JP2644656B2 - コンクリート階段施工方法 - Google Patents
コンクリート階段施工方法Info
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- JP2644656B2 JP2644656B2 JP4195218A JP19521892A JP2644656B2 JP 2644656 B2 JP2644656 B2 JP 2644656B2 JP 4195218 A JP4195218 A JP 4195218A JP 19521892 A JP19521892 A JP 19521892A JP 2644656 B2 JP2644656 B2 JP 2644656B2
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- concrete stairs
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中高層建築物における
階段施工方法のうち、コンクリート階段用型枠を用いた
コンクリート階段施工方法に関する。
階段施工方法のうち、コンクリート階段用型枠を用いた
コンクリート階段施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、中高層建築物において用いられる
コンクリート階段は、階高が建築物ごとに異なるので、
各建設現場ごとに異なった階高で煩雑な作業をし、コン
クリート階段を施工しなければならなかった。
コンクリート階段は、階高が建築物ごとに異なるので、
各建設現場ごとに異なった階高で煩雑な作業をし、コン
クリート階段を施工しなければならなかった。
【0003】従って、コンクリート階段の設計及び工事
の両段階において、最も手間がかかり、施工等において
も、熟練を必要とし、中高層建築物の工期短縮の妨げに
なっていた。
の両段階において、最も手間がかかり、施工等において
も、熟練を必要とし、中高層建築物の工期短縮の妨げに
なっていた。
【0004】そこで近年、設計、施工上の自由度を保ち
ながら、予め工場等において製造するプレキャストコン
クリート製階段の型枠が提案されている。
ながら、予め工場等において製造するプレキャストコン
クリート製階段の型枠が提案されている。
【0005】例えば、特公昭60−22603号公報及
び特開平2−179706号公報にその例が開示されて
いる。これらの例は、通常自由型枠と呼ばれ、1種類の
型枠を調整式にして、あらゆる階高に任意に対応できる
ように製作されたものである。
び特開平2−179706号公報にその例が開示されて
いる。これらの例は、通常自由型枠と呼ばれ、1種類の
型枠を調整式にして、あらゆる階高に任意に対応できる
ように製作されたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の自由型枠は構造が複雑であるから、制作費が高価であ
り、かつ、耐久性が劣っていた。そのため、プレキャス
トコンクリート製階段の型枠の償却費が割高になってい
た。
の自由型枠は構造が複雑であるから、制作費が高価であ
り、かつ、耐久性が劣っていた。そのため、プレキャス
トコンクリート製階段の型枠の償却費が割高になってい
た。
【0007】また、プレキャストコンクリート製階段で
ありながら、個別の階高に合わせてそれぞれの取付場所
に適合する階段を生産しているので、予め生産してお
き、必要に応じて階段を供給することができなかった。
ありながら、個別の階高に合わせてそれぞれの取付場所
に適合する階段を生産しているので、予め生産してお
き、必要に応じて階段を供給することができなかった。
【0008】本発明は上記事実を考慮し、所望する取付
場所の階高に対応できると共に、製造コストが安価なコ
ンクリート階段施工方法を得ることが目的である。
場所の階高に対応できると共に、製造コストが安価なコ
ンクリート階段施工方法を得ることが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、踏面と蹴上とを成形する鋸歯状型部と、前記鋸歯状
型部と係合しコンクリート階段の段数を規定する補助型
枠と、を備えたコンクリート階段用型枠を使用し、異な
る前記鋸歯状型部を備えた複数のコンクリート階段用型
枠で蹴上の高さが異なるコンクリート階段を複数製造す
