JPH068567B2 - コンクリート成形方法およびそれに用いる治具 - Google Patents

コンクリート成形方法およびそれに用いる治具

Info

Publication number
JPH068567B2
JPH068567B2 JP33360287A JP33360287A JPH068567B2 JP H068567 B2 JPH068567 B2 JP H068567B2 JP 33360287 A JP33360287 A JP 33360287A JP 33360287 A JP33360287 A JP 33360287A JP H068567 B2 JPH068567 B2 JP H068567B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
concrete
concrete layer
opening
plate
gap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP33360287A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01174768A (ja
Inventor
臣彦 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Riko Co Ltd filed Critical Sumitomo Riko Co Ltd
Priority to JP33360287A priority Critical patent/JPH068567B2/ja
Publication of JPH01174768A publication Critical patent/JPH01174768A/ja
Publication of JPH068567B2 publication Critical patent/JPH068567B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、表面が凹凸模様に形成されているとともに、
その表面の一部に開口部が形成されたコンクリート層を
成形するためのコンクリート成形方法およびそれに用い
る治具に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、表面に凹凸模様を有するコンクリート層の形成
には、第7図に示すような合板からなる基板1の表面に
ウレタン樹脂等からなる凹凸模様形成材2を張着した型
枠本体3が用いられている。そして、表面に窓や戸を設
けるための開口部を有するコンクリート層を形成する場
合は、その開口部の縁部となる部分に、表面が平面に形
成され裏面が上記凹凸模様形成材2の凹凸模様に対応す
る凹凸模様に形成された逆マツト4等を、その裏面の凹
凸を凹凸模様形材2の凹凸に嵌合させた状態で配設し上
記縁部となる部分を平面状にする。ついで、型枠本体3
と所定間隔をおいて配設されたコンクリート層形成用基
体5と、この平面部との間に側枠6を配設することによ
り開口部形成部分6aを囲う。その状態で、型枠本体3
ならびに側枠6で構成される型枠とコンクリート層形成
用基板5とで形成される空間部にペースト状コンクリー
ト7を流し込むことが行われている。または、上記逆マ
ツト4に代えて、平板状のスポンジおよび板状体を用
い、第8図に示すように、板状体8で平板状のスポンジ
9を、凹凸模様形成材2の凹凸に押圧することにより嵌
合させて側枠取り付け用平面部を形成し、その他の型枠
等を第7図と同様に組み付けコンクリート層7aを形成
する方法が行われている。第7図および第8図におい
て、10は、型枠等を組み付けるために用いる桟材であ
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記の方法のうち、逆マツト4を用いる
方法では、形状の異なる開口部を形成する都度、それに
合つた逆マツト4を使用しなければならず汎用性がな
い。そのため、開口部の形状および凹凸模様に合わせ
て、多種多用の逆マツト4を製造しなければならず、過
大な手間と経費を要するという問題を有している。ま
た、スポンジ9および板状体8を用いる方法では、スポ
ンジ9の端面9aが板状体8の押圧により凹凸になつた
り、板状体8が基板1に対して斜めになつたりする。そ
のため、その端面9aに対応するコンクリート層7aの
開口縁部が凹凸になつたり、開口部の深さが不均一にな
つたりする。したがつて、その凹凸の凸部や深さの浅い
部分を、コンクリート層の成形後に削り取らなければな
らずその作業が極めて煩雑であるという問題を有してい
る。
本発明は、このような事情を鑑みなされたもので、表面
に凹凸模様が形成されているとともに、その一部に開口
部が設けられたコンクリート層を、精度よく、かつ効率
よく、さらに経済的に成形することのできるコンクリー
ト成形方法およびそれに用いる治具の提供をその目的と
する。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、このコンクリート成形方法
は、表面に凹凸模様を有しているとともに形成されるコ
ンクリート層の開口部に対応する部分が盛り上げ形成さ
れている型枠と、コンクリート層形成用基体とを所定間
隔で対峙させ、その間隙にペースト状コンクリートを流
し込んで、表面に凹凸模様が形成され、その一部に開口
部が設けられたコンクリート層を形成するコンクリート
成形方法であつて、上記型枠として、その盛り上げ形成
部を、上記凹凸模様の表面から間隙を保つて板状体を配
設し、その間隙に液状の樹脂材料を流し込み間隙からは
み出させた状態で硬化させたのちはみ出し部分を板状体
の端面に合わせて切断して構成したものを用いることを
特徴とするコンクリート成形方法を第1の要旨とし、基
板の表面に凹凸模様部を形成してなる型枠の表面に、そ
の表面から所定間隔を保つて板状体を取り付けるために
用いる治具であつて、下端が上記凹凸模様部を挿通して
基板に到達しうるパイプ体と、このパイプ体に挿通され
パイプ体を上記基板に固定するねじ釘体とからなること
を特徴とするコンクリート成形に用いる治具を第2の要
旨とする。
〔作用〕
すなわち、このコンクリート成形方法は、従来例のよう
に、表面に凹凸模様が形成された型枠本体の、形成され
るコンクリート層の開口縁部に対応する部分に、逆マツ
トやスポンジを嵌合させることにより平面部を形成し、
その平面部を利用して側枠等を組み付け、それによって
形成される空間部にペースト状コンクリートを流し込む
のではなく、まず、型枠の上記コンクリート層の開口部
に対応する部分に、その表面から間隙を保つて板状体を
配設する。ついで、その間隙部に液状の樹脂材料を流し
込んで硬化させたのち、そのはみ出し部分を切断するこ
とにより、上記開口部に対応する部分が盛り上げ形成さ
れた型枠をつくる。つぎに、この型枠とコンクリート層
形成用基体等を組み付けてコンクリート形成用空間部を
形成し、その空間部にペースト状コンクリートの流し込
むことにより、表面が凹凸模様に形成されかつその一部
に開口部が設けられたコンクリート層を形成するように
なつている。そのため、予め上記開口部の形状や凹凸模
様に合わせて逆マツトを製造する必要がなくなり経済的
である。またスポンジを用いる場合のように、開口縁部
が凹凸面や傾斜面になることもないため、コンクリート
層の形成後に、その開口縁部を削り取るというような煩
雑な作業が削減できる。さらに、板状体の配設に関し
て、パイプ体からなる治具を、ねじや釘で型枠の基板に
打ち付けて行うことにより、板状体と基板とを平行状態
で配設でき、かつその間隔の寸法精度を正確にすること
ができる。そのため、形成されるコンクリート層の精度
が向上する。さらに、施工が容易になる。
つぎに、この発明を実施例にもとづいて詳しく説明す
る。
〔実施例〕
第1図および第2図は本発明の一実施例に使用する型枠
11を示している。すなわち、図において、12は表面
に凹凸模様が形成された型枠本体であり、合板13とそ
の表面に設けられたウレタン樹脂製の凹凸模様形成材1
4とで構成されている。15は型枠本体12の表面の一
部に、その表面と一定間隔を保つて配設された四角枠形
の押さえ板である。16は、その押さえ板15と合板1
3との間に所定間隔で複数個配設され、押さえ板15を
合板13から一定間隔を保つた平行状態に維持させてい
るパイプ状の治具であり、凹凸模様形成材14を貫通し
た状態でそれ自身の穴部を挿通する釘17により合板1
3に固定されている。18は押さえ板15と型枠本体1
2の表面との間隙における押さえ板15の縁部に沿って
詰めこまれた発泡硬質ウレタンフオームであり、押さえ
板15の枠内側と枠外側とを完全に遮断している。19
は、押さえ板15の上面に枠形に沿つて植立している側
枠である。
この型枠11を用いて、コンクリート層を形成する場
合、第3図に示すように、側枠19の先端部を基体20
の表面に当接した状態で、型枠11を基体20等と組み
付ける。そして、この型枠11の側枠19の外側部分と
基体20とで形成される空間部にペースト状コンクリー
ト21を流し込み、これを硬化させたのち、型枠11等
を取り外す。その結果、表面が凹凸模様に形成されてい
るとともに、その一部に開口部が設けられたコンクリー
ト層が得られる。
上記のような型枠11は、つぎのようにして得られる。
すなわち、まず、型枠本体12の、押さえ板15配設部
分に所定間隔で、治具16を凹凸模様形成材14を貫通
した状態で配設する。ついで、その治具16の穴部に釘
17を挿通した状態でその釘17を合板13に打ち付け
て治具16を型枠本体12に固定し、治具16の上に押さ
え板15を配設する。つぎに、第4図のように、ホース
22の先端部を型枠本体12と押さえ板15の間隙部1
5aに位置決めし、そのホース22から間隙部15aに
液状の発泡硬質ウレタンフオーム18aを吐出させ、こ
のウレタンフオーム18aを第5図のように、その間隙
部15aの外周側にはみ出すように、押さえ板15の枠
形に沿つて充填する。つぎに、ウレタンフオーム18a
が硬化したのち、ナイフ等(図示せず)を用いて、ウレ
タンフオーム18aの押さえ板15の外周縁部に対応す
る部分より外側部分を切り取り第6図の状態にする。そ
して、押さえ板15の上方に側枠19を取り付けること
により得られる。
このように、この型枠11は、型枠本体12と押さえ板
15の間隙部15aに液状の発泡硬質ウレタンフオーム
18aを吐出させ、この発泡硬質ウレタンフオーム18
aが硬化したのち、端部を切り取つて平面を形成するよ
うになつている。そのため、コンクリート層に形成する
凹凸模様や開口部がどのような形状であろうとも容易に
対応でき、かつその成形精度も良好になる。したがつ
て、従来例のように、予め逆マツト4やスポンジ9等を
使用する必要がなくなり、経済的であり、かつコンクリ
ート層の形成後に、その開口縁部を削り取るというよう
な煩雑な作業が削減できる。また、押さえ板15の配設
を、治具16を、ねじや釘17で型枠本体12の合板1
3に打ち付けて行うことにより、押さえ板15と合板1
3とを正確な平行状態で配設できる。そのため、形成さ
れるコンクリート層の精度が向上する。
なお、上記実施例では、開口部を、コンクリート層を貫
通したものとしているが、これに限定するものではな
く、コンクリート層の表面に形成された凹部も含むもの
である。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明の方法によれば、コンクリート層
に形成する凹凸模様や開口部がどのような形状であろう
とも容易に対応でき、かつその作業効率が向上し、経済
的でもある。また、本発明の治具によれば、形成される
コンクリート層の開口部の精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に用いる型枠の正面図、第2
図はその断面図、第3図はその使用状態を示す断面図、
第4図,第5図および第6図はその組み付け方法を示す
断面図、第7図および第8図はそれぞれ従来例の使用状
態を示す断面図である。 11…型枠 12…型枠本体 13…合板 14…凹凸
模様形成材 15…押さえ板 16…治具 17…釘
18…発泡硬質ウレタンフオーム 20…基体 21…
コンクリート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面に凹凸模様を有しているとともに形成
    されるコンクリート層の開口部に対応する部分が盛り上
    げ形成されている型枠と、コンクリート層形成用基体と
    を所定間隔で対峙させ、その間隙にペースト状コンクリ
    ートを流し込んで、表面に凹凸模様が形成され、その一
    部に開口部が設けられたコンクリート層を形成するコン
    クリート成形方法であつて、上記型枠として、その盛り
    上げ形成部を、上記凹凸模様の表面から間隙を保つて板
    状体を配設し、その間隙に液状の樹脂材料を流し込み間
    隙からはみ出させた状態で硬化させたのちはみ出し部分
    を板状体の端面に合わせて切断して構成したものを用い
    ることを特徴とするコンクリート成形方法。
  2. 【請求項2】基板の表面に凹凸模様部を形成してなる型
    枠の表面に、その表面から所定間隔を保つて板状体を取
    り付けるために用いる治具であつて、下端が上記凹凸模
    様部を挿通して基板に到達しうるパイプ体と、このパイ
    プ体に挿通されパイプ体を上記基板に固定するねじ釘体
    とからなることを特徴とするコンクリート成形に用いる
    治具。
JP33360287A 1987-12-28 1987-12-28 コンクリート成形方法およびそれに用いる治具 Expired - Lifetime JPH068567B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33360287A JPH068567B2 (ja) 1987-12-28 1987-12-28 コンクリート成形方法およびそれに用いる治具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33360287A JPH068567B2 (ja) 1987-12-28 1987-12-28 コンクリート成形方法およびそれに用いる治具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01174768A JPH01174768A (ja) 1989-07-11
JPH068567B2 true JPH068567B2 (ja) 1994-02-02

