JP2638645B2 - コンクリート等用粒状接着剤、これを利用した被接着材料等、被接着材料の製造方法及びコンクリート等の接着方法 - Google Patents

コンクリート等用粒状接着剤、これを利用した被接着材料等、被接着材料の製造方法及びコンクリート等の接着方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、コンクリートまたはモルタル(以下これ
らを「コンクリート等」とい)と、異種材料の接着に関
するものである。
さらにいえば、コンクリート等と樹脂材料との接着、
新旧のコンクリート同士の打ち継ぎによる接着、コンク
リート等と機能性材料との接着に関するものである。
(従来の技術) 従来、コンクリート等の成形品の表面に樹脂被膜を形
成したり、人工芝生などの機能性シートを接着する方法
としては、これらの両者を通常の接着剤で接着する方法
がもっぱら採用されてきた。
また、別の方法としては、あらかじめ型枠の内面に樹
脂塗料を塗布してここに樹脂被膜を形成し、この後この
型枠内にコンクリートを打ち込んで、コンクリートが硬
化した後脱型することによって、あらかじめ型枠の内面
に形成しておいた樹脂被膜を反転して、コンクリート表
面に被膜を形成する方法があり、本出願人はすでにこれ
に関する提案をしている(特願昭60−172954号)。
しかしながら、これらの方法にはなお改善されるべき
点が残されているのが実情である。即ち、前者の樹脂を
コンクリート等の表面に接着するものにあっては、コン
クリート等の表面はその性質上吸水性を有し、かつピン
ホール等を有する欠陥部を多く有するため、この表面に
樹脂膜を密着させるためには、コンクリート等の表面に
下地処理を含めた多くの塗布工程を必要とするととも
に、それでもなお被膜の強固な接着は難しく耐久性に種
々の問題があった。
一方、後者のものは、先付工法とも呼ばれるものであ
るが、型枠内面に塗布した樹脂が半硬化状態のうちに、
ここにコンクリートを打設し両者を一体化させるため、
通常は両材料が密着し、強い接着力が得られるが、この
場合でも作業性その他の点でなお種々問題が残されてい
た。即ち、この方法によると、型枠に形成した樹脂被膜
を、硬化前流動性を有するフレッシュコンクリートと接
着させるため、硬化剤を含む樹脂の種類が限定されると
同時に、コンクリートの打ち込み時の樹脂の硬化状態の
選定が重要で、そのタイミングを失すると、接着力がは
なはだしく低下するという問題があった。
さらに、この方法で垂直面を施工する場合などは、コ
ンクリートから分離したブリージング水が型枠の垂直面
にそって移動するため、上部で多くの水が集められ、こ
の部分での接着は一層不十分となる傾向があった。
(発明が解決しようとする課題) この発明は、コンクリート等同士、あるいはこれと異
種材料、例えばコンクリート等と樹脂被膜との接着を強
固にするための接着剤を得て、しかもこれを用いてコン
クリート等同士、あるいはこれと異種材料との強固な接
着を行おうとするものである。
(課題を解決するための手段) この発明は、コンクリートまたはモルタル等用の接着
剤であって、粒径が25mm以下である粒状の水硬性材料か
らなるコンクリート等用粒状接着剤(請求項1)、コン
クリートまたはモルタルと樹脂とを接着する接着剤であ
って、粒径が0.15〜10mmの範囲の粒状の水硬性材料から
なるコンクリート等用粒状接着剤(請求項2)、機能性
材料の片面に樹脂層を設け、この樹脂層に請求項1また
2のコンクリート等用の粒状接着剤を固着したことを特
徴とする機能性材料を有する被接着材料(請求項3)、
機能性材料を片面に有する被接着材料を製造するにあた
り、機能性材料の片面に設けた材料が未硬化の状態にあ
るとき、該材料の表面に請求項2の接着剤を圧着するこ
とを特徴とする機能性材料を有する被接着材料の製造方
法(請求項4)、型枠内面に、または型枠内面の一部ま
た全面に機能性材料を仮付した内面にあらかじめ樹脂被
膜を形成し、この中にコンクリートを打設して養生後脱
型し、表面に樹脂被膜及び/または機能性材料を有する