ると共に、前記コンクリート階段用型枠を用い前記補助
型枠の取付位置を変えて蹴上の高さ及び段数が異なるコ
ンクリート階段を複数製造する工程と、前記工程で製造
されたコンクリート階段を組み合わせて、取付場所の階
高に最も近い2つのコンクリート階段を選定する工程
と、前記工程で選定したコンクリート階段を取付場所に
固定する工程と、を有することを特徴としている。
は、踏面と蹴上とを成形する鋸歯状型部と、前記鋸歯状
型部と係合しコンクリート階段の段数を規定する補助型
枠と、を備えたコンクリート階段用型枠を使用し、異な
る前記鋸歯状型部を備えた複数のコンクリート階段用型
枠で蹴上の高さが異なるコンクリート階段を複数製造す
ると共に、前記コンクリート階段用型枠を用い前記補助
型枠の取付位置を変えて蹴上の高さ及び段数が異なるコ
ンクリート階段を複数製造する工程と、前記工程で製造
されたコンクリート階段を組み合わせて、取付場所の階
高に最も近い2つのコンクリート階段を選定する工程
と、前記工程で選定したコンクリート階段を取付場所に
固定する工程と、を有することを特徴としている。
【0010】請求項2に記載の発明では、蹴上の高さが
異なるコンクリート階段と、段数の異なるコンクリート
階段をそれぞれ2種類づつ、合計4種類のコンクリート
階段を製造し、そのうち取付場所の階高に最も近くなる
ように、同種又は異種の一対のコンクリート階段の組合
せを選定することを特徴としている。
異なるコンクリート階段と、段数の異なるコンクリート
階段をそれぞれ2種類づつ、合計4種類のコンクリート
階段を製造し、そのうち取付場所の階高に最も近くなる
ように、同種又は異種の一対のコンクリート階段の組合
せを選定することを特徴としている。
【0011】
【作用】請求項1に記載のコンクリート階段施工方法に
よれば、鋸歯状型部が異なるコンクリート階段用型枠を
複数用いて、蹴上の高さが異なるコンクリート階段を製
造し、また、このコンクリート階段用型枠に取付ける補
助型枠の取付位置を変えることによって、蹴上の高さ及
び段数が異なるコンクリート階段を製造する。 このよう
に、鋸歯状型部が異なるコンクリート階段用型枠と補助
型枠を用いて蹴上の高さ及び段数が異なるコンクリート
階段を複数製造し、そのコンクリート階段を組み合わせ
ることにより、取付場所の階高に最も近い2つのコンク
リート階段を選定することができる。そして、選定した
コンクリート階段を取付場所に固定する施工方法を採用
することで、取付場所の階高に合わせて型枠を構築し、
コンクリートを打設しなくても、取付場所に適合したコ
ンクリート階段を施工できる。
よれば、鋸歯状型部が異なるコンクリート階段用型枠を
複数用いて、蹴上の高さが異なるコンクリート階段を製
造し、また、このコンクリート階段用型枠に取付ける補
助型枠の取付位置を変えることによって、蹴上の高さ及
び段数が異なるコンクリート階段を製造する。 このよう
に、鋸歯状型部が異なるコンクリート階段用型枠と補助
型枠を用いて蹴上の高さ及び段数が異なるコンクリート
階段を複数製造し、そのコンクリート階段を組み合わせ
ることにより、取付場所の階高に最も近い2つのコンク
リート階段を選定することができる。そして、選定した
コンクリート階段を取付場所に固定する施工方法を採用
することで、取付場所の階高に合わせて型枠を構築し、
コンクリートを打設しなくても、取付場所に適合したコ
ンクリート階段を施工できる。
【0012】請求項2に記載のコンクリート階段施工方
法によれば、蹴上の高さが異なるコンクリート階段と、
段数が異なるコンクリート階段をそれぞれ2種類ずつ、
合計4種類のコンクリート階段を製造し、そのうち所望
の取付場所の階高に適合するように、同種又は異種の階
段の組合せを選定し、そのコンクリート階段を所望の取
付場所に固定する。従って、4種類のコンクリート階段
を製造するだけで、所望の取付場所の階高に適合させる
ので、安価な製造コストでコンクリート階段を提供する
ことができる。
法によれば、蹴上の高さが異なるコンクリート階段と、
段数が異なるコンクリート階段をそれぞれ2種類ずつ、
合計4種類のコンクリート階段を製造し、そのうち所望
の取付場所の階高に適合するように、同種又は異種の階
段の組合せを選定し、そのコンクリート階段を所望の取
付場所に固定する。従って、4種類のコンクリート階段
を製造するだけで、所望の取付場所の階高に適合させる
