JPH0681520A - コンクリ−ト塀及びその施工方法 - Google Patents
コンクリ−ト塀及びその施工方法Info
- Publication number
- JPH0681520A JPH0681520A JP23106992A JP23106992A JPH0681520A JP H0681520 A JPH0681520 A JP H0681520A JP 23106992 A JP23106992 A JP 23106992A JP 23106992 A JP23106992 A JP 23106992A JP H0681520 A JPH0681520 A JP H0681520A
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- Japan
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- fence
- concrete
- concrete fence
- support frame
- screw leg
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単かつ確実強固に立設固定される一体物と
なったコンクリ−ト塀及びその施工方法を提供する。 【構成】 上面中程に支持開口部1を有する支持枠体2
の四隅部に、各々上下動可能な状態に螺子脚片3が螺合
垂設され、同支持枠体2の支持開口部1内に、コンクリ
−トにて予め成形された塀本体4の下端部が挿入保持さ
れたコンクリ−ト塀5であり、その施工方法は、コンク
リ−ト塀5を基礎上に立設載置し、その際、各螺子脚片
3の下端を基礎上に当接させ、各螺子脚片3を上下動さ
せてコンクリ−ト塀5の高さ及び傾きを調整し、その
後、同コンクリ−ト塀5の下端部分の周囲にセメントを
打設することを特徴とする。
なったコンクリ−ト塀及びその施工方法を提供する。 【構成】 上面中程に支持開口部1を有する支持枠体2
の四隅部に、各々上下動可能な状態に螺子脚片3が螺合
垂設され、同支持枠体2の支持開口部1内に、コンクリ
−トにて予め成形された塀本体4の下端部が挿入保持さ
れたコンクリ−ト塀5であり、その施工方法は、コンク
リ−ト塀5を基礎上に立設載置し、その際、各螺子脚片
3の下端を基礎上に当接させ、各螺子脚片3を上下動さ
せてコンクリ−ト塀5の高さ及び傾きを調整し、その
後、同コンクリ−ト塀5の下端部分の周囲にセメントを
打設することを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、住宅等の敷地の周囲に
配置立設されるコンクリ−ト塀及びその施工方法に関す
るものである。
配置立設されるコンクリ−ト塀及びその施工方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、図5に示す如く、コンクリ−
ト製のブロック(イ)を積み重ね、その中空内部に鉄筋
(ロ)を挿通すると共に、同中空内部にセメント(ハ)
を充填して立設され、これが横方向に並設されて形成さ
れるコンクリ−ト塀は知られている。
ト製のブロック(イ)を積み重ね、その中空内部に鉄筋
(ロ)を挿通すると共に、同中空内部にセメント(ハ)
を充填して立設され、これが横方向に並設されて形成さ
れるコンクリ−ト塀は知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術においては、現場にてブロック(イ)を積み重
ねる必要があって施工が大変であり、しかも、各ブロッ
ク(イ)間に段差が発生し易くて外観良く施工され難
く、又、強固なコンクリ−ト塀とはなり難いものであっ
た。
来の技術においては、現場にてブロック(イ)を積み重
ねる必要があって施工が大変であり、しかも、各ブロッ
ク(イ)間に段差が発生し易くて外観良く施工され難
く、又、強固なコンクリ−ト塀とはなり難いものであっ
た。
【0004】そこで、図6に示す如く、コンクリ−トに
て予め所定の形状に成形したコンクリ−ト塀(ニ)が考
えられた。該コンクリ−ト塀(ニ)は、その下端部分が
地面に掘設された埋設用穴(ホ)内に収容され、周囲に
セメント(ハ)が充填打設され埋設固定されて、地上に