Family

ID=18267880

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33360287A Expired - Lifetime JPH068567B2 (ja) 1987-12-28 1987-12-28 コンクリート成形方法およびそれに用いる治具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH068567B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5232646B1 (en) * 1990-11-07 1999-02-16 Concrete Design Specialties In Methods of forming contoured walls
US6129329A (en) * 1990-11-07 2000-10-10 Concrete Design Specialties, Inc. Gang form including single stone liners
US5536557A (en) * 1990-11-07 1996-07-16 Concrete Design Specialties, Inc. Single stone form liner
US5225134A (en) * 1991-02-08 1993-07-06 Concrete Design Specialties, Inc. Methods of forming contoured walls

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01174768A (ja) 1989-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH068567B2 (ja) コンクリート成形方法およびそれに用いる治具
JP2856044B2 (ja) コンクリートの凹凸形成用型枠
US4513941A (en) Tile holding device for presetting tiles
JPS6126536Y2 (ja)
JPH0248585Y2 (ja)
JPH1136587A (ja) コンクリ−ト打設用型枠
JPH069778Y2 (ja) コンクリート側溝蓋の成形型枠
JPS6319807Y2 (ja)
KR19990010748U (ko) 하수구덮게판의 성형틀
JPH06126718A (ja) タイルユニット及びそれを使用するpc板先付け工法
JPH08326308A (ja) コンクリート打設用型枠及び型枠用シート
JPH04320804A (ja) 壁材の製造方法および製造装置
JPS595554Y2 (ja) 金型シ−ル材
JPH048506A (ja) Pcタイルパネル製造用型枠及びpcタイルパネル製造方法
JP3236772B2 (ja) タイルパネル、その成形型及び製造方法
JPH0322982Y2 (ja)
JP3443594B2 (ja) 発泡板の成形方法
JPH0534891Y2 (ja)
JPH11320532A (ja) 建材ブロック成形用型枠
JPH1096287A (ja) コンクリートスラブ用埋込材、該埋込材の取付け施工法、該埋込材を持つコンクリートスラブ用基板、及び該基板を用いたコンクリートスラブを持つ構造物
JPS6315487Y2 (ja)
JPH053287Y2 (ja)
JPS586662Y2 (ja) 塑造材料用振動成型型枠装置
JP3707034B2 (ja) コンクリート化粧壁面の打ち継ぎ目地部の施工方法
JPS61195807A (ja) U字溝用蓋の製造方法