JPH0687040U - 車両のペダル位置検出装置 - Google Patents

車両のペダル位置検出装置

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JPH0687040U
JPH0687040U JP3006693U JP3006693U JPH0687040U JP H0687040 U JPH0687040 U JP H0687040U JP 3006693 U JP3006693 U JP 3006693U JP 3006693 U JP3006693 U JP 3006693U JP H0687040 U JPH0687040 U JP H0687040U
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JP
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pedal
sensing plate
arm
free end
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弘 家中
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UD Trucks Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両のペダル位置検出装置において、装置の
コンパクト化を図ると共に、ペダルの踏力に伴う左右へ
の変位にほとんど影響されずに、ペダル位置の高い検出
精度が得られるようにする。 【構成】 ペダル10側にそのアーム12側方で一端の
水平軸14を介してペダル10と同じ作動方向へ回動自
由なリンク状のセンシングプレート13を設けると共
に、車体側(ペダルブラケット11)との間でセンシン
グプレート13を長孔18と摺動自由に係合するピン1
9を介してその自由端側がペダルアーム12とオーバラ
ップしない初期位置とオーバラップする作動位置との角
度範囲をペダル動作に追従して回動するように支持する
一方、ペダル10側にセンシングプレート13の自由端
側と所定のストローク位置でオーバラップする近接スイ
ッチ21を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は車両のペダル位置検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のペダル位置検出装置として、ペダルの踏込みに伴って所定位置でプッシ ュ部に押されて作動する接点スイッチを設けたものが実開平1ー135519号 公報に提案されているが、スイッチ側にペダル踏力が作用するため、故障を起こ しやすく信頼性や耐久性の面で問題があった。
【0003】 そこで、近接スイッチを用いて図4のように構成した例も見られる。1は運転 室に設けられるクラッチなどの操作ペダルで、ペダル1はそのアーム2の基端で 水平軸3を介して揺動可能に支持される。ペダルアーム2の中間部にはボールジ ョイント4aを介してリンクロッド4の一端が、リンクロッド4の他端には図外 のボールジョイントを介してセンシングプレート5がそれぞれ連結される。
【0004】 センシングプレート5はボールジョイントの反対側で車体側ブラケット6の基 端側にピン7で回動自由に取り付けられる。ブラケット6の先端には近接スイッ チ8がセンシングプレート5に対して一定の検出距離をもって所定の角度範囲で これとオーバラップする位置関係に固定される。
【0005】 そして、ペダル1を踏むとリンクロッド4を介してセンシングプレート5がピ ン7を支点として近接スイッチ8へ接近する方向へ回動するため、近接スイッチ 8はその検出部にセンシングプレート5がオーバラップするとオンする一方、こ の状態からペダル1を戻すと同じくリンクロッド4を介してセンシングプレート 5が初期位置へと回動するため、近接スイッチ8はセンシングプレート5がオー バラップ領域から離間するとオフする。つまり、センシングプレート5の動きに 伴って所定のストローク位置で近接スイッチ8がオンーオフすることでペダル位 置(踏み角)を検出できるのである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来例ではセンシングプレート5とペダルアーム2 を連結するリンクロッド4を備えるため、スペースやレイアウトの面で不利とい う問題点があった。また、ペダル1が踏み力で左右(水平軸方向)に変位すると 、その変位量に応じてリンクロッド4を介してセンシングプレート5のストロー ク位置が変化したり、場合によっては近接スイッチ8との検出距離に誤差を生じ たりするため、ペダル位置を常に精度よく検出できるとは限らないという不具合 もあった。
【0007】 この考案はこのような問題点を解決することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そのため、ペダル側にそのアーム側方で一端の水平軸を介してペダルと同じ作 動方向へ回動自由なリンク状のセンシングプレートを設けると共に、車体側との 間でセンシングプレートを長孔と摺動自由に係合するピンを介してその自由端側 がペダルアームとオーバラップしない初期位置とオーバラップする作動位置との 角度範囲をペダル動作に追従して回動するように支持する一方、ペダル側にセン シングプレートの自由端側と所定のストローク位置でオーバラップする近接スイ ッチを設ける。
【0009】
【作用】
センシングプレートはペダル動作に伴って車体側との間でピンを長孔に沿って 摺動させながらペダルアームに対してその水平軸を中心として屈折自在、つまり 自由端側がペダルアームとオーバラップしない初期位置とオーバラップする作動 位置との角度範囲を回動するので、近接スイッチはペダルを踏むとセンシングプ レートの作動方向へのオーバラップを検出するペダル位置でオンすると共に、ペ ダルを戻すことでセンシングプレートがオーバラップ領域から離間するとオフす る。
【0010】 この場合、ペダル側にセンシングプレートと近接スイッチを配置するので、ペ ダルが踏み力で左右に変位しても、ペダルと一緒に近接スイッチおよびセンシン グプレートが変動するにすぎず、これらの相対関係に位置的な変化をほとんど生 じるようなことがないため、常に一定の検出位置と検出距離をもってペダル位置 を精度よく検出することができる。また、構成がいたって簡単で部品点数も少な く、従来の長いリンクロッドなどを持たないので、コストの低減が図れるばかり でなく、取付スペースやレイアウト的にも有利となる。
【0011】
【実施例】