立設されるものである。この場合、埋設用穴(ホ)の底
部には砕石(ヘ)が敷設され、該砕石(ヘ)上にコンク
リ−ト塀(ニ)の下端部分が載置され、セメント(ハ)
にて固定一体化されている。
て予め所定の形状に成形したコンクリ−ト塀(ニ)が考
えられた。該コンクリ−ト塀(ニ)は、その下端部分が
地面に掘設された埋設用穴(ホ)内に収容され、周囲に
セメント(ハ)が充填打設され埋設固定されて、地上に
立設されるものである。この場合、埋設用穴(ホ)の底
部には砕石(ヘ)が敷設され、該砕石(ヘ)上にコンク
リ−ト塀(ニ)の下端部分が載置され、セメント(ハ)
にて固定一体化されている。
【0005】しかしながらこの場合、セメント(ハ)を
打設する際にコンクリ−ト塀(ニ)がぐらつき或いはず
れ動き易くて、該コンクリ−ト塀(ニ)が傾いて施工さ
れたり位置がずれて施工され易く、又、同コンクリ−ト
塀(ニ)は確実強固には立設施工され難いものであっ
た。
打設する際にコンクリ−ト塀(ニ)がぐらつき或いはず
れ動き易くて、該コンクリ−ト塀(ニ)が傾いて施工さ
れたり位置がずれて施工され易く、又、同コンクリ−ト
塀(ニ)は確実強固には立設施工され難いものであっ
た。
【0006】本発明は、上記従来の技術における問題を
解決するために発明されたもので、すなわちその課題
は、現場にて一体物として簡単に且つ外観良好に立設固
定して施工することができ、しかも、その施工の際、高
さ及び傾きを調整することができ、又、セメントを打設
する際のぐらつき及びずれ動きも防止されて、所定の位
置に適切な高さで傾きなく確実強固に立設固定されるコ
ンクリ−ト塀及びその施工方法を提供することである。
解決するために発明されたもので、すなわちその課題
は、現場にて一体物として簡単に且つ外観良好に立設固
定して施工することができ、しかも、その施工の際、高
さ及び傾きを調整することができ、又、セメントを打設
する際のぐらつき及びずれ動きも防止されて、所定の位
置に適切な高さで傾きなく確実強固に立設固定されるコ
ンクリ−ト塀及びその施工方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1)記載のコンク
リ−ト塀は、上面中程に支持開口部を有する支持枠体の
四隅部に、各々上下動可能な状態に螺子脚片を螺合垂設
し、同支持枠体の支持開口部内に、コンクリ−トにて予
め成形された塀本体の下端部を挿入保持せしめてなり、
又、請求項2)記載のコンクリ−ト塀の施工方法は、上
記コンクリ−ト塀を基礎上に立設載置し、その際、各螺
子脚片の下端を基礎上に当接させ、各螺子脚片を上下動
させてコンクリ−ト塀の高さ及び傾きを調整し、その
後、同コンクリ−ト塀の下端部分の周囲にセメントを打
設して、該コンクリ−ト塀の下端部分を支持枠体、螺子
脚片と共にセメント内に埋設固定することを特徴とする
ものであり、同コンクリ−ト塀によって、そして、同施
工方法を採用することによって、上記課題が解決された
ものである。
リ−ト塀は、上面中程に支持開口部を有する支持枠体の
四隅部に、各々上下動可能な状態に螺子脚片を螺合垂設
し、同支持枠体の支持開口部内に、コンクリ−トにて予
め成形された塀本体の下端部を挿入保持せしめてなり、
又、請求項2)記載のコンクリ−ト塀の施工方法は、上
記コンクリ−ト塀を基礎上に立設載置し、その際、各螺
子脚片の下端を基礎上に当接させ、各螺子脚片を上下動
させてコンクリ−ト塀の高さ及び傾きを調整し、その
後、同コンクリ−ト塀の下端部分の周囲にセメントを打
設して、該コンクリ−ト塀の下端部分を支持枠体、螺子
脚片と共にセメント内に埋設固定することを特徴とする
ものであり、同コンクリ−ト塀によって、そして、同施
工方法を採用することによって、上記課題が解決された
ものである。
【0008】
【作用】本発明のコンクリ−ト塀は、上面中程に支持開
口部を有する支持枠体の四隅部に、各々上下動可能な状
態に螺子脚片を螺合垂設し、同支持枠体の支持開口部内
に、コンクリ−トにて予め成形された塀本体の下端部を
挿入保持せしめてなるもので、基礎上に立設載置される
際、各螺子脚片の下端が基礎上に当接され、各螺子脚片
が上下動されてコンクリ−ト塀の高さ及び傾きが調整さ