コンクリートを成形するに当たり、型枠内面または型枠
内面に仮付された機能性材料に形成された樹脂被膜が硬
化前の状態にあるとき、請求項2のコンクリート等用の
粒状接着剤を樹脂被膜に吹付け、その後コンクリートを
打設し硬化後脱型し、これら機能性材料及び/または樹
脂被膜をコンクリートの表面に接着することを特徴とす
樹脂被膜及び/または機能性材料とコンクリートとの接
着方法(請求項5)、型枠内面にあらかじめ請求項3の
被接着材料及び/または請求項4により製造された被接
着材料を設置し、その後コンクリートを打設して硬化型
脱型し、これらの機能性材料をコンクリート表面に接着
することを特徴とする被接着材料とコンクリートとの接
着方法(請求項6)、新旧コンクリートの打ち継ぎ部の
接続にあたり、旧コンクリートの打設後でこれが硬化前
の状態にあるとき、該コンクリートの打ち継ぎ部に請求
項1または2のコンクリート等用の粒状接着剤を吹付け
または圧着し、その後ここに新コンクリートを打設する
ことを特徴とする新旧コンクリートの接着方法(請求項
7)、請求項3の被接着材料及び/または請求項4によ
り製造された被接着材料で形成されたことを特徴とする
型枠(請求項8)、及び請求項3の機能性材料を少なく
とも一面に有することを特徴とする低収縮性コンクリー
ト(請求項9)である。以下に、これらの発明を説明す
る。
本願発明になる接着剤は、セメントクリンカー、水砕
スラグ、セメント半硬化体などの水硬性物質からなるも
ので、請求項1の発明は、その粒径が25mm以下であるも
の、また請求項2の発明は、粒状が0.15〜10mmの範囲に
あるものである。
セメント半硬化体の場合は、セメントの水和能を一部
残存させた状態でセメントを成形、固化させたものであ
って、例えばセメントに固化させるに必要最小量の水を
加えて成形、固化させ、その後これを粉砕して粒状にし
たものである。
請求項1の発明についていえば、接着剤の粒径が25mm
を超えると、その後のコンクリート等の打設時におい
て、水硬性材料のまわりをコンクリート等で確実に埋め
ることが難しくなり、空隙部を生じてそこが強度的に弱
くなる恐れがある。また、請求項2の発明についていえ
ば、粒径が0.15mm未満であると、理由は必ずしも明らか
でないが、後記実験例(第1表)が示すように、材令の
経過によって引張り強度が低下する傾向を示す。また、
これが10mmを超えると、特にバイプレータによる振動締
め固め時に、型枠に面した垂直方向に沿ってブリージン
グ水や気泡が昇っていく時、水硬性材料の下部にぶつか
り、上方への移動が損なわれてその位置で空隙を生じさ
せる恐れがある。粒径については、後に実験例を示して
さらに説明する。
上記の接着剤の使用形態としては、機能性材料または
その応用製品に適用する場合が請求項3、4、7、8及
び9に、コンクリート等の表面に樹脂被膜または機能性
材料を接着する場合としては請求項5に記載されてお
り、新旧コンクリートを接続する場合としては請求項7
項に、記載されている。
ついで、請求項1または2の接着剤を使用して、コン
クリート成形品の表面に樹脂被膜等を形成する請求項5
の発明から説明する。
この発明は、まず型枠内面に、またはこの型枠内面の
一部または全面に後に説明するような化粧板の如き機能
性材料を仮付しこの上に樹脂被膜を形成する。なお前者
の場合、型枠に離型剤を塗布する外、例えば特願昭60−
172954号、特願昭61−116122号、特願昭62−280552号に
記載されているように、まず型枠の内面に可剥性塗料を
塗布し、これを乾燥させて造膜させた後、その上に前記
樹脂を吹付装置などで吹付けて樹脂被膜層を形成するよ
うにしてもよい。ここに形成される樹脂被膜は、これが
コンクリート製品の表面層となる場合は、必要な耐候性
や耐凍害性などを有する樹脂材料を選定する必要があ
る。かかる樹脂としては、フッ素樹脂、シリコン系樹脂
が好適である。この上に接着用にエポキシ樹脂を塗布す
る。用途によって耐候性をあまり必要としない場合、上
記のフッ素樹脂、シリコン系樹脂を用いないで、エポキ
シ樹脂だけで使用される。これらの樹脂は、型枠内面あ
