JPH0685144B2 - オーバレイ及びアンダレイの選択的制御装置 - Google Patents

オーバレイ及びアンダレイの選択的制御装置

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JPH0685144B2
JPH0685144B2 JP3278899A JP27889991A JPH0685144B2 JP H0685144 B2 JPH0685144 B2 JP H0685144B2 JP 3278899 A JP3278899 A JP 3278899A JP 27889991 A JP27889991 A JP 27889991A JP H0685144 B2 JPH0685144 B2 JP H0685144B2
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  • Image Generation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用範囲】本発明は、一般には、ビデオ表示
システムの画像の生成に関するものであり、より明確に
は、図形を表示するビデオ画面に対して生成されるウィ
ンドウと、オーバレイ(overlay)及びアンダレ
イ(underlay)との選択的関係を可能にする装
置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現行の設計のコンピュータ化ビデオ表示
システムは、システムのユーザに伝送される多重処理情
報を強調し、または同時に表示するためにウィンドウを
使用する。様々なプルダウンメニュー及びポップアップ
メニュー、複数のウィンドウ、ならびに多数のアイコン
を有する現行のパーソナル・コンピュータまたはワーク
ステーションにおいて、使用可能な複雑な図形が与えら
れると、複雑な操作環境に関連する「煩雑さが誘発する
混乱状態(clutter induced conf
usion)」が生じる。これを緩和するためには、階
層の固定オーダを用いて図形パターンを扱うことが望ま
しい。表現される情報を明確にするという重要な実施態
様においては、図形パターンとウィンドウとの間に独自
の連係が伴われる。
【0003】同時出願中の特願平3−103800号に
は、オーバレイパターンを指定されたウィンドウに連係
する装置及び方法について記述されている。また、ウィ
ンドウデータの他の操作形態として米国特許第4,65
3,020号に記述があり、それによれば、複数のウィ
ンドウから選択したデータを同時に表示する方法が示さ
れている。本発明で論じられるRAMDACに類似する
機能を備えたディジタル図形のパターンミキサ(dig
ital graphic patternmixe
r)については、米国特許第4,317,114号で公
開されている。画像パターンを選択的に併合する際のオ
ーバレイ及びカーソルの優先順位については、米国特許
第4,317,114号が主題として取り扱っている。
【0004】現行のワークステーションのビデオ表示装
置上で表現される画像は、フレームバッファとして既知
のメモリアレイ(memory array)に記憶さ
れる。フレームバッファは定期的に走査されるか、さも
なくば、色、輝度、及びその他ビデオ表示装置上で画像
を生成するために使用される類似の情報を確認するため
のアクセスを受ける。フレームバッファに記憶される画
像は、通常、ウィンドウに対する結果を有している。し
たがって、ウィンドウが画面上から消えると、その下に
存在する適切な画像が、フレームバッファの変更された
領域内に再び生成されねばならない。
【0005】オーバレイ及びアンダレイは、フレームバ
ッファ内に記憶されている画像を変えない、図形処理デ
ータ操作の2形態である。それらの実施の利点は、関連
する図形パターンの生成または削除時にフレームバッフ
ァを修正する必要がないことである。各画素位置につい
てのオーバレイ及びアンダレイの結果は、従来通りRA
MDACに導入される。RAMDACは、ディジタル仕
様のフレームバッファ・データを、アナログ仕様のビデ
オ出力信号に変換する。一般に、オーバレイの情報は、
画素で、フレームバッファから得られた関連データと置
き換わる。一方、アンダレイの情報は背景画面の色の削
除に基づいて、選択的に置き換わる。基本的な実施形態
は公知である。
【0006】オーバレイの代表例は、ビデオ表示画面の
全部または一部を覆うブリンキング格子パターン(bl
