算部44は、
第2色再現範囲58に属する色の彩度S2 (=S3 ×
β)を得る。
【0093】図7に示すS24において、彩度演算部4
4は、第3色再現範囲60または第2色再現範囲58に
属する全色の明度および色相を指定したか否かを判定す
る。つまり、最大彩度比格納部42に格納されている全
比の値βを読み出したか否かを調べる。彩度演算部44
は、以上説明したS21〜S25の各ステップを、第3
色再現範囲60または第2色再現範囲58に属する全色
の明度および色相に対して行う。従って、彩度演算部4
4は、比の値βの個数に相当する個数の彩度S2 を得
る。
【0094】上述したように動作して、彩度演算部44
は彩度S2 を得ている。図7に示すS26において、彩
度配列部46は、彩度S3 およびS2 を下式(2)に従
い対応させて配列する。この結果、彩度変換テーブルが
作成される。
【0095】S2 /S3 =S20/S30 ・・・(2) そして、作成された彩度変換テーブルは、色度変換テー
ブル格納部24に記録される。後述するように、変換部
26では、この彩度変換テーブルを参照して入力画像の
彩度変換を行う。
【0096】彩度変換テーブルによれば、彩度に関し
て、第3色再現範囲60と第2色再現範囲58とが対応
付けされる。例えば、図6に示すように、第3色再現範
囲60の外縁上の最大彩度S30は、この最大彩度S30
** 座標系の原点0とを結ぶ半直線uが第2色再現
範囲58の外縁と交わる点に位置する最大彩度S20に対
応付けされる。そして、この半直線u上であって、第3
色再現範囲60内でありかつ第2色再現範囲58外にあ
る第3色再現範囲60の彩度S3 は、上式(2)に従っ
て、この半直線u上に位置する第2色再現範囲58の彩
度S2 に対応付けされる。
【0097】尚、第3色再現範囲60と第2色再現範囲
58とが重なる色領域の彩度S3 も、上式(2)に従っ
て、第2色再現範囲58の彩度S2 に対応させる。この
ようにすると、第3色再現範囲60に属するすべての色
の彩度S3 が、第2色再現範囲58に属する色の彩度S
2 に対応される。従って、第3色再現範囲60と第2色
再現範囲58との各々に属する色は、1対1の対応をも
って結びつけられる。よって、この色変換(彩度変換)
にあっては色数が減少しない。
【0098】以上説明したようにして、明度変換テーブ
ルおよび彩度変換テーブルが作成される。次に、変換部
26の動作につき説明する。
【0099】明度変換テーブルおよび彩度変換テーブル
が作成されると、図4に示すS6において、明度変換部
48は、画像入力機器52から画像データを読み出す。
そして、図4に示すS7において、明度変換部48は、
明度変換テーブル格納部18に記録してある明度変換テ
ーブルと照らし合わせて画像データの明度情報を変化さ
せる。このようにして明度変換が実行される。
【0100】次に、図4に示すS8において、色度変換
部50は、明度変換が施された画像データを明度変換部
48から受け取る。そして、色度変換部50は、色度変
換テーブル格納部24に記録してある彩度変換テーブル
と照らし合わせて画像データの色度情報(彩度情報)を
変化させる。このようにして彩度変換が実行される。
【0101】最後に、図4に示すS9において、色度変
換部50は、明度変換および彩度変換が施された画像デ
ータを画像出力機器54に出力する。
【0102】以上説明したようにして、画像入力機器5
2の第1色再現範囲と画像出力機器54の第2色再現範
囲とのカラーマッチングが完了する。ここで、画像入力
機器52の出力画像と変換部26の出力画像との両者
を、それぞれ白黒画像に変換する場合を考える。この実
施の形態で説明した画像処理方法(カラーマッチング方
法)によれば、第1色再現範囲に属する互いに同じ明度
の色が第3色再現範囲にあっても互いに同じ明度の色と
なるように、明度の変換がなされる。すなわち、第1色
再現範囲に属する互いに同じ明度の色が第2色再現範囲
にあっても互いに同じ明度の色となるように、明度の変
換がなされる。従って、上述の各白黒画像を比べると、
濃度の分布パタンが同一となる。このように、この実施
の形態の画像処理方法によれば、変換前後で濃度の分布
パタンが変わらず、白黒画像に変換する場合にあっては
好適である。
【0103】[第2の実施の形態]次に、第2の実施の
形態の画像処理装置の構成につき説明する。図8は、画
像処理装置の第2構成を示すブロック図である。この構
成例では、画像処理装置10aが第1構成と異なる第2
テーブル作成部22aを具える点に特色を有している。
この第2テーブル作成部22aは、第1色度検出部6
2、第2色度検出部64および色度配列部66を具えて