るいは型枠内面の一部または全面に仮付けした化粧板の
上に吹付け塗布した後、これがいまだ未硬化の状態にあ
るとき、この上に本願の請求項2の接着剤を吹付ける。
即ち、所定の粒径のセメントクリンカー、水砕スラグ、
セメント半硬化体などの水硬性材料の接着剤を、未硬化
樹脂被膜の上に吹付ける。
この場合、粒状の接着剤が樹脂被膜の一面にわたって
一様に、かつ粒の一部のみが被膜に埋没して固着される
ようにする。このためには、接着剤を吹付ける際の樹脂
面が硬化前の状態であることが必要で、具体的には、塗
布した樹脂が半硬化状態で、これに吹付けた粒状接着剤
の粒子の全部が樹脂の中にもぐり込まないこと、かつ比
較的大きな粒子は樹脂層を通り抜けないようにすること
が必要である。接着剤の粒子の全部が樹脂層の中にもぐ
り込むと、セメントクリンカーなどの水硬性材料が樹脂
で覆われ水硬性を失って接着機能を果たさなくなるため
である。また、粒子が樹脂層を通り抜けるようなことが
あると、接着剤のクリンカーが製品の外部から透けて見
え、外観を損なうことになる。接着剤の粒度分布を所定
の範囲とすることによって、接着剤粒子が樹脂面に均一
に付着されるようになり、これによって接着強度は一層
向上されることになる。
さらに、接着剤粒子を樹脂面に吹付けるには、可能な
かぎり各粒子の半分が樹脂被膜に埋没されようにするこ
とが好ましいが、そのためには接着剤粒子をソフトな状
態で樹脂面に付着させることのできる温風低圧塗装機を
使用するのがよい。この温風低圧塗装機によると、低圧
の多量の空気で接着剤粒子を樹脂面にソフトな状態で圧
着させることができるので、吹付けられた粉末材料が樹
脂層に深くめり込んで水硬性接着剤の粒子の全部の表面
が樹脂層で覆われるようになることは回避される。ま
た、これによると吹付けに際して樹脂層に対して衝撃が
少ないので、いわゆるリバンドによる材料のロスが少な
いという利点もある。もっとも、接着剤の吹付は温風低
圧塗装機によることに限られるものではなく、空気圧や
風量などの所定の条件を設定することによって、通常の
コンプレッサーも使用することができることはもちろん
であり、水平面には散布、押圧なども可能である。
以上のようにして樹脂被膜に接着剤を接着したあと、
常法によってコンクリートを打設し硬化後脱型し、型枠
内面に形成しておいた樹脂被膜をコンクリートの表面に
接着する。これによって、表面に樹脂被膜及び/または
機能性材料を有するコンクリートを得ることができる。
なお、この場合、必要に応じて用いた可剥性被膜がある
ときは、これを剥離することは任意である。
請求項6の発明は、請求項3および/または4の被接
着剤を接着剤の塗布側を内側にして型枠内に設置して、
この中にコンクリートを打ち込んで硬化後脱型するもの
で、これによって機能性材料を表面に有するコンクリー
トを得ることが出来る。
また、本願の請求項7の発明は、新旧コンクリートの
打ち継ぎに関するものであるが、この発明にあっては、
旧コンクリートの打設後でいまだこれが硬化前の状態に
あるとき、その打ち継ぎ部に上記の接着剤を吹付け、そ
の後ここに新コンクリートを打設するものである。かか
る打ち継ぎは、例えば一つのコンクリート構造物の打設
作業が翌日に継続するような場合、その打ち継ぎ部に適
用することによって、新旧コンクリートを簡便で強固に
接続することが出来る。
請求項3の機能性材料を有する被接着材料は、例えば
人工芝生、化粧板、その他のシートといった機能を備え
た板状体の機能性材料の片面に樹脂層を設け、この樹脂
が硬化する前に上記の粒状接着剤を同様にして接着した
ものである。かかる機能性材料を有する被接着材料は、
例えばコンクリートを打設した平面に、そのコンクリー
トが未だ硬化する前、被接着材料の接着側をそれに当て
て載置することによって両者を簡単に接着することがで
きる。
また、請求項4の発明は、機能性材料を有する被接着
材料の製造方法の発明であるが、機能性材料の片面(裏
面)に設ける材料が未だ未硬化の状態にあるとき、ここ
に請求項2の接着剤を圧着することによってこの被接着
材料は得られるものである。ここにおける接着剤の圧着
