JPH0724172Y2 - 位置決めクランプ装置 - Google Patents

位置決めクランプ装置

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JPH0724172Y2
JPH0724172Y2 JP5189289U JP5189289U JPH0724172Y2 JP H0724172 Y2 JPH0724172 Y2 JP H0724172Y2 JP 5189289 U JP5189289 U JP 5189289U JP 5189289 U JP5189289 U JP 5189289U JP H0724172 Y2 JPH0724172 Y2 JP H0724172Y2
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JP
Japan
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guide pin
positioning
tip
workpiece
positioning hole
Prior art date
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JP5189289U
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JPH02143118U (ja
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貴代志 岡本
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、加工ラインにおける所定の位置に加工物を位
置決めして保持する位置決めクランプ装置に関し、特に
自動車の組立てラインにおけるボデーの位置決めに用い
て好適な位置決めクランプ装置に関する。
〔従来の技術〕
自動車の組立てラインにおける各工程位置への車体の位
置決めを簡略化すべく、シャトルビームを用いた搬送装
置が用いられる。この装置は、往復動するビームにより
車体をステップ搬送するもので、往動時にシャトルビー
ムを上昇させて車体を各次工程へ搬送し、復動時にはシ
ャトルビームを降下させ、車体と分離させて戻す動作が
行なわれるよう構成されており、位置ずれの少ない搬送
操作が可能なものであるが、それでも、加工ステーショ
ン位置が16工程にもおよぶ組立てラインでは、温度変化
に伴い鋼製のシャトルビームが20mm程度の伸縮を行なう
ため、精密な位置決め装置が設けられている。
従来、このような位置決め装置は、車体の前方および後
方に設けられた位置決め穴に嵌入係合するガイドピンを
そなえており、特に後方の位置決め装置には、第9図の
模式的側面図に示すように、ガイドピン01と並設してク
ランプ02が設けられており、これらガイドピン01とクラ
ンプ02とがそれぞれ第7,8図(車体側面図および車体背
面図)に示すような車体後方位置に左右一組ずつ設けら
れた第10図(平面図)に示すような一対のガイド穴03お
よびクランプ穴04に嵌入する構成とされている。そし
て、このような位置決め装置では、車体Wの下降に伴っ
て、図示しない前方のガイドピンが車体W前方の位置決
め穴に嵌入されるとともに、後方のガイドピン01が車体
W後方のガイド穴03に嵌入され、同時にクランプ02の頭
部05がクランプ穴04を通して車体W内側に導入され、前
後のガイドピンにより位置決めされた車体Wの作業中の
ずれを防止するよう、クランプ頭部05の旋回によるクラ
ンプ穴04周辺の位置決め治具機体06への押付け操作が行
なわれる。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上述のような従来の位置決めクランプ装置で
は、治具機体06にガイドピン01とクランプ02とを並設し
なければならず、治具コストを高める要素となるばかり
でなく、製品としての車体にも一対の穴が列んで開設さ
れることとなるので穴周辺の強度低下をおぎない補強を
必要とするなどの問題点がある。
本考案は、これらの問題点の解決をはかろうとするもの
で、ガイドピンとクランプとの位置決めおよびクランプ
機能を併合させて構造の簡素化をはかるとともに、製品
に開設すべき位置決め穴の数をも減少させることができ
る、位置決めクランプ装置を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、本考案の位置決めクランプ
