JPH0687471U - 水栓取付構造 - Google Patents
水栓取付構造Info
- Publication number
- JPH0687471U JPH0687471U JP033891U JP3389193U JPH0687471U JP H0687471 U JPH0687471 U JP H0687471U JP 033891 U JP033891 U JP 033891U JP 3389193 U JP3389193 U JP 3389193U JP H0687471 U JPH0687471 U JP H0687471U
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- JP
- Japan
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- faucet
- screw portion
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ウォーターハンマーによる衝撃音を低減させ
ることのできる水栓取付構造の提供を目的とする。 【構成】 壁パネル53に形成された取付孔53A内に
水栓接続用の接続ネジ部60を挿通させ、該接続ネジ部
60にロックナット64を締め付けて固定する水栓の取
付構造において、前記接続ネジ部60に外嵌され前記ロ
ックナット64により締め付けられる内周側の内周基部
1a,2aと、前記壁パネル53に弾着する外周側の弾
性片1b,2bとをそれぞれ有する第1および第2の防
振ゴム1,2を前記壁パネル53の表および裏側からそ
れぞれ前記取付孔53A内に対向状に装着する。
ることのできる水栓取付構造の提供を目的とする。 【構成】 壁パネル53に形成された取付孔53A内に
水栓接続用の接続ネジ部60を挿通させ、該接続ネジ部
60にロックナット64を締め付けて固定する水栓の取
付構造において、前記接続ネジ部60に外嵌され前記ロ
ックナット64により締め付けられる内周側の内周基部
1a,2aと、前記壁パネル53に弾着する外周側の弾
性片1b,2bとをそれぞれ有する第1および第2の防
振ゴム1,2を前記壁パネル53の表および裏側からそ
れぞれ前記取付孔53A内に対向状に装着する。
Description
この考案は、ユニットバス等の壁面に取付けられる水栓の取付構造に関するも のである。
【0001】
従来、図4に概略図で示すように、ユニットバス51は、防水パン52と壁パ ネル53,53と天井パネル54が組み付けられて構成されるものであり、この ユニットバス51内に水栓を取付けるに際し、外部から給水管55を配管し、こ の給水管55に水栓56を接続させて壁パネル53に水栓を取付けており、この 取付構造は図5に示すような構造となっている。
【0002】 即ち、前記給水管55の先端にはエルボ57が接続され、このエルボ57には フランジ部58と接続ネジ部60が一体形成されており、この接続ネジ部60の 内側に形成された雌ネジにクランク61に形成された雄ネジ管部62を螺合させ てエルボ57とクランク61を接続させ、クランク61の先端に袋ナット63を 介し水栓56を接続しており、壁パネル53に支持させるために前記フランジ5 8と壁パネル53間に座金59を介在させ、壁パネル53の室内側からナット6 4を前記接続ネジ部60に螺合させて、ナット64を締め付けて壁パネル53に 水栓56を固定しており、ナット64には覆蓋状に化粧キャップ65が取付けら れる。
【0003】 このような水栓の取付構造において、水栓56の使用時に急激に水栓56のハ ンドルを締めると、給水管55を通り供給されている水のウォーターハンマー現 象により、エルボ57の壁パネル53に対する衝撃のため、ドンという衝撃音が 生じて、不快音としてユニットバス51内に響き渡るという問題点があった。
【0004】
本考案は上記従来の問題点に鑑み案出したものであって、配管の壁への衝撃を 抑えることによりユニットバス内にへの衝撃音を抑える水栓の取付構造を提供せ んことを目的とし、その要旨は、壁パネルに形成された取付孔内に水栓接続用の 接続ネジ部を挿通させ、該接続ネジ部にロックナットを締め付けて固定する水栓 の取付構造において、前記接続ネジ部に外嵌され前記ロックナットにより締め付 けられる内周側の内周基部と、前記壁パネルに弾着する外周側の弾性片とをそれ ぞれ有する第1および第2の防振ゴムを前記壁パネルの表および裏側からそれぞ れ前記取付孔内に対向状に装着したことである。
【0005】
ロックナットを締め付けることにより、第1および第2の防振ゴムの内周基部 は締め付けられて密な状態となるが、外周側の弾性片は弾性機能が残された状態 で壁パネルに弾着することとなり、ウォーターハンマーによる振動は弾性片を介 して良好に吸収され、衝撃が壁パネルに伝わることが少なくなる。
【0006】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1は、ユニットバス51の壁パネル53に水栓を取付ける取付構造の断面構 成図であり、前記従来例と同一部材については同一符号を付して説明する。 給水管55側のエルボ57にはフランジ58が形成され、また接続ネジ部60 が一体状に形成されており、接続ネジ部60の外周には雄ネジが形成されている とともに、その内周には雌ネジが形成されており、この雌ネジに水栓側のクラン クの雄ネジ管部62を螺合させて水栓を接続できるものであり、壁パネル53の 所定位置に穿設形成されている取付孔53A内に、この接続ネジ部60を挿通さ せて取付けるが、その際に接続ネジ部60の外周には、第1防振ゴム1と第2防 振ゴム2を対向状に装着する。
【0007】 装着する第1防振ゴム1は、接続ネジ部60に外嵌される内周基部1aと、こ の内周基部1aの一端側から外側へ突出する弾性片1bと、この弾性片1bから 凹部1cを介して外側へ短く突出する内弾性片1dを備えた形状にゴム材で形成 されており、一方、第2防振ゴム2もほぼ同様な形状にゴム材で形成され、接続 ネジ部60に外嵌される内周基部2aの外側には、外方へ大径で突出する弾性リ ング片2bが一体形成され、凹部2cを介し短く突出する内弾性片2dが一体状 に形成されたものである。
【0008】 このような第1防振ゴム1と第2防振ゴム2を、前記内弾性片1d,2dを当 接させた状態で対向状に接続ネジ部60に外嵌させるとともに、内弾性片1d, 2dを壁パネル53の取付孔53Aの内周面に嵌め込み状に装着する。この状態 では、第1防振ゴム1の弾性片1bが壁パネル53の室内側のタイル53aに弾 着状態となり、一方、第2防振ゴム2の弾性リング片2bは壁パネル53の室外 側に弾着状態となる。尚、壁パネル53には室内側にタイル53aが張付られて いない場合もある。
