JPH038784Y2 - - Google Patents

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JPH038784Y2
JPH038784Y2 JP2571483U JP2571483U JPH038784Y2 JP H038784 Y2 JPH038784 Y2 JP H038784Y2 JP 2571483 U JP2571483 U JP 2571483U JP 2571483 U JP2571483 U JP 2571483U JP H038784 Y2 JPH038784 Y2 JP H038784Y2
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shaft pin
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pin
door
shaft
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Description

【考案の詳細な説明】 『産業上の利用分野』 本考案は扉と扉開口枠の内面とにわたつて装着
されるヒンジに関する。
『従来の技術』 キヤビネツトのごとき家具に用いられるヒンジ
として、マウンテイングプレートとソケツトとが
複数本のアームを介して回転自在かつ屈伸自在に
連結されたものが周知である。
かかるヒンジを介して扉開口枠に取り付けられ
た扉は、これに不測の外力が作用したとき、不本
意に開放されることがしばしばある。
その対策として、欧州のごとき洋式家具の先進
諸国においては、上述したヒンジに閉扉状態を保
持するためのストツパ機構を付加している。
このようなストツパ機構は、昭和55年当時、西
ドイツから国内に輸入されたヒンジに多くみられ
る。
その一つは、マウンテイングプレート側に挟み
構造のキヤツチを設け、ソケツト側にキヤツチ片
を設けるものであり、他の一つは、マウンテイン
グプレート、ソケツトのいずれか一方に、これら
マウンテイングプレート、ソケツトの相対摩擦を
発生させるための突起を設けるものである。。
上記キヤツチ式のストツパ機構は、扉を閉じた
ときに、マウンテイングプレート側のキヤツチが
ソケツト側のキヤツチ片を挟みつけて、閉扉状態
を保持する。
したがつて、キヤツチの保持力を上回る方が作
用しないかぎり、扉は開放されない。
上記摩擦式のストツパ機構は、扉を閉じたとき
に、マウンテイングプレート、ソケツトの一部に
介在する突起が圧迫され、当該突起により、マウ
ンテイングプレート、ソケツト相互間に大きな静
止摩擦が発生する。
したがつて、この摩擦力を上回る力が作用しな
いかぎり、扉は開放されない。
『考案が解決しようとする課題』 上述したヒンジの各ストツパ機構は、閉扉状態
を保持する上で応分の効果を発揮するが、キヤツ
チ式ストツパ機構、摩擦式ストツパ機構のいずれ
にしても、これらが扉開閉時の抵抗を大きくする
ので、軽快かつ円滑な扉開閉を阻害する。
本考案はかかる技術的課題に鑑み、マウンテイ
ングプレートとソケツトとが複数本のアームを介
して回転自在かつ屈伸自在に連結されたヒンジに
おいて、これに設けられた閉扉保持用のストツパ
機構を改善して、所定の閉扉保持機能を確保し、
かつ、小さな力で扉開閉することのできるヒンジ
を提供しようとするものである。
『課題を解決するための手段』 本考案は所期の目的を達成するため、マウンテ
イングプレートの連結端部とソケツトの連結端部
とが互いに対向しており、マウンテイングプレー
トの連結端部側には、第1軸ピンと、その第1軸
ピンよりも内側に位置する第2軸ピンとが設けら
れているとともに、ソケツトの連結端部側には、
第3軸ピンと、その第3軸ピンよりも内側に位置
する第4軸ピンとが設けられており、かつ、これ
らマウンテイングプレート、ソケツト相互が、第
1軸ピン、第4軸ピン間にわたる第1アームと、
第2軸ピン、第3軸ピン間にわたる第2アームと
を介して回転自在かつ屈伸自在に連結されてお
り、マウンテイングプレートには、その裏面側に
配置されるマウンテイングプレート固定用の支持
部材と、これらマウンテイングプレート、支持部
材間に介在される調整部材とが組み合わされるヒ
ンジにおいて、上記第1アームにおける第1軸ピ
ン側の端部には、上記マウンテイングプレート内
