JPH0683698U - 高所作業車の安全装置 - Google Patents
高所作業車の安全装置Info
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- JPH0683698U JPH0683698U JP3133393U JP3133393U JPH0683698U JP H0683698 U JPH0683698 U JP H0683698U JP 3133393 U JP3133393 U JP 3133393U JP 3133393 U JP3133393 U JP 3133393U JP H0683698 U JPH0683698 U JP H0683698U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高所作業車において、作業者の腰回りに手す
りが配置された状態でしか作業を行えないようにする。 【構成】 本安全装置では、手すりセット検出手段によ
って手すり30が作業床29の上方を取り囲む位置(手
すりセット位置)Aに位置していることが検出されない
かぎり規制手段が働いて、走行台車10の走行や昇降装
置20の作動(作業床29の昇降移動)を規制する。こ
のため、作業床29に搭乗した作業者Mがいくら手元の
操作装置35を操作しても、上記走行・昇降は行われ
ず、作業者Mの安全が確保される。
りが配置された状態でしか作業を行えないようにする。 【構成】 本安全装置では、手すりセット検出手段によ
って手すり30が作業床29の上方を取り囲む位置(手
すりセット位置)Aに位置していることが検出されない
かぎり規制手段が働いて、走行台車10の走行や昇降装
置20の作動(作業床29の昇降移動)を規制する。こ
のため、作業床29に搭乗した作業者Mがいくら手元の
操作装置35を操作しても、上記走行・昇降は行われ
ず、作業者Mの安全が確保される。
Description
【0001】
本考案は、作業床に搭乗した作業者を昇降移動させる高所作業車の安全装置に 関する。
【0002】
上記のような高所作業車は、走行自在な走行台車と、作業床を昇降移動させる 昇降装置と、作業床の上方を取り囲むよう配置された落下防止用手すりとから構 成される。作業床に搭乗した作業者は手元の操作装置を操作して、走行台車を走 行させたり作業床を昇降移動させたりして任意の高所に移動することができる。 なお、作業床に搭乗した作業者の腰回りには上記手すりが配置され、作業者の作 業床からの落下が防止される。
【0003】 ところで、手すりが常に作業床の上方を取り囲む位置(以下、手すりセット位 置という。)にあると、作業者はこの手すりの下側をくぐって作業床に対して乗 り降りしなければならず煩わしい。このため、従来の高所作業車では、手すりを 前方等にはね上げ自在としたり取り外し自在としたりして、手すりセット位置か ら移動させることができるようにしていることが多い。これにより、作業者は自 然な姿勢で作業床に対して乗り降りすることができる。
【0004】
しかしながら、従来の高所作業車では、手すりを手すりセット位置から移動さ せた状態でも、走行台車の走行や作業床の昇降移動が行えるようになっていた。 このため、作業者の腰回りに手すりがない状態で作業が行われる場合も少なくな く、作業の安全性を確保できないという問題があった。
【0005】 本考案は、このような問題に鑑みてなされたものであり、作業者の腰回りに手 すりが配置された状態でしか作業を行えないようにする高所作業車の安全装置を 提供することを目的としている。
【0006】
上記の目的を達成するために、本考案の安全装置は、手すりが作業床の上方を 取り囲む位置(手すりセット位置)に位置していることを検出して検出信号を出 力する手すりセット検出手段と、この手すりセット検出手段からの検出信号に基 づいて走行台車の走行および昇降装置の作動を規制する規制手段とから構成され る。
【0007】
このような安全装置では、手すりセット検出手段からの検出信号が出力されな いかぎり規制手段が働いて、走行台車の走行や昇降装置の作動(作業床の昇降移 動)を規制する。このため、作業床に搭乗した作業者がいくら手元の操作装置を 操作しても、上記走行・昇降は行われず、作業者の安全が確保される。
【0008】
以下、本考案の好ましい実施例について図面を参照しながら説明する。図1に は、本考案に係る安全装置を備えた高所作業車10を示している。この高所作業 車1は、走行台車10と、昇降装置20と、落下防止用手すり30と、走行昇降 制御装置36とから構成されている。
【0009】 走行台車10は、車体11の前部左右にキャスター輪18を備え、後部左右に 駆動輪19を備えている。駆動輪19は車体11に内蔵された電動式の走行モー タ(図示せず)により回転駆動され、車体11を前後方向(図における左右方向 )に走行させる。また両駆動輪19,19に回転差を生じさせることにより、車 体11は左右を向き、これにキャスター輪18,18が追従して車体11を旋回 走行させる。
【0010】 昇降装置20は、図2に詳しく示すように、車体11に着脱自在に取り付けら れたインナーポスト21と、このインナーポスト21の外周に、インナーポスト 21に対して上下動自在に取り付けられたアウターポスト22とからテレスコー プ状に伸縮自在に構成された昇降ポスト23を有している。インナーポスト21 の外側面における上下端部にはそれぞれ、上部スプロケット24および下部スプ ロケット25が取り付けられており、これらスプロケット24,25にはチェー ン26がエンドレスに巻き掛けられている。なお、チェーン26の一部はアウタ ーポスト22の内面下部に取り付けられた保持部材22aによって保持されてい る。
【0011】 インナーポスト21の下部にはモータブラケット27を介して電動式の昇降モ ータ28が取り付けられている。また、アウターポスト22の下部には、後方に 広がるよう作業ステップ(作業床)29が水平に取り付けられている。この作業 ステップ29には、図1(A)に示すように作業者Mが搭乗することができる。 なお、作業ステップ29はアウターポスト22に対して着脱が自在である。また 、アウターポスト22の上部前面にはカゴCが取り付けられている。
【0012】 この昇降装置20では、電動モータ28により下部スプロケット25が回転駆 動され、チェーン26が上下方向に回転すると、チェーン26に保持部材22a を介して連結されたアウターポスト22がインナーポスト21に対して伸縮移動 する。これにより、アウターポスト22に取り付けられた作業ステップ29が昇 降移動する。
【0013】 手すり30は、図1(B)に示すように、作業ステップ29の上方を作業者M の腰高にて取り囲むように、ほぼ4角形の枠状に形成されており、その前端部が 昇降装置20におけるアウターポスト22の上端部に取り付け支持されている。 この手すり30は、図1(A)や図2に示すように、作業ステップ29の上方を 取り囲む位置(以下、手すりセット位置という。)Aから、アウターポスト22 の上端部における取付位置を中心として前方にはね上がるようにして揺動移動す ることができ、さらに手すり30の後端部がアウターポスト22の前面に当接す る位置(以下、収納位置という。)Bまで揺動することができる。
【0014】 走行昇降制御装置36は、図3に示すように、アウターポスト22の上部にお ける右側面に取り付けられた操作装置35からの操作信号(電気信号)を受ける と、この操作信号に応じて走行モータや昇降モータ28の作動制御を行う。これ により、操作装置35の装置に応じた走行台車10の走行制御や昇降装置20の 作動(作業ステップ29の昇降移動)制御が行われる。
【0015】 このように構成された高所作業車1では、作業ステップ29に搭乗した作業者 Mが操作装置35を操作して、走行台車10を走行させたり作業ステップ29を 昇降移動)させたりすることにより、この作業者Mは任意の高所に移動すること ができる。
【0016】 ここで、手すり30を手すりセット位置Aに位置させておけば、作業ステップ 29に搭乗した作業者Mの作業ステップ29からの落下を防止することができ、 安全に高所作業を行うことができる。
【0017】 また、例えば、手すり30を上方にはね上げておけば、作業者Mは、下端まで 下降させた作業ステップ29に対して、自然な起立姿勢のまま階段を上り下りす るように乗り降りすることができる。さらに、手すり30を収納位置Bに位置さ せれば、図3に示すように、インナーポスト21を走行台車10から取り外すと ともに作業ステップ29をアウターポスト22から取り外して分解したときに、 昇降装置20の前後幅(図では高さ)Hを小さくすることができ、狭い場所への 収納に便利となる。
【0018】 そして、この高所作業車1には、図4に示すように構成される本考案に係る安 全装置40が取り付けられる。この安全装置40は、手すりセット検出器41と 、規制コントローラ42とから構成されている。
【0019】 手すりセット検出器41は、アウターポスト22における手すり30の取付位 置の近傍に取り付けられており、プッシュロッド41aの押し込み移動により検 出信号(電気信号)を出力するリミットスイッチからなる。手すり30における この手すりセット検出器41の上方部分には、検出プレート30aが取り付けら れている。この検出プレート30aは、手すり30が手すりセット位置Aに位置 するときにまっすぐ下方に延びて、その前面によりプッシュロッド41aを押し 込み移動させる。なお、検出プレート30aは、手すり30が手すりセット位置 Aからはね上げ移動すると、これに伴って後方(さらには上方)に移動してプッ シュロッド41aから離脱する。
【0020】 規制コントローラ42は、手すりセット検出器41からの検出信号を受けてい ないときは規制信号(電気信号)を走行昇降制御装置36に送出する。走行昇降 制御装置36は、操作装置35からの操作信号が入力されている場合に上記規制 信号を受けると、この操作信号を無視して走行モータや昇降モータ28の制御を 行わないようになっている。一方、手すりセット検出器41からの検出信号を受 けたときは規制信号の出力を停止し、走行昇降制御装置36による走行モータや 昇降モータ28の制御を許容する。
【0021】 このような安全装置40によれば、手すり30が手すりセット位置Aからはね 上げ移動されている状態のときは、いくら操作装置35が操作しても走行台車1 0を走行させたり作業ステップ29を昇降移動させたりすることはできない。こ うして、このような状態における作業を禁止して、作業者Mの作業ステップ29 からの落下事故を防止し、作業の安全を確保することができる。
【0022】
以上のように本考案の安全装置によれば、手すりを作業床の上方を取り囲む位 置に位置させない限り、走行台車を走行させたり作業床を昇降移動させたりする ことが規制される。したがって、作業を行うためには必ず手すりを上記位置に位 置させなければならず、これにより作業者の作業床からの落下を確実に防止する ことができ、作業の安全を確保することができる。
【図1】(A)は本考案に係る安全装置を備えた高所作
業車の側面図であり、(B)は上記高所作業車の平面図
である。
業車の側面図であり、(B)は上記高所作業車の平面図
である。
【図2】上記高所作業車の昇降装置の側面図である。
【図3】上記高所作業車の分解状態の側面図である。
【図4】上記安全装置の構成図である。
1 高所作業車 10 走行台車 20 昇降装置 23 昇降ポスト 29 作業ステップ 30 手すり 35 操作装置 40 安全装置 41 手すりセット検出器 42 規制コントローラ A 手すりセット位置
Claims (1)
- 【請求項1】 走行自在な走行台車と、この走行台車に
対して作業床を昇降移動させる昇降装置と、前記作業床
の上方を取り囲むよう配置された落下防止用手すりとか
らなり、前記手すりは、前記作業床の上方を取り囲む位
置から移動自在となっている高所作業車の安全装置であ
って、 前記手すりが前記作業床の上方を取り囲む位置に位置し
ていることを検出して検出信号を出力する手すりセット
検出手段と、 この手すりセット検出手段からの検出信号に基づいて、
前記走行台車の走行および前記昇降装置の作動を規制す
る規制手段とから構成されることを特徴とする高所作業
車の安全装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3133393U JPH0683698U (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | 高所作業車の安全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3133393U JPH0683698U (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | 高所作業車の安全装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0683698U true JPH0683698U (ja) | 1994-11-29 |
Family
ID=12328334
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3133393U Pending JPH0683698U (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | 高所作業車の安全装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0683698U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010241564A (ja) * | 2009-04-07 | 2010-10-28 | Okudaya Giken:Kk | 自走式高所作業台車 |
JP2010247932A (ja) * | 2009-04-14 | 2010-11-04 | Okudaya Giken:Kk | 自走式高所作業台車 |
-
1993
- 1993-05-19 JP JP3133393U patent/JPH0683698U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010241564A (ja) * | 2009-04-07 | 2010-10-28 | Okudaya Giken:Kk | 自走式高所作業台車 |
JP2010247932A (ja) * | 2009-04-14 | 2010-11-04 | Okudaya Giken:Kk | 自走式高所作業台車 |
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