れ、その後、同コンクリ−ト塀の下端部分の周囲にセメ
ントが打設されて、該コンクリ−ト塀の下端部分が支持
枠体、螺子脚片と共にセメント内に埋設固定されるもの
である。
口部を有する支持枠体の四隅部に、各々上下動可能な状
態に螺子脚片を螺合垂設し、同支持枠体の支持開口部内
に、コンクリ−トにて予め成形された塀本体の下端部を
挿入保持せしめてなるもので、基礎上に立設載置される
際、各螺子脚片の下端が基礎上に当接され、各螺子脚片
が上下動されてコンクリ−ト塀の高さ及び傾きが調整さ
れ、その後、同コンクリ−ト塀の下端部分の周囲にセメ
ントが打設されて、該コンクリ−ト塀の下端部分が支持
枠体、螺子脚片と共にセメント内に埋設固定されるもの
である。
【0009】すなわち、該コンクリ−ト塀は立設固定す
るだけで一体物として簡単且つ外観良好に施工されるも
のである。しかも、その施工の際、各螺子脚片を上下動
操作して簡単にその高さ及び傾きを調整することがで
き、又、同コンクリ−ト塀はその下端部の支持枠体によ
って確実に支持されて、セメントを打設する際にもぐら
ついたりずれ動いたりし難く、よって、適切な高さで傾
きなく所定の位置に立設されるものである。又、セメン
トが硬化した施工後にあっては、支持枠体、螺子脚片が
アンカ−の役目を果たして、同コンクリ−ト塀は確実強
固に立設固定されるものである。
るだけで一体物として簡単且つ外観良好に施工されるも
のである。しかも、その施工の際、各螺子脚片を上下動
操作して簡単にその高さ及び傾きを調整することがで
き、又、同コンクリ−ト塀はその下端部の支持枠体によ
って確実に支持されて、セメントを打設する際にもぐら
ついたりずれ動いたりし難く、よって、適切な高さで傾
きなく所定の位置に立設されるものである。又、セメン
トが硬化した施工後にあっては、支持枠体、螺子脚片が
アンカ−の役目を果たして、同コンクリ−ト塀は確実強
固に立設固定されるものである。
【0010】
【実施例】図1、図2に示すコンクリ−ト塀5は、本発
明の一実施例で、上面中程に支持開口部1を有する支持
枠体2の四隅部に、各々上下動可能な状態に螺子脚片3
を螺合垂設し、同支持枠体2の支持開口部1内に、コン
クリ−トにて予め成形された塀本体4の下端部を挿入保
持せしめてなるものである。又、該コンクリ−ト塀5の
施工方法は、まず、コンクリ−ト塀5を基礎6上に立設
載置し、その際、各螺子脚片3の下端を基礎6上に当接
させ、各螺子脚片3を上下動させてコンクリ−ト塀5の
高さ及び傾きを調整し、その後、同コンクリ−ト塀5の
下端部分の周囲にセメント7を打設して、該コンクリ−
ト塀5の下端部分を支持枠体2、螺子脚片3と共にセメ
ント7内に埋設固定することを特徴とするものである。
明の一実施例で、上面中程に支持開口部1を有する支持
枠体2の四隅部に、各々上下動可能な状態に螺子脚片3
を螺合垂設し、同支持枠体2の支持開口部1内に、コン
クリ−トにて予め成形された塀本体4の下端部を挿入保
持せしめてなるものである。又、該コンクリ−ト塀5の
施工方法は、まず、コンクリ−ト塀5を基礎6上に立設
載置し、その際、各螺子脚片3の下端を基礎6上に当接
させ、各螺子脚片3を上下動させてコンクリ−ト塀5の
高さ及び傾きを調整し、その後、同コンクリ−ト塀5の
下端部分の周囲にセメント7を打設して、該コンクリ−
ト塀5の下端部分を支持枠体2、螺子脚片3と共にセメ
ント7内に埋設固定することを特徴とするものである。
【0011】支持枠体2はアルミニウムのダイキャスト
成形品であり、その中程に上下に貫通した矩形長孔状の
支持開口部1が設けられている。該支持開口部1の周囲
には周壁部8が一体に立設されており、該周壁部8には
内側へ突出進退自在となった支持ボルト9が各壁毎に螺
合して設けられている。同支持開口部1内には塀本体4
の下端部が挿入保持されるものであるが、この場合、上
記各支持ボルト9によって、水平方向及び垂直方向の若
干の位置ずれが調整されて、周囲から挟持固定されるも
のである。
成形品であり、その中程に上下に貫通した矩形長孔状の
支持開口部1が設けられている。該支持開口部1の周囲
には周壁部8が一体に立設されており、該周壁部8には
内側へ突出進退自在となった支持ボルト9が各壁毎に螺
合して設けられている。同支持開口部1内には塀本体4