も、すでに述べたように可能なかぎり、各粒子の半分が
樹脂被膜に埋没されるようにすることが好ましい。
請求項8の発明は、すでに説明した請求項3の発明に
なる機能性材料を有する被接着材料及び/または請求項
4により製造した被接着材料を用いたコンクリート打ち
込み用の型枠であるが、ここでの型枠は、いわゆる捨型
枠である。即ち、被接着材料の表面に固着されている接
着剤を内側にしてこの発明になる捨型枠をつくり、この
中にコンクリートを打ち込んでコンクリートとの接着を
強固にして、表面に機能性材材を有したコンクリート成
形体を得るようにするものである。
請求項9の発明は、コンクリート成形体を製造するに
当たって、成形体の外表面を請求項3の発明になる機能
性材料を有する被接着材料で被覆するもので、これによ
って低収縮性コンクリートを得ようとするものである。
例えば、型枠で形成される通常のコンクリート成形体に
あっては、成形後のコンクリートの養生に際し、型枠の
少なくとも開放面を請求項3の発明になる機能性材料を
有する被接着材料で被覆し、これによって低収縮性コン
クリートを得ようとするものである。ここに得られたコ
ンクリート成形体は、養生に際し水分の蒸発が抑制さ
れ、収縮率の極めて少ないコンクリート成形体となる。
さらに、型枠からの脱型を考慮すると、開放面以外の面
も該接着材料で被覆すればさらに低い収縮率のコンクリ
ートが得られる。
次に、この発明になる接着剤の粒径について、実験例
をあげて説明する。
この実験は、第1図に示すメタルフォームパネルを組
立てた型枠を使用して行った。この型枠は、幅30cm×長
さ60cmのメタルフォームパネル2枚で試験条件が1つに
なるように配置し、両面を使い同時に6条件の試験がで
きるようにした。
試験は、30cm×60cmのメタルフォームパネル2枚で1
組とした計6組のパネルのそれぞれに、ストリップペイ
ント(関西ペイント社、商品名)100部に対しシンナー6
0部を混合したものを、150g/m2の割合でエアレスプレー
を用いて、塗布間隔を30分とし、2回に分けて塗布し
た。塗布後1時間経過してから、これにあらかじめ45℃
に加熱したエポキシ樹脂系接着剤ユニタック5000
((株)小野田社、商品名)を750g/m2の割合でエアレ
スプレーで塗布した。
塗布後2時間後でいまだ樹脂が硬化していないうち
に、温風低圧塗装機のボリューメール(旭大隅産業社、
商品名)を用いて700g/m2の割合で第1表のセメントク
リンカーを吹付けた。なお、No.1のセメントのみのもの
は、特に吹付け時の粉末の飛散が激しく、環境衛生上問
題を残した。
セメントクリンカーを吹付けた翌日に各パネルの表面
を軽く拭きとり、第1図に示すような形にメタルフォー
ムパネルを組立てた。ついで、これに第2表に示す配合
のコンクリートを流し込み3時間の前養生を行ってか
ら、コンクリートの表面をコテ仕上げして、次ぎに第2
図に示す条件で蒸気養生を行った。
養生の終了翌日に脱型したところ、樹脂層が一部剥離
したNo.1(接着剤使用せずにセメントを使用したもの)
を除いて、セメントクリンカーを使用したものは、いつ
れも樹脂層から型枠面からスムースに剥離して樹脂層で
ライニングされたコンクリート成形体が得られた。
次ぎ、このものの樹脂層とコンクリートとの接着強度
を測定した。材令は1日と14日とし、建研式引張試験機
を使用して行った。試験は、得られたコンクリート成形
品の表面のストリップペイントの被膜を取り除いた樹脂
ライニング層に、瞬間接着剤で付着させた4cm×4cmの鋼
製ディスク板を油圧で引張って求めた。
No.1のセメントを使用したものでは、材令1日の脱型
時では、一部剥離現象が見られ、材令が進んだ14日では
完全に樹脂層が剥離してしまった。クリンカーの場合で
も、No.5の0.15mm以下では材令の経過とともに引張り強
度が低下してしまうという欠点を有しているが、0.15mm
以上ではそのような傾向は比較的少なく、0.3mm以上で
は材令の経過により引張り強度が増加している。これら
のことから、接着剤の粒径としては、0.15mm以上で10mm
以下が好ましく、さらに好ましい範囲としては0.3mm以
