JPH03151441A - コンクリート成形板の形成方法 - Google Patents

コンクリート成形板の形成方法

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JPH03151441A
JPH03151441A JP28798489A JP28798489A JPH03151441A JP H03151441 A JPH03151441 A JP H03151441A JP 28798489 A JP28798489 A JP 28798489A JP 28798489 A JP28798489 A JP 28798489A JP H03151441 A JPH03151441 A JP H03151441A
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JP
Japan
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formwork
surface layer
layer
concrete
slurry
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JP28798489A
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English (en)
Inventor
Katsuharu Matsuura
克治 松浦
Yujiro Sugaya
勇次郎 菅谷
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MATETSUKUSU KK
Matex Co Ltd
Original Assignee
MATETSUKUSU KK
Matex Co Ltd
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  • Producing Shaped Articles From Materials (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、コンクリート成形板、つまり工場において
型枠を用い形成されるコンクリート製品の形成方法に関
する。
〔従来の技術〕
従来より行われているコンクリート成形板の形成方法と
いうのは、コンクリートスラリを型枠内に流し込んで硬
化させるというものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、このような従来法には以下のような欠点がある
すなわち、例えば細かな凹凸模様などを与える製品の場
合には、型枠と成形品との離型性をよくするために、型
枠の表面に液状あるいは粉末状の離型剤を塗布するよう
にしているが、その都度離型剤の塗布を繰り返さなけれ
ばならず、その作業が大変であり、また離型剤の影響で
製品表面の品質低下を招くことがある。
また、コンクリートスラリを型枠内に流し込んだ際に、
コンクリートスラリと型枠の間に気泡が残留し、この気
泡により、型枠に密接する面つまり表面にピンホールや
ジャンカ−といわれる細かな穴が発生してしまう−0そ
こで、このピンホールやジャンカ−を埋める補修作業が
必要となる訳であるが、この補修作業は人手と手間が多
く掛かるものであるから、どうしても一貫作業ラインか
ら外れたバッチ的工程によって行わざるを得ない。
つまり、ピンホールやジャンカ−の補修作業及びこれに
よる工程の煩雑化という点で生産性が劣る。
そこで、この発明では、離型剤による処理をその都度行
う必要がなく、またピンホールやジャンカ−が発生しな
いようなコンクリート成形板の形成方法を提供しようと
するものである。
〔課題を解決するための手段〕
具体的には、先ず、型枠内にモルタルスラリまたはコン
クリートスラリを表面層として薄く形成し、次いで表面
層が適度に硬化した後、表面層の裏にコンクリートスラ
リで本体層を密着・形成するようにしてなり、型枠とし
て、水に対する接触角の大きな被膜層が表面に硬化・形
成された型枠を用いるようにしたコンクリート成形板の
形成方法を提供し、さらにこの方法を前提とし、モルタ
ルスラリまたはコンクリートスラリを型枠に対し吹き付
けて表面層を形成するようにしたコンクリート成形板の
形成方法を提供する。
〔作  用〕
この方法によると、型枠の表面に水に対する接触角の大
きな被膜層を硬化・形成するようにしているので、その
都度の離型剤による処理が不要となって作業性が向上し
、また離型剤の影響による製品表面の品質低下などを招
くこともない。
また、この方法によると、ピンホールやジャンカ−の発