に向けて突出する押圧片が形成されており、その
押圧片の回転軌跡にほぼ沿つた波形の係合面を有
する回転係合子が、上記第2軸ピンを介して回転
自在に支持されており、上記マウンテイングプレ
ートの連結端部側には、上記第2軸ピンよりも内
側に位置する支軸が設けられており、上記押圧片
と上記回転係合子の係合面とが離接自在に対応し
ているとともに、上記回転係合子と上記支軸とに
わたり、バネが揺動自在に装着されていることを
特徴とする。
『作用』 本考案に係るヒンジは、押圧片、回転係合子、
支軸、バネなどを主体にした閉扉保持用のストツ
パ機構が組み合わされており、かかるストツパ機
構のバネの力が、後述するごとく、閉扉保持力と
して作用するから、不測の外力により扉開放され
るこのとない閉扉状態を保持することができる。
『実施例』 本考案に係るヒンジの実施例につき、図面を参
照して説明する。
第1図,第2図において、マウテイングプレー
ト1は、公知ないし周知の通り、キヤビネツト等
の側板2の内面(扉開口枠の一部)にビスを介し
て固定される支持部材3と、複数の調整部材4と
が組み合わされて、前後、左右、上下の各方向へ
調整可能なるように設けられている。
第1図,第2図において、略カツプ形をなすソ
ケツト5は、公知ないし周知の通り、扉6に形成
された凹所6a内に嵌めこまれて、ビスにより扉
6に取りつけられてるようになつている。
第1図,第2図において、第1アーム7、第2
アーム8は、マウテイングプレート1とソケツト
5とを回転自在かつ屈伸自在に連結している。
これら第1アーム7、第2アーム8は、後述す
る開扉時(第1図参照)において扉6の大きな開
き角度が得られるように、ソケツト5の連結端部
5b、扉6の端部を跨ぐことのできる屈曲形状を
有する。
第1アーム7の一端は、第1軸ピン9を介して
マウテイングプレート1の連結端部1a側に枢着
されており、第1アーム7の他端は、第4軸ピン
12を介してソケツト5の連結端部5b側に枢着
されている。
第2アーム8の一端は、第2軸ピン10を介し
てマウテイングプレート1の連結端部1a側に枢
着されており、第2アーム8の一端は、第3軸ピ
ン11を介してソケツト5の連結端部5b側に枢
着されている。
すなわち、第1図において、マウンテイングプ
レート1の連結端部側1aには、第1軸ピン9
と、その第1軸ピン9よりも内側に位置する第2
軸ピン10とが設けられ、ソケツト5の連結端部
側5bには、第3軸ピン11と、その第3軸ピン
11よりも内側に位置する第4軸ピン12とが設
けられ、これらマウンテイングプレート1、ソケ
ツト5相互が、第1軸ピン9、第4軸ピン12間
にわたる第1アーム7と、第2軸ピン10、第3
軸ピン10間にわたる第2アーム8とを介して回
転自在かつ屈伸自在に連結されている。
このように、第1軸ピン9、第2軸ピン10、
第3軸ピン10、第4軸ピン12を介してマウン
テイングプレート1とソケツト5とを連結してい
る第1アーム7、第2アーム8は、後述する閉扉
時(第2図参照)において、ソケツト5の凹部5
a内に嵌まりこむようになつている。
本考案ヒンジに組みこまれたストツパ機構は、
第1図〜第3図を参照して明らかなように、以下
に述べる態様となつている。
すなわち、マウンテイングプレート1の連結端
部側1aにおいて、第1アーム7の第1軸ピン9
側の端部には、マウンテイングプレート1内に向
けて突出する押圧片13が形成されており、その
押圧片13の回転軌跡にほぼ沿つた波形の係合面
19とバネ掛け15とを有する回転係合子14
が、第2軸ピン10を介して回転自在に支持され
ている。
さらに、マウンテイングプレート1の連結端部
側1aには、第2軸ピン10よりも内側に位置す
る支軸16が設けられており、この支軸16に
は、これに当接支持されるバネ受け17が備えら
れる。
これら押圧片13と回転係合子14の係合面1
9とは離接自在に対応しており、かつ、回転係合
子14と支軸16とにわたるバネ18が、バネ掛
け15とバネ受け17とを介して揺動自在に装着
されている。
つぎに、各構成部材の詳細について説明する。
第1アーム7の場合、横断面略コ字形に形成さ
れており、その一端両側から対をなす押圧片13
が突出している。
これに対応して、回転係合子14もコ字形から
なり、その両端上面に係合面19を備えている。