【0009】 なお、この弾性リング片2dの裏側には、弾性リング片2bとほぼ同径に形成 された座金3が配設される。前記接続ネジ部60には室内側よりロックナット6 4が螺合され、このロックナット64を締め付けることにより、前記第1防振ゴ ム1および第2防振ゴム2の各内周基部1a,2aが締め付けにより密の状態と なり固化する。しかし、ロックナット64の締め付けによっても外周側の弾性片 1b,内弾性片1dおよび弾性リング片2b,内弾性片2dは弾性機能が残され た状態となり、緩く壁パネル53に弾着することとなる。なお、ロックナット6 4を締め付けた後には室内側より化粧キャップ65が覆蓋状に取付けられる。
【0010】 このような取付構造においては、ロックナット64を締め付けることにより、 第1および第2の防振ゴム1,2の各内周基部1a,2aが一体化して、取付強 度が確保されるとともに、第2防振ゴム2の弾性リング片2bおよび座金3は大 径に形成されているため、水栓がぐらつくことが良好に防がれた状態となり、し かも、壁パネル53に対しては弾性片1b,内弾性片1dおよび弾性リング片2 b,内弾性片2d介し緩く弾着された状態となるため、水栓のハンドルを急激に 閉止した時に、ウォーターハンマー現象により衝撃が生じても、この衝撃は壁パ ネル53側へは伝わることが少なく、弾性片1b,1d,2b,2dにより衝撃 が良好に吸収された状態となり、衝撃音による不快感のないユニットバスを構成 することができる。
【0011】 なお、このような取付構造を実施した後、ユニットバス51内で騒音レベルを 測定した結果、図2に示すような結果が得られ、破線で示す従来構造のものに比 べて実線で示す本願考案の取付構造では、騒音レベルが相当低減されたものとな った。また、図3では周波数分析を行った結果を示すが、本願考案の構造では中 高音域で騒音レベルが低減される結果を得ることができた。
【0012】
本考案は、壁パネルに形成された取付孔内に水栓接続用の接続ネジ部を挿通さ せ、該接続ネジ部にロックナットを締め付けて固定する水栓の取付構造において 、前記接続ネジ部に外嵌され前記ロックナットにより締め付けられる内周側の内 周基部と、前記壁パネルに弾着する外周側の弾性片とをそれぞれ有する第1およ び第2の防振ゴムを前記壁パネルの表および裏側からそれぞれ前記取付孔内に対 向状に装着したことにより、ロックナットを締め付けても外周側の弾性片には弾 性機能が残された状態となり、第1および第2の防振ゴムの弾性片がそれぞれ壁 パネルに弾着状態を保持して、ウォーターハンマーによる衝撃が生じた時にこの 衝撃を弾性片が良好に吸収し、壁パネルへの伝達を良好に防ぎ、衝撃音を有効に 低減できる効果を有する。
【図1】本願考案の水栓取付構造の断面拡大構成図であ
る。
る。
【図2】騒音レベルの測定結果を示す線図である。
【図3】周波数分析の測定結果の線図である。
【図4】ユニットバスの概略構成図である。
【図5】従来の水栓の取付構造の断面拡大図である。
【符号の説明】 1 第1防振ゴム 1a 内周基部 1b 弾性片 1c 凹部 1d 内弾性片 2 第2防振ゴム 2a 内周基部 2b 弾性リング片 2c 凹部 2d 内弾性片 3 座金 53 壁パネル 53A 取付孔 57 エルボ 58 フランジ 60 接続ネジ部 62 クランク側雄ネジ管部 64 ロックナット
Claims (1)
- 【請求項1】 壁パネル53に形成された取付孔53A
内に水栓接続用の接続ネジ部60を挿通させ、該接続ネ
ジ部60にロックナット64を締め付けて固定する水栓
の取付構造において、前記接続ネジ部60に外嵌され前
記ロックナット64により締め付けられる内周側の内周
基部1a,2aと、前記壁パネル53に弾着する外周側
の弾性片1b,2bとをそれぞれ有する第1および第2
の防振ゴム1,2を前記壁パネル53の表および裏側か
らそれぞれ前記取付孔53A内に対向状に装着したこと
を特徴とする水栓取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3389193U JP2571128Y2 (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | 水栓取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3389193U JP2571128Y2 (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | 水栓取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0687471U true JPH0687471U (ja) | 1994-12-22 |
JP2571128Y2 JP2571128Y2 (ja) | 1998-05-13 |
Family
ID=12399163
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3389193U Expired - Lifetime JP2571128Y2 (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | 水栓取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2571128Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08284220A (ja) * | 1995-04-18 | 1996-10-29 | Bridgestone Corp | 水栓継手および水栓継手の壁取り付け方法 |
JP2011226235A (ja) * | 2010-03-30 | 2011-11-10 | Toto Ltd | 水栓装置 |
-
1993
- 1993-05-28 JP JP3389193U patent/JP2571128Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08284220A (ja) * | 1995-04-18 | 1996-10-29 | Bridgestone Corp | 水栓継手および水栓継手の壁取り付け方法 |
JP2011226235A (ja) * | 2010-03-30 | 2011-11-10 | Toto Ltd | 水栓装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2571128Y2 (ja) | 1998-05-13 |
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