JPH0682340U - 家具等における扉のラッチ装置 - Google Patents

家具等における扉のラッチ装置

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JPH0682340U
JPH0682340U JP2925493U JP2925493U JPH0682340U JP H0682340 U JPH0682340 U JP H0682340U JP 2925493 U JP2925493 U JP 2925493U JP 2925493 U JP2925493 U JP 2925493U JP H0682340 U JPH0682340 U JP H0682340U
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丁 李
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共栄工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ラッチレバー10の操作によって、扉2を開
いた時、扉2の裏側に設けた外カバー4内にラッチ15
が入った状態になり、扉2を閉じた時、扉2の裏側に設
けた外カバー4内からラッチ15が突出するようにした
ラッチ作動具8を設けた家具等における扉のラッチ装
置。 【効果】 開扉状態の時、ラッチが扉の中に入り表から
見えないようにしてあるので表裏面がスッキリし、物を
引っかけることがない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、家具等における扉のラッチ装置で、特に扉が開いている時には扉の 裏側に設けた外カバー内にラッチが入った状態になる家具等における扉のラッチ 装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の扉の係止装置は、保持管の角孔に角形断面の作動杆を保持せしめ、該作 動杆の端部にラッチを固設して、該ラッチを戻しばねで弾発して、キャビネット 本体戸口の枠板に穿設した係合孔の孔縁に係止すると共に、引手カバー内に引手 板を設け、該引手板の手掛部を引くことにより、連結板を介して上記作動杆が戻 しばねに抗し回動して上記ラッチの係止を解除するよう構成した扉の係止装置( 実公平2−6207号公報参照)が存在している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の技術においては、引手カバー内の引手板の手掛部を 引いた時はラッチ部材が扉の表板と裏板の間に入った状態になるが、引手板の手 掛部から手を放して引くのをやめると戻しばねによりラッチは、扉の表板と裏板 の間から孔を介して突出した状態になる。このために見た感じがスッキリしない という問題があり、加えて突出したラッチにスラックスの裾等を引っかけたり、 ラッチそれ自体に衝突して折れる等の問題点があった。 本考案は、これらの事情に鑑み、扉を開いている時には、ラッチは、扉の裏側 に設けた外カバー内に入った状態になり、扉を閉めると必ずラッチが突出するよ うに作用するラッチ作動具を備えて、開扉の時にスッキリときれいに突出したも のをなくした家具等における扉のラッチ装置を提供することを目的とするもので ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】 本考案は、前記課題の解決を図るため、家具等における扉のラッチ装置におい て、ラッチレバーの操作によって、扉を開いた時、扉の裏側に設けた外カバー内 にラッチが入った状態になり、扉を閉じた時、扉の裏側に設けた外カバー内から ラッチが突出するようにしたラッチ作動具を設けるという構成を採用した。
【0005】
【作用】
本考案は、以上の構成を採用した結果、ラッチレバーの操作によって、扉と家 具本体間をラッチで係脱する際、扉を開けるとラッチが扉の外カバー内に入り、 扉を閉めると扉の外カバー内から突出できるような機構を持ったラッチ作動具を 設けることによって、扉が開いている場合は、必ずラッチは扉の中に入り、扉の 表裏面がスッキリしたものになり、衣服等の物を引っかけたりすることがなくな る。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の1実施例を添付図面で詳細に説明する。 図1に示した実施例は、両開き式の保管庫に本考案のラッチ装置を採用したも のを示す斜視図である。 1は保管庫本体、2は扉、3は扉裏カバー、4は外カバー、5は底板、6は引 手部、7はラッチ係合孔、8はラッチ作動具をそれぞれ示している。そして、扉 の裏側に設けた外カバー4内に開扉した時、ラッチ装置及びラッチ作動具の殆ど を入り込ませるようにしたものである。
