JP2522180Y2 - コンクリート二次製品製造用底面仕上げ機 - Google Patents

コンクリート二次製品製造用底面仕上げ機

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JP2522180Y2
JP2522180Y2 JP11118490U JP11118490U JP2522180Y2 JP 2522180 Y2 JP2522180 Y2 JP 2522180Y2 JP 11118490 U JP11118490 U JP 11118490U JP 11118490 U JP11118490 U JP 11118490U JP 2522180 Y2 JP2522180 Y2 JP 2522180Y2
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finishing machine
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concrete
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plate
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利勝 林
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株式会社テクノクリート
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、コンクリート二次製品を製造する過程で、
型枠内に打設されたコンクリートを型枠上面に沿って平
坦に均す底面仕上げ機に関するものである。
(従来の技術) コンクリート二次製品製造用の型枠として第3図乃至
第5図に示すものがある。この型枠1は断面U形の側溝
ブロックを成形するためのもので、矩形状台板2と、該
台板2の4辺に回動自在に連結された各一対の側板3及
び妻板4と、台板2上に固定された中子5とから構成さ
れている。側板3の両端には、組立時に妻板4に形成さ
れた位置決め穴4aに挿入し係合する位置決め爪3aが夫々
形成されており、また中子5には、組立時に妻板4の締
結穴4bに挿入される型締め用のナット5aを両端に具備し
たボルト5aが貫通配置されている。第3図に示すよう
に、この型枠1は側板3及び妻板4を連結部分を中心と
して外側に倒すことで型開きを適宜行なえるようになっ
ている。
上記型枠1を閉じる場合には、第3図の状態でまず両
側板3を起こし、次いで両妻板4を起こして側板3の位
置決め爪3aを位置決め穴4aに、また中子5のナット5aを
締結穴4bに夫々挿入する。次いで、両妻板4の締結穴4b
から突出するボルト5bの一端を、適当な治具を用いて所
定方向(第4図では反時計回り方向)に回転させる。ボ
ルト5bの回転によって第4図に示すように、両妻板4の
締結穴4bから外部に突出するナット5aが該ボルト5bと共
に回転して妻板4のストッパ4cに当接する。当接後は第
5図に示すように、ボルト5bのみが回転してナット5aが
中心に向かって移動し、両妻板4が側板3及び中子5に
押し付けられて型枠1が閉じられる。
上記型枠1を用いて側溝ブロックを製造する場合に
は、適当な打設機を用いて型枠1の上面開口からコンク
リートを打設し、養生後に型枠1を開いて硬化したコン
クリートを取出せばよい。
ところで、打設時には製品の品質向上のために振動機
による締め固めを行なう関係上、コントロールされた多
めのコンクリートが型枠1内に流し込まれ、これにより
打設されたコンクリートの上面に多少の不陸が形成され
る。通常は製造後の外観不良を防止するために、第6図
に示すような底面仕上げ機31を用い、養生の前段階で打
設コンクリートを型枠1の上面に沿って平坦に均してい
る。
この底面仕上機31は、本体32と、本体32に内蔵された
モータ等の振動源33と、本体33の下面に固定され型枠1
の上面開口の一部を幅方向に被覆可能な平坦な仕上げ板
34とから構成されており、振動源33の作動で仕上げ板34
に振動を付与できるようになっている。また、本体32
は、昇降自在なガイドレール41を水平動するスライダ42
に防振材43を介して固定されている。
ここで、第6図及び第7図を参照して底面仕上げにつ
いて説明する。
第6図に示すように、先に述べた打設後の型枠1はペ
レット51に設置された状態でローラコンベア52上を移動
し、底面仕上げ機31の位置で停止する。型枠1の移動が
停止したところで、底面仕上げ機31は上昇位置(図中2
点鎖線参照)からガイドレール41と共に降下させ、仕上
げ板34が型枠1の上面に当接したところで停止させる。
