JPH068235Y2 - 蝶 番 - Google Patents

蝶 番

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JPH068235Y2
JPH068235Y2 JP12942588U JP12942588U JPH068235Y2 JP H068235 Y2 JPH068235 Y2 JP H068235Y2 JP 12942588 U JP12942588 U JP 12942588U JP 12942588 U JP12942588 U JP 12942588U JP H068235 Y2 JPH068235 Y2 JP H068235Y2
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JP
Japan
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locking
mounting plate
mounting plates
projection
locked
Prior art date
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JP12942588U
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JPH0249479U (ja
Inventor
桂一郎 松田
慶一 市橋
Original Assignee
木村新株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、一対の取付板を支軸により開閉自在に連結し
た蝶番、特に両取付板が展開した状態と閉じた状態とで
両取付板を互いに係止するクリック機構を設けた蝶番に
関するものである。
(従来の技術及びその問題点) 従来のこの種の蝶番に於けるクリック機構は、一方の取
付板に於ける支軸の軸受部周面に、周方向に複数の係止
凹部を形成し、他方の取付板に前記係止凹部に対して弾
性的に嵌合する係止片を設けたものであった。
このような従来の蝶番では、前記係止凹部が支軸から極
めて近い位置にあるため、前記係止片を付勢するスプリ
ングを強くしてもその係止力が比較的弱く、しかも各係
止凹部が周方向に接近し、場合によっては互いに一部が
重なる状態で形成されることになり、深くて大きな係止
凹部を形成することが出来ないので、この点でも十分な
係止力を得ることが出来なかった。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記のような従来の問題点を解決するために、
一対の取付板を支軸により開閉自在に連結した蝶番に於
いて、一対の取付板(1)に於ける前記支軸の軸受部(4
b)に第一被係止突起部(6)を形成すると共に、当該取
付板(1)の外側辺から第二被係止突起部(7)を連設
し、他方の取付板(2)には、前記軸受部(4b)に対する
遠近方向で当該取付板(2)に沿って一定範囲内で移動
可能な第一及び第二の2つの係止片(10,11)と、両係止
片(10,11)を互いに離間する方向に付勢するスプリング
(12a,12b)とを設け、両取付板(1,2)が展開した状態で
は、前記第一被係止突起部(6)と前記第一係止片(10)
とが係合し、前記両取付板(1,2)が閉じた状態では、前
記第二被係止突起部(7)と前記第二係止片(11)とが係
合するように構成した蝶番を提案するものである。
尚、括弧付きの数字は、後述する実施例に於ける部材と
の対応関係を明瞭にするために付したものである。
(実施例) 以下に本考案の一実施例を添付の例示図に基づいて説明
する。
第1図及び第2図に於いて、1,2は支軸3により開閉
自在に連結された一対の取付板である。前記支軸3は、
一方の取付板1の背面側に連設された3つの軸受部4a
〜4cと、他方の取付板2から連設され且つ前記軸受部
4a〜4c間に嵌合する軸受部5a,5bとを貫通す
る。
一方の取付板1の中央に位置する軸受部4bには、第一
被係止突起部起6が形成され、当該取付板1の遊端中央
部から背面側に、先端に第二被係止突起部7を有するL
形部材8が連設されている。他方の取付板2の背面中央
部には、係止手段9が設けられている。この係止手段9
は、第3図〜第5図にも示すように、前記軸受部4bに
対する遠近方向で取付板2の背面に沿って移動可能な第
一係止片10と第二係止片11、両係止片10,11間
に介装されて両係止片10,11を互いに離間させる方
向に付勢する2つの圧縮コイルスプリング12a,12
b、及び軸受部4bから遠い側の第二係止片11に形成
された長孔13に先端部が遊嵌して当該第二係止片11
の移動範囲を制限するストッパー用ビス14から構成さ
れている。15は前記取付板2から突設された左右一対
の案内板であり、両係止片10,11の両側面に形成さ
れた凹溝16,17に嵌合する案内用突条18a,18
bが内側に突設されている。
前記第一係止片10には、前記軸受部4bに対向する内
端部に、前記軸受部4bと取付板2との間に入り込む係
止突起部19が形成され、前記第二係止片11は、その
外端部の上下2段の突起部11a,11b間に形成され
た第一係止凹部20と、下側突起部11bの取付板2側
に形成された第二係止凹部21とを有する。
第1図〜第3図に示すように両取付板1,2が連続平面
状に展開する展開姿勢Aにあるとき、第一係止片10の
係止突起部19が、第3図に示すように軸受部4bの第
一被係止突起部6と取付板1との間に嵌合している。こ
のとき両取付板1,2は、その隣接端面どうしが互いに
当接すると共に、前記第一被係止突起部6と第一係止片
10の係止突起部19とが互いに当接することにより、