【0007】 次に、図2〜図8に基づいて、本考案の扉のラッチ装置について詳細に説明す ると、ラッチ装置9は、図1に示す通り、扉裏面側に設けた外カバー4内に収納 されるように設けられている。先ず、ラッチ装置9について、図2〜図4に基づ いて全体像を概略説明する。図2に示した状態は閉扉時、図4に示した状態は開 扉時をそれぞれ示している。扉2の裏側に外カバー4を設け、該外カバー4内に ラッチ装置9を収納したもので略中間部の引手部6に対応するようにラッチレバ ー10を設けてある。このラッチレバー10により作動される回転具11とロッ ク棒12にそれぞれ連結された上・下のワイヤ13、ワイヤ掛け部材14、ラッ チ作動具8、ラッチ15が組み合わされている。なお、ロック棒12には錠16 が係合するようになっている。
【0008】 次に、ラッチ装置9の上・下に設けたラッチ15部分の具体的構成を図5〜図 7に基づいて詳細に説明する。 扉2の扉表板と、裏側に設けた外カバー4との間には、上・下に内カバー17 が設けられていて、下側のラッチ15について説明すると図5に示すように、ラ ッチレバー10(図示されていない)の操作により開扉する時、ワイヤ13は矢 印E方向に引き上げられる。そしてワイヤ掛け部材14も同時に引き上げられる のでラッチ軸受け18を介して、ラッチ軸19とラッチ15とに弾発係合させた ラッチスプリング20の弾発力に抗して、引き上げ回動して内カバー17内に入 り込むので、扉を開くことができる(図7参照)。この時、ラッチ軸受け18が 回動することによりラッチ作動具8に設けられている3角形突起部21を押し付 けている状態から、外れることにより、ラッチ作動具用スプリング22が作用し て、ラッチ作動具8の突出部23は内カバー17より突出した状態で維持される (図7参照)。この開扉状態から、閉扉する場合、前記内カバー17より突出し ているラッチ作動具8の突出部23が、保管庫本体1の底板5に衝突し、ラッチ 作動具用スプリング22に抗して、突出部23を備えたラッチ作動具8が内カバ ー17内に入り込もうとする。これにより、ラッチ軸受け18とラッチ作動具8 の3角形突起部21との関係が係止状態からフリー状態になるので、ラッチスプ リング20の弾発力でラッチ15が回動して内カバー17から突出して、保管庫 本体1の底板5に穿設したラッチ係合孔7に係合して、閉扉状態を維持するもの である。 以上説明した下側のラッチ装置に対して、上側のラッチ装置も同様の構成、作 用を奏するものが設けられている。但しラッチレバー10の操作により、各部材 が下側のラッチ装置と対称的に設けられているので、ワイヤ13が引き下げられ る。これによって、下側のラッチ装置と同様の作用を奏するものである。図6に 示したものは、この上側のラッチ装置が、閉扉状態の時を示す一部拡大断面図で ある。
【0009】 次に、ラッチレバー10に関連する部分について図8、図9に基づいて、説明 する。 図8に示したものは鎖錠した状態の拡大一部分正面図、図9に示したものは解 錠した状態の拡大一部斜視図である。錠16を鎖錠状態に回動することによって 、ロック棒12の溝部24にデッドボルト25が係合し、ロック棒12は矢印F 方向に移動する。この状態で、ロック棒12の突起部26が引き手カバー27に 衝突係合しているのでラッチレバー10を押してもロック棒12は動かない(図 8参照)。これに対して錠16を解錠状態にすると(図9参照)、ロック棒12 が正規の状態にある。言い換えれば、ロック棒12の突起部26が引き手カバー 27に衝突係合してなく、引き手カバー27に切溝を形成し、この切溝に滑動具 スプリング28を介して設けた滑動具29に係合するようになっている。このた めに、ラッチレバー10を矢印Aの方向へ押圧すると、ロック棒12は滑動具2 9を滑動具スプリング28に抗して動かすことができる。さらにラッチレバー1 0の端部が回転具11の突片30を押すので、回転具11は回動し、突片30に 対して略90度位相がずれて、ワイヤ13を係止したワイヤ係止部31が回動す る。これによってワイヤ13が引っ張られてラッチ15の係合を解除するもので ある。さらに、ラッチレバー10の押圧を解除すると、滑動具29及び滑動具ス プリング28の弾発力によりラッチレバー10とロック棒12は元位置に復帰す るものである。
