JPH0683629B2 - チーズ様固型食品の製造方法 - Google Patents
チーズ様固型食品の製造方法Info
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- JPH0683629B2 JPH0683629B2 JP59167661A JP16766184A JPH0683629B2 JP H0683629 B2 JPH0683629 B2 JP H0683629B2 JP 59167661 A JP59167661 A JP 59167661A JP 16766184 A JP16766184 A JP 16766184A JP H0683629 B2 JPH0683629 B2 JP H0683629B2
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- cheese
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- solid
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は栄養的バランスのとれたチーズ様固型食品の製
造方法に関する。
造方法に関する。
(従来の技術) 近年、我が国においてもパン食の普及に伴ってバター、
マーガリン、チーズ等やチーズ代替品としてチーズ様食
品(例えば特開昭56−68349号、特開昭58−158132号、
特開昭53−109978号等)が多数製造されている。
マーガリン、チーズ等やチーズ代替品としてチーズ様食
品(例えば特開昭56−68349号、特開昭58−158132号、
特開昭53−109978号等)が多数製造されている。
(発明が解決しようとする問題点) これらの食品は、高い栄養価を有するものであるが、バ
ター、マーガリン等は多少の蛋白質を含有するものの、
栄養的には油脂が主成分であり、油脂へのかたよりを生
じる欠点があり、またチーズ様食品は油脂と蛋白質とを
含有し、油脂へのかたよりがある程度改善されるもの
の、チーズ様食品のみでは野菜、果物に含有される栄養
分の摂取が不可能であり、いずれも栄養バランス的には
必ずしも優れたものとは言い難かった。
ター、マーガリン等は多少の蛋白質を含有するものの、
栄養的には油脂が主成分であり、油脂へのかたよりを生
じる欠点があり、またチーズ様食品は油脂と蛋白質とを
含有し、油脂へのかたよりがある程度改善されるもの
の、チーズ様食品のみでは野菜、果物に含有される栄養
分の摂取が不可能であり、いずれも栄養バランス的には
必ずしも優れたものとは言い難かった。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、上記問題点を解決するため鋭意研究した
結果、蛋白質、食用油脂、乾燥処理を施した固体状野菜
及び/又は果物を含有してなる栄養バランスに優れたチ
ーズ様固型食品の製造方法を見出し、本発明を完成する
に至った。
結果、蛋白質、食用油脂、乾燥処理を施した固体状野菜
及び/又は果物を含有してなる栄養バランスに優れたチ
ーズ様固型食品の製造方法を見出し、本発明を完成する
に至った。
即ち本発明のチーズ様固型食品の製造方法は、蛋白質1
重量部に対し、1.5〜3.4重量部の水の全量または一部
に、蛋白質、水、食用油脂及び乾燥処理を施した固体状
野菜及び/又は果物の全使用量の合計量に対して0.3〜
4.0重量%のリン酸塩及び/又はクエン酸ナトリウムを
添加し、蛋白質1重量部に対して0.2〜1.2重量部の乾燥
処理を施した固体状野菜及び/又は果物の一部と食塩と
を必要により添加した後、加熱下に撹拌して可溶性物質
を溶解し、次いで蛋白質と、必要に応じてデンプン類、
ガム質を添加して加熱撹拌し、更に蛋白質1重量部当た
りに対し0.8〜1.4重量部の食用油脂と、乾燥処理を施し
た固体状野菜及び/又は果物と、必要に応じて食用乳化
剤を添加し更に必要に応じて水と有機酸を添加して撹拌
し、混練することを特徴とする。
重量部に対し、1.5〜3.4重量部の水の全量または一部
に、蛋白質、水、食用油脂及び乾燥処理を施した固体状
野菜及び/又は果物の全使用量の合計量に対して0.3〜
4.0重量%のリン酸塩及び/又はクエン酸ナトリウムを
添加し、蛋白質1重量部に対して0.2〜1.2重量部の乾燥
処理を施した固体状野菜及び/又は果物の一部と食塩と
を必要により添加した後、加熱下に撹拌して可溶性物質
を溶解し、次いで蛋白質と、必要に応じてデンプン類、
ガム質を添加して加熱撹拌し、更に蛋白質1重量部当た
りに対し0.8〜1.4重量部の食用油脂と、乾燥処理を施し
た固体状野菜及び/又は果物と、必要に応じて食用乳化
剤を添加し更に必要に応じて水と有機酸を添加して撹拌
し、混練することを特徴とする。
本発明において用いられる蛋白質としては、レンネット