図示例における係合面19の波形は、一連の高
所19aと凹所19bとで形成されている。
第3図を参照して明らかなように、押圧片13
の回転半径Lは、回転係合子14の回転半径lよ
りも大きく、押圧片13の先端面、回転係合子1
4の係合面19は、これらの係合ないし摺動を円
滑にするため、いずれも曲面に形成されている。
本考案に係るヒンジを、たとえば、キヤビネツ
トの扉開閉に用いるとき、マウンテイングプレー
ト1は、これに支持部材3、複数の調整部材4が
組み合わされて、キヤビネツト側板2の内面(扉
開口枠の内面)にビス止めされ、ソケツト5は、
扉6の凹所6a内に嵌めこまれてビス止めされ
る。
かくて扉6は、第1図〜第3図に示すように、
キヤビネツトに取りつけられる。
上記において、扉6が扉開口を開放している開
扉状態のとき、押圧片13と回転係合子14は、
第1図,第3図の実線で示すように、互いに干渉
することなく遊離している。
この状態のとき、第2軸ピン10を回転軸とす
る回転係合子14は、バネ18を介して反時計回
り方向の力を受けており、第1図,第3図の実線
で示すように、右側に位置している。
上記開扉状態から扉6を閉じると、ソケツト5
と扉6は、第3軸ピン11,第4軸ピン12を回
転軸として時計回り方向へ回転し、第1アーム7
は、第1軸ピン19を回転軸として、時計回り方
向へわずかに回転した後、第2軸ピン10を回転
軸とする第2アーム8と共に反時計回り方向へ回
転する。
このようにして扉6を閉じていき、完全な閉扉
状態に近づいたとき、押圧片13は、第3図の二
点破線で示すように、回転係合子14の係合面1
9(高所19aと凹所19bとの境界付近)と接
触するようになり、かつ、扉6が閉じられるにし
たがい、その係合面19の凹所19b上を摺動す
る。
さらに、この状態から扉6を閉じると、その閉
じ力が押圧片13を介して回転係合子14に伝わ
る。
したがつて、押圧片13からの押付力を受けた
回転係合子14は、第2軸ピン10を回転軸とし
て時計回り方向へ回転していく。
回転係合子14が、バネ18の中立点(第2軸
ピン10の中心と支軸16の中心とを結ぶ線上)
を越えるまで、時計回り方向へ回転したとき、当
該バネ18は、自力にて同方向へ変位して、第2
図,第3図のごとく左側に反転し、この状態にお
いて完全な閉扉状態が得られる。
上記閉扉状態のとき、押圧片13は、第3図の
二点破線で示すように、回転係合子14における
係合面19の高所19a上に接触してバネ18の
弾発力を受け、かつ、押圧片13に加わるバネ1
8の力が、第1アーム7に対して扉6を閉じる方
向に作用するので、当該閉扉状態が保持される。
上記閉扉状態から扉6を開く方向に回動させた
とき、第1アーム7、第2アーム8が第2図の時
計回り方向へ回転し、押圧片13もこれと同一の
方向へ回転する。
したがつて、係合面19の高所19aを介して
押圧片13と接触している回転係合子14は、バ
ネ18の力に抗して反時計回り方向へ回転して前
記バネ18の中立点を越えた後、第1図、第3図
の実線で示すように、自力にて右側に反転する。
このように、バネ18が元の状態に反転復帰し
たとき、押圧片13と回転係合子14とが再び遊
離するので、それ以降は、バネ18の力を受ける
ことなく扉6を開放することができる。
なお、マウンテイングプレート1とソケツト5
とは、マウンテイングプレート1が側板2に、ソ
ケツト5が扉6に取りつけられるのが一般である
が、これとは逆に、マウンテイングプレート1が
扉6に、ソケツト5が側板2に取りつけられるこ
とがあり、このような場合でも、ヒンジは、所定
の通り機能する。
『考案の効果』 以上説明した通り、本考案に係るヒンジは、押
圧片、回転係合子、支軸、バネなどを主体にした
閉扉保持用のストツパ機構が組み合わされ、その
ストツパ機構のバネの力が閉扉保持力として作用
するから、不測の外力により扉開放されるこのと
ない閉扉状態を保持することができ、かつ、扉の
開閉に際しては、開扉当初、閉扉直前など、これ
らの時点で押圧片と回転係合子とが相互干渉する
だけであり、その上、回転係合子の係合面が、押
圧片の回転軌跡にほぼ沿つた波形に形成されてい
るので、これらの相対摺動による回転係合子の正
逆反転が円滑に行なわれ、閉扉保持も、上記係合
面の高所を利用して確実に行なえる。
ゆえに、本考案に係るヒンジによるときは、ス