【0010】 次に、作動について簡単に説明する。 前記した通り、構成の説明の中でも若干説明したが、図2〜図4、図9に基づ いて再度まとめて説明すると、図2、図3に示すように閉扉状態から、開扉する にはラッチレバー10を矢印A方向に押圧すると、ロック棒12は、滑動具スプ リング28を縮めて滑動具29を矢印A方向に移動させる状態になる。従って、 ラッチレバー10により、回転具11の突片30を介して矢印B方向に回動させ 、この回転具11のワイヤ係止部31に係止されたワイヤ13、ワイヤ掛け部材 14、ラッチ作動具8を介してラッチ15を回動させ、保管庫本体1のラッチ係 合孔7や上端部に設けた補強材等に係止させているラッチを解除するものである 。しかも、この開扉状態の場合は、前記した通り、図5でも説明したように3角 形突起部21と突出部23と、ラッチ作動具用スプリング22とを備えたラッチ 作動具8と、ラッチ軸受け18、ラッチ軸19、ラッチスプリング20とにより 、開扉状態の時はラッチ15は内カバー17内に収納された状態になり、閉扉す るとラッチ作動具8の突出部23が保管庫本体1と衝突押圧されることによりラ ッチ軸受け18と、ラッチ作動具8の3角形突起部21との関係が係止されてい た部分がフリー状態になるので、ラッチ15はラッチスプリング20の弾発力で 回動引き下げられるので、ラッチ15がラッチ係合孔7に係止された状態になる ものである。
【0011】 これを詳細に説明すると、ラッチ回転部に三角のピンがあり、ラッチの動きに 三つの役目がある。 一つはラッチ15がかかっている時、三角の頂点は回転中心から少し下にずれ 、ラッチ作動具8及びラッチ作動具用スプリング22に押される力により、ラッ チ15には上かまちから逃げないように上向きの力をかけている。 二つはラッチ15が隠れる時、三角の一辺とラッチ15の回転中心には偏心が あり、ラッチ作動具8及びラッチ作動具用スプリング22の押される力により、 扉2内の方向に回転の力がかかり、外側に出ないように押さえている。 三つは扉2を開けようとする時にラッチ15がかかっている状態から、速く扉 2に収まるように作動する。即ちラッチ15は小範囲の角度の回転で、逆の力が 作用する。
【0012】
【考案の効果】
本考案は、以上の構成に基づき次の効果を得ることができる。 (1)開扉状態の時、ラッチが扉の中に入り表から見えないようにしてあるので 表裏面がスッキリし、物を引っかけることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のラッチ装置を備えた一実施例を示す両
開き扉を備えた保管庫を示す概略斜視図である。
【図2】本考案のラッチ装置部分を示す、閉扉状態の各
部材関連構成を示す正面図である。
【図3】前記実施例における、閉扉状態を示す一部縦断
面図である。
【図4】前記実施例における、開扉状態を示す一部縦断
面図である。
【図5】前記実施例における、下側ラッチ装置の閉扉状
態の関連構成を示す一部拡大斜視図である。
【図6】前記実施例における、上側ラッチ装置の閉扉状
態の関連構成を示す一部拡大断面図である。
【図7】前記実施例における、下側ラッチ装置の開扉状
態の関連構成を示す一部拡大断面図である。
【図8】前記実施例における、ラッチレバー部分の鎖錠
状態を示す一部拡大正面図である。
【図9】前記実施例における、ラッチレバー部分の解錠
状態を示す一部拡大斜視図である。
【符号の説明】 1‥‥保管庫本体 2‥‥扉 3‥‥扉裏カバー 4‥‥外カバ
ー 5‥‥底板 6‥‥引手部 7‥‥ラッチ係合孔 8‥‥ラッチ
作動具 9‥‥ラッチ装置 10‥‥ラッチ
レバー 11・・・・回転具 12・・・・ロッ
ク棒 13‥‥ワイヤ 14‥‥ワイ
ヤ掛け部材 15‥‥ラッチ 16‥‥錠 17‥‥内カバー 18‥‥ラッ
チ軸受け 19‥‥ラッチ軸 20‥‥ラッ
チスプリング 21‥‥3角形突起部 22‥‥ラッ
チ作動具用スプリング 23・・・・突出部 24・・・・溝部 25‥‥デッドボルト 26‥‥突起
部 27‥‥引き手カバー 28‥‥滑動
具スプリング 29‥‥滑動具 30‥‥突片 31‥‥ワイヤ係止部
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E05C 3/16 7339−2E

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラッチレバー10の操作によって、扉2
    を開いた時、扉2の裏側に設けた外カバー4内にラッチ
    15が入った状態になり、扉2を閉じた時、扉2の裏側
    に設けた外カバー4内からラッチ15が突出するように
    したラッチ作動具8を設けたことを特徴とする家具等に
    おける扉のラッチ装置。
JP1993029254U 1993-05-07 1993-05-07 家具等における扉のラッチ装置 Expired - Fee Related JP2604951Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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