JP2730418B2 - 折畳型電子機器のヒンジ部構造 - Google Patents

折畳型電子機器のヒンジ部構造

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JP2730418B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は折畳型電子機器に関し、
互いに開閉する2つのケース体の係合ヒンジ部構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の折畳型電子機器は、その
ヒンジ部を介して第1ケース体と第2ケース体を回転可
能にして、かつ所定の開閉角度で係止できる構造となっ
ており、そのヒンジ部は図4に示す様に、第1ケース体
4のヒンジ係合面に設けた球形状の凸部14と、第2ケ
ース体5のヒンジの内に入るロック部15の外端面の凹
部13とが係合して、ねじ11にて固定ロックされるよ
うになっている。このロック状態を解除する場合には、
ばね12の押圧力よりも大きな回転力を外部から与え
て、第1ケース体4と第2ケース体5の開閉を行う構造
となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の折畳型
電子機器のヒンジ部構造では、所定の開閉角度は凸部1
4と凹部13の位置関係で決まることより、使用者が自
由に開閉角度を設定することはできない。又、ばね12
をねじ11で締めつけている為、第1ケース体4と第2
ケース体5の開閉を繰り返し行っていると、ばねがへた
ってきたり、ねじが緩んできてしまうなど、実用上非常
に不都合であるという問題点があった。
【0004】本発明は上記従来の欠点に鑑み、簡単に使
用者が好みに応じて開閉角度設定が行えることと、ヒン
ジ部の構造をできる限り少ない部品で構成し、組立工数
の簡素化をすると共に、使い勝手の向上を計ることを目
的としたヒンジ部構造を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の折畳型電子機器
のヒンジ部構造は、第1ケース体と第2ケース体とをヒ
ンジ部を介して回転可能に結合させる折畳型電子機器に
おいて、前記ヒンジ部の内面に設けた球状の凸起と、こ
の凸起に合わせて係合するガイド溝を外周面にねじ山状
に設けたシャフトとを備え、前記第1ケース体と前記第
2ケース体とを開く際の回転運動を、前記シャフトが前
記ヒンジの内部を直線的に動く運動に切り換え、前記第
1ケース体と前記第2ケース体との開閉角度を任意に設
定するものである。
【0006】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例の全体構成を示す斜視図、
図2は本実施例の要部を示し、(a)は分解斜視図、
(b),(c)及び(d),(e)はシャフト及びヒン
ジ部の正面図と側面図、図3は本実施例の動作状況を順
次に示し、(a),(b)は開閉前、(c),(d)は
開閉途中、(e),(f)は開閉完了時のそれぞれ全体
構成及びヒンジ部の斜視図である。
【0007】図1に示す様に、第1ケース体4と第2ケ
ース体5は、ヒンジ部1,2とシャフト3を介して回転
可能に結合されている電子機器である。そして、本実施
例の構成要素を表わす分解斜視図である図2(a)を参
照して説明すると、シャフト3は使用時の開閉角度を好
みに応じて変える構造になっており、位置決めマーク8
を目安に、ヒンジ部1,2の内面上のガイドピン7a
を、ガイドライン溝6aに沿って移動させながら押し込
んで行く。この時、ガイドライン溝6aは、図2(c)
上で表されている角度αを保ってシャフト3の円柱上に
ねじ山状に掘られた溝であり、途中で緩やかな曲線を描
き、今度は角度βを保った溝となる。ガイドライン溝6
bは、ガイドライン溝6aをそのままシャフト3上の対
向する位置にすべらした様な形状であって、ガイドピン
7bに対応する。ガイドピン7a,7bの位置は、ガイ
ドライン溝6a,6bの位置により決まる。このような
ヒンジ部1,2とシャフト3からなるユニットが、図1
のように左右対称に2組設けられている。
【0008】次に本実施例のヒンジ部構造の動作につい
て、動作原理説明図である図3を用いて説明する。図3
(a),(b)の状態から徐々に第1ケース体4と第2
ケース体5を開けていくと、それに従って第1ケース体
ヒンジ部2の内面上のガイドピン7a,7bが矢印A方
向に、又、第2ケース体ヒンジ部1の内面上のガイドピ
ン7a,7bは矢印B方向にヒンジ内を回転していく。