いる。従って、主として、この第2テーブル作成部22
aにつき説明を行い、第1構成と重複する他の構成要素
については説明を省略する場合がある。
【0104】また、図9は、色度に関する色変換の説明
に供する図で、色変換の前後での色再現範囲の一例を示
す図である。図中には、L*** 表色系のある明度
におけるa** 座標系を示し、占有する色領域をそれ
ぞれ表す第3色再現範囲60および第2色再現範囲58
を共に示してある。
【0105】また、図10は、第2テーブル作成部22
aで行われる色度変換テーブルの作成手順を示すフロー
チャートである。所要に応じて、このフローチャートを
参照し、第2テーブル作成部22aの動作につき説明す
る。
【0106】第2テーブル作成部22aは、第3色再現
範囲60に属する色の色度と第2色再現範囲58に属す
る色の色度との色差が最小となるように、第3色再現範
囲60に属する色のうち第2色再現範囲58の外側に位
置する色を第2色再現範囲58に属する色に対応させる
色度変換テーブルを作成する。第1構成と同様に、第1
テーブル作成部16で明度変換テーブルが作成される
と、第2テーブル作成部22aが動作する。
【0107】先ず、図10に示すS27において、第1
色度検出部62は、色度抽出部20が抽出した色度の中
から第3色再現範囲60に属する色のうち第2色再現範
囲58の外側に位置する色の色度C3 を検出する。例え
ば、図9に示すように、第1色度検出部62は、第3色
再現範囲60に属する色xの色度C3 を検出する。そし
て、第1色度検出部62は、検出した色度C3 を一時的
に格納しておく。
【0108】次に、図10に示すS28において、第2
色度検出部64は、第1色度検出部62で検出された色
度C3 の1つを指定して呼び出す。また、図10に示す
S29において、第2色度検出部64は、色度抽出部2
0から第2色再現範囲58に属する色の色度を順次に読
み出す。この場合、第2色度検出部64に対して、第2
色再現範囲58の外縁の色度が読み出されるようにすれ
ば十分である。例えば、図9に示すように、第2色度検
出部64は、第2色再現範囲58の外縁に位置する色y
1 、y2 およびy3 の色度を検出する。
【0109】また、図10に示すS30において、第2
色度検出部64は、第1色度検出部62から読み出した
色度と色度抽出部20から入力される色度との色差を計
算する。L*** 表色系において、色差は、2つの
座標間の距離に相当する量である。例えば、図9に示す
ように、第2色度検出部64は、色xと色y1 との距離
1 、色xと色y2 との距離r2 、および色xと色y3
との距離r3 をそれぞれ計算する。このように、第2色
度検出部64は、複数の色差を得る。
【0110】図10に示すS31において、第2色度検
出部64は、求めた色差の中から最小のものを選択す
る。そして、図10に示すS32において、第2色度検
出部64は、その最小色差を求めるときに用いた第2色
再現範囲58に属する色の色度C2 を検出する。例え
ば、図9に示すように、第2色度検出部64は、求めた
距離r1 、r2 およびr3 の中から最小距離例えばr1
を選択する。従って、図9に示すa** 座標系にあっ
ては、座標点xから最も近い第2色再現範囲58中の座
標点が上述の座標点y1 となる。このようにして、第2
色度検出部64は、色y1 の色度C2 を検出する。
【0111】次に、図10に示すS33において、第2
色度検出部64は、全色度C3 について指定を終えたか
否かを判断する。未終了の場合には、第2色度検出部6
4は、次の別の色度C3 を第1色度検出部62から読み
出す。そして、再び、第2色度検出部64は、上述した
S28〜S33の各ステップを実行する。このように、
第2色度検出部64は、全色度C3 の読み出しを終える
まで、S28〜S33の各ステップを繰り返し実行す
る。
【0112】このようにして、色度C3 およびC2 の組
を検出する。色度C3 に対して検出された色度C2 は、
第2色再現範囲58に属する色の色度の中で色度C3
とって最も色差の小さい色度である。そして、図10に
示すS34において、色度配列部66は、色度C3 およ
びC2 を対応させて配列する。この結果、色度変換テー
ブルが作成される。色度配列部66は、この色度変換テ
ーブルを色度変換テーブル格納部24に記録する。
【0113】上述の色度変換テーブルに従えば、第3色
再現範囲60に属する色の色度が、第2色再現範囲58
に属する色の色度に対応付けられる。色度変換部50
は、この色度変換テーブルを参照して画像データの色度
情報を変化させる。色度変換テーブルは上述したように
形成してあるので、色度変換部50は、色度に関して色
