JP2738813B2 - 蝶番のキャッチ構造 - Google Patents

蝶番のキャッチ構造

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JP2738813B2
JP2738813B2 JP5335065A JP33506593A JP2738813B2 JP 2738813 B2 JP2738813 B2 JP 2738813B2 JP 5335065 A JP5335065 A JP 5335065A JP 33506593 A JP33506593 A JP 33506593A JP 2738813 B2 JP2738813 B2 JP 2738813B2
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torsion
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勝重 有南
隆一 磯川
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TAKAHASHI KANAMONO KK
Isokawa Industry Co Ltd
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TAKAHASHI KANAMONO KK
Isokawa Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蝶番のキャッチ構造に
関する。さらに詳しくは、家具等の扉と側板との間に装
備されて扉を開閉支持する蝶番において、扉の開成,閉
成状態をキャッチするキャッチ構造のキャッチ力調整機
能に係る改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、蝶番のキャッチ構造としては、例
えば、実公平4−46050号公報に記載のものが知ら
れている。
【0003】この従来の蝶番のキャッチ構造は、図4に
示すように、家具等の扉Aに固定される取付部材である
カップ型取付部材1と、家具等の側板Bに固定される取
付部材であるフレーム型取付部材2とが,軸3,4,
5,6に軸支された内側,外側の2個のリンクプレート
7,8で連結されている。フレーム型取付部材2の内部
には、トーションコイルスプリング9がコイル部9aを
移動可能な状態で下方(側板B側)へ向けて開いた略ハ
字形になって収容されている。トーションコイルスプリ
ング9のコイル部9aは、下方側が内側のリンクプレー
ト8の軸6への軸支端付近に当接している。トーション
コイルスプリング9の一方のトーションバー部9bは、
外側のリンクプレート7に設けられたカム10に当接し
て押圧している。トーションコイルスプリング9の他方
のトーションバー部9cは、フレーム型取付部材2に設
けられたピン11に当接係止している。
【0004】この従来の蝶番のキャッチ構造では、トー
ションコイルスプリング9が3点支持された構造となっ
ているために、扉Aの開閉に伴って、カム10とトーシ
ョンコイルスプリング9のトーションバー部9bとの当
接点Pが図5〜図7に示すように移動することになる。
即ち、扉Bが閉成した状態では当接点Pがトーションコ
イルスプリング9のコイル部9a近くの位置にあり、扉
Bが開かれるに従ってトーションコイルスプリング9全
体がカム10から離れるように移動して当接点Pがトー
ションコイルスプリング9のトーションバー部9bの先
端方向へ移動し、扉Aが開成した状態では当接点Pがト
ーションコイルスプリング9のトーションバー部9bの
先端から少し戻った位置にある。
【0005】この従来の蝶番のキャッチ構造における当
接点Pの移動は、カム10の形状やカム10の軸4に対
する角度等によって、扉Aの開成,閉成位置においてカ
ム10に強い押圧力を加えその途中において押圧力を弱
めめることになる。従って、、扉Aの開成,閉成位置に
おいて強いキャッチ力が起生されることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来の蝶番のキ
ャッチ構造では、設定されたキャッチ力を変更するに
は、カム10(リンクプレート7),トーションコイル
スプリング9等の部材交換を行わなければならないとい
う問題点がある。
【0007】なお、高級家具等については、需要者が好
みに応じて扉Aの開閉操作感触を変更したいとの要望が
ある。また、キャッチ力を適正にするためには、扉Aの
大きさ,重量に対応してカム10(リンクプレート
7),トーションコイルスプリング9等を微妙に変更し
なければならないが、設計,製造工作の面で大きな負担
となっており改善が要望されている。
【0008】本発明は、このような問題点,要望を考慮
してなされたもので、部材交換を伴わずにキャッチ力を
変更することのできる蝶番のキャッチ構造を提供するこ
とを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明に係る蝶番のキャッチ構造は、次のような手
段を採用する。
【0010】即ち、請求項1では、扉に固定される取付
部材と側板に固定される取付部材とがリンクプレートで
連結され、側板に固定される取付部材にトーションコイ
ルスプリングがコイル部を移動可能な状態で設けられ
て、トーションコイルスプリングのトーションバー部に
よるリンクプレートのカムの押圧で扉の開成,閉成状態
をキャッチする蝶番のキャッチ構造において、側板に固
定される取付部材にトーションコイルスプリングのコイ
ル部に対して当接進退する調整ネジを螺合取付けしたこ
とを特徴とする。
【0011】また、請求項2では、請求項1の蝶番のキ
ャッチ構造において、トーションスプリングは、前記カ
ム,調整ネジに加えて、コイル部が2個設けられた他方
のリンクプレートに当接し、ハ字形の他方のトーション
バー部が側板に固定される取付部材に設けられたピンに
当接していることを特徴とする。
【0012】
【作用】前述の手段によると、調整ネジを回動して進退
させることにより、カムに対するトーションコイルスプ
リングのコイル部の位置が変更される。この位置の変更
は、カムとトーションコイルスプリングのトーションバ
ー部との当接点のトーションバー部における移動域を可
変する。この移動域の可変は、カムに対するトーション
コイルスプリングの押圧力の変化をもたらす。なお、ト
ーションコイルスプリングが3点支持されている場合に
は、調整ネジによる1点を加えて、トーションコイルス