上で5.0mm以下とする。
なお、コンクリート同士を打ち継ぎする場合に使用す
る接着剤の粒径についていえば、被接着部材がコンクリ
ートということもあって、その粒径は上限が25mmと大径
であっても差支えなく、また下限についていえば、樹脂
とコンクリートの場合は、あまり小さな粒径であると、
粒子表面を全部コーティングされたような状態になり、
接着剤が水和性を失ってしまうが、コンクリート同士の
場合にはこのようなことはないので下限値は限定されな
い。
以下に実施例をあげて、この発明をさらに説明する。
実施例1. 第3図に示す90cm×90cm×6cmの鋼製型枠の底辺Aの
表面を布できれいに拭きとってから、可剥性塗料のスト
リップペイント100部に対しシンナー60部を加えたもの
を、よく混合してエヤレススプレーで150g/m2の割合
で、2回に分けて塗布した。1回目と2回目の塗布間隔
は30分とした。これを1時間かけて乾燥させ造膜させて
から、型枠の底板A面の部分に、薄いプラスチックシー
トの上に大理石模様が印刷された転写紙の印刷面を上に
して、余白の部分を残して張り付けた。この上に、あら
かじめ45℃に加熱したエポキシ樹脂系接着剤ユニタック
5000を1,硬化剤0.5,酸化チタン0.1の割合でよく混合し
たものをエアレススプレーで8000g/m2の割合で塗布し
た。これを2時間放置して樹脂が半硬化状態となったと
きに、第1表のNo.9セメントクリンカーを温風低圧塗装
機のボリューメールで900g/m2の割合で吹付け、樹脂面
の略全面がセメントクリンカーで覆われるような状態に
した。この型枠は室内にそのまま放置し、翌日樹脂が硬
化してから第2表のコンクリートを打ち込んだ。これを
第2図に示す条件で蒸気養生を行って脱型した。このも
のの型枠の底面に当たっていた部分の可剥性被膜と、転
写紙の基板シートをコンクリート本体から剥離したとこ
ろ、大理石模様で周囲が白色のきれいな化粧コンクリー
ト得られた。このものの表面部分から15ケ所について、
前記の実験で行ったと同様な引っ張り試験機で付着強度
を調べたところ、いずれも20〜35kgf/cm2の値を示し、
しかも引っ張り取られた破断箇所は、コンクリートと樹
脂層の間ではなく、コンクリート本体の部分であった。
実施例2. 90cm×180cmの鋼製ベットの上に、可剥性塗料のスト
リップペイント100部とシンナー80部をよく撹拌したも
のを、エヤレススプレーで300g/m2の割合で塗布した。1
5分経過して造膜はしたが、未だこれがよく乾燥してい
ない状態のときに、大理石模様が印刷された転写シート
を、中間に気泡が入らないようにして延ばしながら可剥
性被膜の上に張り付けた。つづいて、この上にアクリル
−シリコン系のセラミトーン白色(藤倉化成社、商品
名)を100部、硬化剤5部、シンナー30部の割合でよく
混合したものをエヤレススプレーで300g/m2の割合で塗
布した。翌日、鋼製ベッドから転写シートの基材ベース
の部分をもって剥がしたところ、かなり軟質なシートが
得られた。ついで、転写紙の基材ベースと、アクリル−
シリコンの樹脂膜とを一部剥がしたとこを、スムースに
転写の基材ベースが剥離して、大理石模様のインキが反
転してアクリル−シリコン樹脂の表面に転写された軟質
の化粧シートが得られた。
次ぎに、この化粧シートのアクリル−シリコン面を上
にして、高さ120cm、幅90cm、厚さ15cmの鋼製縦打ち型
枠の側面に軽く固定した。そしてこれに実施例1で使用
したのと同様なユニタック5000を800g/m2の割合で吹付
けた。その90分後に第1表に示すNo.6のセメントクリン
カーを1500g/m2の割合で吹付けた。翌日、この型枠に実
施例1と同様にしてコンクリートを打ち込み、蒸気養生
をしてその翌日脱型した。ここに得られたものは、化粧
板とコンクリート面が強固に接着された美麗なコンクリ
ート製品であった。
実施例3. 第4図に示すうように上下方向に2分割された鋼製型
枠の下半分に、第4表に示す配合のコンクリートを打ち
込んだ。
5時間経過後のブリージング水がなくなりかけた時
に、表面を木ゴテで軽くならしたのち、第1表No.10の