ので、安価な製造コストでコンクリート階段を提供する
ことができる。
【0013】
【実施例】図1〜図3には、本実施例に係るプレキャス
トコンクリート階段用型枠10が示されている。また、
図4及び図5には、本実施例に係るコンクリート階段1
6が示されている。
トコンクリート階段用型枠10が示されている。また、
図4及び図5には、本実施例に係るコンクリート階段1
6が示されている。
【0014】図1及び図2に示されるように、型枠10
は、鋸歯状型部10Aとその両側に設けられた一対の外
側部10Bを有しており、また、補助型枠12と補助型
枠14が組付可能になっている。図3に示されるよう
に、鋸歯状型部10Aは、頂部10Cと底部10Dとで
鋸歯状に形成されており、コンクリート階段16の踏面
16Aと蹴上16Bを成形する。なお、本実施例では、
蹴上16Bの高さH1が異なる2種類の型枠10を使用
する。
は、鋸歯状型部10Aとその両側に設けられた一対の外
側部10Bを有しており、また、補助型枠12と補助型
枠14が組付可能になっている。図3に示されるよう
に、鋸歯状型部10Aは、頂部10Cと底部10Dとで
鋸歯状に形成されており、コンクリート階段16の踏面
16Aと蹴上16Bを成形する。なお、本実施例では、
蹴上16Bの高さH1が異なる2種類の型枠10を使用
する。
【0015】外側部10Bは、階段16の側面部16C
(図4参照)を成形する。補助型枠12は、軸12Aを
介して型枠10に軸支されており、図2の矢印Aの方向
に旋回可能であり、型枠10からコンクリート階段16
を取り外す場合に旋回して取り外しに邪魔にならない位
置に置かれる。補助型枠12は、図4に示される階段1
6の締結部16Dを成形する凹部12Bとアンカー用鉄
筋20を挿入可能な孔12Cを有している。補助型枠1
4は、コンクリート階段16の最下層を成形する型枠1
0の端部10Eと嵌合する凹部14Aと、コンクリート
階段16の底部の凹部16Eを成形する凸部14Bを有
する。また、補助型枠14は、矢印Bの方向に移動する
ことにより、コンクリート階段16の段数を調整する。
例えば、本実施例のように、8段の階段が所望の場合
は、実線部分に補助型枠14を設置する。7段の階段が
所望の場合は、二点鎖線部分に補助型枠14を設置す
る。
(図4参照)を成形する。補助型枠12は、軸12Aを
介して型枠10に軸支されており、図2の矢印Aの方向
に旋回可能であり、型枠10からコンクリート階段16
を取り外す場合に旋回して取り外しに邪魔にならない位
置に置かれる。補助型枠12は、図4に示される階段1
6の締結部16Dを成形する凹部12Bとアンカー用鉄
筋20を挿入可能な孔12Cを有している。補助型枠1
4は、コンクリート階段16の最下層を成形する型枠1
0の端部10Eと嵌合する凹部14Aと、コンクリート
階段16の底部の凹部16Eを成形する凸部14Bを有
する。また、補助型枠14は、矢印Bの方向に移動する
ことにより、コンクリート階段16の段数を調整する。
例えば、本実施例のように、8段の階段が所望の場合
は、実線部分に補助型枠14を設置する。7段の階段が
所望の場合は、二点鎖線部分に補助型枠14を設置す
る。
【0016】次に、本実施例に係るプレキャストコンク
リート階段16の製造及び施工方法について説明する。
リート階段16の製造及び施工方法について説明する。
【0017】まず、型枠10に階段16の予め組付けら
れた鉄筋18を敷設する。図6に示されるように、鉄筋
18は、主筋18Aと補強筋18Bを有する。その際、
踏面16Aと蹴上16Bに沿って鋸歯状に補強筋18B
が配筋される。鋸歯状に配筋された補強筋18Bの屈曲
部分の内側に、主筋18Aが、段鼻16F付近又は蹴込
み16G付近に紙面垂直方向に敷設される。階段16の
傾斜部16Hに平行に2本の補強筋18Dが配筋され
る。その際、鉄筋18は、所望のかぶり厚さD1及びD
2を確保されるように、スペーサなどを用いて配筋す
る。また、締結部16Dにアンカー用鉄筋20を予め挿
入しておく。アンカー用鉄筋20は、略L字型に形成さ
れており、長辺部の先端は、締結部16Dから突き出し
ておく。アンカー用鉄筋20の短辺部の先端は、補強筋
18Dと接している。
れた鉄筋18を敷設する。図6に示されるように、鉄筋
18は、主筋18Aと補強筋18Bを有する。その際、
踏面16Aと蹴上16Bに沿って鋸歯状に補強筋18B
