JPH0736342Y2 - 眼鏡用丁番 - Google Patents

眼鏡用丁番

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JPH0736342Y2
JPH0736342Y2 JP1989085016U JP8501689U JPH0736342Y2 JP H0736342 Y2 JPH0736342 Y2 JP H0736342Y2 JP 1989085016 U JP1989085016 U JP 1989085016U JP 8501689 U JP8501689 U JP 8501689U JP H0736342 Y2 JPH0736342 Y2 JP H0736342Y2
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JP
Japan
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hinge
hinge member
temple
hole
protrusion
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JP1989085016U
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JPH0324627U (ja
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伊佐男 兵井
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Murai Co Ltd
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Murai Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は眼鏡本体とテンプルを連結する丁番に関するも
のである。
(従来の技術) 従来、眼鏡用丁番としては例えば第7図に示すようなも
のがある。図において、100は眼鏡本体とテンプルを連
結する丁番であり、この丁番100は、眼鏡本体側に設け
られた第1の丁番部材101のこま101a,101bと、テンプル
側に設けられた第2の丁番部材102のこま102aとが、互
いに回動自在に当接してはめ合わされるとともに、丁番
ネジ103がこま101a,102aに形成されたバカ穴101c,102b
を貫通してこま101bに形成されたネジ穴101dにねじ込ま
れることにより、第1の丁番部材101と第2の丁番部材1
02が締結されている。
そして、こま101a,101bは、適度の押圧力でこま102aを
押圧しながら狭持するように丁番ネジ103により締め付
けられている。そのため、こま101a,102a,101bは各々の
当接面で所定の摺動抵抗を維持しながら摺動し、それに
よりテンプル開閉時のテンプルの不必要な移動(以下バ
タツキと記す)が防止される。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記した従来技術の場合には、こま101
a,102a,101bの摺動面は眼鏡の掛け外しの際に何回も摺
動するので時間とともに摩耗し、こま101a,102a,101bの
形状,厚さが変化する。そのためこま101a,101bがこま1
02aを押圧する押圧力が減少する。従って、テンプル開
閉時の摺動抵抗が減少してテンプルのバタツキが生じ、
テンプルを全閉して眼鏡を衣服のポケット等に収納する
際に、テンプルが動いて衣服に引っ掛かりテンプルが破
損したり、テンプルを全開して眼鏡を顔に掛ける際に、
テンプルが動いて顔に当たり使用者を負傷させることが
あるという問題があった。
このようなテンプルとバタツキを防止するために、摺動
面の摩耗に応じて丁番ネジ103をさらに締め付けこま101
a,101bの押圧力を増加させる、いわゆるアガキ調整が行
われているが、摺動面の摩耗に応じて頻繁にアガキ調整
を行うことは手間がかかり、そのため摺動面の摩耗速度
に比較してアガキ調整回数が少い傾向があり、テンプル
のバタツキが生じることが多かった。
本考案は上記した従来技術の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、丁番部材の摺動
面の摩耗にかかわらず、アガキ調整を行うことなく、常
に摺動面に所定の摺動抵抗を与え、テンプルのバタツキ
を防止することができる眼鏡用丁番を提供することにあ
る。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案にあっては、眼鏡本
体側に設けられた第1の丁番部材とテンプル側に設けら
れた第2の丁番部材とがクリック機構にて互いに回動自
在に当接し、この当接面が所定の摺動抵抗がある摺動面
とされた眼鏡用丁番において、 前記一方の丁番部材には、中空とし内部にばねと、この
ばねにより他方の丁番部材側に押圧され、突起部を有す
る2つの押圧部材と、を設け、 他方の丁番部材は、前記一方の丁番部材の両端に当接し
前記2つの押圧部材が係合する孔と、前記突起部が係合
可能となる穴と、を備え、 前記テンプルが眼鏡本体に対し所定の回動位置になると
前記ばねの押圧力により前記突起部が穴と係合すると共
に、前記2つの押圧部材の先端が前記孔から突出するこ
とを特徴とする。
また、前記他方の丁番部材には、前記一方の丁番部材の
両端に押し付けて当接し所定の摺動抵抗を与える一対の
抵抗付与手段を設けるとよい。
(作用) 上記構成を有する本考案の眼鏡用丁番においては、テン
プルが眼鏡本体に対し所定の回動位置になるとばねの押
圧力により突起部が穴と係合するので、使用中この状態
において回動位置をロックされる。
また、この状態にて押圧部材の先端が孔から突出するの
で、この突出した先端を指等にて押すことで突起部と穴
の係合状態が解除される。
さらに、ばねにより押圧部材が抵抗付与手段に押圧さ
れ、アガキを得ているため、摺動面に摩耗が生じた場合
にも、押圧部材が抵抗付与手段に押圧される。
(実施例) 以下に、本考案を図示の実施例に基いて説明する。第1
図は本考案の一実施例の眼鏡用丁番の構成を示す分解斜
