JPH069778Y2 - コンクリート側溝蓋の成形型枠 - Google Patents

コンクリート側溝蓋の成形型枠

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JPH069778Y2
JPH069778Y2 JP15546888U JP15546888U JPH069778Y2 JP H069778 Y2 JPH069778 Y2 JP H069778Y2 JP 15546888 U JP15546888 U JP 15546888U JP 15546888 U JP15546888 U JP 15546888U JP H069778 Y2 JPH069778 Y2 JP H069778Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、コンクリート側溝蓋、とくに側面部、底面
部などに防音用緩衝部材を備えた、コンクリート側溝蓋
の成形型枠に関する。
(従来技術及び考案が解決しようとする課題) (1)従来、この種の成形型枠としては、例えば、第1
1図で示す特開昭63−247007号公報に記載のも
のがあつた。この型枠1は、側溝蓋が縦方向に成形され
るようにコンクリートを打つ、縦打ち方式の型枠であつ
て、その長手方向に多数の成形枠2を備える。これら成
形枠2を構成する成形板にあつて、前記側溝蓋の小口側
面部を成形する底部成形板3と、その底面部を成形する
仕切成形板4には、それぞれ取付け凹部5,6が形成さ
れている。よつて、これら両凹部5,6に、防音用緩衝
部材7,8を差し込むようにして取り付ける。そして、
コンクリートを充填しその硬化後に、前記緩衝部材7,
8とともに成形品を脱型するようになつている。
ところが、このような従来の型枠にあつては、型枠1の
一番深い所に取り付け凹部5が形成されるため手が遠
く、同凹部5の清掃や緩衝部材7の取り付けに大変手間
がかかつた。また、充分に目が届かないため、緩衝部材
7を凹部5に取り付けたつもりが実際には外れてしまつ
ており、気付かずにそのままコンクリートを充填して不
良品を出す原因ともなつた。さらには、取り付け凹部5
の加工に手間がかかるため、型枠代が高価であつた。
(2)また、別の従来の成形型枠としては、前記公報に
て従来例として開示したもの、即ち、側溝蓋が水平方向
に成形されるようにコンクリートを打つ、平打ち式の型
枠があつた。第12図で示すように、この型枠11は、
側溝蓋の表面部を形成する底部成形板12と、4枚の側
部成形板13〜16からなる。そして、前記側溝蓋の小
口側面部を成形する側部成形板13に取り付け凹部17
が形成され、クリップなどの挟持部材を介して防音用緩
衝部材を取り付けるようにしたものである。もつとも、
側溝蓋の底面部に固着する防音用緩衝部材については、
型枠11にコンクリートを充填した後、その表面部に手
で押し付けるようにして取り付ける。従つて、コンクリ
ート表面部の硬さにバラツキがあると、前記緩衝部材が
水平に納まりにくく、波を打つような状態で固着される
という欠陥があつた。
この考案は、従来技術の有するこのような問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、 (a)縦打ち式の型枠にあつては、側溝蓋の側面部に固
着する防音用緩衝部材を、目の良く届く手元で取り付け
ることができ、作業性が極めて良好で不良品の発生も少
なく、かつ、清掃も容易で安価なコンクリート側溝蓋の
成形型枠を、 (b)また、平打ち式の型枠にあつては、側溝蓋の底面
部に固着する防音用緩衝部材を、コンクリートに対して
満遍なく一定の深さで押し込んで、水平な取り付け面を
形成することができるコンクリート側溝蓋の成形型枠
を、 提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) そこで、この考案に係るコンクリート側溝蓋の成形型枠
は、前記目的を達成するために次の構成からなる。即
ち、少なくとも側面部もしくは底面部に防音用緩衝部材
を備えるコンクリート側溝蓋を成形する成形型枠であつ
て、型枠本体と上板との組み合わせからなる。上板は、
型枠本体にコンクリートを充填した後その上部両側に載
置するようにして組付ける。そして、この上板の内側