の下端部が挿入保持されるものであるが、この場合、上
記各支持ボルト9によって、水平方向及び垂直方向の若
干の位置ずれが調整されて、周囲から挟持固定されるも
のである。
【0012】又、同支持枠体2の四隅部には、各々上下
動可能な状態に螺子脚片3が螺合垂設されている。該螺
子脚片3は、周囲にロ−レット加工が施された頭部10を
有するボルトにて形成され、該ボルトは支持枠体2の下
面に形成された螺子穴11に螺合されて、同頭部10が螺子
脚片3の下端となって基礎6上に当接されるものであ
り、又、同頭部10を掴んで螺子脚片3を回動させその上
下動操作がなされるものである。該四隅の螺子脚片3を
上下動操作することによって、コンクリ−ト塀5の高さ
及び傾きが調整されるものである。
動可能な状態に螺子脚片3が螺合垂設されている。該螺
子脚片3は、周囲にロ−レット加工が施された頭部10を
有するボルトにて形成され、該ボルトは支持枠体2の下
面に形成された螺子穴11に螺合されて、同頭部10が螺子
脚片3の下端となって基礎6上に当接されるものであ
り、又、同頭部10を掴んで螺子脚片3を回動させその上
下動操作がなされるものである。該四隅の螺子脚片3を
上下動操作することによって、コンクリ−ト塀5の高さ
及び傾きが調整されるものである。
【0013】又、塀本体4はコンクリ−ト製の通称PC
版で矩形状に形成されており、その下端部が上記支持枠
体2の支持開口部1内に挿入保持される。
版で矩形状に形成されており、その下端部が上記支持枠
体2の支持開口部1内に挿入保持される。
【0014】該コンクリ−ト塀5を施工するにあたって
は、まず、地面に埋設用穴12を掘設し、該埋設用穴12内
に砕石13を敷き詰め、充分に転圧をかけて基礎6を形成
しておく。次に、図2に示す如く、コンクリ−ト塀5が
同基礎6上に立設載置され、この状態で、同コンクリ−
ト塀5の高さ及び傾きが調整される。この場合、各螺子
脚片3が回動され上下動操作されて調整されるものであ
る。又、同時に、塀本体4の下端部を挟持する各支持ボ
ルト9のねじ込み量を調節することによって、同塀本体
4の水平方向の位置ずれが調整されるものである。
は、まず、地面に埋設用穴12を掘設し、該埋設用穴12内
に砕石13を敷き詰め、充分に転圧をかけて基礎6を形成
しておく。次に、図2に示す如く、コンクリ−ト塀5が
同基礎6上に立設載置され、この状態で、同コンクリ−
ト塀5の高さ及び傾きが調整される。この場合、各螺子
脚片3が回動され上下動操作されて調整されるものであ
る。又、同時に、塀本体4の下端部を挟持する各支持ボ
ルト9のねじ込み量を調節することによって、同塀本体
4の水平方向の位置ずれが調整されるものである。
【0015】最後に、埋設用穴12内のコンクリ−ト塀5
の下端部分の周囲にセメント7が流し込まれて打設さ
れ、この場合、該セメント7が養生硬化されることによ
って、同コンクリ−ト塀5の下端部分が支持枠体2、螺
子脚片3等と共に同セメント7内に埋設固定されるもの
である。又、同セメント7は、基礎6の砕石13間の隙間
に入り込んで同基礎6と一体化されるものである。
の下端部分の周囲にセメント7が流し込まれて打設さ
れ、この場合、該セメント7が養生硬化されることによ
って、同コンクリ−ト塀5の下端部分が支持枠体2、螺
子脚片3等と共に同セメント7内に埋設固定されるもの
である。又、同セメント7は、基礎6の砕石13間の隙間
に入り込んで同基礎6と一体化されるものである。
【0016】したがって、該実施例のコンクリ−ト塀5
及びその施工方法においては、コンクリ−ト塀5を立設
固定するだけで一体物として簡単且つ外観良好に施工さ
れるものである。しかも、その施工の際、各螺子脚片3
を上下動操作して簡単にコンクリ−ト塀5の高さ及び傾
きを調整することができ、又、同コンクリ−ト塀5はそ
の下端部の支持枠体2によって確実に支持されて、セメ
ント7を打設する際にもぐらついたりずれ動いたりし難
く、よって、適切な高さで傾きなく所定の位置に立設さ
れるものである。又、セメント7が硬化した施工後にあ
っては、支持枠体2、螺子脚片3等がアンカ−の役目を
果たして、同コンクリ−ト塀5は確実強固に立設固定さ
れるものである。
