JPH08333856A - 階段用踏段及び組立て階段並びに踏段用の無機質板 - Google Patents
階段用踏段及び組立て階段並びに踏段用の無機質板Info
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- JPH08333856A JPH08333856A JP7142090A JP14209095A JPH08333856A JP H08333856 A JPH08333856 A JP H08333856A JP 7142090 A JP7142090 A JP 7142090A JP 14209095 A JP14209095 A JP 14209095A JP H08333856 A JPH08333856 A JP H08333856A
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Landscapes
- Steps, Ramps, And Handrails (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】無機質板を踏段に使用することにより、組立て
階段の工期の短縮、騒音と振動の削減をはかる。 【構成】一側に段鼻下部29を有する金属製の踏段枠3
0の他側に蹴込み板27を連設してする。踏段枠30の
上面に、段鼻下部29と蹴込み板27の下縁との間に凹
入部31を形成する。蹴込み板27の上端部に、上段の
踏段の段鼻下部29と協働して中空の段鼻部33を構成
する段鼻上部24を形成して踏段枠30を構成する
(a)。凹入部31内に無機質板8を固定し、凹入部3
1の蹴込み板27側の側壁と無機質板8との間隙38に
無機質充填材を充填して踏段37を構成する(b)。無
機質板8は無機質材からなる基体1の上面に、硬質板7
を装着して構成する。踏段37は階段状に並べささら桁
に固定して組立て階段を構成する。
階段の工期の短縮、騒音と振動の削減をはかる。 【構成】一側に段鼻下部29を有する金属製の踏段枠3
0の他側に蹴込み板27を連設してする。踏段枠30の
上面に、段鼻下部29と蹴込み板27の下縁との間に凹
入部31を形成する。蹴込み板27の上端部に、上段の
踏段の段鼻下部29と協働して中空の段鼻部33を構成
する段鼻上部24を形成して踏段枠30を構成する
(a)。凹入部31内に無機質板8を固定し、凹入部3
1の蹴込み板27側の側壁と無機質板8との間隙38に
無機質充填材を充填して踏段37を構成する(b)。無
機質板8は無機質材からなる基体1の上面に、硬質板7
を装着して構成する。踏段37は階段状に並べささら桁
に固定して組立て階段を構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、階段に使用する踏段
と、この踏段を使用してなる鉄骨階段並びに踏段に使用
する踏段用の無機質板に関する。
と、この踏段を使用してなる鉄骨階段並びに踏段に使用
する踏段用の無機質板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の鉄骨階段は階段状に並べた鋼板製
の踏段をささら桁に固定していたが、踏段の踏板を鋼板
のみとした場合には使用時の騒音等が生じていた。そこ
で、踏段の踏板上面に、石板などを固着して踏板を形成
していた。また、他の鉄骨階段では、踏段の踏板の全体
を凹入部とし、該凹入部にモルタルを流しこみ固化させ
て、踏板を構成していた。
の踏段をささら桁に固定していたが、踏段の踏板を鋼板
のみとした場合には使用時の騒音等が生じていた。そこ
で、踏段の踏板上面に、石板などを固着して踏板を形成
していた。また、他の鉄骨階段では、踏段の踏板の全体
を凹入部とし、該凹入部にモルタルを流しこみ固化させ
て、踏板を構成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術の内、
石板などを固定するものでは、種類、大きさにもよる
が、石板では、1枚が25Kgを越える場合が多く、現場
での取り付け作業に手間がかかり、また、予め工場で取
り付けた場合には、輸送中の欠け、割れなどを生じる問
題点があった。
石板などを固定するものでは、種類、大きさにもよる
が、石板では、1枚が25Kgを越える場合が多く、現場
での取り付け作業に手間がかかり、また、予め工場で取
り付けた場合には、輸送中の欠け、割れなどを生じる問
題点があった。
【0004】また、現場でモルタルを流し込む場合に
は、モルタルの固化までに時間を要し、固化まで階段を
使用できない問題点があった。また、モルタルによる鉄
骨階段や他の部分が汚れる問題点もあった。
は、モルタルの固化までに時間を要し、固化まで階段を
使用できない問題点があった。また、モルタルによる鉄
骨階段や他の部分が汚れる問題点もあった。