に、前記コンクリート内に埋設される抜止め凸部を備え
た、防音用緩衝部材を取り付けるようになつている。
また、この考案を、縦打ち式で多数取りの成形型枠に実
施すると次のような構成となる。即ち、前記型枠本体
は、相互の間隔を広げるように移動して型開きする多数
の成形枠を備える。これら成形枠は、移動する底部成形
板と、同底部成形板の両側にて回動可能に軸支されて立
つ左右の側部成形板と、前記底部成形板に固着されて各
成形室相互間を仕切るように立つ仕切成形板とからな
る。そして、前記上板の内側には、引き締めた前記型枠
本体の各成形枠に対応させて、側溝蓋側面部用の防音用
緩衝部材を取り付けるようになつている。
(作用) 型枠本体にコンクリートを充填したところで、その上部
両側に上板を載置する。上板の内側にあらかじめ取り付
けられた防音用緩衝部材は、その抜止め凸部が前記コン
クリート内に埋設されるようにして、コンクリート面に
押し付けられる。そのまま養生して、コンクリートが硬
化したところで脱型をする。まず、型枠本体から上板を
取り外す。上板に取り付けておいた防音用緩衝部材は、
コンクリート内に埋設された抜止め凸部の働きによりコ
ンクリート側に固定され、同上板から外れる。そして、
型枠本体を型開きすることにより、防音用緩衝部材付き
のコンクリート側溝蓋を取り出すことができる。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
図に示す成形型枠は、型枠本体21と、この型枠本体2
1にコンクリートを充填した後その上部両側に載置する
ようにして組付ける上板22とからなる。
型枠本体21は、同時に多数の成形品を脱型することが
できるものであり、その基台23上には左右のレール2
4が設けられている。レール24上には、ネジあるいは
クランプ駆動により外方向に移動する前後の可動板P
1,P2、および、同可動板P1,P2に連動して相互
に間隔を広げるように移動して型開きをする、多数の成
形枠25が搭載されている。
各成形枠25は成形する側溝蓋の表面部および底面部を
垂直方向に成形できるように、型枠本体1の長手方向に
多数重ね合うように一連に形成されている。そして、こ
れら成形枠25は、レール24上を移動する底部成形板
26と、同底部成形板26の両側にて軸支部27により
回動可能に軸支されて立つ左右の側部成形板28と、前
記底部成形板26に固着され各成形室相互間を仕切るよ
うに立つ仕切成形板29とから構成される。
まず、底部成形板26および仕切成形板29について説
明すると、前者は側溝蓋の一側面部、即ち、手掛け兼排
水用の切欠きを設ける小口側面部を成形し、また、後者
は側溝蓋の表面部および底面部を成形する。後者の仕切
成形板29は、当該成形枠25によつて形成される成形
室の一方の仕切板であるとともに、隣接する他の成形枠
25によつて形成される成形室の他方の仕切板でもあ
る。よつて、この仕切り成形板29は、内面側が側溝蓋
の底面部を成形する成形板として、また、外面側がその
表面部を成形する成形板としてそれぞれ機能する。側溝
蓋の表面部を平滑に成形できるように、前記成形板8の
外面側は平滑面となつている。また、その内面側は、側
溝蓋の底面部に固着する防音用緩衝部材30を取り付け
固定できるように、凹凸の取り付け面となつている。
防音用緩衝部材30は、軟質ゴム、軟質合成樹脂などを
素材とする通常パツキンと称される長方形状ものであ
り、第5図に明示するように、その裏面部長手方向に
は、先端ほど広がる断面テーパ状となつた、複数条の剥
離防止用の抜止め凸部W1,W2を備える。但し、一方
の抜止め凸部W1に対して他方の抜止め凸部W2の突出
長が大きくなつている。また、この防音用緩衝部材30
は、その表面部長手方向に、入口ほど狭まる断面テーパ
凹部状の係合溝31を備えるとともに、同係合溝31の
両側には同じく長手方向に延びる断面円弧状の凹部32
を備える。そして、この緩衝部材30の側面は、表面側
ほど広がるテーパ側面33となつている。なお、前記凹
部32は、緩衝部材30と側溝のかかりとの間に溜まる
砂、ほこりなどを取り込むための溝である。
一方、仕切成形板29の内面両側部には、コンクリート
投入方向と同一方向、即ち、縦方向に、防音用緩衝部材
30取り付け用の取付け凹部34が形成される。取付け
