JPH0686048B2 - コンクリート製品の着色工法 - Google Patents

コンクリート製品の着色工法

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JPH0686048B2
JPH0686048B2 JP25344092A JP25344092A JPH0686048B2 JP H0686048 B2 JPH0686048 B2 JP H0686048B2 JP 25344092 A JP25344092 A JP 25344092A JP 25344092 A JP25344092 A JP 25344092A JP H0686048 B2 JPH0686048 B2 JP H0686048B2
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JP
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concrete
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concrete product
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忠良 石橋
啓一 斉藤
源一 渡辺
薫 小野
満三 小澤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリート製品の製
造工程中に着色作業を行うことができ、経時による着色
部分の剥れや変色、退色がないようなコンクリート製品
の着色工法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンクリート製品の着色工法
としては、以下及び図1に示すような方法が知られてい
る。 塗料による方法 コンクリート表面の着色箇所以外の部分にマスキング材
を貼着させた後、塗料を塗着し、これを乾燥させた後に
マスキング材を剥離して製品を得る。 カラーセラミック骨材を接着する方法 コンクリート表面に仕切り型枠を取り付け、カラーセラ
ミック骨材を混練した着色材を散布、圧着した後、乾燥
し、仕切り型枠を脱型して製品を得る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の方法は図1に示すようにいずれも製品を得るま
でに時間がかかるものであった。即ち、前記したの方
法もの方法も、コンクリートを打設した後、養生、脱
型したものを使用するので、その時点でおよそ1日の時
間を必要とする。そして、の方法においては着色処理
としてマスキング材を貼着し、塗料を塗着し、それを乾
燥するのにさらに1日がかかり、マスキング材を剥離し
て製品を得るには総じて3日を必要とする。また、の
方法においても着色処理として仕切り型枠を取り付け、
着色材を混練し、それを散布し、乾燥するのにさらに1
日がかかり、仕切り型枠を脱型して製品を得るには総じ
て3日を必要とした。
【0004】さらに、特に繊維補強コンクリートでは、
コンクリート表面に繊維が突出しているので、及び
のいずれの方法においても着色処理作業が極めて困難で
あった。
【0005】加えて、の方法では、使用する塗料(或
いはそれに使用される顔料)によっては経時による剥
れ、或いは変色、退色を起こすこともあった。
【0006】したがって、より短時間に製品を得ること
ができ、しかも経時による着色部分の剥れや変色、退色
がないようなコンクリート製品の製造方法が希求されて
いた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記に鑑み提
案されたもので、コンクリートを打設し、そのコンクリ
ートの表面にエポキシ樹脂とカラーセラミック骨材や天
然石、カラーサンドなどとからなる着色材を圧着させた
後、断熱材で着色部分を覆って蒸気養生を行うようにし
たことを特徴とするコンクリート製品の着色工法に関す
るものである。
【0008】
【実施例】本発明のコンクリート製品の着色工法を図面
の実施例に基づいて説明する。まず、図2(A)に示す
ように通常の流し込み方式により、製品型枠1内に防音
壁用コンクリート2を打設した(形状及び寸法は図3に
示す)。次に、図2(B)に示すように打設されたコン
クリート2の表面に着色材用の仕切り型枠3を固定し
た。カラーセラミック骨材(日本セラウェイ開発株式会
社製,『ダオラレック』)100重量部と、エポキシ接
着剤(日本セラウェイ開発株式会社製,『エポセラEL
−白』)7重量部とを混練して着色材4を調製した。仕
切り型枠3内に混練した着色材4を均一且つコンクリー
ト表面が見えない程度に散布し、これを金ゴテで均一に
タッピング圧着し、平坦に仕上げた。尚、着色部分は9
95mm×220mmで、厚さ3〜7mmであった。そ
の後、断熱材5(鐘淵化学工業株式会社製『カネライト
フォーム(B類保温板1種)』)により上記した着色部
分を覆い、蒸気養生を行った。尚、蒸気養生の条件は図
4に示す通りであり、最高温度40〜60℃、持続時間
2〜4時間で行った。最後に図2(C)に示すように仕
切り型枠3と製品型枠1を脱型して製品6を得た。
【0009】得られた製品6について、種々の品質特性
試験を行った。試験内容は、その試験結果と共に表1及
び表2に示した。
【0010】
【表1】
【0011】
【表2】
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の着色工法
は通常のコンクリート製品の製造工程における打設と養
生との間に着色材の圧着を行う工程を追加し、養生にお
いて着色部分を断熱材で覆うものであり、時間的には通
常のコンクリート製品の製造工程と全く変わらないの
で、従来の方法に比べて極めて短時間に製品を得ること
ができる。また、その具体的な作業は、着色材の混練及
び散布、圧着、断熱材の布設であり、特に面倒な作業を
含むものではない。しかも、繊維補強コンクリートを打
設した場合にも、硬化前に着色材を散布、圧着するの
で、表面に突出した繊維も容易に傾倒して作業を面倒に
することはない。さらに、蒸気養生時に断熱材を使用し
ているため、水分や温度変化による硬化時のエポキシ樹
脂の変色がない。
【0013】こうして得られたコンクリート製品は、着
色部分にセラミック骨材や天然石、カラーサンドなどを
使用しているために経時による変色や退色を起こすこと
がない。また、コンクリートの硬化前に着色材を圧着す
るので、着色部分は経時により剥離することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の着色工法と従来の2つの着色方法との
比較を示す説明図である。
【図2】本発明の製造工程を示す側断面図である。
【図3】(A)は本発明の実施例におけるコンクリート
の寸法を示す側面図であり、(B)はその平面図であ
る。
【図4】本発明の実施例における蒸気養生条件を示すグ
ラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 源一 福島県福島市太田町6−1 東日本旅客鉄 道株式会社 東北工事事務所 福島工事区 (72)発明者 小野 薫 福島県福島市太田町6−1 東日本旅客鉄 道株式会社 東北工事事務所 福島工事区 (72)発明者 小澤 満三 東京都杉並区上高井戸1−7−16 小沢コ ンクリート工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−232782(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリートを打設し、そのコンクリー
    トの表面にエポキシ樹脂とカラーセラミック骨材や天然
    石、カラーサンドなどとからなる着色材を圧着させた
    後、断熱材で着色部分を覆って蒸気養生を行うようにし
    たことを特徴とするコンクリート製品の着色工法。
JP25344092A 1992-08-31 1992-08-31 コンクリート製品の着色工法 Expired - Fee Related JPH0686048B2 (ja)

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CN105970756A (zh) * 2016-02-05 2016-09-28 重庆路投科技有限公司 一种透水砖及其制备方法

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