JPH0716406Y2 - L形ブロック成形用型枠 - Google Patents

L形ブロック成形用型枠

Info

Publication number
JPH0716406Y2
JPH0716406Y2 JP11952989U JP11952989U JPH0716406Y2 JP H0716406 Y2 JPH0716406 Y2 JP H0716406Y2 JP 11952989 U JP11952989 U JP 11952989U JP 11952989 U JP11952989 U JP 11952989U JP H0716406 Y2 JPH0716406 Y2 JP H0716406Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
fixed
frame
rails
mold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP11952989U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0357008U (ja
Inventor
雅夫 中野
Original Assignee
株式会社福井鉄工所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社福井鉄工所 filed Critical 株式会社福井鉄工所
Priority to JP11952989U priority Critical patent/JPH0716406Y2/ja
Publication of JPH0357008U publication Critical patent/JPH0357008U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0716406Y2 publication Critical patent/JPH0716406Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds, Cores, Or Mandrels (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は断面L形のコンクリートブロック、特に擁壁
として用いられている大型のL形ブロックを成形する型
枠に関するものである。
《従来の技術》 第4図はL形の擁壁ブロックの例を示したものである。
その大きさには種々のものがあるが、例えば高さHが5
m、控の長さLが2.5m、幅Wが2mというような大きさの
ものも普通に用いられている。このような大型の擁壁ブ
ロック1を成形する型枠は、通常、底板2と立板3とで
形成されるL形の固定面板4、底板の先端縁に立設され
る小口板5、該小口板及び固定面板の両側の側縁に立設
される妻板6及び立板3に対向する蓋板7で形成され
る。蓋板7は、底板2の全面を覆ってはおらず、立板3
に近い部分のみを覆うように設けられる。コンクリート
は、立板3と蓋板7の上縁の間に形成される上縁開口部
8と、蓋板7で覆われていない部分9の底板2上に流し
込まれ、開放されている部分8、9のコンクリート面を
コテ塗り等によって仕上げた後、固化させ、脱型され
る。
脱型時には、クレーン等で蓋板7を吊り上げて取り外
し、両妻板6、6を外側へ開き、ブロック1を吊り上げ
て脱型する。取り外した蓋板は、クレーンに吊り下げた
ままの状態で清掃や離型剤の塗布を行って、または蓋板
を裏返して床面に置いて清掃や離型剤の塗布を行ったあ
と再度クレーン等で吊り上げて、次の成形のために型組
みされる。
《考案が解決しようとする課題》 しかし、大きな蓋板をクレーン等で吊り下げたままの状
態で清掃作業や離型剤の塗布作業を行うことは、作業に
危険が伴うという欠点がある。一方、蓋板を床面に置い
て清掃作業や塗布作業を行えば、当該作業時の危険は避
けられるが、蓋板を置くための広い作業場所が必要とな
り、更に大型の蓋板を裏返すという危険な作業が必要と
なり、しかも型組み時には裏返した蓋板を再びクレーン
等で吊り上げでやらなければならないので、組み立て作
業が面倒になるという欠点がある。
本考案は、上記欠点を解決することを課題としており、
清掃作業や離型剤の塗布作業を安全に行うことができ、
余分な作業場所を必要とせず、型開き作業及び型組み作
業が安全に且つ簡易迅速にできる、大型のL形ブロック
成形用の型枠を提供することを目的としている。
《課題を解決するための手段》 本考案のL形ブロック成形用型枠は、対向する妻板6の
それぞれに互いに平行な水平方向の移動レール17を設け
ると共に該レールの延長上に固定レール24を配置し、こ
れらのレール上を移動する門形のフレーム18で蓋板7を
昇降自在かつ退避可能に設けたことを特徴とするもので
ある。即ち、本考案のL形ブロック成形用型枠は、底板
2と立板3とで側方より見てL形に形成された固定面板
4と、前記底板2の先端縁に立設された小口板5と、該
小口板及び固定面板の側縁に締着され且つ外側に移動可
能な両側の妻板6、6と、前記立板3と対向する蓋板7
とを備えたものであり、各妻板6、6にはそれぞれが実
質上一体で且つ互に平行な水平方向の移動レール17、17
が設けられている。そして妻板締着時における移動レー
ル17、17の延長上に固定レール24、24が配置されてお
り、移動レール17、17及び固定レール24、24上を移動す
る門形のフレーム18を設け、この門形のフレーム18に蓋
板7を昇降自在に装着したものである。
《作用》 脱型時には、フレーム18に昇降自在に設けられた蓋板7
を上昇させ、フレーム18を移動レール17から固定レール
24上へと移動させ、蓋板7を固定レール24上に自立状態
で保持する。次に妻板6を外側に開き、ブロック1をク
レーンで吊り上げて脱型する。脱型が完了したら、自立
状態の蓋板7や開放状態の妻板6等を掃除し、離型剤を
塗布し、上記と逆の手順で次の成形作業の為に組み立て
る。
《実施例》 第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示したもの
で、第1図は全体斜視図、第2図は一部を省略して示し
た側面図、第3図は第2図のA部断面図である。図示実
施例のものでは、門形のフレーム18を上部枠18aと下部
枠18bに分割形成し、上部枠18aを下部枠18bに設けた偏
心カム20で昇降自在とし、この上部枠18aに蓋板7を固
着した構造としている。
図中、11は基枠、12は基枠11の横桁材、13は横桁材12に
形成された案内レール、14は案内レール13上を移動する
車輪、15は車輪14の脱落を防止する押さえ板、16は車輪
14で移動自在に支持された台車で、この台車の上に逆L
形の妻板6が固着されている。17は台車16の上面に固着
された移動レール、18は移動レール17上に車輪19で移動
自在に支持された門形のフレームで、上部枠18aと下部
枠18bとからなっている。上部枠18aは、蓋板7と一体に
形成されており、下部枠18bに設けられた偏心カム20に
装架された横軸21に支持されている。
22は基枠11の縦通材23を小口板側に延長して形成した補
助枠、24は補助枠22の上面に平行に架設された固定レー
ルで、この固定レールは妻板締着時における移動レール
17の延長上に位置している。25は固定レール24に固着さ
れた逆L形のブラケットで、隣接する妻板6の断面形状
と同形である。26は固定レール24の先端に固着されたス
トッパである。
型開き時には、下部枠18bの偏心カム20を回動して横軸2
1を上動し、上部枠18aと一体の蓋板7をブロック面から
離隔させる(第2図の想像線)。次に下部枠18bを移動
レール17に沿って小口板5側に移動させ、更に固定レー
ル24へと退避させる。この状態で下部枠18bの車輪19の
上方にブラケット25が位置するので、門形フレーム18が
倒立するおそれはない。次に締付金具27を緩めて案内レ
ール13に沿って台車16を外側に移動させて妻板6を開
く。この状態で妻板も横桁材12により自立状態で保持さ
れる。そしてクレーンでブロック1を上方に吊り上げて
脱型する。蓋板7や妻板6は、固定レール24や案内レー
ル13上でそれぞれ自立状態で保持されているので、型枠
全体の掃除や離型剤の塗布作業を安全に行うことがで
き、型組み作業も上記と逆の動作で簡易迅速に行うこと
ができる。
《考案の効果》 以上のように、本考案の型枠は、妻板に移動レールを設
けると共に該レールの延長上に固定レールを配置し、こ
れらのレール上を移動する門形のフレームで蓋板を昇降
自在かつ退避可能に設けたので、型枠の清掃作業や離型
剤の塗布作業を安全に行うことができ、しかも型開き及
び型組み作業を簡易迅速にできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示したもの
で、第1図は全体斜視図、第2図は一部を省略して示し
た側面図、第3図は第2図のA部断面図である。第4図
はL形ブロックの斜視図、第5図は従来のL形ブロッ成
形用型枠の斜視図である。図中、 2:底板、3:立板 4:固定面板、5:小口板 6:妻板、7:蓋板 17:移動レール、18:フレーム 20:偏心カム、24:固定レール

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】底板(2)と立板(3)とで側方より見て
    L形に形成された固定面板(4)と、前記底板(2)の
    先端縁に立設された小口板(5)と、該小口板及び固定
    面板(4)の側縁に締着され且つ外側に移動可能な両側
    の妻板(6、6)と、各妻板(6、6)とそれぞれが実
    質上一体で且つ互に平行な移動レール(17、17)と、妻
    板締着時における移動レール(17、17)の延長上に配置
    された固定レール(24、24)と、移動レール(17、17)
    及び固定レール(24、24)上を移動する門形のフレーム
    (18)と、該フレームに昇降自在に装着されて前記立板
    (3)と対向している蓋板(7)とを備えている、L形
    ブロック成形用型枠。
JP11952989U 1989-10-12 1989-10-12 L形ブロック成形用型枠 Expired - Lifetime JPH0716406Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11952989U JPH0716406Y2 (ja) 1989-10-12 1989-10-12 L形ブロック成形用型枠

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11952989U JPH0716406Y2 (ja) 1989-10-12 1989-10-12 L形ブロック成形用型枠

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0357008U JPH0357008U (ja) 1991-05-31
JPH0716406Y2 true JPH0716406Y2 (ja) 1995-04-19

Family

ID=31667648

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11952989U Expired - Lifetime JPH0716406Y2 (ja) 1989-10-12 1989-10-12 L形ブロック成形用型枠

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0716406Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4849991B2 (ja) * 2006-08-03 2012-01-11 有限会社 健康百二十才 床ずれ防止用ベッド
CN109397489B (zh) * 2018-11-09 2024-02-20 中建一局集团建设发展有限公司 一种可调节的预制清水混凝土的生产模具

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0357008U (ja) 1991-05-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109047746B (zh) 一种倾转式浇注包总成装置
JPH0716406Y2 (ja) L形ブロック成形用型枠
US5238158A (en) Immersion nozzle exchanging apparatus
JPH04134518U (ja) 壁高欄成型装置
JP2522180Y2 (ja) コンクリート二次製品製造用底面仕上げ機
JPH0730333Y2 (ja) 角筒状コンクリート製品の型枠
CN214641007U (zh) 一种激光雕刻机
JPS61182903A (ja) 大型コンクリ−ト製品の成形型枠
JP3584102B2 (ja) 移動足場用ハンガーレール
CN217494676U (zh) 一种pc叠合板预制构件制作模台的工装
JPH065844Y2 (ja) 自立ブロック成型用型枠装置
JPH03321Y2 (ja)
JPS588505Y2 (ja) 基礎コンクリ−ト用中子連動組枠
JPH0143211Y2 (ja)
JPH072798Y2 (ja) カルバート用多目的台車
JPS5819004Y2 (ja) 減圧造型鋳造用バラシ装置
JPH0577448U (ja) コンクリート工事の施工装置
JP3029055U (ja) 建築用スラブ開口部の形成具
JPH085778Y2 (ja) コンクリ−トブロック成形用面板収納具
JPH0144213Y2 (ja)
JPH0540963Y2 (ja)
JPS6032972Y2 (ja) コンクリ−トブロツク用脱型装置
JPH0527511B2 (ja)
JP2563395Y2 (ja) コンクリート礎石用型枠
JPS5914041Y2 (ja) 鋳造物品の型構成材除去装置