inking grid pattern)である。同
じくアンダレイの代表例は、ビデオ表示画面上に描かれ
る背景画面と同じ広がりを有する格子パターンである。
前景画像の変化に応じて背景画面の領域が変更される
と、アンダレイが変更される。オーバレイもアンダレイ
も共にフレームバッファに記憶されたデータ要素ではな
いので、フレームバッファの内容を修正することなく、
容易にオーバレイ及びアンダレイを変更することができ
る。このようなオーバレイ及びアンダレイの使用は、立
体図形の画像を表示する装置においては特に重要であ
る。なぜなら、画像が修正される度にオーバレイまたは
アンダレイを付加または削除することは、多大な再生活
動を必要とするからである。
【0007】オーバレイ及びアンダレイに表現される情
報は、同じように機能するマスキングまたは制御プレー
ンの情報と同様、通常は本発明で制御プレーンVRAM
として参照するビデオランダムアクセスメモリアレイの
プレーンに記憶されている。このアレイに存在するプレ
ーンは、画素の総数から見ると、大きさの点でフレーム
バッファVRAMと類似している。ウィンドウの優先順
位及びロケーションの情報は、制御プレーンVRAMに
あるさらなる類似のプレーンに記憶される。前記の同時
係属出願は、制御プレーンVRAM内のかかるウィンド
ウデータ及びオーバレイデータを使用するウィンドウと
オーバレイとを選択的に連係させることに関するもので
ある。すなわちその目的は、関連するウィンドウ内のオ
ーバレイを選択的に制御することにある。
【0008】そこで、オーバレイ同様アンダレイのパレ
ットも、ウィンドウと関係づけるようなシステム及び方
法が必要となる。さらに、多様な図形表示の使用を考慮
すれば、ワークステーションのユーザが、制御プレーン
VRAM内のプレーンを、オーバレイまたはアンダレイ
のどちらか一方の機能として交互に使用することで、効
率よく限りあるサイズの制御プレーンVRAMを利用で
きる方が望ましい。
【0009】オーバレイパターン及びアンダレイパター
ンをウィンドウと関係づけることが可能な市販の図形表
示ワークステーション(graphic workst
ation)においては、オーバレイパターン及びアン
ダレイパターンに関連するウィンドウを有する各ウィン
ドウ間をカーソルが移動すると、異常でかつ何らかの混
乱した現象、主としてアンダレイ画面の色の変化、が生
じる。これは、オーバレイパレットが少な過ぎる、また
はユーザのアクセス可能なオーバレイパレットが少な過
ぎるためだと考えられる。
【0010】したがって、従来のフレームバッファVR
AM、制御プレーンVRAM、及びRAMDACの文脈
内で、オーバレイ及びアンダレイ、またはこれと独立し
て組み込まれたカーソルパターンを、ウィンドウごとに
固有に制御するシステム及び方法が必要となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ビデ
オ表示システムの操作性を向上させるために、オーバレ
イパターン及びアンダレイパターンを選択的に特定のウ
ィンドウと関係づけ、このウィンドウを用いて、前記パ
ターンを制御するための装置及び方法を提供することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によって、パター
ンをアナログ形式の色信号に変換する従来のRAMDA
Cを使用する一方で、オーバレイパターン及びアンダレ
イパターンをウィンドウで関係づけて制御し、独立して
これをカーソルパターンと連結させるような能力が提供
される。本発明は、さらに、オーバレイ及びアンダレイ
のモード間での制御プレーンデータの機能上の交換可能
性についても考慮がなされている。
【0013】本発明の実施例によれば、従来の設計の
赤、緑及び青の各RAMDACがフレームバッファVR
AMからカラープレーンのデータを受け取ると、カラー
パレットにアクセスし、その後ディジタルからアナログ
へデータ表現を変換する。オーバレイ、アンダレイ及び
カーソルの入力は、フレームバッファからのデータが各
々の信号に置き換えられた時にオーバレイ/アンダレイ
パレットから選択される。マルチプレクサは、フレーム
バッファのカラーパレットの出力と、オーバレイ/アン
ダレイパレットの出力とのどちらをR/G/B信号を生
成するD/A変換器 (digital−to−analog conver
ter)に転送するかを選択する。
【0014】オーバレイ/アンダレイパレット内から選
択する信号は、オーバレイ/アンダレイ/カーソル制御