【0005】更に、前記従来の鉄骨階段では踏板の段鼻
部分に石材等が位置するので、該部が破損し易いので、
これを防止する為に、あるいは仕上げ材を固定する為
に、段鼻部分にノンスリップを取付ける必要があった。
この場合、通常接着剤とビスを併用していたが、石材や
モルタルではビスが作用しにくく、珪酸カルシウム板、
石膏ボードなどではカールプラグなどの補助手段が必要
であり、ノンスリップ取り付け作業が繁雑となる問題点
があった。
部分に石材等が位置するので、該部が破損し易いので、
これを防止する為に、あるいは仕上げ材を固定する為
に、段鼻部分にノンスリップを取付ける必要があった。
この場合、通常接着剤とビスを併用していたが、石材や
モルタルではビスが作用しにくく、珪酸カルシウム板、
石膏ボードなどではカールプラグなどの補助手段が必要
であり、ノンスリップ取り付け作業が繁雑となる問題点
があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】然るにこの発明は、金属
板からなる踏段枠の凹入部内に無機質板を嵌挿固着して
なり、踏段枠の踏板枠あるいは蹴込み板の上端部に中空
の段鼻部を形成したので、前記問題点を解決した。
板からなる踏段枠の凹入部内に無機質板を嵌挿固着して
なり、踏段枠の踏板枠あるいは蹴込み板の上端部に中空
の段鼻部を形成したので、前記問題点を解決した。
【0007】即ちこの発明は、一側に段鼻下部を有する
金属製の踏板枠の他側に蹴込み板を連設して踏段枠と
し、前記踏段枠の上面に、前記該段鼻下部と蹴込み板の
下縁との間に凹入部を形成し、該凹入部内に無機質板を
固定し、前記蹴込み板の上端部に、上段の踏段の段鼻下
部と協働して中空の段鼻部を構成する段鼻上部を形成し
たことを特徴とする階段用踏段である。また、中空の段
鼻部を有する金属製の踏段枠の上面に、前記段鼻部と蹴
込み側の端縁との間に凹入部を形成し、該凹入部内に無
機質板を固定したことを特徴とする階段用踏段である。
金属製の踏板枠の他側に蹴込み板を連設して踏段枠と
し、前記踏段枠の上面に、前記該段鼻下部と蹴込み板の
下縁との間に凹入部を形成し、該凹入部内に無機質板を
固定し、前記蹴込み板の上端部に、上段の踏段の段鼻下
部と協働して中空の段鼻部を構成する段鼻上部を形成し
たことを特徴とする階段用踏段である。また、中空の段
鼻部を有する金属製の踏段枠の上面に、前記段鼻部と蹴
込み側の端縁との間に凹入部を形成し、該凹入部内に無
機質板を固定したことを特徴とする階段用踏段である。
【0008】前記階段用踏段において、凹入部の蹴込み
側の側壁を内側に傾斜させ、該凹入部の蹴込み側の側壁
と無機質板との間に無機質充填材を充填することもでき
る。また、無機質板は、無機質材からなる基体の上面
に、硬質板を装着してなり、該基体の下面に凹部を並列
して形成することもできる。
側の側壁を内側に傾斜させ、該凹入部の蹴込み側の側壁
と無機質板との間に無機質充填材を充填することもでき
る。また、無機質板は、無機質材からなる基体の上面
に、硬質板を装着してなり、該基体の下面に凹部を並列
して形成することもできる。
【0009】また、他の発明は、踏板と蹴込み板とを鋭
角に連設してなる略L字状の踏段を階段状に並列して連
結し、これらをささら桁に固定してなる階段において、
前記踏段には中空の段鼻部が形成されていると共に、前
記踏段は、踏板枠に蹴込み板を連設してなる踏段枠の該
踏板枠の上面に、前記段鼻部と蹴込み板の下縁との間に
凹入部を形成し、該凹入部内に、前記蹴込み板とに間隙
を設けて無機質板を固定し、該間隙に無機質充填材を充
填して構成したことを特徴とする組立て階段である。
角に連設してなる略L字状の踏段を階段状に並列して連
結し、これらをささら桁に固定してなる階段において、
前記踏段には中空の段鼻部が形成されていると共に、前
記踏段は、踏板枠に蹴込み板を連設してなる踏段枠の該
踏板枠の上面に、前記段鼻部と蹴込み板の下縁との間に
凹入部を形成し、該凹入部内に、前記蹴込み板とに間隙
を設けて無機質板を固定し、該間隙に無機質充填材を充
填して構成したことを特徴とする組立て階段である。
【0010】更に、他の発明は、無機質材からなる基体
の下面に凹部を並列して形成し、該基体の上面に硬質板
を装着し、あるいは基体の上面側に硬質層を形成したこ
とを特徴とする踏段用の無機質板である。
の下面に凹部を並列して形成し、該基体の上面に硬質板
を装着し、あるいは基体の上面側に硬質層を形成したこ
とを特徴とする踏段用の無機質板である。
【0011】前記において、無機質板の基体は、比重が
0.3〜0.5程度の珪酸カルシウムを主原料とする板
材とすることが望ましいが、各種コンクリート、モルタ
ルなどの他の無機質材料とすることもできる。また、無
機質板の硬質板は高密度、高強度のセメント又は珪酸カ
ルシウム系薄板が望ましいが、炭酸カルシウムスラグ