何れの方向にも折曲回転することが出来ない。従って、
両取付板1,2は、前記展開姿勢Aに於いて弾性的に係
止された状態になる。
展開姿勢Aにある両取付板1,2に折り畳む操作力を加
えると、第一被係止突起部6が係止突起部19を介して
第一係止片10をスプリング12a,12bの付勢力に
抗して後退移動させることになり、当該第一被係止突起
部6が係止突起部19を乗り越えることにより、両取付
板1,2の係止作用が解除され、両取付板1,2が支軸
3を中心に回転して折り畳まれることになる。
そして両取付板1,2が第3図に仮想線で示すように、
平面視に於いてV字状に折り畳まれた平面視V字状姿勢
Bに達する直前に、第二係止片11の外側突起11aを
L形部材8の第二被係止突起部7が当接し、第二係止片
11をスプリング12a,12bの付勢力に抗して後退
移動させる。
前記第二被係止突起部7が前記外側突起11aを通過す
ると、第3図に仮想線で示すように、第二係止片11が
スプリング12a,12bの付勢力により復帰移動し、
第一係止凹部20に前記第二被係止突起部7が嵌合し、
両取付板1,2が前記平面視V字状姿勢Bに於いて弾性
的に係止される。
更に、両取付板1,2を互いに重ねる方向に操作力を加
え、前記第一係止凹部20に嵌合している第二被係止突
起部7で内側突起11bを介して第二係止片11を再び
スプリング12a,12bの付勢力に抗して後退移動さ
せることにより、前記平面視V字状姿勢Bでの両取付板
1,2の係止を解除させ、両取付板1,2を支軸3の周
りで互いに重ねる方向に折り畳むことが出来る。然し
て、第二被係止突起部7が前記内側突起11bを乗り越
え、第二係止片11がスプリング12a,12bの付勢
力によって元の位置に復帰すれば、第3図に仮想線で示
すように、前記第二被係止突起部7が第二係止片11の
第二係止凹部21に嵌合し、同時にL形部材8の端面が
取付板2の背面に当接し、両取付板1,2が互いに重な
る折り重ね姿勢Cになると共に、当該折り重ね姿勢Cに
於いて弾性的に係止される。
尚、上記実施例では、両取付板1,2を閉じた状態で係
止する姿勢として、平面視V字状姿勢Bと折り重ね姿勢
Cとを設けたが、蝶番の用途によっては、両姿勢B,C
の内、何れか一方だけでも良い。
(考案の作用及び効果) 以上の如く本考案の蝶番によれば、両取付板が展開した
状態は、第一被係止突起部(6)と第一係止片(10)との係
合により弾性的に保持することが出来、前記両取付板が
閉じた状態は、第二被係止突起部(7)と第二係止片(11)
との係合により保持することが出来るのであるが、前記
第一被係止突起部(6)のみが支軸(3)の軸受部(4b)に形成
されるだけで、前記第二被係止突起部(7)は取付板の外
側辺から連設されるので、当該第二被係止突起部(7)と
第二係止片(11)との係合箇所が前記支軸(3)から十分に
離れることになる。従って、前記第二係止片(11)を付勢
するスプリング(12a,12b)が比較的弱くとも、当該第二
係止片(11)と前記第二被係止突起部(7)との係合による
前記両取付板間の係止力を大きくすることが出来る。
又、支軸(3)の軸受部(4b)には、両取付板を展開状態で
係止するための第一被係止突起部(6)だけを設ければ良
いので、当該第一被係止突起部(6)を大きくし、第一係
止片(10)との係合も深く確実に行われるように構成する
ことが出来る。
従って、両取付板の係止作用を確実強力にすることが出
来る。しかも2つの係止片(10,11)を互いに離間させる
ようにスプリング(12a,12b)を介装したので、各係止片
(10,11)毎にスプリングを設ける場合よりも構造が簡単
になり、2つの係止片(10,11)を使用することによるコ
ストアップを最小限に抑えることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は蝶番の正面図、第2図は同底面図、第3図はク
リック機構を説明する一部横断底面図、第4図は第3図
の要部の縦断面図、第5図は第4図のX−X線断面図で
ある。 1,2…取付板、3…支軸、4a〜4c,5a,5b…
軸受部、6…第一被係止突起部、7…第二被係止突起
部、8…L形部材、9…係止手段、10,11…第一及
び第二係止片、12a,12b…圧縮コイルスプリン
グ、14…ストッパー用ビス、19…係止突起部、20
…第一係止凹部、21…第二係止凹部、A…展開姿勢、
B…平面視V字状姿勢、C…折り重ね姿勢。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の取付板を支軸により開閉自在に連結
    した蝶番に於いて、一方の取付板(1)に於ける前記支
    軸の軸受部(4b)に第一被係止突起部(6)を形成すると
    共に、当該取付板(1)の外側辺から第二被係止突起部
    (7)を連設し、他方の取付板(2)には、前記軸受部
    (4b)に対する遠近方向で当該取付板(2)に沿って一定
    範囲内で移動可能な第一及び第二の2つの係止片(10,1
    1)と、両係止片(10,11)を互いに離間する方向に付勢す
    るスプリング(12a,12b)とを設け、両取付板(1,2)が展開
    した状態では、前記第一被係止突起部(6)と前記第一
    係止片(10)とが係合し、前記両取付板(1,2)が閉じた状
    態では、前記第二被係止突起部(7)と前記第二係止片
    (11)とが係合するように構成した蝶番。
JP12942588U 1988-09-30 1988-09-30 蝶 番 Expired - Lifetime JPH068235Y2 (ja)

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