JPH0685777A - 多重フレーム化信号の位相整合回路 - Google Patents

多重フレーム化信号の位相整合回路

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JPH0685777A
JPH0685777A JP4260673A JP26067392A JPH0685777A JP H0685777 A JPH0685777 A JP H0685777A JP 4260673 A JP4260673 A JP 4260673A JP 26067392 A JP26067392 A JP 26067392A JP H0685777 A JPH0685777 A JP H0685777A
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JP
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frame
signal
framed
read
circuit
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JP4260673A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Nakamoto
勝彦 中本
Kensaburo Nanba
謙三郎 難波
Kazunori Hanaeda
和典 花枝
Toru Watanabe
徹 渡辺
Satoshi Takeda
聡 竹田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】複数のフレーム化信号の間に数多重フレーム分
の位相ずれがあっても、各先頭位相を同じ読出しフレー
ムに整合して読み出す。 【構成】多重フレーム単位に先頭からシーケンシャルに
書き込む、並列配置ダブルバッファ形のメモリスイッチ
1011 〜101n と、これらのダブルバッファ切替用
タイミングを各メモリスイッチで1多重フレーム分ずつ
遅延して発生する切替タイミング発生回路102と、多
重フレーム化信号入力中の各フレーム化信号のフレーム
ビットを検出するフレームパターン識別回路103と、
検出された各フレーム化信号のフレームビットの位置デ
ータに基づいてシステム内基準位相によって各フレーム
化信号のフレームビットとデータ列の読出しアドレスを
発生してメモリスイッチに供給するアドレス発生回路1
04と、先頭位相が整合されるようにメモリスイッチか
ら読み出されるデータ列を選択する選択制御回路105
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のフレーム化信号
を多重フレーム化した入力信号について、各フレーム化
信号の位相のずれを吸収してそれらの先頭位相を整合す
る多重フレーム化信号の位相整合回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】複数のフレーム化信号を多重フレーム化
した入力信号をシステムに入力して信号処理する場合、
一般にはその入力信号をシステム内の基準位相に乗せ換
える処理を行う。
【0003】図7にはこの多重フレーム化された入力信
号SIN(以下、多重フレーム化信号と呼ぶ)の一例が示
される。図示のように、多重フレーム化信号SINは、1
つの多重フレームがm個のフレーム#1〜#mからな
り、各フレーム#1〜#mはそれぞれ4つのタイムスロ
ットTS1〜TS4からなる。そして各フレーム#1〜
#mの1番目のタイムスロットTS1に挿入されている
信号列を第1のフレーム化信号、2番目のタイムスロッ
トTS2に挿入されている信号列を第2のフレーム化信
号、・・・4番目のタイムスロットTS4に挿入されて
いる信号列を第4のフレーム化信号とする。すなわち、
この多重フレーム化信号SINは4つの別々のフレーム化
信号を多重フレーム化したものである。
【0004】このフレーム化信号は信号列の先頭部分に
フレーム同期ビット(フレームビットF)を有してお
り、例えば図7の例では、第1のフレーム化信号のフレ
ームビットはF1、第2のフレーム化信号のフレームビ
ットはF2、・・・第4のフレーム化信号のフレームビ
ットはF4となっており、フレーム化信号中の黒丸部分
が信号列の先頭となる。
【0005】各フレーム化信号のフレームビットが挿入
されているフレームは必ずしも同じ多重フレーム内とは
限らず、例えば図7では、第1のフレーム化信号のフレ
ームビットF1は多重フレーム#1に存在するが、第
2、第4のフレーム化信号のフレームビットF2、F4