装置(以下O/U/C制御装置とする)で生成される。
そこでは論理的かつ選択的に、オーバレイデータ及びア
ンダレイデータとカーソルデータとが組み合わされ、そ
れらをさらにウィンドウプレーンデータと関係づける。
制御プレーンVRAMのデータに属するオーバレイ及び
アンダレイの機能を選択的に変換するために、前述の論
理的かつ選択的組み合せを変更することができる。より
好ましい実施態様においては、オーバレイまたはアンダ
レイのパレットを選択する際に、制御プレーンVRAM
のデータの扱い方を規定する常駐制御記憶装置(con
trol regident memory)に、ウィ
ンドウデータがアクセスする。モード選択は、ウィンド
ウアドレスによってウィンドウと関係づけられる。ここ
で重要なのは、前記制御記憶装置は比較的小さいので、
関連性及びモードを循環させる上で、動的に変更しやす
いということである。
【0015】別の実施態様においては、O/U/C制御
装置で論理的に組み合わせるという処理を行なわずに、
カーソルデータがRAMDACへ伝送される。このよう
に例外的な場合にも、O/U/C制御装置によって、な
おもアンダレイパレット及びオーバレイパレットをウィ
ンドウと関係づけるのに適した論理及び多重操作が提供
される。
【0016】本発明によって、前述のウィンドウに関連
するオーバレイパレット及びアンダレイパレットを選択
的に規定し、かつ動的に変更するための性能を備えた図
形表示ワークステーションが提供される。さらに、オー
バレイとアンダレイのモード間で制御プレーンVRAM
のプレーンの変更を認めることによって、本発明は制御
プレーンVRAMの記憶域の使用を最適化する。こうし
た特徴は、従来のフレームバッファVRAM、従来の制
御プレーンVRAM、及び従来のRAMDACを有する
図形表示システムの構造的制約の範囲内で提供される。
【0017】
【実施例】図1は、本発明を組み込んだワークステーシ
ョンの各構成要素を、ブロック図で説明したものであ
る。このワークステーションは、汎用プロセッサ、揮発
性及び不揮発性記憶装置、ユーザ対話式入出力装置(例
えば、キーボード、マウス、プリンタを指す)、図形処
理装置及び図形処理装置に対応するビデオ表示装置から
構成されている。本発明の目的は、システム全体の操作
性及び使用可能性を向上させることを特徴とする図形処
理装置に向けられている。代表的なワークステーション
として、市販のRISCシステム/6000(IBMコ
ーポレーションの商標)がある。
【0018】図2で、第1のウィンドウ2及び第2のウ
ィンドウ3を含んだ立体図形の表示画面1が説明され
る。この画面においては、破線で表されるオーバレイパ
ターン4、斜線6のアンダレイ画面と関連する第2のウ
ィンドウ3、前景画像7、及びカーソル8が表現されて
いる。この時、図3で示される構造を有する図形表示シ
ステムが生成するRGB信号に同調したラスタ走査に応
じて、画像がビデオ表示画面に生成されるのが好まし
い。カーソル、オーバレイ、前景画面、アンダレイ及び
フレームの背景画面の、画素による優先順位は、表Aに
示されている。
【0019】 表A (リソ-ス・タイフ゜) (視認数) (視認の優先順位) (機能) カ-ソル 1/画面 1 画面上のアクティフ゛ロケ-ション (画素)を識別。 オ-ハ゛レイ 1/ウィント゛ウ 2 フ゜ルタ゛ウン・メニュ-、アイコン、格子 多くのカラ-を要しない画像の 表示。 前景画面 1/ウィント゛ウ 3 フルカラ-または擬似カラ-のどち ら かで基本となる画像を表 示。 アンタ゛レイ 1/ウィント゛ウ 4 ウィント゛ウの背景色が現われる と、 斜めの格子ハ゜タ-ンのような背 景ハ゜タ-ンを生成する。 フレ-ムハ゛ッファの前景画像が変更 されても、アンタ゛レイは変更す る 必要なし。 背景画面 1/ウィント゛ウ 5 フレ-ムハ゛ッファの前景画像を表示 するための基本色。 (最も優先順位が高いのは1である。)
【0020】図3で示される図形表示システムの構成
は、複数のプレーンを有するフレームバッファVRAM
9を含んでおり、これは各8ビットのプレーンを有する
3組のVRAMで構成されるのが好ましい。このような
構成においては、1画素あたり、赤に8ビット、緑に8
ビット、青に8ビットの計24ビットのトウルーカラー
配列(true color arrangemen
t)の提供が可能であるが、擬似カラーのバージョン
(pseudo color version)では、
8プレーンのフレームバッファVRAMしか使用しない