及びその施工方法においては、コンクリ−ト塀5を立設
固定するだけで一体物として簡単且つ外観良好に施工さ
れるものである。しかも、その施工の際、各螺子脚片3
を上下動操作して簡単にコンクリ−ト塀5の高さ及び傾
きを調整することができ、又、同コンクリ−ト塀5はそ
の下端部の支持枠体2によって確実に支持されて、セメ
ント7を打設する際にもぐらついたりずれ動いたりし難
く、よって、適切な高さで傾きなく所定の位置に立設さ
れるものである。又、セメント7が硬化した施工後にあ
っては、支持枠体2、螺子脚片3等がアンカ−の役目を
果たして、同コンクリ−ト塀5は確実強固に立設固定さ
れるものである。
【0017】なお、本発明のコンクリ−ト塀及びその施
工方法においては、図3、図4に示す実施例の如きであ
っても良いものである。すなわち、該実施例において
は、支持枠体2が合成樹脂にて射出成形されたもので、
該支持枠体2の上面中程には有底形状の支持開口部1が
設けられている。該支持開口部1の底部分には、上下に
貫通してセメント7を流通させ得る抜け孔14が穿設され
ている。又、該支持開口部1内に挿入保持される塀本体
4の下端部は、周囲に金属製の楔片15が打ち込まれて固
定されており、この場合、各楔片15の打ち込み具合を調
節することによって、支持開口部1内における塀本体1
の水平方向の若干の位置調整がなされるものである。
又、同支持枠体2の四隅部には螺子孔16が穿設されてお
り、該螺子孔16に直立ボルト17が螺合貫通され、該直立
ボルト17の下端部分が支持枠体2の下側に突出されて螺
子脚片3が形成されている。該螺子脚片3(直立ボルト
17)の下端には、回動自在な接地部材18が付設されてい
る。又、基礎6は、砕石13が敷き詰められた上に、コン
クリ−ト層19が積層一体化されて形成されている。
工方法においては、図3、図4に示す実施例の如きであ
っても良いものである。すなわち、該実施例において
は、支持枠体2が合成樹脂にて射出成形されたもので、
該支持枠体2の上面中程には有底形状の支持開口部1が
設けられている。該支持開口部1の底部分には、上下に
貫通してセメント7を流通させ得る抜け孔14が穿設され
ている。又、該支持開口部1内に挿入保持される塀本体
4の下端部は、周囲に金属製の楔片15が打ち込まれて固
定されており、この場合、各楔片15の打ち込み具合を調
節することによって、支持開口部1内における塀本体1
の水平方向の若干の位置調整がなされるものである。
又、同支持枠体2の四隅部には螺子孔16が穿設されてお
り、該螺子孔16に直立ボルト17が螺合貫通され、該直立
ボルト17の下端部分が支持枠体2の下側に突出されて螺
子脚片3が形成されている。該螺子脚片3(直立ボルト
17)の下端には、回動自在な接地部材18が付設されてい
る。又、基礎6は、砕石13が敷き詰められた上に、コン
クリ−ト層19が積層一体化されて形成されている。
【0018】
【発明の効果】上述の如く、本発明のコンクリ−ト塀及
びその施工方法においては、立設固定するだけで一体物
として簡単且つ外観良好に施工され、しかも、その施工
の際、各螺子脚片を上下動操作して簡単にその高さ及び
傾きを調整することができ、同コンクリ−ト塀はその下
端部の支持枠体によって確実に支持されて、セメントを
打設する際にもぐらついたりずれ動いたりし難く、よっ
て、適切な高さで傾きなく所定の位置に立設されるもの
であり、又、セメントが硬化した施工後にあっては、支
持枠体、螺子脚片がアンカ−の役目を果たして、同コン
クリ−ト塀は確実強固に立設固定されるものである。
びその施工方法においては、立設固定するだけで一体物
として簡単且つ外観良好に施工され、しかも、その施工
の際、各螺子脚片を上下動操作して簡単にその高さ及び
傾きを調整することができ、同コンクリ−ト塀はその下
端部の支持枠体によって確実に支持されて、セメントを
打設する際にもぐらついたりずれ動いたりし難く、よっ
て、適切な高さで傾きなく所定の位置に立設されるもの
であり、又、セメントが硬化した施工後にあっては、支
持枠体、螺子脚片がアンカ−の役目を果たして、同コン
クリ−ト塀は確実強固に立設固定されるものである。
【図1】本発明のコンクリ−ト塀の一実施例を示す斜視
図である。
図である。
【図2】同実施例のコンクリ−ト塀の施工状態を示す要
部断面図である。
部断面図である。
【図3】別の実施例であるコンクリ−ト塀を示す斜視図
である。
である。
【図4】同実施例のコンクリ−ト塀の施工状態を示す要
部断面図である。
部断面図である。
【図5】本発明の従来例を示す斜視図である。
【図6】本発明の従来改善案を示す断面図である。
1 支持開口部 2 支持枠体 3 螺子脚片 4 塀本体 5 コンクリ−ト塀 6 基礎 7 セメント
Claims (2)
- 【請求項1】 上面中程に支持開口部を有する支持枠体
の四隅部に、各々上下動可能な状態に螺子脚片を螺合垂
設し、同支持枠体の支持開口部内に、コンクリ−トにて
予め成形された塀本体の下端部を挿入保持せしめてなる
コンクリ−ト塀。 - 【請求項2】 請求項1)記載のコンクリ−ト塀を基礎
上に立設載置し、その際、各螺子脚片の下端を基礎上に
当接させ、各螺子脚片を上下動させてコンクリ−ト塀の
高さ及び傾きを調整し、その後、同コンクリ−ト塀の下
端部分の周囲にセメントを打設して、該コンクリ−ト塀
の下端部分を支持枠体、螺子脚片と共にセメント内に埋
設固定することを特徴とするコンクリ−ト塀の施工方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23106992A JPH0681520A (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | コンクリ−ト塀及びその施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23106992A JPH0681520A (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | コンクリ−ト塀及びその施工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0681520A true JPH0681520A (ja) | 1994-03-22 |
Family
ID=16917802
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23106992A Pending JPH0681520A (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | コンクリ−ト塀及びその施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0681520A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012207473A (ja) * | 2011-03-30 | 2012-10-25 | Nippon Steel & Sumikin Metal Products Co Ltd | アンカーボックス用の架台 |
JP2018062742A (ja) * | 2016-10-11 | 2018-04-19 | 株式会社クラシコ | 屋外構造物 |
CN112093624A (zh) * | 2020-07-21 | 2020-12-18 | 温州千筱建设有限公司 | 市政工程基坑安全防护装置 |
-
1992
- 1992-08-31 JP JP23106992A patent/JPH0681520A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012207473A (ja) * | 2011-03-30 | 2012-10-25 | Nippon Steel & Sumikin Metal Products Co Ltd | アンカーボックス用の架台 |
JP2018062742A (ja) * | 2016-10-11 | 2018-04-19 | 株式会社クラシコ | 屋外構造物 |
CN112093624A (zh) * | 2020-07-21 | 2020-12-18 | 温州千筱建设有限公司 | 市政工程基坑安全防护装置 |
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