JP2554431Y2 - 階段成形用型枠 - Google Patents

階段成形用型枠

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JP2554431Y2
JP2554431Y2 JP1991004624U JP462491U JP2554431Y2 JP 2554431 Y2 JP2554431 Y2 JP 2554431Y2 JP 1991004624 U JP1991004624 U JP 1991004624U JP 462491 U JP462491 U JP 462491U JP 2554431 Y2 JP2554431 Y2 JP 2554431Y2
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stairs
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則之 古屋
幹 青山
好正 林
晴果 小川
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Obayashi Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、場所打ちコンクリー
トなどで階段を製作する際に用いる階段成形用型枠に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば実公昭52−41951号公報
(E04G 13/06)にみられるように、コンクリ
ートの階段を一体的に製作する場合、踏面および蹴上げ
に合わせた寸法の短冊型の多数のプレート(型板)を適
当な受け金具などを用いて階段状に組立て、その下面側
にコンクリートを打設・充填している。また特公昭63
−29068号公報(E04G 13/06)には、施
工しようとする階段の雌型にあたる型枠を熱可塑性樹脂
発泡体などで一体的に製作しておき、これを現場に設置
してコンクリートを打設・充填する施工法が示されてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】階段全体の雌型となる
合成樹脂発泡体製の型枠を用いる後者の技術では、多数
の型板を現場にて階段状に組立てる前者の方法に比べ
て、型枠の設置作業は著しく簡単である。しかし短冊型
の型板を現場にて階段状に組立てる前者の方法では踏面
および蹴上げの寸法を自由に設定・変更することができ
るのに対し、合成樹脂発泡体で階段の雌型を予め製作し
ておく前者の方法では、踏面や蹴上げの寸法の変更に対
して融通がきかない。
【0004】この考案は前述した従来の問題点に鑑みな
されたもので、その目的は、現場での型枠の設置作業が
容易で、踏面および蹴上げの寸法変更にも容易に対応す
ることができるようにした階段成形用型枠を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案による請求項1
にかかる階段成形用型枠は、プレキャストコンクリート
板でなる短冊型の多数の単位プレート(型板)が互いの
長辺部分を接してヒンジ結合され、そのヒンジにより各
単位プレートが交互に反対側へ折曲げ可能に構成され
階段施工現場にて階段の傾斜に沿って交互に反対側に折
曲げられて設置され、コンクリート打設後も階段の構成
材として残置されるものである。ここで、請求項2に示
すように、前記ヒンジは前記単位プレートの配列に対し
て交互に上面側と下面側に配置すると良い。
【0006】
【作用】前記請求項1にかかる階段成形用型枠では、
記ヒンジによって連結されている多数の前記単位プレー
トを階段施工現場にて交互に反対側に折曲げて階段状に
し、これを階段の傾斜に沿って打ち込み型枠として設置
する。このとき蹴上げ面となる単位プレートを垂直以上
に深く折曲げることで、踏面および蹴上げの実質寸法を
小さくすることができる。また、型枠としてコンクリー
トを打設した後もこれを撤去しないで階段の構成材とし
て残置するので撤去作業が不要であり、階階の施工工程
が大幅に簡略化される。また、請求項2に示すように、
前記ヒンジを前記単位プレートの配列に対して交互に上
面側と下面側に配置するという簡易な構成で、各単位プ
レートを容易に交互に反対側へ折曲げ可能にできる。
【0007】
【実施例】図1は本考案の一実施例による階段成形用型
枠の構造を示し、図2はその使用状態を示している。こ
の型枠は図1に示すように、短冊型の多数の単位プレー
ト1、1、1…が互いの長辺部分を接してゴムなどの弾
性材からなる帯状のヒンジ材3、3、3…を介してヒン
ジ結合されたものである。ヒンジ材3、3、3…は単位
プレート1、1、1…の配列に対して交互に上面側と下
面側に配置されており、ヒンジ材3の弾性屈曲により各
単位プレート1、1、1…を交互に反対側へ折曲げ可能
に構成されている。
【0008】具体的には、各単位プレート1、1、1…
は比較的薄肉のPC(プレキャストコンクリート)板か
らなり、ヒンジ材3、3、3…を含んで多数の単位プレ
ート1、1、1…が一連のPC板として製作されたもの
である。つまりPC板の製作に際し、各単位プレート
1、1、1…の区切りの部分にスリット状の切欠き溝
2、2、2…を形成するとともに、切欠き溝2の谷底部
分に位置するようにゴム製の帯板からなるヒンジ材3を