凹部34は、緩衝部材30がちようど嵌まる幅と、その
厚みより短い寸法の深さとからなり、しかも、緩衝部材
30のテーパ側面33に対応するように、その側面は開
口端ほど狭まるテーパ状となつている。そして、この取
付け凹部34の中央には、緩衝部材30の係合溝31に
ちようど嵌まる、先端ほど広がる断面テーパ状の係合凸
部35が形成されている。もつとも、これら取付け凹部
34および係合凸部35の上端は、緩衝部材30を容易
に差し込むことができるように、テーパ部を削取つたガ
イド面36,37となつている。なお、係合凸部35の
数は、1条に限られるものでなく、2以上の複数条であ
つても良い。
そして、左右の側部成形板28は、既述の通り軸支部2
7にて回動可能に軸支されており、型開きの際には、第
2図にて矢印Aで示すように左右に開いて、型枠21の
両側部に取り付けたストツパSによつて傾斜状態で支持
される。
また、既述した前後の可動板P1,P2の上部両側に
は、次に述べる上板22を載置する際の位置決め手段が
設けられる(第1図参照)。即ち、前後の可動板P1,
P2には、型枠本体21の幅方向に対する上板22の位
置を決めるストッパ38が設けられ、また、一方の可動
板P1には、型枠本体21の長手方向に対する上板22
の位置を決めるストツパ39が設けられる。
次に、上板22は、成形型枠21が引き締められた際
に、前後の可動板P1,P2間に掛け渡すことができる
充分な長さを備えた、長方形状のものである。そして、
その長手方向には、各成形枠25毎に所定位置に対応配
備する取付け板40が飛び石的に設けられており、その
内側には側溝蓋の側面部、即ち、小口側面部に相対応す
る他方の側面部に固着する防音用緩衝部材41が取り付
けられる。
取付け板40は、第6図および第7図(a)〜(c)で
明示するように、ほぼ正方形状の薄板からなり、枠22
aとでその内面側に、前記緩衝部材41がちようど嵌ま
る大きさと、その厚みより短い寸法の深さとからなる、
取付けスペースを形成する。そして、その両側部には、
上板22の長手方向と直行する方向に延びる、係合凸部
42が形成されている。係合凸部42は、脱型の際に前
記緩衝部材41が取付け板40から容易に外れるよう
に、全体もしくはその一部が断面非テーパ状の凸部とな
つている。この実施例では、係合凸部42の全体が断面
非テーパ状の凸部となつている。即ち、2条の係合凸部
42は、向かい合う内側壁面がともに垂直面であり、ま
た、外側壁面も中央部が垂直面で前後の両端部のみが勾
配面となつている。
また、例えば、第8図(a),(b)で示すように、両
係合凸部42の形状を、ともに内側壁面が垂直面で、か
つ、外側壁面が勾配面になるように形成しても良い。こ
の例からも明らかなように、係合突部42は特定の形状
に限定されるものではない。
一方、緩衝部材41は、前記緩衝部材30と同一素材か
らなるほぼ正方形状のものであつて、その裏面部には、
先端ほど広がる断面テーパ状となつた、剥離防止用の抜
止め凸部W3,W4を備える。そして、その表面部に
は、前記係合凸部42が嵌まる、入口ほど狭まる断面テ
ーパ凹部状の2条の係合溝43を備える。
なお、上板22には、移動、運搬その他取り扱いの便宜
のために、取手44が設けられる。
次に、この考案に係る成形型枠を用いてコンクリート側
溝蓋を成形する方法について説明する。
まず、ネジ駆動あるいはクランプ駆動などにより、各成
形枠25を相互の間隔を広げるように移動させ、かつ、
左右の側部成形板28も開放して型枠本体21を型開き
をする。次いで、コンクリートの付着を防止するため
に、前記各成形枠25に付着防止用の油を塗布する。そ
して、仕切成形板29の取付け凹部34に、防音用緩衝
部材30を取り付ける。この緩衝部材30を取り付ける
にあたつては、その表面部側が成形板29に当たるよう
に取り付け、その抜止め凸部W1,W2を、前記成形枠
25によつて形成される成形室内部へと突出させるよう
にする。即ち、緩衝部材30の表面部に形成した係合溝
31を、取付け凹部34に形成した係合凸部に35に対
して垂直方向からあてがい、そのまま凹部34奥へと滑
り落とすようにして押し込む。
緩衝部材30の取り付けを完了したところで、左右の側
部成形板28を閉じ、各成形枠25を引き締めて成形室
