JP2603292Y2 - 水栓アダプタの固定用ライナー - Google Patents

水栓アダプタの固定用ライナー

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JP2603292Y2
JP2603292Y2 JP1993067329U JP6732993U JP2603292Y2 JP 2603292 Y2 JP2603292 Y2 JP 2603292Y2 JP 1993067329 U JP1993067329 U JP 1993067329U JP 6732993 U JP6732993 U JP 6732993U JP 2603292 Y2 JP2603292 Y2 JP 2603292Y2
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JP
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faucet adapter
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faucet
adapter
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JP1993067329U
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敏樹 山下
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Yamaha Living Tech Co Ltd
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Yamaha Living Tech Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、水栓アダプタが配備さ
れているシステムバス等の壁部材に係るものであり、特
に、水栓アダプタの固定の際に取付けられるライナー部
材に改良を施すものである。
【0002】
【従来の技術】図5はシステムバス等の壁部材Wに水栓
アダプタ10を取付けた状態を示したものである。水栓
アダプタ10は壁部材Wの所定箇所に形成した水栓用孔
Hにライナー部材1を介して挿入され、壁部材Wの裏面
側で締付ナット20によって固定されており、該水栓ア
ダプタ10のフランジ部10aを境にして挿入側端部1
0bには給水配管(図示省略)、突出側端部10cには
水栓部材が夫々連結されるように設けられている。
【0003】前記ライナー部材1は、水栓部材取付後の
壁部材を補強するとともに締付ナット20による水栓ア
ダプタの固定作業時に該水栓アダプタ1が共回りしない
ように設けられたものであり、図6に示すように、ライ
ナー部材1の略中央部には水栓アダプタ10が挿入され
る貫通孔11が形成され、その表面1aにて水栓アダプ
タ10のフランジ部10aを係止するように設けられて
いる。したがって、従来のライナー部材にあっては、水
栓アダプタが挿入可能なように単に丸孔からなる貫通孔
を形成しているに過ぎないのが現状であった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、本体の
略中央部に貫通孔を形成しただけの従来のライナー部材
であると、水栓アダプタ固定後の壁部材の補強はなされ
るものの、固定作業時には、締付ナットによる締付けの
際に依然として水栓アダプタの共回りが生じてしまうと
いった不都合があり、このために固定作業時における効
率を著しく低下させているといった問題点があった。
【0005】本考案は,上記した事情のもとになされた
ものであり、その目的とするところは、ライナー部材に
水栓アダプタの保持に係る構造を設けることにより、前
記した問題点を解決するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本考案は、壁部材の所定箇所に形成された水栓
用孔に配設される水栓アダプタの固定に用いられている
ライナー部材において、ライナー部材に形成されている
貫通孔の表面側周囲に水栓アダプタのフランジ部が嵌合
する凹状部を形成する一方、該ライナー部材の裏面側に
壁部材との間で接触抵抗を生ずるような形状部位を有す
る軟質材からなるストッパを設けて構成するものであ
る。
【0007】上記構造としたことにより、本考案によれ
ば、壁部材における水栓アダプタの固定作業の際に、水
栓アダプタのフランジ部がライナー部材の表面側に形成
された凹状部内に嵌合して保持されるとともに、締付ナ
ットによる締付け時にはライナー部材裏面側のストッパ
が壁部材に対して接触抵抗を生ずるものとなり、水栓ア
ダプタの共回りが防がれるものとなる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図1から図4を参照
しながら詳細に説明する。なお、本実施例において、図
5から図6に示す従来構造のものと構成が重複する部分
には同一符号を用い、その説明は省略する。図1から図
3は本考案の一実施例を示すものであり、従来のものと
同様に平板状に形成されたプラスチック製のライナー部
材1の略中央部には水栓アダプタ10が挿入される貫通
孔11が設けられている。さらに該ライナー部材1の表
面1a側の貫通孔11周囲には、前記水栓アダプタ10
のフランジ部10aが嵌合するような凹状部12が形成
してあり、挿入された水栓アダプタ10が回転不可能な
状態で保持されるように設けている。すなわち、例えば
図のように水栓アダプタ10のフランジ部10aが六角
形であるならば、前記凹状部12も略同寸法の六角形に
形成するものである。
【0009】また、前記ライナー部材1においてはその
裏面1b側に壁部材Wとの接触抵抗が生ずるようなスト
ッパ13が設けてある。該ストッパ13は適宜な軟質材
からなり、例えばその形状は図示のように連続した鋸歯
状に設け、壁部材W表面上における回転動作あるいはス
ライド動作等に対して抵抗が生ずるように形成されてい
る。これにより、固定作業時の締付ナット20による締
付けの際に該ライナー部材1が受ける回転動作等を抑制
するのである。したがって、前記ストッパ13の形状と
しては、図4のように、連続した丸突起状に形成するな
どしても良く、製作者において任意なものである。
【0010】なお、前記ストッパ13は、ライナー部材
1の形成段階において同時成形しても、あるいは別体に
形成したものをライナー部材1の裏面1b側に接着して
設けても良い。
【0011】よって、水栓アダプタ10の壁部材Wへの
固定作業においては、前記水栓アダプタ10がライナー
部材1に保持されたうえで締付けナット20による締付
けがなされるものとなり、前記ライナー部材1の裏面に
設けられたストッパ13によって壁部材W表面との間に
抵抗が生じ、締付け動作に伴う水栓アダプタの共回りが
解消されるものとなるのである。
【0012】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
ライナー部材に形成されている貫通孔の表面側周囲に水
栓アダプタのフランジ部が嵌合する凹状部を形成する一
方、該ライナー部材の裏面側に壁部材との間で接触抵抗
を生ずるような形状部位を有する軟質材からなるストッ
パを設けたことにより、壁部材における水栓アダプタの
固定作業の際に、水栓アダプタのフランジ部がライナー
部材の表面側に形成した凹状部内に嵌合して保持される
とともに、締付ナットによる締付け時には該ライナー部
材裏面側のストッパが壁部材に対して接触抵抗を生ずる
ものとなり、水栓アダプタ並びにライナー部材の共回り
が解消されるといった優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例を示す説明図である。
【図2】 図1のII−II線にそって示す断面図であ
る。
【図3】 本考案によるライナー部材の取付状態を示す
断面図である。
【図4】 本考案に係るストッパの別の形状例を示した
断面図である。
【図5】 従来のライナー部材の取付状態を示す断面図
である。
【図6】 従来構造のライナー部材を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1……ライナー部材、11……貫通孔、12……凹状
部、13……ストッパ、10……水栓アダプタ、10a
……フランジ部、W……壁部材、H……水栓用孔、20
……締付けナット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁部材の所定箇所に形成された水栓用孔
    に配設される水栓アダプタの固定に用いられているライ
    ナー部材において、ライナー部材に形成されている貫通
    孔の表面側周囲に水栓アダプタのフランジ部が嵌合する
    凹状部を形成する一方、該ライナー部材の裏面側に壁部
    材との間で接触抵抗を生ずるような形状部位を有する軟
    質材からなるストッパを設けたことを特徴とする水栓ア
    ダプタの固定用ライナー。
JP1993067329U 1993-11-25 1993-11-25 水栓アダプタの固定用ライナー Expired - Lifetime JP2603292Y2 (ja)

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