ので、1画素あたり8ビット分すなわち28=256色
の組み合せしか提供されない。VRAM9及び12は、
互いに非同期のデュアルポートを有するビデオDRAM
装置である。代表的なビデオRAMDACとしてブルッ
クツリー(Brooktree)社製のBT461があ
る。図3に示される好ましいシステム配置においては、
ブルックツリー社製のBT431に類するカーソル発生
装置が分離して設置されている。パレット及び制御記憶
のローディングは、総称SRAMのポートに類似した入
出力ポートを有する汎用プロセッサ17によって行なわ
れる。以上の装置及び使用方法は従来のものが使用され
る。
【0021】図4においては、オーバレイ/アンダレイ
/カーソル制御装置13(以下O/U/C制御装置とす
る)の内部で実行される論理関数及び選択機能が、ブロ
ック図で示されている。O/U/C制御装置13の機能
上の貢献は非常に大きい。まず第1に、オーバレイパレ
ットを選択的にウィンドウと関係づけることができる。
第2に、前記制御装置によってユーザはオーバレイプレ
ーンをマスク・オフすることが可能となる。この特徴
は、ビデオ表示画面での表示のオン・オフが頻繁に入れ
かわるオーバレイにおいては特に有効である。第3に、
本発明によって、オーバレイパレットの数とオーバレイ
の色の数との関係を自由に変更することができる(例え
ば、パレットあたりの色数が3のパレットを8という設
定を、パレットあたりの色数が7のパレットを4という
設定に切り換える等)。第4に、前記のように定義され
た可視の優先順位に従って、ブロックによりカーソル信
号が統合される。オーバレイの機能とアンダレイの機能
との切り換えは、RAMDAC内で規定されている。
【0022】図4で示される実施態様において、2つの
カーソル入力がORブロック18で組み合わされる。単
独の入力であれ、組み合わされた結果の入力であれ、こ
のカーソル入力は、ORブロック19及び21並びにM
PX(マルチプレクサ)ブロック22及び23を経たR
AMDAC入力OL0〜OL3を、他に優先して制御す
る。このようにして生成される階層は、カーソル機能に
ついて表Aで定義した可視の優先順位と一致する。ウィ
ンドウ識別、オーバレイ及びアンダレイに対する各信号
は、ウィンドウI.D.、オーバレイ0、オーバレイ1
及びオーバレイ2/アンダレイ(これは好ましい実施例
によれば再構成可能)という名で各々識別される回線を
通じて、制御プレーンVRAM12から受け取られる。
4本のウィンドウI.D.回線は、24=16面のウィ
ンドウのうち、どれが優先して画素位置で処理されるか
を識別する。オーバレイ及びアンダレイ入力は、各画素
位置に対するオーバレイ及びアンダレイの結果を規定す
るが、これはO/U/C制御装置13内の論理翻訳(l
ogical translation)と、RAMD
AC11の回線OL0〜OL4の信号によって選択され
るオーバレイ/アンダレイパレット14(図5を参照)
のデータとの組み合せに基づくものである。
【0023】O/U/C制御装置13のRAM24に存
在するデータは、ユーザ定義図形モードに応じて汎用プ
ロセッサL17からロードされ、入出力データの母線で
ある7本の回線を通じてRAM24に伝送されたもので
ある。4ビットのウィンドウI.D.情報はRAM24
への読取りアドレスを提供し、これによって、RAM2
4に存在するデータが16面のウィンドウのうち1面と
関係づけられる。このようなアドレスに基づいて、RA
M24の7本のデータ回線がRAM24にあらかじめ書
き込まれたビットの内容に関連するANDブロック2
6、28、29及びMPXブロック27、31、32の
論理回路を、選択的に駆動させる。RAM24からのデ
ータ信号は、オーバレイ0、オーバレイ1及びオーバレ
イ2/アンダレイという回線で示される制御プレーンV
RAM12(図3を参照)からのデータと組み合わさ
れ、前記ORブロック19及び21並びにMPXブロッ
ク22及び23のみならずORブロック33及びAND
ブロック34をも駆動させる。RAM24の出力ビット
及びその関連機能の例が表Bに示されている。
【0024】 表B (ヒ゛ットナンハ゛) (ヒ゛ット名) (0 の時の機能) (1 の時の機能) (コメント) B6 OL4SEL OL4をオ-ハ゛レイハ゜レット OL4=オ-ハ゛レイまたは の選択ヒ゛ット2として アンタ゛レイ。 使用。ウィント゛ウごとに固定値。 画素ごとに可変。 B5 OL4DATA OL4=オ-ハ゛レイハ゜レットの OL4=オ-ハ゛レイハ゜レット OL4SEL 選択ヒ゛ット2=「0」。 の選択ヒ゛ット2=「1」。 =0 の時 使用されない。 使用されない。 OL4SEL =1 の時 B4 OL3SEL OL3=オ-ハ゛レイハ゜レットの OL3=オ-ハ゛レイハ゜レット 選択ヒ゛ット1=「0」。 の選択ヒ゛ット1=「1」。 B3 OL2SEL OL2=オ-ハ゛レイハ゜レットの OL2=オ-ハ゛レイハ゜レット 選択ヒ゛ット0=「0」。 の選択ヒ゛ット0=「0」。 B2 OL1DATA OL1=ウィント゛ウごとの OL1=ウィント゛ウごとの OL0/1SEL 固定値=「0」。 固定値=「1」。 =0 の時 使用されない。 使用されない。 OL0/1SEL =1 の時 B1 OL0DATA OL0=ウィント゛ウごとの OL0=ウィント゛ウごとの OL0/1SEL 固定値=「0」。 固定値=「1」。 =0 の時 使用されない。 使用されない。 OL0/1SEL =1 の時 B0 OL0/1SEL OL0/1 をウィント゛ウ OL0/1=オ-ハ゛レイ ごとの固定テ゛-タ値 0/1 として使用。
【0025】表Cは、RAMDAC11からの視覚的結
果という観点から、O/U/C制御装置13の論理の基
本的かつ選択的な使用を表現したものである。
【0026】 表C (RAMDAC への入力ヒ゛ット) (モード) (用いられ方) OL0/1DATA 及び ウィント゛ウ内で固定。 オ-ハ゛レイフ゜レ-ン。 OL0/1SEL が制御する 基本となる 2 つの OL0 及びOL1。 オ-ハ゛レイヒ゛ットに対する マスク。 画素ごとに可変。 基本となる 2 つのオ-ハ゛レイヒ゛ット。 OL2SEL 及び ウィント゛ウ内で固定。 2 つのオ-ハ゛レイハ゜レットの OL3SEL が制御する 選択ヒ゛ット。 OL2 及び OL3。 画素ごとに可変。 サホ゜-トされていない。 OL4SEL 及び ウィント゛ウ内で固定。 オ-ハ゛レイハ゜レットの選択ヒ゛ット OL4DATA が制御する または OL4。 オ-ハ゛レイフ゜レ-ン の マスク。 画素ごとに可変。 第 3 のオ-ハ゛レイヒ゛ット または 第 1 のアンタ゛レイヒ゛ット。
【0027】こうした配置の意義は、RAM24内のデ
ータを様々な目的に応じて再構成しうるという点にあ
る。例えば、このデータによって、制御プレーンVRA
Mの構造を変えることなく、あるいは従来の設計のRA
MDAC11に頼ることなく、オーバレイパレットの
数、オーバレイビットの数またはオーバレイプレーンの
マスク機能をも、任意に設定することができる。加え
て、機能の相違が各ウィンドウを固有のものにするの
で、容量の小さいRAM24の内容を変えるだけで、ウ
ィンドウごとの翻訳内容を変えることができる。さら
に、そのような可変性は、オーバレイ及びアンダレイの
パターンまたはパレットを動的に変更しやすくするの
で、例えば選択ウィンドウでのオーバレイまたはアンダ
レイのパターンを明滅させる、といった視覚的現象を提
供しうるのは明白である。
【0028】表Dは、RAMDAC11の入力経路0L
0〜OL4で提供されるオーバレイ、アンダレイ及びカ
ーソル入力を、ビデオ表示の色に翻訳する代表的な例を
示している。入力ビットはデータの第1の欄で表現され
る。第2の欄は、2つのオーバレイがある場合の選択さ
れる色または透明状態の指定状況を表している。第3の
欄は、オーバレイ及びアンダレイの機能が共に援用され
るモードの場合を示している。「使用されない」状態は
RAMDAC11の特質である。第4の欄は、オーバレ
イプレーンが3つの場合の動作を表している。
【0029】 表D ・2つの オ-ハ゛レイフ゜レ-ン ・2つの ・1つの ・3つの オ-ハ゛レイフ゜レ-ン アンタ゛レイフ゜レ-ン ・オ-ハ゛レイフ゜レ-ン ・6つの ・3つのオ-ハ゛レイ、 ・3つの 00000 オ-ハ゛レイハ゜レット 1つのカ-ソル、 ・オ-ハ゛レイハ゜レット LLLLL ・2つの 及び1つの ・1つの43210 カ-ソルハ゜レット アンタ゛レイハ゜レット カ-ソルハ゜レット (オ-ハ゛レイ (オ-ハ゛レイ (オ-ハ゛レイ ハ゜レット1) ハ゜レット1) ハ゜レット1) 00000 透過 透過 透過 00001 色1-1 色1-1 色1-1 00010 色2-1 色2-1 色2-1 00111 色3-1 色3-1 色3-1 (オ-ハ゛レイ (オ-ハ゛レイ (オ-ハ゛レイ ハ゜レット2) ハ゜レット2) ハ゜レット2) 00100 透過 透過 透過 00101 色1-2 色1-2 色1-2 00110 色2-2 色2-2 色2-2 00111 色3-2 色3-2 色3-2 (オ-ハ゛レイ (オ-ハ゛レイ (オ-ハ゛レイ ハ゜レット3) ハ゜レット3) ハ゜レット3) 01000 透過 透過 透過 01001 色1-3 色1-3 色1-3 01010 色2-3 色2-3 色2-3 01011 色3-3 色3-3 色3-3 (カ-ソル (カ-ソル (カ-ソル ハ゜レット1) ハ゜レット1) ハ゜レット1) 01100 透過 透過 透過 01101 色1-C1 色1-C1 色1-C1 01110 色2-C2 色2-C1 色2-C1 01111 色3-C3 色3-C1 色3-C1 (オ-ハ゛レイ (オ-ハ゛レイ ハ゜レット4) ハ゜レット1) 10000 透過 アンタ゛レイ 色4-1 の色1 10001 色1-4 使用されない 色5-1 10010 色2-4 使用されない 色6-1 10011 色3-4 使用されない 色7-1 (オ-ハ゛レイ (オ-ハ゛レイ ハ゜レット5) ハ゜レット2) 10100 透過 使用されない 色4-2 10101 色1-5 使用されない 色5-2 10110 色2-5 使用されない 色6-2 10111 色3-5 使用されない 色7-2 (オ-ハ゛レイ (オ-ハ゛レイ ハ゜レット6) ハ゜レット3) 11000 透過 使用されない 色4-3 11001 色1-6 使用されない 色5-3 11010 色2-6 使用されない 色6-3 11011 色3-6 使用されない 色7-3 (カ-ソル (カ-ソル ハ゜レット2) ハ゜レット1) 11100 透過 使用されない 透過 11101 色1-C2 使用されない 色1-C1 11110 色2-C2 使用されない 色2-C1 11111 色3-C2 使用されない 色3-C1
【0030】代表的なビデオRAMDAC11の構造は
図5に示されている。オーバレイ/アンダレイパレット
RAM14及びカラーパレットRAM36は、汎用プロ
セッサ17(図4)からロードされ、D/A変換器(D
AC)37に伝送されるディジタル仕様の色データと入
力ビット間の翻訳内容を規定する。この機能は市販のR
AMDACのユーザには既知のものである。
【0031】図4のO/U/C制御装置及び図5のRA
MDAC11は、内部にカーソル管理能力を有しないR
AMDAC構造を基礎としている。内部でカーソルを制
御するRAMDAC11を用いると、図4で示されるよ
うなカーソルに関連する論理及びマルチプレクサの機能
が無駄になるためである。
【0032】図4のO/U/C制御装置13によって明
確な操作モードが提供される。第1の操作モードにおい
ては、5つの出力のうちの4つ、すなわちOL0〜OL
3を、カーソルの視認性を保証するような一定の状態に
置く。このためOL4のみがウィンドウごとに可変とな
り、このウィンドウによって2つのカーソルパレット間
の選択がなされる。オーバレイ操作モードにおいては、
オーバレイ2/アンダレイ入力を使用しないものと仮定
するため、オーバレイ入力、すなわちオーバレイ0及び
オーバレイ1を、直接RAMDAC11への出力OL0
及びOL1として伝送する。ここで、画素あたりの色を
3色の中から1色選択する。OL2、OL3及びOL4
は各々ウィンドウごとに制御され、これが6つのオーバ
レイパレットからの選択を行う。
【0033】オーバレイが透過となる操作モードにおい
ては、オーバレイ0及びオーバレイ1は0状態である。
このため、回線OL0〜OL4は必ず各々が0状態とな
る。このような条件下では、RAMDAC11は、オー
バレイを透過なものとして扱う。
【0034】最後の操作モードは、オーバレイ2/アン
ダレイ入力回線がアンダレイデータへの通路となるアン
ダレイ操作モードである。このモードにおいては、オー
バレイのパレット数は6から3に減少しカーソルのパレ
ット数も2から1に減少する。RAMDAC11マスク
レジスタ(図5の38参照)は、アンダレイを使用可能
にし、OL4をオーバレイとしてマスクオフするように
設定されている。この状態は、画面が再生されるごとに
変更可能であり、それは表Cで定義されるように、パレ
ット1、2または3を用いるオーバレイ以外の全てのオ
ーバレイに影響を及ぼす。再構成可能なビットであるオ
ーバレイ2/アンダレイは、画素ごとにアンダレイを制
御するOL4を通過する。RAMDAC入力OL0〜O
L3は、RAMDAC11が要求する一定の状態を強制
される。このようにして、RAMDAC11アンダレイ
ビットであるOL4が「1」でかつカラープレーンアド
レスが全てゼロの場合にのみアンダレイの色を表示す
る。このカラープレーンアドレスは、背景画面の色を表
現している。
【0035】このように、上述の本発明によって、特定
のウィンドウに関連するオーバレイパレット及びアンダ
レイパレットを制御するためのシステム及び使用方法が
提供される。RAM24の内容を変更し、制御装置内の
論理及び多重機能を規定し直すことにより、絶えず選択
内容を変えることができる。好ましい実施態様において
は、ウィンドウアドレスがRAM24のデータを選択す
るのに用いられる。カーソル機能は、かかる制御装置内
で統合されるかまたはRAMDAC11の働きで直接R
AMDAC11のカーソル入力に伝送される。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、オーバレイパターン及
びアンダレイパターンを選択的に特定のウィンドウと関
係づけ、このウィンドウを用いて、前記パターンを制御
するような装置及び方法が提供される。これによってビ
デオ表示システムの操作性の向上がはかられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が関連するワークステーシ
ョンの略ブロック図である。
【図2】ビデオ表示画面の画像を示す略図である。
【図3】図形表示システムの構造を示す略ブロック図で
ある。
【図4】オーバレイ/アンダレイ/カーソル制御装置の
略ブロック図である。
【図5】従来のRAMDACを示す略ブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 立体図形表示画像 2 第1のウィンドウ 3 第2のウィンドウ 4 オーバレイ 6 アンダレイ 7 前景画像 8 カーソル 9 フレームバッファVRAM 11 ビデオRAMDAC 12 制御プレーンVRAM 13 オーバレイ/アンダレイ/カーソル制御装置 14 オーバレイ/アンダレイ/パレットRAM 16 カーソル 17 汎用プロセッサ 36 カラーパレットRAM 37 D/A変換器 38 マスクレジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マイケル・テレル・ヴァノーヴァー アメリカ合衆国78727、テキサス州オース チン、ホイッスパリング・バレー・ドライ ブ 4603番地 (72)発明者 ジョン・アルヴィン・ヴォルティン アメリカ合衆国78729、テキサス州オース チン、ブロードミード 13001番地

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)ビデオ表示システムにおいてウィン
    ドウを規定するための手段と、(b)前記ビデオ表示シ
    ステムについてオーバレイパターンを規定するための手
    段と、(c)前記ビデオ表示システムについてアンダレ
    イパターンを規定するための手段と、(d)論理関数に
    よって、オーバレイパターン及びアンダレイパターン
    を、指定されたウィンドウに関連するパレットと、選択
    的に関係づけるための手段とを有する、前記ビデオ表示
    システムにおいて、オーバレイパターン及びアンダレイ
    パターンをウィンドウと関係づけて選択的に制御するた
    めの装置。
  2. 【請求項2】選択的に関係づけるための前記手段によっ
    て、ウィンドウ関連データをオーバレイパターン及びア
    ンダレイパターンに対するパレット選択操作に翻訳す
    る、請求項1記載の制御装置。
  3. 【請求項3】選択的に関係づけるための前記手段によっ
    て、ウィンドウ関連データに応じて選択的に翻訳内容が
    変更される、請求項2記載の制御装置。
  4. 【請求項4】前記ウィンドウ関連データによって、ウィ
    ンドウパターンをオーバレイ及びアンダレイの構成と関
    係づける、請求項3記載の制御装置。
  5. 【請求項5】(a)前記ビデオ表示システムについてカ
    ーソルパターンを規定するための手段と、(b)論理的
    にカーソルパターンをカーソルパレットと関係づけるた
    めの手段とを有する、請求項4記載の制御装置。
  6. 【請求項6】論理的に関係づけるための前記手段におけ
    るカーソルパターンが、選択的に関係づけられるオーバ
    レイパターン及びアンダレイパターンに優先する、請求
    項5記載の制御装置。