視図である。図において、1は眼鏡本体側の部材2とテ
ンプル3を連結する眼鏡用丁番(以下丁番と記す)であ
り、概略眼鏡本体側の部材2に取り付けられる第1の丁
番部材4と、テンプル3に取り付けられる第2の丁番部
材5とから成る。
第1の丁番部材4は筒状であり、内部に一対の押圧部材
としてのピン6,7及びこのピン6,7を各々外方に付勢する
ばね8が収納されている。ピン6,7には突起部6a,7aが設
けられ、また、第1の丁番部材4には2カ所の切欠部が
設けられており、ピン6,7は突起部6a,7aがそれぞれこの
切欠部にはめ込まれるように収納されている。第2の丁
番部材5は一対の腕(抵抗付与手段)5a,5bを有するU
字状部材であり、腕5a,5b先端にはそれぞれ孔5c,5dが設
けられ、第2図に示すように、孔5cには切欠部である穴
9a,10aが、孔5dには同様の穴9b,10bが設けられている。
また、この第2の丁番部材5は、両腕5a,5bを開く方向
に外力を加えたときに、両腕5a,5bが閉じる方向に弾性
力が働くようにされており、腕5a,5bは両丁番部材4,5の
回動摺動面に所定の摺動抵抗を与える抵抗付与手段とし
ての役割を果す。
そして、第3図に示すように、第1の丁番部材4の両端
が第2の丁番部材の両腕5a,5b先端内側に当接されて、
ピン6,7がそれぞれ孔5c,5dに挿通されるとともに、第2
の丁番部材の両腕5a,5bが弾性力により第1の丁番部材
4を押圧しながら狭持する。
この丁番1において、テンプル開閉移動時には、第1の
丁番部材4と第2の丁番部材5が当接面11a,11bで互い
に摺動して回動する。このとき、摺動面(当接面)11a,
11bにおいては腕5a,5bのばね力により所定の摺動抵抗が
与えられる。そして、摺動面11a,11bが摩耗しても、ば
ね力により第1の丁番部材4両端は腕5a,5bに圧接され
ているので、摺動面11a,11bにおいて常に所定の摺動抵
抗が維持される。従って、摺動面11a,11bの摩耗にかか
わらず、アガキ調整等の手間をかけることなく、テンプ
ル3のバタツキが防止される。また、第2の丁番部材の
両腕5a,5bのばね力により第1の丁番部材4両端は全面
的に摺動面11a,11bで圧接されているので、テンプル開
閉移動時の丁番部材の摺動は安定し、テンプルを滑らか
に移動させることができる。
また、ピン6,7の突起部6a,7aと第2の丁番部材5の穴9
a,9b,10a,10bはロック手段であり、テンプル全開時には
突起部6a,7aがそれぞれ穴9a,9bに嵌合し、テンプル全閉
時には突起部6a,7aがそれぞれ穴10a,10bに嵌合するよう
にされている。突起部6a,7aが穴に嵌合したときには、
この突起部6a,7aはばね8のばね力により穴に押し込め
られる。それによって、テンプル全開時、全閉時にテン
プル3が所定位置に固定され、眼鏡を顔に掛ける際や収
納する際にテンプルが動くことがなく、使用者の負傷や
テンプルの破損が防止される。第4図は突起部6a,7aが
穴9a,9bに嵌合したときの丁番1のロック状態を示す縦
断面図,第5図(a),(b)はテンプル3を全開する
ときの丁番1の状態を示す図で、同図(a)は丁番1の
フリー状態を示す斜視図,同図(b)はテンプル全開時
の丁番1のロック状態を示す斜視図である。
また、テンプル3を全開状態から閉じる場合には、第6
図に示すように、第2の丁番部材の両腕5a,5b先端から
突出しているピン6,7の先端を指で押し込みながら、他
の指でテンプル3を矢印a方向へ押し出すことにより、
速やかにテンプル3を全閉方向へ移動することができ
る。テンプル3を全閉状態から開く場合も同様である。
さらに、本実施例の丁番1においては、穴9a,9b,10a,10
bは突起部6a,7aが嵌合する際に使用者に節度感を与える
ためのフリック機構としての切欠部とされている上に、
この切欠部の底部と突起部6a,7aはロック時に互いに衝
突して音を発生する発生手段とされている。それによ
り、ロック時に突起部6a,7aが穴9a,9bまたは10a,10bに
嵌合する際に使用者に節度感を与え、確実にロックする
ことができる。また、上記発音手段によりメカニックな
音を発生させることにより、使用者は聴覚的にハイセン
スなフィーリングを楽しむことができる。
さらにまた、本実施例の丁番1においては、丁番部材に
第7図に示した従来例のようなこまを設ける必要がない
ので、意匠性を向上させることができる。
(考案の効果) 本考案は以上の構成及び作用を有するもので、テンプル
が眼鏡本体に対し所定の回動位置になるとばねの押圧力
により突起部が穴と係合するので、使用中この状態にお
いて回動位置をロックでき、例えばテンプル全開時およ
び全閉時に所定位置に固定可能となり、眼鏡を掛ける際
や収納する際にテンプルが回動することはなく、取扱い
やすい。
また、この状態にて押圧部材の先端が孔から突出するの
で、この突出した先端を指等にて押すことで突起部と穴
の係合状態が解除され容易にロックを解除でき、再び回
動可能にされ、操作性のよい眼鏡用丁番が提供できる。
さらに、ばねにより押圧部材が抵抗付与手段に押圧さ
れ、アガキを得ているため、摺動面に摩耗が生じた場合
にも、押圧部材が抵抗付与手段に押圧されるので、アガ
キ調整の手間をかけることなくテンプルのバタツキが防
止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の眼鏡用丁番の構成を示す分
解斜視図,第2図は同実施例における第2の丁番部材を
詳細に示す斜視図,第3図は同実施例のフリー状態を示
す縦断面図,第4図は同実施例のロック状態を示す縦断
面図,第5図(a)は同実施例のフリー状態を示す斜視
図,同図(b)は同実施例のテンプル全開時のロック状
態を示す斜視図,第6図は同実施例においてテンプルを
全開状態から閉じるときの操作を示す説明図,第7図は
従来の眼鏡用丁番の構成を示す分解斜視図である。 符号の説明 1……眼鏡用丁番、2……眼鏡本体側部材 3……テンプル、4……第1の丁番部材 5……第2の丁番部材 5a,5b……腕(抵抗付与手段) 5c,5d……孔 6,7……ピン(押圧部材) 6a,7a……突起部 8……ばね 9a,9b,10a,10b……穴(クリック手段) 11a,11b……摺動面