装置は、加工ラインにおける所定の位置に加工物の位置
決め穴をガイドピンの嵌入により位置決めして同加工物
を保持する位置決めクランプ装置において、上記ガイド
ピンが、基端側を支持機体に回動自在に枢着されるとと
もに先端側に上記位置決め穴の内周を案内する先端導入
部をそなえ、上記ガイドピンの上記支持機体に対する枢
着点と上記先端導入部との間で同ガイドピンに切り込ま
れて形成された凹部と、同凹部の上記先端導入部側に形
成された加工物押圧面と、上記ガイドピンを上記枢着点
の回りに回動させ、上記先端導入部を上記加工物の上記
位置決め穴に嵌入させるための起立状態と上記加工物押
圧面を介して上記加工物の上記位置決め穴の周辺部位を
上記支持機体に押圧するための倒伏状態とに切換駆動す
るよう上記支持機構体に装着されたシリンダ装置とが設
けられて、上記先端導入部は上記起立状態において上記
位置決め穴の上記ガイドピンへの嵌入を案内すべく先細
りのテーパ状に形成されていることを特徴としている。
〔作用〕
上述の本考案の位置決めクランプ装置では、加工物に形
成された位置決め穴が、起立状態のガイドピンの先端導
入部に案内されて、支持機体に対する定位置に位置決め
される。次いで、ガイドピンがシリンダ装置によりその
枢着点を中心として回動されて倒伏状態となると、ガイ
ドピンの枢着点と先端導入部との間に形成された加工物
押圧面が、加工物の位置決め穴の周辺部位を支持機体に
向けて押圧する作用が行なわれる。これら2段階の操作
によって支持機体への加工物の位置決めおよびクランプ
が行なわれる。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例について説明すると、第1〜6図
は本考案の一実施例としての位置決めクランプ装置を示
すもので、第1図はその側面図、第2図はその正面図、
第3図はその平面図であり、第4図(A)はそのガイド
ピンの側面図、第4図(B)は第4図(A)のIV B-IV
B矢視図、第5図はその平面図であり、第6図はその機
体への配設状態を示す側面図である。
第1〜3図に示すように、本考案の一実施例としての位
置決めクランプ装置は、上端に加工物としての車体Wの
前後方向フレームFを導入する切欠き11が設けられた板
状の支持機体1と、支持機体1の切欠き11底部一側に付
設されたブラケット12に基端21側をピン13により回動自
在に枢着されたガイドピン2と、ガイドピン2の基端21
側から延設されたフォーク22にロッド31をピン32止めさ
れ、シリンダ33を支持機体1に枢着されたエアシリンダ
3とをそなえている。
ガイドピン2は、第4,5図に詳細に示すように、矩形断
面をもち、その先端導入部23は、先端に向かって厚さお
よび幅ともに縮小するテーパ状に形成されており、テー
パ部の尖端24は、幅方向の一側に偏位している。ガイド
ピン2の枢着点と先端導入部23との間には、幅方向の一
側から切込まれて凹部25が形成されており、この凹部25
の先端導入部23側厚さ方向面が加工物押圧面26を構成し
ている。
なお、このガイドピン2の基端21とフォーク22は、ガイ
ドピン2よりも厚幅に形成され、ガイドピンの軸線に対
して45°の傾きをもって連接されている。
このように構成された位置決めクランプ装置は、第6図
に示すようなシャトルビームSを用いた搬送装置の特定
の工程位置に置かれる治具台枠Jの後端に取付けられて
使用される。この搬送装置では、上昇位置で往動される
シャトルビームSのワーク支持台S1,S2に載って前工程
ステーションから搬送されてくる車体Wが所定の位置で
停止され、シャトルビームSの下降につれて治具台枠J
上に移載さけるわけであるが、その際、車体Wの前方に
設けられた位置決め穴に治具台枠J前方のガイドピンP
が嵌合して前後方向位置が定められるとともに、第1〜
3図に示すように、車体Wの後方に設けられた長円状の
位置決め穴Hに直立したガイドピン2が嵌入されて、そ
の両側面で左右方向位置が定められて、治具台枠J上の
車体Wの位置決めが完了する。次いで、エアシリンダ3
へのエアの圧送によって、ガイドピン2が反時計方向に
45°回転し、そのクランプを構成する凹部25の厚さ方向
面26が車体Wの位置決め穴H周辺を治具台枠J方向に押
圧するため、車体W下方の前後方向フレームFの両基部
Fbは、装置機体1の上端面に押圧されて、クランプ状態
が確立されるのである。なお、第6図において、符号E
はシャトルビームSの昇降装置を示し、Rはその駆動機
構を示す。
当然ながら、車体Wの次工程ステーションへの搬送の際
には、上述の経過とは逆に、先ずクランプが解除され、