  7. 【請求項7】(a)ビデオ表示システムにおいてウィン
    ドウパターンを規定する段階と、(b)前記ビデオ表示
    システムについてオーバレイパターンを規定する段階
    と、(c)前記ビデオ表示システムについてアンダレイ
    パターンを規定する段階と、(d)論理関数によって、
    オーバレイパターン及びアンダレイパターンを、指定さ
    れたウィンドウに関連するパレットと、選択的に関係づ
    ける段階とを有する、前記ビデオ表示システムにおい
    て、選択的にオーバレイパターン及びアンダレイパター
    ンをウィンドウと関係づけるための方法。
  8. 【請求項8】選択的に関係づける前記段階が、ウィンド
    ウ関連データをオーバレイパターン及びアンダレイパタ
    ーンに対するパレット選択操作に翻訳する段階を有す
    る、請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】(a)前記ビデオ表示システムについてカ
    ーソルパターンを規定する段階と、(b)論理的にカー
    ソルパターンをカーソルパレットと関係づける段階とを
    有する、請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】論理的に関係づける前記段階のカーソル
    パターンが、選択的に関係づけられるオーバレイパター
    ン及びアンダレイパターンに優先する、請求項9記載の
    方法。
  11. 【請求項11】(a)走査された表示画面に支配される
    パターンを記憶するためのフレームバッファメモリと、
    (b)ウィンドウパターンを記憶するための記憶装置
    と、(c)オーバレイパターン及びアンダレイパターン
    を記憶するための記憶装置と、(d)ウィンドウ関連パ
    レットデータを生成するための手段と、(e)オーバレ
    イパターン及びアンダレイパターンを、前記ウィンドウ
    パターンに対応するウィンドウ関連パレットデータと、
    選択的に関係づけるための論理手段とを有する、ウィン
    ドウ式図形表示システムにおいて、オーバレイ及びアン
    ダレイを制御するためのシステム。
  12. 【請求項12】ウィンドウ、オーバレイ及びアンダレイ
    のパターン及びパレットの結果を組み合わせるビデオ表
    示システム・カラーデータを、選択的に関係づけて生成
    するための論理手段に応答するRAMDAC手段を有す
    る、請求項11記載のシステム。
  13. 【請求項13】(a)カーソルパターンを規定するため
    の手段と、(b)論理的にカーソルパターンをカーソル
    パレットと関係づけるための手段とを有する、請求項1
    2記載のシステム。
  14. 【請求項14】論理的に関係づけるための前記手段によ
    って、カーソルパターンがオーバレイパターン及びアン
    ダレイパターンに優先する、請求項13記載のシステ
    ム。
  15. 【請求項15】ウィンドウ、オーバレイ、アンダレイ及
    びカーソルのパターン及びパレットの結果を組み合わせ
    るビデオ表示システム・カラーデータを、論理的に組み
    合わせて生成するためのRAMDAC手段を有する、請
    求項14記載のシステム。
  16. 【請求項16】汎用プロセッサと、前記汎用プロセッサ
    に対する記憶装置と、前記汎用プロセッサに対するユー
    ザ対話式入出力装置と、ビデオ表示装置と、前記プロセ
    ッサに対応してビデオ表示画面を制御する図形処理装置
    とを有する、ウィンドウで図形を表示するオーバレイ及
    びアンダレイを備えたワークステーションシステムであ
    って、前記図形処理装置が、(a)走査された表示画面
    に支配されるパターンを記憶するフレームバッファと、
    (b)ウィンドウパターンを記憶するための記憶装置
    と、(c)オーバレイパターン及びアンダレイパターン
    を記憶するための記憶装置と、(d)ウィンドウ関連パ
    レットデータを生成するための手段と、(e)前記オー
    バレイパターン及びアンダレイパターンを、前記ウィン
    ドウパターンに対応するウィンドウ関連パレットデータ
    と、選択的に関連づけるための論理手段とを有する、ワ
    ークステーションシステム。
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