は多重フレーム#2に存在している。
【0006】図8にはかかる多重フレーム化信号入力S
INを、多重化されたままの状態で、システム内の基準フ
レーム位相に乗り換えて多重フレーム化信号出力OUT
して出力するための従来例回路が示される。図8におい
て、21はA面とB面の2面構成のバッファメモリ(R
AM)からなるダブルバッファ形メモリスイッチであ
り、各面はそれぞれ1多重フレーム分のメモリ容量を持
つ。このダブルバッファ形メモリスイッチ21は、一方
の面のバッファメモリに書込みを行っているときには、
他方の面のバッファメモリから読出しを行うことができ
るように構成したものである。
【0007】1’はフレームパターン識別回路であり、
このフレームパターン識別回路1’は多重フレーム化信
号入力SIN中の各フレーム化信号のフレームビットF1
〜F4をそれぞれ識別して多重フレーム内におけるその
フレームビットの位置データをフレームパターン識別信
号Iとして出力する。
【0008】3”は書込みフレーム先頭信号Pや読出し
アドレスなどの生成等、読出し/書込みの制御を行うR
/W制御回路であり、内部にシステム内基準カウンタを
持ち、システム内での基準フレーム位相を生成する。こ
こで、書込みフレーム先頭信号Pは多重フレーム化信号
入力SINを多重フレームの先頭位置から1多重フレーム
分ずつメモリスイッチ21にその先頭番地から書き込む
ためのタイミングを定める信号である。
【0009】この従来例回路の動作を図9のタイムチャ
ートを参照しつつ以下に説明する。フレームパターン識
別回路1’は、入力された多重フレーム化信号入力SIN
中にフレーム化信号のフレームビットを検出すると、フ
レームパターン識別信号Iを出力する。この図9の例で
は、第1のフレーム化信号のフレームビットF1が多重
フレーム#1において、また第2のフレーム化信号のフ
レームビットF2が多重フレーム#2においてそれぞれ
検出されており、フレームパターン識別信号Iとして
は、フレームビットF1は多重フレーム中の1番目のタ
イムスロットにあるので「0」、フレームビットF2は
多重フレーム中の6番目のタイムスロットにあるので
「5」がそれぞれ出力される。
【0010】入力された多重フレーム化信号入力SIN
R/W制御回路3”で生成された書込みフレーム先頭パ
ルスPによって、多重フレームの先頭位置から順次にメ
モリスイッチ21の一面に書き込まれる。そして1つの
多重フレームの書込みが終了したら、次の書込みフレー
ム先頭パルスPのタイミングで、続いて入力される多重
フレームをメモリスイッチ21のもう一方の面に書き込
むという操作を交互に繰り返し、書込みを行っていない
面からは読出しが行われて、その読み出したデータは多
重フレーム化信号出力SOUT としてシステム内に出力さ
れる。
【0011】この多重フレーム化信号出力SOUT の読出
しを行うにあたって、制御回路3”は、各フレーム化信
号の先頭位置(フレームビットの位置)が、読出しフレ
ーム中の1番目のフレーム#1の当該フレーム化信号に
対応するタイムスロット位置にくるように読出しアドレ
スの発生を行っている。すなわち、図9の例では、第1
のフレーム化信号のフレームビットF1は読出しフレー
ム#1の1番目のフレーム#1のタイムスロットTS1
にくるように、また第2のフレーム化信号のフレームビ
ットF2は読出しフレーム#2の1番目のフレーム#1
のタイムスロットTS2にくるように読出しが行われて
いる。
【0012】このアドレス制御を行うために、前述のフ
レームパターン識別信号Iが用いられている。つまり、
例えば、フレームビットF1のときには初期先頭アドレ
ス“0”に「0」を加算したものを読出しアドレスの先
頭値に用い、フレームビットF2のときには初期アドレ
スに「5」を加算したものを読出しアドレスの先頭値に
用いることによって、それぞれのフレーム化信号の先頭
(フレームビット)を読出しフレーム中の第1番目のフ
レーム位置に持ってくることができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述のような回路を用
いることにより、多重フレーム化信号中の各々のフレー
ム化信号は、システム内基準読出しフレーム内の第1フ
レームにそれぞれの先頭位置がくるようにして、読出し
フレームの位相に乗り換えることができる。ただし、各
フレーム化信号の先頭がくる読出しフレームの番号は各
フレーム化信号によって異なるものになる可能性があ
る。つまり図9の例では、第1のフレーム化信号のフレ
ームビットF1は読出しフレーム#1にあり、第2のフ