が配筋される。鋸歯状に配筋された補強筋18Bの屈曲
部分の内側に、主筋18Aが、段鼻16F付近又は蹴込
み16G付近に紙面垂直方向に敷設される。階段16の
傾斜部16Hに平行に2本の補強筋18Dが配筋され
る。その際、鉄筋18は、所望のかぶり厚さD1及びD
2を確保されるように、スペーサなどを用いて配筋す
る。また、締結部16Dにアンカー用鉄筋20を予め挿
入しておく。アンカー用鉄筋20は、略L字型に形成さ
れており、長辺部の先端は、締結部16Dから突き出し
ておく。アンカー用鉄筋20の短辺部の先端は、補強筋
18Dと接している。
【0018】次に、補助型枠12を所定の位置に設置す
る。その際、アンカー用鉄筋20が、孔12Cに挿入さ
れるように調整する。次に、補助型枠14を必要な段数
の階段を成形するように実線部分又は二点鎖線部分に設
置する。その後、型枠10にコンクリートを打ち込む。
その際、補助型枠12と補助型枠14にも隙間が生じな
いようにコンクリートを打ち込む。打ち込み完了後は、
一定期間の養生を行う。コンクリート階段16の養生の
終了後は、補助型枠12を開き、補助型枠14を取り外
して、型枠10からコンクリート階段16を取り出し、
倉庫などに収納しておく。
る。その際、アンカー用鉄筋20が、孔12Cに挿入さ
れるように調整する。次に、補助型枠14を必要な段数
の階段を成形するように実線部分又は二点鎖線部分に設
置する。その後、型枠10にコンクリートを打ち込む。
その際、補助型枠12と補助型枠14にも隙間が生じな
いようにコンクリートを打ち込む。打ち込み完了後は、
一定期間の養生を行う。コンクリート階段16の養生の
終了後は、補助型枠12を開き、補助型枠14を取り外
して、型枠10からコンクリート階段16を取り出し、
倉庫などに収納しておく。
【0019】次に、所望の階高に対応する階段16を選
定する。表1に示されるように、本実施例では、蹴上1
6Bの高さH1が2種類と、段数が異なり、階段16の
高さがH2とH3の2種類とで4種類のコンクリート階
段16を生産しており、これらの組合せにより、10種
類の階高に対応できる階段を予め生産しておき、取付場
所の階高に最も適した組合せの階段を選定する。選定
後、コンクリート階段16をその取付場所まで運搬す
る。なお、取付場所の階高が表1に対応しない場合は、
最も適合する組合せを選定し、コンクリート階段16を
取り付ける際に、取付場所の階高に適合させる。
定する。表1に示されるように、本実施例では、蹴上1
6Bの高さH1が2種類と、段数が異なり、階段16の
高さがH2とH3の2種類とで4種類のコンクリート階
段16を生産しており、これらの組合せにより、10種
類の階高に対応できる階段を予め生産しておき、取付場
所の階高に最も適した組合せの階段を選定する。選定
後、コンクリート階段16をその取付場所まで運搬す
る。なお、取付場所の階高が表1に対応しない場合は、
最も適合する組合せを選定し、コンクリート階段16を
取り付ける際に、取付場所の階高に適合させる。
【0020】
【表1】
【0021】表1では、所望の階高が2550〜305
0(mm)の範囲内の対応表が示されている。蹴上16B
の高さH1が182mmの場合をAと表示されている。蹴
上16Bの高さH1が189mmの場合をBと表示されて
いる。また、組合せ欄におけるA又はBの後の数字の7
あるいは8は、階段の段数を表したものである。通常、
階高は50mm間隔に設計される。従って、所望の階高が
例えば、2550mmの場合は、表1のA7+A7の組合
せの階段を選定する。同様に、所望の階高が3050mm
の場合は、表1のB8+B8の組合せの階段を選定す
る。前者の場合の誤差は2mm程度であるからほとんど問
題にならないが、後者の場合は26mm程度の誤差が生じ
る。この場合は、階段の取付角度によって調整する。踏
面16Aが250mmで段数が7段の階段の奥行きは15
00mmであるから、最大の誤差が生じる場合でも傾斜角
度は1°程度にすぎない。従って、実際に階段を取り付
ける際には、踏面に水勾配を設けるのが通常であるか
ら、この程度の傾斜は問題にならない。
0(mm)の範囲内の対応表が示されている。蹴上16B
の高さH1が182mmの場合をAと表示されている。蹴
上16Bの高さH1が189mmの場合をBと表示されて
いる。また、組合せ欄におけるA又はBの後の数字の7
あるいは8は、階段の段数を表したものである。通常、
