JP3041241U - コンクリートブロックで構築された階段 - Google Patents

コンクリートブロックで構築された階段

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JP3041241U
JP3041241U JP1997001423U JP142397U JP3041241U JP 3041241 U JP3041241 U JP 3041241U JP 1997001423 U JP1997001423 U JP 1997001423U JP 142397 U JP142397 U JP 142397U JP 3041241 U JP3041241 U JP 3041241U
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JP
Japan
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concrete
stairs
ground surface
retaining wall
staircase
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Application number
JP1997001423U
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English (en)
Inventor
茂樹 中林
Original Assignee
興建産業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地表面に起立したコンクリート壁、特に、擁
壁の上面と地表面との連絡を可能にする階段であって、
構築期間が短く、かつ構築コストを安くでき、構築後に
メンテナンスを必要とせず、さらに階段の背面に自由空
間を形成できる、コンクリートブロックの階段を提供す
る。 【解決手段】 取付け部6を一側に有し、かつ形状が統
一された断面L字形のコンクリートブロック片1の適当
数を、固定手段9を用いて擁壁7の前面に階段状に前記
取付け部6を介して固定してなる階段とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、地表面に起立したコンクリート壁、特に、擁壁の上面と地表面との 連絡を可能する、コンクリート壁の側面に構築されるコンクリートブロック階段 に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、起立したコンクリート壁の側面、特に、擁壁の前面に構築される階段は 、コンクリート場所打ち、或いは鋼製の柱及び梁を組立て後鋼製の踏面を取付け る等の構築方法により行われていた。 しかし、コンクリート場所打ちにより階段を構築する場合、仮設の設置、鉄筋 の配設、コンクリートの打設、仮設の脱型、踏代のモルタル仕上げ等の工程で行 われるため、その工期が長時間におよび、かつ構築コストが多大となり、さらに 階段の背面に自由空間を形成できないという問題があった。
【0003】 また、鋼材で組立てて階段を構築する場合は、その構成部材の大部分が別の場 所において製造できるため、短期間で構築できるが、しかし、鋼材の塗装等の定 期的なメンテナンスが必要であり、また踏面もまた鋼材からなるので、靴の音が 騒音となるというような問題があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
そこで本考案は、工期が短期間であり、かつコストを安くでき、また構築後に メンテナンスを必要とせず、さらに階段の背面に自由空間を形成することができ る、起立したコンクリート壁の側面、特に、擁壁の前面に容易に構築可能なコン クリートブロックの階段を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この課題は本考案により、取付け部を一側に有し、かつ形状が統一された断面 L字形のコンクリートブロック片の適当数を、固定手段を用いてコンクリート壁 の側面に階段状に前記取付け部を介して固定してなる階段により解決される。 また、各々のコンクリートブロック片は、密接して階段状に積み重ねられて、 コンクリート壁に固定されていることが好ましい。
【0006】
【考案の実施の形態】
以下に実施の形態を示した図面に基づいて本考案を説明する。 図1,2または3に示すように、本考案のコンクリートブロックの階段は、取 付け部を一側に有し、かつ形状が統一された断面L字形である、複数のコンクリ ートブロック片1を、起立した擁壁7の横方向の端部領域における前面に当接し て、かつ前記取付け部を介して固定することにより構築されている。
【0007】 図1に示したブロック片1は、左上がり階段用のものであり、このブロック片 1の固定を考慮して、一体成型された断面L字の形状を有している。このブロッ ク片1はステップ部2、蹴上げ部3及び支持部4に区分される。また、この支持 部4の形成位置をステップ部2の向かい合う端部にすることによって、右上がり 階段用のブロック片1となる。しかし、この支持部4を両端に設けることも可能 である。