配合のセメントクリンカーをコンクリート表面が隠れる
程度に散布したもの及び散布しないものの2種を各6個
つづ得た。これらを温度20℃、湿度90%の恒温室で養生
し、翌日型枠の上半分を組立てて前日と同じコンクリー
トを打ち込み、表面をならしてコンクリートの打ち継ぎ
を行った。これらについて28日材令で引張り試験を行っ
たところ、第5表の通りであった。
これによると、全体的にはセメントクリンカー粒を打
ち継ぎ面に散布したものが、約11kgf/cm2程度セメント
クリンカーを使用しないものの値を上回っていた。
実施例4. 第5図に示す縦打ちの鋼製型枠(幅60cm、厚さ15cm、
高さ120cm)の3組使用して、緑色のエポキシ樹脂で表
面がライニングされたコンクリートパネルを以下の条件
で成形した。
まず、鋼製型枠の面板AおよびBに対し塗装処理がで
きるように、ヒンジCを利用してフレームDよりはずし
て左右に解放した後、面板の表面を布できれいに拭き取
り、3組の型枠の面板のそれぞれに、ストリップペイン
ト100部に対しシンナー70部を混合したものを、150g/m2
の割合でエヤレススプレーを用いて、塗布間隔を30分と
し、2回に分けて塗布した。
塗布後1時間してから、これにあらかじめ主剤、硬化
剤を45℃に加熱したエポキシ樹脂系接着剤ユニタックを
主剤1:硬化剤0.5:顔料(緑)0.1の割合でよく混合した
ものを、750g/m2の割合でエヤレススプレーで塗布し
た。その後90分して、いまだ樹脂が硬化していないうち
に、第6表に示す水硬性材料No.1,2,3(粒度はいずれも
1.2〜0.6mm)を、温風低圧塗装機のボリュメールを用い
て1500g/m2の割合で吹付けた。
画板処理を終えた型枠を組立て、翌日第2表に示すコ
ンクリートを打ち込み、第2図に示す条件の蒸気養生を
経て翌々日に脱型したところ、いずれの種類のものも型
枠とストリップペイントの被膜の部分よりスムースに剥
離して脱型された。また、脱型後の外観検査ではいずれ
のものもコンクリートとエポキシ樹脂の境界面には剥離
した部分は見られず、緑色のエポキシ樹脂でライニング
された美麗なコンクリートパネルが得られた。
なお、材令14日と28日にコンクリートと樹脂層との接
着強さを、実験例で用いた建研式引張試験機を使用して
求めたところ第7表の通りであった。
実施例5. 90×180×1cmのメラミン化粧合板の上にFRP製造用ワ
ックスを塗り付けた後、FRP製造用剥離剤を塗布し、FRP
板製造用下地材とした。
そしてその上に、ポリエステル樹脂ユピカ5166(日本
ユピカ社製)をローラーで200g/m2の割合で塗布した。
樹脂が均一の厚さになるようにならした後、ガラス繊維
製ガラスマット(日本板ガラス社製,品番450−1040)
をその上に張り付けて脱泡および樹脂とガラス繊維のな
じみをよくするため、ローラ掛けを行った。この工程を
さらにもう一度繰り返し2層とした。次ぎに、上記工程
のうちガラスマットをロービングクロス(日本板ガラス
社製)に変えて、この上にさらに1層を積層して、最終
工程として再びガラスマットを使用して最終層を積層し
て、計4層構造の厚さ5mmのFRP板を成形した。
そして、最終工程の鉄ローラ掛けを行ってから30分経
過したのち、その上から第6表のNo.1の水硬性接着剤
(粒径1.2.6mm)を1.5g/m2の割合で均一になるように散
布した。5時間してから下地の化粧板とFRP板を引き剥
がすと、きれいに剥離して裏面に水硬性接着剤が接着さ
れたFRP板が得られた。
翌日、コンクリート打設用メタルフォームパネルを組
立て、その内面に粘着テープを使用して水硬性接着剤の
面がコンクリート側にくるようにFRP板を固定してか
ら、90×180×20cmの壁体型枠とし、第4表に示すコン
クリートを打設して養生し、7日目に型枠を脱型する
と、FRP板がコンクリートの表面に強固に接着されたコ
ンクリート壁体が得られた。
さらに翌日、実験例で示した建研式接着力試験機で、
FRP板とコンクリートとの接着力を10箇所について測定
したところ、最小21.6〜最大28.6kgf/cm2、平均値で25.
