JPH02292002A - コンクリート体の塗装方法 - Google Patents

コンクリート体の塗装方法

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JPH02292002A
JPH02292002A JP11260789A JP11260789A JPH02292002A JP H02292002 A JPH02292002 A JP H02292002A JP 11260789 A JP11260789 A JP 11260789A JP 11260789 A JP11260789 A JP 11260789A JP H02292002 A JPH02292002 A JP H02292002A
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JP
Japan
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concrete
molding surface
coating film
coating material
coating
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JP11260789A
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English (en)
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Takao Uchida
孝夫 内田
Nobunao Murakami
信直 村上
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Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、プレキャストコンクIJ−}版テ代表される
コンクリート製品や、コンクリート壁、コンクリート柱
で代表されるコンクリート構造体等の各種コンクリート
体の表面を塗装する方法に関する。詳しくは、塗材を剥
離するための剥離性を備えた型枠の成形面に透湿性を有
する塗膜を成形する塗膜形成工程と、その塗膜の表面に
コンクリートを打設する打設工程と、養生後に塗膜を成
形面から剥離させる状態で脱型する脱型工程とから成る
コンクリート体の塗装方法に関する。
〔従来の技術〕
上記の塗装方法によれば、コンクリート体の作成と同時
にそのコンクリート体に対する塗装を完了できるため、
対象とするコンクリート体がプレキャストコンクリート
版等のコンクリート製品であれば、製作後、塗装を待つ
ためにコンクリート製品を置いておくストックヤードが
不要となり、また、コンクリート構造体であれば、塗装
のための高所作業が不要になるといった利点がある。し
かも、塗膜として透湿性を有するものを形成するため、
塗膜の表面にコンクリートを打設しながらも、コンクリ
ート中の水分を水蒸気として塗膜を通して排出できるた
め、コンクリートの養生期間の短縮化を図れることはも
ちろん、塗膜とコンクリートとの間に水蒸気が留って塗
膜がふくれたり、変色、変質するといった塗装不良を防
止できる利点もある。特に、コンクリート壁やコンクリ
ート柱を作製する場合の型枠として使用され、その型枠
としての使用後、コンクリート壁やコンクリート柱の外
装材としてそれらと一体の状態に残置されるプレキャス
トコンクリート版の場合は、コンクリート壁やコンクリ
ート柱を作製するためのコンクリート打設後、その打設
コンクリート中の水分が水蒸気としてプレキャストコン
クリート版を透過してくるものの、その透過水蒸気にな
る前述の塗装不良も防止できるのである。
そして、そのような利点を備えた塗装方法として、従来
では、セメント系、つまり、無機系の塗材を成形面に塗
布することで前記の塗膜成形工程を実行する方法が知ら
れている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、前記従来の塗装方法によるときは、塗材とし
て無機系のもの・左用いるため、次のような不都合があ
った。
つまり、無機系塗材では顔料や増量材等の材料の種類が
少ないため、色相や色彩、表面の光沢等に対する選択性
が低いことはもちろん、塗膜を乾燥させる際の乾燥時間
のコントロール幅が狭い。その結果、塗膜形成工程にお
いて成形面への塗材の塗布に時間がかかると、塗膜のう
ち最初に塗材を塗布した部分と最後に塗布した部分とと
て乾燥度合に差ができる。そして、塗膜の各部の乾燥度
合が異なると、塗膜各部のコンクリートへの付着にバラ
ッキが生じて、コンクリートからの剥離やコンクリート
面からの浮上りが発生し易い部分が塗膜にできるといっ
た塗装不良を招来するため、従来方法によれば、塗膜全
体の乾燥度合が均等となるように、成形面の全体に塗材
を短時間に塗布する必要があり、特に成形面が大なる場
合不適であった。
本発明の目的は、上記従来方法の不都合を解消する点に