を形成する。そして、各成形室内に鉄筋Fを納め、コン
クリートを充填する。コンクリートは、緩衝部材30の
本体一部およびその裏面部に設けた抜止め凸部W1,W
2を埋設するように流し込まれる。その後、振動機によ
つてコンクリートの締固めを行う。
一方、上板22の各取付板40にも、防音用緩衝部材4
1を取り付ける。前記緩衝部材30と同様に、表面部側
が取付板40に当たるように取り付ける。即ち、緩衝部
材41の表面部に形成したいずれか一方の係合溝43
を、取付板40に形成したいずれか一方の係合凸部42
に引つ掛けるようにして嵌め込む。次いで、やや引きぎ
みで残つた他方の係合溝43を、残つた他方の係合凸部
42へと押し入れるようにして嵌め込む。
緩衝部材41の取り付けが完了したところで、上板22
を型枠本体21に組み付ける。このとき、前後の可動板
P1,P2に設けたストツパ38,39を利用して、型
枠本体1への上板22の組み付けの位置決めを行う。即
ち、まず上板22の長辺一側部の前後両端を両ストツパ
38に当てて、型枠本体21の幅方向に対する位置決め
を行う。次いで、上板22の短辺一側部をストツパ39
に当てて、型枠本体21の長手方向に対する位置決めを
行う。位置決め状態は、第2図で想像線で示す通りであ
る。このように上板22を傾けた状態で位置決めし、そ
のまま図中矢印Bで示すように、充填したコンクリート
面へと下ろす。上板22に取り付けた各防音用緩衝部材
41は、コンクリート面へと押し付けられ、よつて、そ
の本体一部および抜止め凸部W3,W4は、コンクリー
ト内に埋設されることとなる。
上板22の組み付けが完了したところで、型枠を養生室
へと送り込み、必要時間養生する。コンクリートが硬化
したところで、まず上板22を取り外す。取り外し操作
は、取り付け操作と逆の操作、即ち、前記第2図におい
て図中矢印Bで示した方向と逆方向に、上板22を持ち
上げる。上板22に取り付けられていた防音用緩衝部材
41は、コンクリート内に埋設された抜止め凸部の働き
によりコンクリート側に固定され、同上板22から外れ
る。とくに、この実施例では、既述の通り、取付板40
に形成した係合凸部42が、断面非テーパ形状となつて
いるため、前記緩衝部材41が比較的硬質に成形されて
いたとしても、容易に上板22から外れる。
次に、型枠本体21の型開きを行ない、成形した側溝蓋
を上方に持ち上げるようにして脱型する。仕切成形板2
9に取り付けられていた防音用緩衝部材30も、前記緩
衝部材41と同様にコンクリート側に固定されるため、
同成形板29から外れ側溝蓋とともに取り出される。脱
型したコンクリート側溝蓋Cは第9図で示す通りであ
り、一側面部上方の両角および底面部の両側に、コンク
リート面より所定寸法だけ飛び出るように固着された緩
衝部材41,30を一体的に備える。
なお、この実施例では、防音用緩衝部材30の側面およ
び取付け凹部34の側面をともにテーパ状としたが、係
合凹部31および凸部35の数を複数にするなど条件を
変えて、同側面を垂直面で構成するようにしても良い。
また、取付板40に形成する係合凸部42を断面非テー
パ状の凸部で構成したが、例えば、防音用緩衝部材41
が軟度に富んだものであれば、断面テーパ状の凸部でそ
の全体および一部を構成するようにしても良い。
さらに、この実施例では、上板22の軽量化を図るため
に、飛び石的に設けた薄板状の取付板40を介して、同
上板22内面側に緩衝部材41を取り付ける構造とし
た。緩衝部材41の取り付け構造はこのようなものに限
られるものでなく、例えば、上板22を一枚板で成形
し、その内面所定位置に前記緩衝部材41を直接取り付
けるようにしても良い。
次に、第10図はこの考案の他の実施例を示すものであ
る。前記第1実施例との主な相違は、型枠本体45が平
打ち式のものであること、この型枠本体45の上部両側
に組み付ける上板46には、側溝蓋の底面部に固着する
防音用緩衝部材47が取り付けられる点である。即ち、
型枠本体45は、公知の平打ち式型枠の上部両側に、載
置する上板46の縦および横方向の位置決めをする。ス
トツパ48および49を設けたものである。そして、上
板46の内面部には、断面テーパ状の係合凸部50が形
成されており、また、緩衝部材47の表面部には、前記
係合凸部50がちようど嵌まる断面テーパ凹部状の係合