3kgf/cm2が得られ、強固に接着していることが裏付けれ
らた。
実施例6. 第6図に示すような30×100×20cm合板製型枠の内面
に、第8表に示す配合のモルタルとガラスファイバーの
セムフィル(旭ファイバーグラス社製)をガラス強化セ
メント(GRC)用スプレーガンにて、ファイバー量がモ
ルタル重量の5%になるように吹付けて、その上からフ
ァイバーとモルタルのなじみをよくするように、鉄ロー
ラーを回転させながら塗り付けた。さらに、この工程を
4回繰り返し、全体の厚みが10mmになるように、箱型の
コンクリート打設用型枠を2体作成した。
この型枠1体については、最後の層の吹付けを終えて
から30分後の、表面に水が浮かなくなった時期をとらえ
実施例1と同じ水硬性接着剤(粒径5.0〜3.0)を1.5kg/
m2の割合で散布し、金ごてでモルタル部分に押し付ける
ようにして水硬性接着剤がその粒径の半分程度が埋め込
まれるように仕上げた。その後6日間型枠のまま養生
し、7日目に合板型枠を脱型してORC製型枠兼用部材を
得た。
その後、第4表に示すコンクリートを打ち込み、表面
をこて仕上げして平滑にして、その状態で13日間養生し
てGRC化粧面を有するコンクリート製品を得た。
このコンクリート製品のGRCモルタル部分とコンクリ
ートとの境界面の接着試験を、建研式接着試験機(供試
体に接着されるディスク版の大きさは6×6cm)で製品
の底面について試験を行った。結果を第9表に示す。
これによっても明らかなように、GRC製型枠の内面に
水硬性接着剤を付着させたものは、水硬性接着剤を使用
しないものに比べはるかに強い接着力を示している。ま
た、前者はすべてコンクリート部分より破断していた
が、後者の水硬性接着剤を使用しないものは、ほとんど
コンクリートとGRC型枠の境界より破断していた。
実施例7. コンクリートの乾燥収縮試験用型枠(10×10×40cm)
3体の内面に、本出願人が先に提案した方法で可剥性被
膜を形成した後、エポキシ樹脂系接着剤ユニタック♯50
00を厚さ1mm程度になるようにエヤレススプレー装置に
て塗布し、60分経過した後第4表に示す配合のコンクリ
ートを打ち込んだ。3時間経過した後の、プリージンク
水の無くなった時期に金ごてで表面ならしを行った後
に、あらかじめ10×40cmの塩化ビニルシートの裏面に、
第1表のNo.8の水硬性接着剤(粒径2.5〜0.3mm)を1.5k
g/m2の割合で付着させたシートを、水硬性接着剤がコン
クリート面に接するように張り付け、その上から金ごて
で押し付けるようにならして平面状態とした。そしてそ
のまま温度20℃、湿度90%の恒温室で2日間養生し、3
日目に脱型しそのまま材令7日目まで同じ恒温室で養生
した。
また、この他に乾燥収縮試験用標準供試体3体を同じ
コンクリート3体で成形し、このものについては翌日脱
型し、その後は20℃の水中で材令7日になるまで養生し
た。
いづれの供試体も材令7日で基準長さを測定した後温
度20℃、湿度60%の恒温室で乾燥収縮を測定した。結果
を第10表に示す。
これによっても明らかなように、樹脂で全面被覆され
た供試体の乾燥収縮値は標準供試体のそれぞれ1/2以下
という極めて低い値が測定された。
実施例8. はじめに、実施例2に示した大理石模様がアクリル−
シリコン樹脂の表面に転写されたシートを得る工程にお
いて、アクリル−シリコン樹脂を塗布して1時間後に、
あらかじめ45℃に加熱したエポキシ樹脂接着剤「ユニタ
ック」♯5000」をエヤレススプレーにて700g/cm2の割合
で塗布し、さらに90分経過した後に、その上から第1表
に示すNo.6のセメントクリンカーを1500g/m2の割合で散
布し、樹脂が硬化した翌日に、シート製作台となってい
る鋼製ベッド上から剥離させて、表面に印刷シートを有
し、裏面にはエポキシ樹脂を介して水硬性接着剤が固着
されたシートを得た。
(被接着材料M) 次ぎに、あらかじめパネルの表面に水溶性可剥性塗料
ボンコート(大日本インキ社、商品名)を250g/cm2の割
合で塗布し、2時間放置して表面に可剥性被膜を形成さ
せたコンクリート型枠用塗布合板パネル(縦180×横90