プリングが4点支持されることになる。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係る蝶番のキャッチ構造の実
施例を図1〜図3に基いて説明する。
【0014】この実施例では、前述の従来例と同様に、
トーションコイルスプリング9が3点支持された構造の
ものを示してある。
【0015】この実施例では、図1に示すように、トー
ションコイルスプリング9のコイル部9aに対して当接
進退する調整ネジ12を備えている。
【0016】調整ネジ12は、胴部12aにネジ溝が設
けられ先端12bに平坦面が設けられてなる。
【0017】この調整ネジ12は、フレーム型取付部材
2に設けられたネジ孔2aに胴部12aが螺合取付けさ
れて、トーションコイルスプリング9のコイル部9aに
先端12bが当接し、その軸線の略延長線上にトーショ
ンコイルスプリング9のコイル部9aの中心が位置する
姿勢になっている。なお、この調整ネジ12の姿勢を設
定しやすいように、フレーム型取付部材2にはトーショ
ンコイルスプリング9のコイル部9aの軸線と略平行に
なる傾斜面2bが形成され、この傾斜面2bにネジ孔2
aが設けられている。
【0018】この実施例によると、調整ネジ12を回動
させることにより、調整ネジ12がフレーム型取付部材
2の内部に対して進退する。調整ネジ12が進退する
と、図2に示すように、トーションコイルスプリング9
のコイル部9aがカム10に接近または離間することに
なる。
【0019】トーションコイルスプリング9のコイル部
9aがカム10に接近すると、前記3点支持構造から、
図2に示すように、トーションコイルスプリング9のハ
字形の角度θが小さくなる。そして、前記当接点Pの移
動域aは、図3に示すように、トーションコイルスプリ
ング9のトーションバー部9bのコイル部9a寄りとな
る。
【0020】この結果、トーションコイルスプリング9
のトーションバー部9bによるカム10の押圧力が強く
なり、キャッチ力が強くなる。換言すると、扉Aの開閉
の操作感触が硬くなる。
【0021】逆に、トーションコイルスプリング9のコ
イル部9aがカム10から離間すると、前記3点支持構
造から、図2に示すように、トーションコイルスプリン
グ9のハ字形の角度θ’が大きくなる。そして、前記当
接点Pの移動域bは、図3に示すように、トーションコ
イルスプリング9のトーションバー部9bの先端寄りと
なる。
【0022】この結果、トーションコイルスプリング9
のトーションバー部9bによるカム10の押圧力が弱く
なり、キャッチ力が弱くなる。換言すると、扉Aの開閉
の操作感触が柔らかくなる。
【0023】なお、この当接点Pの移動域a,bの変動
は、前記3点支持に加えて調整ネジ12の1点による合
計4点支持構造の中で奏されるため、トーションコイル
スプリング9のコイル部9a逃げがなく、確実に奏され
る。
【0024】従って、何等の部材交換をすることなく、
キャッチ力を確実に調整することができる。また、その
操作も調整ねじ12の回動であるため簡単である。
【0025】以上、図示した実施例の外に、3点支持以
外の構造でトーションコイルスプリング9が支持される
実施例とすることも可能である。
【0026】さらに、フレーム型取付部材2に傾斜面2
bを形成せず平面にネジ孔2a傾斜して穿設する実施例
とすることも可能である。この実施例によると、既存品
にも簡単に改造実施することができる。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明に係る蝶番のキャッ
チ構造は、請求項1,2共通として、調整ネジを回動さ
せるだけでキャッチ力を調整することができるため、部
材交換を伴わずにキャッチ力を変更することができる効
果がある。
【0028】さらに、請求項1,2共通として、調整操
作が調整ネジの回動であるため、調整操作を簡単に行え
る効果がある。
【0029】さらに、請求項1,2共通として、従来例
に調整ネジを追加した構造であるため、既存品について
簡単に改造実施することができる効果がある。
【0030】さらに、請求項2のみとして、トーション
コイルスプリング4点支持される構造となるため、コイ
ル部の逃げがなくなり、キャッチ力の調整が確実に行わ
れる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る蝶番のキャッチ構造の実施例を示
す断面図である。
【図2】図1の要部の拡大図である。
【図3】図2の一部の拡大図である。
【図4】従来例を示す断面図である。
【図5】図4の要部の動作を示す断面図である。
【図6】図5に続く動作を示す断面図である。
【図7】図6に続く動作を示す断面図である。
【符号の説明】
1 カップ型取付部材(扉に固定される
取付部材) 2 フレーム型取付部材(側板に固定さ
れる取付部材) 7 外側のリンクプレート 8 内側のリンクプレート(他方のリン
クプレート) 9 トーションコイルスプリング 9a コイル部 9b 一方のトーションバー部 9c 他方のトーションバー部 10 カム 11 ピン 12 調整ネジ A 扉 B 側板 P 当接点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−122567(JP,U) 実開 昭60−44970(JP,U) 実開 昭55−109763(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉に固定される取付部材と側板に固定さ
    れる取付部材とがリンクプレートで連結され、側板に固
    定される取付部材にトーションコイルスプリングがコイ
    ル部を移動可能な状態で設けられて、トーションコイル
    スプリングのトーションバー部によるリンクプレートの
    カムの押圧で扉の開成,閉成状態をキャッチする蝶番の
    キャッチ構造において、側板に固定される取付部材にト
    ーションコイルスプリングのコイル部に対して当接進退
    する調整ネジを螺合取付けしたことを特徴とする蝶番の
    キャッチ構造。
  2. 【請求項2】 請求項1の蝶番のキャッチ構造におい
    て、トーションスプリングは、前記カム,調整ネジに加
    えて、コイル部が2個設けられた他方のリンクプレート
    に当接し、ハ字形の他方のトーションバー部が側板に固
    定される取付部材に設けられたピンに当接していること
    を特徴とする蝶番のキャッチ構造。
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