凹部51が形成されている。これら係合凸部50と凹部
51との嵌め合わせにより、上板46内面に緩衝部材4
7を取り付け、充填したコンクリート面へと押し付け
る。よつて緩衝部材47の本体一部、および、その裏面
部に形成された抜止め凸部52は、コンクリート内に埋
設されることとなる。
コンクリートを養生しその硬化後、上板46を取り外
し、かつ、型枠本体45を型開きすれば、底面部両側に
緩衝部材47を備えた側溝蓋を取り出すことができる。
この実施例によれば、緩衝部材47の取り付けを、型枠
本体45上に載置する上板46を介して行うため、充填
したコンクリートに対して満遍なく一定の深さで同緩衝
部材47を押し込み、かつ、固定することができる。
なお、型枠本体45に対する上板46の取り付けおよび
取り外しの具体的操作は、前記第1実施例と同様であ
る。また、脱型の際に緩衝部材47が上板板46から容
易に外れるように、前記係合凸部50の全体もしくはそ
の一部を、断面非テーパ状の凸部で構成するようにして
も良い。
(考案の効果) この考案は以上の構成からなり、次のような効果を奏す
る。
1)縦打ち式の型枠に実施した場合には、側溝蓋の側面
部に固着する防音用緩衝部材を、型枠本体とは別体の上
板に取り付けるため、同緩衝部材の取り付け作業を手元
の目の良く届く所で行うことができる。従つて、取り付
け作業を極めて良好に進めることができるとともに、取
り付けミスが少なくなり成形品の歩留まりも向上する。
また、緩衝部材取り付け箇所の清掃も容易となる。さら
には、型枠本体に前記緩衝部材を取り付けるための面倒
な加工を施す必要がなくなつため、型枠代も安くなる。
2)平打ち式の型枠に実施した場合には、側溝蓋の底面
部に固着する防音用緩衝部材を、型枠本体上に載置する
上板を介することによつて、同型枠本体に充填したコン
クリートに対し、満遍なく一定の深さで押し込むことが
できる。従つて、同緩衝部材は、側溝蓋の底面部に波打
つことなく水平に固着され、品質良好なる成形品を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの考案に係る成形型枠の平面図、第2図はそ
の型枠本体の成形枠の正面図、第3図はその型枠本体の
成形枠の平面図、第4図はその成形枠の仕切成形板に形
成した取付け凹部の拡大断面図、第5図はその仕切成形
板に取り付ける防音用緩衝部材の斜視図、第6図は上板
の内面側の部分平面図、第7図(a)〜(c)は第6図
のA−A断面図、B−B断面図およびC−C断面図、第
8図(a),(b)は取付板の変形例を示す平面図およ
びそのD−D断面図、第9図は脱型した側溝蓋の斜視
図、第10図はこの考案の他の実施例を示す分解斜視
図、第11図および第12図は従来の成形型枠を示す斜
視図である。 21,45…型枠本体、22,46…上板 25…成形枠、26…底部成形板 28…側部成形板、29…仕切成形板 30,41,47…防音用緩衝部材 W1,W2,W3,W4,52…抜止め凸部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも側面部もしくは底面部に防音用
    緩衝部材を備えるコンクリート側溝蓋を成形する成形型
    枠において、 型枠本体と、この型枠本体にコンクリートを充填した後
    その上部両側に載置するようにして組付ける上板とから
    なり、 この上板の内側に、前記コンクリート内に埋設される抜
    止め凸部を備えた、防音用緩衝部材を取り付けるように
    した、コンクリート側溝蓋の成形型枠。
  2. 【請求項2】前記型枠本体は、相互の間隔を広げるよう
    に移動して型開きする多数の成形枠を備えており、か
    つ、これら成形枠は、移動する底部成形板と、同底部成
    形板の両側にて回動可能に軸支されて立つ左右の側部成
    形板と、前記底部成形板に固着されて各成形室相互間を
    仕切るように立つ仕切成形板とからなつており、 また、前記上板の内側には、引き締めた前記型枠本体の
    各成形枠に対応させて、側溝蓋側面部用の防音用緩衝部
    材を取り付けるようにした、コンクリート側溝蓋の成形
    型枠。
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