JPH0618701Y2 - 溶接ロボット用トーチホルダ - Google Patents

溶接ロボット用トーチホルダ

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JPH0618701Y2
JPH0618701Y2 JP6216289U JP6216289U JPH0618701Y2 JP H0618701 Y2 JPH0618701 Y2 JP H0618701Y2 JP 6216289 U JP6216289 U JP 6216289U JP 6216289 U JP6216289 U JP 6216289U JP H0618701 Y2 JPH0618701 Y2 JP H0618701Y2
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JP
Japan
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torch
holder
welding robot
external force
bracket
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嘉幸 久米
啓介 石原
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Shinmaywa Industries Ltd
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Shinmaywa Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、溶接ロボットに適用されるショックセンサ付
のトーチホルダに関するものである。
(従来の技術) 溶接ロボット手首部の先端シャフトに連接されているシ
ョックセンサ付のトーチホルダは、従来、トーチの先端
部に加わる外力が例えばトーチ保持部に回転モーメント
として作用するように変換する構造であって、トーチが
大きな外力を受けると、トーチ保持部に回転運動がおこ
り、この回転運動をリミットスイッチ等のショックセン
サで検知して溶接ロボットを速やかに停止させていた。
(考案が解決しようとする課題) しかし、トーチの先端部に加わる外力はトーチ保持部に
回転モーメントを作用させる外力だけでなく、あらゆる
方向から外力がはたらく。従って、トーチの軸方向に大
きな外力が加わると、トーチ本体を曲げるだけでなく、
トーチ本体を介してロボットの軸がずれるなどの問題が
あった。
本考案はこのような従来の事情から見て、トーチの先端
部に対し大きな外力がトーチの軸方向に作用しても、ト
ーチ本体の変形等を防ぐことができるようにした溶接ロ
ボット用トーチホルダを提供するにある。
(課題を解決するための手段) 本考案の溶接ロボット用トーチホルダは、溶接ロボット
手首部の先端シャフトに、トーチを保持するホルダが連
接され、このホルダと前記先端シャフトとの間に、トー
チの軸方向に加わる外力を緩和するためのスライド機構
と、トーチの半径方向に加わる外力を緩和するための回
動機構と、ホルダの移動を検知して溶接ロボットを非常
停止させるためのショックセンサとが設けられたもので
ある。
(作用) 上記の手段による作用は、トーチの軸方向に加わる外力
がスライド機構の短縮動作で緩和される一方、トーチの
半径方向に加わる外力が回動機構の回動動作で緩和され
る。さらに、外力が異常に大きい場合は、ショックセン
サがホルダの移動を検知して溶接ロボットの非常停止が
行われる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図および第2図に示すショックセンサ付のトーチホ
ルダ1は、溶接ロボット手首部(図示省略)の先端シャ
フト2に、トーチ3を保持するホルダ4が連接され、こ
のホルダ4と前記先端シャフト2との間に、トーチ3の
軸方向に加わる外力を緩和するためのスライド機構5
と、トーチ3の半径方向に加わる外力を緩和するための
回動機構6と、ホルダ4の移動を検知して溶接ロボット
(図示省略)の動作を非常停止させるためのスライド用
ショックセンサ7および回動用ショックセンサ8とが設
けられて構成されている。
前記ホルダ4はトーチ3のロッド部3aを挟んで固定す
るように、上半部4aと下半部4bに分割されるととも
に、フランジ4c,4cに設けたボルト(図示省略)に
より結合および分割が可能となされている。
前記スライド機構5はステー9、ブラケット10、主軸
11、球面軸受12、筒体13、スライド用圧縮ばね1
4、ばね押え金15および係止ピン16を主要部として
構成されている。
前記ステー9は板状体に形成されたもので、基端部が先
端シャフト2に固着され、中間部に前記主軸11、球面
軸受12および係止ピン16が設けられている。
前記ブラケット10は略ヘ字形に形成された板状体で、
傾斜部の先端にホルダ4が固定されている。
前記主軸11はステー9の中間部に設けた球面軸受12
によりステー9と連結されるとともに、傾動可能に支持
されている。17は軸受箱、18は下部ナットである。
前記筒体13はブラケット10をステー9の上面に連結
するためのもので、主軸11の外周にブッシュ19を介
して摺動可能に嵌合されるとともに、ばね受座13aと
ばね押え金15の間に介装したスライド圧縮ばね14が
上部ナット20で締付けられることにより、ブラケット
10がステー9の上面に対して回動可能に圧縮されて取
付けられている。
前記係止ピン16はステー9とブラケット10の相対位
置を決めるためのもので、係止ピン16の上端面がブラ
ケット10の下面に設けられた係合凹所21に臨むよう
に、係止ピン16の鍔部16aと係止ピン16に嵌合さ
れたばね押え金22との間に位置決め用圧縮ばね23が
介装され、このばね押え金22がステー9下面に設けら
れたヨーク24のナット24aにより押付け強さが調節
可能となされている。
前記回動機構6は上部のブラケット10、主軸11、球
面軸受12、筒体13および係止ピン16に、ねじりコ
イルばね25、固定ピン26、遊合孔27および移動ピ
ン28を組み合わせて構成されている。