板、パルプセメント板等他の材料とすることもできる。
0.3〜0.5程度の珪酸カルシウムを主原料とする板
材とすることが望ましいが、各種コンクリート、モルタ
ルなどの他の無機質材料とすることもできる。また、無
機質板の硬質板は高密度、高強度のセメント又は珪酸カ
ルシウム系薄板が望ましいが、炭酸カルシウムスラグ
板、パルプセメント板等他の材料とすることもできる。
【0012】また、前記における、中空の段鼻部とは、
中空あるいは、上面にノンスリップ用の固定板を有し、
該固定板の下方に空間があいていればよい。
中空あるいは、上面にノンスリップ用の固定板を有し、
該固定板の下方に空間があいていればよい。
【0013】また、前記において、踏段は、横方向の踏
板と縦方向の蹴込み板とを連結して構成する場合、ある
いは横方向の踏板のみから構成する場合、とがある。ま
た、踏段枠は、横方向の踏板となる踏板枠に蹴込み板を
連結して構成する場合、あるいは横方向の踏板となる踏
板枠のみから構成する場合、とがある。
板と縦方向の蹴込み板とを連結して構成する場合、ある
いは横方向の踏板のみから構成する場合、とがある。ま
た、踏段枠は、横方向の踏板となる踏板枠に蹴込み板を
連結して構成する場合、あるいは横方向の踏板となる踏
板枠のみから構成する場合、とがある。
【0014】また、前記において、踏段枠の踏板枠に無
機質板を固定して踏段を構成する。あるいは、これに更
に無機質材を充填して踏段を構成する。
機質板を固定して踏段を構成する。あるいは、これに更
に無機質材を充填して踏段を構成する。
【0015】
【作用】この踏段あるいは組立て階段、あるいはこの発
明の構築方法によれば、踏段枠に無機質板を固定したの
で、鉄骨階段を軽量化でき、養生時間を大幅に削減でき
る。
明の構築方法によれば、踏段枠に無機質板を固定したの
で、鉄骨階段を軽量化でき、養生時間を大幅に削減でき
る。
【0016】無機質板は、凹部を有するので、軽量化で
きる。また、凹部を有する基板と硬質板とを組み合わせ
たので、使用時の振動、騒音を削減できる。
きる。また、凹部を有する基板と硬質板とを組み合わせ
たので、使用時の振動、騒音を削減できる。
【0017】また、中空の段鼻部を形成したので、該部
にビス類を使用して、ノンスリップや仕上げ材を固定す
ることができ、かつビス類が踏段の裏面側から見えな
い。
にビス類を使用して、ノンスリップや仕上げ材を固定す
ることができ、かつビス類が踏段の裏面側から見えな
い。
【0018】
【実施例1】図2、図3、図7に基づきこの発明の踏段
用の無機質板について説明する。
用の無機質板について説明する。
【0019】階段幅に応じた長さLで、珪酸カルシウム
製(比重が0.3〜0.5。例えば朝日珪酸工業株式会
社製「ケイカライト」)の板状で、下面2に、一側1a
に端縁から所定距離あけた位置及び、他側1bで端縁か
ら所定距離あけた位置に、階段幅方向に全長に亘るナッ
ト用溝4、4を夫々形成して踏段用の無機質板の基板1
を構成する。前記基体1のナット溝4は幅D0 で形成さ
れている。
製(比重が0.3〜0.5。例えば朝日珪酸工業株式会
社製「ケイカライト」)の板状で、下面2に、一側1a
に端縁から所定距離あけた位置及び、他側1bで端縁か
ら所定距離あけた位置に、階段幅方向に全長に亘るナッ
ト用溝4、4を夫々形成して踏段用の無機質板の基板1
を構成する。前記基体1のナット溝4は幅D0 で形成さ
れている。
【0020】また、前記基板1は前記ナット用溝4、4
の間の中間部に、ほぼ全面に亘り開口部の形状が6角形
の穴5、5を並列して設け、凹部6を形成されている。
前記におけるナット用溝4は、踏段枠のナット用突条を
収容できる大きさ及び位置としてある。
の間の中間部に、ほぼ全面に亘り開口部の形状が6角形
の穴5、5を並列して設け、凹部6を形成されている。
前記におけるナット用溝4は、踏段枠のナット用突条を
収容できる大きさ及び位置としてある。
【0021】前記基板1の上面3に、ほぼ同一形状で、
基板1の一側1aに若干(5mm程度)大きく形成した硬
質板7を固着して無機質板8を構成する(図3(a)
(b))。前記硬質板7は、珪酸カルシウム製の薄板で
前記基板1より硬質に形成(例えば、セメントを混入)
してなる。また、この無機質板8は、後述するように、
踏段枠に固定して、踏段を構成する他、大形に形成し
て、踊り場を構成することもできる。
基板1の一側1aに若干(5mm程度)大きく形成した硬
質板7を固着して無機質板8を構成する(図3(a)
(b))。前記硬質板7は、珪酸カルシウム製の薄板で
前記基板1より硬質に形成(例えば、セメントを混入)
してなる。また、この無機質板8は、後述するように、
踏段枠に固定して、踏段を構成する他、大形に形成し
て、踊り場を構成することもできる。
【0022】前記における基体1のナット用溝4の幅D