降下後は振動源33を作動させ、第7図に示すように仕上
げ板34を型枠1の上面に当接した状態でスライダ42と共
に型枠1の長手方向(側板3と平行な方向)に移動させ
る。これにより、振動しながら移動する仕上げ板34によ
って、打設コンクリートを型枠1の上面に沿って平坦に
均され、余分なコンクリートを型枠1から押し出され
る。仕上げ後は、底面仕上げ機31を仕上げ完了位置から
ガイドレール41と共に上昇させ(図中2点鎖線参照)、
スライダ42と共に元の位置に復帰させる。
(考案が解決しようとする課題) ところで、上述の底面仕上げでは、打設コンクリート
を平坦に均した際に型枠1から押し出されたコンクリー
トが、型枠1の一方の妻板5から突出するナット5a及び
ボルト5bに付着し、後工程の型開きに悪影響を及ぼす恐
れがある。つまり、ナット5a及びボルト5bに付着し固化
したコンクリートで、ボルト5bに治具が挿着できなくな
ったり、ボルト5bとナット5aを緩めることが困難になっ
て型開き不良を生じることになる。
本考案は上記問題点に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは、底面仕上げ時に型枠からコンクリー
トが押し出された場合でも、該コンクリートが型枠の締
付け手段に付着することを防止できるコンクリート二次
製品製造用底面仕上げ機を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案では、型枠の上面開
口の一部を幅方向に被覆可能な仕上げ板と、仕上げ板に
振動を付与する振動源とを具備し、仕上げ板を型枠上面
に当接した状態で幅方向と直交する方向に移動して、打
設されたコンクリートを型枠上面に沿って平坦に均すコ
ンクリート二次製品製造用底面仕上げ機において、上記
移動方向終端に位置する型枠の締付け手段に向けて洗浄
水を放出可能な放水手段を設けている。
(作用) 本考案に係る底面仕上げ機では、打設コンクリートを
平坦に均した際に型枠から押し出されたコンクリートが
仕上げ機の移動方向終端に位置する型枠の締付け手段に
付着した場合でも、放水手段から締付け手段に向けて水
を放出して、付着したコンクリートを流し取ることがで
きる。
(実施例) 第1図及び第2図は本考案の一実施例を示すもので、
第1図は底面仕上げ機の斜視図、第2図は底面仕上げの
動作説明図である。尚、本実施例では、第6図及び第7
図に示した従来例と同一名称部分に同一符号を用いてあ
る。
図示した底面仕上げ機31は、内部を中空に形成された
箱形の本体33と、本体33に内蔵されたモータ等の振動源
32と、本体33の下面に固定された平坦な仕上げ板34と、
本体33の内側に固定された放水ノズル35とから構成され
ている。振動源33は仕上げ板34上に固定され、その作動
により仕上げ板34に振動を付与できるようになってい
る。また、仕上げ板34は、型枠1の上面開口の一部を幅
方向に被覆可能な形状を有しており、進行方向端縁をV
字形に形成されている。更に、放水ノズル35は、図示省
略のポンプ等にホースを介して接続されており、放水方
向を斜め下向きに、具体的には仕上げ完了位置において
移動方向終端に位置する型枠1のナット5a及びボルト5b
に対峙するように設定されている。
また、上記底面仕上げ機31の本体33は第2図にも示す
ように、昇降自在なガイドレール41を水平動するスライ
ダ42に合成ゴム等から成る防振材43を介して固定されて
いる。
スライダ42は、モータ等の自走用駆動源42aと、ガイ
ドローラ42bと、図示省略のリミットスイッチ等の位置
センサを具備しており、自走用駆動源42及び位置センサ
の作動によって、ガイドレール41を所定の範囲、即ち型
枠1の長手長さをカバーできる範囲で水平移動できるよ
うになっている。
一方、ガイドレール41は、モータ等の自走用駆動源41
aと図示省略のガイドローラ及び位置センサを具備し、
2本の支柱43に上下動自在に配設されている。このガイ
ドレール41は自走用駆動源41a及び位置センサの作動に
よって、支柱43を所定の範囲、即ち仕上げ板34の型枠1
の上面に対する当接または非当接を支障なく行なえる範
囲で昇降できるようになっている。
ここで、第2図参照して底面仕上げについて説明す
る。
打設後の型枠1が底面仕上げ機31の位置で停止したと
ころで、底面仕上げ機31を2点鎖線で示すA位置からB
位置に降下させ、仕上げ板34を型枠1の上面に当接させ
る。
ここで振動源33を作動させ、底面仕上げ機31をスライ
ダ42と共に型枠1の長手方向(側板3と平行な方向)に
移動させる。これにより、振動しながら移動する仕上げ
板34によって、打設コンクリートが型枠1の上面に沿っ
て平坦に均される。また、先に述べたように仕上げ板34