差が最小となるように色変換を実行する。従って、色変
換の前後での知覚的な色の相違が最小限に抑えられる。
【0114】
【発明の効果】この発明の画像処理方法によれば、第1
色再現範囲における互いに同じ明度の色が、第3色再現
範囲においても互いに同じ明度の色となるように色変換
(明度変換)が実行できる。すなわち、第1色再現範囲
における互いに同じ明度の色が、第2色再現範囲におい
ても互いに同じ明度の色となるように色変換を実行でき
る。従って、処理対象の画像データに基づいて白黒画像
を得るとき、色変換前に互いに同じ濃度の画素が色変換
後も互いに同じ濃度の画素となるように、この白黒画像
を構成する画素の濃度を制御できる。
【0115】また、この発明の画像処理方法によれば、
第1色再現範囲に属する色と第3色再現範囲に属する色
とが1対1の対応をもつように変換される。従って、色
変換後の画像の色数が色変換前に比べて減少しないの
で、色変換前の画像に適合した色を再現することができ
る。
【0116】この発明の画像処理装置によれば、第1テ
ーブル作成部は、第1色再現範囲における互いに同じ明
度の色が、第3色再現範囲においても互いに同じ明度の
色となるように色変換(明度変換)を実行するための明
度変換テーブルを作成する。すなわち、第1色再現範囲
における互いに同じ明度の色が、第2色再現範囲におい
ても互いに同じ明度の色となるように色変換が実行でき
る。従って、処理対象の画像データに基づいて白黒画像
を得るとき、色変換前に互いに同じ濃度の画素が色変換
後も互いに同じ濃度の画素となるように、この白黒画像
を構成する画素の濃度を制御できる。つまり、明度変換
前の画像データに基づいて得た白黒画像と、明度変換後
の画像データに基づいて得た白黒画像とを比べると、こ
れら白黒画像を構成する画素の濃度は、変換前に互いに
同じ濃度であれば変換後でも互いに同じ濃度となる。
【0117】また、この発明の画像処理装置によれば、
第1テーブル作成部は、第1色再現範囲に属する色と第
3色再現範囲に属する色とを1対1に対応させる明度変
換テーブルを作成する。このように明度変換テーブルを
作成しておけば、第1色再現範囲に属する色と第3色再
現範囲に属する色とが1対1の対応をもつように色変換
が実行される。従って、色変換後の画像の色数が色変換
前に比べて減少しないので、色変換前の画像に適合した
色を再現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像処理装置の第1構成を示す図である。
【図2】明度に関する色変換の説明に供する図である。
【図3】明度変換後に得た第3色再現範囲を示す図であ
る。
【図4】画像処理装置で行われる色変換処理の手順を示
す図である。
【図5】明度変換テーブルの作成手順を示す図である。
【図6】彩度に関する色変換の説明に供する図である。
【図7】彩度変換テーブルの作成手順を示す図である。
【図8】画像処理装置の第2構成を示す図である。
【図9】色度に関する色変換の説明に供する図である。
【図10】色度変換テーブルの作成手順を示す図であ
る。
【符号の説明】
10、10a:画像処理装置 12:プロファイル格納部 14:明度抽出部 16:第1テーブル作成部 18:明度変換テーブル格納部 20:色度抽出部 22、22a:第2テーブル作成部 24:色度変換テーブル格納部 26:変換部 28:最大明度検出部 30:最大明度比計算部 32:最大明度比格納部 34:明度演算部 36:明度配列部 38:最大彩度検出部 40:最大彩度比計算部 42:最大彩度比格納部 44:彩度演算部 46:彩度配列部 48:明度変換部 50:色度変換部 52:画像入力機器 54:画像出力機器 56:第1色再現範囲 58:第2色再現範囲 60:第3色再現範囲 62:第1色度検出部 64:第2色度検出部 66:色度配列部

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)第1画像処理機器の第1色再現範
    囲と第2画像処理機器の第2色再現範囲とをあらかじめ
    第1メモリ装置に記録しておき、 (b)前記第1メモリ装置から前記第1および第2色再
    現範囲を呼び出して、これら第1および第2色再現範囲
    の各々に属する色の明度を抽出し、 (c)前記第1色再現範囲に属する互いに同じ明度の色
    が第3色再現範囲に属する互いに同じ明度の色となるよ
    うに、前記第1色再現範囲に属する色を前記第3色再現
    範囲に属する色に対応させる明度変換テーブルを、前記
    抽出した明度を用いて作成して、該明度変換テーブルを
    第2メモリ装置に記録し、 (d)前記第2メモリ装置に記録してある明度変換テー