レーム化信号のフレームビットF2は読出しフレーム#
2にある。このように読出しフレームの番号が異なるの
は、もちろん入力信号SIN中のフレームビットF1とF
2との間に時間のずれがあるからである。
【0014】ところで、これら各々のフレーム化信号が
システム内においてそれぞれ独立に処理される信号であ
るならば、上述のような処理でも何ら問題はない。一
方、例えば多重フレーム化信号中の二つのフレーム化信
号の和により情報が生成されるような場合、その処理を
行うためには、各フレーム化信号の順序性が保たれなけ
ればないない。つまり、例えば図10に示されるよう
に、同一の読出しフレームにその二つのフレーム化信号
の先頭F1、F2を読み出すようにする必要がある。
【0015】ところが、従来の回路は、メモリスイッチ
の各面のバッファメモリの容量は1多重フレーム分であ
るため、読み出される二つのフレーム化信号の各々の先
頭が、それらの間の時間差により、多重フレーム化信号
入力SIN中の異なる多重フレームにあるようなときに
は、同一の読出しフレーム中にそれらのフレーム化信号
の先頭位相を揃えること、すなわち多重フレーム化信号
の位相整合を行うことができなかった。
【0016】本発明はかかる問題点に鑑みてなれたもの
であり、その目的とすることろは、多重フレーム化信号
を構成する複数のフレーム化信号の間に数多重フレーム
分の位相ずれがあった場合でも、それらのフレーム化信
号の先頭位相を同じ読出しフレームに整合して読み出す
ことができるようにすることにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】図1は本発明に係る原理
説明図である。本発明のよる多重フレーム化信号の位相
整合回路は、複数のフレーム化信号で構成される多重フ
レーム化信号が入力され、それらのフレーム化信号の先
頭位相を整合して多重化されたままの状態で出力する多
重フレーム化信号の位相整合回路であって、多重フレー
ム化信号入力を多重フレーム単位にその先頭からシーケ
ンシャルにそれぞれ書き込む、多重フレーム化信号入力
に対して並列配置された複数のダブルバッファ形のメモ
リスイッチ1011 〜101n と、これら複数のメモリ
スイッチ1011 〜101n のダブルバッファを切り替
えるタイミングをそれぞれのメモリスイッチで1多重フ
レーム分ずつ遅延するようにして発生する切替えタイミ
ング発生回路102と、多重フレーム化信号入力中の各
フレーム化信号のフレームビットを検出するフレームパ
ターン識別回路103と、フレームパターン識別回路1
03で検出された各フレーム化信号のフレームビットの
位置データに基づいてシステム内基準位相によって各フ
レーム化信号のフレームビットおよびそれに続くデータ
列の読出しアドレスを発生を発生してメモリスイッチ1
011 〜101n に供給するアドレス発生回路104
と、フレーム化信号の先頭位相が整合されるように並列
配置のメモリスイッチから読み出されるデータ列を選択
して出力する選択制御を行う選択制御回路105とを備
えたものである。
【0018】上記のフレームパターン識別回路は、フレ
ーム化信号のフレームビットに同期するフレーム同期化
回路と、その同期タイミングとメモリスイッチの書込み
フレーム先頭パルスのタイミングとを比較する比較器と
を含み構成することができる。
【0019】また上記のアドレス発生回路は、各フレー
ム化信号のフレームビットの位置データに基づいて各フ
レーム化信号の読出しアドレスの先頭値を生成し格納す
るアドレスレジスタと、このアドレスレジスタの各フレ
ーム化信号の先頭アドレス値に読出し用のオフセットを
逐次に累算しつつそれらを各フレーム化信号の読出しア
ドレスとする加算器とを含み構成することができる。
【0020】また上記の選択制御回路は、複数のメモリ
スイッチから並列に読み出されているそれぞれ異なる多
重フレームについての出力データ列のうちから、各フレ
ーム化信号のフレームビットが同じ読出しフレームで読
み出されるようにメモリスイッチの選択の順序を決定し
てその順序で各フレームビットに続くデータ列を逐次に
選択出力していくように構成することができる。
【0021】
【作用】多重フレーム化信号が入力されると、これをメ
モリスイッチ1011 〜101n に入力してそれぞれに
多重フレーム単位でデータを書き込む。一方、切替えタ
イミング発生回路102により、これら複数のメモリス
イッチ1011 〜101n のダブルバッファを切り替え
るタイミングを、それぞれのメモリスイッチで1多重フ
レーム分ずつ遅延するようにする。これによりメモリス
イッチ1011 〜101n からはその時点前に入力され