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によるコンクIJ − ト体の塗装方法の特徴の
1つは、前記塗膜成形工程を、透湿性を有する有機系塗
材を成形面に塗布することで実行する点にある。
また、本発明によるコンクリート体の塗装方法の特徴の
他の1つは、前記塗膜形成工程を、有機系塗材を成形面
に塗布して塗材層を形成する第1工程と、その塗材層の
表面に透湿性を有する有機系塗材を塗布して透湿層を成
形する第2工程とから構成してある点にある。
〔作 用〕
前者の本発明方法によれば、塗材として、顔料や増量材
等の材料の種類が豊富で乾燥時間を比較的自由にコント
ロールできる有機系塗材を用いて塗膜を形成するため、
成形面の大きさや塗材の塗布形態等の塗布条件に基づい
て塗材の乾燥時間を調節することにより、塗布条件の如
何にかかわらず、時間的に十分な余裕をもって、成形面
の全体に乾燥度合のバラッキが許容範囲内の塗膜を形成
することができる。もちろん、有機系塗材を用いるため
、色相や色彩、光沢等の選択幅も広い。
他方、後者の本発明方法によれば、いずれも有機系塗材
から成る塗材層と透湿層の2層構造に塗膜を形成するた
め、前者本発明方法と同様に、時間的に余裕を十分に持
って乾燥度合のバラツキが許容範囲内の塗膜を形成する
ことができることはもちろん、塗材層を形成するための
塗材として、透湿性を持たないものを使用でき、より、
塗材の選択範囲を拡げることができる。
しかも、有機系塗材を用いるため、コンクリート体にク
ラックが発生することに伴ってそのコンクリート体から
伝達される応力を緩和するための弾性を備えたもの、つ
まり、耐クラック性に勝れたものとできる。
〔発明の効果〕
以上、本発明によれば、透湿性を備えた塗膜をコンクリ
ート体に作業性良く、かつ、塗装不良を招来することな
く形成でき、しかも、塗材の選択性が広《て意に沿った
塗装を実現できるコンクリート体の塗装方法を提供でき
るようになった。特に型枠として、成形面構成部材とそ
れを支持する型枠本体とから成るものを使用すると、レ
リーフ等の凹凸模様を形成する場合、各種の凹凸模様を
形成した成形面構成部材を用意しておくことにより、型
枠本体に装着する成形面構成部材を選択するだけで各種
の凹凸模様を備えたコンクリート体を容易に作製できる
〔実施例〕
次に本発明の実施例を示す。
実施例1. プレキャストコンクリート版(A) を対象とする塗装
方法であって、第1図に示すように、前記プレキャスト
コンクリート版(A)を作製するための型枠(1)とし
て、塗装を剥離するための剥離性を有する成形面(1a
)を備えたものを先ず用意する。その型枠(1)の具体
構造の一例を示すと、シート状の成形面構成部材(A)
 と、それを支持する型枠本体(IB)とから構成する
。前記成形面構成部材(IA)の成形面(1a)に剥離
性を持たせる手段は、成形面構成部材(IA)の表面に
シリコーン等の剥離層(IC)を形成する手段である。
次いで、塗膜形成工程、打設工程、脱型工程をその記載
順に実行する。
前記塗膜形成工程は、第2図に示すように、前記型枠(
1)の成形面(1a)に透湿性を有する有機系塗材を塗
布して、透湿性を有する塗膜(2)を成形面(1a)に
形成する工程である。
前記打設工程は、第3図に示すように、前記塗膜(2)
の表面に、プレキャストコンクリート版(八)用のコン
クリートを打設する工程である。
もちろん、プレキャストコンクリート版(^)が鉄筋等
の補強入りの場合は、その補強を入れた後に行う。
前記説型工程は、第4図に示すように、前記打設工程を
行った養生後に塗膜輯)を成形面(1a)から剥離させ
てプレキャストコンクリート版(A) に付着させる状
態で脱型する工程である。
つまり、プレキャストコンクリート版(A) を塗膜(
2)付のものとして作製するものである。
そして、成形面構成部材(IA)として、成形面(1a
)にレリーフが形成されたものを用いることにより、レ
リーフ状の塗装面を形成することができ、また、成形面
(1a)に形成のレリーフが異なる複数種の成形面構成
部材(IA)を用意し、選択して型枠本体(1B)に装
着することにより、各種レリーフ状の塗装面を備えた複
数種のプレキャストコンクリート版(A)を任意に作製
できるのである。
前記塗膜(2)のプレキャストコンクリート版(八)へ
の付着は、シランカップリング反応、タック、土砂等骨
材と塗材との係合、コンクIJ一トの膨潤等の1つ又は
複合で行われる。
実施例2. 上記実施例1において、第5図に示すような塗膜ク2)
、つまり、コンクリート体(2)の表面に形成した有機
系塗材製の透湿性を有する透湿層(2A)とその表面に
形成した有機系の塗材層(2B)とから成る塗膜(2)
を形成するように、塗膜形成工程を、有機系塗材を成形
面(1a)に塗布して塗材層(2B)を形成する第1工
程と、その塗材層(2B)の表面に透湿性を有する有機
系塗材を塗布して透湿層(2A)を形成する第2工程と
から構成する。この場合、塗材層(2B)用の有機系塗