の進行方向の端縁がV字形に形成されているので、余分
なコンクリートは、側板3側に直接押し出されることな
く中央部分に集められつつ凹み部分があればそこに補充
され、最終的に余ったコンクリートが型枠1の一方の妻
板4側から押し出される。
仕上げ完了位置(図示C位置)が位置センサにて検知
されたところで、底面仕上げ機31の移動及び振動源33の
作動を停止させ、ここで放水ノズル35からの放水を所定
時間、例えば30秒程行なう。放水ノズル35からは、移動
方向終端の妻板5から突出するナット5a及びボルト5bに
向かって水が放出されるので、型枠1から押し出された
コンクリートがナット5a及びボルト5bに付着した場合で
も、これを完全に流し取ることができる。
放水時間終了後は、仕上げ完了位置から底面仕上げ機
31をD位置に上昇させ、元の位置(A位置)に復帰させ
る。
このように上記実施例では、型枠1に打設されたコン
クリートを平坦に均した際に、型枠1から押し出された
コンクリートが底面仕上げ機31の移動方向終端の妻板5
から突出するナット5a及びボルト5bに付着した場合で
も、放水ノズル35から該ナット5a及びボルト5bに向かっ
て水が放出されるので、付着したコンクリートを完全に
流し取ることができ、型締め部分へのコンクリートの付
着を原因とした型開き不良を確実に防止することができ
る。
尚、実施例で示した放水ノズルはノズル以外の他の放
水手段で代用してもよく、またその位置も本体の外側や
他の部位に配置してもよく、要は型締め手段として示し
たナット及びボルト位置に水を放出できるものであれば
種々採用できる。また、型締め手段としてナット及びボ
ルトを具備した型枠を示したが、他の型締め手段を具備
した型枠にも本考案の底面仕上げ機を適用できることは
言うまでもない。
(考案の効果) 以上詳述したように、本考案によれば、型枠に打設さ
れたコンクリートを平坦に均した際に、型枠から押し出
されたコンクリートが、底面仕上げ機の移動方向に位置
する型締め手段に付着した場合でも、放水手段から該型
締め手段に向かって水を放出することで、型締め手段に
付着したコンクリートを完全に流し取ることができ、型
締め手段へのコンクリートの付着を原因とした型開き不
良を確実に防止できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示すもので、第
1図は底面仕上げ機の斜視図、第2図は底面仕上げの動
作説明図である。 第3図乃至第5図は型枠を示すもので、第3図型開き状
態を示す斜視図、第4図は型閉じ状態を示す側面図、第
5図は型締め動作を示す部分断面図である。 第6図乃至第7図は従来例を示すもので、第6図は底面
仕上げ機を示す側面図、第7図は底面仕上げの動作説明
図である。 図中、1…型枠、5a…ナット、5b…ボルト、31…底面仕
上げ機、33…振動源、34…仕上げ板、35…放水ノズル。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】型枠の上面開口の一部を幅方向に被覆可能
    な仕上げ板と、仕上げ板に振動を付与する振動源とを具
    備し、仕上げ板を型枠上面に当接した状態で幅方向と直
    交する方向に移動して、打設されたコンクリートを型枠
    上面に沿って平坦に均すコンクリート二次製品製造用底
    面仕上げ機において、 上記移動方向終端に位置する型枠の締付け手段に向けて
    洗浄水を放出可能な放水手段を設けた、 ことを特徴とするコンクリート二次製品製造用底面仕上
    げ機。
JP11118490U 1990-10-24 1990-10-24 コンクリート二次製品製造用底面仕上げ機 Expired - Lifetime JP2522180Y2 (ja)

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JPH0469105U JPH0469105U (ja) 1992-06-18
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101332856B1 (ko) * 2012-03-09 2013-11-27 조주엽 옹벽 블럭 평탄화장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101332856B1 (ko) * 2012-03-09 2013-11-27 조주엽 옹벽 블럭 평탄화장치

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JPH0469105U (ja) 1992-06-18

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