    ブルを参照して前記第3色再現範囲を呼び出し、前記第
    1メモリ装置から前記第2色再現範囲を呼び出して、こ
    れら第3および第2色再現範囲の各々に属する色の色度
    を抽出し、 (e)前記第3色再現範囲に属する色と前記第2色再現
    範囲に属する色とを対応させる色度変換テーブルを、前
    記抽出した色度を用いて作成して、該色度変換テーブル
    を第3メモリ装置に記録し、 (f)前記第1画像処理機器から画像データを読み出し
    て、該画像データの明度情報を前記明度変換テーブルに
    従い変化させ、さらに該画像データの色度情報を前記色
    度変換テーブルに従い変化させてから該画像データを前
    記第2画像処理機器に出力することを特徴とする画像処
    理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像処理方法におい
    て、 前記明度変換テーブルは、前記第1色再現範囲に属する
    色と前記第3色再現範囲に属する色とを1対1に対応さ
    せることを特徴とする画像処理方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の画像処理方法におい
    て、 前記(c)ステップでは、 前記抽出した明度の中から前記第1色再現範囲に属する
    色の最大明度L* 10 と前記第2色再現範囲に属する色の
    最大明度L* 20 とを検出して、これら最大明度L* 10
    よびL* 20 の比L* 20 /L* 10 を計算し、該比の値を第
    4メモリ装置に記録しておき、 前記第4メモリ装置に記録してある前記比の値を呼び出
    し、該比の値と前記抽出した第1色再現範囲に属する色
    の明度L* 1とを順次に積算することにより、前記第3色
    再現範囲に属する色の明度L* 3を順次に計算し、 前記明度L* 1およびL* 3を下記の関係(I)に従い対応
    させて配列することにより前記明度変換テーブルを作成
    することを特徴とする画像処理方法。 L* 3/L* 1=L* 20 /L* 10 ・・・(I)
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の画像処理方法におい
    て、 前記色度変換テーブルは、前記第3色再現範囲に属する
    互いに同じ彩度の色が前記第2色再現範囲に属する互い
    に同じ彩度の色となるように、前記第3色再現範囲に属
    する色を前記第2色再現範囲に属する色に対応させるこ
    とを特徴とする画像処理方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の画像処理方法におい
    て、 前記色度変換テーブルは、前記第3色再現範囲に属する
    色と前記第2色再現範囲に属する色とを1対1に対応さ
    せることを特徴とする画像処理方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の画像処理方法におい
    て、 前記(e)ステップでは、 前記抽出した色度の中から前記第3色再現範囲に属する
    色の最大彩度S30と前記第2色再現範囲に属する色の最
    大彩度S20とを色相ごとに検出して、これら最大彩度S
    30およびS20の比S20/S30を計算し、これら比の値を
    第5メモリ装置に記録しておき、 前記第5メモリ装置に記録してある前記比の値を呼び出
    し、これら比の値と前記抽出した第3色再現範囲に属す
    る色の彩度S3 とを色相ごとに順次に積算することによ
    り、前記第2色再現範囲に属する色の彩度S2 を順次に
    計算し、 前記彩度S3 およびS2 を色相ごとに下記の関係(II)
    に従い対応させて配列することにより前記色度変換テー
    ブルを作成することを特徴とする画像処理方法。 S2 /S3 =S20/S30 ・・・(II)
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の画像処理方法におい
    て、 前記色度変換テーブルは、前記第3色再現範囲に属する
    色の色度と前記第2色再現範囲に属する色の色度との色
    差が最小となるように、前記第3色再現範囲に属する色
    のうち前記第2色再現範囲の外側に位置する色を前記第
    2色再現範囲に属する色に対応させることを特徴とする
    画像処理方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の画像処理方法におい