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】眼鏡本体側に設けられた第1の丁番部材と
    テンプル側に設けられた第2の丁番部材とがクリック機
    構にて互いに回動自在に当接し、この当接面が所定の摺
    動抵抗がある摺動面とされた眼鏡用丁番において、 前記一方の丁番部材には、中空とし内部にばねと、この
    ばねにより他方の丁番部材側に押圧され、突起部を有す
    る2つの押圧部材と、を設け、 他方の丁番部材は、前記一方の丁番部材の両端に当接し
    前記2つの押圧部材が係合する孔と、前記突起部が係合
    可能となる穴と、を備え、 前記テンプルが眼鏡本体に対し所定の回動位置になると
    前記ばねの押圧力により前記突起部が穴と係合すると共
    に、前記2つの押圧部材の先端が前記孔から突出するこ
    とを特徴とする眼鏡用丁番。
  2. 【請求項2】前記他方の丁番部材には、前記一方の丁番
    部材の両端に押し付けて当接し所定の摺動抵抗を与える
    一対の抵抗付与手段を設けたことを特徴とする請求項1
    記載の眼鏡用丁番。
JP1989085016U 1989-07-21 1989-07-21 眼鏡用丁番 Expired - Lifetime JPH0736342Y2 (ja)

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KR100919464B1 (ko) * 2008-04-17 2009-09-28 배창혁 안경다리와 조립체로 형성되는 안경용 힌지

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