生を防げその補修作業が無くて済むので、従来の方法に
比べ生産性を大きく向上させることができる。
ここで、ピンホールやジャンカ−の発生を防げるのは以
下の理由によるものと考えられる。すなわち、先ず表面
層を型枠に対し密接させて形成するが、この表面層が薄
いために気泡の抜けがよくなって型枠との間に気泡がほ
とんど残留しな(なり、その結果ピンホールやジャンカ
−の発生を見ないものと考えられる。
表面層と型枠との間に気泡を残留させないという点ては
、表面層用のモルタルスラリまたはコンクリートスラリ
を型枠に対し高圧で吹き付けるようにすればなお一層よ
く、この場合には完全といってよい程にピンホールやジ
ャンカ−の発生を防げる。
さらに、このような方法によって得られるコンクリート
成形板には、表面に立体模様を付ける場合に、この立体
模様をより鮮明に出せるという利点、及び表面塗装を施
す場合に、その塗装コストを低減できるという利点があ
る。
すなわち、従来法によるものであると、表面塗装を施す
について4〜5回も塗料の吹付けを繰り返さないとなら
ないのが通常で、このように塗料の吹付けを何回も繰り
返すことにより、立体模様のエツジ部分に自ずから丸み
が生じてしまって立体模様の鮮明性を欠くことになる。
これに対し、本発明による方法で得られるコンクリート
成形板の場合には、表面層を薄い層として前もって別に
形成するようにしているのでその緻密性を高めることも
強度やコストにとられれずに自由にできるし、またこの
ような表面層が塗装塗料と同色に着色され、さらには混
入された防水剤で防水処理されているので、表面塗装と
しては、より薄い塗膜を少ない吹付は回数で形成するだ
けで従来のものと同様な性能を得られる。したがって、
本発明による方法で得られるコンクリート成形板の場合
には、薄くて少ない吹付は回数の表面塗装で足りるので
、より鮮明な立体模様が得られ、また塗装コストを低減
できることになる。
〔実 施 例〕
以下、この発明の一実施例を図面に基づき説明する。
このコンクリート成形板1の形成方法は大まかに別けて
表面層2の形成と本体層3の形成という二つの工程から
なり、先ず型枠Mを構成する外型枠Moに表面層2を形
成し、次いで表面層2が適度に、つまり鉄筋Fを載せて
も傷が付かない程度に硬化した後、表面層2の裏にコン
クリートスラリを流し込んで本体層3を密着・形成して
コンクリート成形板1を形成するものである。
具体的には、外型枠Moのセット→表面層2の吹付け→
表面層2の硬化(1〜1.5時間)→内型枠Miのセッ
ト→配筋→本体層3の打込み→本体層3の硬化(24時
間)→脱型→製品→表面塗装ζ工場乃至現場)、という
形成手順で行う。
外型枠Moの表面、つまり表面層2と接触する側の面に
は、表面層2と外型枠Moとの離型性をよくするために
、水に対する接触角の大きな被膜層、つまりセメント硬
化物に対し離型性のよい被膜層を恒常的な層として硬化
・形成している。被膜層の材料としては、例えばフッソ
樹脂あるいはシリコーン樹脂を用いる。また、被膜層の
形成の際には、予め外型枠Moの表面に例えばエポキシ
系の樹脂でプライマー処理を施すようにするのが好まし
い。
このように離型性のよい被膜層を恒常的な層として硬化
・形成すれば、その都度の離型剤による処理が不要とな
って作業性が向上し、また離型剤の影響による製品表面
の品質低下なども有効に防止することができる。
表面層2は薄くてよく、例えはコンクリート成形板1の
厚みが150mmであると5〜10mm程度の厚み、つ
まり全体厚みの3〜6%程度の厚みのものが好ましい。
そして、緻密性を上げるためにも基本的にはモルタルで
形成するが、必要に応じてコンクリートを用いることも
できる。
表面層2の形成ついては、モルタルスラリを外型枠Mo
内に高圧で吹き付けるのが好ましい。これはモルタルス
ラリを外型枠Mo内に高圧で吹き付けることにより、外
型枠Moと表面層2の間に気泡を全(残留させず、表面
層2の表にピンホールやジャンカ−を発生させないよう
にするためである。もっとも、表面層2は薄いので、必
ずしも高圧での吹付けによらなくとも気泡の残留を相当
程度に防ぐことができるから、コテ塗りあるいは流込み
によってもよい。尚、モルタルスラリには必要に応じて
硬化促進剤を添加するようにしてもよい。
また、表面層2用のモルタルスラリには、必要に応じて
着色剤、さらには防水剤を混入させるようにする。
このように表面層2を着色剤や防水剤で処理しておくと
、表面層2が薄い層で前もって別に形成されるという点
から、その緻密性を高めることも強度やコストにとられ
れずに自由にできるということと相俟って、表面層2を
そのまま最終仕上げ面とすることで合成樹脂などによる
仕上げ用の表面塗装を省略できるし、また仕上げ用の表