    て、 前記(e)ステップでは、 前記抽出した色度の中から前記第3色再現範囲に属する
    色のうち前記第2色再現範囲の外側に位置する色の色度
    3 を検出し、 該検出した色度C3 の各々に対して、前記第2色再現範
    囲に属する色の色度との色差を計算し、該色差が最小と
    なる当該第2色再現範囲に属する色の色度C2を検出
    し、 前記色度C3 およびC2 を対応させて配列することによ
    り前記色度変換テーブルを作成することを特徴とする画
    像処理方法。
  9. 【請求項9】 第1画像処理機器の第1色再現範囲と第
    2画像処理機器の第2色再現範囲とを記録しておくため
    の第1メモリ装置と、 前記第1メモリ装置から前記第1および第2色再現範囲
    を呼び出して、これら第1および第2色再現範囲の各々
    に属する色の明度を抽出する明度抽出部と、 前記明度抽出部が抽出した明度を用いて、前記第1色再
    現範囲に属する互いに同じ明度の色が第3色再現範囲に
    属する互いに同じ明度の色となるように、前記第1色再
    現範囲に属する色を前記第3色再現範囲に属する色に対
    応させる明度変換テーブルを作成する第1テーブル作成
    部と、 前記明度変換テーブルを記録しておくための第2メモリ
    装置と、 前記第2メモリ装置に記録してある明度変換テーブルを
    参照して前記第3色再現範囲を呼び出し、前記第1メモ
    リ装置から前記第2色再現範囲を呼び出して、これら第
    3および第2色再現範囲の各々に属する色の色度を抽出
    する色度抽出部と、 前記色度抽出部が抽出した色度を用いて、前記第3色再
    現範囲に属する色と前記第2色再現範囲に属する色とを
    対応させる色度変換テーブルを作成する第2テーブル作
    成部と前記色度変換テーブルを記録しておくための第3
    メモリ装置と、 前記第1画像処理機器から画像データを読み出して、該
    画像データの明度情報を前記明度変換テーブルに従い変
    化させ、さらに該画像データの色度情報を前記色度変換
    テーブルに従い変化させてから該画像データを前記第2
    画像処理機器に出力する変換部とを具えることを特徴と
    する画像処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の画像処理装置におい
    て、 前記第1テーブル作成部は、前記第1色再現範囲に属す
    る色と前記第3色再現範囲に属する色とを1対1に対応
    させる前記明度変換テーブルを作成することを特徴とす
    る画像処理装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の画像処理装置にお
    いて、 前記第1テーブル作成部は、 前記明度抽出部が抽出した明度の中から前記第1色再現
    範囲に属する色の最大明度L* 10 と前記第2色再現範囲
    に属する色の最大明度L* 20 とを検出する最大明度検出
    部と、 前記最大明度検出部で検出された最大明度L* 10 および
    * 20 の比L* 20 /L* 10 を計算する最大明度比計算部
    と、 前記計算した比の値を記録しておくための第4メモリ装
    置と、 前記第4メモリ装置に記録してある前記比の値を呼び出
    し、該比の値と前記抽出した第1色再現範囲に属する色
    の明度L* 1とを順次に積算することにより、前記第3色
    再現範囲に属する色の明度L* 3を順次に計算する明度演
    算部と、 前記明度L* 1およびL* 3を下記の関係(I)に従い対応
    させて配列することにより前記明度変換テーブルを作成
    する明度配列部とを具えることを特徴とする画像処理装
    置。 L* 3/L* 1=L* 20 /L* 10 ・・・(I)
  12. 【請求項12】 請求項9に記載の画像処理装置におい
    て、 前記第2テーブル作成部は、前記第3色再現範囲に属す
    る互いに同じ彩度の色が前記第2色再現範囲に属する互
    いに同じ彩度の色となるように、前記第3色再現範囲に
    属する色を前記第2色再現範囲に属する色に対応させる
    前記色度変換テーブルを作成することを特徴とする画像
    処理装置。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の画像処理装置にお
    いて、 前記第2テーブル作成部は、前記第3色再現範囲に属す
    る色と前記第2色再現範囲に属する色とを1対1に対応