階高は50mm間隔に設計される。従って、所望の階高が
例えば、2550mmの場合は、表1のA7+A7の組合
せの階段を選定する。同様に、所望の階高が3050mm
の場合は、表1のB8+B8の組合せの階段を選定す
る。前者の場合の誤差は2mm程度であるからほとんど問
題にならないが、後者の場合は26mm程度の誤差が生じ
る。この場合は、階段の取付角度によって調整する。踏
面16Aが250mmで段数が7段の階段の奥行きは15
00mmであるから、最大の誤差が生じる場合でも傾斜角
度は1°程度にすぎない。従って、実際に階段を取り付
ける際には、踏面に水勾配を設けるのが通常であるか
ら、この程度の傾斜は問題にならない。
【0022】次に、図6に示されるように、一対のコン
クリート階段16を所望の取付場所に取り付ける。コン
クリート階段16の下端部は、下階の床22上に設置
し、上端部は階高H4の中央部に設けられた踊り場の床
23に固定する。その際、図7に示されるように、アン
カー用鉄筋20と床23の鉄筋23Aを固定具24を介
して接続する。図8及び図9に示されるように、固定具
24は、長孔24Aが設けられており、図8の紙面水平
方向からみると、略小判型の形状である。固定具24に
アンカー用鉄筋20と鉄筋23Aを挿入してから、くさ
び型部材24Bを長孔24Aに挿入し、アンカー用鉄筋
20と鉄筋23Aの隙間を低減して、両者を固定する。
アンカー用鉄筋20と鉄筋23Aを接続した後で、隙間
部26にコンクリートを流し込み、コンクリート階段1
6と床23で形成される床面28をフラットにする。
クリート階段16を所望の取付場所に取り付ける。コン
クリート階段16の下端部は、下階の床22上に設置
し、上端部は階高H4の中央部に設けられた踊り場の床
23に固定する。その際、図7に示されるように、アン
カー用鉄筋20と床23の鉄筋23Aを固定具24を介
して接続する。図8及び図9に示されるように、固定具
24は、長孔24Aが設けられており、図8の紙面水平
方向からみると、略小判型の形状である。固定具24に
アンカー用鉄筋20と鉄筋23Aを挿入してから、くさ
び型部材24Bを長孔24Aに挿入し、アンカー用鉄筋
20と鉄筋23Aの隙間を低減して、両者を固定する。
アンカー用鉄筋20と鉄筋23Aを接続した後で、隙間
部26にコンクリートを流し込み、コンクリート階段1
6と床23で形成される床面28をフラットにする。
【0023】なお、踊り場の床23と上階の床スラブ3
0との間に配置される他のコンクリート階段16は、上
記と同様の手順により施工する。
0との間に配置される他のコンクリート階段16は、上
記と同様の手順により施工する。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、簡単な構
造のコンクリート階段用型枠を使用すると共に、少ない
種類の型枠を使用してコンクリート階段を製造し、所望
の取付場所の階高に適合させるので、予めコンクリート
階段を量産でき、安価な製造コストでコンクリート階段
を提供することができると共に、工期の短縮も図ること
ができるという優れた効果を有する。
造のコンクリート階段用型枠を使用すると共に、少ない
種類の型枠を使用してコンクリート階段を製造し、所望
の取付場所の階高に適合させるので、予めコンクリート
階段を量産でき、安価な製造コストでコンクリート階段
を提供することができると共に、工期の短縮も図ること
ができるという優れた効果を有する。
【図1】本発明の一実施例が適用されたコンクリート階
段用型枠10を示す平面図である。
段用型枠10を示す平面図である。
【図2】本発明の一実施例が適用されたコンクリート階
段用型枠10を示す側面図である。
段用型枠10を示す側面図である。
【図3】図2に示されるコンクリート階段用型枠10の
3−3線断面図である。
3−3線断面図である。
【図4】本発明の一実施例が適用されたコンクリート階
段16のうち、段数が7段のものを示す側面図である。
段16のうち、段数が7段のものを示す側面図である。
【図5】本発明の一実施例が適用されたコンクリート階
段16のうち、段数が8段のものを示す側面図である。
段16のうち、段数が8段のものを示す側面図である。
【図6】本発明の一実施例が適用された一対のコンクリ
ート階段16が、所望の取付場所に施工された状態を示
す側面図である。
ート階段16が、所望の取付場所に施工された状態を示
す側面図である。
【図7】本発明の一実施例が適用されたコンクリート階
段16の鉄筋18の配筋を示すと共に、コンクリート階
段16と踊り場の床23の接合関係を示す断面図であ
る。
段16の鉄筋18の配筋を示すと共に、コンクリート階
段16と踊り場の床23の接合関係を示す断面図であ
る。
【図8】本発明の一実施例が適用されたコンクリート階
段16と踊り場の床23の固定具24を示す詳細図であ
る。
段16と踊り場の床23の固定具24を示す詳細図であ
る。
【図9】図8に示される固定具24の9−9線断面図で
ある。
ある。
10 コンクリート階段用型枠 10A 鋸歯状型部 10B 外側部 16 コンクリート階段 16B 蹴上
Claims (2)
- 【請求項1】 踏面と蹴上とを成形する鋸歯状型部と、
前記鋸歯状型部と係合しコンクリート階段の段数を規定
する補助型枠と、を備えたコンクリート階段用型枠を使
用し、異なる前記鋸歯状型部を備えた複数のコンクリー
ト階段用型枠で蹴上の高さが異なるコンクリート階段を
複数製造すると共に、前記コンクリート階段用型枠を用
い前記補助型枠の取付位置を変えて蹴上の高さ及び段数
が異なるコンクリート階段を複数製造する工程と、 前記工程で製造されたコンクリート階段を組み合わせ
て、取付場所の階高に最も近い2つのコンクリート階段
を選定する工程と、前記工程で選定したコンクリート階
段を取付場所に固定する工程と、を有することを特徴と
する コンクリート階段施工方法。 - 【請求項2】 蹴上の高さが異なるコンクリート階段
と、段数の異なるコンクリート階段をそれぞれ2種類づ
つ、合計4種類のコンクリート階段を製造し、そのうち
取付場所の階高に最も近くなるように、同種又は異種の
一対のコンクリート階段の組合せを選定することを特徴
とする請求項1に記載のコンクリート階段施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4195218A JP2644656B2 (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | コンクリート階段施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4195218A JP2644656B2 (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | コンクリート階段施工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0642177A JPH0642177A (ja) | 1994-02-15 |
JP2644656B2 true JP2644656B2 (ja) | 1997-08-25 |
Family
ID=16337432
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4195218A Expired - Lifetime JP2644656B2 (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | コンクリート階段施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2644656B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8262055B2 (en) * | 2006-09-12 | 2012-09-11 | Any Step Technology Limited | Stair forming apparatus and related methods |
CN107288340A (zh) * | 2017-07-20 | 2017-10-24 | 北京城建远东建设投资集团有限公司 | 一种控制现浇楼梯梯段板厚度的挂板装置及施工方法 |
-
1992
- 1992-07-22 JP JP4195218A patent/JP2644656B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0642177A (ja) | 1994-02-15 |
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