その後シャトルビームSによる車体Wの持上げにより、
車体Wはガイドピン2から外される。
この位置決めクランプ装置では、クランプがガイドピン
2の枢着点と先端導入部23との間に形成され、ガイドピ
ン2の起立と倒伏とにより車体Wの位置決めとクランプ
操作とが行なわれるので、単一の装置より、単一の位置
決め穴Hを用いての位置決めクランプ操作が可能とな
り、装置の簡素化とコスト低減に資することができるば
かりでなく、車体Wの位置決め穴Hの穴数減少による強
度低下の防止にも役立つ利点も得られる。
以上、本考案を一実施例に基づき詳述したが、本考案は
上述の実施例のみに限定されるものではなく、実用新案
登録請求の範囲に記載の事項の範囲内で種々改変して実
施可能なものであり、特にその加工物については、自動
車の車体に限るものではなく、広く一般的な製品を意味
するものである。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案の位置決めクランプ装置に
よれば、クランプがガイドピンの枢着点と先端導入部と
の間に形成され、ガイドピンの起立と倒伏とにより加工
物の位置決めとクランプ操作とが行なわれるので、単一
の装置により、単一の位置決め穴を用いての位置決めク
ランプ操作が可能となり、装置の簡素化とコスト低減に
資する効果が得られるばかりでなく、加工物としての製
品の位置決め穴の穴数の減少による強度低下の防止にも
役立てることができる利点も得られる。
【図面の簡単な説明】
第1〜6図は本考案の一実施例としての位置決めクラン
プ装置を示すもので、第1図はその側面図、第2図はそ
の正面図、第3図はその平面図であり、第4図(A)は
そのガイドピンの側面図、第4図(B)は第4図(A)
のIV B-IV B矢視図、第5図はその平面図でありり、第
6図はその機体への配設状態を示す側面図であり、第7
〜10図は従来の位置決めクランプ装置を示すもので、第
7図はその動作位置を示す車体側面図、第8図はその背
面図、第9図はその位置決めクランプ装置の構成を模式
的に示す側面図、第10図はそれに対応する位置決め穴の
平面図である。 1……支持機体、2……ガイドピン、3……エアシリン
ダ、21ガイドピンの基端、23……先端導入部、25……ガ
イドピンの凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】加工ラインにおける所定の位置に加工物の
    位置決め穴をガイドピンの嵌入により位置決めして同加
    工物を保持する位置決めクランプ装置において、 上記ガイドピンが、基端側を支持機体に回動自在に枢着
    されるとともに先端側に上記位置決め穴の内周を案内す
    る先端導入部をそなえ、 上記ガイドピンの上記支持機体に対する枢着点と上記先
    端導入部との間で同ガイドピンに切り込まれて形成され
    た凹部と、 同凹部の上記先端導入部側に形成された加工物押圧面
    と、 上記ガイドピンを上記枢着点の回りに回動させ、上記先
    端導入部を上記加工物の上記位置決め穴に嵌入させるた
    めの起立状態と上記加工物押圧面を介して上記加工物の
    上記位置決め穴の周辺部位を上記支持機体に押圧するた
    めの倒伏状態とに切換駆動するよう上記支持機構体に装
    着されたシリンダ装置とが設けられて、 上記先端導入部は上記起立状態において上記位置決め穴
    の上記ガイドピンへの嵌入を案内すべく先細りのテーパ
    状に形成されている ことを特徴とする、位置決めクランプ装置。
JP5189289U 1989-05-01 1989-05-01 位置決めクランプ装置 Expired - Lifetime JPH0724172Y2 (ja)

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JP5189289U JPH0724172Y2 (ja) 1989-05-01 1989-05-01 位置決めクランプ装置

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Publication Number Publication Date
JPH02143118U JPH02143118U (ja) 1990-12-05
JPH0724172Y2 true JPH0724172Y2 (ja) 1995-06-05

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