JPH0686842U - 鍛造ワークの把持装置 - Google Patents

鍛造ワークの把持装置

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JPH0686842U
JPH0686842U JP5190792U JP5190792U JPH0686842U JP H0686842 U JPH0686842 U JP H0686842U JP 5190792 U JP5190792 U JP 5190792U JP 5190792 U JP5190792 U JP 5190792U JP H0686842 U JPH0686842 U JP H0686842U
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arm
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和教 本田
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株式会社奈和精機製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鍛造ワークを把持する把持装置において、ア
ーム相互間に多少の位置ずれが生じても、常に安定して
ワークを把持できる把持装置を提供することである。 【構成】 ワーク把持爪14を有する1対のアーム13
を開閉自在に備え、把持爪14間で鍛造ワークWを把持
する把持装置において、一方のアーム13の把持爪14
にV字状の凹部30を形成し、他方のアーム13の把持
爪14に、上記凹部30に対向する凸部31を形成し、
概ね円筒状のワークWに対して凹部30の2点と凸部3
1の1点により、3点支持構造で、把持するようにして
いる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、主として鍛造される円筒状のワークを把持して、ワーク供給部から 鍛造機の下側ダイス等のワーク台の所定位置にワークをセットし、そして、鍛造 後のワークを鍛造機のワーク台から取り除くために使用される把持装置に関する 。
【0002】
【従来の技術】
図8は、従来の把持装置の把持爪部分の拡大平面図を示しており、左右1対の アーム43は、図示しない支軸に回動自在に支持されて、支軸回りに矢印方向に 開閉するようになっている。各アーム43の先端部にはそれぞれ把持爪44が固 着されており、各把持爪44には、それぞれ対向するV字状の凹部45が形成さ れている。 これにより、円筒状のワークWを、P1,P2,P3,P4の4点支持により 、把持するようになっている。鍛造作業においては、ワークWは、鍛造機により 押し広げられるため、鍛造前においては、たとえば、図8のように直径D1であ ったものが、鍛造後においては、図9のように大きな直径D2に変化しており、 このように直径が鍛造工程の前後で変化するワークWに対して、同一の把持装置 で把持することになる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
鍛造作業場は、ワークが高温に加熱されていることにより、非常に高温雰囲気 であり、しかも、鍛造工程の前後で直径が変化するワークを同一の把持装置で把 持する必要があり、このような条件下で把持装置を作動させるため、ワークを把 持する際に、アーム相互間で前後方向のずれが生じる場合が多い。 このようなずれがあると、上記のようなV字状凹部45同士の把持構造では、 図8あるいは図9に仮想線で示すように、点P1と点P4の2点支持となってし まい。ワークWの把持状態が非常に不安定になる。 本考案は、たとえ、両アーム相互間でずれが生じていても、安定してワークを 把持できる把持装置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、ワーク把持爪を有する1対のアームを 開閉自在に備え、把持爪間で鍛造ワークを把持する把持装置において、一方のア ームの把持爪にV字状の凹部を形成し、他方のアームの把持爪に、上記凹部に対 向する凸部を形成し、概ね円筒状のワークに対して凹部の2点と凸部の1点の3 点支持により把持するようにしている。
【0005】
【作用】
適宜の駆動機構で両アームを回動することにより、両把持爪間を開閉し、一方 の把持爪のV状凹部と、他方の把持爪の凸部との、3点支持により、円筒状ワー クの外周面を把持する。
【0006】
【実施例】
図3は、本考案を適用した鍛造ワークの把持装置の側面図を示しており、この 図3において、鍛造機1は、プレス式の鍛造機であって、ベース2上に、ワーク Wを載置するためのワーク台(下側ダイス)3が固定され、ヘッド5のプランジ ャ6に、上側ダイス7が装着され、上側ダイス7を下降させることにより、ワー クWを高押圧力で成形するようになっている。 鍛造機1の配置側を前側と仮定すると、鍛造機1の後側にワーク供給台10が 配置され、さらにその後側の取付台11上に、ワーク把持装置Tが配置されてい る。
【0007】 ワーク把持装置Tは、前端部に把持爪14を有する1対のアーム13と、該ア ーム13を左右に開閉するためのカム機構15と、アーム13を、鍛造機1に対 して接近あるいは離反移動させるためのアーム支持用スライド台16と、スライ ド台16を移動するための移動用エアシリンダ20と、スライド板23を移動す るためのカム用エアシリンダ25等から構成されている。 取付台11上には、前後方向に延びる左右1対のガイドレール19が敷設され ると共にその後方に上記移動用エアシリンダ20が配置され、上記アーム支持用 スライド台16は、ガイドレール19上にスライダ18を介して載置されると共 に移動用エアシリンダ20に連結され、該エアシリンダ20の伸縮動作により、 前後方向に水平移動するようになっている。