    させる前記色度変換テーブルを作成することを特徴とす
    る画像処理装置。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の画像処理装置にお
    いて、 前記第2テーブル作成部は、 前記色度抽出部が抽出した色度の中から前記第3色再現
    範囲に属する色の最大彩度S30と前記第2色再現範囲に
    属する色の最大彩度S20とを色相ごとに検出する最大彩
    度検出部と、 前記最大彩度検出部で検出された最大彩度S30およびS
    20の比S20/S30を計算する最大彩度比計算部と、 前記計算した比の値を記録しておくための第5メモリ装
    置と、 前記第5メモリ装置に記録してある前記比の値を呼び出
    し、これら比の値と前記抽出した第3色再現範囲に属す
    る色の彩度S3 とを色相ごとに順次に積算することによ
    り、前記第2色再現範囲に属する色の彩度S2 を順次に
    計算する彩度演算部と、 前記彩度S3 およびS2 を色相ごとに下記の関係(II)
    に従い対応させて配列することにより前記色度変換テー
    ブルを作成する彩度配列部とを具えることを特徴とする
    画像処理装置。 S2 /S3 =S20/S30 ・・・(II)
  15. 【請求項15】 請求項9に記載の画像処理装置におい
    て、 前記第2テーブル作成部は、前記第3色再現範囲に属す
    る色の色度と前記第2色再現範囲に属する色の色度との
    色差が最小となるように、前記第3色再現範囲に属する
    色のうち前記第2色再現範囲の外側に位置する色を前記
    第2色再現範囲に属する色に対応させる前記色度変換テ
    ーブルを作成することを特徴とする画像処理装置。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の画像処理装置にお
    いて、 前記第2テーブル作成部は、 前記色度抽出部が抽出した色度の中から前記第3色再現
    範囲に属する色のうち前記第2色再現範囲の外側に位置
    する色の色度C3 を検出する第1色度検出部と、 前記検出した色度C3 の各々に対して、前記第2色再現
    範囲に属する色の色度との色差を計算し、該色差が最小
    となる当該第2色再現範囲に属する色の色度C2 を検出
    する第2色度検出部と、 前記色度C3 およびC2 を対応させて配列することによ
    り前記色度変換テーブルを作成する色度配列部とを具え
    ることを特徴とする画像処理装置。
  17. 【請求項17】 (a)第1画像処理機器の第1色再現
    範囲と第2画像処理機器の第2色再現範囲とをあらかじ
    め第1メモリ装置に記録しておき、 (b)前記第1メモリ装置から前記第1および第2色再
    現範囲を呼び出して、これら第1および第2色再現範囲
    の各々に属する色の明度を抽出し、 (c)前記第1色再現範囲に属する互いに同じ明度の色
    が第3色再現範囲に属する互いに同じ明度の色となるよ
    うに、前記第1色再現範囲に属する色を前記第3色再現
    範囲に属する色に対応させる明度変換テーブルを、前記
    抽出した明度を用いて作成して、該明度変換テーブルを
    第2メモリ装置に記録し、 (d)前記第2メモリ装置に記録してある明度変換テー
    ブルを参照して前記第3色再現範囲を呼び出し、前記第
    1メモリ装置から前記第2色再現範囲を呼び出して、こ
    れら第3および第2色再現範囲の各々に属する色の色度
    を抽出し、 (e)前記第3色再現範囲に属する色と前記第2色再現
    範囲に属する色とを対応させる色度変換テーブルを、前
    記抽出した色度を用いて作成して、該色度変換テーブル
    を第3メモリ装置に記録し、 (f)前記第1画像処理機器から画像データを読み出し
    て、該画像データの明度情報を前記明度変換テーブルに
    従い変化させ、さらに該画像データの色度情報を前記色
    度変換テーブルに従い変化させてから該画像データを前
    記第2画像処理機器に出力することを特徴とする画像処
    理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
    録媒体。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の記録媒体におい
    て、 前記明度変換テーブルは、前記第1色再現範囲に属する
    色と前記第3色再現範囲に属する色とを1対1に対応さ