前記ねじりコイルばね25は、トーチ3の半径方向に加
わる外力でトーチ3のブラケット10とともに主軸11
を中心として回動するのを緩和させる一方、外力が除か
れるとブラケット10を第1図の定位置に復帰させるも
ので、コイル部25aと互いに間隙をおいて平行する足
部25b,25cとからなっている。コイル部25aは
筒体13の下端部に嵌合され、足部25b,25cは固
定ピン26および移動ピン28を挟むように嵌合されて
いる。
前記固定ピン26はブラケット10に設けられた弓形の
遊合孔27が遊合できるように、ステー9の先端部に固
定されている。一方、移動ピン28はブラケット10に
固定されていて、ブラケット10が主軸11まわりで回
動するとき、ねじりコイルばね25の足部25b,25
cのいずれかを押し拡げるように構成されている。
前記スライド用ショックセンサ7および回動用ショック
センサ8はリミットスイッチ等が適用され、その取付位
置はホルダ4の移動が検知できるところに選定される。
すなわち、スライド用ショックセンサ7はブラケット1
0の起き上がりによっておこる筒体13のばね受座13
aの上昇移動を検知できる位置に設けられ、また回動用
ショックセンサ8はブラケット10の回動動作でおこる
係止ピン16の下降移動を検知できる位置に設けられ
る。
次に、上記実施例の作用について説明する。
溶接ロボット(図示省略)で溶接を行う場合、トーチ3
およびホルダ4が固定されたブラケット10はスライド
用圧縮ばね14でステー9側に付勢され、しかも係止ピ
ン16が位置決めがなされることによって、第1図に示
す定位置に位置している。
そして、トーチ3の軸方向に僅かな外力がはたらくとき
は、ブラケット10が係止ピン16を支点とする小さな
起伏動作をする一方、主軸11が球面軸受12で小さな
揺動動作をするとともに、主軸11に対して摺動する筒
体13でスライド用圧縮ばね14が伸縮動作をすること
によって、前記軸方向の僅かな外力が緩和される。
また、トーチ3の半径方向に僅かな外力がはたらくと、
ブラケット10は主軸11を中心として交互に反転する
正逆方向の小さな回動動作をねじりコイルばね25の復
元力を受けて行うことにより、係止ピン16が係合凹所
21から逃げ出さない状態を保ちながら、前記半径方向
の僅かな外力が緩和される。
いまもし、トーチ3の軸方向に大きな外力が加わると、
トーチ3およびホルダ4は、ブラケット10とともに係
止ピン16を支点として第1図で反時計まわりに大きく
起き上がる一方、主軸11と球面軸受12が傾動すると
ともに、ブラケット10とともに主軸11に対して上方
に揺動する筒体13がスライド用圧縮ばね14を短縮動
作をさせる。したがって、筒体13のばね受座13aが
スライド用ショックセンサ7に当接して、このスライド
用ショックセンサ7の検知信号により溶接ロボット(図
示省略)の動作が素早く停止される。
その後、トーチ3の軸方向の外力が取り除かれると、ト
ーチ3、ホルダ4、ブラケット10および筒体13はス
ライド用圧縮ばね14の伸張力で定位置に復帰する。
また、トーチ3の半径方向に大きな外力が加わると、ト
ーチ3およびホルダ4は、ブラケット10とともに主軸
11を中心として回動する。このブラケット10の回動
動作で移動ピン28がねじりコイルばね25の足部25
b,25cのいずれかを押し拡げてねじりコイルばね2
5の復元力を蓄える一方、ブラケット10の係合凹所2
1が位置決め用圧縮ばね23の付勢力にうちかって係止
ピン16を下方に押し下げる。したがって、係止ピン1
6の下端部が回動用ショックセンサ8に当接して、この
回動用ショックセンサ8の検知信号により溶接ロボット
(図示省略)の動作が素早く停止される。
その後、トーチ3の半径方向の外力が取り除かれると、
トーチ3およびホルダ4は、ブラケット10とともにね
じりコイルばね25の復元力で定位置に復帰し、位置決
め用圧縮ばね23の伸張力で押し上げられる係止ピン1
6の上端がブラケット10の係合凹所21に復帰して位
置決めがなされる。
(考案の効果) 本考案の溶接ロボット用トーチホルダは、トーチを保持
するホルダと溶接ロボット手首部の先端シャフトとの間
に、トーチの軸方向に加わる外力を緩和するためのスラ
イド機構と、トーチの半径方向に加わる外力を緩和する
ための回動機構と、ホルダの移動を検知して溶接ロボッ
トを非常停止させるためのショックセンサとが設けられ
たものであるから、トーチのあらゆる方向から加わる外
力を緩和する。したがって、トーチ本体を曲げたり、ロ
ボットの軸がずれたりするおそれがなくなって設備の信
頼性が著しく向上とするという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は溶接ロボ
ット用トーチホルダを一部断面にして示す正面図、第2
図は第1図のII−II線で見た回動機構の一部を示す断面
図である。 1……溶接ロボット用トーチホルダ 2……先端シャフト、3……トーチ 4……ホルダ、5……スライド機構 6……回動機構 7……スライド用ショックセンサ 8……回動用ショックセンサ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶接ロボット手首部の先端シャフトに、ト
    ーチを保持するホルダが連接され、このホルダと前記先
    端シャフトとの間に、トーチの軸方向に加わる外力を緩
    和するためのスライド機構と、トーチの半径方向に加わ
    る外力を緩和するための回動機構と、ホルダの移動を検
    知して溶接ロボットを非常停止させるためのショックセ
    ンサとが設けられたことを特徴とする溶接ロボット用ト
    ーチホルダ。
JP6216289U 1989-05-29 1989-05-29 溶接ロボット用トーチホルダ Expired - Lifetime JPH0618701Y2 (ja)

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JPH034380U JPH034380U (ja) 1991-01-17
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