カゼイン、酸カゼイン、大豆蛋白質、脱脂粉乳、小麦蛋
白質等の1種又は2種以上が用いられるが、中でもレン
ネットカゼイン、酸カゼイン、大豆蛋白質を単独で用い
るか又は、レンネットカゼインと酸カゼインとの混合
物、レンネットカゼイン及び/又は酸カゼインの少なく
とも50重量%と、残りが脱脂粉乳、大豆蛋白質、小麦蛋
白質の少なくとも1種とからなる混合物、大豆蛋白質の
少なくとも50重量%と、残りがレンネットカゼイン、酸
カゼイン、脱脂粉乳、小麦蛋白質の少なくとも1種とか
らなる混合物を用いることが好ましい。上記レンネット
カゼインとしては、例えば市販の乾燥粒状食用レンネッ
トカゼインが挙げられる。酸カゼインとしては、乳酸に
より処理した所謂乳酸酸カゼインが好ましい。大豆蛋白
質としては、市販の粉末状の大豆蛋白質で、蛋白質含有
量50〜90重量%のものが用いられ得るが、蛋白質含有量
の高いものが好ましい。小麦蛋白質としては、例えば市
販の強力小麦粉をそのまま用いることができるが、小麦
粉より得られる活性グルテンが好ましい。蛋白質がレン
ネットカゼインを主としたものは堅めの固型食品とな
り、酸カゼインを主としたものは粘性のある固型食品と
なり、大豆蛋白質を主としたものは堅めの切れの良い固
型食品となり、固型食品に要求される性状、目的に応じ
て蛋白質成分を適宜選択することが好ましい。
カゼイン、酸カゼイン、大豆蛋白質、脱脂粉乳、小麦蛋
白質等の1種又は2種以上が用いられるが、中でもレン
ネットカゼイン、酸カゼイン、大豆蛋白質を単独で用い
るか又は、レンネットカゼインと酸カゼインとの混合
物、レンネットカゼイン及び/又は酸カゼインの少なく
とも50重量%と、残りが脱脂粉乳、大豆蛋白質、小麦蛋
白質の少なくとも1種とからなる混合物、大豆蛋白質の
少なくとも50重量%と、残りがレンネットカゼイン、酸
カゼイン、脱脂粉乳、小麦蛋白質の少なくとも1種とか
らなる混合物を用いることが好ましい。上記レンネット
カゼインとしては、例えば市販の乾燥粒状食用レンネッ
トカゼインが挙げられる。酸カゼインとしては、乳酸に
より処理した所謂乳酸酸カゼインが好ましい。大豆蛋白
質としては、市販の粉末状の大豆蛋白質で、蛋白質含有
量50〜90重量%のものが用いられ得るが、蛋白質含有量
の高いものが好ましい。小麦蛋白質としては、例えば市
販の強力小麦粉をそのまま用いることができるが、小麦
粉より得られる活性グルテンが好ましい。蛋白質がレン
ネットカゼインを主としたものは堅めの固型食品とな
り、酸カゼインを主としたものは粘性のある固型食品と
なり、大豆蛋白質を主としたものは堅めの切れの良い固
型食品となり、固型食品に要求される性状、目的に応じ
て蛋白質成分を適宜選択することが好ましい。
本発明において用いられる食用油脂としては、牛脂、豚
脂等の動物性油脂;ヤシ油、パーム油、パーム核油等の
固体植物性油脂;大豆油、ナタネ油、綿実油、サフラワ
ー油、落花生油、米糠油等の液体植物性油脂;上記動物
性油脂、植物性油脂の硬化油;魚油硬化油;固体動植物
油脂、硬化油を分別して得られる分別固体状油脂、分別
液体状油脂等の分別油;動植物油脂、硬化油の1種又は
2種以上の混合油をエステル交換したエステル交換油等
が挙げられる。これらの食用油脂は1種又は2種以上混
合して用いることができる。
脂等の動物性油脂;ヤシ油、パーム油、パーム核油等の
固体植物性油脂;大豆油、ナタネ油、綿実油、サフラワ
ー油、落花生油、米糠油等の液体植物性油脂;上記動物
性油脂、植物性油脂の硬化油;魚油硬化油;固体動植物
油脂、硬化油を分別して得られる分別固体状油脂、分別
液体状油脂等の分別油;動植物油脂、硬化油の1種又は
2種以上の混合油をエステル交換したエステル交換油等
が挙げられる。これらの食用油脂は1種又は2種以上混
合して用いることができる。
本発明において用いられる、乾燥処理を施した固体状野
菜及び/又は果物とは、野菜、果物の絞り液を例えばス
プレードライ法、フリーズドライ法等により乾燥処理し
た粉状、粒状のもの;野菜、果物を粉砕、破砕等により
粉状、砕片状とした後乾燥処理を施したもの;乾燥処理
を施した後、粉状、砕片状としたもの;野菜、果物を塩
又は砂糖漬けにして脱水した後、粉状、砕片状にしたも
の等が挙げられ、これらは混合して用いることができ
る。又、野菜、果物は、生のまま用いても、茄でる等の
熱処理を施した後用いても良い。上記野菜としては、ホ
ウレンソウ、小松菜、パセリ、ネギ、キャベツ、人参、
玉ネギ、カボチャ、ジャガイモ、サツマイモ、トウモロ
コシ、トマト、ナス、オクラ、唐辛子、ピーマン、胡
瓜、白瓜、大根、カブ、蓮根、生姜、ニンニク、セロリ
ー、白菜、シソ、カラシナ、春菊、アスパラガス、山
椒、椎茸等が挙げられ、果物としては、みかん、オレン
ジ、レモン、イチゴ、メロン、バナナ、リンゴ、パイナ
ップル、プルーン、ナツメ、プラム、柿、梨、桃、いち
じく、花梨、オウトウ、杏、梅、ザクロ、ライム、グレ
ープフルーツ、ハッサク、柚子、スダチ、カボス、ポン
カン、ビワ、オリーブ、山桃、キウイフルーツ、パッシ
ョンフルーツ、マンゴウ、アボガド、ドリアン、パパイ
ヤ、レイシ、アカデミア、ナツメヤシ、グァバ、ラズベ
リー、ブラックベリー、ブルーベリー、グランベリー、
グミ等が挙げられる。又、レーズン、クルミ、アーモン
ド、カシューナッツ、栗、ピーナッツ等を粉状、砕片状
としたものも用いることができる。
菜及び/又は果物とは、野菜、果物の絞り液を例えばス
プレードライ法、フリーズドライ法等により乾燥処理し
た粉状、粒状のもの;野菜、果物を粉砕、破砕等により
粉状、砕片状とした後乾燥処理を施したもの;乾燥処理
を施した後、粉状、砕片状としたもの;野菜、果物を塩
又は砂糖漬けにして脱水した後、粉状、砕片状にしたも
の等が挙げられ、これらは混合して用いることができ
る。又、野菜、果物は、生のまま用いても、茄でる等の
熱処理を施した後用いても良い。上記野菜としては、ホ
ウレンソウ、小松菜、パセリ、ネギ、キャベツ、人参、
玉ネギ、カボチャ、ジャガイモ、サツマイモ、トウモロ
コシ、トマト、ナス、オクラ、唐辛子、ピーマン、胡
瓜、白瓜、大根、カブ、蓮根、生姜、ニンニク、セロリ
ー、白菜、シソ、カラシナ、春菊、アスパラガス、山
椒、椎茸等が挙げられ、果物としては、みかん、オレン
ジ、レモン、イチゴ、メロン、バナナ、リンゴ、パイナ
ップル、プルーン、ナツメ、プラム、柿、梨、桃、いち
じく、花梨、オウトウ、杏、梅、ザクロ、ライム、グレ
ープフルーツ、ハッサク、柚子、スダチ、カボス、ポン
カン、ビワ、オリーブ、山桃、キウイフルーツ、パッシ
ョンフルーツ、マンゴウ、アボガド、ドリアン、パパイ
ヤ、レイシ、アカデミア、ナツメヤシ、グァバ、ラズベ
リー、ブラックベリー、ブルーベリー、グランベリー、
グミ等が挙げられる。又、レーズン、クルミ、アーモン
ド、カシューナッツ、栗、ピーナッツ等を粉状、砕片状
としたものも用いることができる。
本発明においては上記蛋白質、食用油脂、乾燥処理を施
した固体状野菜及び/又は果物に更に水が配合される
が、これらの配合量は蛋白質1重量部に対し、食用油脂
0.8〜1.4重量部、水1.5〜3.4重量部、乾燥処理を施した
固体状野菜及び/又は果物0.2〜1.2重量部、好ましくは
食用油脂0.9〜1.2重量部、水1.9〜3.1重量部、乾燥処理
を施した固体状野菜及び/又は果物0.6〜1.0重量部であ
る。蛋白質1重量部に対して食用油脂の配合量が1.4重
量部を超える場合、水の配合量が3.4重量部を超える場
合等にはペースト状となったり、液状となり固型食品が
得られない。又、蛋白質1重量部に対し食用油脂が0.8
重量部未満の場合、水が1.5重量部未満の場合等には固
型食品が堅くなりすぎたり、ボソボソとなり、食感低下
をきたすとともに固型食品の形状が崩れ易く、好ましく
ない。
した固体状野菜及び/又は果物に更に水が配合される
が、これらの配合量は蛋白質1重量部に対し、食用油脂
0.8〜1.4重量部、水1.5〜3.4重量部、乾燥処理を施した
固体状野菜及び/又は果物0.2〜1.2重量部、好ましくは
食用油脂0.9〜1.2重量部、水1.9〜3.1重量部、乾燥処理
を施した固体状野菜及び/又は果物0.6〜1.0重量部であ
る。蛋白質1重量部に対して食用油脂の配合量が1.4重
量部を超える場合、水の配合量が3.4重量部を超える場
合等にはペースト状となったり、液状となり固型食品が
得られない。又、蛋白質1重量部に対し食用油脂が0.8
重量部未満の場合、水が1.5重量部未満の場合等には固
型食品が堅くなりすぎたり、ボソボソとなり、食感低下
をきたすとともに固型食品の形状が崩れ易く、好ましく
ない。
本発明においては、上記蛋白質、食用油脂、水、乾燥処
理を施した固体状野菜及び/又は果物の合計量に対し、
0.3〜4.0重量%好ましくは0.7〜3.2重量%のリン酸塩及
び/又はクエン酸ナトリウムが配合される。上記リン酸
塩としては、リン酸二ナトリウム、リン酸三ナトリウ
ム、リン酸四ナトリウム、ヘキサメタリン酸ナトリウ
ム、トリポリリン酸ナトリウム、ジリン酸モノナトリウ
ム、ジリン酸ジナトリウム、ジリン酸三ナトリウム、ジ
リン酸四ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、リン酸二
カリウム、リン酸三カリウム、リン酸四カリウム、リン
酸ナトリウムアルミニウム等が挙げられ、これらリン酸
塩は1種又は2種以上混合して用いられる。リン酸塩及
び/又はクエン酸ナトリウムの配合量が蛋白質、食用油
脂、水、乾燥処理を施した固体状野菜及び/又は果物の
合計量に対して0.3重量%未満であると蛋白質成分の粒
子が残り、滑らかな舌ざわりの固型食品が得られず、4.