トツパ機構を備えているにも拘らず、扉の開閉を
小さな力で楽に行なうことができ、かつ、当該ス
トツパ機構を介して閉扉保持が確実に行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図は本考案に係るヒンジの一実施
例を示した開扉状態、閉扉状態の各縦断面図、第
3図は本考案に係るヒンジの要部作動状態を示し
た説明図である。 1……マウンテイングプレート、1a……マウ
ンテイングプレートの連結端部、3……支持部
材、4……調整部材、5……ソケツト、5b……
ソケツトの連結端部、7……第1アーム、8……
第2アーム、9……第1軸ピン、10……第2軸
ピン、11……第3軸ピン、12……第4軸ピ
ン、13……押圧片、14……回転係合子、16
……支軸、18……バネ、19……係合面、19
a……係合面の高所、19b……係合面の凹所。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. マウンテイングプレートの連結端部とソケツト
    の連結端部とが互いに対向しており、マウンテイ
    ングプレートの連結端部側には、第1軸ピンと、
    その第1軸ピンよりも内側に位置する第2軸ピン
    とが設けられているとともに、ソケツトの連結端
    部側には、第3軸ピンと、その第3軸ピンよりも
    内側に位置する第4軸ピンとが設けられており、
    かつ、これらマウンテイングプレート、ソケツト
    相互が、第1軸ピン、第4軸ピン間にわたる第1
    アームと、第2軸ピン、第3軸ピン間にわたる第
    2アームとを介して回転自在かつ屈伸自在に連結
    されており、マウンテイングプレートには、その
    裏面側に配置されるマウンテイングプレート固定
    用の支持部材と、これらマウンテイングプレー
    ト、支持部材間に介在される調整部材とが組み合
    わされるヒンジにおいて、上記第1アームにおけ
    る第1軸ピン側の端部には、上記マウンテイング
    プレート内に向けて突出する押圧片が形成されて
    おり、その押圧片の回転軌跡にほぼ沿つた波形の
    係合面を有する回転係合子が、上記第2軸ピンを
    介して回転自在に支持されており、上記マウンテ
    イングプレートの連結端部側には、上記第2軸ピ
    ンよりも内側に位置する支軸が設けられており、
    上記押圧片と上記回転係合子の係合面とが離接自
    在に対応しているとともに、上記回転係合子と上
    記支軸とにわたり、バネが揺動自在に装着されて
    いることを特徴とするヒンジ。
JP2571483U 1983-02-23 1983-02-23 ヒンジ Granted JPS59131468U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2571483U JPS59131468U (ja) 1983-02-23 1983-02-23 ヒンジ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2571483U JPS59131468U (ja) 1983-02-23 1983-02-23 ヒンジ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59131468U JPS59131468U (ja) 1984-09-03
JPH038784Y2 true JPH038784Y2 (ja) 1991-03-05

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ID=30156688

Family Applications (1)

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JP2571483U Granted JPS59131468U (ja) 1983-02-23 1983-02-23 ヒンジ

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JPS59131468U (ja) 1984-09-03

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