材として、透湿性を有するもの、有しないもののいずれ
も用いることができ、塗材の選択幅が広くなる。
前記実施例1における塗膜形成用の有機系塗材および実
施例2における透湿層形成用の有機系塗材としては、シ
リコンアクリル、アクリル、変成アクリル、変成シリコ
ン、変成フッ素、塩化ビニル、アクリルゴム、シリコン
ポリエステル、ポリウレタン、アクリルウレタン等の樹
脂を含むものを挙げることができる。
因みに、実施例2における透湿層形成用の有機系塗材の
具体例を挙げると、樹脂としてSBR系エマルジョンを
、セメントとして普通ボルトランドセメントを、骨材と
して硅砂6、7、8号を夫々用い、重量比でそれら王者
を、樹脂1,セメント2,骨材60割合で配合したもの
がある。その具体例の有機系塗材からなる透湿層(2A
)に対して通気距離と通気量との関係を調べるテストを
行った。その結果を第6図に示す。
なお、テストは、厚さ2mmの透湿層(2八)を対象と
して行い、通気させる気体として窒素ガスを用い、夫々
、0.2kg/Crl、0. 3kg/c++f,  
0. 5kg/ cnrのガス圧力で透湿層(2A)に
供給することで行った。
〔別実施例〕
以下、本発明の別実施例を示す。
(1)上記実施例1では一層構造の塗膜(2)を、また
、前記実施例2では一層構造の透湿層〈2A)および塗
材層(2B)を示したが、それらは各々、2層構造、3
層構造、多層構造であっても良い。
(2)上記実施例では、プレキャストコンクIJ +ト
版、つまり、コンクリート製品に適用したが、本発明は
、コンクリート柱、コンクリート壁等のコンクリート構
造体にも適用できる。
(3)塗膜形成工程で用いる型枠(1)は、型枠本体(
IB)に直接に成形面(1a)を形成したものであって
もよい。
(4)尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利に
する為に符号を記すが、該記人により本発明は添付図面
の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本発明の実施例に右ける作業工程を
示す断面図であり、第5図は本発明の別実施例を示すコ
ンクリート体の断面図であり、第6図は透湿層の通気テ
スト結果を示すグラフである。 (1)・・・・・・型枠、(1a)・・・・・・成形面
、(2)・・・・・・塗膜、(2A)・・・・・・透湿
層、(2B)・・・・・・塗材層、(IA)・・・・・
・成形面構成部材、(IB)・・・・・・型枠本体。 第1図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、塗材を剥離するための剥離性を備えた型枠(1)の
    成形面(1a)に透湿性を有する塗膜(2)を成形する
    塗膜形成工程と、その塗膜(2)の表面にコンクリート
    を打設する打設工程と、養生後に塗膜(2)を成形面(
    1a)から剥離させる状態で脱型する脱型工程とから成
    るコンクリート体の塗装方法であって、前記塗膜形成工
    程を、透湿性を有する有機系塗材を成形面(1a)の塗
    布することで実行するコンクリート体の塗装方法。 2、塗材を剥離するための剥離性を備えた型枠(1)の
    成形面(1a)に透湿性を有する塗膜(2)を成形する
    塗膜形成工程と、その塗膜(2)の表面にコンクリート
    を打設する打設工程と、養生後に塗膜(2)を成形面(
    1a)から剥離させる状態で脱型する脱型工程とから成
    るコンクリート体の塗装方法であって、前記塗膜形成工
    程を、有機系塗材を成形面(1a)に塗布して塗材層(
    2B)を形成する第1工程と、その塗材層(2B)の表
    面に透湿性を有する有機系塗材を塗布して透湿層(2A
    )を形成する第2工程とから構成してあるコンクリート
    体の塗装方法。 3、前記塗膜形成工程において、型枠(1)として、成
    形面構成部材(A)とそれを支持する型枠本体(1B)
    とから成るものを使用する請求項1又は2記載のコンク
    リート体の塗装方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001164665A (ja) * 1999-12-09 2001-06-19 Shizuoka Rekisei Kogyo Kk コンクリート面の防水施工方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS625925B2 (ja) * 1978-03-10 1987-02-07 Asahi Chemical Ind
JPS6418603A (en) * 1987-07-14 1989-01-23 Central Eng Co Ltd Forming method for concrete structure

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