JP2522033Y2 - 便器用排水フランジの取付構造 - Google Patents
便器用排水フランジの取付構造Info
- Publication number
- JP2522033Y2 JP2522033Y2 JP6828491U JP6828491U JP2522033Y2 JP 2522033 Y2 JP2522033 Y2 JP 2522033Y2 JP 6828491 U JP6828491 U JP 6828491U JP 6828491 U JP6828491 U JP 6828491U JP 2522033 Y2 JP2522033 Y2 JP 2522033Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flange
- bolt
- drainage
- fixed
- mounting structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は、トイレの側壁側に排
水する壁排水式便器の排水フランジの取付構造に関する
ものである。
水する壁排水式便器の排水フランジの取付構造に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術及びその課題】従来、壁排水式便器は図３
に拡大断面図で示すようなフランジの取付構造となって
おり、トイレの側壁面１にはほぼ水平に排水管２が埋設
されており、この排水管２に排水フランジ３の筒部３ａ
をトイレ側から挿着し、排水フランジ３の鍔部３ｂを木
ネジ４により壁面１に固定させ、この時、鍔部３ｂの内
側にボルト５の頭部５ａを配置させておき、ボルト５を
鍔部３ｂから突出させてトイレ側からパッキン７を介し
便器６を取付け、ボルト５の先端に座金８を介しナット
９を締め付けて便器６を排水フランジ３側に押し付けて
取り付けており、このような従来の取付構造において
は、便器６の重量がボルト５に加わり、ボルト５に掛か
る下方側への重量は頭部５ａを介し排水フランジ３の鍔
部３ｂに加わり、この鍔部３ｂが破損してしまうことが
あるという問題点があった。
に拡大断面図で示すようなフランジの取付構造となって
おり、トイレの側壁面１にはほぼ水平に排水管２が埋設
されており、この排水管２に排水フランジ３の筒部３ａ
をトイレ側から挿着し、排水フランジ３の鍔部３ｂを木
ネジ４により壁面１に固定させ、この時、鍔部３ｂの内
側にボルト５の頭部５ａを配置させておき、ボルト５を
鍔部３ｂから突出させてトイレ側からパッキン７を介し
便器６を取付け、ボルト５の先端に座金８を介しナット
９を締め付けて便器６を排水フランジ３側に押し付けて
取り付けており、このような従来の取付構造において
は、便器６の重量がボルト５に加わり、ボルト５に掛か
る下方側への重量は頭部５ａを介し排水フランジ３の鍔
部３ｂに加わり、この鍔部３ｂが破損してしまうことが
あるという問題点があった。
【０００３】
【課題を解決するための手段】本考案は上記従来の問題
点に鑑み案出したものであって、排水フランジの破損の
ない取付構造を提供せんことを目的とし、その要旨は、
壁面１にほぼ水平に埋設された排水管２に装着される筒
部３ａと、木ネジ４を介し前記壁面１に固設される鍔部
３ｂとを備えた排水フランジ３にパッキン７を介し便器
６を取り付ける取付構造であって、前記排水フランジ３
の鍔部３ｂ内に、ボルト５の端部にＴ字状に固設した固
定板部５ｂを配置させ、該固定板部５ｂを前記木ネジ４
により前記鍔部３ｂとともに壁面１に固設するととも
に、前記ボルト５を鍔部３ｂから突出させ、該ボルト５
にナット９を締め付けて前記便器６を前記排水フランジ
３に取り付けることである。
点に鑑み案出したものであって、排水フランジの破損の
ない取付構造を提供せんことを目的とし、その要旨は、
壁面１にほぼ水平に埋設された排水管２に装着される筒
部３ａと、木ネジ４を介し前記壁面１に固設される鍔部
３ｂとを備えた排水フランジ３にパッキン７を介し便器
６を取り付ける取付構造であって、前記排水フランジ３
の鍔部３ｂ内に、ボルト５の端部にＴ字状に固設した固
定板部５ｂを配置させ、該固定板部５ｂを前記木ネジ４
により前記鍔部３ｂとともに壁面１に固設するととも
に、前記ボルト５を鍔部３ｂから突出させ、該ボルト５
にナット９を締め付けて前記便器６を前記排水フランジ
３に取り付けることである。
【０００４】
【作用】端部にＴ字状に固定板部５ｂを固設したボルト
を用い、このボルトの固定板部５ｂを木ネジにより鍔部
とともに壁面に固定しておけば、ボルトに便器の重量が
掛かった場合にも固定板部は壁面に木ネジを介し固定さ
れているため、排水フランジの鍔部にボルトから直接荷
重が加わることが少なく、排水フランジの破損が防がれ
る。
を用い、このボルトの固定板部５ｂを木ネジにより鍔部
とともに壁面に固定しておけば、ボルトに便器の重量が
掛かった場合にも固定板部は壁面に木ネジを介し固定さ
れているため、排水フランジの鍔部にボルトから直接荷
重が加わることが少なく、排水フランジの破損が防がれ
る。
【０００５】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図１は排水フランジとボルトとの関係を示した斜
視構成図であり、図２はこのようなボルトを用いた取付
構造の断面構成図である。尚、従来と同様な部材には同
一符号を付して説明する。本例においては、排水フラン
ジ３の鍔部３ｂ内に固定板部５ｂが配置されており、こ
の固定板部５ｂはボルト５の先端に一体的にＴ字状に固
設されたものであり、固定板部５ｂには一対のネジ用孔
５ｃ，５ｃが形成されており、各ネジ用孔５ｃ内には木
ネジ４を通すことができるものとなっている。
する。図１は排水フランジとボルトとの関係を示した斜
視構成図であり、図２はこのようなボルトを用いた取付
構造の断面構成図である。尚、従来と同様な部材には同
一符号を付して説明する。本例においては、排水フラン
ジ３の鍔部３ｂ内に固定板部５ｂが配置されており、こ
の固定板部５ｂはボルト５の先端に一体的にＴ字状に固
設されたものであり、固定板部５ｂには一対のネジ用孔
５ｃ，５ｃが形成されており、各ネジ用孔５ｃ内には木
ネジ４を通すことができるものとなっている。
【０００６】図２に示すように、鍔部３ｂ内に固定板部
５ｂを配置させ、かつ鍔部３ｂからトイレの室内側へ突
出状にボルト５を突出させておき、木ネジ４を鍔３ｂを
通しかつ固定板部５ｂのネジ用孔５ｃを通して壁面１に
ネジ込み、木ネジ４，４により鍔部３ｂとともに固定板
部５ｂを壁面１に強固に固定させることができ、その状
態ではボルト５がトイレ側に突出するため、このボルト
５にナット９を座金８を介し締め付け、パッキン７を圧
縮させて水密状に便器６を排水フランジ３に連結するこ
とができ、取付状態において、便器６は陶磁器で形成さ
れて重量があるため、便器６の重量は下方側へ作用し、
重量がボルト５に掛かることとなるが、本例において
は、ボルト５は固定板部５ｂに固定されており、固定板
部５ｂは一対の木ネジ４，４により壁面１に固定されて
いるため、ボルト５に加わる荷重は固定板部５ｂを介し
壁面１に加わり、荷重が排水フランジ３の鍔部３ｂに加
わることが従来よりも少なく、排水フランジ３が合成樹
脂で形成されている場合にも加わる荷重が少ないため、
排水フランジ３に破損が生ずることがなく強固な取付構
造とすることができる。
５ｂを配置させ、かつ鍔部３ｂからトイレの室内側へ突
出状にボルト５を突出させておき、木ネジ４を鍔３ｂを
通しかつ固定板部５ｂのネジ用孔５ｃを通して壁面１に
ネジ込み、木ネジ４，４により鍔部３ｂとともに固定板
部５ｂを壁面１に強固に固定させることができ、その状
態ではボルト５がトイレ側に突出するため、このボルト
５にナット９を座金８を介し締め付け、パッキン７を圧
縮させて水密状に便器６を排水フランジ３に連結するこ
とができ、取付状態において、便器６は陶磁器で形成さ
れて重量があるため、便器６の重量は下方側へ作用し、
重量がボルト５に掛かることとなるが、本例において
は、ボルト５は固定板部５ｂに固定されており、固定板
部５ｂは一対の木ネジ４，４により壁面１に固定されて
いるため、ボルト５に加わる荷重は固定板部５ｂを介し
壁面１に加わり、荷重が排水フランジ３の鍔部３ｂに加
わることが従来よりも少なく、排水フランジ３が合成樹
脂で形成されている場合にも加わる荷重が少ないため、
排水フランジ３に破損が生ずることがなく強固な取付構
造とすることができる。
【０００７】
【考案の効果】本考案の便器用排水フランジの取付構造
は、壁面１にほぼ水平に埋設された排水管２に装着され
る筒部３ａと、木ネジ４を介し前記壁面１に固設される
鍔部３ｂとを備えた排水フランジ３にパッキン７を介し
便器６を取り付ける取付構造であって、前記排水フラン
ジ３の鍔部３ｂ内に、ボルト５の端部にＴ字状に固設し
た固定板部５ｂを配置させ、該固定板部５ｂを前記木ネ
ジ４により前記鍔部３ｂとともに壁面１に固設するとと
もに、前記ボルト５を鍔部３ｂから突出させ、該ボルト
５にナット９を締め付けて前記便器６を前記排水フラン
ジ３に取り付けることとしたため、取付状態において、
ボルトに加わる便器の荷重は固定板部を介し壁面に加わ
るため、排水フランジに荷重が加わることが少なく、排
水フランジが樹脂製のものであっても排水フランジに破
損が生ずることがなく、良好な取付構造とし得る効果を
有する。
は、壁面１にほぼ水平に埋設された排水管２に装着され
る筒部３ａと、木ネジ４を介し前記壁面１に固設される
鍔部３ｂとを備えた排水フランジ３にパッキン７を介し
便器６を取り付ける取付構造であって、前記排水フラン
ジ３の鍔部３ｂ内に、ボルト５の端部にＴ字状に固設し
た固定板部５ｂを配置させ、該固定板部５ｂを前記木ネ
ジ４により前記鍔部３ｂとともに壁面１に固設するとと
もに、前記ボルト５を鍔部３ｂから突出させ、該ボルト
５にナット９を締め付けて前記便器６を前記排水フラン
ジ３に取り付けることとしたため、取付状態において、
ボルトに加わる便器の荷重は固定板部を介し壁面に加わ
るため、排水フランジに荷重が加わることが少なく、排
水フランジが樹脂製のものであっても排水フランジに破
損が生ずることがなく、良好な取付構造とし得る効果を
有する。
【図１】排水フランジとボルトとの関係を示す斜視構成
図である。
図である。
【図２】取付状態の側面要部断面構成図である。
【図３】従来の取付構造の側面断面構成図である。
１ 壁面 ２ 排水管 ３ 排水フランジ ３ａ 筒部 ３ｂ 鍔部 ４ 木ネジ ５ ボルト ５ｂ 固定板部 ５ｃ ネジ用孔 ６ 便器 ７ パッキン ９ ナット
Claims (1)
- 【請求項１】 壁面１にほぼ水平に埋設された排水管２
に装着される筒部３ａと、木ネジ４を介し前記壁面１に
固設される鍔部３ｂとを備えた排水フランジ３にパッキ
ン７を介し便器６を取り付ける取付構造であって、前記
排水フランジ３の鍔部３ｂ内に、ボルト５の端部にＴ字
状に固設した固定板部５ｂを配置させ、該固定板部５ｂ
を前記木ネジ４により前記鍔部３ｂとともに壁面１に固
設するとともに、前記ボルト５を鍔部３ｂから突出さ
せ、該ボルト５にナット９を締め付けて前記便器６を前
記排水フランジ３に取り付けることを特徴とする便器用
排水フランジの取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6828491U JP2522033Y2 (ja) | 1991-08-01 | 1991-08-01 | 便器用排水フランジの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6828491U JP2522033Y2 (ja) | 1991-08-01 | 1991-08-01 | 便器用排水フランジの取付構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0514285U JPH0514285U (ja) | 1993-02-23 |
| JP2522033Y2 true JP2522033Y2 (ja) | 1997-01-08 |
Family
ID=13369313
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6828491U Expired - Lifetime JP2522033Y2 (ja) | 1991-08-01 | 1991-08-01 | 便器用排水フランジの取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2522033Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101451648B1 (ko) | 2014-05-30 | 2014-10-17 | 계림요업주식회사 | 수직 밀착판과 벽면 플랜지로 밀폐 고정되는 벽배수식 변기 및 그 설치방법 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006249859A (ja) * | 2005-03-14 | 2006-09-21 | Toto Ltd | 便器と排水管の接続構造 |
-
1991
- 1991-08-01 JP JP6828491U patent/JP2522033Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101451648B1 (ko) | 2014-05-30 | 2014-10-17 | 계림요업주식회사 | 수직 밀착판과 벽면 플랜지로 밀폐 고정되는 벽배수식 변기 및 그 설치방법 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0514285U (ja) | 1993-02-23 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6089807A (en) | Bolt-and-nut joint | |
| JP2522033Y2 (ja) | 便器用排水フランジの取付構造 | |
| JPS5872929U (ja) | 埋込用配線ボツクス仮止支持金具 | |
| JPH0242777Y2 (ja) | ||
| JP2878636B2 (ja) | 手摺材 | |
| JPH0434375U (ja) | ||
| JPS6340538Y2 (ja) | ||
| JPH032907U (ja) | ||
| JPH0525510Y2 (ja) | ||
| JPH0351415Y2 (ja) | ||
| JPH0114849Y2 (ja) | ||
| JPH0740925Y2 (ja) | 風呂用コントロールボックスの取付構造 | |
| JP2589597Y2 (ja) | レベルセンサの取付け装置 | |
| JPH0755987Y2 (ja) | タオルバー | |
| JPH0379382U (ja) | ||
| JPH0722153Y2 (ja) | 引き出し構造 | |
| JPH0349203Y2 (ja) | ||
| JPS5844174Y2 (ja) | プレ−ス材取付装置 | |
| JPS62121414U (ja) | ||
| KR870003742Y1 (ko) | 옷걸이의 체결장치 | |
| JP2561876Y2 (ja) | 構造物固定支持金具 | |
| JPH0349183Y2 (ja) | ||
| JPS632524Y2 (ja) | ||
| JPS61123112U (ja) | ||
| JPH0411891U (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |