JPH068293B2 - 3,3−ジ置換インドリン類 - Google Patents

3,3−ジ置換インドリン類

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JPH068293B2
JPH068293B2 JP62085893A JP8589387A JPH068293B2 JP H068293 B2 JPH068293 B2 JP H068293B2 JP 62085893 A JP62085893 A JP 62085893A JP 8589387 A JP8589387 A JP 8589387A JP H068293 B2 JPH068293 B2 JP H068293B2
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addition salt
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    • C07D403/14Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D401/00 containing three or more hetero rings

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、インドリン類、より詳細には3,3−複素環−
ジ置換インドリン類、それらを含有する薬学的組成物、
それらの製造方法、およびそれらを哺乳動物における例
えば退化性神経系疾病などに認められる認識力欠乏およ
び/または神経学的機能欠乏および/または気分障害の
治療に用いる方法に関する。
認識力欠乏および神経学的欠乏の原因となる神経系障害
に対する効果的治療の必要性は着実に増大している。こ
れら疾病(その発生度は一般に年令の増加に従って増大
する)の多くは神経系の退化性変化によるものである。
疾病によってはその初期に一定の系がむしろ特異的に冒
される(例えばアルツハイマー病や重症性筋無力症では
コリン作働系、パーキンソン病ではドーパミン作働系な
ど)が、これらの疾病の後期では多発性神経伝達物質欠
乏症(アセチルコリン、ドーパミン、ノルエピネフリ
ン、セロトニン)が一般に認められ、また例えば老人性
痴呆、多発梗塞性痴呆症(multi-infarct dementia)、ハ
ンチントン病、遅鈍などの疾病ではあらゆる段階に存在
するものと考えられている。このことは、認識力、神経
学的および気分/精神的成分を含む一般的に認められる
多発的症候群を説明できよう(Gottfries,Psychopharma
col.86,245,1985参照)。脳内でのアセチルコリンの合
成および放出の不足が認識力障害に関係していると一般
的に考えられている(Francis et al.,New England J.M
ed.,313,7,1985参照)のに対し、神経学的欠乏症(例え
ばパーキンソン症候群)や気分/精神的障害はドーパミ
ン作働性およびセロトニン作働性の系にそれぞれ関係し
ている可能性がある。その他の神経学的欠乏症(例えば
重症性筋無力症)は末梢神経系のコリン作働欠乏症に関
係している。
これまでに採用されている治療法には血管活性薬例えば
ビンカミンおよびペントキシフイリン「代謝亢進剤(メ
タボリック・エンハンサー)」例えばエルゴロイドメシ
ラート、ピラセタムおよびナフチドロフリール、神経伝
達物質前駆物質例えば1−DOPA、コリンおよび5−ヒド
ロキシトリプタミン、伝達物質代謝酵素阻害剤例えばフ
イゾスチグミン、およびニューロペプチド例えば副腎皮
質刺激ホルモンおよびバソプレッシン関連ペプチドなど
が含まれる。パーキンソン病における1−DOPA治療およ
び重症性筋無力症におけるコリンエステラーゼ阻害剤治
療は別として、一般にこれらの治療法は臨床的に有意な
改善を産むには到っていない(Hollister,Drugs,29,483,
1985)。これらの多発性症候群に対するもう一つの治療
法は神経伝達物質の刺激誘導放出を高めることにより冒
された系の残留機能を高めることである。理論的には、
このように高めることによって情報の化学伝達の際の信
号対雑音比が改善され、それによって認識、神経学的機
能および気分調節に関連する過程での欠乏症が軽減され
よう。
今日に到るまで、3,3−複素環ジ置換インドリン類を記
載した特許または一般文献は多く存在しない。最も関連
のあるものは特開昭55−129284号公報およびM.Ogata
氏らの「Eur.J.Med.Chem-chim.Ther.」16(4),373〜3
78(1981)であり、それらは式 (式中、 RはH、ハロゲン、アルキルまたはアルコキシであり、 R1はH、アルキル、アリールまたはアシルでありそし
て R2は非複素環基の中でも特にチエニルまたはイミダゾ
ールである) で示される抗真菌性化合物を記載している。
R.W.Daisley氏らの「J.Heterocyclic Chem.」19,1913
〜1016,(1982)には相当する(Z)または(E)2−アリール
メチリデン−インドール−3(2H)−オンとシアノ酢酸エ
チルとの過剰ピペリジンの存在下での反応生成物として
1−メチル−3,3−ジピペリジノインドール−2−(3H)
−オンを報告している。この化合物の有用性については
全く記載されていない。
特開昭59-98896号公報には、下記の式 (式中、 R1、R2は同一であるかまたは異なり、そして少くとも1
個の窒素原子を含むその他の中でも特にモルホリノ、ピ
ロリジニルを包含する飽和複素環であり、そして R3はHまたはアルキルである) で示される3,3−ジ置換−2−オキソ−2,3−ジヒドロイ
ンドール誘導体を含む高感度高安定性記録媒体が近赤外
吸収体として記載されている。
3,3−ビス(モルホリノ)オキソインドールはまた、米
国特許第4,273,860号明細書およびA.Adin氏らの「Resea
rch Disclosures」184,446〜454(1979)にコバルト(III)
錯体を用いたフォトインヒビター組成物中の不安定化物
質として開示されている。
特開昭55-129284号公報およびM.Ogata氏らの「Eur.J.Me
d.Chem-Chim.Ther.」16(4),373〜378(1981)を除く前
記文献はすべて、複素環基がいずれも飽和環である3,3
−ジ置換インドリン類を記載している。前記文献のすべ
てにおいて、複素環は環窒素によりインドリンに結合さ
れている。更に、特開昭55-129284号公報以外の文献に
は、これら3,3−ジ置換インドリン類の薬学的有用性に
ついては全く示唆されていない。
今般、式(I)で示される化合物が、神経組織の神経伝達
物質、詳細にはアセチルコリンのほかドーパミンおよび
セロトニンの刺激誘導放出を高め、そして能動回避運動
(active avoidance task)の学習および記憶に関与する
過程を改善することを見出した。
より詳細には、本発明により、適当な薬学的担体と治療
的に有効量の式 (式中、 pは0または1であり、 ZはOまたはSであり、 RはC1〜C10アルキル、C3〜C8シクロアルキル、2−ピ
リジル、3−ピリジル、4−ピリジルまたは であり、 V、W、XおよびYは独立してH、ハロ、C1〜C3アルキ
ル、OR1、NO2、CF3、CNまたはNR1R2であり、 R1およびR2は独立してHまたはC1〜C3アルキルであ
り、 −および は独立して場合によりC1〜C3アルキル、ハロ、OR1また
はNR1R2の群より選択される1個の置換分で置換され
た、少くとも1個の窒素原子を環の一部として含有する
6員複素環である) で示される化合物、そのN−オキサイドまたは薬学的に
適当な酸付加塩より成る薬学的組成物が提供される。
更に、例えば哺乳動物の退化性神経系疾病にみられるよ
うな認識力欠乏および/または神経学的機能欠乏および
/または気分/精神障害を治療するにあたり、哺乳動物
に治療的に有効量の少くとも1種の前記式(I)で示され
る化合物を投与することより成る治療方法も提供され
る。
更に、例えば退化性神経系疾病にみられるような認識力
および/または神経学的欠乏症および/または気分/精
神障害の治療に有効な式(I)の新しい化合物が提供され
る。
更に (a)式 (式中、p、X、YおよびRは前記定義のとおりであ
る)で示されるオキシンドールを塩基と接触させ、 (b)工程(a)の生成物を式D-CH2-(式中−は前記定義
のとおりであり、そしてDはハライド、メタンスルホネ
ートまたはP−トルエンスルホネートである)で示され
る化合物と接触させ、 (c)工程(b)の生成物を式 (式中 は前記定義のとおりであり、そしてDはハライド、メタ
ンスルホネートまたはp−トルエンスルホネートであ
る)で示される化合物と接触させ、そして (d)場合により工程(c)の生成物をLaw sson試剤またはP4
S10と接触させてチオオキシンドールとする ことより成る式(I)で示される化合物の製造方法が提供
される。
好ましい化合物は、式(I)(式中 pは0であり、または ZはOであり、または XおよびYはHであり、または RはCH3、フェニルまたはm−クロロフェニルであり、
または −および はそれぞれ環炭素原子により結合されたピリジルであ
る)で示されるものである。
刺激誘導によるアセチルコリン放出を高める能力の故に
特に好ましいのは、 3,3−ビス(2−ピリジルメチル)−1−フェニルイン
ドリン−2−オン、 3,3−ビス(3−ピリジルメチル)−1−フェニルイン
ドリン−2−オン、 3,3−ビス(4−ピリジルメチル)−1−フェニルイン
ドリン−2−オン、 3,3−ビス(4−ピリジルメチル)−1−メチルインド
リン−2−オン、 3,3−ビス(4−ピリジルメチル)−1−(3−クロロ
フェニル)−インドリン−2−オン およびそれらの薬学的に適切な酸付加塩である。
発明の詳細な記述 合成 本発明のオキシンドール化合物のほとんどのものは、ス
キーム1により示される反応順序によって製造される。
X、Y、p、R、−および は前記定義のとおりであり、Dは置換可能基例えばハロ
ゲン(I、Br、CまたはF)またはメタンスルホネー
トまたはp−トルエンスルホネートである。これらの反
応は、オキシンドールと適当な塩基との反応により式(I
I)のオキンドールの3位に陰イオンが形成された後、そ
の陰イオンによりDが置換されそして3−モノ置換化合
物(III)を形成することによって生じる。このモノ置換
生成物(III)は次いで次工程の前に単離するか、または
好ましくは、特に−および が同一である場合には、予め単離することなくもう1当
量の塩基で再度処理して、3,3−ジ置換オキシンドール
(IV)とすることができる。
陰イオン形成に適した塩基としてはソーダアミド、リチ
ウムジイソプロピルアミド、水素化ナトリウム、カリウ
ム第3ブトキシド、ナトリウムアルコキシド、カリウム
アルコキシド、リチウムアルコキシド、水素化カリウ
ム、チリウム2,2,6,6−テトラメチルピペリジド、ブチ
ルリチウム、第2ブチルリチウム、第3ブチルリチウ
ム、およびリチウム、ナトリウムまたはカリウムヘキサ
メチルジシラジドなどが挙げられる。この反応は、非プ
ロトン溶媒中、一般的にはエーテル例えばジエチルエー
テル、グライム、テトラヒドロフランまたはジオキサン
中で行われる。しかしながらオキシンドールが非極性溶
媒に可溶である場合には、反応は炭化水素例えばヘキサ
ン、ヘプタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサ
ン、ベンゼンまたはトルエン中で行うこともできる。
反応を行うに当たっては、オキシンドールを適切な溶媒
に溶解し、そして塩基強度に応じてその溶液を−40℃と
室温の間の温度に冷却する。より反応性の高い塩基例え
ばリチウムジイソプロピルアミド(LDA)を用いる場合に
は、その溶液を−30℃の温度に冷却しそして温度を約−
30℃に保ちながら適当な溶媒例えばテトラヒドロフラン
中のLDAの溶液を15分〜1時間かけて滴加する。
LDAの代わりにソーダアミドの使用を選択したときは、
ベンゼンが好ましい溶媒である。ソーダアミドはインド
リノンのベンゼン溶液に室温んで添加される。反応を完
結させるために、その溶液をその反応から生じるアンモ
ニアをもはや検出できなくなるまで還流する。
次に求電子物質D-CH2-の溶液をインドリノン陰イオン
に添加する。この場合も、極めて反応性の高い塩基例え
ばLDAを用いて陰イオンを発生させる場合には、反応混
合物を−30℃に冷却しそして前記求電子物質を滴加す
る。活性のより低い塩基を用いて陰イオンを発生させる
場合には、求電子物質を0℃と室温の間の温度で添加
し、次いでその反応混合物を還流する。
二置換生成物(IV)は、インドリノンの3位に第2陰イオ
ンを発生させることにより製造することができる。陰イ
オン形成およびその後のアルキル化は、前述の式(III)
のモノ−置換化合物の製造と同じ方法で行うことができ
る。
この反応を順次に行わずに、場合によっては2当量の塩
基をインドリノンに添加後、2〜3当量のアルキル化剤
を添加してもよい。特に−が と同じである場合には、例えば、水に溶解された水酸化
ナトリウムなどの塩基、水と非混和性の溶媒例えばベン
ゼンまたはトルエン、相転移触媒例えばベンジルトリエ
チルアンモニウムクロライド、および2モル当量のアル
キル化剤D-CH2-を用いて、相転移条件の下にオキシン
ドールのアルキル化を行うのが好都合である場合があ
る。かかる条件下では、激しく攪拌することと高められ
た例えば60〜80℃の反応温度により3,3−ジアルキル化
オキシンドールへの転化を容易にすることができる。
薄層クロマトグラフィの証するところにより反応が完了
したら、過剰の陰イオンを飽和塩化アンモニウム溶液を
用いて分解しそしてその反応混合物を酸−塩基サイクル
に通して中性出発物質を除去する。塩基性生成物の精製
は、一般に、慣用の精製法例えばフラッシュクロマトグ
ラフィを施した後、必要に応じて再結晶することより成
る。その純塩基(薄層クロマトグラフィおよび分析HPLC
で1個のスポットを与える)を、溶媒例えばエタノール
中の25%塩酸を小過剰添加することによりジ塩酸塩に
転化する。一般に、等溶のアセトンを沸騰溶液に添加す
ると、冷却時に、純粋な無色結晶のクロップが得られ
る。当業者にとって自明の他の方法を用いて結晶性生成
物を得ることができる。塩酸塩はイソプロパノール、1
−プロパノール、エタノール、95%エタノール、メタ
ノールまたはアルコールとアセトン、酢酸エチル、酢酸
イソプロピルまたはアセトニトリルとの混合物から再結
晶することができる。
塩酸塩は、無機塩基、例えば水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム、燐酸ナトリウム、水酸化アンモニウム、また
は炭酸カリウムで処理することにより相当する遊離塩基
に変えることができ、次いで有機溶媒例えばメチレンク
ロライド、エーテル、または酢酸エチルにとりそして他
のなんらかの薬理学的に許容し得る酸例えばマレイン
酸、メタンスルホン酸、ナフタレン−2−スルホン酸、
酒石酸、臭化水素などとの塩として再沈殿させることが
できる。
あるいはまた、スキーム2に示されるように、タリウム
(I)エトキシドを塩基として用いることができる。イン
ドリノンを適当な溶媒、好ましくは温ベンゼンに溶解
し、そしてこれに等モル量のタリウム(I)エトキシドを
速かに添加する。有毒で帯黄色結晶性の安定固形物とし
て析出する有機タリウム化合物(V)を過するとそのタ
リウム化合物が85〜95%の収率で得られる。タリウム化
合物は毒性があるのでその取扱いには注意を払う必要が
ある。
有機タリウム化合物は一般に求電子物質と反応してモノ
アルキル化生成物を形成する。しかしながら極めて反応
性の求電子物質例えばピコリルクロライド、ベンジルブ
ロマイドなどを用いるとスキーム2に示され、また実施
例1に示されるように3,3−ビス−アルキル化生成物が
得られる。
タリウムインドリン(V)を不活性溶媒例えばベンゼンま
たはトルエン中求電子物質例えばピコリルクロライドと
共に30℃〜溶媒の沸点で数時間〜24時間加熱する。
好ましいのは80℃で24時間加熱することである。薄
層クロマトグラフィの示すところにより反応が完了しそ
して析出塩化タリウムを去したら、残る有機溶液を酸
−塩基サイクルおよび精製を施し、そして場合により塩
形成を前述のとおり行う。
スキーム1およびスキーム2に示される出発オキシンド
ール(II)の製造は、化学文献に記載された多くの一般的
合成方法により行うことができる。例えば、アミド(VI
I)を形成するためのN−置換アニリン(VI)とクロロアセ
チルクロリドとの反応は周知の反応である。これはスキ
ーム3に示されている。
必要なジアリールアミン合成(VI;式中p=0、R=置
換フェニル)は化学文献に広く知られている。多くは、
N−アリールフェニレンジアミンをジアゾ化により転化
し、そして例えば適切な置換ジアリールアミンとのSand
meyer反応を施すことより成る。この場合も、有機合成
分野における当業者であれば、実施例を本発明の関連化
合物にまで拡張するのに必要な、適当なジアリールアミ
ンの製造にふさわしい合成法を選択することができる。
最近の有用な合成法としてはKatritzsky氏らの「J.Che
m.Soc.,Perkin.Trans.I」2611(1983)、Gorwin氏らの「C
hem.Commun.」4,238(1985)およびMalz氏らの米国特許第
4,431,841A号明細書に記載されたものが挙げられる。
その他のN−置換アニリン(V;式中p=1)は、有機
化学において汎用される慣用の合成方法により、例え
ば、適当なカルボン酸クロリドをアニリンと反応させて
得られるアミドを次いで水素化アルミニウムリチウムま
たはジボランによりテトラヒドロフラン中約67℃で還
元してN−置換アニリン(VI)とすることにより製造する
ことができる(下記スキーム4参照)。
次に出発オキシンドール(II)は、ルイス酸例えば塩化ア
ルミニウム(AC)などの存在下に式(VII)で示
されるアミドのフリーデル・クラフツ閉環により製造す
ることができる。アミド(VII)の化学構造に応じてその
他のルイス酸例えば四塩化スズ(SnC)または三弗
化硼素(BF3)を用いることができる。溶媒を用いる場
合、環化すべき実際の式(VII)の化合物および使用ルイ
ス酸によって選択する。ニトロベンゼン、テトラクロロ
エタン、エチレンジクロライドおよびメトレンクロライ
ドが溶媒としてしばしば用いられる。一般的には、A
を溶媒なしで用いるのが好ましい。
置換分XおよびYが電子吸引性でありそれらの結合して
いる芳香環を求電子置換の方向に失活させる場合、およ
びVとWが電子供与性であるかまたは環(Rは置換フェ
ニルである)を活性化する場合には、他の方法の方がオ
キシンドール(II)の合成に好都合なことがある。これら
の方法は、オキシンドール合成の文献に精通した有機合
成分野の当業者に知られている。
例えば、スキーム2に示されるフリーデル−クラフツシ
クロアルキル化のほか、XおよびY置換オキシンドール
は、Gassmanの一般的「アザスルホニウムイオン」転位
法〔米国特許第3,897,451号、第3,996,264号および第3,
972,894号各明細書、「J.Am.Chem.Soc.」96,5512(1974)
なども参照〕により、あるいは場合によってはo−ニト
ロフェニル酢酸〔Walker氏の「J.Am.Chem.Soc.」77,354
4(1955)およびHardigger氏らの「Helv.Chim.Acta.」39,
514(1956)参照〕から製造できる。
3,3−ジ置換2−オキシンドールの他の一段と直接的な
合成は、N−アリールヒドラジドのBrunner反応〔「Org.
Synthesis」37,60(1957)、Rohrscheidt氏らの「Liebigs A
nn.Chem.」680(1978)〕を用いることにより、また置換イ
ンドールの直接酸化を伴う方法〔Lawson氏らの「J.Org.C
hem.」26,263(1961)、R.L.Hinman氏らの同文献29,1206(1
964)、Lawson氏らの「J.Am.Chem.Soc.」82,5918(1960)、S
zabo-Pusztag氏らの「Synthesis」276(1979)〕により行う
ことができる。その他のオキシンドールの製造方法は、
A.P.Kozikowski氏らの「J.Am.Chem.Soc.」43(10),2083(19
78)、T.Nakashima氏らの「Chem.Pharm.Bull.」17(11),2293
(1969)、Y.Tamura氏らの「Synthesis」534(1981)、J.F.Bunn
ett氏の「J.Org.Chem.」28(1),1(1963)、R.R.Goehring氏の
「J.Am.Chem.Soc.」107(z),435(1985)、T.Hamada氏らの「Ch
em.Pharm.Bull.」29(1),128(1981)、D.Ben-Ishai氏らの「T
et.Lett.」21(6),569-72(1980)、J.F.Wolfe氏の「J.Am.Che
m.Soc.」102(10),3646(1980)、J.G.Atkinson氏の「Tet.Let
t.」(31),3857(1979)、M.Mori氏らの「Tet.Lett.」(21)1807
(1976)、P.Parimoo氏の「Indian J.Chem.」10(17),764(197
2)、D.Klamann氏らの「Chem.Ber.」100(6),1870(1967)に記
載されている。
この文献リストは、本発明に有用な2−オキシンドール
中間体の製造に利用できる非常に多様な方法を例示する
ためのものである。
本発明の2−チオオキシンドール(VIII)は、オキシンド
ールをLawesson試剤または五硫化燐(P4S10)と反応させ
ることにより製造することができる(スキーム5参
照)。
Lawesson試剤は、2,4−ビス(4−メトキシフェニル)
−1,3−ジチア−2,4−ジホスフェタン−2,4−ジスルフ
ィドである。これをカルボキサミドおよびラクタムの硫
化(thiation)に用いることは、五硫化燐を同様の反応に
用いることがごとく周知である。通常、反応は、関与す
る特定のオキシンドールに必要な溶媒力および反応温度
に応じてメチレンクロライド、ベンゼン、アセトニトリ
ルまたはピペリジン中で行われる。通常、P4S10は、そ
れをまずソクスレー抽出によりメチレンクロライド中に
抽出することによって精製すればその方がよく作用す
る。普通、硫化反応は、緩和な温度(25〜80℃)で行う
ことができ、また生成物は、クロマトグラフィまたは晶
析により単離することができる。
スキーム1および2において中間体として用いられる窒
素含有複素環化合物D-CH2-は、複素環化学に関する標
準的研究、例えばKatritzskyおよびRees両氏のComprehe
nsive Heterocyclic Chemistry」第2〜5巻などに記載
の方法により入手できる。相当するヒドロキシ化合物(D
=OH)の製造が文献に記載されている場合もある。また
これらは緩和な試薬(例えばPh3P、CBr4)によりスキー
ム1および2に示されたアルキル化反応のための相当す
るハロ化合物(例えばD=Br)に変えることができる。
あるいはまた、ヒドロキシ化合物は、ピリジンまたはト
リエチルアミンの存在下に冷温度で相当するスルホニル
クロライドと反応させることにより相当するスルホネー
トエステル(例えばD=CH3SO2O)に変えることができ
る。一般に、約0℃〜−20℃の温度がこれらスルホネ
ートの形成には好ましい。
本発明において有用な化合物は、それらの遊離塩基ある
いはそれらの薬学的に適切な塩として使用できる。塩の
形成は当業者に周知である。
本発明は、以下の実施例により更に理解することができ
る。実施例中、部および%は、特に断らない限り重量に
よる。温度はすべて摂氏度である。
実施例1 3,3−ビス(2−ピリジルメチル)−1−フェニルイン
ドリン−2−オン N2下にある0.1モルのN−フェニルインドリン−2−オ
ンのベンゼン200m中の溶液に0.1モルのタリウムエト
キシドを速かに添加した。その溶液を短時間加熱沸騰さ
せた。約50°で重い沈殿が生じ始めた。5分間還流後、
その混合物を冷却し、そして200〜300mのヘキサンを
添加して沈殿を完結させた。固形物を取し、そして乾
燥したところ、収率85%のN−フェニルインドリン−
2−オンのタリウム塩を黄色固形物として得た。
0.22モルのピコリルクロリド塩酸塩を、30mの冷水
に溶解し、0〜5°に冷却しそして水酸化アンモニウム
で塩基性化することにより注意深く遊離塩基に変えた。
温度を10°より高くならないように保ちながら、遊離塩
基を抽出し(3×100mベンゼン)、Na2SO4で乾燥し
そして過した。
この溶液にN−フェニルインドリン−2−オンのタリウ
ム塩、次いで200mのベンゼンを添加した。この混合
物は一夜還流し、そして冷後、沈殿した塩化タリウムを
去した。その液から塩基性生成物を0.5N塩酸で抽
出し、次に水酸化アンモニウムで塩基に再変換し、メチ
レンクロリドに抽出し、無水炭酸カリウムで乾燥し、
過しそして蒸発させた。残留する濃厚な暗赤色油状物を
50mのエーテルに溶解し、そしてガラス棒で磨砕す
ると晶析が開始された。晶析は短時間で完了した。固形
物を別し、エーテル洗浄しそして乾燥して11.2gの生
成物(m.p.107-111°)を得た。この生成物を10″
(長さ)×2″(直径)のカラムでの40〜60ミクロンシ
リカゲル60(E.Merck社)を用いたフラッシュクロマ
トグラフィにより精製した。メチレンクロリド−メタノ
ール(95:5)を用いて溶出する(検出は256μmGow-Mac
検出器を用いて行う)ことにより5〜10の画分(各10
0m)に8.2gの純遊離塩基を得た。Rf0.33〔シリカゲ
ル;メチレンクロリド/メタノール(95:5)〕、m.p.12
9-130°。
C26H21N3Oに対する元素分析 計算値:C,79.77;H,5.41;N,10.73 実測値:C,80.05;H,5.65;N,10.67 実施例2 3,3−ビス(2−ピリジルメチル)−1−フェニルイン
ドリン−2−オンジ塩酸塩 8.2gの3.3−ビス(2−ピリジルメチル)−1−フェニ
ルインドリン−2−オンを、それを25mのメチレン
クロリドに溶解しそしてエタノール中の25%塩酸25m
を添加することによりジ塩酸塩に変換した。その溶液を
蒸発させ、そしてガラス様残留物を75mの沸騰アセ
トンに溶解した。室温に冷却しそして磨砕すると晶析が
開始した。室温に6時間放置後、混合物を0°に一夜保
った。次に生成物を過し、冷アセトンで洗浄し、そし
て真空オーブン中60°で1時間乾燥し(Granusic使
用)、8.55g(m.p.250-251°)を得た。生成物をイソ
プロパノールから再結晶して8.29g(m.p.250-251°)
を得た。
実施例3 3,3−ビス(3−ピリジルメチル)−1−フェニルイン
ドリン−2−オン−ジ塩酸塩 ベンゼン300m中の0.3モルのN−フェニルインドリノ
ンに0.36モルのソーダアミドをワンバッチで添加した。
その混合物を3時間(アンモニア発生の止むまで)還流
し、次に反応混合物を室温に冷却した。2−ピコリルク
ロリドについて前述した方法と同じ方法で0.5モルの3
−ピコリルクロリドをその塩酸塩から注意深く製造し、
次いでベンゼンに抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そ
して過した。この3−ピコリルクロリドのベンゼン溶
液を激しく機械攪拌を施しながら、N−フェニルインド
リノン陰イオン溶液に窒素下に20°で30分間かけて滴
加した。添加完了後、反応系を更に3時間還流した。
反応混合物を室温に冷却し、そして第2分量の0.36モル
のソーダアミドをワンバッチで添加した。前記と同様、
反応混合物からのアンモニア発生が止むまで(3時間)
混合物を還流した。
反応混合物を室温に冷却し、そして更に0.5モルの3−
ピコリルクロリド塩基(ベンゼン中)を激しく攪拌しな
がらインドリノン陰イオン溶液に30分間かけて20°で
滴加した。3−ピコリルクロリドの添加完了後、反応混
合物を3時間還流した。次に反応混合物を氷浴中で冷却
しそして1N HCを激しく機械攪拌を施しながら添加し
た(300m)。HC相を分離し、そして有機相を100m
の1N HCで更に2回抽出した。合一した酸抽出液を
塩基性にし、メチレンクロリドで抽出し、水洗し、硫酸
ナトリウムで乾燥し、過しそして蒸発させた。暗色油
状物をエーテルを用いて磨砕し、得られた濃密結晶を
過し、洗液が無色になるまでエーテル洗浄して3.1gの
固形物(m.p.136.5-138°)を得た。一部(2.8g)を1
0mのエタノール中25%塩酸に溶解した。器壁をこ
すると晶析が開始した(濃密結晶)。0°で1時間後、
白色結晶を取し、そして乾燥して3.2gの標題化合物
(m.p.156°)を得た。生成物を115mの沸騰エタノー
ルに溶解し、それに10mの沸騰アセトンを注意深く
添加した。その溶液を8時間後静置放冷し、次いで0°
で一夜放冷した。純粋な白色結晶を過し、冷エタノー
ル−アセトン(1:1)で洗浄し、赤外線燈下に乾燥して2.6
gの純生成物を得た(m.p.156-156.5°)。
実施例4 3,3−ビス(4−ピリジルメチル)−1−フェニルイン
ドリン−2−オンジ塩酸塩 N−フェニルインドリノン(0.05モル)を多頸フラスコ
中でN2下に最少量の乾燥テトラヒドロフランに溶解し
た。リチウムジイソプロプルアミド(0.05モル)を乾燥
箱内で秤量して滴下漏斗に入れ、そして乾燥テトラヒド
ロフランをリチウムジイソプロピルアミドに添加してそ
れを溶解した。リチウムジイソプロピルアミド−テトラ
ヒドロフラン溶液を容する滴下漏斗をシールし、そして
乾燥箱内から取り出した。インドリノン溶液を−30°に
冷却し、そしてリチウムジイソプロピルアミド溶液をそ
れに−30°で15分間かけて滴加した。添加後、反応系
を室温まで昇温させた。その反応混合物を再び−30°に
冷却し、そして4−ピコリルクロリド(0.06モル)(こ
れは、前記同様遊離塩基に変換した後25mのテトラ
ヒドロフランに溶解してある)を30分間の間に−30°
で滴加した。
添加完了後、反応系を30分間室温まで昇温させた。次
にそれを−30°に冷却し、そして第2分量の0.05モル
のリチウムジイソプロピルアミド(テトラヒドロフラン
中)を−30°で15分間かけて滴加した。添加完了後、
反応混合物を室温にまで昇温させると共に、第2バッチ
の4−ピコリルクロリド塩酸塩(0.06モル)を遊離塩
基に変換した。
室温の陰イオン反応混合物を再び−30°に冷却し、そし
て第2分量の4−ピコリルクロリド(25mのテトラ
ヒドロフラン中)を−30°で30分間かけて滴加した。
反応混合物を室温に到らしめ、そして適宜1〜17時間
室温に保った。すべての残留陰イオンを、50mの飽
和塩化アンモニウム溶液を注意深く添加することにより
破壊した。次にテトラヒドロフランを蒸発させ、そして
残留物をメチレンクロリドに溶解しそして3×100m
分量の0.5N塩酸を用いてメチレンクロリドから抽出し
た。合一したHC相を塩基性(pH=12)とし、そして
生成物を(3×100m)のメチレンクロリドで抽出し
た。そのメチレンクロリドを硫酸ナトリウムで乾燥し、
過しそして蒸発させて20gの生成物を得た。10g
バッチずつクロマトグラフィにより精製することにより
(長さ8″×直径2″のカラムで40−63μmシリカゲル
使用;使用溶出液;EtOAc69.46%、ヘキサン29.75%、
およびEt3N0.79%)19.2gの塩基(93%)を得た。m.p.
186.0-186.5°。
3,3−ビス(4−ピリジルメチル)−1−フェニルイン
ドリン−2−オン(19g)をエタノール中25%塩酸4
0mで処理することによりジ塩酸塩に変換した。その
混合物に50mのイソプロパノールを添加し、そして
その溶液を加熱沸騰した。沸騰アセトンを太い(thick)
針状晶が丁度形成し始めるまで添加した(溶媒の全容
量:200〜250m)。その溶液を室温まで冷却後、0°
で一夜放置した。固形物を過しそして冷イソプロパノ
ールで洗浄して19.5g(84%)の標題化合物(m.p.257-
8°)を得た。(注:乾燥度合はジ塩酸塩のm.p.に影響
する;融点装置の温度を極めてゆっくりと上げると275-
276°の融点が得られる。)その液を蒸発させ、残留
物をイソプロパノールに溶解し、そして略等容のアセト
ンを添加することにより第2クロップを得た。その混合
物を室温で一夜放置し次いで0℃で6時間放置して更に
2.8g(m.p.252-253°)を得た。再結晶により2.4gの
第2クロップ(m.p.257-258℃)を得た。ジ塩酸塩の全
収量は21.9g(94%)であった。
実施例5 3,3−ビス(4−ピリジルメチル)−1−メチルインド
リン−2−オンジ塩酸塩 −30°に冷却された0.05モルの1−メチルインドリン
−2−オンのテトラヒドロフラン50m中の溶液に、
テトラヒドロフラン100m中の0.1モルのリチウムジ
イソプロピルアミドを30分間かけて滴加した。添加完
了後、反応混合物を室温まで昇温させ、次いで再び−30
°まで冷却した。ピコリルクロリド塩酸塩からピコリル
クロリド塩基への変換について前述した注意深い条件に
従って、0.21モルの4−ピコリルクロリド塩酸塩を無
水遊離塩基に変換し、次いでテトラヒドロフラン(150
m)に溶解した。この溶液を60分間の間に−30°で
反応混合物に滴加した。
添加完了後、反応混合物を室温まで1時間昇温後、冷却
し、そして飽和塩化アンモニウムを滴加することにより
注意深く分解した。
添加完了後、テトラヒドロフランを蒸発させ、そして残
留物をベンゼンと0.5NHCの間に分配した。この残留
物を分液漏斗に移し、そして有機相を0.5NHCで更に
2回抽出した。合一した酸抽出液を塩基性化し、ベンゼ
ンで抽出し、Na2SO4で乾燥し、過しそして蒸発させ
た。残留物をエーテルを用いて磨砕し、過しそして少
量のエーテルで洗浄して2.9g(m.p.149.9-150.9゜)を得
た。この生成物を25%塩酸およびエタノールを用いて
ジ塩酸塩に変換し、そしてエタノール−アセトンから晶
出させて1.9gの標題化合物(m.p.274.5゜)を得た。
実施例6 3,3−ビス(4−ピリジルメチル)−1−(3−クロロ
フェニル)インドリン−2−オンジ塩酸塩 実施例3の手順を用いて標題化合物をN−(3−クロロ
フェニル)インドリン−2−オンから24%収率で製造
した。m.p.275-276℃。
実施例7および8 3,3−ビス(4−ピリジルメチル−1−オキシド)−1
−フェニルインドリン−2−オンおよび3−(4−ピリ
ジルメチル)−3−(4−ピリジルメチルオキシド)−
1−フェニルインドリン−2−オン 4.14g(0.024モル)の80-85%m−クロロ過安息香酸の
メチレンクロリド50m中の溶液を磁気攪拌を施しな
がら、メチレンクロリド100m中の3,3−ビス(4−ピ
リジルメチル)−1−フェニルインドリン−2−オンに
滴加し、そしてその溶液を一夜攪拌した。湿ったデンプ
ンヨーダイド紙を用いて過酸化物をチェックしたところ
陰性であったので、メチレンクロリド溶液を3×75m
の5%重炭酸ナトリウムで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾
燥し、過し、そして蒸発させた。
残留物をエーテル/酢酸エチル(5:1)を用いて磨砕し
てビス−N−オキシド、モノ−N−オキシドおよび少量
の出発物質を含む固形物2.14gを得た。反応混合物をフ
ラッシュクロマトグラフィ(シリカゲル、40-63μm;
クロロホルム/メタノール(90:10)で溶出)により精
製して、1.18gの主生成物を得た。Rf=0.34;m.p.265.
3-265.7°(10mの水から再結晶)。高分解能質量分
析によりこの主生成物はビス−N−オキシドであること
が確認された。m/e423.1595(M+、C26H21N3O3の計算
値423.1582)。
前記フラッシュクロマトグラフィから得られた第2画分
(200mg)は、モノ−N−オキシド,3−(4−ピリジ
ルメチル)−3−(4−ピリジルメチルオキシド)−1
−フェニルインドリン−2−オンとして同定された。R
f=0.41;m.p.217.7-218.5°。
質量分析m/e407.1631(M+、C26H21N3O2の計算値407.1
634)。
実施例1〜8の化合物、およびかかる手順および前述の
合成に関する開示部分に記載の手順により製造できるそ
の他の化合物を第1表に示される構造によって示す。こ
の表は本発明の例示のためのものであって、その範囲を
制限するものではない。
生化学試験手順 ラット大脳皮質スライス片からのアセチルコリン(ACh)
放出に及ぼす化合物の作用を実質的にはMudler氏らの「B
rain Res.」70,372,(1974)に記載されたスライス片スー
パーフュージョン(注ぎかけ)法であるがNickolson氏
らの「Naunyn Schmied.Arch.Pharmacol.,」319,48(1982)
に従って修正した方法を用いて試験した。
体重175〜200gの雄ウイスター系ラット(Charles Rive
r)を用いた。実験に先立ちそれらを12-12時間明/暗サ
イクル(点灯6.00時、消灯18.00時)下に少くとも7日
間動物施設に収容した。それらに、標準ラット餌(chow)
(purina)および脱イオン水を自由摂取させた。
ラットを断頭し、そして直ちに脳を離断した。凹所のあ
るLucite ガイドを用いて頭頂皮質(parieTal cortex)
から手作業でスライス片(肉厚0.3mm)を調製した後0.2
5×0.25mm正方形状物に切断した。
スライス片(湿重量約100mg)を、NaC(116)、KC
(3)、CaC(1.3)、MgC(1.2)、KH2PO4(1.2)、Na2S
O4(1.2)、NaHCO3、グルコース(11)〔( )内はmM単
位〕を含み、10μCi3H−コリン(比活性約35Ci/mmol;NE
N)および10ナノモル未標識コリンを最終濃度10-6Mとな
るまで添加してある10mのクレープス−リンガー
(KR)媒質中でインキュベートした。インキュベーショ
ンを95%O2/5%CO2の定常流の下に37℃で30分間行っ
た。これらの条件の下に、取り込まれた放射性コリンの
一部は、コリン作働性神経末端により放射性AChに変換
され、シナプシスベジクル中に貯蔵され、そして高K
含有媒質により脱分極されて放出される。
ACh貯蔵分を標識後、スライス片を非放射性KR媒質で
3回洗浄し、そしてスーパーフュージョン装置に移して
ACh放出に及ぼす薬剤の作用を測定した。このスーパー
フュージョン装置は、10本の恒温に保たれたガラスカ
ラム(直径5mm)から構成されており、それらのスライ
ス片(約10mg組織/カラム)を支持するためのGF/Fガ
ラス繊維フィルターを備えている。スーパーフュージョ
ンを10-5Mヘミコリニウム−3(HC-3)を含むKR−媒質
(0.3m/分)を用いて行った。HC−3はスーパーフ
ュージョン中に燐脂質および放出AChから形成されるコ
リン(これは未標識AChに変換され、また予め形成され
た標識AChより優先して放出されてしまうことになろ
う)の取込みを妨げる。媒質は25−チャンネル式蠕動
ポンプ(Ismatic;Brinkman)により給送し、そしてスー
パーフュージョンカラムに入る前に恒温に保たれたステ
ンレススチール・コイル中で37℃に加温した。各カラ
ムには、低−K−KR媒質から高−K−KR媒質への速
やかな切り換えを可能にする四方すべり弁(Beckman In
struments)、および薬剤不含のものから薬剤含有低−
および高−K−KR媒質に切り換えるのに用いられる2
個の10チャンネル、三方弁を設けた。
非特異的に結合した放射能を15分間洗浄除去した後、
4分間画分の収集を開始した。4分間収集を3回行った
後、KR媒質を、KC濃度を25mMまで高めたKR媒質(高
−K−KR−媒地)に変えた(S1)。高−K−KR−
媒質による、脱分極誘導放出刺激を4分間続けた。次
に、薬剤不含の低−および高−K−KR媒質を薬剤−
またはビイクル−含有の低−および高−K−KR−媒
地で置換し、低−K−KR−媒質で4分間収集を3
回、高−K−KR−媒質で4分間収集を1回(S2)、
そして低−K−KR−媒質で4分間収集を2回行っ
た。
薬剤の媒質への添加は、適宜の濃度の薬剤(0.9%NaC
/H2O中)を低−または高−K−KR−媒質で10
0倍希釈することにより行った。
スーパーフュージョン画分は、すべて、液体シンチレー
ション計数用バイアルに集めた。スーパーフュージョン
後、スライス片をスーパーフュージョンカラムから取り
出しそして1.0mの0.1NHCで抽出した。次に、スー
パーフュージョン画分および抽出液に12mの液体シ
ンチ(Liquiscint)計数用流体(NEN)を添加し、そして
サンプルをPackard Tricarb液体シンチレーション計数
器で計数した。クエンチングの補正は行わなかった。
(S2期に薬剤を存在させない対照実験との比較におい
ての)S2/S1比は、刺激−誘導アセチルコリン放出
を高めたり抑たりする薬剤能力の尺度となる。試験管内
ACh放出データを第2表にまとめて示す。
同様の試験手順を用いて、実施例2および4の化合物
が、海馬スライス片からのアセチルコリン放出および尾
状核スライス片からのアセチルコリンおよびドーパミン
の放出を高めることも試験管内実験で見出された。更
に、実施例4の化合物については、皮質スライス片から
のセロトニン放出を高めることも見出された。
挙動試験手順 能動回避(ポールよじ登り)動作に及ぼす化合物の作用
を次のように試験した:体重150〜200gの雄Sprague-Da
wley系ラット(Charles River)について、4日間毎日
(午前1時、午后1時)、2ブロックの5回の学習トラ
イアルを行った。1回のトライアルは、ラットをかご
(Coulbourn Model E10-10、着脱自在ショック格子床を
備えている)の中に入れ、ポール(木製、平行した斜め
の切欠き付き、天井から装着される)と対面させる。カ
ゴのドアを閉めそしてカゴのライトを点灯することによ
りトライアルを開始した。10秒後に、Coulbourn Mode
l E13-80ショッカーにより格子床を通して10秒間ショ
ックをかけた。足ショック強度は0.6〜1.2mAの範囲とし
た。トライアルの終りに、ライトおよびショックを切
り、そしてそのラットをカゴから取り出した。ショック
開始前にラットがポールに跳びついたら回避したものと
し、またショック後に跳んだら逃避したものとした。6
〜9匹より成るラット群を各ブロックの第1回目のトレ
ーニングトライアルの30分前に化合物または相当する
ビイクルの各種用量を用いて皮下処理した。
能動回避動作データを、累積回避回数対トライアルブロ
ック曲線の回帰分析(SnedecorおよびCochran氏の「Sta
tistical Methods」第6版、432頁参照)により分析し
た。この曲線の平均勾配とSEM(平均値の標準誤差を各
処理群について計算し、能動回避動作の尺度としてとっ
た。薬剤の作用は、対照曲線の勾配に対する勾配変化率
として表わした。結果を第3表にまとめて示す。
有用性 以上の試験結果は、本発明の化合物が、神経系障害、例
えばアルツハイマー病、パーキンソン病、老人性痴呆、
多発梗塞性痴呆症、ハンチントン病、遅鈍、重症性筋無
力症などの患者の認識力欠乏症および/または神経学的
機能欠乏症および/または気分および精神障害の治療に
有用であることを示している。本発明の化合物は、哺乳
動物体内で作用剤とその作用剤の作用部位との接触を生
ずる任意の手段により前記欠乏症に治療に投与すること
ができる。これら化合物は、個別の治療剤としてかある
いは治療剤を組合せて、医薬関連用途に利用できる任意
の慣用的手段によって投与できる。それらは単独で投与
することもできるが、一般的には、選択された投与経路
および標準的製剤法に基づいて選ばれた薬学的担体と共
に投与される。
もちろん、投与量は、用途および既知の要因、例えば個
々の剤の薬力学的性質、およびその投与様式および投与
経路、被投与者の年令、健康状態および体重、症候群の
性質および程度、同時並行治療の種類、治療頻度、およ
び所望される効果に応じて変化することになろう。前記
疾病の治療に用いるには、活性成分の経口日用量は薬0.
001〜100mg/kg(体重)でよい。通常、所期の結果を得
るには、0.01〜10mg/kg/日の用量を分割用量として1
日あたり1〜4回投与するかまたは持効性形態で投与す
るのが効果的である。
投与に適した投与量剤型(組成物)は、ユニットあたり
約1mg〜約100mgの活性成分を含有する。これら薬学的
組成物において、活性成分は、通常、組成物の総重量に
基づき約0.5〜95重量%の量で存在する。
活性成分は、固体投与量剤型、例えばカプセル剤、錠
剤、粉剤などとして、あるいは液体投与量剤型、例えば
エリキシル剤、シロップ剤、および懸濁液剤などとして
経口投与することができる。それはまた、滅菌液体投与
量剤型として投与することもできる。
ゼラチンカプセル剤は、活性成分と粉末状担体、例えば
ラクトース、デンプン、セルロース誘導体、ステアリン
酸マグネシウム、ステアリン酸などを含有する。同様の
希釈剤は圧縮錠剤の製造に使用できる。錠剤およびカプ
セル剤はいずれも何時間にもわたって薬効を連続放出で
きるような持効性のある製品として製造できる。圧縮錠
剤は、不快臭をマスクし、そして錠剤を大気から守るた
めに、糖被覆またはフィルム被覆かあるいは胃腸管内で
選択的に崩壊させるための腸溶被覆にすることができ
る。
経口投与のための液体投与量剤型は、患者に受け入れ易
くさせるために着色料および香味料を含むことができ
る。
一般に、水、適切な油、食塩水、水性デキストロース
(グルコース)および糖溶液およびグリコール例えばプ
ロピレングリコールまたはポリエチレングリコールなど
が非経腸溶液に適した担体である。非経腸投与用溶液
は、好ましくは、活性成分の水溶性塩、適当な安定化
剤、および必要に応じて緩衝物質を含有する。酸化防止
剤例えば重亜硫酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウムまたは
アスコルビン酸など(単独または組合せで用いることが
できる)が適当な安定化剤である。クエン酸およびその
塩およびEDTAナトリウム塩も用いられる。更に、非経腸
投与用溶液は、保存剤例えばベンザルコニウムクロライ
ド、メチル−またはプロピル−パラベン、およびクロロ
ブタノールなどを含むことができる。
適当な薬学的担体は、この分野の標準参考書である「Re
mington′s Pharmaceutical Sciences」(A.Osol著)に
記載されている。
本発明化合物の投与に有用な薬学的投与量剤型は、次の
とおり例示することができる。
カプセル剤 標準のツーピース型硬ゼラチンカプセルに、各々、100m
gの粉末状活性成分、150mgのラクトース、50mgのセル
ロース、および6mgのステアリン酸マグネシウムを充填
することにより多数のユニットカプセルを調製する。
軟ゼラチンカプセル剤 活性成分と可消化性油、例えば大豆油、綿実油またはオ
リーブ油との混合物を調製し、正圧排ポンプ(positive
displacement pump)によってゼラチン中に注入して10
0mgの活性成分を含む軟ゼラチンカプセル剤を形成す
る。それらカプセルを洗浄し乾燥する。
錠剤 投与量単位が100mgの活性成分、0.2mgのコロイド性二酸
化ケイ素、5mgのステアリン酸マグネシウム、275mgの
微結晶セルロース、11mgのデンプンおよび98.8mgのラク
トースとなるよう多数の錠剤を常法により調製する。口
あたりを良くしあるいは吸収を遅らせるために、適宜の
コーティングを施してもよい。
注射剤 1.5重量%の活性成分を10容量%のプロピレングリコ
ール中で攪拌することにより、注射による投与に適した
非経腸投与組成物を調製する。その溶液を注射用水で所
要量としそして滅菌する。
懸濁液剤 各5mが100mgの微粉状活性成分、100mgのナトリウム
カルボキシメチルセルロース、5mgの安息香酸ナトリウ
ム、1.0gのソルビトール溶液(米国局方)および0.02
5mのバニリンを含むように経口投与用水性懸濁液を
調製する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/53 9360−4C C07D 401/14 209 8829−4C 403/06 209 8829−4C 403/14 209 8829−4C

Claims (49)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】適当な薬学的担体と治療的に有効量の式 (式中、 pは0または1であり、 ZはOまたはSであり、 RはC1〜C10アルキル、C3〜C8シクロアルキル、2−ピ
    リジル、3−ピリジル、4−ピリジル、または であり、 V、W、XおよびYは独立してH、ハロ、C1〜C3アルキ
    ル、OR1、NO2、CF3、CNまたはNR1R2であり、 R1およびR2は独立してHまたはC1〜C3アルキルであ
    り、 −および は、独立して場合によりC1〜C3アルキル、ハロ、OR1
    たはNR1R2の群より選択される1個の置換分で置換され
    た、少なくとも1個の窒素原子を環の一部として含有す
    る6員芳香族複素環である) で示される化合物、そのN−オキサイドまたは薬学的に
    適当な酸付加塩より成る認識力欠乏症治療用の薬学的組
    成物。
  2. 【請求項2】pが0である特許請求の範囲第1項記載の
    組成物。
  3. 【請求項3】ZがOである特許請求の範囲第1項記載の
    組成物。
  4. 【請求項4】XおよびYの各々がHである特許請求の範
    囲第1項記載の組成物。
  5. 【請求項5】RがCH3、フェニルまたはm−クロロフェ
    ニルである特許請求の範囲第1項記載の組成物。
  6. 【請求項6】−および の各々が環炭素原子により結合したピリジルである特許
    請求の範囲第1項記載の組成物。
  7. 【請求項7】pが0であり、ZがOであり、XおよびY
    の各々がHであり、RがCH3、m−クロロフェニルまた
    はフェニルであり、そして−および の各々が環炭素により結合したピリジルである特許請求
    の範囲第1項記載の組成物。
  8. 【請求項8】化合物が3,3−ビス(2−ピリジルメチ
    ル)−1−フェニルインドリン−2−オンまたはその薬
    学的に適当な酸付加塩である特許請求の範囲第1項記載
    の組成物。
  9. 【請求項9】化合物が3,3−ビス(3−ピリジルメチ
    ル)−1−フェニルインドリン−2−オンまたはその薬
    学的に適当な酸付加塩である特許請求の範囲第1項記載
    の組成物。
  10. 【請求項10】化合物が3,3−ビス(4−ピリジルメチ
    ル)−1−フェニルインドリン−2−オンまたはその薬
    学的に適当な酸付加塩である特許請求の範囲第1項記載
    の組成物。
  11. 【請求項11】化合物が3,3−ビス(4−ピリジルメチ
    ル)−1−メチルインドリン−2−オンまたはその薬学
    的に適当な酸付加塩である特許請求の範囲第1項記載の
    組成物。
  12. 【請求項12】化合物が3,3−ビス(4−ピリジルメチ
    ル)−1−(3−クロロフェニル)−インドリン−2−
    オンまたはその薬学的に適当な酸付加塩である特許請求
    の範囲第1項記載の組成物。
  13. 【請求項13】適当な薬学的担体と治療的に有効量の式 (式中、 pは0または1であり、 ZはOまたはSであり、 RはC1〜C10アルキル、C3〜C8シクロアルキル、2−ピ
    リジル、3−ピリジル、4−ピリジル、または であり、 V、W、XおよびYは独立してH、ハロ、C1〜C3アルキ
    ル、OR1、NO2、CF3、CNまたはNR1R2であり、 R1およびR2は独立してHまたはC1〜C3アルキルであ
    り、 −および は、独立して場合によりC1〜C3アルキル、ハロ、OR1
    たはNR1R2の群より選択される1個の置換分で置換され
    た、少なくとも1個の窒素原子を環の一部として含有す
    る6員芳香族複素環である) で示される化合物、そのN−オキサイドまたは薬学的に
    適当な酸付加塩より成る神経学的機能欠乏症治療用の薬
    学的組成物。
  14. 【請求項14】pが0である特許請求の範囲第13項記載
    の組成物。
  15. 【請求項15】ZがOである特許請求の範囲第13項記載
    の組成物。
  16. 【請求項16】XおよびYの各々がHである特許請求の
    範囲第13項記載の組成物。
  17. 【請求項17】RがCH3、フェニルまたはm−クロロフ
    ェニルである特許請求の範囲第13項記載の組成物。
  18. 【請求項18】−および の各々が環炭素原子により結合したピリジルである特許
    請求の範囲第13項記載の組成物。
  19. 【請求項19】pが0であり、ZがOであり、Xおよび
    Yの各々がHであり、RがCH3、m−クロロフェニルま
    たはフェニルであり、そして−および の各々が環炭素により結合したピリジルである特許請求
    の範囲第13項記載の組成物。
  20. 【請求項20】化合物が3,3−ビス(2−ピリジルメチ
    ル)−1−フェニルインドリン−2−オンまたはその薬
    学的に適当な酸付加塩である特許請求の範囲第13項記載
    の組成物。
  21. 【請求項21】化合物が3,3−ビス(3−ピリジルメチ
    ル)−1−フェニルインドリン−2−オンまたはその薬
    学的に適当な酸付加塩である特許請求の範囲第13項記載
    の組成物。
  22. 【請求項22】化合物が3,3−ビス(4−ピリジルメチ
    ル)−1−フェニルインドリン−2−オンまたはその薬
    学的に適当な酸付加塩である特許請求の範囲第13項記載
    の組成物。
  23. 【請求項23】化合物が3,3−ビス(4−ピリジルメチ
    ル)−1−メチルインドリン−2−オンまたはその薬学
    的に適当な酸付加塩である特許請求の範囲第13項記載の
    組成物。
  24. 【請求項24】化合物が3,3−ビス(4−ピリジルメチ
    ル)−1−(3−クロロフェニル)−インドリン−2−
    オンまたはその薬学的に適当な酸付加塩である特許請求
    の範囲第13項記載の組成物。
  25. 【請求項25】適当な薬学的担体と治療的に有効量の式 (式中、 pは0または1であり、 ZはOまたはSであり、 RはC1〜C10アルキル、C3〜C8シクロアルキル、2−ピ
    リジル、3−ピリジル、4−ピリジル、または であり、 V、W、XおよびYは独立してH、ハロ、C1〜C3アルキ
    ル、OR1、NO2、CF3、CNまたはNR1R2であり、 R1およびR2は独立してHまたはC1〜C3アルキルであ
    り、 −および は、独立して場合によりC1〜C3アルキル、ハロ、OR1
    たはNR1R2の群より選択される1個の置換分で置換され
    た、少なくとも1個の窒素原子を環の一部として含有す
    る6員芳香族複素環である) で示される化合物、そのN−オキサイドまたは薬学的に
    適当な酸付加塩より成る気分および精神障害治療用の薬
    学的組成物。
  26. 【請求項26】pが0である特許請求の範囲第25項記載
    の組成物。
  27. 【請求項27】ZがOである特許請求の範囲第25項記載
    の組成物。
  28. 【請求項28】XおよびYの各々がHである特許請求の
    範囲第25項記載の組成物。
  29. 【請求項29】RがCH3、フェニルまたはm−クロロフ
    ェニルである特許請求の範囲第25項記載の組成物。
  30. 【請求項30】−および の各々が環炭素原子により結合したピリジルである特許
    請求の範囲第25項記載の組成物。
  31. 【請求項31】pが0であり、ZがOであり、Xおよび
    Yの各々がHであり、RがCH3、m−クロロフェニルま
    たはフェニルであり、そして−および の各々が環炭素により結合したピリジルである特許請求
    の範囲第25項記載の組成物。
  32. 【請求項32】化合物が3,3−ビス(2−ピリジルメチ
    ル)−1−フェニルインドリン−2−オンまたはその薬
    学的に適当な酸付加塩である特許請求の範囲第25項記載
    の組成物。
  33. 【請求項33】化合物が3,3−ビス(3−ピリジルメチ
    ル)−1−フェニルインドリン−2−オンまたはその薬
    学的に適当な酸付加塩である特許請求の範囲第25項記載
    の組成物。
  34. 【請求項34】化合物が3,3−ビス(4−ピリジルメチ
    ル)−1−フェニルインドリン−2−オンまたはその薬
    学的に適当な酸付加塩である特許請求の範囲第25項記載
    の組成物。
  35. 【請求項35】化合物が3,3−ビス(4−ピリジルメチ
    ル)−1−メチルインドリン−2−オンまたはその薬学
    的に適当な酸付加塩である特許請求の範囲第25項記載の
    組成物。
  36. 【請求項36】化合物が3,3−ビス(4−ピリジルメチ
    ル)−1−(3−クロロフェニル)−インドリン−2−
    オンまたはその薬学的に適当な酸付加塩である特許請求
    の範囲第25項記載の組成物。
  37. 【請求項37】式 (式中、 pは0または1であり、 ZはOまたはSであり、 RはC1〜C10アルキル、C3〜C8シクロアルキル、2−ピ
    リジル、3−ピリジル、4−ピリジル、または であり、 V、W、XおよびYは独立してH、ハロ、C1〜C3アルキ
    ル、OR1、NO2、CF3、CNまたはNR1R2であり、 R1およびR2は独立してHまたはC1〜C3アルキルであ
    り、 −および は、独立して場合によりC1〜C3アルキル、ハロ、OR1
    たはNR1R2の群より選択される1個の置換分で置換され
    た、少なくとも1個の窒素原子を環の一部として含有す
    る6員芳香族複素環である) で示される化合物、そのN−オキサイドまたは薬学的に
    適当な酸付加塩。
  38. 【請求項38】pが0である特許請求の範囲第37項記載
    の化合物。
  39. 【請求項39】ZがOである特許請求の範囲第37項記載
    の化合物。
  40. 【請求項40】XおよびYの各々がHである特許請求の
    範囲第37項記載の化合物。
  41. 【請求項41】RがCH3、フェニルまたはm−クロロフ
    ェニルである特許請求の範囲第37項記載の化合物。
  42. 【請求項42】−および の各々が環炭素原子により結合したピリジルである特許
    請求の範囲第37項記載の化合物。
  43. 【請求項43】pが0であり、ZがOであり、Xおよび
    Yの各々がHであり、RがCH3、フェニルまたはm−ク
    ロロフェニルあり、そして−および の各々が環炭素原子により結合したピリジルである特許
    請求の範囲第37項記載の化合物。
  44. 【請求項44】3,3−ビス(2−ピリジルメチル)−1
    −フェニルインドリン−2−オンまたはその薬学的に適
    当な酸付加塩である特許請求の範囲第37項記載の化合
    物。
  45. 【請求項45】3,3−ビス(3−ピリジルメチル)−1
    −フェニルインドリン−2−オンまたはその薬学的に適
    当な酸付加塩である特許請求の範囲第37項記載の化合
    物。
  46. 【請求項46】3,3−ビス(4−ピリジルメチル)−1
    −フェニルインドリン−2−オンまたはその薬学的に適
    当な酸付加塩である特許請求の範囲第37項記載の化合
    物。
  47. 【請求項47】3,3−ビス(4−ピリジルメチル)−1
    −メチルインドリン−2−オンまたはその薬学的に適当
    な酸付加塩である特許請求の範囲第37項記載の化合物。
  48. 【請求項48】3,3−ビス(4−ピリジルメチル)−1
    −(3−クロロフェニル)−インドリン−2−オンまた
    はその薬学的に適当な酸付加塩である特許請求の範囲第
    37項記載の化合物。
  49. 【請求項49】式 (式中、 pは0または1であり、 ZはOまたはSであり、 RはC1〜C10アルキル、C3〜C8シクロアルキル、2−ピ
    リジル、3−ピリジル、4−ピリジル、または であり、 V、W、XおよびYは独立してH、ハロ、C1〜C3アルキ
    ル、OR1、NO2、CF3、CNまたはNR1R2であり、 R1およびR2は独立してHまたはC1〜C3アルキルであ
    り、 −および は、独立して場合によりC1〜C3アルキル、ハロ、OR1
    たはNR1R2の群より選択される1個の置換分で置換され
    た、少なくとも1個の窒素原子を環の一部として含有す
    る6員芳香族複素環である) で示される化合物の製造において、 (a)式 (式中p、X、YおよびRは前記に定義されたとおりで
    ある)で示されるオキシンドールを塩基と接触させ、 (b)工程(a)の生成物を式D−CH2−(式中−は前記
    に定義されたとおりであり、そしてDはハライド、メタ
    ンスルホネートまたはp−トルエンスルホネートであ
    る)で示される化合物と接触させ、 (c)工程(b)の生成物を式 (式中 は前記に定義されたとおりであり、そしてDはハライ
    ド、メタンスルホネートまたはp−トルエンスルホネー
    トである)で示される化合物と接触させ、そして (d)場合により、工程(c)の生成物をLawesson試剤または
    P4S10と接触させてチオオキシンドールとする ことを特徴とする前記式(I)の化合物の製造方法。
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