たn個の多重フレームがいずれかのメモリスイッチから
か読み出されている状態となる。よって選択制御回路1
05はフレーム化信号の先頭位相が整合されるように並
列配置のメモリスイッチの読出しデータ列を選択してそ
れらを多重フレーム化信号出力として出力する。この際
の各メモリスイッチ1011 〜101n の読出しアドレ
スは、アドレス発生回路104により、フレームパター
ン識別回路103で検出された各フレーム化信号のフレ
ームビットの位置データに基づいてシステム内基準位相
によって各フレーム化信号のフレームビットおよびそれ
に続くデータ列の読出しアドレスを発生する。
【0022】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図2には本発明の一実施例としての多重フレーム
化信号の位相整合回路が示される。また図3と図4には
この実施例回路の各部信号のタイムチャートが示され
る。この実施例回路に入力される多重フレーム化信号
は、前述の図7に示したと同様に、4つのフレーム化信
号を多重フレーム化したものとする。
【0023】図において、21〜24は多重フレーム化
信号入力SINに対して並列配置された4個のダブルバッ
ファ形メモリスイッチであり、それぞれ多重フレーム化
信号入力SINを多重フレーム単位でその多重フレームの
先頭からシーケンシャルに書き込むことができる。これ
らのメモリスイッチ21〜34は、前述のように、それ
ぞれが1多重フレーム分の容量を持つA面とB面の2面
構成となっており、その読出し/書込み面の切替えはR
/W制御回路3からの面切替え信号によって制御され
る。
【0024】フレームパターン識別回路1は、多重フレ
ーム化信号入力SIN中の各フレーム化信号の先頭にある
フレームビットF1〜F4をそれぞれ検出し、それらの
フレームビットF1〜F4の多重フレーム中における位
置データをフレームパターン識別信号IとしてR/W制
御回路3に出力する。このフレームパターン識別回路1
は4個のフレーム同期化回路11と4個の比較器12と
で構成され、フレーム同期化回路11でフレームビット
を検出したタイミングと、R/W制御回路3からの書込
みフレーム先頭パルスPの発生タイミングとを比較器1
2で比較することで、多重フレーム中におけるフレーム
ビットF1〜F4の位置データを生成し、これをフレー
ムパターン識別信号Iとするものである。
【0025】R/W制御回路3は読出し/書込みの制御
を行う回路であり、書込みフレーム先頭パルスP、読出
しアドレスA1〜A4、面切替え信号CS1〜CS4、
選択信号SEL等を生成する。このR/W制御回路3
は、フレームカウンタ31、アドレスレジスタ32、加
算器33、スイッチメモリ番号レジスタ34等を含み構
成される。
【0026】ここで、書込みフレーム先頭パルスPは多
重フレームのメモリスイッチ21〜24への書込みタイ
ミングを決めるための信号、読出しアドレスA1〜A4
はそれぞれメモリスイッチ21〜24の読出しアドレ
ス、面切替え信号CS1〜CS4はそれぞれメモリスイ
ッチ21〜24の面切替え信号、選択信号SELはセレ
クタ4の入力信号の選択を制御する信号である。
【0027】フレームカウンタ31はシステム内の基準
クロックに同期してカウントを行って、システム内での
基準フレーム位相となる書込みフレーム先頭パルスP、
加算器33に供給するオフセット信号、面切替え信号C
S1〜CS4等を発生する。メモリスイッチ21〜24
に供給される面切替え信号CS1〜CS4は、“0”の
ときにA面書込み/B面読出し、“1”のときにB面書
込み/A面読出しとなるもので、図3と図4に示される
ように、面切替え信号CS2はCS1に対して、面切替
え信号CS3はCS2に対して、面切替え信号CS4は
CS3に対してそれぞれ1多重フレーム分遅延して同じ
モードに切り替えられる。オフセット信号は多重フレー
ム化信号入力SIN中のフレーム化信号を各フレームの対
応タイムスロット毎に読み出せるように読出しアドレス
にオフセットを与えるための信号で、多重フレーム中の
1フレームを構成するタイムスロットの数、この例では
「4」がオフセットとなる。
【0028】アドレスレジスタ32はフレームパターン
識別回路1からのフレームパターン識別信号Iに基づい
て、各フレーム化信号別に、そのフレーム化信号の読出
しアドレスの先頭アドレス(初期先頭値“0”にフレー
ムビットFの位置データを加算したもの)を格納する。
加算器33はアドレスレジスタ32からの各フレーム化
信号の先頭アドレスにそれぞれオフセットを累算的に加
算していきつつそれらを読出しアドレスA1〜A4とし
てそれぞれメモリスイッチ21〜24に送出する。
【0029】メモリスイッチ番号レジスタ4は、フレー
ムパターン識別信号Iによる各フレーム化信号のフレー
ムビットの検出タイミングに基づいて、各フレーム化信
号の後先の順序(すなわちその先頭が何多重フレーム互
いにずれているか)を記憶し、それに基づいてメモリス
イッチ21〜24を選択する順序を決める選択信号SE
Lを生成してセレクタ4に出力する。
【0030】セレクタ4はスイッチメモリ21〜24の
出力データを順次に選択して多重フレーム化信号出力
OUT として出力する回路であり、R/W制御回路3から
の選択信号SELによってどの入力信号を選択するかが
制御される。
【0031】この実施例回路の動作を図3および図4の
タイムチャートを参照しつつ以下に説明する。この例で
は、第1のフレーム化信号のフレームビットF1に対し
て、第2、第3のフレーム化信号のフレームビットF
2、F3が1多重フレーム、また第4のフレーム化信号
のフレームビットF4が3多重フレーム分それぞれ遅れ
ている。このように、各フレーム化信号の先頭が4多重
フレームにまたがって存在している場合には、それらの
先頭を位相整合させるためには、実施例のようにメモリ
スイッチを4個並列に配置する。
【0032】フレームパターン識別回路1は多重フレー
ム化信号入力SIN中の各フレーム化信号のフレームビッ
トF1〜F4をそれぞれ検出する。各多重フレームにお
けるフレームビットF1〜F4の位置は、フレームビッ
トF1が「0」、フレームビットF2が「5」、フレー
ムビットF3が「6」、フレームビットF4が「3」で
あり、よってフレームパターン識別信号Iとしてそれら
の値が出力される。これらの位置データはR/W制御回
路3にアドレスレジスタ32にそれぞれ入力されて前述
の各フレーム化信号の読出しアドレスの先頭値が設定さ
れる。またメモリスイッチ番号レジスタ34には各フレ
ーム化信号のフレームビットが何番目の多重フレームで
検出されたかの情報が保持される。
【0033】一方、入力された多重フレーム化信号入力
INはメモリスイッチ21〜24にそれぞれ並列に入力
されて書込みフレーム先頭パルスPのタイミングで各多
重フレームがその先頭から多重フレーム単位に順次に書
き込まれていく。
【0034】この場合、位相φ1 では、多重フレーム#
1が各メモリスイッチ21〜24のA面に書き込まれ
る。
【0035】次の位相φ2 では、メモリスイッチ21の
面切替え信号CS1だけがモード切替えされるので、多
重フレーム#2はメモリスイッチ21に対してはB面に
書き込まれ、そのA面からは位相φ1 で書き込んだ多重
フレーム#1のデータが読み出されるようになる。一
方、他のメモリスイッチ22〜24においては、多重フ
レーム#2は多重フレーム#1を書き込んだA面の上に
上書きされる(つまり多重フレーム#1のデータは失わ
れる)。
【0036】次の位相φ3 では、メモリスイッチ22の
面切替え信号CS2だけがモード切替えされるので、多
重フレーム#3はメモリスイッチ22に対してはB面に
書き込まれ、そのA面からはφ2 で書き込んだ多重フレ
ーム#2のデータが読み出されるようになる。そして上
述と同様にしてメモリスイッチ23、24においては、
多重フレーム#3はA面の上にさらに上書きされ、また
メモリスイッチ21のA面からは位相φ1 で書き込んだ
多重フレーム#1のデータが再び読み出される。
【0037】次の位相φ4 では、メモリスイッチ23の
面切替え信号CS3だけがモード切替えされるので、多
重フレーム#4はメモリスイッチ23に対してはB面に
書き込まれ、そのA面からはφ3 で書き込んだ多重フレ
ーム#3のデータが読み出されるようになる。そして上
述と同様にしてメモリスイッチ24においては、多重フ
レーム#4はA面の上にさらに上書きされる。そしてメ
モリスイッチ21のA面からは位相φ1 で書き込んだ多
重フレーム#1のデータが、またメモリスイッチ22の
A面からは位相φ2 で書き込んだ多重フレーム#2のデ
ータが再び読み出される。
【0038】次の位相φ5 では、メモリスイッチ24の
面切替え信号CS4だけがモード切替えされるので、多
重フレーム#5はメモリスイッチ24に対してはB面に
書き込まれ、そのA面からはφ4 で書き込んだ多重フレ
ーム#4のデータが読み出されるようになる。
【0039】この結果、この位相φ5 においては、メモ
リスイッチ21のA面からは位相φ1 で書き込んだ多重
フレーム#1のデータが、またメモリスイッチ22のA
面からは位相φ2 で書き込んだ多重フレーム#2のデー
タが、メモリスイッチ23のA面からは位相φ3 で書き
込んだ多重フレーム#3のデータが、またメモリスイッ
チ24のA面からは位相φ4 で書き込んだ多重フレーム
#4のデータがそれぞれ読み出されることになる。
【0040】このように、各メモリスイッチ21〜24
は4多重フレーム周期で、それぞれ1多重フレーム分ず
つ遅延してその読出し/書込み面のモード切替えが行わ
れるから、各読出し位相φでは、各メモリスイッチ21
〜24から常にその時点直前に入力された4つの多重フ
レームのデータが並列して読み出されることになる。
【0041】よってこの読出し位相φ5 の読出しフレー
ムの第1番目のフレームにおいて、セレクタ4は第1タ
イムスロットTS1でメモリスイッチ21を選択してそ
の読出しアドレス「0」からのフレームビットF1を出
力し、タイムスロットTS2でメモリスイッチ22を選
択してその読出しアドレス「5」からのフレームビット
F2を出力し、タイムスロットTS3でもメモリスイッ
チ22を選択してその読出しアドレス「6」からのフレ
ームビットF3を出力し、タイムスロットTS4でメモ
リスイッチ24を選択してその読出しアドレス「3」か
らのフレームビットF4を出力することで、これら第1
〜第4のフレーム化信号の先頭の位相を整合させて出力
することができる。そして以降、セレクタ4により同じ
順番でメモリスイッチの選択を行えば、第1〜第4のフ
レーム化信号を多重化されたままの状態でかつその先頭
位相を揃えて多重フレーム化信号出力SOUT として得る
ことができる。
【0042】おな、前述したように、R/W制御回路3
では、各フレーム化信号の先頭が読出しフレーム中にお
ける第1番目のフレームにくるように、読出しアドレス
の初期先頭アドレス“0”に各フレーム化信号の先頭位
置データを加算してそれぞれ読出しアドレスの先頭値と
している。いる。すなわち、フレームビットF1に対し
ては「0」、フレームビットF2に対しては「5」、フ
レームビットF3に対しては「6」、フレームビットF
4に対しては「3」を加算している。
【0043】また 加算器33では、最初はこの各フレ
ーム化信号の読出しアドレスの先頭をアドレスレジスタ
32から取り込んでそれぞれ読出しアドレスA1〜A4
として出力し、一巡後はそれらの先頭値に「4」を加算
したもの、二巡後はそれらの加算値にさらに「4」を加
算したもの、というようにして各読出しアドレスA1〜
A4を4つ置きずつインクリメントしていく。
【0044】本発明の実施にあたっては種々の変形形態
が可能である。例えば、上述の実施例では、各フレーム
化信号の先頭位置の時間的ずれが最大で4多重フレーム
にまたがるため、それらの位相ずれを吸収するためにス
イッチメモリを4つ並列配置したが、本発明はこれに限
られるものではなく、例えば各フレーム化信号の先頭位
置の時間的ずれが最大で2多重フレーム内であれば、こ
のスイッチメモリの数は2つとすることができる。
【0045】図5にはかかる場合の変形例としての位相
整合回路が示され、また図6にはかかる変形例回路のタ
イムチャートが示される。図示のように、メモリスイッ
チとしてはメモリスイッチ21、22の二つだけが用意
される。他の構成は前述の実施例と同様であり、またそ
の動作も同様なものであるので、詳細な説明は省略す
る。
【0046】また上述の実施例では、多重フレーム化信
号を構成するフレーム化信号の数は「4」としたが、も
ちろん本発明はこれに限られるものではなく、もっと多
くともあるいは少なくとも、本発明を適用することがで
きる。
【0047】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、多重フレーム化信号を構成する複数のフレーム化信
号の間に数多重フレーム分の位相ずれがあった場合で
も、それらのフレーム化信号の先頭位相を同じ読出しフ
レームに整合して読み出すことが可能となり、それによ
り複数のフレーム化信号の相互間での信号処理を行うこ
とできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る原理説明図である。
【図2】本発明の一実施例としての多重フレーム化信号
の位相整合回路を示す図である。
【図3】実施例回路の各部信号のタイムチャート(1/
2)を示す図である。
【図4】実施例回路の各部信号のタイムチャート(2/
2)を示す図である。
【図5】本発明の変形例としての多重フレーム化信号の
位相整合回路を示す図である。
【図6】変形例回路の各部信号のタイムチャートを示す
図である。
【図7】多重フレーム化信号の構成例を示す図である。
