JP2640837B2 - 軽量気泡コンクリートモルタルブロックの端部部分の切断方法 - Google Patents
軽量気泡コンクリートモルタルブロックの端部部分の切断方法Info
- Publication number
- JP2640837B2 JP2640837B2 JP63208024A JP20802488A JP2640837B2 JP 2640837 B2 JP2640837 B2 JP 2640837B2 JP 63208024 A JP63208024 A JP 63208024A JP 20802488 A JP20802488 A JP 20802488A JP 2640837 B2 JP2640837 B2 JP 2640837B2
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- Japan
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- concrete mortar
- mortar block
- block
- piano wire
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Description
【発明の詳細な説明】 ＜産業上の利用分野＞ 本発明は所定の硬度に半硬化した軽量気泡コンクリー
トモルタルブロックの端部部分をピアノ線で正確な位置
で確実に切断することが出来る切断方法に関するもので
ある。
トモルタルブロックの端部部分をピアノ線で正確な位置
で確実に切断することが出来る切断方法に関するもので
ある。
＜従来の技術＞ 従来のこの種の軽量気泡コンクリートモルタルブロッ
クの端部部分の切断方法は、第４図及び第５図に示す如
く、成形型枠（図示せず）内で一定の硬度迄半硬化した
軽量気泡コンクリートモルタルブロック１を該成形型枠
より外方に取り出して切断場所に移送し、このブロック
１をブロック１に沿って上方に揺動し得る一対のピアノ
線ホルダー２に掛け渡されたピアノ線３を利用し、この
ピアノ線３でブロック１を幅方向に切断して、型枠端部
のブロック（補強鉄筋や補強金網等の補強材が入ってい
ない端部部分のブロック）を取り除いていた。それと共
に、このブロックを所定の大きさ（所定の厚さや幅等の
大きさ）を有するパネルに分割切断していた。従って前
述の切断面は製品パネルの短辺切断面として残るので、
この切断面は最終の製品不良にもつながるものであり、
重要な要件となっていた。
クの端部部分の切断方法は、第４図及び第５図に示す如
く、成形型枠（図示せず）内で一定の硬度迄半硬化した
軽量気泡コンクリートモルタルブロック１を該成形型枠
より外方に取り出して切断場所に移送し、このブロック
１をブロック１に沿って上方に揺動し得る一対のピアノ
線ホルダー２に掛け渡されたピアノ線３を利用し、この
ピアノ線３でブロック１を幅方向に切断して、型枠端部
のブロック（補強鉄筋や補強金網等の補強材が入ってい
ない端部部分のブロック）を取り除いていた。それと共
に、このブロックを所定の大きさ（所定の厚さや幅等の
大きさ）を有するパネルに分割切断していた。従って前
述の切断面は製品パネルの短辺切断面として残るので、
この切断面は最終の製品不良にもつながるものであり、
重要な要件となっていた。
＜発明が解決しようとする課題＞ 然るに、前述の従来の方法を実施すると、前記半硬化
したブロック１はその組成や硬化条件等に左右されてバ
ラツキが大きく、その為に移動切断するピアノ線３への
切断抵抗が著しく変化し、これによってピアノ線３が前
記図に示す如く湾曲し易くなり、切断位置予定線より外
れて実線で示す切り上げ位置に移動し、切断面の直角度
にバラツキが生じ、不良品が発生する等の問題があっ
た。
したブロック１はその組成や硬化条件等に左右されてバ
ラツキが大きく、その為に移動切断するピアノ線３への
切断抵抗が著しく変化し、これによってピアノ線３が前
記図に示す如く湾曲し易くなり、切断位置予定線より外
れて実線で示す切り上げ位置に移動し、切断面の直角度
にバラツキが生じ、不良品が発生する等の問題があっ
た。
これを更に具体的に説明すると、例えば、型枠端板側
で外気の影響が最も多く出る等の理由により、型枠の端
板に沿った左右と中央では半硬化したブロック１の硬化
度合いが異なり、かつ該場所では上面と下部では更に硬
化度合いが異なる。その為に移動切断するピアノ線３へ
の切断抵抗が著しく変化し、それが故に切断時のピアノ
線３が第４図に示す如く中央で湾曲し、かつ該中央部で
は第５図に示す如く上下方向では上側が切断予定線より
も内側に湾曲し易くなり、その結果、ピアノ線は切断位
置予定線より外れて実線で示す切り上げ位置に移動し、
切断面の直角度にバラツキが生じ、不良品が発生する等
の問題があった。
で外気の影響が最も多く出る等の理由により、型枠の端
板に沿った左右と中央では半硬化したブロック１の硬化
度合いが異なり、かつ該場所では上面と下部では更に硬
化度合いが異なる。その為に移動切断するピアノ線３へ
の切断抵抗が著しく変化し、それが故に切断時のピアノ
線３が第４図に示す如く中央で湾曲し、かつ該中央部で
は第５図に示す如く上下方向では上側が切断予定線より
も内側に湾曲し易くなり、その結果、ピアノ線は切断位
置予定線より外れて実線で示す切り上げ位置に移動し、
切断面の直角度にバラツキが生じ、不良品が発生する等
の問題があった。
＜課題を解決するための手段＞ 本発明は、軽量気泡コンクリートモルタルブロックの
型枠端板側の補強鉄筋や補強金網等の補強材が入ってい
ない端部部分をピアノ線で切断する方法に於いて、モル
タルブロックの成形用型枠の端板の近傍でかつ該端板か
ら離れた位置にガイド棒を垂直に起立した後で該型枠内
に軽量気泡コンクリートモルタルを注入し、次に所定の
硬度迄半硬化した該軽量気泡コンクリートモルタルブロ
ックの端部部分を該モルタルブロック内位置に存在する
前記ガイド棒に沿ってピアノ線を移動することによって
切断することを特徴とした軽量気泡コンクリートモルタ
ルブロックの端部部分の切断方法である。
型枠端板側の補強鉄筋や補強金網等の補強材が入ってい
ない端部部分をピアノ線で切断する方法に於いて、モル
タルブロックの成形用型枠の端板の近傍でかつ該端板か
ら離れた位置にガイド棒を垂直に起立した後で該型枠内
に軽量気泡コンクリートモルタルを注入し、次に所定の
硬度迄半硬化した該軽量気泡コンクリートモルタルブロ
ックの端部部分を該モルタルブロック内位置に存在する
前記ガイド棒に沿ってピアノ線を移動することによって
切断することを特徴とした軽量気泡コンクリートモルタ
ルブロックの端部部分の切断方法である。
＜作用＞ 本発明に関する方法は、成形型枠の端板の近傍に予め
ガイド棒を垂直に起立しておき、この成形型枠で成形し
た半硬化状態の軽量気泡コンクリートモルタルブロック
の端板側の端部部分をピアノ線によってこのガイド棒に
沿ってモルタルブロック内を移動して該モルタルブロッ
クを切断するので、モルタルブロックを予め予定された
切断線に沿って正確に切断することが出来る。
ガイド棒を垂直に起立しておき、この成形型枠で成形し
た半硬化状態の軽量気泡コンクリートモルタルブロック
の端板側の端部部分をピアノ線によってこのガイド棒に
沿ってモルタルブロック内を移動して該モルタルブロッ
クを切断するので、モルタルブロックを予め予定された
切断線に沿って正確に切断することが出来る。
＜実施例＞ 図により本発明に係る方法の一実施例を具体的に説明
すると、第１図（Ａ）、（Ｂ）に於いて、４は軽量気泡
コンクリートモルタルブロックを成形する為の型枠であ
って、その底面には底板５が設けらると共に両側面には
夫々側板６が設けられ、更に妻側端部には幅広の固定端
板７が設けられて構成されている。この固定端板７の上
面にはガイド棒８を取付固定する為の固定治具９が取付
けられている。又この固定治具９にはガイド棒８を固定
する為のハンドル10及びガイド棒８を垂直にセットする
為の水準器11が設けられている。
すると、第１図（Ａ）、（Ｂ）に於いて、４は軽量気泡
コンクリートモルタルブロックを成形する為の型枠であ
って、その底面には底板５が設けらると共に両側面には
夫々側板６が設けられ、更に妻側端部には幅広の固定端
板７が設けられて構成されている。この固定端板７の上
面にはガイド棒８を取付固定する為の固定治具９が取付
けられている。又この固定治具９にはガイド棒８を固定
する為のハンドル10及びガイド棒８を垂直にセットする
為の水準器11が設けられている。
従ってガイド棒８は幅方向のほぼ中央部に於いて、か
つ端板の近傍に於いて、この固定治具９から底板５に亘
って垂直に掛け渡されている。
つ端板の近傍に於いて、この固定治具９から底板５に亘
って垂直に掛け渡されている。
本発明の実施に当たっては上述の如く、ガイド棒８を
型枠４内に配置した後、第２図に示す如く、型枠４内に
コンクリートモルタル12を充填し、このコンクリートモ
ルタル12を所定の硬度になる迄半硬化させる。
型枠４内に配置した後、第２図に示す如く、型枠４内に
コンクリートモルタル12を充填し、このコンクリートモ
ルタル12を所定の硬度になる迄半硬化させる。
次に半硬化したコンクリートモルタル12を、前記のハ
ンドル10を操作することにより、ガイド棒８をモルタル
の中に残したまま型枠４より取り出し、このコンクリー
トモルタル12の端部部分を、第３図に示す如く、ピアノ
線３の一部をガイド棒８のコンクリートモルタル12の端
部部分側に合致させ、このガイド棒８に沿ってピアノ線
３を上方に移動してコンクリートモルタル12の端部を切
断し、その後は従来の方法と同様に所定の大きさ（所定
の厚さや幅等の大きさ）を有する製品の大きさにピアノ
線３によって切断することにより製品とすることが出来
る。
ンドル10を操作することにより、ガイド棒８をモルタル
の中に残したまま型枠４より取り出し、このコンクリー
トモルタル12の端部部分を、第３図に示す如く、ピアノ
線３の一部をガイド棒８のコンクリートモルタル12の端
部部分側に合致させ、このガイド棒８に沿ってピアノ線
３を上方に移動してコンクリートモルタル12の端部を切
断し、その後は従来の方法と同様に所定の大きさ（所定
の厚さや幅等の大きさ）を有する製品の大きさにピアノ
線３によって切断することにより製品とすることが出来
る。
なお、前記のガイド棒８は、所定のピアノ線３にての
切断が終了した後で抜き取って除去する。
切断が終了した後で抜き取って除去する。
上記実施例に於いてはコンクリートモルタル12の幅方
向中央に１カ所のみガイド棒８を設置した。しかし、こ
のガイド棒８はピアノ線３で切断する型枠端部近傍の切
断予定線上に更に多くのガイド棒８を設けることも可能
であるが、効果上は中央１カ所のみで充分である。
向中央に１カ所のみガイド棒８を設置した。しかし、こ
のガイド棒８はピアノ線３で切断する型枠端部近傍の切
断予定線上に更に多くのガイド棒８を設けることも可能
であるが、効果上は中央１カ所のみで充分である。
＜発明の効果＞ 本発明に係る方法は、上述の如く、予め型枠端板の近
傍にセットされたガイド棒を端部部分の切断に利用する
ので、簡単な工程によって正確な位置にガイド棒を設置
することが容易であり、コンクリートモルタルブロック
の端部部分をピアノ線によって切断する際はピアノ線を
コンクリートモルタル中に設置されたガイド棒に沿って
上方に移動することによって実施されるので、モルタル
ブロックの端部側の切断面が極めてスムースであると共
に、予め設定された切断予定線に沿って正確に切断する
ことが出来、更にコンクリートモルタルブロックの硬度
が高い時点でも直角精度を高めた状態で切断することが
出来、従って短辺面が直線性に優れた軽量気泡コンクリ
ート製品を製造することが出来る特徴を有するものであ
る。
傍にセットされたガイド棒を端部部分の切断に利用する
ので、簡単な工程によって正確な位置にガイド棒を設置
することが容易であり、コンクリートモルタルブロック
の端部部分をピアノ線によって切断する際はピアノ線を
コンクリートモルタル中に設置されたガイド棒に沿って
上方に移動することによって実施されるので、モルタル
ブロックの端部側の切断面が極めてスムースであると共
に、予め設定された切断予定線に沿って正確に切断する
ことが出来、更にコンクリートモルタルブロックの硬度
が高い時点でも直角精度を高めた状態で切断することが
出来、従って短辺面が直線性に優れた軽量気泡コンクリ
ート製品を製造することが出来る特徴を有するものであ
る。
第１図は本発明の方法を実施する為の型枠を示す説明図
であり、（Ａ）は縦断面を模式的に示し、（Ｂ）はその
平面図、第２図は第１図（Ａ）の型枠をモルタルととも
に示した図、第３図は本発明の方法による切断状況を示
す説明図、第４図及び第５図は従来例の切断状況を示す
説明図であり、正面図と縦断面図である。 １はモルタルブロック、２はピアノ線ホルダー、３はピ
アノ線、４は型枠、５は底板７は固定端板、８はガイド
棒、９は固定治具、10はハンドル、11は水準器、12はコ
ンクリートモルタルである。
であり、（Ａ）は縦断面を模式的に示し、（Ｂ）はその
平面図、第２図は第１図（Ａ）の型枠をモルタルととも
に示した図、第３図は本発明の方法による切断状況を示
す説明図、第４図及び第５図は従来例の切断状況を示す
説明図であり、正面図と縦断面図である。 １はモルタルブロック、２はピアノ線ホルダー、３はピ
アノ線、４は型枠、５は底板７は固定端板、８はガイド
棒、９は固定治具、10はハンドル、11は水準器、12はコ
ンクリートモルタルである。
Claims (1)
- 【請求項１】軽量気泡コンクリートモルタルブロックの
型枠端板側の補強鉄筋や補強金網等の補強材が入ってい
ない端部部分をピアノ線で切断する方法に於いて、モル
タルブロックの成形用型枠の端板の近傍でかつ該端板か
ら離れた位置にガイド棒を垂直に起立した後で該型枠内
に軽量気泡コンクリートモルタルを注入し、次に所定の
硬度迄半硬化した該軽量気泡コンクリートモルタルブロ
ックの端部部分を該モルタルブロック内位置に存在する
前記ガイド棒に沿ってピアノ線を移動することによって
切断することを特徴とした軽量気泡コンクリートモルタ
ルブロックの端部部分の切断方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63208024A JP2640837B2 (ja) | 1988-07-21 | 1988-08-24 | 軽量気泡コンクリートモルタルブロックの端部部分の切断方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63-180410 | 1988-07-21 | ||
| JP18041088 | 1988-07-21 | ||
| JP63208024A JP2640837B2 (ja) | 1988-07-21 | 1988-08-24 | 軽量気泡コンクリートモルタルブロックの端部部分の切断方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02131902A JPH02131902A (ja) | 1990-05-21 |
| JP2640837B2 true JP2640837B2 (ja) | 1997-08-13 |
Family
ID=26499944
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63208024A Expired - Lifetime JP2640837B2 (ja) | 1988-07-21 | 1988-08-24 | 軽量気泡コンクリートモルタルブロックの端部部分の切断方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2640837B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0739091B2 (ja) * | 1986-04-08 | 1995-05-01 | 旭化成工業株式会社 | モルタルブロツクの切断方法および切断装置 |
-
1988
- 1988-08-24 JP JP63208024A patent/JP2640837B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02131902A (ja) | 1990-05-21 |
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