面塗装を施すについても、この表面塗装層4を薄いもの
で済ますことができる。そして、表面塗装層4を省略で
き、あるいは薄いもので済ますことができるということ
は、これによる経済的メリットは勿論として、コンクリ
ート成形板lの表面、つまり表面層2に第2図に示すよ
うな立体模様(凹凸模様)を与える場合に、この立体模
様をより鮮明なものにできるという大きなメリットをも
たらす。
本体層3は前述のように表面層2の裏に鉄筋Fを組んだ
後にコンクリートスラリを打ち込んで形成されるコンク
リート層で、その配合は従来のものと同様である。
以下、実験結果について示す。
表面層の配合 セメント       100部 砂             150部着色顔料   
      5部 水             60部 表面層の実験データ 見掛は比重    1.6(g/cイ)、曲げ強度  
 115 (k g/ci)圧縮強度   437 (
k g/car)透水性      0.05(mn) 耐候性         異常なし く試験方法はいずれもJISによる。)表面層と本体層
との接着力 42、0 (k g/cnf) (建研式引張試験器にて測定。) 尚、以上の結果は、セメントとしてポルトランドセメン
ト又は白色セメント、また砂として7号珪砂又は川砂い
ずを用いた場合でも同様であった。
〔発明の効果〕
この発明に係るコンクリート成形板の形成方谷及びコン
クリート成形板は、以上説明してきた友きものなので、
以下の如き効果を有する。
(a)、型枠の表面に水に対する接触角の大きな被芯膚
を硬化・形成するようにしているので、その者度の離型
剤に、よる処理が不要となって作業性が向上し、また離
型剤の影響による製品表面の品質但下などを招くことも
ない。
(b)、薄い表面層を先ず形成するようにしているので
、表面層と型枠の間に気泡の残留がなくピンポールやジ
ャンカ−の発生を防げる。その結果、その補修作業が無
くて済むので従来の方法に比べ生産性を大きく向上させ
ることができる。こことは表面層用のモルタルスラリま
たはコンクリートスラリを型枠に対し高圧で吹き付ける
ようにすればなお一層有効なものにできる。
(C)1表面層を薄い層として前もって別に形成するよ
うにしているので、その緻密性を高めることも強度やコ
ストにとられれずに自由にできるし、またこのような表
面層が塗装塗料と同色に着色されさらには混入された防
水剤で防水処理されているので、表面塗装としては、よ
り薄い塗膜を少ない吹付は回数で形成するだけで従来の
ものと同様な性能を得られる。したがって、薄くて少な
い吹付は回数の表面塗装で足りるので、より鮮明な立体
模様が得られ、また塗装コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明に係るコンクリート成形板の形成状
態を示す概略断面図、そして 第2図は、この発明に係るコンクリート成形板の概略断
面図である。 1”−・”−・−コンクリート成形板 2・−・・・−・・表面層 3−・・−・・本体層 M−・・・−・・・型枠

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、先ず、型枠内にモルタルスラリまたはコンクリ
    ートスラリを表面層として薄く形成し、 次いで、表面層が適度に硬化した後、表面層の裏にコン
    クリートスラリで本体層を密着・形成するようにしてな
    り、 型枠として、水に対する接触角の大きな被膜層が表面に
    硬化・形成された型枠を用いるようにしたコンクリート
    成形板の形成方法。
  2. (2)、モルタルスラリまたはコンクリートスラリを型
    枠に対し吹き付けて表面層を形成することを特徴とする
    請求項(1)記載のコンクリート成形板の形成方法。
JP28798489A 1989-11-07 1989-11-07 コンクリート成形板の形成方法 Pending JPH03151441A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003291124A (ja) * 2002-04-01 2003-10-14 Milcon:Kk コンクリートブロックの製造方法
JP2016160715A (ja) * 2015-03-04 2016-09-05 清水建設株式会社 コンクリート成形用型枠およびその製造方法ならびに表面に段差を有するコンクリートの製造方法
CN106930465A (zh) * 2015-12-31 2017-07-07 秦永超 一种复合墙板一次成型的制备方法及其制得的产品

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