【0008】 アーム支持用スライド台16の上には、前記レール19と平行な1対のカム操 作用のレール21が敷設されると共に後部に上記カム用エアシリンダ25が設け られている。上記レール21上には、カム用スライド板23がスライダ22を介 して移動自在に載置され、スライド板23は、スライド台16上に設けられたカ ム用のエアシリンダ25に連結されている。
【0009】 平面図を示す図1において、左右のアーム13は、それぞれ垂直な支軸27に 回動自在に支持されており、両支軸27は、左右方向に間隔をおいて配置される と共にアーム支持用スライド台16に固定されている。
【0010】 カム機構15は、前記スライド板23と、カム用エアシリンダ25と、左右1 対のカム溝28と、左右1対のカム用ピン29から構成されている。 各カム用ピン29は、各アーム13の後端部に上方に突出状に形成されており 、各カム溝28は、後方に行くに従い左右間隔が狭くなるように左右対称の「ハ 」の字形に、スライド板23に形成され、それぞれ上記カム用ピン29に係合し ている。
【0011】 図4は、把持爪14の拡大平面図を示しており、各アーム13の前端部の把持 爪14は、ボルト等によりアーム13に着脱自在に固着されており、一方の把持 爪14には、V字状凹部30が形成され、他方の把持爪14には、上記V字状凹 部30に対向する半円形凸部31が形成され、円筒状のワークWに対して、V字 状凹部30の各辺上の2点P1,P2と、凸部31の略頂点に相当する1点P5 が当接し、上記3点で支持するようになっている。
【0012】 図6は、図4のVI−VI断面図を示しており、把持爪14の凹部30及び凸部3 1の各把持面には、上下方向幅の中間部に、円弧形溝32が形成されており、こ れにより、ワークWを一層確実に掴むことができるようにしている。
【0013】 次に動作を説明する。図1の状態から、カム用エアシリンダ25を伸長してア ーム支持用スライド台16上で、スライド板23を前進させることにより、カム 溝28のカム作用により、両ピン29間を左右均等に縮め、それにより、両アー ム13を開方向に回動して、把持爪14間を開く。反対に、カム用エアシリンダ 25を収縮して、スライド板23を後退させることにより、カム溝28の作用に より、両ピン29間を左右均等に広げ、それにより、両アーム13を閉方向に回 動して、把持爪14間を閉じ、V字状凹部30の2点P1,P2と凸部31の1 点P5により、3点支持状態で、ワークWを把持する。 また、図3において、移動用エアシリンダ20を伸長することにより、スライ ド台16を前進させて把持爪14部分をワーク台3位置に移動し、反対に、移動 用エアシリンダ20を収縮することにより、スライド台16を後退して、把持爪 14部分をワーク供給台10位置に移動する。
【0014】 鍛造作業により、ワークWの外径は、図4のように、直径D1の鍛造加工前の 大きさから、図5で示す直径D2の大きさに変形するが、いずれの大きさの場合 でも、左右対称のカム溝28及びカム用ピン29のカム作用により、確実に左右 均等にアーム13を開閉し、ワークWをしっかりを把持することができる。 鍛造作業中に、たとえ、両アーム13相互間で、前後方向にずれが生じていて も、3点支持構造であることにより、安定状態で把持することができる。
【0015】
【別の実施例】
(1)図7のように、凸部31の形状を、四角形状に形成することもできる。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、ワーク把持爪14を有する1対のアーム13を 開閉自在に備え、把持爪14間で鍛造ワークWを把持する把持装置において、一 方のアーム13の把持爪14にV字状の凹部30を形成し、他方のアーム13の 把持爪14に、上記凹部30に対向する凸部31を形成し、概ね円筒状のワーク Wに対して凹部30の2点と凸部31の1点とにより3点支持状態で把持するよ うにしているので、両アーム13相互間で、前後方向にずれが生じていても、3 点支持構造であることにより、安定状態でワークWを把持することができ、把持 性能が向上する。 特に、鍛造作業場での高温雰囲気という悪条件及び鍛造前後でワーク直径が大 きく変化するという条件において、その効果は顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案を適用したワーク把持装置の平面図で
ある。
【図2】 アームが開いている状態を示す図1と同じ装
置の平面部分図である。
【図3】 図1の側面図である。
【図4】 鍛造前のワークを把持している状態を示す把
持爪の拡大平面図である。
【図5】 鍛造後のワークを把持している状態を示す把
持爪の拡大平面図である。
【図6】 図4のVI−VI断面図である。
【図7】 別の実施例の拡大平面図である。
【図8】 鍛造前のワークを把持している状態を示す従
来例の拡大平面図である。
【図9】 鍛造後のワークを把持している状態を示す従
来例の拡大平面図である。
【符号の説明】
1 鍛造機 13 アーム 14 把持爪 30 V字状凹部 31 凸部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワーク把持爪を有する1対のアームを開
    閉自在に備え、把持爪間で鍛造ワークを把持する把持装
    置において、一方のアームの把持爪にV字状の凹部を形
    成し、他方のアームの把持爪に、上記凹部に対向する凸
    部を形成し、概ね円筒状のワークに対して凹部の2点と
    凸部の1点とにより3点支持状態で把持するようにして
    いることを特徴とする鍛造ワークの把持装置。
JP1992051907U 1992-07-23 1992-07-23 鍛造ワークの把持装置 Expired - Lifetime JP2584209Y2 (ja)

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