【図8】従来例回路を示す図である。
【図9】従来例回路の各部信号のタイムチャートを示す
図である。
【図10】位相整合してフレーム化信号を読み出す状態
を説明する図である。
【符号の説明】
1、1’ フレームパターン識別回路 21〜24 ダブルバッファ形メモリスイッチ 3、3’、3” R/W制御回路 4 セレクタ 4’ メモリスイッチ選択回路 11 フレーム同期化回路 12 比較器 31 フレームカウンタ 32 アドレスレジスタ 33 加算器 34 メモリスイッチ番号レジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 徹 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 竹田 聡 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のフレーム化信号で構成される多重
    フレーム化信号が入力され、それらのフレーム化信号の
    先頭位相を整合して多重化されたままの状態で出力する
    多重フレーム化信号の位相整合回路であって、 多重フレーム化信号入力を多重フレーム単位にその先頭
    からシーケンシャルにそれぞれ書き込む、多重フレーム
    化信号入力に対して並列配置された複数のダブルバッフ
    ァ形のメモリスイッチ(1011 〜101n )と、 該複数のメモリスイッチのダブルバッファを切り替える
    タイミングをそれぞれのメモリスイッチで1多重フレー
    ム分ずつ遅延するようにして発生する切替えタイミング
    発生回路(102)と、 多重フレーム化信号入力中の各フレーム化信号のフレー
    ムビットを検出するフレームパターン識別回路(10
    3)と、 該フレームパターン識別回路で検出された各フレーム化
    信号のフレームビットの位置データに基づいてシステム
    内基準位相によって各フレーム化信号のフレームビット
    およびそれに続くデータ列の読出しアドレスを発生を発
    生してメモリスイッチに供給するアドレス発生回路(1
    04)と、 フレーム化信号の先頭位相が整合されるように該並列配
    置のメモリスイッチから読み出されるデータ列を選択し
    て出力する選択制御を行う選択制御回路(105)とを
    備えた多重フレーム化信号の位相整合回路。
  2. 【請求項2】 上記フレームパターン識別回路は、 フレーム化信号のフレームビットに同期するフレーム同
    期化回路と、 その同期タイミングとメモリスイッチの書込みフレーム
    先頭パルスのタイミングとを比較する比較器とを含み構
    成される請求項1記載の多重フレーム化信号の位相整合
    回路。
  3. 【請求項3】 上記アドレス発生回路は、 各フレーム化信号のフレームビットの位置データに基づ
    いて各フレーム化信号の読出しアドレスの先頭値を生成
    し格納するアドレスレジスタと、 このアドレスレジスタの各フレーム化信号の先頭アドレ
    ス値に読出し用のオフセットを逐次に累算しつつそれら
    を各フレーム化信号の読出しアドレスとする加算器とを
    含み構成される請求項1または2記載の多重フレーム化
    信号の位相整合回路。
  4. 【請求項4】 該選択制御回路は、該複数のメモリスイ
    ッチから並列に読み出されているそれぞれ異なる多重フ
    レームについての出力データ列のうちから、各フレーム
    化信号のフレームビットが同じ読出しフレームで読み出
    されるようにメモリスイッチの選択の順序を決定してそ
    の順序で各フレームビットに続くデータ列を逐次に選択
    出力していくように構成された請求項1〜3のいずれか
    に記載の多重フレーム化信号の位相整合回路。
JP4260673A 1992-09-03 1992-09-03 多重フレーム化信号の位相整合回路 Pending JPH0685777A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7665541B2 (en) 2002-02-22 2010-02-23 Hitachi Koki Co., Ltd. Electric power tool with cover
US7681661B2 (en) 2002-02-22 2010-03-23 Hitachi Koki Co., Ltd. Electric power tool

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