埋め込んだものである。また、ヒンジ結合された単位プ
レート1、1、1…は図2のように一枚おきに踏面と蹴
上げに対応するが、踏面となる一枚おきの単位プレート
にはコンクリート打設時の空気抜き穴4をPC板製作時
に開けておく。なお、スリット状の切欠き溝2を設ける
には、PC板製造時に溝2の相当部分に仕切板(両面に
剥離材を塗布したもの)を配設しておけばよい。
【0009】図2に示すように、前記のようにヒンジ結
合された単位プレート1、1、1…を交互に反対側に折
曲げて施工しようとする階段の踏面と蹴上げの形態に組
立てて現場に設置し、その型枠の下方にコンクリート7
を打設する。特にこの実施例においては、型枠は前述の
ように薄肉のPC板からなり、打設コンクリート7が硬
化した後の型枠を取り外さず、型枠を階段の構成材とし
てそのまま残置させる。こうすることで型枠の撤去作業
が不要になり、階段の施工工程が大幅に簡略化される。
さらに、踏面および蹴上げの表面材として残置された単
位プレート1、1のコーナー部分にすべり止め材6を有
する断面五角形のコーナー材5を嵌め込むように接合し
て一体化する。
【0010】なお図2から明らかなように、蹴上げ面の
角度を適宜に変更することで踏面および蹴上げの実効寸
法を変更することができる。
【0011】前記の実施例の単位プレートはPC板から
なり、型枠としてコンクリートを打設した後もこれを撤
去しないで階段の構成材として残置している。本考案は
このような実施例に限定されるものではなく、打設コン
クリートが硬化したら撤去するタイプの型枠にも本考案
は適用できるし、単位プレートの材料も木材などでもよ
い。また単位プレートをヒンジ結合する構成についても
さまざまに実施することができる。
【0012】
【考案の効果】この考案の請求項1にかかる階段成形用
型枠は、ヒンジ結合された多数のPC板の単位プレート
からなり、これを現場で交互に反対側に折曲げて階段状
の形態にして設置することで型枠として機能するので、
従来のように多数の型板を金具などを使って現場で階段
状に連結していくのに比べて設置作業が大幅に簡単であ
る。しかもヒンジにより各単位プレートを交互に反対側
に折曲げて階段状の形態にする際に、蹴上げ面となるプ
レートの角度を適宜に変更することで踏面および蹴上げ
の実効寸法をある程度変更することができ、融通性・汎
用性に富んだものとなる。また、型枠は打設コンクリー
トが硬化した後も取り外さず、型枠を階段の構成材とし
てそのまま残置させるので型枠の撤去作業が不安であ
り、階段の施工工程が大幅に簡略化される。 また、この
考案の請求項2にかかる階段成形用型枠では、前記ヒン
ジを前記単位プレートの配列に対して交互に上面側と下
面側に配置するという簡易な構成で、各単位プレートを
容易に交互に反対側へ折曲げ可能にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による階段成形用型枠の構成
図である。
【図2】同上型枠の使用状態を示す構成図である。
【符号の説明】
1 単位プレート 2 切欠き溝 3 ヒンジ材 4 空気抜き穴 5 コーナー材 6 すべり止め材 7 打設コンクリート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 林 好正 東京都清瀬市下清戸4丁目640番地 株 式会社大林組技術研究所内 (72)考案者 小川 晴果 東京都清瀬市下清戸4丁目640番地 株 式会社大林組技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭64−6462(JP,A) 実開 昭57−21144(JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレキャストコンクリート板でなる短冊
    型の多数の単位プレートが互いの長辺部分を接してヒン
    ジ結合され、そのヒンジにより各単位プレートが交互に
    反対側へ折曲げ可能に構成され、階段施工現場にて階段
    の傾斜に沿って交互に反対側に折曲げられて設置され、
    コンクリート打設後も階段の構成材として残置される
    とを特徴とする階段成形用型枠。
  2. 【請求項2】 前記ヒンジが前記単位プレートの配列に
    対して交互に上面側と下面側に配置されていることを特
    徴とする請求項1記載の階段成形用型枠。
JP1991004624U 1991-01-18 1991-01-18 階段成形用型枠 Expired - Fee Related JP2554431Y2 (ja)

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JPH0495449U JPH0495449U (ja) 1992-08-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59140B2 (ja) * 1979-01-13 1984-01-05 日本電信電話株式会社 半導体レ−ザ装置
JPS646462A (en) * 1987-06-29 1989-01-11 Oyo Kikaku Kk Concrete retaining mold

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