0重量%を超えると風味が低下し好ましくない。
理を施した固体状野菜及び/又は果物の合計量に対し、
0.3〜4.0重量%好ましくは0.7〜3.2重量%のリン酸塩及
び/又はクエン酸ナトリウムが配合される。上記リン酸
塩としては、リン酸二ナトリウム、リン酸三ナトリウ
ム、リン酸四ナトリウム、ヘキサメタリン酸ナトリウ
ム、トリポリリン酸ナトリウム、ジリン酸モノナトリウ
ム、ジリン酸ジナトリウム、ジリン酸三ナトリウム、ジ
リン酸四ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、リン酸二
カリウム、リン酸三カリウム、リン酸四カリウム、リン
酸ナトリウムアルミニウム等が挙げられ、これらリン酸
塩は1種又は2種以上混合して用いられる。リン酸塩及
び/又はクエン酸ナトリウムの配合量が蛋白質、食用油
脂、水、乾燥処理を施した固体状野菜及び/又は果物の
合計量に対して0.3重量%未満であると蛋白質成分の粒
子が残り、滑らかな舌ざわりの固型食品が得られず、4.
0重量%を超えると風味が低下し好ましくない。
本発明方法で得られるチーズ様固型食品には必要に応じ
て食塩、有機酸、食用乳化剤、ガム質、デンプン類を配
合することができる。有機酸としてはクエン酸、乳酸、
酢酸、アスコルビン酸、酒石酸、リンゴ酸;穀物酢、米
酢、リンゴ酢、ブドウ酢、レモン酢、すし酢、粉末すし
酢、合成酢等の食酢等が挙げられ、またレモン、リン
ゴ、パイナップル、ライム、ユズ、アンズ、夏みかん、
グレープフルーツ、みかん、ブドウ等より得られる、有
機酸を含有する果汁あるいはそれらを濃縮した濃縮果汁
を用いてもよく、これらは1種又は2種以上混合して用
いられる。食用乳化剤としてはグリセリン脂肪酸モノエ
ステル、グリセリン脂肪酸ジエステル、レシチン、プロ
ピレングリコール脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪
酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル等が挙げられ
る。ガム質としては、ローカストビーンガム、グァーガ
ム、カラギーナン、アラビアガム、キサンタンガム等が
挙げられ、デンプン類としては、コーンスターチ、馬鈴
薯デンプン、甘藷デンプン、米デンプン、小麦デンプン
等や、リン酸化デンプン、加水分解デンプン等の加工デ
ンプン等が挙げられる。ガム質、デンプン類も各々1種
又は2種以上混合して用いることができる。又、更に必
要に応じて香料、香辛料、着色料(例えばβ−カロチン
等)等や味覚調整のために砂糖を添加することもでき
る。
て食塩、有機酸、食用乳化剤、ガム質、デンプン類を配
合することができる。有機酸としてはクエン酸、乳酸、
酢酸、アスコルビン酸、酒石酸、リンゴ酸;穀物酢、米
酢、リンゴ酢、ブドウ酢、レモン酢、すし酢、粉末すし
酢、合成酢等の食酢等が挙げられ、またレモン、リン
ゴ、パイナップル、ライム、ユズ、アンズ、夏みかん、
グレープフルーツ、みかん、ブドウ等より得られる、有
機酸を含有する果汁あるいはそれらを濃縮した濃縮果汁
を用いてもよく、これらは1種又は2種以上混合して用
いられる。食用乳化剤としてはグリセリン脂肪酸モノエ
ステル、グリセリン脂肪酸ジエステル、レシチン、プロ
ピレングリコール脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪
酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル等が挙げられ
る。ガム質としては、ローカストビーンガム、グァーガ
ム、カラギーナン、アラビアガム、キサンタンガム等が
挙げられ、デンプン類としては、コーンスターチ、馬鈴
薯デンプン、甘藷デンプン、米デンプン、小麦デンプン
等や、リン酸化デンプン、加水分解デンプン等の加工デ
ンプン等が挙げられる。ガム質、デンプン類も各々1種
又は2種以上混合して用いることができる。又、更に必
要に応じて香料、香辛料、着色料(例えばβ−カロチン
等)等や味覚調整のために砂糖を添加することもでき
る。
上記食塩、有機酸、食用乳化剤、ガム質、デンプン類の
添加量は、蛋白質、食用油脂、水、乾燥処理を施した固
体状野菜及び/又は果物の合計量に対して各々7重量%
以下、2重量%以下、4重量%以下、3重量%以下、5
重量%以下が好ましい。
添加量は、蛋白質、食用油脂、水、乾燥処理を施した固
体状野菜及び/又は果物の合計量に対して各々7重量%
以下、2重量%以下、4重量%以下、3重量%以下、5
重量%以下が好ましい。
本発明の固型食品の製造方法においては、まず水にクエ
ン酸ナトリウム及び/又はリン酸塩と、必要により乾燥
処理を施した固体状野菜及び/又は果物の一部と食塩を
添加して加熱下に撹拌して可溶性物質を溶解せしめる
が、このときの温度は40℃以上、特に好ましくは50〜70
℃であり、クエン酸ナトリウム及び/又はリン酸塩、食
塩等の可溶性物質を溶解せしめ、更に乾燥処理を施した
固体状野菜及び/又は果物が野菜及び/又は果物の絞り
液を乾燥せしめた粉状、粒状のものの場合には、乾燥処
理を施した固体状野菜及び/又は果物も溶解せしめる。
又、このときの水の量は所要量の全量〜1/2量が好まし
く、乾燥処理を施した固体状野菜及び/又は果物の添加
量は所要量の1/2量以下が好ましい。水を所要量の全量
以下用いた場合、残りの水は食用油脂の添加時に添加す
る。尚、乾燥処理を施した固体状野菜及び/又は果物の
一部を必ずしも最初にクエン酸ナトリウム及び/又はリ
ン酸塩とともに水に添加しなくとも良い。
ン酸ナトリウム及び/又はリン酸塩と、必要により乾燥
処理を施した固体状野菜及び/又は果物の一部と食塩を
添加して加熱下に撹拌して可溶性物質を溶解せしめる
が、このときの温度は40℃以上、特に好ましくは50〜70
℃であり、クエン酸ナトリウム及び/又はリン酸塩、食
塩等の可溶性物質を溶解せしめ、更に乾燥処理を施した
固体状野菜及び/又は果物が野菜及び/又は果物の絞り
液を乾燥せしめた粉状、粒状のものの場合には、乾燥処
理を施した固体状野菜及び/又は果物も溶解せしめる。
又、このときの水の量は所要量の全量〜1/2量が好まし
く、乾燥処理を施した固体状野菜及び/又は果物の添加
量は所要量の1/2量以下が好ましい。水を所要量の全量
以下用いた場合、残りの水は食用油脂の添加時に添加す
る。尚、乾燥処理を施した固体状野菜及び/又は果物の
一部を必ずしも最初にクエン酸ナトリウム及び/又はリ
ン酸塩とともに水に添加しなくとも良い。
上記、水にクエン酸ナトリウム及び/又はリン酸塩と必
要により乾燥処理を施した固体状野菜及び/又は果物と
食塩等を添加して加熱撹拌し、可溶性物質を溶解せしめ
た後、蛋白質、食用油脂の順に順次添加して加熱撹拌す
るが、蛋白質、食用油脂を添加して加熱撹拌する際の温
度は各々60〜100℃が好ましい。又、必要により食用乳
化剤を用いる場合、該乳化剤は食用油脂の添加時に添加
する。
要により乾燥処理を施した固体状野菜及び/又は果物と
食塩等を添加して加熱撹拌し、可溶性物質を溶解せしめ
た後、蛋白質、食用油脂の順に順次添加して加熱撹拌す
るが、蛋白質、食用油脂を添加して加熱撹拌する際の温
度は各々60〜100℃が好ましい。又、必要により食用乳
化剤を用いる場合、該乳化剤は食用油脂の添加時に添加
する。
本発明の製造方法においては、必要により有機酸を添加
するが、有機酸の添加によって最終製品としての固型食
品のpHを5.0〜6.5程度とすることが好ましい。
するが、有機酸の添加によって最終製品としての固型食
品のpHを5.0〜6.5程度とすることが好ましい。
本発明の製造方法においては、水にクエン酸ナトリウム
及び/又はリン酸塩(更に必要により乾燥処理を施した
固体状野菜及び/又は果物の一部と食塩)を添加して可
溶性物質を溶解せしめた後、これに蛋白質、次いで食用
油脂と乾燥処理を施した固体状野菜及び/又は果物の順
に順次添加撹拌することが必要であり、クエン酸ナトリ
ウム及び/又はリン酸塩、蛋白質、食用油脂の添加順序
が異なる場合や、乾燥処理を施した固体状野菜及び/又
は果物、蛋白質、食用油脂を同時に添加撹拌した場合、
蛋白質や食用油脂に水を添加した場合等には分離を生じ
たり、蛋白質成分の粒子が残ったり、製品化ができなく
なったりし、良好な固型食品は得られない。
及び/又はリン酸塩(更に必要により乾燥処理を施した
固体状野菜及び/又は果物の一部と食塩)を添加して可
溶性物質を溶解せしめた後、これに蛋白質、次いで食用
油脂と乾燥処理を施した固体状野菜及び/又は果物の順
に順次添加撹拌することが必要であり、クエン酸ナトリ
ウム及び/又はリン酸塩、蛋白質、食用油脂の添加順序
が異なる場合や、乾燥処理を施した固体状野菜及び/又
は果物、蛋白質、食用油脂を同時に添加撹拌した場合、
蛋白質や食用油脂に水を添加した場合等には分離を生じ
たり、蛋白質成分の粒子が残ったり、製品化ができなく
なったりし、良好な固型食品は得られない。
尚、更に必要により香料、香辛料、着色料等を添加する
場合、これらは製造時のいかなる工程中において添加し
ても良いが、通常は製品の最終混練の時点で添加する。
場合、これらは製造時のいかなる工程中において添加し
ても良いが、通常は製品の最終混練の時点で添加する。
以上のようにして得られる本発明方法で得られるチーズ
様固型食品はそのまま食用に供されるのみならず、調理
用としても用いることができる。
様固型食品はそのまま食用に供されるのみならず、調理
用としても用いることができる。
(実施例) 以下実施例、比較例を挙げて本発明を更に詳細に説明す
る。
る。
実施例1〜5、比較例1〜6 第1表に示す配合(単位はg)により、まず水にクエン
酸ナトリウム又はリン酸塩、食塩(実施例1は食塩の代
わりに砂糖80g)を添加して60℃に加熱撹拌して溶解せ
しめ、次にこれに蛋白質及びガム質、デンプン類を添加
し95℃にて加熱撹拌した。次いで食用油脂と乾燥処理を
施した固体状野菜及び/又は果物、有機酸を添加して80
℃で撹拌した後、β−カロチン0.001cc及び香料5g、ス
パイス10gを添加して混練した後冷却した。得られた製
品の性状を第2表に示す。
酸ナトリウム又はリン酸塩、食塩(実施例1は食塩の代
わりに砂糖80g)を添加して60℃に加熱撹拌して溶解せ
しめ、次にこれに蛋白質及びガム質、デンプン類を添加
し95℃にて加熱撹拌した。次いで食用油脂と乾燥処理を
施した固体状野菜及び/又は果物、有機酸を添加して80
℃で撹拌した後、β−カロチン0.001cc及び香料5g、ス
パイス10gを添加して混練した後冷却した。得られた製
品の性状を第2表に示す。
実施例6 第1表に示す配合により、まず所要量の3/4量の水にリ
ン酸二ナトリウム及びクエン酸ナトリウムと食塩と、所
要量の1/2量の乾燥キャベツ砕片、クルミ砕片を添加し
て60℃に加熱撹拌して可溶性物質を溶解せしめ、次ぎに
蛋白質、ガム質、デンプン類を添加して95℃にて加熱撹
拌した。次いで食用油脂と残りの水、残りの乾燥キャベ
ル砕片、クルミ砕片、及び有機酸を添加して80℃で撹拌
した後、更にβ−カロチン0.001cc、香料5g、スパイス1
0gを添加して混練した後冷却した。得られた製品の性状
を第2表に合わせて示す。
ン酸二ナトリウム及びクエン酸ナトリウムと食塩と、所
要量の1/2量の乾燥キャベツ砕片、クルミ砕片を添加し
て60℃に加熱撹拌して可溶性物質を溶解せしめ、次ぎに
蛋白質、ガム質、デンプン類を添加して95℃にて加熱撹
拌した。次いで食用油脂と残りの水、残りの乾燥キャベ
ル砕片、クルミ砕片、及び有機酸を添加して80℃で撹拌
した後、更にβ−カロチン0.001cc、香料5g、スパイス1
0gを添加して混練した後冷却した。得られた製品の性状
を第2表に合わせて示す。
実施例7 第1表の配合により、実施例1と同様の方法で製品を得
た。得られた製品の性状を第2表に示す。
た。得られた製品の性状を第2表に示す。
比較例7 実施例1と同様の配合により、まずリン酸塩と砂糖とを
水に溶解した後、これにオレンジ絞り液粉末、蛋白質、
食用油脂、有機酸を同時に添加して90℃に加熱撹拌し
た。次いでガム質、デンプン類を添加して80℃にて撹拌
した後、香料、β−カロチン、スパイスを添加して混練
後冷却した。得られた製品には蛋白質の粒子が残り、し
かも水と油−蛋白質が分離の傾向にあった。
水に溶解した後、これにオレンジ絞り液粉末、蛋白質、
食用油脂、有機酸を同時に添加して90℃に加熱撹拌し
た。次いでガム質、デンプン類を添加して80℃にて撹拌
した後、香料、β−カロチン、スパイスを添加して混練
後冷却した。得られた製品には蛋白質の粒子が残り、し
かも水と油−蛋白質が分離の傾向にあった。
※1 乾燥パイナップルを粉砕して得た粉末 ※2 乾燥キャベツを破砕して得た砕片 ※3 オレンジの絞り液をスプレードライ法により乾燥
せしめた粉末 ※4 乾燥ホウレンソウを粉砕して得た粉末 ※5 乾燥ニンジンを粉砕して得た粉末 ※6 クルミの実を破砕して得た砕片 ※7 キウイフルーツの絞り液をスプレードライ法より
乾燥せしめた粉末 ※8 パッションフルーツの絞り液をスプレードライ法
により乾燥せしめた粉末 ※9 ピーナッツを破砕して得た砕片 ※10 製造後、常温まで冷却した直後の製品状態を観察
し、 ×・・・分離していたり、ペースト状、液状であり、固
体状でないもの ○・・・分離がなく良好な固体状のものとして判定し
た。
せしめた粉末 ※4 乾燥ホウレンソウを粉砕して得た粉末 ※5 乾燥ニンジンを粉砕して得た粉末 ※6 クルミの実を破砕して得た砕片 ※7 キウイフルーツの絞り液をスプレードライ法より
乾燥せしめた粉末 ※8 パッションフルーツの絞り液をスプレードライ法
により乾燥せしめた粉末 ※9 ピーナッツを破砕して得た砕片 ※10 製造後、常温まで冷却した直後の製品状態を観察
し、 ×・・・分離していたり、ペースト状、液状であり、固
体状でないもの ○・・・分離がなく良好な固体状のものとして判定し
た。
※11 食感は5℃の冷蔵庫より取り出して、バターナイ
フに取って口に含み、舌の上での溶け易さ、溶けるまで
の食感、溶けた後のザラツキ、違和感の有無、味、臭等
を総合的に判定した。判定基準は以下の通りである。
フに取って口に含み、舌の上での溶け易さ、溶けるまで
の食感、溶けた後のザラツキ、違和感の有無、味、臭等
を総合的に判定した。判定基準は以下の通りである。
×・・・溶けが悪く、ザラザラしたり、ボソボソしてい
る。
る。
△・・・溶け易いがザラツキがある。
○・・・溶け易く均一であり、味、臭も良好。
※12 安定性は試料を30℃において30時間保持した後の
試料の状態を観察し、 ×・・・分離もしくは分離の傾向にある。
試料の状態を観察し、 ×・・・分離もしくは分離の傾向にある。
○・・・試料が安定で分離を生じない。
として判定した。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明方法で得られるチーズ様の
固型食品は蛋白質、食用油脂、乾燥処理を施した固体状
の野菜及び/又は果物を含有することにより、独特の優
れた味覚、風味を有するとともに栄養バランスに優れ、
手軽に栄養価の高い食事を行い得る。更に乾燥処理を施
した固体状野菜及び/又は果物を種々選択することによ
り、味覚、風味に変化を持たせることができ、食卓をカ
ラフルでバラエティーに富んだものとすることができ
る。
固型食品は蛋白質、食用油脂、乾燥処理を施した固体状
の野菜及び/又は果物を含有することにより、独特の優
れた味覚、風味を有するとともに栄養バランスに優れ、
手軽に栄養価の高い食事を行い得る。更に乾燥処理を施
した固体状野菜及び/又は果物を種々選択することによ
り、味覚、風味に変化を持たせることができ、食卓をカ
ラフルでバラエティーに富んだものとすることができ
る。
本発明のチーズ様固型食品の製造方法は、蛋白質と、該
蛋白質に対して特定割合の食用油脂と水と乾燥処理を施
した固体状野菜及び/又は果物と、更に蛋白質、食用油
脂、水、乾燥処理を施した固体状野菜及び/又は果物の
合計量に対して特定割合のリン酸塩及び/又はクエン酸
ナトリウムとを、特定の順番で混合乳化する方法を採用
したことにより、得られる固型食品中に蛋白質の粒子が
残ったり、ボソボソしたりして食感の低下を来したり、
固型食品としての形状が崩れたりして製品化できない等
の虞がなく、滑らかな舌ざわりを有し、優れた独特の食
感及び風味を有するチーズ様固型食品を提供することが
できる。また野菜及び/又は果物として、乾燥処理を施
した固体状のものを用いるため、固型食品中に含有され
る野菜、果物等の量を多くすることが容易であるととも
に、乾燥処理を施した固体状の野菜、果物は、製造まで
の間の保存や製造時の取扱いが容易であり、また固体状
であるため製造までの保存中に変質をきたす虞も少な
く、この結果、製造される固型食品の栄養価に低下をき
たすことがない。このため本発明によれば影響バランス
に優れ、栄養価が高く、食感、風味に優れたチーズ様固
型食品を容易かつ確実に製造できる効果がある。
蛋白質に対して特定割合の食用油脂と水と乾燥処理を施
した固体状野菜及び/又は果物と、更に蛋白質、食用油
脂、水、乾燥処理を施した固体状野菜及び/又は果物の
合計量に対して特定割合のリン酸塩及び/又はクエン酸
ナトリウムとを、特定の順番で混合乳化する方法を採用
したことにより、得られる固型食品中に蛋白質の粒子が
残ったり、ボソボソしたりして食感の低下を来したり、
固型食品としての形状が崩れたりして製品化できない等
の虞がなく、滑らかな舌ざわりを有し、優れた独特の食
感及び風味を有するチーズ様固型食品を提供することが
できる。また野菜及び/又は果物として、乾燥処理を施
した固体状のものを用いるため、固型食品中に含有され
る野菜、果物等の量を多くすることが容易であるととも
に、乾燥処理を施した固体状の野菜、果物は、製造まで
の間の保存や製造時の取扱いが容易であり、また固体状
であるため製造までの保存中に変質をきたす虞も少な
く、この結果、製造される固型食品の栄養価に低下をき
たすことがない。このため本発明によれば影響バランス
に優れ、栄養価が高く、食感、風味に優れたチーズ様固
型食品を容易かつ確実に製造できる効果がある。
Claims (11)
- 【請求項1】蛋白質1重量部に対し、1.5〜3.4重量部の
水の全量または一部に、蛋白質、水、食用油脂及び乾燥
処理を施した固体状野菜及び/又は果物の全使用量の合
計量に対して0.3〜4.0重量%のリン酸塩及び又はクエン
酸ナトリウムを添加し、蛋白質1重量部に対して0.2〜
1.2重量部の乾燥処理を施した固体状野菜及び/又は果
物の一部と食塩とを必要により添加した後、加熱下に撹
拌して可溶性物質を溶解し、次いで蛋白質と、必要に応
じてデンプン類、ガム質を添加して加熱撹拌し、更に蛋
白質1重量部当たりに対し0.8〜1.4重量部の食用油脂
と、乾燥処理を施した固体状野菜及び/又は果物と、必
要に応じて食用乳化剤を添加し更に必要に応じて水と有
機酸を添加して撹拌し、混練することを特徴とするチー
ズ様固型食品の製造方法。 - 【請求項2】蛋白質が、レンネットカゼイン及び/又は
酸カゼインである特許請求の範囲第1項記載のチーズ様
固型食品の製造方法。 - 【請求項3】蛋白質が、大豆蛋白質である特許請求の範
囲第1項記載のチーズ様固型食品の製造方法。 - 【請求項4】蛋白質が、レンネットカゼイン及び/又は
酸カゼインの少なくとも50重量%と、残りが脱脂粉乳、
大豆蛋白質、小麦蛋白質の群より選ばれたる少なくとも
1種とからなる特許請求の範囲第1項記載のチーズ様固
型食品の製造方法。 - 【請求項5】蛋白質が、大豆蛋白質の少なくとも50重量
%と、残りがレンネットカゼイン、酸カゼイン、脱脂粉
乳、小麦蛋白質の群より選ばれたる少なくとも1種とか
らなる特許請求の範囲第1項記載のチーズ様固型食品の
製造方法。 - 【請求項6】食用油脂が動物性油脂、植物性油脂、硬化
油、分別油、エステル交換油より選ばれたる1種又は2
種以上である特許請求の範囲第1項〜第5項のいずれか
に記載のチーズ様固型食品の製造方法。 - 【請求項7】リン酸塩がリン酸二ナトリウム、リン酸三
ナトリウム、リン酸四ナトリウム、ヘキサメタリン酸ナ
トリウム、トリポリリン酸ナトリウム、ジリン酸モノナ
トリウム、ジリン酸ジナトリウム、ジリン酸三ナトリウ
ム、ジリン酸四ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、リ
ン酸二カリウム、リン酸三カリウム、リン酸四カリウ
ム、リン酸ナトリウムアルミニウムより選ばれたる1種
又は2種以上である特許請求の範囲第1項〜第6項のい
ずれかに記載のチーズ様固型食品の製造方法。 - 【請求項8】有機酸がクエン酸、乳酸、酢酸、アスコル
ビン酸、酒石酸、リンゴ酸より選ばれたる1種又は2種
以上である特許請求の範囲第1項〜第7項のいずれかに
記載のチーズ様固型食品の製造方法。 - 【請求項9】乾燥処理を施した固体状野菜及び/又は果
物が、野菜及び/又は果物の絞り液に乾燥処理を施して
なる粉状、粒状のものである特許請求の範囲第1項〜第
8項のいずれかに記載のチーズ様固型食品の製造方法。 - 【請求項10】乾燥処理を施した固対状野菜及び/又は
果物が、野菜及び/又は果物を乾燥処理後、粉砕したも
のである特許請求の範囲第1項〜第8項のいずれかに記
載のチーズ様固型食品の製造方法。 - 【請求項11】乾燥処理を施した固体状野菜及び/又は
果物が、野菜及び/又は果物を粉砕後、乾燥処理を施し
たものである特許請求の範囲第1項〜第8項のいずれか
に記載のチーズ様固型食品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59167661A JPH0683629B2 (ja) | 1984-08-10 | 1984-08-10 | チーズ様固型食品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59167661A JPH0683629B2 (ja) | 1984-08-10 | 1984-08-10 | チーズ様固型食品の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6147144A JPS6147144A (ja) | 1986-03-07 |
JPH0683629B2 true JPH0683629B2 (ja) | 1994-10-26 |
Family
ID=15853884
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59167661A Expired - Lifetime JPH0683629B2 (ja) | 1984-08-10 | 1984-08-10 | チーズ様固型食品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0683629B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101235229B1 (ko) * | 2011-01-27 | 2013-02-22 | 주식회사 화인에프에스 | 성인병 예방과 항산화 기능을 가진 기능성 인자가 포함된 치즈의 제조방법 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA2017461C (en) * | 1989-06-14 | 1997-03-11 | Josephine Ling Yee Kong-Chan | Simulated cheese analogs with reduced animal fat and calories |
CA2017462C (en) * | 1989-06-14 | 1997-03-11 | Josephine Ling Yee Kong-Chan | Simulated cheese products with reduced animal fat and calories |
US6632468B2 (en) * | 2001-08-16 | 2003-10-14 | Kerry Inc. | Controlled-viscosity food flavoring system |
FR2949644B1 (fr) * | 2009-09-09 | 2012-01-13 | Bel Fromageries | Procede de fabrication d'un produit fromager ayant un extrait-sec inferieur ou egal a 50% et comprenant au moins une cereale |
CN109953085B (zh) * | 2017-12-25 | 2023-01-24 | 丰益(上海)生物技术研发中心有限公司 | 基于谷物的食品及其制备方法 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5836945B2 (ja) * | 1973-10-09 | 1983-08-12 | フアイザ− インコ−ポレ−テツド | ダイエツト食品組成物の製法 |
JPS5234944A (en) * | 1975-09-13 | 1977-03-17 | Yoshiho Tanaka | Method of producing chlorella contained fatty food |
JPS5279054A (en) * | 1975-12-24 | 1977-07-02 | Ken Shimomura | Method of producing garlic contained solid dairy product |
IE46208B1 (en) * | 1977-02-28 | 1983-03-23 | Schreiber Cheese Co L D | Simulated cheese products |
JPS5615644A (en) * | 1979-07-18 | 1981-02-14 | Q P Corp | Production of food product of oil-in-water type emulsion |
JPS57174068A (en) * | 1981-04-16 | 1982-10-26 | Ajinomoto Co Inc | Preparation of oil having taste and flavor |
JPS58121751A (ja) * | 1982-01-05 | 1983-07-20 | Ajinomoto Co Inc | 風味油の製造法 |
JPS58146237A (ja) * | 1982-02-22 | 1983-08-31 | Ajinomoto Co Inc | チ−ズ様食品の製造法 |
-
1984
- 1984-08-10 JP JP59167661A patent/JPH0683629B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101235229B1 (ko) * | 2011-01-27 | 2013-02-22 | 주식회사 화인에프에스 | 성인병 예방과 항산화 기능을 가진 기능성 인자가 포함된 치즈의 제조방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6147144A (ja) | 1986-03-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |