JPH068168A - ダイレクトティーチロッド - Google Patents

ダイレクトティーチロッド

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JPH068168A
JPH068168A JP19014992A JP19014992A JPH068168A JP H068168 A JPH068168 A JP H068168A JP 19014992 A JP19014992 A JP 19014992A JP 19014992 A JP19014992 A JP 19014992A JP H068168 A JPH068168 A JP H068168A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
robot
rod
wrist
switch
teaching
Prior art date
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Pending
Application number
JP19014992A
Other languages
English (en)
Inventor
伸介 ▲榊▼原
Shinsuke Sakakibara
Yoshihisa Furukawa
善久 古川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Fanuc Corp filed Critical Fanuc Corp
Priority to JP19014992A priority Critical patent/JPH068168A/ja
Publication of JPH068168A publication Critical patent/JPH068168A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業者がロボットに対し安全にティーチング
作業をできるダイレクトティーチロッドの提供。 【構成】 ロボットの手首1に装着し、これを把握して
操作するダイレクトティーチロッド4とし、このロッド
に複数個のデッドマンスイッチ10を個々にロボットの
非常停止が可能に結線して設け、その操作部12をロッ
ドの周囲にロッド軸を中心として異なる方角で配置す
る。基部をロボットフェース2に対する取付け部とし、
先端側をロボットツール用の取付け部25とすることが
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ロボットの位置教示
操作の一つであるダイレクトティーチを行う際にロボッ
トの手首に取付けて用いるロッドに関する。
【0002】
【従来技術】ロボットにおけるティーチングでは、作業
者がロボットの手首に取付けたツール又は模擬ツールを
所定のポイントを経由する経路に沿って移動させ、所定
のポイントおよび経路を記憶させる。この際にティーチ
ングペンダントを用いて手首を移動させる場合と作業者
が直接に手首を移動させるダイレクトティーチの場合が
ある。
【0003】ダイレクトティーチの場合、手首にダイレ
クトティーチロッドとこのロッドに加えられる力の偏位
を検出して力の加えられる方向に手首を移動させる機構
が設けられており、作業者はこのロッドを握って、手首
を必要なポイントに移動させることができる。
【0004】一方、ロボットでは暴走による危険から作
業者を守るために種々の安全装置が設けられているが、
ティーチング時の安全を確保するために非常停止ボタン
とデッドマンスイッチが設けられている。デッドマンス
イッチは、作業者が握ることによりONとなってロボッ
トの作動が可能となり、手が放されてOFF状態になる
とロボットが非常停止されるものである。
【0005】このデッドマンスイッチは、作業者が十分
な注意を払う場合にはそれ程必要がないことと、ティー
チペンダントの場合は作業者がティーチングのためにロ
ボットの動作範囲内に入っても、常に手元に非常停止ボ
タンがあり、比較的安全であることから、従来、オプシ
ョンとして扱われている。また、ダイレクトティーチロ
ッドの場合、デッドマンスイッチは設けられていない
か、設けられていても従来のティーチペンダントの場合
と同様に1個である。
【0006】しかし、ダイレクトティーチロッドにデッ
ドマンスイッチがない場合に危険がともなうことはもち
ろんであるが、1個のデッドマンスイッチが設けられて
いてもそれ程安全であるとは言い難い。すなわち、ダイ
レクトティーチロッドにおいてデッドマンスイッチが1
個であると、ダイレクトティーチロッドを握ってロボッ
トを操作しているときに、ロッドから手を放す方向にロ
ボットの手首が暴走し、そのロッドと手の平の間にデッ
ドマンスイッチがあると、このスイッチをOFFにする
ことができず、あるいはOFFとするまでに時間を要し
てしまうために、大事に至ってしまう恐れがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、作業者が
ロボットに対し安全にティーチング作業をできるダイレ
クトティーチロッドの提供を課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】ロボットの手首に装着可
能としたロッドであって、デッドマンスイッチを複数個
備えた構造とする。複数のデッドマンスイッチは個々に
ロボットの非常停止が可能に結線され、その操作部がロ
ッドの周囲に、ロッド軸を中心として異なる方角で配置
される。ロッドは、基部をロボットフェースに対する取
付け部とされ、先端側がロボットツール用の取付け部と
されることがある。
【0009】
【作用】複数のデッドマンスイッチが、個々にロボット
の非常停止が可能に結線され、かつ、その操作部がロッ
ドの周囲に、ロッド軸を中心として異なる方角で配置さ
れた構成は、作業者がティーチング中にどの方向にロボ
ットの暴走が始まったとしても、ロボットを確実に非常
停止させる。
【0010】
【実施例】図1は、ロボットにおける手首1の部分を示
し、ティーチング状態にある。α軸のフェースプレート
2には、力センサー3を介して第1実施例としてのダイ
レクトティーチロッド4が取付けられている。ダイレク
トティーチロッド4の先端面にはさらに溶接棒5を備え
たロボットツール6(溶接用ツール)が装着されてい
る。符号7はリード線で、力センサー3の検出信号を制
御装置におくるためのものである。
【0011】ダイレクトティーチロッド4は、図3、図
5、図6に示すように円筒状のケーシング8とフランジ
9およびデッドマンスイッチ10で構成されている。ケ
ーシング8はジュラルミン製の筒状で、軸方向に分割さ
れ、中央に凹部11を有する半割り体8(a,b)を接
合して構成される。半割り体8(a,b)における前記
凹部11の両側は長方形に切欠かれ、両半割り体8
(a,b)が接合されてケーシング8に構成されたと
き、ケーシング8(ロッド)の周囲で両側にデッドマン
スイッチ10の操作部12が突出する長方形の孔13が
形成される。
【0012】判割り体8(a,b)には、他にデッドマ
ンスイッチ10に対するリード線14を配線するため溝
15、ばね座16および両端面にタップ孔17,18が
形成され、さらに、一方の半割り体8aには横断方向に
複数のビス孔19が貫通して設けられ、また、他方の半
割り体8bには前記のビス孔19にそれぞれ対向してタ
ップ孔20が形成されている。
【0013】デッドマンスイッチ10は、前記の操作部
12とマイクロスイッチ21で構成され、操作部12は
前記の長方形の孔13に下方から嵌め込まれ、ばね座1
6との間に配置されたばね22で常時外側に付勢されて
いる。操作部12は両端に設けた係合部で外方向には外
れないようにされる。マイクロスイッチ21はビスで半
割り体8bに固定され、作動ピン23が操作部12の内
面に当接されている。したがって、通常状態でマイクロ
スイッチ21はOFFであるが、操作部12が内側に押
されるとマイクロスイッチ21が作動されONとなる。
【0014】デッドマンスイッチ10は2組が、ケーシ
ング8の円周に関して対向した位置に配置される。二つ
のマイクロスイッチ21,21は直列に接続され、これ
らのリード線は制御装置に接続されている。すなわち、
これらのマイクロスイッチ21,21は個々にロボット
を非常停止する機能を備えている。
【0015】半割り体8(a,b)は内部にデッドマン
スイッチ10を組み込んで接合され、それぞれのビス孔
19から対応するタップ孔20にねじ込んだビス24に
より固定される。これにより、ケーシング8が構成され
る。そして、ケーシング8のロボットに取付ける側とな
る基部に取付け部としてのフランジ9がタップ孔18を
利用して固定される。一方のツール取付け部25となる
先端部はそのままであり、4個のタップ孔17が露出し
ている。
【0016】このダイレクトティーチロッド4は、図1
のように先端側にロボットツール6(溶接用ツール)を
取付けて使用する。なお、制御装置はティーチングモー
ドとされる。
【0017】ティーチングのためにロボットツール6を
移動するときは、ダイレクトティーチロッド4をしっか
りと握り、2つのデッドマンスイッチ10,10を同時
にONとし、手首1を必要な方向に動かす。実際にはこ
のままで手首1が動かされることはないが、その意向が
力の偏位として力センサー3によって把握され、これを
感知した制御装置が手首1を希望する方向に移動させ
る。目的とするポイントに到達したところで一方向への
力の傾斜を是正して手首1の移動を止め、制御装置に必
要データ(位置、補間、速度など)を入力し、記憶させ
る。ティーチングはこの操作を繰り返して行われる。
【0018】ティーチング作動の途中、不測の原因によ
りロボットが暴走して手首1が急速移動する時は咄嗟に
手を開くことで、いずれかのデッドマンスイッチ10が
OFFとなり、ロボットは遅滞なく停止される。仮にロ
ボットの手首1がダイレクトティーチロッド4を握って
いた作業者の手の平側に移動してきても、その反対側の
対向位置にあるデッドマンスイッチ10は解放されてO
FFとなる。また、手首1が作業者の意図する方向と異
なる方向に移動を始めた時は、作業者はこれを敏感に感
じるから、やはり手を開いてデッドマンスイッチ10を
OFFにすることができる。
【0019】図2、図4は、第2実施例であり、ダイレ
クトティーチロッド4は、やはり、該ロッドの円周に関
して対向する位置にデッドマンスイッチ10,10を有
し、その操作部12、12が突出して配置されている。
しかし、先端側にロボットツールの取付け部25を備え
ず、先端側は丸く構成されている。他の構成に関しては
第1実施例のダイレクトティーチロッド4と格別に異な
るところはない。
【0020】このダイレクトティーチロッド4は、図の
ようにティーチング時にロボットツール6とは別のフェ
ースプレート26に力センサー3を介して取付けられ
る。第2実施例によれば、第1実施例のようにダイレク
トティーチロッド4を取付けることによるロボットツー
ル先端の位置の狂いや、記憶させるデータの補正を必要
としない。
【0021】以上は実施例であり、本発明は図示した具
体的構成に限定されない。デッドマンスイッチ10は2
個に限らず、一般に複数個であり、かつ、ダイレクトテ
ィーチロッド4の円周に関して、これらの操作部12が
該ロッド4の周囲にロッド軸を中心として異なる方角で
配置されておれば良い。また、操作部12によってON
・OFFされるスイッチは、マイクロスイッチに限ら
ず、さらに、スイッチは作業者が手を放すことでただち
にON状態からOFF状態に移行するものであれば良
い。
【0022】
【発明の効果】緊急時に手を放すことで、確実にロボッ
トを非常停止させることができる。これにより、ティー
チング時の安全性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】使用状態で示す斜視図(第1実施例)。
【図2】使用状態で示す斜視図(第2実施例)。
【図3】斜視図(第1実施例)。
【図4】斜視図(第2実施例)。
【図5】平面図。
【図6】正面図。
【符号の説明】
1 手首 4 ダイレクト
ティーチロッド 6 ロボットツール(溶接用) 8 ケーシング 9 フランジ 10 デッドマン
スイッチ 12 操作部 25 ツール取
付け部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デッドマンスイッチを複数個備え、ロボ
    ットの手首に装着可能としたロッドであって、前記複数
    のデッドマンスイッチは個々にロボットの非常停止が可
    能に結線され、その操作部がロッドの周囲にロッド軸を
    中心として異なる方角で配置されていることを特徴とし
    たダイレクトティーチロッド。
  2. 【請求項2】 基部をロボットフェースに対する取付け
    部とされ、先端側がロボットツール用の取付け部とされ
    ていることを特徴とした請求項1に記載のダイレクトテ
    ィーチロッド。
JP19014992A 1992-06-25 1992-06-25 ダイレクトティーチロッド Pending JPH068168A (ja)

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JP19014992A JPH068168A (ja) 1992-06-25 1992-06-25 ダイレクトティーチロッド

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