    せることを特徴とする画像処理プログラムを記録したコ
    ンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の記録媒体におい
    て、 前記(c)ステップでは、 前記抽出した明度の中から前記第1色再現範囲に属する
    色の最大明度L* 10 と前記第2色再現範囲に属する色の
    最大明度L* 20 とを検出して、これら最大明度L* 10
    よびL* 20 の比L* 20 /L* 10 を計算し、該比の値を第
    4メモリ装置に記録しておき、 前記第4メモリ装置に記録してある前記比の値を呼び出
    し、該比の値と前記抽出した第1色再現範囲に属する色
    の明度L* 1とを順次に積算することにより、前記第3色
    再現範囲に属する色の明度L* 3を順次に計算し、 前記明度L* 1およびL* 3を下記の関係(I)に従い対応
    させて配列することにより前記明度変換テーブルを作成
    することを特徴とする画像処理プログラムを記録したコ
    ンピュータ読み取り可能な記録媒体。 L* 3/L* 1=L* 20 /L* 10 ・・・(I)
  20. 【請求項20】 請求項17に記載の記録媒体におい
    て、 前記色度変換テーブルは、前記第3色再現範囲に属する
    互いに同じ彩度の色が前記第2色再現範囲に属する互い
    に同じ彩度の色となるように、前記第3色再現範囲に属
    する色を前記第2色再現範囲に属する色に対応させるこ
    とを特徴とする画像処理方プログラムを記録したコンピ
    ュータ読み取り可能な記録媒体。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載の記録媒体におい
    て、 前記色度変換テーブルは、前記第3色再現範囲に属する
    色と前記第2色再現範囲に属する色とを1対1に対応さ
    せることを特徴とする画像処理プログラムを記録したコ
    ンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  22. 【請求項22】 請求項21に記載の記録媒体におい
    て、 前記(e)ステップでは、 前記抽出した色度の中から前記第3色再現範囲に属する
    色の最大彩度S30と前記第2色再現範囲に属する色の最
    大彩度S20とを色相ごとに検出して、これら最大彩度S
    30およびS20の比S20/S30を計算し、これら比の値を
    第5メモリ装置に記録しておき、 前記第5メモリ装置に記録してある前記比の値を呼び出
    し、これら比の値と前記抽出した第3色再現範囲に属す
    る色の彩度S3 とを色相ごとに順次に積算することによ
    り、前記第2色再現範囲に属する色の彩度S2 を順次に
    計算し、 前記彩度S3 およびS2 を色相ごとに下記の関係(II)
    に従い対応させて配列することにより前記色度変換テー
    ブルを作成することを特徴とする画像処理プログラムを
    記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 S2 /S3 =S20/S30 ・・・(II)
  23. 【請求項23】 請求項17に記載の記録媒体におい
    て、 前記色度変換テーブルは、前記第3色再現範囲に属する
    色の色度と前記第2色再現範囲に属する色の色度との色
    差が最小となるように、前記第3色再現範囲に属する色
    のうち前記第2色再現範囲の外側に位置する色を前記第
    2色再現範囲に属する色に対応させることを特徴とする
    画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体。
  24. 【請求項24】 請求項23に記載の記録媒体におい
    て、 前記(e)ステップでは、 前記抽出した色度の中から前記第3色再現範囲に属する
    色のうち前記第2色再現範囲の外側に位置する色の色度
    3 を検出し、 該検出した色度C3 の各々に対して、前記第2色再現範
    囲に属する色の色度との色差を計算し、該色差が最小と
    なる当該第2色再現範囲に属する色の色度C2を検出
    し、 前記色度C3 およびC2 を対応させて配列することによ
    り前記色度変換テーブルを作成することを特徴とする画
    像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
    な記録媒体。
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