ガイドピン7が回転していくと、ガイドピン7とシャフ
ト3上のガイドライン溝6が係合している為、図3
(c),(d)のようにシャフト3はガイドピン7から
逃げる様にそれぞれ矢印C,D方向に移動していく。そ
してそのまま第1ケース体4と第2ケース体5を開けて
いくと、図3(e),(f)のように、左右対称のユニ
ットの互いのシャフト3同志が突き当たり、ここで開閉
が停止して、ある一定の角度を保つことになる。ケース
を閉める時は、ケースを開ける時と逆の動きになる。
【0009】ここで開閉角度を決める要因について説明
すると、まずシャフト3の左右がヒンジ部1,2から出
る距離X(図3(f)上)は図3(e)上で表されてい
る開閉角度θと、図2(b)上で表されているシャフト
3の直径Dと、角度α,β(α=β)で決まり、X=D
・π・tan(90−α)・θ/360と表記できる。
このXと位置決めマーク8を目安に押し込んだシャフト
3の初期位置によって、開閉角度は決定されるという構
造になっている。
【0010】なお本実施例では、2組のヒンジ部1,2
のシャフト3同志が左から及び右から中央部へ動き、平
面で突き当たることにより角度を決めるように例示した
が、その他に、ヒンジ部に初めから突き当たる壁を設け
ておいて、ヒンジ部を1個所にしたり、或いはヒンジ部
1の外側の面を初めからふたにしておき、ガイドライン
溝を本実施例と正反対方向に作り、シャフトの進む方向
を変えて、シャフトがヒンジ部1の外側の面に突き当た
ることにより角度を決める構造等にしても、同様に本発
明を実施することができる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、折畳型電
子機器を使用する際の開閉角度を、使用者が各自の好み
に応じて設定し及び調整を簡単に行うことが可能であ
り、又、ばねやねじを使っていないことから、それらか
ら生ずる組立上の締付け不具合等を生じない。又、構成
及び使用部品が極めて少ないことから、作業性の向上が
図れるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体構成を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明の一実施例の要部を示し、(a)は分解
斜視図、(b),(c)及び(d),(e)はシャフト
及びヒンジ部の正面図と側面図である。
【図3】本発明の一実施例の動作状況を示し、(a),
(b)は開閉前、(c),(d)は開閉途中、(e),
(f)は開閉完了時のそれぞれ全体構成及びヒンジ部の
斜視図である。
【図4】従来のヒンジ部構造を表わす分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 第2ケース体ヒンジ部 2 第1ケース体ヒンジ部 3 シャフト 4 第1ケース体 5 第2ケース体 6 ガイドライン溝 7 ガイドピン 8 位置決めマーク 9 挿入マーク 10 キャップ 11 ねじ 12 ばね 13 凹部 14 凸部 15 ロック部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1ケース体と第2ケース体とをヒンジ
    部を介して回転可能に結合させる折畳型電子機器におい
    て、前記ヒンジ部の内面に設けた球状の凸起と、この凸
    起に合わせて係合するガイド溝を外周面にねじ山状に設
    けたシャフトとを備え、前記第1ケース体と前記第2ケ
    ース体とを開く際の回転運動を、前記シャフトが前記ヒ
    ンジの内部を直線的に動く運動に切り換え、前記第1ケ
    ース体と前記第2ケース体との開閉角度を任意に設定す
    ることを特徴とする折畳型電子機器のヒンジ部構造。
JP22372492A 1992-08-24 1992-08-24 折畳型電子機器のヒンジ部構造 Expired - Fee Related JP2730418B2 (ja)

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CN1753606A (zh) * 2004-09-24 2006-03-29 深圳富泰宏精密工业有限公司 铰链及应用该铰链的移动电话
US8593800B2 (en) * 2009-11-05 2013-11-26 Panasonic Corporation Electronic equipment with hinge mechanism

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