0 は、ナット16より大きく形成されているので、種々
のナット16に応じて使用できる。通常は、ナット1
6、16の間隔が一定で、踏面長さを代え、異なる踏面
の踏段を構成するので、踏面長さD1 からD2 の踏段枠
30、30に対応できる(図7)。
0 は、ナット16より大きく形成されているので、種々
のナット16に応じて使用できる。通常は、ナット1
6、16の間隔が一定で、踏面長さを代え、異なる踏面
の踏段を構成するので、踏面長さD1 からD2 の踏段枠
30、30に対応できる(図7)。
【0023】前記実施例における基板1の材質は、珪酸
カルシウム製としたが、同程度の強度を有する他の材質
とすることもできる。また、硬質板7も所定の強度を有
すれば他の材質とすることができる。
カルシウム製としたが、同程度の強度を有する他の材質
とすることもできる。また、硬質板7も所定の強度を有
すれば他の材質とすることができる。
【0024】また、前記実施例において、基板1に硬質
板7を固着することに代え、基板1の上面側に樹脂接着
剤を含浸させて、硬質層を形成することもできる(図示
していない)。あるいは、基板1を十分な硬度を有する
材質とすれば、基板1のみから無機質材8を構成するこ
ともできる(図示していない)。
板7を固着することに代え、基板1の上面側に樹脂接着
剤を含浸させて、硬質層を形成することもできる(図示
していない)。あるいは、基板1を十分な硬度を有する
材質とすれば、基板1のみから無機質材8を構成するこ
ともできる(図示していない)。
【0025】また、前記実施例において、凹部6は、軽
量化などの為に、強度を損なわない程度に容量を多くす
ることが望ましいので、穴5、5の断面は六角形とする
ことが望ましいが、三角形、四角形、円形等他の形状と
することもできる。更に、例えば、前記ナット溝4、4
間の中央部4aのみを残して、ナット溝4、4と連通す
る凹部6、6を形成することもできる(図4(a)
(b))。
量化などの為に、強度を損なわない程度に容量を多くす
ることが望ましいので、穴5、5の断面は六角形とする
ことが望ましいが、三角形、四角形、円形等他の形状と
することもできる。更に、例えば、前記ナット溝4、4
間の中央部4aのみを残して、ナット溝4、4と連通す
る凹部6、6を形成することもできる(図4(a)
(b))。
【0026】
【実施例2】次に、図1乃至図9に基づき、前記実施例
1の無機質板を使用した踏段及び組立て階段の実施例に
ついて説明する。
1の無機質板を使用した踏段及び組立て階段の実施例に
ついて説明する。
【0027】形成予定の踏段の踏板の下面に沿った形状
の横板10の一側(前側)11を屈曲立設して突片12
とする。また、前記横板10の他側11aに直角あるい
は若干鋭角の角度αで蹴込み内板13を一体に連設し
て、枠下部材14を構成する。前記突片12は、前記蹴
込み内板13と平行に形成されている。前記枠下部材1
4の横板10の上面10aで、ささら桁取付け側15、
15の両側縁に、ささら桁取付け用の長ナット16、1
6を2個づつ固着する。
の横板10の一側(前側)11を屈曲立設して突片12
とする。また、前記横板10の他側11aに直角あるい
は若干鋭角の角度αで蹴込み内板13を一体に連設し
て、枠下部材14を構成する。前記突片12は、前記蹴
込み内板13と平行に形成されている。前記枠下部材1
4の横板10の上面10aで、ささら桁取付け側15、
15の両側縁に、ささら桁取付け用の長ナット16、1
6を2個づつ固着する。
【0028】また、前記枠下部材14の横板10上に、
該横板10上に載置できる横板17の一側18をほぼ直
角に立設して突片19とし、他側18aに角度αで蹴込
み外板20を一体に連設する。前記蹴込み外板20は前
記蹴込み内板14とほぼ同一高さで、上端部21を水平
に屈曲してノンスリップ用の固定板22を構成する。前
記固定板22の先端部を更に下方に屈曲して押え板23
とし、蹴込み内板13及び蹴込み外板20の上端部21
から押え板23までを段鼻上部24とする。また、前記
横板17には前記枠下部材14の長ナット16、16の
位置に対応して、上方に凸となり、階段幅方向全長に亘
る屈曲部25、25を形成してある。以上のようにし
て、枠上部材26を構成する。
該横板10上に載置できる横板17の一側18をほぼ直
角に立設して突片19とし、他側18aに角度αで蹴込
み外板20を一体に連設する。前記蹴込み外板20は前
記蹴込み内板14とほぼ同一高さで、上端部21を水平
に屈曲してノンスリップ用の固定板22を構成する。前
記固定板22の先端部を更に下方に屈曲して押え板23
とし、蹴込み内板13及び蹴込み外板20の上端部21
から押え板23までを段鼻上部24とする。また、前記
横板17には前記枠下部材14の長ナット16、16の
位置に対応して、上方に凸となり、階段幅方向全長に亘
る屈曲部25、25を形成してある。以上のようにし
て、枠上部材26を構成する。
【0029】また、前記枠下部材14の上面に、前記枠
上部材26を重ねて固着する。この際、蹴込み外板20
と蹴込み内板13と、横板10と横板17とは夫々密着
し、枠上部材26の屈曲部25、25は長ナット16、
16に嵌装される。また、蹴込み外板20と蹴込み内板
13とで、蹴込み板27を構成する。また、突片12と
突片19との間には所定間隙28が形成される。以上の
ようにして、踏段枠30を構成する。前記踏段枠30
の、枠下部材14の突片12と枠上部材26の突片19
とで、段鼻下部29を構成する(図1(a)、図2)。
また、突片19と蹴込み板27の下端部との間で凹入部
31を構成する。また、踏段枠30の水平部分、即ち踏
段枠30から蹴込み板27を除いた部分を踏板枠とす
る。
上部材26を重ねて固着する。この際、蹴込み外板20
と蹴込み内板13と、横板10と横板17とは夫々密着
し、枠上部材26の屈曲部25、25は長ナット16、
16に嵌装される。また、蹴込み外板20と蹴込み内板
13とで、蹴込み板27を構成する。また、突片12と
突片19との間には所定間隙28が形成される。以上の
ようにして、踏段枠30を構成する。前記踏段枠30
の、枠下部材14の突片12と枠上部材26の突片19
とで、段鼻下部29を構成する(図1(a)、図2)。
また、突片19と蹴込み板27の下端部との間で凹入部
31を構成する。また、踏段枠30の水平部分、即ち踏
段枠30から蹴込み板27を除いた部分を踏板枠とす
る。
【0030】次に、踏段枠30、30を階段状に並べる
と共にこれらを鋼板製のささら桁34、34で挟み、該
ささら桁34のボルト穴35から挿通したボルト36を
踏段枠30の長ナット16に螺合締結して、ささら桁3
4と踏段枠30とを一体に固定する(図5)。この際、
上側に位置する踏段枠30の段鼻下部29(突片12及
び突片19)と、下側に位置する踏段枠30の段鼻上部
24(蹴込み板27の上端部及び押え板23)とが、夫
々当接し、突片19と押え板23とを夫々溶接する。ま
たここで、前記段鼻上部24と前記段鼻下部29とで、
段鼻33を形成する。
と共にこれらを鋼板製のささら桁34、34で挟み、該
ささら桁34のボルト穴35から挿通したボルト36を
踏段枠30の長ナット16に螺合締結して、ささら桁3
4と踏段枠30とを一体に固定する(図5)。この際、
上側に位置する踏段枠30の段鼻下部29(突片12及
び突片19)と、下側に位置する踏段枠30の段鼻上部
24(蹴込み板27の上端部及び押え板23)とが、夫
々当接し、突片19と押え板23とを夫々溶接する。ま
たここで、前記段鼻上部24と前記段鼻下部29とで、
段鼻33を形成する。
【0031】次に、各踏段枠30の凹入部31に、前記
実施例1の無機質板8を夫々接着する(図6)。この
際、ナット用溝4、4が、長ナット16、16に嵌装さ
れた屈曲部25、25上に位置し、無機質板8のナット
用溝4は屈曲部25に比して幅広に形成してあるので、
踏面方向に無機質板8は移動可能であり、無機質板8の
前端9a(基板1の一側1a)を、踏段枠30の突片1
9より所定距離(3〜4mm程度)離れた位置になるよう
にする。また、無機質板8の固着に際して、無機質板8
の基板1の下面2あるいは踏段枠30の横板17の上面
の一方あるいは両方に接着剤を塗布して行うが、無機質
板8の下面2には、ナット用溝4、4、六角形の穴5、
5からなる凹部6から形成される空気層があるので、接
着剤の乾きを早めることができる。
実施例1の無機質板8を夫々接着する(図6)。この
際、ナット用溝4、4が、長ナット16、16に嵌装さ
れた屈曲部25、25上に位置し、無機質板8のナット
用溝4は屈曲部25に比して幅広に形成してあるので、
踏面方向に無機質板8は移動可能であり、無機質板8の
前端9a(基板1の一側1a)を、踏段枠30の突片1
9より所定距離(3〜4mm程度)離れた位置になるよう
にする。また、無機質板8の固着に際して、無機質板8
の基板1の下面2あるいは踏段枠30の横板17の上面
の一方あるいは両方に接着剤を塗布して行うが、無機質
板8の下面2には、ナット用溝4、4、六角形の穴5、
5からなる凹部6から形成される空気層があるので、接
着剤の乾きを早めることができる。
【0032】次に、踏段枠30の凹入部31内で、無機
質板8の後端9b(基板1の他側1b)と蹴込み板27
の下部との間隙38にモルタル39を充填し、該モルタ
ル39が固化した後に、鉄骨階段(組立て階段)40を
構成する(図6)。また、前記において、踏段枠30に
無機質板8を固定し、あるいは更にモルタル39を充填
した構造を踏段37とする。
質板8の後端9b(基板1の他側1b)と蹴込み板27
の下部との間隙38にモルタル39を充填し、該モルタ
ル39が固化した後に、鉄骨階段(組立て階段)40を
構成する(図6)。また、前記において、踏段枠30に
無機質板8を固定し、あるいは更にモルタル39を充填
した構造を踏段37とする。
【0033】また、以上の工程を所定の工場で行った
後、鉄骨階段40を取り付け現場に搬入する。この際、
鉄骨階段40にロープ掛け等をし、吊り上げた場合で
も、無機質板8の接着不良があってもモルタル39を充
填してあるので、踏段枠30から無機質板8が外れるお
それはない。
後、鉄骨階段40を取り付け現場に搬入する。この際、
鉄骨階段40にロープ掛け等をし、吊り上げた場合で
も、無機質板8の接着不良があってもモルタル39を充
填してあるので、踏段枠30から無機質板8が外れるお
それはない。
【0034】この鉄骨階段40は通常の鉄骨階段と同様
に使用する(図示していない)。この鉄骨階段40は、
踏板部分を無機質板8で形成したので、施工直後から作
業階段として使用できる。また、作業階段としての使用
を終了後は、ビニルタイルなど所定の仕上げ材41で踏
板部分を被覆し、段鼻33にノンスリップ42を取り付
ける。通常ノンスリップの取り付けは、ビス(ねじ)4
3によるので、段鼻33の固定板22に容易に固定で
き、段鼻33には中空部33aが形成されているので、
作業がしやすい(図6)。また、踏段枠30の上面側
に、ささら桁34取り付け用の長ナット16を固定した
ので、踏段枠30の下面に突出物がなくすっきりとした
外観となり、屋内階段に使用した場合に、仕上げ材を固
定しやすいと共に仕上げ材なしでも、使用できる。
に使用する(図示していない)。この鉄骨階段40は、
踏板部分を無機質板8で形成したので、施工直後から作
業階段として使用できる。また、作業階段としての使用
を終了後は、ビニルタイルなど所定の仕上げ材41で踏
板部分を被覆し、段鼻33にノンスリップ42を取り付
ける。通常ノンスリップの取り付けは、ビス(ねじ)4
3によるので、段鼻33の固定板22に容易に固定で
き、段鼻33には中空部33aが形成されているので、
作業がしやすい(図6)。また、踏段枠30の上面側
に、ささら桁34取り付け用の長ナット16を固定した
ので、踏段枠30の下面に突出物がなくすっきりとした
外観となり、屋内階段に使用した場合に、仕上げ材を固
定しやすいと共に仕上げ材なしでも、使用できる。
【0035】前記実施例において、踏段枠30、30を
ささら桁34、34に連結した後に無機質板8を接着し
たが、無機質板8を予め踏段枠30に接着することもで
きる(図1(b))。この場合、踏段枠30を上下に連
結するため、無機質板8の前端9aを、踏段枠30の突
片19より所定距離(3〜4mm程度)離れた位置に固着
する。また、ここで、更に間隙38にモルタルを充填し
ておくこともできる(図示していない)。
ささら桁34、34に連結した後に無機質板8を接着し
たが、無機質板8を予め踏段枠30に接着することもで
きる(図1(b))。この場合、踏段枠30を上下に連
結するため、無機質板8の前端9aを、踏段枠30の突
片19より所定距離(3〜4mm程度)離れた位置に固着
する。また、ここで、更に間隙38にモルタルを充填し
ておくこともできる(図示していない)。
【0036】また、前記実施例において、工場にて、さ
さら桁34に取付けた踏段枠30に無機質板8を固着
し、間隙38にモルタル39を充填した状態(図6)ま
で形成したが、工場で踏段枠30をささら桁34に固定
した状態(図5)まで形成することもできる。この場
合、無機質板の接着あるいはモルタルの充填を鉄骨階段
の構築現場で施工する(図示していない)。
さら桁34に取付けた踏段枠30に無機質板8を固着
し、間隙38にモルタル39を充填した状態(図6)ま
で形成したが、工場で踏段枠30をささら桁34に固定
した状態(図5)まで形成することもできる。この場
合、無機質板の接着あるいはモルタルの充填を鉄骨階段
の構築現場で施工する(図示していない)。
【0037】また、前記実施例において、踏段枠30と
無機質板8とを接着したが、無機質板8内に螺穴を有す
る金属板を埋設し、ボルトで踏段枠30と無機質板8と
を固定することもできる(図示していない)。
無機質板8とを接着したが、無機質板8内に螺穴を有す
る金属板を埋設し、ボルトで踏段枠30と無機質板8と
を固定することもできる(図示していない)。
【0038】
【実施例3】また、前記実施例において、踏段枠30の
上部に段鼻上部24、下部に段鼻下部29を形成したが
(図1(a))、踏段枠30の下部に、ノンスリップ取
付け用の固定板22と中空部33aを有する段鼻33を
形成した構造とした踏段枠45とすることもできる(図
8)。この場合にも、踏段枠45に同様に無機質板8を
固定し、間隙38にモルタルを充填して踏段を構成し
(図示していない)、更に階段状に連結した踏段をささ
ら桁に固定して組立て階段を構成できる(図示していな
い)。
上部に段鼻上部24、下部に段鼻下部29を形成したが
(図1(a))、踏段枠30の下部に、ノンスリップ取
付け用の固定板22と中空部33aを有する段鼻33を
形成した構造とした踏段枠45とすることもできる(図
8)。この場合にも、踏段枠45に同様に無機質板8を
固定し、間隙38にモルタルを充填して踏段を構成し
(図示していない)、更に階段状に連結した踏段をささ
ら桁に固定して組立て階段を構成できる(図示していな
い)。
【0039】
【実施例4】また、前記実施例において、蹴込み板27
を有しない踏段枠46とすることもできる(図9(a)
(b))。この場合も、ノンスリップ取付け用の固定板
22と中空部33aを有する段鼻33を形成した構造と
してある。また、この場合にも、踏段枠46に同様に無
機質板8を固定し、間隙38にモルタルを充填して踏段
を構成し(図示していない)、更に階段状に並べた踏段
をささら桁に固定して組立て階段を構成できる(図示し
ていない)。この場合の踏段枠46は、蹴込み板はな
く、踏板枠のみから構成される。
を有しない踏段枠46とすることもできる(図9(a)
(b))。この場合も、ノンスリップ取付け用の固定板
22と中空部33aを有する段鼻33を形成した構造と
してある。また、この場合にも、踏段枠46に同様に無
機質板8を固定し、間隙38にモルタルを充填して踏段
を構成し(図示していない)、更に階段状に並べた踏段
をささら桁に固定して組立て階段を構成できる(図示し
ていない)。この場合の踏段枠46は、蹴込み板はな
く、踏板枠のみから構成される。
【0040】
【発明の効果】この発明の階段あるいは鉄骨階段(組立
て階段)は、踏段枠の凹入部に無機質板を固定したの
で、養生に時間を要せず、効率良い階段の構築ができる
効果がある。また、鉄骨階段取付け後に使用ができるの
で、工事全体の工期の短縮もできる。また、使用時には
騒音と振動を削減できる効果がある。
て階段)は、踏段枠の凹入部に無機質板を固定したの
で、養生に時間を要せず、効率良い階段の構築ができる
効果がある。また、鉄骨階段取付け後に使用ができるの
で、工事全体の工期の短縮もできる。また、使用時には
騒音と振動を削減できる効果がある。
【0041】また、無機質板は下面に凹部を形成したの
で軽量化でき、無機質板や踏段を取り扱い易いので、作
業の効率化を図れると共に、踏段枠との接着に当たり、
凹部内に空気層が形成されるので、接着剤の乾燥を早め
ることができる効果がある。
で軽量化でき、無機質板や踏段を取り扱い易いので、作
業の効率化を図れると共に、踏段枠との接着に当たり、
凹部内に空気層が形成されるので、接着剤の乾燥を早め
ることができる効果がある。
【図1】(a)はこの踏段の実施例に使用する踏段枠の
縦断面図、(b)は同じく踏段の縦断面図である。
縦断面図、(b)は同じく踏段の縦断面図である。
【図2】同じく踏段枠の平面図である。
【図3】同じくこの実施例の踏段用の無機質板で、
(a)は底面図、(b)は(a)のA−A線における断
面図である。
(a)は底面図、(b)は(a)のA−A線における断
面図である。
【図4】同じくこの実施例の踏段用の他の無機質板で、
(a)は底面図、(b)は(a)のB−B線における断
面図である。
(a)は底面図、(b)は(a)のB−B線における断
面図である。
【図5】同じくこの実施例の鉄骨階段の組み立て途中の
縦断面図である。
縦断面図である。
【図6】同じくこの実施例の鉄骨階段の縦断面図であ
る。
る。
【図7】同じくこの実施例の踏段の一部縦断面図であ
る。
る。
【図8】この発明の他の実施例の踏段用の踏段枠の縦断
面図である。
面図である。
【図9】(a)(b)同じく他の実施例の踏段枠の縦断
面図である。
面図である。
1 基体 2 基体の下面 4 ナット用溝 6 凹部 7 硬質板 8 無機質板 14 枠下部材 16 長ナット 24 段鼻上部 26 枠上部材 27 蹴込み板 29 段鼻下部 30 踏段枠 31 凹入部 33 段鼻 33a 中空部 34 ささら桁 37 踏段 38 間隙 39 モルタル 40 鉄骨階段(組立て階段) 45、46 踏段枠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横森 精文 東京都渋谷区幡ヶ谷1−29−2 株式会社 横森製作所内
Claims (6)
- 【請求項1】 一側に段鼻下部を有する金属製の踏板枠
の他側に蹴込み板を連設して踏段枠とし、前記踏段枠の
上面に、前記該段鼻下部と蹴込み板の下縁との間に凹入
部を形成し、該凹入部内に無機質板を固定し、前記蹴込
み板の上端部に、上段の踏段の段鼻下部と協働して中空
の段鼻部を構成する段鼻上部を形成したことを特徴とす
る階段用踏段。 - 【請求項2】 中空の段鼻部を有する金属製の踏段枠の
上面に、前記段鼻部と蹴込み側の端縁との間に凹入部を
形成し、該凹入部内に無機質板を固定したことを特徴と
する階段用踏段。 - 【請求項3】 凹入部の蹴込み側の側壁を内側に傾斜さ
せ、該凹入部の蹴込み側の側壁と無機質板との間に無機
質充填材を充填した請求項1又は2記載の階段用踏段。 - 【請求項4】 無機質板は、無機質材からなる基体の上
面に、硬質板を装着してなり、該基体の下面に凹部を並
列して形成した請求項1又は2記載の階段用踏段。 - 【請求項5】 踏板と蹴込み板とを鋭角に連設してなる
略L字状の踏段を階段状に並列して連結し、これらをさ
さら桁に固定してなる階段において、前記踏段には中空
の段鼻部が形成されていると共に、前記踏段は、踏板枠
に蹴込み板を連設してなる踏段枠の該踏板枠の上面に、
前記段鼻部と蹴込み板の下縁との間に凹入部を形成し、
該凹入部内に、前記蹴込み板とに間隙を設けて無機質板
を固定し、該間隙に無機質充填材を充填して構成したこ
とを特徴とする組立て階段。 - 【請求項6】無機質材からなる基体の下面に凹部を並列
して形成し、該基体の上面に硬質板を装着し、あるいは
基体の上面側に硬質層を形成したことを特徴とする踏段
用の無機質板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7142090A JPH08333856A (ja) | 1995-06-08 | 1995-06-08 | 階段用踏段及び組立て階段並びに踏段用の無機質板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7142090A JPH08333856A (ja) | 1995-06-08 | 1995-06-08 | 階段用踏段及び組立て階段並びに踏段用の無機質板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08333856A true JPH08333856A (ja) | 1996-12-17 |
Family
ID=15307204
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7142090A Pending JPH08333856A (ja) | 1995-06-08 | 1995-06-08 | 階段用踏段及び組立て階段並びに踏段用の無機質板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08333856A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030095604A (ko) * | 2002-06-12 | 2003-12-24 | (주)두하 | 철골계단 |
KR100470096B1 (ko) * | 2002-11-14 | 2005-03-11 | (주)토인종합건축사사무소 | 조립식 계단 |
KR101308627B1 (ko) * | 2007-01-29 | 2013-09-23 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 철골계단 디딤판 조립체 |
CN111851942A (zh) * | 2020-07-28 | 2020-10-30 | 中建八局第四建设有限公司 | 一种栏杆下坎侧面施工方法 |
JP7058404B1 (ja) * | 2022-01-04 | 2022-04-22 | 美藤 雅康 | 鋼板の箱型板材内にバサモルタルを充填して造る耐火階段。 |
-
1995
- 1995-06-08 JP JP7142090A patent/JPH08333856A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030095604A (ko) * | 2002-06-12 | 2003-12-24 | (주)두하 | 철골계단 |
KR100470096B1 (ko) * | 2002-11-14 | 2005-03-11 | (주)토인종합건축사사무소 | 조립식 계단 |
KR101308627B1 (ko) * | 2007-01-29 | 2013-09-23 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 철골계단 디딤판 조립체 |
CN111851942A (zh) * | 2020-07-28 | 2020-10-30 | 中建八局第四建设有限公司 | 一种栏杆下坎侧面施工方法 |
JP7058404B1 (ja) * | 2022-01-04 | 2022-04-22 | 美藤 雅康 | 鋼板の箱型板材内にバサモルタルを充填して造る耐火階段。 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040406 |