【0008】 ステップ部2は板状の形であり、本考案の階段が構築された場合の踏面となる 。歩行時の安全性を確保するために、ステップ部2の踏込方向11側の端部領域 の表面には、すべり止用の複数の突起5が前記踏込み方向11に対して垂直な辺 に沿って形成されており、これらの突起5は、踏込み方向11側の端面からそれ に平行な辺の長さの約12分の1位の範囲において形成され、ステッフ部2の表 面からの高さが5mm〜10mmの範囲であり、さらにその先端部は丸み付けられて いる。しかし、例えば、厚さが5mm〜10mmの範囲で、その表面に凹凸が形成さ れている耐腐食性のゴムを、上述したような突起5が形成される範囲で貼り付け ることも可能である。また、ブロック片1が階段状に積み重ねられた際のステッ プ部2の踏代wは26〜32cmの間の範囲とする。
【0009】 蹴上げ部3は、上記階段が構築された場合、踏代の踏込み方向11と反対側の 端部で密接し、これにより、相上下するブロック片1の密着性を高める。従って 、雨が降った際、階段の下方の空間への雨漏りが阻止される。また、この蹴上げ 部3の厚さは踏代2の厚さとほぼ等しく、蹴上げ部3の高さとステップの厚さと を加えた寸法、即ち蹴上げ高さhは歩行を考慮して14〜20cmの間の範囲であ る。
【0010】 支持部4は、上記階段の構築際、擁壁7に当接して固定され、各々のブロック 片1を支持する。この支持部4の高さは、上記蹴上げ部3の高さと等しい。また 、支持部4には、この支持部の長手方向の中心線上でかつこの中心線を三等分す る点を中心として2つの貫通孔6が取付け部として設けられている。この貫通孔 6の直径は、後述する擁壁7に取付けられるアンカーボルト9の直径より大きく 形成されている。しかし、ブロック片1の取付けを考慮して、ステップ面の横方 向の辺と平行な長孔として形成することも可能である。
【0011】 図2、3に示した、起立した擁壁7の前面に構築される本考案のコンクリート ブロック階段の構築手順は、先ず、地表面10からの擁壁の高さYと、上記蹴上 げ高さhとから、ブロック片1の個数を決定する。次いで、この決定されたブロ ック片1の個数と、上記ステップ部2の踏代wとから、階段が構築されるべき幅 Xを決定する。これにより、階段が構築された際の最上段の位置が決定され、そ れに相応してブロック片1を固定するためのアンカーボルトの位置が決定される 。この位置決めされたアンカボルト位置を基準として、地表面10までの各々の アンカーボルト位置が決定され、そして、それぞれの所定の位置にアンカーボル ト9を擁壁7にねじ込み固定する。また、最下段のブロック片1は地表面10に 埋め込まれて階段の基部8となる。しかし、この基部8は、アンカーボルト位置 を決定した後、コンクリート場所打ちによって形成することも可能である。
【0012】
【考案の効果】 以上に説明したように本考案の階段は、取付け部を一側に有し、かつ形状が統 一された断面L字形のコンクリートブロック片の適当数を、固定手段を用いてコ ンクリート壁の側面に階段状に前記取付け部を介して固定してなることにより、 工期が極短期間でありかつ構築コストを安くでき、また、構築後にメンテナンス を必要とせず、さらに各々のブロック片が密接して階段状に構築されていること によって、雨が降った場合であっても、階段の背面に形成された自由空間を有効 に使用できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本考案の擁壁の前面に構築されるコン
クリートブロックの階段を構成するブロック片を概略的
に示す斜視図である。
【図2】図2は、本考案のコンクリートブロックの階段
が擁壁の前面に構築された状態を示す側面図である。
【図3】図3は、本考案のコンクリートブロックの階段
が擁壁の前面に構築された状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 コンクリートブロック片 2 ステップ部 3 蹴上げ部 4 支持部 5 すべり止め用突起 6 貫通孔 7 擁壁 8 基部 9 アンカーボルト 10 地表面 11 踏込み方向 h 蹴上げ高さ w 踏代

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地表面に起立したコンクリート壁の上面
    と地表面との連絡を可能にする、コンクリート壁の側面
    に構築される階段において、 取付け部(6)を一側に有し、かつ形状が統一された断
    面L字形のコンクリートブロック片(1)の適当数を、
    固定手段(9)を用いてコンクリート壁の側面に階段状
    に前記取付け部(6)を介して固定してなることを特徴
    とする階段。
  2. 【請求項2】 地表面に起立したコンクリート壁の上面
    と地表面との連絡を可能にする、コンクリート壁の側面
    に構築される階段であって、取付け部(6)を一側に有
    し、かつ形状が統一された断面L字形のコンクリートブ
    ロック片(1)の適当数を、固定手段(9)を用いてコ
    ンクリート壁の側面に階段状に前記取付け部(6)を介
    して固定してなる階段において、 上記コンクリート壁として、地表面に起立した擁壁
    (7)の前面に、前記階段が形成されることを特徴とす
    る階段。
JP1997001423U 1997-03-07 1997-03-07 コンクリートブロックで構築された階段 Expired - Lifetime JP3041241U (ja)

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