=2枚、縦180×横30=2枚、縦30×横60=1枚)の表
面にこの被接着材料Mを粘着剤「スプレーのり」(住友
スリーM社製)を使用して軽く接着させた。そしてこの
パネルと、結束機具、補強材等を使用して、縦30×横60
×高さ180cmの箱型の型枠に組立ててから、カゴ型鉄筋
を内部に配置し、その中に第4表に示すコンクリートを
打ち込み、その後2時間してブリージング水が無くなっ
た時期に、コンクリートの表面をこてでならして平滑に
してから、縦30×横60の型枠内面に設置したものと同じ
被接着材料Mをその表面に張付け、さらにここで加圧し
ながらならして作業を終えた。
そして、2週間そのままの状態で養生したのち型枠を
脱型し、さらに表面の印刷シートの基板シートを剥がし
たところ、立方体の全面が大理石模様に印刷された樹脂
で被覆されたコンクリートが得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明に使用した型枠の斜視図、第2図は
養生条件を示した線図、第3図はこの発明の実施例で使
用した型枠の斜視図、第4図ないし第6図はこの発明に
なる実施例に使用される型枠の説明図である。

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンクリートまたはモルタル等用の接着剤
    であって、粒径が25mm以下である粒状の水硬性材料から
    なるコンクリート等用粒状接着剤。
  2. 【請求項2】コンクリートまたはモルタルと樹脂とを接
    着する接着剤であって、粒径が0.15〜10mmの範囲の粒状
    の水硬性材料からなるコンクリート等用粒状接着剤。
  3. 【請求項3】機能性材料の片面に樹脂層を設け、この樹
    脂層に請求項1または2のコンクリート等用の粒状接着
    剤を固着したことを特徴とする機能性材料を有する被接
    着材料。
  4. 【請求項4】機能性材料を片面に有する被接着材料を製
    造するにあたり、機能性材料の片面に設けた接着剤が未
    硬化の状態にあるとき、該材料の表面に請求項2の接着
    剤を圧着することを特徴とする機能性材料を有する被接
    着材料の製造方法。
  5. 【請求項5】型枠内面に、または型枠内面の一部または
    全面に機能性材料を仮付した内面にあらかじめ樹脂被膜
    を形成し、この中にコンクリートを打設して養生後脱型
    し、表面に樹脂被膜及び/または機能性材料を有するコ
    ンクリートを成形するに当たり、型枠内面または型枠内
    面に仮付された機能性材料に形成された樹脂被膜が硬化
    前の状態にあるとき、請求項2のコンクリート等用の粒
    状接着剤を樹脂被膜に吹付け、その後コンクリートを打
    設し硬化後脱型し、これら機能性材料及び/または樹脂
    被膜をコンクリートの表面に接着することを特徴とす樹
    脂被膜及び/または機能性材料とコンクリートとの接着
    方法。
  6. 【請求項6】型枠内面にあらかじめ請求項3の被接着材
    料及び/または請求項4により製造された被接着材料を
    設置し、その後コンクリートを打設して硬化後脱型し、
    これら機能性材料をコンクリート表面に接着することを
    特徴とする被接着材料とコンクリートとの接着方法。
  7. 【請求項7】新旧コンクリートの打ち継ぎ部の接続にあ
    たり、旧コンクリートの打設後でこれが硬化前の状態に
    あるとき、該コンクリートの打ち継ぎ部に請求項1また
    は2のコンクリート等用の粒状接着剤を吹付けまたは圧
    着し、その後ここに新コンクリートを打設することを特
    徴とする新旧コンクリートの接着方法。
  8. 【請求項8】請求項3の被接着材料及び/または請求項
    4で製造された被接着材料で形成されたことを特徴とす
    る型枠。
  9. 【請求項9】請求項3の機能性材料を少なくとも一面に
    有することを特徴とする低収縮性コンクリート。
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