図1,図2において、10は運転室に設けられるクラッチなどの操作ペダルで 、ペダル10は車体側のペダルブラケット11にアーム12基端で水平軸(図示 せず)を介して揺動可能に支持される。ペダルアーム12の中間位置にはリンク 状のセンシングプレート13が一端でシャフト14およびそのベアリング15を 介してペダル10と同じ作動方向へ回動自由に支持される。センシングプレート 13はこの場合、ベアリング15を貫通するボルト状のシャフト14先端にカラ ー16を介在させてナット17で締め付けることにより、ペダルアーム12の側 方でシャフト14およびベアリング15(インナレース)と一体に回動するよう に取り付けられる。
【0012】 ペダルブラケット11との間でセンシングプレート13をその自由端側がペダ ルアーム12とオーバラップしない初期位置とオーバラップする作動位置との角 度範囲をペダル動作に追従して回動するように支持するため、センシングプレー ト13の中間部(自由端寄り)に長さ方向へ延びるガイド孔18が形成され、ガ イド孔18内を摺動自由なピン19がガイドプレート20を介してペダルブラケ ット11に配置される。そして、ペダルアーム12の側面にセンシングプレート 13の自由端側と所定のストローク位置でオーバラップする位置関係に近接スイ ッチ21が設けられる。なお、ピン19はガイド孔18に対して軸方向への相対 変位も可能な係合状態になっている。
【0013】 このような構成により、センシングプレート13はペダル動作に伴ってペダル ブラケット11との間でピン19をガイド孔18に沿って摺動させながらペダル アーム12に対してシャフト14を中心として屈折自在、つまり自由端側がペダ ルアーム12側面とオーバラップしない初期位置とオーバラップする作動位置と の角度範囲を回動するので、近接スイッチ21はペダル10を踏むと図3のよう にセンシングプレート13が一定の検出距離でオーバラップするペダル位置でオ ンすると共に、ペダル10を戻すことでセンシングプレート13がオーバラップ 領域から離間するとオフする。
【0014】 この場合、ペダル10側にセンシングプレート13と近接スイッチ21を配置 するので、ペダル10が踏み力で左右(アーム12基端の水平軸方向へ)に変位 しても、ペダルアーム12と一緒に近接スイッチ21およびセンシングプレート 13が左右へ変動するにすぎず、これらの相対関係に位置的な変化をほとんど生 じるようなことがないため、ペダル10の左右方向への変位に影響されず、常に 一定の検出位置と検出距離をもってペダル位置を精度よく検出できる。また、構 成がいたって簡単で部品点数も少なく、従来の長いリンクロッドも持たないので 、コストの低減が図れるばかりでなく、取付スペースやレイアウト的にも有利と なる。
【0015】
【考案の効果】
以上要するにこの考案によれば、ペダル側にそのアーム側方で一端の水平軸を 介してペダルと同じ作動方向へ回動自由なリンク状のセンシングプレートを設け ると共に、車体側との間でセンシングプレートを長孔と摺動自由に係合するピン を介してその自由端側がペダルアームとオーバラップしない初期位置とオーバラ ップする作動位置との角度範囲をペダル動作に追従して回動するように支持する 一方、ペダル側にセンシングプレートの自由端側と所定のストローク位置でオー バラップする近接スイッチを設けたので、ペダルの左右方向への変位にもほどん ど影響を受けることがなく、ペダル位置を高い精度で検出することができる。ま た、従来のリンクロッドなどを使用しない簡単な構成のため、スペースやレイア ウト的にも有利になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示す構成側面図である。
【図2】同じくA−A断面図である。
【図3】同じく作動説明図である。
【図4】従来装置を説明する構成斜視図である。
【符号の説明】
10 ペダル 11 ペダルブラケット 12 ペダルアーム 13 センシングプレート 14 シャフト 15 ベアリング 17 ナット 18 ガイド孔 19 ピン 21 近接スイッチ 20 ストッパ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペダル側にそのアーム側方で一端の水平
    軸を介してペダルと同じ作動方向へ回動自由なリンク状
    のセンシングプレートを設けると共に、車体側との間で
    センシングプレートを長孔と摺動自由に係合するピンを
    介してその自由端側がペダルアームとオーバラップしな
    い初期位置とオーバラップする作動位置との角度範囲を
    ペダル動作に追従して回動するように支持する一方、ペ
    ダル側にセンシングプレートの自由端側と所定のストロ
    ーク位置でオーバラップする近接スイッチを設けたこと
    を特徴とする車両のペダル位置検出装置。
JP1993030066U 1993-06-04 1993-06-04 車両のペダル位置検出装置 Expired - Lifetime JP2600904Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993030066U JP2600904Y2 (ja) 1993-06-04 1993-06-04 車両のペダル位置検出装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP1993030066U JP2600904Y2 (ja) 1993-06-04 1993-06-04 車両のペダル位置検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0687040U true JPH0687040U (ja) 1994-12-20
JP2600904Y2 JP2600904Y2 (ja) 1999-11-02

Family

ID=12293448

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JP1993030066U Expired - Lifetime JP2600904Y2 (ja) 1993-06-04 1993-06-04 車両のペダル位置検出装置

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JP (1) JP2600904Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022186247A1 (ja) * 2021-03-02 2022-09-09 いすゞ自動車株式会社 ブレーキペダル装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022186247A1 (ja) * 2021-03-02 2022-09-09 いすゞ自動車株式会社 ブレーキペダル装置

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JP2600904Y2 (ja) 1999-11-02

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